JPH06254200A - ローラスキー - Google Patents

ローラスキー

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JPH06254200A
JPH06254200A JP6618993A JP6618993A JPH06254200A JP H06254200 A JPH06254200 A JP H06254200A JP 6618993 A JP6618993 A JP 6618993A JP 6618993 A JP6618993 A JP 6618993A JP H06254200 A JPH06254200 A JP H06254200A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雪のない路面を安定して滑走することのでき
るローラスキーを提供すること。 【構成】 このローラスキーは一対の細長いスキー板2
と、そのスキー板2の先端部を互いに回動自在に連結す
る連結手段3と、その連結手段3を支持する車輪4と、
各スキー板2の後端部をそれぞれ支持する回動角制限型
の一対のキャスター5とを備えている。そして連結部3
には車輪4の進行方向を中心として各スキー板2をほぼ
等角度で回動させるための同期回動手段26が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雪のない路面上において
スキー感覚で滑走することのできるローラスキーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、変形自転車として路面上を人力に
より走行する目的で、一対の細長い板に車輪を取り付け
たものが知られている。その変形自転車は、一対の長尺
な板の先端部を互いに回動自在に連結し、該部分を共通
の車輪により支持すると共に、各板の後端部を回動角制
限型のキャスターで支持し、さらに前記連結部に操作用
のハンドルを連結して立設したものが公知であり、それ
が遊園地等で使用に供されている。この変形自転車はそ
れぞの板に足を乗せてハンドルを握り、通常の自転車と
全く同様に方向変換のためにハンドルを切りつつ、脚に
よる左右方向の広狭運動を回動角制限型のキャスターに
より前進駆動力に変換して走行するものものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な変形自転車の一部を利用して、通常のスキー同様の操
作で、雪のない路上で滑走することのできるローラスキ
ーを提供することを課題とするものである。従来の変形
自転車ではそのハンドルにより方向変更を行っていた
が、通常のスキーではそのスキーテクニックとしてクリ
スチャニアや体重の移動等を利用して方向変更をするの
で、本発明も同様にこれらのテクニックにより方向変更
できるものを目的とする。そこで第一の本発明は、ロー
ラスキーでは方向変更の際に片方のスキー板を持ち上げ
ることが不可能に近いことに鑑み、スキーテクニックと
して知られているクリスチャニアのように、競技者の踵
を方向変更しようとする方向と逆の方向に蹴ることによ
り、スキー板後部のキャスタの向きを変え方向変更する
ものである。この第一発明において、前記方法による方
向変更の場合は、理論的にはスキー板は地面に対して傾
斜することなく、それに平行に維持される。次に第二の
本発明は、前記第一の発明に加えてスキーテクニックの
ボーゲンのように、競技者の体重移動によりスキー板の
軸線を地面に対して傾けて、方向変更を行うものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち第一の発明によ
るローラスキーは、一対の細長いスキー板と、そのスキ
ー板の先端部を互いに回動自在に連結する連結手段と、
その連結手段を支持する車輪と、前記一対のスキー板の
後端部をそれぞれ支持する回動角制限型の一対のキャス
ターとを備えている。そして前記連結部には車輪の進行
方向を中心として各スキー板をほぼ等角度で回動させる
ための同期回動手段が設けられていることを特徴とする
ものである。また第二の発明によるローラスキーは、一
対の細長いスキー板と、そのスキー板の先端部を互いに
回動自在に連結する連結手段と、その連結手段を支持す
る車輪と、前記一対のスキー板の後端部をそれぞれ支持
する回動角制限型の一対のキャスターとを備えている。
そして前記一対のスキー板は上方へ山形に夫々折り曲げ
自在とされていることを特徴とするものである。さらに
は、第三の発明によるローラスキーは、駆動用エンジン
等の駆動源を前記車輪に連結したものである。
【0005】
【作用】上記第一の発明のローラスキーにおいては、連
結部に設けた同期回動手段の作用により、スキーヤーの
左右の開閉脚力に差があっても各スキー板の回動角度を
車輪の進行方向の中心に対して常に等角度とすることが
できる。また上記第二の発明のローラスキーにおいて
は、体重移動による方向変換に際して軽くなった方のス
キー板が持ち上げられると、該スキー板は上方へ山形に
折り曲げられるので後端部のキャスターは常に路面に接
することになり、スキーヤーの姿勢を安定に維持する。
これにより初めて、スキー板の長手方向に平行な軸線を
地面に対して傾斜させることができる。さらに、第三の
発明においては、一つのエンジン等の駆動源で前輪であ
る車輪を駆動するものであるから、構造が簡単で制御し
易い駆動源つきローラスキーとなり、雪のない平地にお
いてスキーを楽しむことができる。
【0006】
【実施例】次に図面により本発明のローラスキーの実施
例を説明する。図1は上記第一の発明および第二の発明
並びに第三の発明を実施したローラスキーの側面図で図
2はその一部を破断した平面図である。これらの図にお
いて、ローラスキー1は一対の細長いスキー板2と、各
スキー板2の先端部を互いに回動自在に連結する連結手
段3と、該連結手段3を支持する車輪4と、各スキー板
2の後端部をそれぞれ支持する回動角制限型の一対のキ
ャスター5とを備えている。
【0007】スキー板2は雪用のスキー板と同様なグラ
スファイバーを使用した積層板等により作ることがで
き、その後端部に近い部分の幅はそれぞれ外側に拡大さ
れて足乗せ部6とされている。この足乗せ部6は少なく
ともその中心がスキー板2の中心線より外側に配置され
ている。これは前輪であるローラ9の接地点と、後輪で
あるキャスタ5の接地点を結ぶ一点鎖線で示す中心線よ
り足乗せ部6を外側に配置することにより、競技者の体
重を一方のスキー板が移動した際、そのスキー板の平面
を接地面に対して傾斜させるためである。この足乗せ部
6は図2のように目印となる足型7のマークを付すのみ
でもよいが、滑り止めのため摩擦係数の大きなゴム板や
表面を粗面化したシートを貼着したり、足型の窪みを設
けることもできる。さらにスキー板2はその連結手段3
に近い部分で上方へのみ山形に折り曲げ自在とされてい
る。このように折り曲げ自在とするためスキー板2を該
部分で前後に分割し、さらに該部分を蝶番等のヒンジ機
構により構成される折曲部8で連結している。
【0008】スキー板2の先端部の車輪4はローラ9と
それを軸支するブラケット10により構成され、ブラケ
ット10の上部に取付板11が設けられている。この取
付板11は途中から「くの字」形に折れ曲げられ、連結
手段3に取り付けたとき車輪4が斜め上方に傾斜されて
路面からのスキー板2の前方の高さを低くしている。こ
の取付板11には減速機付きの小型エンジンが固定され、
その出力軸とローラ9とが伝動ベルト43を介して連結
されている。このエンジンの回転数の制御またはエンジ
ン等に設けられたクラッチの着脱制御は、スキーヤーが
手にした無線によるリモートスイッチあるいは適宜な有
線によるスイッチ、さらにはフットスイッチ等により行
うことができる。エンジンの一例としては農業用の排気
量20〜30CC程度の極めて小型のものを取りつけることが
できる。またバッテリー搭載のモータを駆動源としても
よい。何れにしても、駆動源は一つあればよい。次に、
スキー板2の後端部は上方へ傾斜するように折り曲げら
れ、さらに水平に折り曲げられ、そのようにして形成さ
れた路面から高くなった部分の下側に回動角制限型のキ
ャスター5が取り付けられている。このように構成する
ことによって路面からのスキー板2の後方の高さを低く
している。
【0009】図3は図1における回動角制限型のキャス
ター5のI−I方向からみた拡大平面図である。このキ
ャスター5はローラ12、ローラ12を軸支するブラケ
ット13、ブラケット13をスキー板2に回動自在に支
持する垂直軸14、およびブラケット13の回動をスキ
ー板2の軸線から左右に角度βの範囲に制限するための
ストッパー15により構成されている。ストッパー15
は先端に向かって間隔が拡大するU字状のストッパー部
16およびその下端から水平に折り曲げられたフランジ
部17からなり、フランジ部17を複数のネジ18でス
キー板2に固定している。
【0010】図4は連結手段3を分解して示した拡大斜
視図である。各スキー板2の先端部には厚みを薄くした
段差部19が形成され、その間に前記車輪4の取付板1
1が挿入されている。そして取付板11における挿入部
分の幅は円弧状に拡大され、その中心部に横溝20aと
縦溝20bとが十字形に貫通して設けられている。各ス
キー板2の段差部19の中心にはそれぞれボルト孔21
が設けられ、各スキー板2は挿入された取付板11の縦
溝20bを貫通するボルト22およびナット23(図1
参照)により回動自在に連結される。
【0011】右側のスキー板2の段差部19には、その
ボルト孔21から幅方向に間隔を置いてピン24が固定
され、左側のスキー板2の段差部19には、そのボルト
孔21から上記ピン24と反対側の幅方向に間隔を置い
てピン25が固定され、これらピン24および25は取
付板11の横溝20aに夫々挿入されている。そしてこ
れら取付板11の各溝20a,20b,ボルト22,ナ
ット23,ピン24およびピン25等により同期回動手
段26が構成されている。この同期回動手段は、一対の
スキー板2,2をボルト22の回りに開閉したとき、両
スキー板2,2の開閉角の二等分線の延長線上に車輪4
の進行方向を向かせるものである。
【0012】図5は同期回動手段26を模式的に示す説
明図であり、理解を容易にするためにスキー板2は細い
幅として示してある。各スキー板2は十字形の貫通溝2
0の前方向の溝部分に位置する共通のボルト22により
回動自在に軸支されると共に、それぞれのピン24,2
5が貫通溝20の左右の溝にスライド自在に挿入されて
いる。なおこのような同期回動手段の構造は、図形作成
に使用されるコンパスの脚開閉手段として使用されてい
る。即ち、コンパスにおいて人差指と親指とで挟持する
ツマミ部は、左右両脚の二等分線の延長方向に常に向
く。上記した例では同期回動手段として、十字形の横溝
20a,縦溝20b,ボルト22,ナット23および一
対のピン24,25により構成されるものを使用した
が、これに限らず各種製図用コンパスに使用されている
公知の同期回動手段を使用することができる。
【0013】次に、図1ないし図4に示したローラスキ
ーの作用を説明すると、スキーヤーは図2に示す各スキ
ー板2の足乗せ部6に左右の足を乗せ、足を左右方向へ
広狭運動させる。この運動により各スキー板2は連結手
段3を中心として後端部が左右に開閉される。その際そ
れぞれのキャスター5のローラ12はスキー板2の軸線
方向に直交する方向(左右方向)に回動しようとする
が、図3に示すようにその回動角度がストッパー15に
より予め設定された範囲内に制限される。そのため足に
よる左右方向の駆動力は該キャスター5により前進方向
の駆動力に変換されてスキー板は前進する。なお、この
範囲での上記原理を利用したものは既に述べた変形自転
車として、遊園地等で使用され公知である。
【0014】本発明は上記構成に加えて、各スキー板2
は連結手段3に設けた同期回動手段26により、前輪で
ある車輪4の進行方向に対して常に左右に等間隔で一対
のスキー板2,2が開閉される。すなわち左右のスキー
板2を等角度に開いた状態で図5に示すようにボルト2
2は十字形の縦溝20bに位置され、左右のピン24,
25は横溝20aに位置されている。この状態から左右
のスキー板2を開くと、ボルト22は十字形の縦溝20
b内を前方移動し、左右のピン24,25は横溝20a
内を夫々外側に移動し互いに固定される。
【0015】反対に左右のスキー板2を前記状態から閉
じると、ボルト22は十字形の縦溝20b内を後方へ相
対的に移動するが、左右のピン24,25は横溝20a
内を中心側に移動し互いに近づく。このように左右のス
キー板2を開閉しても左右のピン24,25はそのまま
の溝位置に固定されるので、左右のスキー板2は車輪4
の進行方向を中心として等角度α(図5)で開閉され
る。滑走方向を変えるには、主として次の二つの手段が
ある。先ず、第一の本発明はスキーヤーの重心を両スキ
ー板の中心に置き、両脚の踵を各スキー板の中心線にた
いして交差するように図2の矢印方向に捻るように押し
出す。するとその反力でキャスタ5は図の如く方向変更
し、進行方向をキャスタの向きとは逆方向にすることが
できる。
【0016】次に第二の本発明では、曲がろうとする方
向と反対側にスキーヤーの重心を移すと、ローラスキー
1は図6(A)の如く、路面40に対して傾く。それと
共に、各キャスタ5の向きが変更する。そして体重移動
により軽くなった方(図6A.Bの左側)のスキー板2
は上方へ浮き上がるが、折曲部8の部分が山形に折れ曲
がるのでキャスター5は路面40から離れることなく、
滑走方向を変えることができる。そのためスキーヤーは
常に安定した姿勢で滑走することができる。なお、重心
を移動してスキー板2を傾けると、雪上のスキー同様に
重心の移動側と逆方向に方向変更できるが、これスキー
板を傾けたためキャスタの向きが図6(B)の如く変わ
り、スキー後部が曲がろうとする方向とは反対方向にふ
くらむように進行し、前輪が直進しようとするので、方
向変更ができるのである。なお、第二の本発明において
スキー板をその軸線の回りに傾けずに、前記第一の本発
明のようにスキーヤーの踵を捩じるように側方へ押し出
す動作によっても、ローラスキーの方向変更が可能であ
る。さらには、高度なスキーテクニックとして、前記し
たスキーヤーの踵押出操作して図6(B)の如くキャス
タ5の方向を右向きにしつつ、スキー板およびスキーヤ
の体を左側に傾けにことにより、雪上のスキーと同様、
ローラスキーを急停止することができる。
【0017】図7は折曲部8の他の例を示す側面図であ
り、図8はその平面図である。折曲部8は、各スキー板
2の分割部の前側上面に固定したL形の取付部27と、
該分割部の先端、すなわち後側上方まで延長された部分
に下方へ向けて取り付けられた圧縮スプリング等の押圧
手段28を有し、該押圧手段28によりスキー板2の分
割部の後側上面を下方へ押圧するようにしている。滑走
方向を変更する際、曲がろうとする方向と反対側にスキ
ーヤーの重心を移すと、軽くなったスキー板2は取付部
27と押圧手段28の作用により山形に折り曲げる。そ
のためローラスキー1を傾けることがさらに容易にな
る。
【0018】このような折曲部8を使用した場合、スキ
ー板2は取付部27と押圧手段28により常に上方へ山
形に折り曲げられるように働くので、スキー板2にクッ
ション作用を与えることができる。なおローラスキーを
使用しないとき、スキー板2はこの折曲部8の押圧手段
28により自動的に折り畳まれる。さらに図7および図
8に示した各スキー板2の足乗せ部6の内側には、補助
板29が上方向に向けて取付られている。スキーヤーは
ローラスキーの方向変更の際、この補助板29を脚部の
脇で押してより容易にスキー板2の傾きを変えることが
できる。
【0019】図9は図1に示したローラスキーにハンド
ルを設けた例であり、ローラスキー1における取付け板
11ににハンドル30が前後に傾斜自在に連結され、該
ハンドル30の上端に左右方向に延びるレバー31が設
けられている。スキーヤーはこのレバー31を左右(側
方)に傾けることにより、スキー板2をその軸線の回り
に傾け方向変更をさらに容易に行うことが可能である。
またこのハンドル30は姿勢安定の助けになるので、特
に初心者用に適している。このハンドル30にエンジン
42の制御装置やブレーキ等を取付けることもできる。
【0020】第一の発明及び第二の発明は、ローラスキ
ーを左右の脚力で滑走する方法を説明したが、第一の発
明のローラスキーはストックを使用して滑走することも
できる。その場合には左右のスキー板2をほぼ平行にし
て左右に振って滑走しても、前述のように先端部の車輪
4は常にそれらスキー板2の進行方向に向くので、各種
高級技術を駆使することも可能である。さらに、第三の
発明はローラスキーに小型エンジンのような駆動源を取
り付けて、前輪であるローラ9(車輪4)を駆動するも
のである。その場合においても上記と同様な高級技術を
駆使することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のローラスキーは次のような効果
を奏する。 (1)第一の発明のローラスキーにおいては、連結部に
設けた同期回動手段の作用により、スキーヤーの左右の
開閉脚力に差があっても各スキー板の回動角度を車輪の
進行方向の中心から常に等角度にすることができる。そ
のため容易にローラスキーの直線滑走ができる。また、
第一の本発明はスキーヤーの重心を両スキー板の中心に
置き、両脚の踵を各スキー板の中心線にたいして交差す
るように図2の矢印方向に捻るように押し出と、その反
力でキャスタ5は図の如く方向変更し、ローラスキーの
進行方向をキャスタ5の向きとは逆方向にすることがで
きる。 (2)第二の発明のローラスキーにおいては、曲がろう
とする方向と反対側にスキーヤーの重心を移すと、ロー
ラスキー1は図6(A)の如く、路面40に対して傾
く。それと共に、各キャスタ5の向きが変更する。そし
て体重移動により軽くなった方(図6A.Bの左側)の
スキー板2は上方へ浮き上がるが、折曲部8の部分が山
形に折れ曲がるのでキャスター5は路面40から離れる
ことなく、滑走方向を変えることができる。そのためス
キーヤーは常に安定した姿勢で滑走することができる。
【0022】なお、重心を移動してスキー板2を傾ける
と、雪上のスキー同様に重心の移動側と逆方向に方向変
更できるが、これスキー板を傾けたためキャスタの向き
が図6(B)の如く変わり、スキー後部が曲がろうとす
る方向とは反対方向にふくらむように進行し、前輪が直
進しようとするので、方向変更ができるのである。な
お、第二の本発明においてスキー板をその軸線の回りに
傾けずに、前記第一の本発明のようにスキーヤーの踵を
捩じるように側方へ押し出す動作によっても、ローラス
キーの方向変更が可能である。即ち、上記第一の発明お
よび第二の発明を組み合わせることにより、さらに安定
な滑走が可能になる。 (3)上記第二の発明に、さらにスキー板2の側方に補
助板29を設けることにより、ローラスキーの方向変換
の際、この補助板29を脚部の脇で押してより容易にス
キー板2の傾きを変えることができる。 (4)第二の発明に、さらににハンドル30を取り付け
ることにより、スキーヤーはこのハンドル30を左右に
傾けて方向変換をより容易に行うことが可能である。ま
たこのハンドル30は姿勢安定の助けになるので特に初
心者用に適している。
【0023】(5)上記第一の発明及び第二の発明のロ
ーラスキーにおいてはストックを使用して滑走すること
もでき、その場合には左右のスキー板2をほぼ平行にし
て左右に振って滑走しても、先端部の車輪4は常にそれ
らスキー板2の進行方向に向くので、各種高級技術を駆
使することが可能である。 (6)上記第二の発明において、一対のスキー板を上方
へ山形に折り曲げ自在とするため、各スキー板2の分割
部を上側から押圧手段28で押圧するように構成された
折曲部8を使用した場合には、滑走方向を変換する際、
曲がろうとする方向と反対側にスキーヤーの重心を移す
と、軽くなったスキー板2は押圧手段28により分割部
の後側が下方へ押圧されてスキー板2を山形に折り曲げ
る。そのため、ローラスキー1を傾けることがさらに容
易になる。 (7)さらに、上記第三の発明においては、一つのエン
ジン等の駆動源で前輪である車輪を駆動できるものであ
るから、構造が簡単で制御し易い駆動源つきローラスキ
ーとなり、雪のない平地においてスキーを楽しむことが
できる。即ち、自走式のローラスキーとすることができ
る。その場合においても上記と同様に左右のスキー板2
をほぼ平行にして左右に振ってクリスチャニアのような
高級技術を駆使することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第一の発明と第二の発明と第三の発明と
を実施したローラスキーの側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1におけるキャスター5のI−I方向からみ
た拡大平面図。
【図4】図1における連結手段3を分解して示した拡大
斜視図。
【図5】図4における同期回動手段26を模式的に示す
説明図。
【図6】本願の第二の発明を実施したローラスキー1を
路面40に対して傾けて使用した状態を示す説明図。
【図7】本願の第二の発明における折曲部8の例を示す
側面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】図1に示したローラスキーにハンドルを設けた
側面図。
【符号の説明】
1 ローラスキー 2 スキー板 3 連結手段 4 車輪 5 キャスター 6 足乗せ部 7 足型 8 折曲部 9 ローラ 10 ブラケット 11 取付板 12 ローラ 13 ブラケット 14 垂直軸 15 ストッパー 16 ストッパー部 17 フランジ部 18 ネジ 19 段差部 20a 横溝 20b 縦溝 21 ボルト孔 22 ボルト 23 ナット 24 ピン 25 ピン 26 同期回動手段 27 取付部 28 押圧手段 29 補助板 30 ハンドル 31 レバー 40 路面 42 エンジン 43 伝動ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の細長いスキー板2と、そのスキー
    板2の先端部を互いに回動自在に連結する連結手段3
    と、その連結手段3を支持する車輪4と、前記一対のス
    キー板2の後端部をそれぞれ支持する回動角制限型の一
    対のキャスター5とを備え、前記連結手段3には車輪4
    の進行方向を中心として各スキー板2を等角度で回動さ
    せるための同期回動手段26が設けられていることを特
    徴とするローラスキー。
  2. 【請求項2】 一対の細長いスキー板2と、そのスキー
    板2の先端部を互いに回動自在に連結する連結手段3
    と、その連結手段3を支持する車輪4と、前記一対のス
    キー板2の後端部をそれぞれ支持する回動角制限型の一
    対のキャスター5とを備え、前記一対のスキー板2は夫
    々上方へ山形に折り曲げ自在とされていることを特徴と
    するローラスキー。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    車輪4に駆動用エンジン42等の駆動源が接続されたロ
    ーラスキー。
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