JPH0422780Y2 - - Google Patents

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JPH0422780Y2
JPH0422780Y2 JP1986175562U JP17556286U JPH0422780Y2 JP H0422780 Y2 JPH0422780 Y2 JP H0422780Y2 JP 1986175562 U JP1986175562 U JP 1986175562U JP 17556286 U JP17556286 U JP 17556286U JP H0422780 Y2 JPH0422780 Y2 JP H0422780Y2
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rear wheel
wheel axle
axle
frame
wheels
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JP1986175562U
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、複数輪から成る乗物遊具であつ
て、人の屈伸運動による揺動運動で後輪を回動せ
しめる構成の乗物遊具に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の乗物遊具として第6,7図に示
した三輪車(以下、三輪車を例に採り説明してい
く)がある。この三輪車は前輪1、フレーム5及
び2つの後輪2,2を備えてなる。前輪1はフレ
ーム5の前端に軸着されている。後輪2,2には
中心から外れた位置に後輪車軸4が架設され、後
輪2、後輪車軸4、後輪2は一体的に回動する構
成である。そして後輪車軸4はフレーム5に配設
されたプレート6へ軸着されている。
このような構成の三輪車は、人が屈伸運動をす
ることにより、前輪1を中心にしてフレーム5が
揺動する。第6図の実線は後輪車軸4が地上から
最も高い位置にあり、これから仮想2点鎖線の位
置まで下るときの位置エネルギーの差が後輪2の
回転力となる。そして、後輪車軸4が地上から最
も低い位置にある仮想2点鎖線の状態から、実線
の状態までは、後輪2の慣性による。このとき、
人はタイミングをとつて、フレーム5が前輪1を
中心に図で時計回り方向へ揺動するように、右斜
め上方へ膝を曲げることとなる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記三輪車は、人が膝の屈伸運動をし
ている間は前進することができるが、一旦屈伸運
動を止めると、直ちに停止してしまう。このよう
な不具合は、他の先行技術である特表昭57−
502115号、実公昭13−6008号についても同様であ
る。
この考案は、上記問題点に着目し、人(遊戯
者)の膝の屈伸運動により前進走行ができるばか
りでなく、屈伸運動をやめても直ちに停止するよ
うなことがなく、今度は慣性走行を楽しむことが
できる乗物遊具の提供を課題とする。
〈問題点を解決するための手段〉 この課題を解決するため、この考案の乗物遊具
は、 前輪と、同一楕円形状の2つの後輪と、周方向
への回動が可能に前記各後輪の中心部に配設さ
れ、軸線が前記後輪の短径方向に沿つて形成され
たピンと、両端がこのピンに固定された後輪車軸
と、前記前輪および前記後輪車軸の各回転を可能
にしながらこの前輪とこの後輪車軸とに懸架され
たフレームと、このフレームに配設され遊戯者の
荷重を受けるプレートと、揺動走行、慣性走行を
選択指示する操作部と、前記後輪の長径線上の所
定部位を前記ピンを中心に回転させる後輪傾動機
構であつて、前記操作部により揺動走行が指示さ
れているときは、前記後輪が前記後輪車軸に対し
て直角になる回転角度に後輪を保ち、前記操作部
により慣性走行が指示されているときは、側面側
から見た前記後輪が真円を描く回転角度に後輪を
保つ後輪傾動機構と、からなることを特徴とす
る。
〈考案の作用効果〉 この考案は、後輪を楕円形状にするとともに、
後輪車軸を後輪の中心部に偏心させることなく取
り付け、さらに、操作部および後輪傾動機構をも
うけ、この後輪傾動機構は、操作部の指示にした
がつて、後輪を後輪車軸に対して直角となる回転
角度または、側面側から見て真円となる回転角度
にいずれかの回転角度に択一的に保つ作用をす
る。
そして、遊戯者が、膝の屈伸運動によつて乗物
遊具を前進させたい場合には、後輪を後輪車軸に
対して直角となる回転角度に保つことができ、膝
の屈伸運動による前進走行を可能にする。
一方、遊戯者が、上記のような膝の屈伸運動に
よる前進走行の後に、膝の屈伸運動をせずに前進
走行を望む場合には、後輪を後輪車軸に対して後
輪が側面側から見て真円となる回転角度に保つこ
とができ、このためフレームが上下方向へ揺動せ
ず、慣性走行を可能にする。
したがつて、膝の屈伸運動を停止しても、引き
続き慣性走行を楽しむことができる。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1〜5図に示す乗物遊具は、前輪1と、2つ
の後輪2,2と、各後輪2,2に対応してもうけ
たピン3,3と、両端がピン3,3に固定された
後輪車軸4と、フレーム5と、プレート6と、操
作部(L字レバー)7と、後輪傾動機構8とを有
する。
各後輪2,2は同一楕円形状を有している。
各ピン3,3は、周方向(第5図図示矢印A方
向)への回動が可能に後輪の中心部の車軸受部9
に配設され、軸線が後輪2,2の短径方向に沿つ
て形成されている。
後輪車軸4は両端がピンに固定されている。
フレーム5は、前輪1および後輪車軸4の各回
転を可能にしながら前輪1と後輪車軸4とに懸架
されている。
プレート6は、フレーム5に配設され遊戯者の
荷重を受ける。
操作部7は、揺動走行、慣性走行を選択指示す
る。
後輪傾動機構8は、後輪2,2の長径線上の所
定部位をピン3,3を中心に回転させる。
後輪傾動機構8は、第5図に示す如く、後輪車
軸4の軸方向へ移動可能なスリーブ10と、スリ
ーブ10と後輪2とを連結する連結ロツド11、
スリーブ10へ係合する作動アーム12、作動ア
ーム12の案内板13とから構成される。この案
内板13は操作部(L字レバー)7に連結されて
いる。
スリーブ10は円筒形の部材であつて後輪車軸
4に遊嵌されていて、後輪車軸4に形成される軸
方向のキー14により周方向への回動が規制され
ている。もつて、スリーブ10は後輪車軸4の軸
方向へのみ移動可能である。そして、元部側の周
面には周方向に溝部15が形成されている。ま
た、先端側の周面には凸部16が設けられ、この
凸部16に連結ロツド11の一端が枢着されてい
る。連結ロツド11の他端は後輪2の内面であつ
て、長径線上の所定位置に枢着されている。これ
により、スリーブ10の移動に伴い後輪2はピン
3を中心に揺動し、後輪車軸4に対する長径部の
角度が変化されることとなる。
スリーブ10の溝部15には作動アーム12の
一端に配設されたシフトフオーク17が嵌合され
ている。作動アーム12の他端は図面で裏面側へ
折り曲げられて案内板13に穿設された溝部18
に摺動自在に嵌合されている。案内板13は略三
角形の板状部材であり、2辺に沿つて溝部18,
19が穿設されている。溝部19には作動アーム
20が嵌合され、この作動アーム20は図示しな
いスライダへ連結されている。尚、作動アーム1
2,20及び案内板13は第5図では省略したス
リーブへそれぞれガイドされつつ配設されてい
る。案内板13の頂部にはL字レバー7が接続さ
れている。このL字レバー7は、第1図の如く、
略フレーム5に沿つて、端部が上方を向くように
配設されている。尚、図中の符号21はL字レバ
ー7のガイドをする筒状ガイド部材である。
上記において、例えば後輪2の長径部と短径部
の比が1:1/√2のとき、スリーブ10を、後
輪2の長径部が後輪車軸4に対して45度の角度で
交差するまで移動するように調節する。これは、
第3図のように後輪2の長径部を傾斜させること
により、後輪2を側面視真円形にするためであ
る。尚、スリーブ10の移動量は案内板13の溝
部18において、車軸方向の距離で調節される
が、より傾斜角度を正確にするためには、後輪車
軸4へストツパー22を設けることが好ましい。
尚、このストツパー22は後輪2を後輪車軸4に
対して直交方向へ向けているときにも、スリーブ
10の位置決めをしている。
次に、この三輪車の作用について説明する。
まず、第1図の如く、レバー7を手前へ倒した
状態では、第5図の実線に示した如く案内板13
が引き込まれる。このとき、作動アーム12は溝
部18において底辺側端部へ嵌合している。よつ
て、作動アーム12は後輪車軸4の先端側へ押し
やられた状態となる。これにより、スリーブ10
も後輪車軸4の先端側に位置し、後輪2を後輪車
軸4に対して直交する状態に維持する。この状態
にあるときの三輪車は、遊戯者により次のように
操作される。後輪2の長径部が接地状態にあると
き(後輪車軸4が最も高い位置にある)から短径
部が接地する(後輪車軸4が最も低い位置にあ
る)までの間は、膝を曲げてプレート6に荷重を
かけ、上記高位置の位置エネルギと上記低位置の
位置エネルギとの差のエネルギを利用して後輪車
軸4に回転力を与える。これにより三輪車は前進
する。そして、後輪短径部が接地した状態から長
径部が接地するまでの間は、膝を伸ばし三輪車の
慣性を利用して、後輪2の回転が停止しないよう
にする。以後、後輪2の回転に応じて膝の屈伸を
繰り返すことにより、三輪車は前進を続ける。
次に、第3図の如く、レバー7を前輪1側へ倒
した状態では、第5図の仮想2点鎖線に示した如
く案内板13が突出した状態となる。このとき、
作動アーム12は溝部18において頂部側端部へ
嵌合している。よつて、作動アーム12は後輪車
軸4の中央側へ引き込まれる。これにより、スリ
ーブ10も後輪車軸4の中央側へ移動し、もつて
後輪2はその長径部を後輪車軸4に対して45度の
交差角を有するように傾動される。この状態で三
輪車を側面からながめると、第3図の如く後輪2
の外周は真円形となる。従つて、三輪車が移動す
るに際し、フレーム5が上下に揺動しなくなり、
もつてプレート6上の人が屈伸運動をしなくても
三輪車はそのまま移動を続けることとなる。例え
ば、第1図に示した状態で三輪車を動かし、スピ
ードがついたところでレバー7を前方へ倒せば三
輪車をその慣性力で運転することができる。これ
により、三輪車を長く運転するとき等、人の運動
量が少なくてすむようになる。
上記実施例において、前輪は一輪としたが、複
数輪設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例の乗物遊具を示
し、第1図は膝の屈伸運動により前進走行をして
いる状態にあるときの乗物遊具の側面図、第2図
は同状態にあるときの正面図、第3図は上記前進
走行後の慣性走行状態にあるときの側面図、第4
図は同状態にあるときの正面図、第5図は後輪傾
動機構を示す平面図、第6図は従来例の乗物遊具
の側面図、第7図は動正面図である。 1……前輪、2,2……後輪、3……ピン、4
……後輪車軸、5……フレーム、6……プレー
ト、7……操作部、8……後輪傾動機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前輪と、 2つの同一楕円形状の後輪と、 周方向への回動が可能に前記各後輪の中心部に
    配設され、軸線が前記後輪の短径方向に沿つて形
    成されたピンと、 両端がこのピンに固定された後輪車軸と、 前記前輪および前記後輪車軸の各回転を可能に
    しながらこの前輪とこの後輪車軸とに懸架された
    フレームと、 このフレームに配設され遊戯者の荷重を受ける
    プレートと、 揺動走行、慣性走行を選択指示する操作部と、 前記後輪の長径線上の所定部位を前記ピンを中
    心に回転させる後輪傾動機構であつて、前記操作
    部により揺動走行が指示されているときは、前記
    後輪が前記後輪車軸に対して直角になる回転角度
    に後輪を保ち、前記操作部により慣性走行が指示
    されているときは、側面側から見て前記後輪が真
    円を描く回転角度に後輪を保つ後輪傾動機構と、 からなることを特徴とする乗物遊具。
JP1986175562U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH0422780Y2 (ja)

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JP1986175562U JPH0422780Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JP1986175562U JPH0422780Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS6379987U JPS6379987U (ja) 1988-05-26
JPH0422780Y2 true JPH0422780Y2 (ja) 1992-05-26

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