JPH0517684A - ポリサルフアイド系シーリング材 - Google Patents
ポリサルフアイド系シーリング材Info
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- JPH0517684A JPH0517684A JP10137691A JP10137691A JPH0517684A JP H0517684 A JPH0517684 A JP H0517684A JP 10137691 A JP10137691 A JP 10137691A JP 10137691 A JP10137691 A JP 10137691A JP H0517684 A JPH0517684 A JP H0517684A
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- JP
- Japan
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- polysulfide
- plasticizer
- sealing material
- acid
- product
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- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 （ａ）末端にメルカプト基を有するポリサル
ファイド重合体１００重量部に対して、（ｂ）アジピン
酸、アルキレングリコールおよびベンゼンモ ノカルボ
ン酸を原料として縮合して得られる可塑剤を１〜１００
重量部含有してなるポリサルファイド系シーリング材。 【効果】 ポリサルファイド重合体と可塑剤との低温相
溶性が優れ、低粘度であり作業性が良好である。塗膜に
対する可塑剤の移行、汚染等が極めて少なく、耐塗膜非
汚染性、接着性、耐久性に優れている。
ファイド重合体１００重量部に対して、（ｂ）アジピン
酸、アルキレングリコールおよびベンゼンモ ノカルボ
ン酸を原料として縮合して得られる可塑剤を１〜１００
重量部含有してなるポリサルファイド系シーリング材。 【効果】 ポリサルファイド重合体と可塑剤との低温相
溶性が優れ、低粘度であり作業性が良好である。塗膜に
対する可塑剤の移行、汚染等が極めて少なく、耐塗膜非
汚染性、接着性、耐久性に優れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、末端にメルカプト基を
有するポリサルファイド重合体と、アジピン酸、アルキ
レングリコールおよびベンゼンモノカルボン酸を縮合し
て得られる可塑剤とを含有するポリサルファイド系シー
リング材に関するものである。
有するポリサルファイド重合体と、アジピン酸、アルキ
レングリコールおよびベンゼンモノカルボン酸を縮合し
て得られる可塑剤とを含有するポリサルファイド系シー
リング材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ポリサルファイド系シーリング材は、通
常ポリサルファイド重合体に可塑剤と硬化剤及び充填剤
等とが含有され、建築、土木用のシーリング材として使
用されている。これらは、気体の遮断性、耐酸化性、耐
候性、耐オゾン性、接着性等に優れる性能を有し、可塑
剤としては、ブチルベンジルフタレート（ＢＢＰ）など
のフタル酸ジエステル系可塑剤や塩素化パラフィン、ア
ルキレントリフェニルなどの炭化水素系可塑剤、ジブチ
ルアジペート、ジブチルジグリコールアジペート等が使
用され、硬化剤には、一般的に二酸化鉛が用いられてい
る。
常ポリサルファイド重合体に可塑剤と硬化剤及び充填剤
等とが含有され、建築、土木用のシーリング材として使
用されている。これらは、気体の遮断性、耐酸化性、耐
候性、耐オゾン性、接着性等に優れる性能を有し、可塑
剤としては、ブチルベンジルフタレート（ＢＢＰ）など
のフタル酸ジエステル系可塑剤や塩素化パラフィン、ア
ルキレントリフェニルなどの炭化水素系可塑剤、ジブチ
ルアジペート、ジブチルジグリコールアジペート等が使
用され、硬化剤には、一般的に二酸化鉛が用いられてい
る。
【０００３】ポリサルファイド重合体に可塑剤及び硬化
剤等を含有するシーリング材として用いる場合、近年、
外壁の保護や美化等を目的に、シーリング材の表面に塗
料を塗布することが、しだいに多くなってきた。また、
この塗料もアクリルエマルジョンやアクリル溶剤系をは
じめとして、塩ビ系、フタル酸系、ウレタン系等の数種
の塗料が建築用外壁塗料として使用され、これらの塗料
をシーリング材の表面に塗布すると、塗膜が軟化した
り、塗料に可塑剤が移行し、塗膜が汚染され、塗膜表面
に汚れが付着して外観美化を損なう問題点がある。
剤等を含有するシーリング材として用いる場合、近年、
外壁の保護や美化等を目的に、シーリング材の表面に塗
料を塗布することが、しだいに多くなってきた。また、
この塗料もアクリルエマルジョンやアクリル溶剤系をは
じめとして、塩ビ系、フタル酸系、ウレタン系等の数種
の塗料が建築用外壁塗料として使用され、これらの塗料
をシーリング材の表面に塗布すると、塗膜が軟化した
り、塗料に可塑剤が移行し、塗膜が汚染され、塗膜表面
に汚れが付着して外観美化を損なう問題点がある。
【０００４】こうした問題に対し、メタノール又は酢酸
で末端を反応せしめた脂肪族カルボン酸エステルからな
る可塑剤を用いたポリサルファイドポリマー用可塑性付
与剤（特開昭６１−２０７４５１号公報）、ビスフェノ
ールＡのエチレンオキサイド付加物の一塩基酸エステル
を用いた重合体組成物（特開昭６３−３９９６３号公
報）、エーテル基含有ポリエステル系可塑剤を用いたポ
リサルファイド重合体組成物（特開昭６２−２８０２５
９号公報）、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド
付加物のカルボン酸エステルを用いた可塑剤およびシー
ラント組成物（特開平１−２７９９７０号公報）等が提
案されている。しかしながら、これらは重合体との相溶
性及び作業性の点で充分満足できるものではなかった。
で末端を反応せしめた脂肪族カルボン酸エステルからな
る可塑剤を用いたポリサルファイドポリマー用可塑性付
与剤（特開昭６１−２０７４５１号公報）、ビスフェノ
ールＡのエチレンオキサイド付加物の一塩基酸エステル
を用いた重合体組成物（特開昭６３−３９９６３号公
報）、エーテル基含有ポリエステル系可塑剤を用いたポ
リサルファイド重合体組成物（特開昭６２−２８０２５
９号公報）、ビスフェノール類のアルキレンオキサイド
付加物のカルボン酸エステルを用いた可塑剤およびシー
ラント組成物（特開平１−２７９９７０号公報）等が提
案されている。しかしながら、これらは重合体との相溶
性及び作業性の点で充分満足できるものではなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ポリ
サルファイド重合体と低温での相溶性に優れ低粘度を付
与する縮合系可塑剤を混合することにより、作業性が良
好で塗膜に対する移行、汚染等の極めて少ない、耐久性
に優れるポリサルファイド系シーリング材を提供するこ
とにある。
サルファイド重合体と低温での相溶性に優れ低粘度を付
与する縮合系可塑剤を混合することにより、作業性が良
好で塗膜に対する移行、汚染等の極めて少ない、耐久性
に優れるポリサルファイド系シーリング材を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、（ａ）末端に
メルカプト基を有するポリサルファイド重合体１００重
量部に対して、（ｂ）アジピン酸、アルキレングリコー
ルおよびベンゼンモノカルボン酸を原料として縮合して
得られる可塑剤を１〜１００重量部含有するポリサルフ
ァイド系シーリング材を提供するものである。
メルカプト基を有するポリサルファイド重合体１００重
量部に対して、（ｂ）アジピン酸、アルキレングリコー
ルおよびベンゼンモノカルボン酸を原料として縮合して
得られる可塑剤を１〜１００重量部含有するポリサルフ
ァイド系シーリング材を提供するものである。
【０００７】（構 成）本発明のポリサルファイド系シ
ーリング材におけるポリサルファイド重合体とは、末端
に２個以上のメルカプト基を有する重合体であり、通常
下記の化学構造を持つものが使用される。
ーリング材におけるポリサルファイド重合体とは、末端
に２個以上のメルカプト基を有する重合体であり、通常
下記の化学構造を持つものが使用される。
【０００８】ＨＳ−（Ｒ−Ｓm）n−Ｒ−ＳＨ
ここでｍの平均値は、１．２〜２．８であり、ｎは２〜
５０である。又、Ｒは炭素数２〜１６のアルキル基また
はエーテル結合含有アルキル基であり、 −ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−、−ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2Ｃ
Ｈ2−、 −ＣＨ2ＣＨ2−、−ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2
ＣＨ2−、 −ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−Ｏ−
ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−、 −ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−（ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ）p−ＣＨ2ＣＨ2
− （ｐ＝１〜３０） 等の有機残基である。本発明のポリサルファイド重合体
は、室温で流動性を有し、分子量が１００〜１００，０
００、好ましくは４００〜５０，０００重合体である。
５０である。又、Ｒは炭素数２〜１６のアルキル基また
はエーテル結合含有アルキル基であり、 −ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−、−ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2Ｃ
Ｈ2−、 −ＣＨ2ＣＨ2−、−ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ2
ＣＨ2−、 −ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−Ｏ−ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−Ｏ−
ＣＨ（ＣＨ3）ＣＨ2−、 −ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ−（ＣＨ2ＣＨ2−Ｏ）p−ＣＨ2ＣＨ2
− （ｐ＝１〜３０） 等の有機残基である。本発明のポリサルファイド重合体
は、室温で流動性を有し、分子量が１００〜１００，０
００、好ましくは４００〜５０，０００重合体である。
【０００９】本発明で用いる可塑剤とは、アジピン酸、
アルキレングリコール、及びベンゼンモノカルボン酸を
原料として縮合して得られる粘度が低く、作業性良好な
可塑剤が好適である。アルキレングリコールとしては炭
素数２〜６のアルキレングリコールが好ましく、具体的
にはエチレングリコール、１，２−プロパンジオール、
１，３−プロパンジオール、１，２−ブタンジオール、
１，３−ブタンジオール、１，４−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、１，５−ペンタンジオール、３
−メチル−１，５−ペンタンジオール、１，６−ヘキサ
ンジオールなどが例示できる。また、ベンゼンモノカル
ボン酸としては、安息香酸、オルソトルイル酸、メタト
ルイル酸、パラトルイル酸、ターシャリブチル安息香酸
などを例示することができる。
アルキレングリコール、及びベンゼンモノカルボン酸を
原料として縮合して得られる粘度が低く、作業性良好な
可塑剤が好適である。アルキレングリコールとしては炭
素数２〜６のアルキレングリコールが好ましく、具体的
にはエチレングリコール、１，２−プロパンジオール、
１，３−プロパンジオール、１，２−ブタンジオール、
１，３−ブタンジオール、１，４−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、１，５−ペンタンジオール、３
−メチル−１，５−ペンタンジオール、１，６−ヘキサ
ンジオールなどが例示できる。また、ベンゼンモノカル
ボン酸としては、安息香酸、オルソトルイル酸、メタト
ルイル酸、パラトルイル酸、ターシャリブチル安息香酸
などを例示することができる。
【００１０】本発明に使用される可塑剤を例示すると下
記一般式で示される。 一般式 Ｂ−（Ｇ−Ａ）q−Ｇ−Ｂ 式中、Ｂはベンゼンモノカルボン酸残基、Ｇはアルキレ
ングリコール残基、Ａはアジピン酸残基を示し、ｑは０
以上の整数である。以下、ｑ＝１の本発明の可塑剤を例
示すると、下記の化１のとおりである。
記一般式で示される。 一般式 Ｂ−（Ｇ−Ａ）q−Ｇ−Ｂ 式中、Ｂはベンゼンモノカルボン酸残基、Ｇはアルキレ
ングリコール残基、Ａはアジピン酸残基を示し、ｑは０
以上の整数である。以下、ｑ＝１の本発明の可塑剤を例
示すると、下記の化１のとおりである。
【００１１】
【化１】
【００１２】本発明のポリサルファイド系シーリング材
は、ポリサルファイド重合体１００重量部に対し、一般
式に示される可塑剤を１〜１００重量部配合する。可塑
剤を１〜１００重量部配合すると、充分な可塑化効果が
得られ、シーリング材としての伸縮性がより優れる傾向
にあり、１重量部未満の配合では充分な可塑化効果が得
られず、１００重量部を越えるとシーリング材としての
強度及び塗膜の非汚染性が低下する。本発明のシーリン
グ材においては、一般式に示される可塑剤の性能を損な
わない範囲で、他の可塑剤、例えば塩素化パラフィン等
を併用することも出来る。
は、ポリサルファイド重合体１００重量部に対し、一般
式に示される可塑剤を１〜１００重量部配合する。可塑
剤を１〜１００重量部配合すると、充分な可塑化効果が
得られ、シーリング材としての伸縮性がより優れる傾向
にあり、１重量部未満の配合では充分な可塑化効果が得
られず、１００重量部を越えるとシーリング材としての
強度及び塗膜の非汚染性が低下する。本発明のシーリン
グ材においては、一般式に示される可塑剤の性能を損な
わない範囲で、他の可塑剤、例えば塩素化パラフィン等
を併用することも出来る。
【００１３】本発明のポリサルファイド系シーリング材
における硬化剤としては、通常のポリサルファイド系シ
ーリング材の硬化剤として使用される化合物、例えば二
酸化鉛、二酸化マンガン、過酸化カルシウム、過酸化亜
鉛、過酸化バリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウ
ム、過酸化ストロンチウム、過酸化炭酸ナトリウム等の
無機過酸化物、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化マンガン、酸化
カルシウム、酸化バリウム、酸化第一鉄、酸化第二鉄、
酸化コバルト、酸化銅等の無機酸化物などが使用され
る。これらはポリサルファイド重合体１００重量部に対
し、通常２〜３０、好ましくは４〜２０重量部用いられ
る。
における硬化剤としては、通常のポリサルファイド系シ
ーリング材の硬化剤として使用される化合物、例えば二
酸化鉛、二酸化マンガン、過酸化カルシウム、過酸化亜
鉛、過酸化バリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウ
ム、過酸化ストロンチウム、過酸化炭酸ナトリウム等の
無機過酸化物、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化マンガン、酸化
カルシウム、酸化バリウム、酸化第一鉄、酸化第二鉄、
酸化コバルト、酸化銅等の無機酸化物などが使用され
る。これらはポリサルファイド重合体１００重量部に対
し、通常２〜３０、好ましくは４〜２０重量部用いられ
る。
【００１４】本発明のポリサルファイド系シーリング材
には、前記のポリサルファイド重合体、可塑剤、硬化剤
の他に必要に応じて他の配合剤、例えば硫黄、ゴム加硫
剤、炭酸カルシウム等の充填剤、酸化チタン等の顔料、
ホワイトカーボン、カーボンブラック等の補強剤、硬化
速度調整剤、接着性付与剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化
防止剤などを配合して優れた性能のポリサルファイド系
シーリング材にすることが出来る。
には、前記のポリサルファイド重合体、可塑剤、硬化剤
の他に必要に応じて他の配合剤、例えば硫黄、ゴム加硫
剤、炭酸カルシウム等の充填剤、酸化チタン等の顔料、
ホワイトカーボン、カーボンブラック等の補強剤、硬化
速度調整剤、接着性付与剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化
防止剤などを配合して優れた性能のポリサルファイド系
シーリング材にすることが出来る。
【００１５】尚、本発明のポリサルファイド系シーリン
グ材は、主剤と硬化剤が一体となっている一液型ポリサ
ルファイド系シーリング材、または主剤と硬化剤を別々
に包装した二液型ポリサルファイド系シーリング材とし
て、主に土木及び建築用シーリング材に有効に利用され
る。
グ材は、主剤と硬化剤が一体となっている一液型ポリサ
ルファイド系シーリング材、または主剤と硬化剤を別々
に包装した二液型ポリサルファイド系シーリング材とし
て、主に土木及び建築用シーリング材に有効に利用され
る。
【００１６】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
るが、文中「部」、「％」は重量基準であるものとす
る。
るが、文中「部」、「％」は重量基準であるものとす
る。
【００１７】
【実施例】二液型ポリサルファイド系シーリング材を表
−１の配合により得た。
−１の配合により得た。
【００１８】
【表１】
表−１中の配合剤を、以下に説明する。
ＬＰ−３２ ：ポリサルファイド重合体、平均分子量４
０００（”チオコール”東レチオコール社製品） 二酸化チタン：ルチル型（石原産業社製品） 白艶華ＣＣ ：炭酸カルシウム（白石工業製品） 二酸化鉛 ：活性化二酸化鉛（日本化学産業社製品） ＢＢＰ ：ブチルベンジルフタレート 〔実施例１〜３及び比較例１〜２〕表−１の配合で得た
二液型ポリサルファイドシーリング材の主剤成分につい
て、ＢＭ型粘度計で粘度を測定し表−２に示した。
０００（”チオコール”東レチオコール社製品） 二酸化チタン：ルチル型（石原産業社製品） 白艶華ＣＣ ：炭酸カルシウム（白石工業製品） 二酸化鉛 ：活性化二酸化鉛（日本化学産業社製品） ＢＢＰ ：ブチルベンジルフタレート 〔実施例１〜３及び比較例１〜２〕表−１の配合で得た
二液型ポリサルファイドシーリング材の主剤成分につい
て、ＢＭ型粘度計で粘度を測定し表−２に示した。
【００１９】
【表２】
表−２から、本発明のポリサルファイドシーリング材
は、粘度が低く、作業性が良好であるといえる。
は、粘度が低く、作業性が良好であるといえる。
【００２０】表−２中の可塑剤の組成及び粘度は以下の
とおり。 Ｅ−２２５：アジピン酸／１，３−ブタンジオール／安
息香酸の縮合物、平均分子量５００、粘度４３０センチ
ポイズ（大日本インキ化学工業社製品） トヨパラックス１５０：塩素化率５０％の塩素化パラフ
ィン、粘度１１００センチポイズ（東ソー社製品） Ｅ−２４４：アジピン酸／１，２−プロパンジオール／
安息香酸の縮合物、平均分子量４７０、粘度６２０セン
チポイズ（大日本インキ化学工業社製品） ＢＢＰ ：ブチルベンジルフタレート、粘度３５セン
チポイズ。 可塑剤−１：下記に化２で示す可塑剤を試作、粘度２１
００センチポイズ。
とおり。 Ｅ−２２５：アジピン酸／１，３−ブタンジオール／安
息香酸の縮合物、平均分子量５００、粘度４３０センチ
ポイズ（大日本インキ化学工業社製品） トヨパラックス１５０：塩素化率５０％の塩素化パラフ
ィン、粘度１１００センチポイズ（東ソー社製品） Ｅ−２４４：アジピン酸／１，２−プロパンジオール／
安息香酸の縮合物、平均分子量４７０、粘度６２０セン
チポイズ（大日本インキ化学工業社製品） ＢＢＰ ：ブチルベンジルフタレート、粘度３５セン
チポイズ。 可塑剤−１：下記に化２で示す可塑剤を試作、粘度２１
００センチポイズ。
【００２１】
【化２】
【００２２】〔実施例４〜８及び比較例３〜７〕表−１
の二液型ポリサルファイド系シーリング材配合のアルミ
板に対する接着性の度合いを評価し、また、ＪＩＳ Ａ
−５７５８（建築用シーリング材）に準じ８０℃±３℃
の恒温器内で１４日間加熱し、その加熱減量を求め表−
３に示した。
の二液型ポリサルファイド系シーリング材配合のアルミ
板に対する接着性の度合いを評価し、また、ＪＩＳ Ａ
−５７５８（建築用シーリング材）に準じ８０℃±３℃
の恒温器内で１４日間加熱し、その加熱減量を求め表−
３に示した。
【００２３】
【表３】
表−３から本発明のシーリング材は、接着性及び加熱減
量の良好なシーリング材であることがわかる。
量の良好なシーリング材であることがわかる。
【００２４】表−３中の接着性評価は以下のとおりであ
る。 ◎：接着性極めて良好。 ○：接着性良好。 △：
接着性弱い。 ×：簡単に剥離する。 〔実施例９〜１２及び比較例８〜１２〕表−４に示され
る二液型ポリサルファイドシーリング材を配合して作成
し、硬化後に建築外装用塗料をシーリング材に塗布し、
６ヶ月後の塗装面の軟化及び汚染性を評価し表−５に示
した。
る。 ◎：接着性極めて良好。 ○：接着性良好。 △：
接着性弱い。 ×：簡単に剥離する。 〔実施例９〜１２及び比較例８〜１２〕表−４に示され
る二液型ポリサルファイドシーリング材を配合して作成
し、硬化後に建築外装用塗料をシーリング材に塗布し、
６ヶ月後の塗装面の軟化及び汚染性を評価し表−５に示
した。
【００２５】
【表４】
表−４中の、配合数値の単位は重量部である。
【００２６】表−４中の注）の可塑剤は以下のとおり。
Ｗ−２６０：ジブチルジグリコールアジペート（大日本
インキ化学工業社製品）
インキ化学工業社製品）
【００２７】
【表５】
【００２８】表−５から本発明のシーリング材は、各種
塗料に対して非汚染性に優れたものであることがわか
る。表−５中の耐塗膜非汚染性評価は以下のとおり。
塗料に対して非汚染性に優れたものであることがわか
る。表−５中の耐塗膜非汚染性評価は以下のとおり。
【００２９】◎：異常なし。 ○：塗装面の周囲が僅
かに軟化。 △：塗装面全体にやや軟化。 ×：塗装面が軟化、汚
染。 表−５に使用されている塗料は、いずれも建築用外装塗
料として市販品のものであり、検討塗料(1)〜(11)は以
下のとおり。 (1)エンビ #700 シーラー ：塩化ビニル系（神東塗
料社製品） (2)ニューボデラック200 ：フタル酸系（日本ペイ
ント社製品） (3)タイコーマリーン ：フタル酸系（大日本塗
料社製品） (4)シントーアクリル #6000 ：アクリル溶剤系（神東
塗料社製品） (5)ＳＫアクリルカラー ：アクリル溶剤系（四国
化研社製品） (6)ラフトンジャンボ ：アクリルエマルジョン
系（鈴鹿塗料社製品） (7)ニッペタイルラックEMA-S ：アクリルエマルジョン
系（日本ヘ゜イント社製品） (8)シポロックベース ：アクリルエマルジョン
系（四国化研社製品） (9)ラフトンウレタンエナメル：ポリウレタン系（鈴鹿
塗料社製品） (10)ニッサンウレタン No.1500：ポリウレタン系（日本
油脂社製品） (11)ダイヤＧＰペイント ：合成樹脂系（恒和化学
工業社製品） 以上に示されるとおり、本発明のポリサルファイド系シ
ーリング材は、低粘度で作業性良好な可塑剤を配合する
ことにより、接着性、耐熱性、耐塗膜非汚染性に優れる
ものである。
かに軟化。 △：塗装面全体にやや軟化。 ×：塗装面が軟化、汚
染。 表−５に使用されている塗料は、いずれも建築用外装塗
料として市販品のものであり、検討塗料(1)〜(11)は以
下のとおり。 (1)エンビ #700 シーラー ：塩化ビニル系（神東塗
料社製品） (2)ニューボデラック200 ：フタル酸系（日本ペイ
ント社製品） (3)タイコーマリーン ：フタル酸系（大日本塗
料社製品） (4)シントーアクリル #6000 ：アクリル溶剤系（神東
塗料社製品） (5)ＳＫアクリルカラー ：アクリル溶剤系（四国
化研社製品） (6)ラフトンジャンボ ：アクリルエマルジョン
系（鈴鹿塗料社製品） (7)ニッペタイルラックEMA-S ：アクリルエマルジョン
系（日本ヘ゜イント社製品） (8)シポロックベース ：アクリルエマルジョン
系（四国化研社製品） (9)ラフトンウレタンエナメル：ポリウレタン系（鈴鹿
塗料社製品） (10)ニッサンウレタン No.1500：ポリウレタン系（日本
油脂社製品） (11)ダイヤＧＰペイント ：合成樹脂系（恒和化学
工業社製品） 以上に示されるとおり、本発明のポリサルファイド系シ
ーリング材は、低粘度で作業性良好な可塑剤を配合する
ことにより、接着性、耐熱性、耐塗膜非汚染性に優れる
ものである。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリサル
ファイド系シーリング材は、（ａ）末端にメルカプト基
を有するポリサルファイド重合体と、（ｂ）アジピン
酸、アルキレングリコールおよびベンゼンモノカルボン
酸を縮合して成る可塑剤とからなるものなので、ポリサ
ルファイド重合体と可塑剤との低温における相溶性が優
れており、しかも配合した可塑剤によって粘性が十分低
下して作業性が大幅に改善される。しかも塗膜に対する
可塑剤の移行、塗膜汚染等が極めて少なく、耐久性、接
着性にも優れたものとなる。従って、本発明によれば、
ポリサルファイド系シーリング材の接着性、耐熱性、耐
塗膜非汚染性を従来に比較して大幅に改良することがで
きる。
ファイド系シーリング材は、（ａ）末端にメルカプト基
を有するポリサルファイド重合体と、（ｂ）アジピン
酸、アルキレングリコールおよびベンゼンモノカルボン
酸を縮合して成る可塑剤とからなるものなので、ポリサ
ルファイド重合体と可塑剤との低温における相溶性が優
れており、しかも配合した可塑剤によって粘性が十分低
下して作業性が大幅に改善される。しかも塗膜に対する
可塑剤の移行、塗膜汚染等が極めて少なく、耐久性、接
着性にも優れたものとなる。従って、本発明によれば、
ポリサルファイド系シーリング材の接着性、耐熱性、耐
塗膜非汚染性を従来に比較して大幅に改良することがで
きる。
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(72)発明者 齋藤 和夫
千葉県千葉市作草部町176−１ 東千葉ハ
イツ３−308
(72)発明者 林 茂美
千葉県市原市青葉台６−24−11
Claims (2)
- 【請求項１】 （ａ）末端にメルカプト基を有するポリ
サルファイド重合体と、（ｂ）アジピン酸、アルキレン
グリコールおよびベンゼンモノカルボン酸を縮合して得
られる可塑剤を含有するポリサルファイド系シーリング
材。 - 【請求項２】 請求項１記載の（ａ）ポリサルファイド
重合体１００重量部に対し、（ｂ）で示される可塑剤を
１〜１００重量部の範囲で含有したポリサルファイド系
シーリング材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10137691A JPH0517684A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ポリサルフアイド系シーリング材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10137691A JPH0517684A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ポリサルフアイド系シーリング材 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2992790A Division JPH078955B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 縮合系可塑剤及びそれを含有する重合体組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517684A true JPH0517684A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=14299086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10137691A Withdrawn JPH0517684A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | ポリサルフアイド系シーリング材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517684A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014021067A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | 東レ・ファインケミカル株式会社 | チオール基含有ポリマー及びその硬化型組成物 |
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| WO2018116949A1 (ja) | 2016-12-22 | 2018-06-28 | Dic株式会社 | 複層ガラス用シーリング材及び複層ガラス |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP10137691A patent/JPH0517684A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2019090022A (ja) * | 2014-01-02 | 2019-06-13 | エメラルド・カラマ・ケミカル・エルエルシーＥｍｅｒａｌｄ Ｋａｌａｍａ Ｃｈｅｍｉｃａｌ，ＬＬＣ | 安息香酸エンドキャップを有するポリエステル可塑剤 |
| AU2017258880B2 (en) * | 2014-01-02 | 2019-10-03 | Emerald Kalama Chemical, Llc | Polyester plasticizers with benzoic acid end-caps |
| US10519296B2 (en) | 2014-01-02 | 2019-12-31 | Emerald Kalama Chemical, Llc | Polyester plasticizers with benzoic acid end-caps |
| JP2021059730A (ja) * | 2014-01-02 | 2021-04-15 | エメラルド・カラマ・ケミカル・エルエルシーＥｍｅｒａｌｄ Ｋａｌａｍａ Ｃｈｅｍｉｃａｌ，ＬＬＣ | 安息香酸エンドキャップを有するポリエステル可塑剤 |
| WO2018116949A1 (ja) | 2016-12-22 | 2018-06-28 | Dic株式会社 | 複層ガラス用シーリング材及び複層ガラス |
| KR20190096344A (ko) | 2016-12-22 | 2019-08-19 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 복층 유리용 실링재 및 복층 유리 |
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