JPH05174144A - ヒストグラム算出回路 - Google Patents

ヒストグラム算出回路

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JPH05174144A
JPH05174144A JP3339123A JP33912391A JPH05174144A JP H05174144 A JPH05174144 A JP H05174144A JP 3339123 A JP3339123 A JP 3339123A JP 33912391 A JP33912391 A JP 33912391A JP H05174144 A JPH05174144 A JP H05174144A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フレームを構成する時系列データ
の、該フレーム内のヒストグラムを算出するヒストグラ
ム算出回路に関し、高いフレームレートを確保ししかも
回路規模も2フレーム分のメモリを備えるほど増大化す
る必要のない、コストパフォーマンスに優れたヒストグ
ラム算出回路を提供する。 【構成】 時系列データの連続する各フレーム毎に機能
が交替される、順次積算されるヒストグラム値を表わす
ビット列のうち下位ビット側と上位ビット側との一方又
は他方が記録される2つのメモリと、順次積算されるヒ
ストグラム値の上位ビット側が全て初期状態で表わされ
る時間内に該上位ビット側が記録されるメモリを初期化
する初期化回路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームを構成する時
系列データの、該フレーム内の時系列データのヒストグ
ラムを算出するヒストグラム算出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば各画素毎の濃度データを時系列的
に順次入力して画像1枚分の濃度ヒストグラムを算出す
るようなヒストグラム算出回路が知られている。このヒ
ストグラム算出回路の例として、特開平1−20178
2号公報には、画像データ(濃度値データ)をメモリの
アドレスとし、そのアドレスの示すメモリ領域に記憶さ
れたデータを+1することにより、濃度値データ毎のデ
ータ数(濃度値ヒストグラム)を計数する回路方式が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、画像1枚分の
時系列濃度データの集まりを1フレームとし、順次連続
して入力される各フレーム毎の濃度ヒストグラムを算出
する場合において、上記従来の提案に係る回路方式をそ
のまま採用すると、あるフレームのヒストグラムをメモ
リに格納してそのメモリ内のヒストグラムを読み出し、
その後メモリの内容を全てクリアするまで時間をおいた
後でないと次のフレームのヒストグラムの算出を開始す
ることができず、フレームレートが低くなってしまうと
いう問題を生じることになる。
【0004】この問題を解決するために、画像1枚分
(1フレーム分)のヒストグラムを格納することのでき
るメモリを2つ備え、1方のメモリを用いてヒストグラ
ムの算出を行っている間に他方のメモリの内容をクリア
するというシーケンスを組むことが考えられる。このよ
うに構成するとメモリの内容をクリアする時間を空ける
必要がなく、したがってフレームレートを高めることが
できることとなる。
【0005】しかし、この回路方式を採用すると、今度
は2フレーム分のメモリが必要となり、したがって回路
規模が増大化しコスト高となってしまうという問題が生
じる。本発明は、上記事情に鑑み、高いフレームレート
を確保ししかも回路規模も上記のように2フレーム分の
メモリを備えるほど増大化する必要のない、コストパフ
ォーマンスに優れたヒストグラム算出回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のヒストグラム算出回路は、時系列データのそ
れぞれが入力される毎に、入力された時系列データに対
応するアドレスにより指定されたメモリ領域に記録され
たヒストグラム値を読み出し該ヒストグラム値に1を加
算して該アドレスにより指定されたメモリ領域に再度記
録する操作を、時系列データの1フレームに亘って繰り
返すことにより、該フレームにおける時系列データのヒ
ストグラムを算出するヒストグラム算出回路において、
上記時系列データの連続する各フレーム毎に機能が交替
される、順次積算されるヒストグラム値を表わすビット
列のうち下位ビット側と上位ビット側との一方又は他方
が記録される2つのメモリと、順次積算されるヒストグ
ラム値の上位ビット側が全て初期状態で表わされる時間
内に該上位ビット側が記録される上記メモリを初期化す
る初期化回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】ここで上記下位ビット側が記録される上記
メモリが、該メモリの各アドレスにそれぞれ対応するフ
ラグを有し、上記ヒストグラム算出回路が、当該フレー
ムについて前記下位ビット側が記録される上記メモリの
各アドレスに対応する各メモリ領域にそれぞれ最初に書
き込む際にはヒストグラム値1を書き込むとともに、該
ヒストグラム値1を書き込んだメモリ領域のアドレスに
対応する上記フラグを、ヒストグラム値の累算を開始し
たことを表わす状態にセットする書込制御回路を備えた
構成としてもよい。
【0008】
【作用】外部から時系列データを入力してヒストグラム
を算出する場合、ある1つのデータが入力されると、そ
のデータに対応するアドレスにより特定されるメモリ領
域に記憶された内容を読み出し、その読み出した内容に
+1を加算し、再度その+1加算された内容を上記アド
レスにより特定されるメモリ領域に格納するというシー
ケンスとなるが、このとき、上記時系列データの入力と
上記シーケンスは、1つのクロックに同期した速度で実
行される。
【0009】ここで1フレーム分の時系列データのヒス
トグラム算出に要する時間と、メモリのアドレスを逐次
選択し0を書き込んでいくことによってメモリ全体をク
リアするに要する時間を、例えばフレームサイズ512
×512(1フレームの画素数262144個)、階調
256(メモリのワード数256)からなる画像データ
について、上記クロック数で比較すると、1フレーム分
の時系列データのヒストグラム算出に要する時間(クロ
ック数)は画素数が262144個であるから2621
44個のクロック分の時間が必要となり、一方メモリ全
体をクリアするに要する時間(クロック数)は、メモリ
のワード数が256であるから256個のクロック分の
時間でよい。したがってこのヒストグラム算出回路内で
メモリ全体をクリアするに要する時間は、1フレーム分
の時系列データが入力されるに要する時間よりはかなり
短時間で済むことになる。
【0010】本発明は、上記の点に想到することにより
完成されたものであり、順次積算されるヒストグラム値
を表わすビット列のうち下位ビット側と上位ビット側と
の一方又は他方が記録される2つのメモリと、順次積算
されるヒストグラム値の上位ビット側が全て初期状態で
表わされる時間内に該上位ビット側が記録されるメモリ
を初期化する初期化回路を備え、連続する各フレーム毎
に2つのメモリがその役割を交替するように構成したも
のである。この場合、上記2つのメモリはその合計のメ
モリ容量がほぼ1フレーム分で済むこととなり、いわば
従来例における1つのメモリを備えるだけでメモリをク
リアする時間を空ける必要をなくしたことになる。
【0011】ここで直前のフレームを構成する時系列デ
ータの累算の際に、上位ビット側の記録のために使用さ
れたメモリの各メモリ領域に既にある値が格納されてい
る場合があり、このメモリを下位ビット側が記録される
メモリとして使用を開始する際に初期化されておらず、
したがってそのメモリの各メモリ領域に最初にヒストグ
ラム値1を格納するときはその各メモリ領域に記録され
ている内容の如何に拘らずヒストグラム値1を格納する
必要がある。このために下位ビット側のヒストグラム値
が記録されるメモリの各メモリ領域毎に、ヒストグラム
値の累算を開始したか否かを区別するフラグが必要とな
るが、このフラグとして、例えば上記各メモリの各アド
レスにそれぞれ対応する各フラグからなるフラグメモリ
を上記2つのメモリのそれぞれに対応して備え、上記各
メモリが、上位側ビット側が記録されるメモリとして初
期化される際に、該メモリに対応するフラグメモリも初
期化し、上記各メモリが、下位ビット側が記録されるメ
モリとしてヒストグラム値1が格納された際に、これに
対応するフラグをヒストグラム値の累算を開始したこと
を表わす状態にセットするように構成してもよく、ある
いは上記フラグメモリを1つだけ備え、直前のフレーム
の時系列データのヒストグラムを読み出している間、あ
るいは当該フレームの時系列データのヒストグラムの算
出を開始する直前等に初期化するようにしてもよいが、
例えば後述する実施例に示すように、下位ビット側が記
録されるメモリ内にフラグを備えてもよく、この場合上
記2つのメモリ以外のフラグメモリは不要となり、構成
のより簡単なヒストグラム算出回路が実現される。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
は、本発明の一実施例のヒストグラム算出回路を表わし
た回路ブロック図、図2は図1に示すヒストグラム算出
回路のタイミングチャート、図3はRAM内の各メモリ
領域を模式的に表わした図である。
【0013】表1は、図2に示す記号を説明するための
表である。ここで、図1においては、各マルチプレクサ
の制御信号線は、繁雑さを避けるためその図示を省略し
ている。
【0014】
【表1】 ──────────────────────────── SEL1LA マルチプレクサ14の制御信号 SEL2LA マルチプレクサ16の制御信号 OR1IN オアゲート30の入力信号 OR2IN オアゲート32の入力信号 SEL3LA マルチプレクサ18の制御信号 SEL4LA マルチプレクサ20の制御信号 SEL5LA マルチプレクサ22の制御信号 SEL6−1 マルチプレクサ24の制御信号 SEL6−2 マルチプレクサ24の制御信号 SEL7−1 マルチプレクサ26の制御信号 SEL7−2 マルチプレクサ26の制御信号 ──────────────────────────── ここに示す各制御信号のうちSEL1LA〜SEL5L
Aは、これらがLレベルにあるときは各マルチプレクサ
14〜22のA側の入力信号が選択され、Hレベルにあ
るときは各マルチプレクサ14〜22のB側の入力信号
が選択されることを意味している。
【0015】またマルチプレクサ24,26に関しては
それらの入力は表2に示すように選択される。
【0016】
【表2】 ──────────────────────────── SEL6−1 SEL6−2 選択される入力 SEL7−1 SEL7−2 L L A L H B H L C H H − ──────────────────────────── 図1に示すヒストグラム算出回路には2つのRAM1
0,12が備えられているが、これらのRAM10,1
2は、図3に示すように、1ワードが10ビットで構成
され、かつそれぞれが256ワードで構成されている。
【0017】ここで、図1に示すヒストグラム算出回路
に電源を投入した際等には2つのRAM10,12を共
にクリアする必要があり、このときには図2の時刻t1
に示すように、制御信号SEL1LA,SEL2LAが
Lレベルとなって、これにより各マルチプレクサ14,
16の入力がカウンタ28から出力されるカウント値を
通過させるA側に切替えられる。これら各マルチプレク
サ14,16の各出力端子14a,16aは、それぞれ
RAM10,12の各ライトアドレス入力端子10a,
12aと接続されている。また制御信号SEL6−1,
SEL6−2;SEL7−1,SEL7−2が全てLレ
ベルとなって、マルチプレクサ24,26の入力が並列
10ビットに全て0が入力されるA側に切替えられる。
これらのマルチプレクサ24,26は各出力端子24
a,26aが各RAM10,12の各信号入力端子10
b,12bと接続されており、カウンタ28のカウント
出力が1ずつインクリメントされるに従ってRAM1
0,12の全領域に0が書き込まれ、これによりRAM
10,12の双方がクリアされる。
【0018】このようにして図2に示す時刻t2におい
てRAM10,12のクリアが完了すると、次に時刻t
3以降第一フレームを構成する、画像1枚あたり512
×512画素、各画素あたり8ビット(256階調)か
らなる画像データが各画素毎に順次時系列的にアドレス
生成ユニット34に入力されるが、この入力が開始され
る直前の時刻t3において、図2に示すように、制御信
号SEL1LA,SEL2LAがそれぞれHレベル,L
レベルとなって、マルチプレクサ14は、アドレス生成
ユニット34側、マルチプレクサ16はカウンタ28側
となる。またオアゲート回路30,31の各一方の入力
端子の信号OR1IN,OR2INはそれぞれLレベ
ル,Hレベルとなり、これによりオアゲート回路30
は、他方の入力端子から入力される信号の論理と同一の
論理の信号が出力され、オアゲート回路32は常にHレ
ベルの信号が出力される状態となる。ここで、各オアゲ
ート回路30,32の各他方の入力端子には、各RAM
10,12の各リードアドレス端子10c,12cから
入力されるアドレスで指定される1ワードのメモリ領域
のうちの最上位ビットの内容が読み出されて入力され
る。ここではRAM10にヒストグラム値のうちの下位
9ビットが記憶され、RAM10の最上位ビット(図3
参照)は、後述する論理フラグとして用いられる。また
RAM12にはヒストグラム値のうちの上位10ビット
が記憶される。したがってオアゲート30からは論理フ
ラグの論理レベルと同一の信号が出力されることにな
る。また各制御信号SEL3LA,SEL4LA,SE
L5LAはそれぞれHレベル,Lレベル、Hレベルとな
りそれぞれマルチプレクサ18,20,22のB側、A
側、B側の入力が選択される。さらに各制御信号SEL
6−1,SEL6−2;SEL7−1,SEL7−2は
それぞれHレベル,Lレベル;Lレベル,Lレベルとな
り、それぞれマルチプレクサ24,26のC側、A側の
入力が選択される。
【0019】上記のように各マルチプレクサ14〜26
が切替えられた後1つの画素に対応する画像データがア
ドレス生成ユニット34に入力されると、このアドレス
生成ユニット34においてこの画像データが表わす濃度
値をアドレスとしたアドレス信号が生成され、先ず双方
のRAM10,12の各リードアドレス入力端子10
c,12cに入力される。このときRAM10からこの
指定されたアドレスに対応するメモリ領域から1ワード
(10ビット)のデータが出力されるが、これら10ビ
ットのデータのうち下位9ビットはアンドゲート回路3
6に直接にその一方の入力端子から入力され、最上位ビ
ット(論理フラグ)はオアゲート回路30を経由してア
ンドゲート回路36にその他方の入力端子から入力され
る。したがってその最上位ビット(論理フラグ)が
‘0’の場合(ここでは時刻t1〜t2の間で全てクリ
アされているため全て0である)、アンドゲート回路3
6からは全て‘0’が出力され、この全て‘0’の信号
が加算器42に入力される。またRAM12からは、リ
ードアドレス端子12cから入力されたアドレスに記録
された10ビットのデータが出力され、これら10ビッ
トのデータのうち下位9ビットはアンドゲート回路38
にその一方の入力端子から入力される。ここでオアゲー
ト回路32はその一方の入力端子に‘1’のOR2IN
が入力されているため、このオアゲート回路32からは
常に‘1’が出力され、したがってRAM12から読み
出されたアンドゲート回路38に入力された下位9ビッ
トの信号はこのアンドゲート回路38を経由し、さらに
マルチプレクサ20を経由して加算器42に入力され
る。またRAM12から読み出された10ビットの信号
のうちの最上位ビットはオアゲート回路32の入力端子
からオアゲート回路32に入力される。
【0020】加算器42においては入力された18ビッ
トの信号に1が加算され、そのうちの下位9ビットに論
理‘1’の最上位ビット(論理フラグ)が加わってマル
チプレクサ24を経由し、アドレス生成ユニット34で
生成されマルチプレクサ14を経由してRAM10のラ
イトアドレス端子10aから入力されたアドレスで指定
されるメモリ領域に格納される。ここで、このライトア
ドレス端子10aから入力されたアドレスは、リードア
ドレス端子10cから入力されたアドレスと同一のアド
レスである。
【0021】また、加算器42に入力された18ビット
に1が加算された値のうちの上位9ビットとキャリーを
表わす最上位ビットとの合計10ビットは、この加算器
42から出力されてマルチプレクサ26にそのB入力端
子から入力されるが、マルチプレクサ26は前述したよ
うにA入力端子が選択されているため、RAM12には
全て‘0’の10ビットの信号が入力され、カウンタ2
8で生成されマルチプレクサ16を経由してライトアド
レス端子12aに入力されたアドレスに‘0’が書き込
まれる。即ちRAM12は図2に示す時刻t3〜t4の
間に再度クリアされる。またこのRAM12が再度クリ
アされている間にも画像データがアドレス生成ユニット
34に入力され、このアドレス生成ユニットによりRA
M10のアドレスが指定されるが、この指定されたアド
レスがこの第一フレーム内で既に指定されたアドレスと
同一のアドレスである場合は、その最上位ビット(論理
フラグ)が‘1’であるため、その下位9ビットがアン
ドゲート回路36をそのまま経由し、さらにマルチプレ
クサ18を経由して加算器42に入力され、この下位9
ビットに既に格納されていたヒストグラム値に1が加算
されて再度RAM10の同一アドレスのメモリ領域に格
納されることになる。
【0022】以上のようにしてRAM10にヒストグラ
ム値が加算されているうちにRAM12が再度クリアさ
れると、図2に示す時刻t4において、SEL2LA,
SEL7−2がHレベルに切替えられてこれによりマル
チプレクサ16,26の各B入力端子が選択され、これ
によりその時点以降RAM12にはヒストグラム値の上
位10ビットが格納されることになる。
【0023】以上のようにして時刻t5迄の間に画像1
枚分の画像データが順次入力されてそのヒストグラムが
求められる。この時刻t5以降は読出しモードに入り、
画像データに代えてRAM10,12に格納されたヒス
トグラムを読み出すためのアドレスを指定する信号がア
ドレス生成ユニット34に入力され上記と同様にしてR
AM10、12からヒストグラム値が読出され、出力バ
ッファ回路40を経由して外部に取り出される。
【0024】次に時刻t6以降上記と同様にして第二フ
レームついて画像データのヒストグラムが求められる
が、ここではRAM10とRAM12との役割が交替さ
れることを除きそのシーケンスは上記第一フレームの場
合と同様であるため説明は省略する。なお、ここで、第
一フレームについてヒストグラムを算出した結果、RA
Mに記録されたヒストグラム値の上位ビットのうちの最
上位ビットが’1’となり、これにより第二フレームに
ついてヒストグラム値の積算を開始する当初からこの第
二フレームに関してヒストグラム値の下位ビット側が格
納されるRAM2の論理フラグが’1’となってしまっ
ていることが考えられる。しかし、前述したように、こ
こでは512×512画素で構成された画像を取扱って
いるため、上位ビット側10ビットのうちの最上位ビッ
トが’1’となるのは512×512画素の全てが同一
の濃度値であった場合に相当し、この場合は上位ビット
側10ビットのうちの下位側9ビットは全て’0’とな
り、したがって第1フレームに関してRAM12のある
メモリ領域の最上位ビットが’1’となり、次に第二フ
レームのヒストグラムを求める際にこの’1’となった
最上位ビットが論理フラグとして使用されヒストグラム
算出の当初からそのメモリ領域についてヒストグラム値
の積算が既に行われていると判定され、RAM12から
読出された10ビットの信号のうちの下位9ビットがそ
のままアンドゲート回路38を通り抜けてもこの通り抜
けた9ビットの信号は全て’0’であるため何らの問題
もなくヒストグラム値の積算が行われることとなる。
【0025】次に時刻t7においてRAM10とRAM
12の役割が再度交替され、同様にして第三フレームに
ついてヒストグラムの算出が行われる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒストグ
ラム算出回路は、順次積算されるヒストグラム値を表わ
すビット列のうち上位ビット側と下位ビット側との一方
又は他方が記録される2つのメモリと、順次積算される
ヒストグラム値の上位ビット側が全て初期状態で表わさ
れる時間内に該上位ビット側が記録されるメモリを初期
化する初期化回路を備え、連続する各フレーム毎に2つ
のメモリがその役割を交替するように構成したため、従
来例におけるほぼ1つのメモリに匹敵する容量のメモリ
を備えるだけでメモリをクリアする時間をほとんどもし
くは全く空ける必要のない、フレームレートの高いヒス
トグラム算出回路が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のヒストグラム算出回路を表
わした回路ブロック図である。
【図2】図1に示すヒストグラム算出回路のタイミング
チャートである。
【図3】RAM内の各メモリ領域を模式的に表わした図
である。
【符号の説明】
10、12 RAM 14、16、18、20、22、26 マルチプレクサ 28 カウンタ 30、32 オアゲート回路 34 アドレス生成ユニット 36、38 アンドゲート回路 42 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列データのそれぞれが入力される毎
    に、入力された時系列データに対応するアドレスにより
    指定されたメモリ領域に記録されたヒストグラム値を読
    み出し該ヒストグラム値に1を加算して該アドレスによ
    り指定されたメモリ領域に再度記録する操作を、時系列
    データの1フレームに亘って繰り返すことにより、該フ
    レームにおける時系列データのヒストグラムを算出する
    ヒストグラム算出回路において、 前記時系列データの連続する各フレーム毎に機能が交替
    される、順次積算されるヒストグラム値を表わすビット
    列のうち下位ビット側と上位ビット側との一方又は他方
    が記録される2つのメモリと、 順次積算されるヒストグラム値の上位ビット側が全て初
    期状態で表わされる時間内に該上位ビット側が記録され
    る前記メモリを初期化する初期化回路とを備えたことを
    特徴とするヒストグラム算出回路。
  2. 【請求項2】 前記下位ビット側が記録される前記メモ
    リが、該メモリの各アドレスにそれぞれ対応するフラグ
    を有し、 前記ヒストグラム算出回路が、当該フレームについて前
    記下位ビット側が記録される前記メモリの各アドレスに
    対応する各メモリ領域にそれぞれ最初に書き込む際には
    ヒストグラム値1を書き込むとともに、該ヒストグラム
    値1を書き込んだメモリ領域のアドレスに対応する前記
    フラグを、ヒストグラム値の累算を開始したことを表わ
    す状態にセットする書込制御回路を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のヒストグラム算出回路。
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