JPH0517505Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0517505Y2 JPH0517505Y2 JP1985146196U JP14619685U JPH0517505Y2 JP H0517505 Y2 JPH0517505 Y2 JP H0517505Y2 JP 1985146196 U JP1985146196 U JP 1985146196U JP 14619685 U JP14619685 U JP 14619685U JP H0517505 Y2 JPH0517505 Y2 JP H0517505Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- guide groove
- guide grooves
- shift drum
- shift fork
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 8
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はトランシミツシヨンのギアシフト機構
に関する。
に関する。
背景技術
自動二輪車の変速は、外周部に案内溝が設けら
れたシフトドラムを、チエンジペダルを踏むこと
により所定角度ずつ回転せしめ、トランスミツシ
ヨンのスライデイングギアに係合しているシフト
フオークを上記案内溝に沿つて動作させることに
よつてなされる。
れたシフトドラムを、チエンジペダルを踏むこと
により所定角度ずつ回転せしめ、トランスミツシ
ヨンのスライデイングギアに係合しているシフト
フオークを上記案内溝に沿つて動作させることに
よつてなされる。
第5図及び第6図には実願昭56−127882として
既に提案されたギアシフト機構の要部であるシフ
トドラムが示されている。図示されるように、当
該シフトドラム1にはシフトフオーク(図示せ
ず)と係合して該シフトフオークを駆動するため
の案内溝2,3及び4が設けられている。例えば
左端の案内溝2の一部2aは、第7図に示される
ように、異なるギア比を選択すべく互いにシフト
ドラム1の中心軸方向において離隔して設けられ
且つ各々該シフトドラムの周方向に伸びる第1及
び第2案内溝2b及び2cと、該第1及び第2案
内溝の間を伸びる第3案内溝2dとを有してい
る。なお、第1及び第2案内溝2b,2cと第3
案内溝2dとの間は曲率半径がRの円弧部となつ
ている。
既に提案されたギアシフト機構の要部であるシフ
トドラムが示されている。図示されるように、当
該シフトドラム1にはシフトフオーク(図示せ
ず)と係合して該シフトフオークを駆動するため
の案内溝2,3及び4が設けられている。例えば
左端の案内溝2の一部2aは、第7図に示される
ように、異なるギア比を選択すべく互いにシフト
ドラム1の中心軸方向において離隔して設けられ
且つ各々該シフトドラムの周方向に伸びる第1及
び第2案内溝2b及び2cと、該第1及び第2案
内溝の間を伸びる第3案内溝2dとを有してい
る。なお、第1及び第2案内溝2b,2cと第3
案内溝2dとの間は曲率半径がRの円弧部となつ
ている。
案内溝2が上記の如く形成されていることによ
り、シフトドラム1の回転角度(0°〜60°)に対
するシフトフオーク(図示せず)のシフトドラム
中心軸方向における移動速度及び加速度は、夫々
第8図及び第9図に示されるようになる。第9図
から明らかなように、かかる構成のギアシフト機
構においては、異なるギア比を選択するためにシ
フトフオークを移動せしめる際に、該シフトフオ
ークの加速度が最大値とゼロの間で急激に変化す
るポイントが2ケ所生ずる。故に、変速動作の円
滑化という観点からは好ましくなかつた。
り、シフトドラム1の回転角度(0°〜60°)に対
するシフトフオーク(図示せず)のシフトドラム
中心軸方向における移動速度及び加速度は、夫々
第8図及び第9図に示されるようになる。第9図
から明らかなように、かかる構成のギアシフト機
構においては、異なるギア比を選択するためにシ
フトフオークを移動せしめる際に、該シフトフオ
ークの加速度が最大値とゼロの間で急激に変化す
るポイントが2ケ所生ずる。故に、変速動作の円
滑化という観点からは好ましくなかつた。
考案の概要
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは変速が円滑かつ迅
速になされるギアシフト機構を提供することであ
る。
つて、その目的とするところは変速が円滑かつ迅
速になされるギアシフト機構を提供することであ
る。
本考案によるギアシフト機構は、シフトフオー
クと係合すべくシフトドラムに設けられた案内溝
が、互いに該シフトドラムの回転中心軸方向にお
いて離隔し且つ各々該シフトドラムの周方向に伸
びる第1及び第2案内溝と、該第1及び第2案内
溝の間を伸びる第3案内溝とを有し、該第3案内
溝の曲線形状がその溝幅方向における中心点座標
を(Z,θ)としZ=f(θ)なる式で表わされ
るとして、下記の条件を満足するようになされて
いることを特徴としている。
クと係合すべくシフトドラムに設けられた案内溝
が、互いに該シフトドラムの回転中心軸方向にお
いて離隔し且つ各々該シフトドラムの周方向に伸
びる第1及び第2案内溝と、該第1及び第2案内
溝の間を伸びる第3案内溝とを有し、該第3案内
溝の曲線形状がその溝幅方向における中心点座標
を(Z,θ)としZ=f(θ)なる式で表わされ
るとして、下記の条件を満足するようになされて
いることを特徴としている。
θ=θpのとき d2Z/dθ2=0
θ<θpのとき d2Z/dθ2>0
θ>θpのとき d2Z/dθ2<0
ここに、
θp:上記第3案内溝の長さ方向における中央点座
標 実施例 以下、本考案の実施例としてのギアシフト機構
を添付図面を参照しつつ説明する。
標 実施例 以下、本考案の実施例としてのギアシフト機構
を添付図面を参照しつつ説明する。
第1図に示されるように、外周部に3条の案内
溝11,12及び13が形成されたシフトドラム
14が設けられており、且つ、ボールベアリング
15等を介してクランクケース17に回転自在に
取り付けられている。シフトドラム14の各案内
溝11ないし13には、2本のシフトフオークシ
ヤフト18,19によつて摺動自在に支持され且
つトランスミツシヨン(図示せず)のスライデイ
ングギアに一端部にて円滑に係合する3つのシフ
トフオーク21,22及び23がその他端部にて
係合している。
溝11,12及び13が形成されたシフトドラム
14が設けられており、且つ、ボールベアリング
15等を介してクランクケース17に回転自在に
取り付けられている。シフトドラム14の各案内
溝11ないし13には、2本のシフトフオークシ
ヤフト18,19によつて摺動自在に支持され且
つトランスミツシヨン(図示せず)のスライデイ
ングギアに一端部にて円滑に係合する3つのシフ
トフオーク21,22及び23がその他端部にて
係合している。
第2図及び第3図に示されるように、例えば中
央の案内溝12は、異なるギア比を選択すべく互
いにシフトドラム14の回転中心軸方向において
離隔して設けられ且つ各々該シフトドラムの周方
向に伸びる第1及び第2案内溝12b,12c
と、該第1及び第2案内溝の間を例えば二次曲線
となるように伸びる第3案内溝12dとを有して
いる。
央の案内溝12は、異なるギア比を選択すべく互
いにシフトドラム14の回転中心軸方向において
離隔して設けられ且つ各々該シフトドラムの周方
向に伸びる第1及び第2案内溝12b,12c
と、該第1及び第2案内溝の間を例えば二次曲線
となるように伸びる第3案内溝12dとを有して
いる。
ここで、第2図に示されるように、シフトドラ
ム14の回転中心軸方向の座標をZで表わし、ま
た、このZ軸を中心とするシフトドラム14の周
方向における表面角度座標をθにて表し、上記し
た第3案内溝12dの溝幅方向における中心点座
標(第2図、第3図にて一点鎖線で示されてい
る)を(Z,θ)とし、Z=f(θ)なる式で表
わされるとすると、下記の条件を充足するように
第3案内溝12dが形成されている。
ム14の回転中心軸方向の座標をZで表わし、ま
た、このZ軸を中心とするシフトドラム14の周
方向における表面角度座標をθにて表し、上記し
た第3案内溝12dの溝幅方向における中心点座
標(第2図、第3図にて一点鎖線で示されてい
る)を(Z,θ)とし、Z=f(θ)なる式で表
わされるとすると、下記の条件を充足するように
第3案内溝12dが形成されている。
θ=θpのとき d2Z/dθ2=0
θ<θpのとき d2Z/dθ2>0
θ>θpのとき d2Z/dθ2<0
ここに、
θp:第3案内溝12dの長さ方向における中央点
座標 このように構成されていることにより、シフト
ドラム14の回転角度(0°〜60°)に対するシフ
トドラム中心軸方向におけるシフトフオーク22
の加速度は例えば第4図に示されるようになる。
すなわち、シフトフオーク22が第1案内溝12
bから第2案内溝12cに移動する際、シフトフ
オーク22の移動範囲(第3案内溝12dの長
さ)の全長を通じて、シフトフオーク22の加速
度が最大値とゼロの間で急激に変化するポイント
がなく、加速度は滑らかに変化し、加速度が急激
に変化するポイントは生じていない。
座標 このように構成されていることにより、シフト
ドラム14の回転角度(0°〜60°)に対するシフ
トドラム中心軸方向におけるシフトフオーク22
の加速度は例えば第4図に示されるようになる。
すなわち、シフトフオーク22が第1案内溝12
bから第2案内溝12cに移動する際、シフトフ
オーク22の移動範囲(第3案内溝12dの長
さ)の全長を通じて、シフトフオーク22の加速
度が最大値とゼロの間で急激に変化するポイント
がなく、加速度は滑らかに変化し、加速度が急激
に変化するポイントは生じていない。
考案の効果
以上詳述した如く、本考案によるギアシフト機
構においては、シフトフオークと係合すべくシフ
トドラムに設けられた案内溝が、互いに該シフト
ドラムの回転中心軸方向において離隔し且つ各々
該シフトドラムの周方向に伸びる第1及び第2案
内溝と、該第1及び第2案内溝の間を伸びる第3
案内溝と有し、該第3案内溝の曲線形状がその溝
幅方向における中心点座標を(Z,θ)としZ=
f(θ)なる式で表わされるとして、下記の条件
を満足するように形成されている。
構においては、シフトフオークと係合すべくシフ
トドラムに設けられた案内溝が、互いに該シフト
ドラムの回転中心軸方向において離隔し且つ各々
該シフトドラムの周方向に伸びる第1及び第2案
内溝と、該第1及び第2案内溝の間を伸びる第3
案内溝と有し、該第3案内溝の曲線形状がその溝
幅方向における中心点座標を(Z,θ)としZ=
f(θ)なる式で表わされるとして、下記の条件
を満足するように形成されている。
θ=θpのとき d2Z/dθ2=0
θ<θpのとき d2Z/dθ2>0
θ>θpのとき d2Z/dθ2<0
ここに、
θp:上記第3案内溝の長さ方向における中央点座
標 すなわち、シフトドラムの第1及び第2案内溝
に対応すべくシフトフオークを移動せしめるため
の第3案内溝がその中心点の軌跡が例えば二次曲
線等の曲線形状となるように形成され、以て、シ
フトフオークの移動範囲の全長を通じて、シフト
フオークの加速度が急激に変化するポイントがな
いように構成されているのである。従つて、変速
動作が極めて円滑になされるのである。
標 すなわち、シフトドラムの第1及び第2案内溝
に対応すべくシフトフオークを移動せしめるため
の第3案内溝がその中心点の軌跡が例えば二次曲
線等の曲線形状となるように形成され、以て、シ
フトフオークの移動範囲の全長を通じて、シフト
フオークの加速度が急激に変化するポイントがな
いように構成されているのである。従つて、変速
動作が極めて円滑になされるのである。
また、第7図においてαにて示されるリード角
の大きさは、制限はあるものの、これが大きい程
変速動作が迅速となるのであるが、本考案による
ギアシフト機構においては上記第3案内溝全体と
してのリード角が比較的大きくとれ、変速動作が
迅速に行なわれるのである。
の大きさは、制限はあるものの、これが大きい程
変速動作が迅速となるのであるが、本考案による
ギアシフト機構においては上記第3案内溝全体と
してのリード角が比較的大きくとれ、変速動作が
迅速に行なわれるのである。
第1図は本考案に係るギアシフト機構とその周
辺部材を示す斜視図、第2図及び第3図は該ギア
シフト機構の一部詳細図、第4図はシフトドラム
の回転角度とシフトフオークの加速度との関係を
示す図、第5図ないし第9図は既に提案されてい
るギアシフト機構を説明するための図である。 主要部分の符号の説明、12……案内溝、12
b……第1案内溝、12c……第2案内溝、12
d……第3案内溝、14……シフトドラム、2
1,22,23……シフトフオーク。
辺部材を示す斜視図、第2図及び第3図は該ギア
シフト機構の一部詳細図、第4図はシフトドラム
の回転角度とシフトフオークの加速度との関係を
示す図、第5図ないし第9図は既に提案されてい
るギアシフト機構を説明するための図である。 主要部分の符号の説明、12……案内溝、12
b……第1案内溝、12c……第2案内溝、12
d……第3案内溝、14……シフトドラム、2
1,22,23……シフトフオーク。
Claims (1)
- トランスミツシヨンのスライデイングギアに一
端部にて係合して前記スライデイングギアを移動
せしめるためのシフトフオークと、外周部に前記
シフトフオークの他端部と係合する案内溝が設け
られて前記シフトフオークを駆動するシフトドラ
ムとを含み、前記案内溝は互いに前記シフトドラ
ムの回転中心軸方向において離隔し且つ各々前記
シフトドラムの周方向に伸びる第1及び第2案内
溝と、前記第1及び第2案内溝の間を伸びる第3
案内溝とを有し、前記第3案内溝の曲線形状がそ
の溝幅方向における中心点座標を(Z,θ)とし
Z=f(θ)なる式で表わされるとして、θ=θp
のときd2Z/dθ2=0,θ<θpのときd2Z/dθ2>
0,θ>θpのときd2Z/dθ2<0(ここにθpは前記
第3案内溝の長さ方向における中央点座標)なる
条件を充足するが如くなされていることを特徴と
するギアシフト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985146196U JPH0517505Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985146196U JPH0517505Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254350U JPS6254350U (ja) | 1987-04-04 |
JPH0517505Y2 true JPH0517505Y2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=31058443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985146196U Expired - Lifetime JPH0517505Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517505Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4895116B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2012-03-14 | 本田技研工業株式会社 | 自動変速装置 |
DE102014208493A1 (de) * | 2014-05-07 | 2015-11-12 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Schaltwalze für ein Schaltgetriebe eines Kraftfahrzeugs sowie Schaltgetriebe mit einer solchen Schaltwalze |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS45814Y1 (ja) * | 1966-03-28 | 1970-01-14 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP1985146196U patent/JPH0517505Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS45814Y1 (ja) * | 1966-03-28 | 1970-01-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6254350U (ja) | 1987-04-04 |
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