JPH0517388Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517388Y2 JPH0517388Y2 JP1983202958U JP20295883U JPH0517388Y2 JP H0517388 Y2 JPH0517388 Y2 JP H0517388Y2 JP 1983202958 U JP1983202958 U JP 1983202958U JP 20295883 U JP20295883 U JP 20295883U JP H0517388 Y2 JPH0517388 Y2 JP H0517388Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor
- spring
- fuel
- control rack
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 15
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、急激な負荷変動によつてガバナが
ハンチングするのを防止するための機構に関す
る。
ハンチングするのを防止するための機構に関す
る。
一般に、インジエクシヨンポンプのメカニカル
ガバナのガバナスプリングとして、一定のバネ定
数を有する線形特性の引張りスプリングが用いら
れているのに対し、ガバナフオースは回転数の2
乗に比例して増減するため、低回転域から高回転
域までの広回転域にわたつてガバナフオースとス
プリング荷重とを適切にバランスさせて制御する
ことが困難であつた。
ガバナのガバナスプリングとして、一定のバネ定
数を有する線形特性の引張りスプリングが用いら
れているのに対し、ガバナフオースは回転数の2
乗に比例して増減するため、低回転域から高回転
域までの広回転域にわたつてガバナフオースとス
プリング荷重とを適切にバランスさせて制御する
ことが困難であつた。
又、ガバナスプリングがガバナフオースとバラ
ンスした或る負荷状態で急激に無負荷になつたよ
うな場合にハンチングを生じることがあつた。
ンスした或る負荷状態で急激に無負荷になつたよ
うな場合にハンチングを生じることがあつた。
この考案は、インジエクシヨンポンプのコント
ロールラツクに作用させるアイドルリミツトスプ
リングに改良を加えることで、スプリング荷重と
ガバナフオースとを広い回転域に亘つて適切にバ
ランスさせて急激な負荷変動時のハンチングを防
止できるようにしたものである。
ロールラツクに作用させるアイドルリミツトスプ
リングに改良を加えることで、スプリング荷重と
ガバナフオースとを広い回転域に亘つて適切にバ
ランスさせて急激な負荷変動時のハンチングを防
止できるようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面に基ついて説明
する。
する。
第1図及び第2図は3気筒デイーゼルエンジン
のガバナ装置部分を示し、クランクケース1の側
面に一体形成したポンプケース2の上部にインジ
エクシヨンポンプ3が組込まれるとともに、その
下部にポンプ駆動用カム軸4が支承され、更にそ
の下方にガバナ軸5が配備されている。カム軸4
及びガバナ軸5の前端は夫々クランクケース前面
に取付けたギヤケース6の内部に突出され、カム
軸4の先端には入力ギヤ7と遠心力式の進角機構
8が装着されるとともに、ガバナ軸5には入力ギ
ヤ9が取付けられ、かつガバナ軸5の後端に連結
した作業用油圧ポンプ10の駆動負荷がカム軸4
に及ばないように、両入力ギヤ7,9は独立的に
図外のクランク軸ギヤに連動連結されている。
のガバナ装置部分を示し、クランクケース1の側
面に一体形成したポンプケース2の上部にインジ
エクシヨンポンプ3が組込まれるとともに、その
下部にポンプ駆動用カム軸4が支承され、更にそ
の下方にガバナ軸5が配備されている。カム軸4
及びガバナ軸5の前端は夫々クランクケース前面
に取付けたギヤケース6の内部に突出され、カム
軸4の先端には入力ギヤ7と遠心力式の進角機構
8が装着されるとともに、ガバナ軸5には入力ギ
ヤ9が取付けられ、かつガバナ軸5の後端に連結
した作業用油圧ポンプ10の駆動負荷がカム軸4
に及ばないように、両入力ギヤ7,9は独立的に
図外のクランク軸ギヤに連動連結されている。
カム軸4とガバナ軸5の上下中間箇所には、イ
ンジエクシヨンポンプ3のコントロールラツクピ
ン11に係合したフオークレバー12と、ガバナ
レバー13とを枢支する支軸14が取付けられて
いる。又、ガバナ軸5には、ガバナウエイト1
5,15を遠心揺動自在に枢支したガバナ取付台
16が打込み固定されるとともに、このウエイト
15,15の揺動に伴つてスライドシフトするス
リーブ17が外嵌され、スリーブ17に与えられ
たガバナフオースFがフオークレバー12の基部
から連設したアーム18に伝えられるようになつ
ている。
ンジエクシヨンポンプ3のコントロールラツクピ
ン11に係合したフオークレバー12と、ガバナ
レバー13とを枢支する支軸14が取付けられて
いる。又、ガバナ軸5には、ガバナウエイト1
5,15を遠心揺動自在に枢支したガバナ取付台
16が打込み固定されるとともに、このウエイト
15,15の揺動に伴つてスライドシフトするス
リーブ17が外嵌され、スリーブ17に与えられ
たガバナフオースFがフオークレバー12の基部
から連設したアーム18に伝えられるようになつ
ている。
ポンプケース2の側部カバー2aには、外部の
調速レバー19によつて揺動操作されるアーム2
0が支軸21を介して取付けられ、このアーム2
0とガバナレバー13とに亘つてバネ定数が一定
のガバナスプリング22が張設されている。
調速レバー19によつて揺動操作されるアーム2
0が支軸21を介して取付けられ、このアーム2
0とガバナレバー13とに亘つてバネ定数が一定
のガバナスプリング22が張設されている。
フオークレバー12はガバナレバー13にトル
クスプリング23を介して接当連動されるととも
に、スタートスプリング24によつて燃料増量方
向に付勢されている。又、ギヤケース6に取付け
たアジヤストボルト25の内端には圧縮コイルス
プリングからなるアイドルリミツトスプリング2
6が外嵌固着され、このスプリング26がコント
ロールラツク27の燃料減量側端部27aを燃料
増量方向に押圧している。
クスプリング23を介して接当連動されるととも
に、スタートスプリング24によつて燃料増量方
向に付勢されている。又、ギヤケース6に取付け
たアジヤストボルト25の内端には圧縮コイルス
プリングからなるアイドルリミツトスプリング2
6が外嵌固着され、このスプリング26がコント
ロールラツク27の燃料減量側端部27aを燃料
増量方向に押圧している。
そして、前記アイドルリミツトスプリング26
は、圧縮変位量が大きくなるにつれてバネ定数が
大きくなり、第3図中のAに示す二次曲線の荷重
特性を発揮するよう不等ピツチに巻回されたもの
が利用されている。第3図中Bはガバナスプリン
グ22の荷重特性を示し、コントロールラツク2
7には両バネ22,26の合力が燃料増量方向に
作用することにより、その合力特性は同図中のC
のようになる。
は、圧縮変位量が大きくなるにつれてバネ定数が
大きくなり、第3図中のAに示す二次曲線の荷重
特性を発揮するよう不等ピツチに巻回されたもの
が利用されている。第3図中Bはガバナスプリン
グ22の荷重特性を示し、コントロールラツク2
7には両バネ22,26の合力が燃料増量方向に
作用することにより、その合力特性は同図中のC
のようになる。
上記のように、両スフリング22,26による
合力特性が、コントロールラツクの燃料減量側端
部の位置が燃料減量側に移行するにつれてバネ定
数が大きくなる二次曲線になるので、回転数の2
乗に比例して変化するガバナフオースFとスプリ
ング荷重が、低回転域から高回転域に亘つて適正
に対応し、低アイドルから高アイドルに亘る適正
なアイドリング回転セツトが可能になる。しか
も、アイドルリミツトスプリングは不等ピツチに
形成してあることから、コントロールラツクが燃
料減量側に位置するほど強く増量側へ弾圧するの
で、ハンチングを効果的に防止できるうえ、負荷
変動が急激な場合にも、コントロールラツクの燃
料減量側への移動により生じるエンストを防ぐこ
とができる。
合力特性が、コントロールラツクの燃料減量側端
部の位置が燃料減量側に移行するにつれてバネ定
数が大きくなる二次曲線になるので、回転数の2
乗に比例して変化するガバナフオースFとスプリ
ング荷重が、低回転域から高回転域に亘つて適正
に対応し、低アイドルから高アイドルに亘る適正
なアイドリング回転セツトが可能になる。しか
も、アイドルリミツトスプリングは不等ピツチに
形成してあることから、コントロールラツクが燃
料減量側に位置するほど強く増量側へ弾圧するの
で、ハンチングを効果的に防止できるうえ、負荷
変動が急激な場合にも、コントロールラツクの燃
料減量側への移動により生じるエンストを防ぐこ
とができる。
以上説明したように、本考案は、アイドルリミ
ツトスプリングを不等ピツチのスプリングに変更
するだけの簡単な改造で、ガバナフオースに対応
したスプリング荷重特性を得て、ガバナの安定制
御を行うことが可能となつた。そのうえ、アイド
ルリミツトスプリングは、コントロールラツクが
燃料減量側に位置してエンストし易い場合ほど、
強い弾圧力でコントロールラツクを燃料増量側に
押圧するので、ハンチング防止に有効なうえ、急
激な負荷変動によるエンストを防止できるように
なつた。
ツトスプリングを不等ピツチのスプリングに変更
するだけの簡単な改造で、ガバナフオースに対応
したスプリング荷重特性を得て、ガバナの安定制
御を行うことが可能となつた。そのうえ、アイド
ルリミツトスプリングは、コントロールラツクが
燃料減量側に位置してエンストし易い場合ほど、
強い弾圧力でコントロールラツクを燃料増量側に
押圧するので、ハンチング防止に有効なうえ、急
激な負荷変動によるエンストを防止できるように
なつた。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はガバ
ナ装置部を示す側面図、第2図はその正面図、第
3図はスプリング特性線図である。 3……インジエクシヨンポンプ、22……ガバ
ナスプリング、26……アイドルリミツトスプリ
ング、27……コントロールラツク。
ナ装置部を示す側面図、第2図はその正面図、第
3図はスプリング特性線図である。 3……インジエクシヨンポンプ、22……ガバ
ナスプリング、26……アイドルリミツトスプリ
ング、27……コントロールラツク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 インジエクシヨンポンプ3のコントロールラツ
ク27の燃料減量側端部27aを燃料増量側に押
圧するアイドルリミツトスプリング26を不等ピ
ツチスプリングに形成して圧縮変位量が大きいほ
どバネ定数が大になるよう構成し、 このアイドルリミツトスプリング26とガバナ
スプリング22との合力特性を、コントロールラ
ツク27の上記燃料減量側端部27aが燃料減量
側にあるほどバネ定数が大になるよう構成してあ
るエンジンガバナのハンチング防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295883U JPS60105837U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | エンジンガバナのハンチング防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20295883U JPS60105837U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | エンジンガバナのハンチング防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60105837U JPS60105837U (ja) | 1985-07-19 |
JPH0517388Y2 true JPH0517388Y2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=30765381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20295883U Granted JPS60105837U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | エンジンガバナのハンチング防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60105837U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5324598U (ja) * | 1976-08-10 | 1978-03-02 | ||
JPS5337235A (en) * | 1976-09-18 | 1978-04-06 | Kubota Ltd | Revolution speed regulator for engine |
JPS5823956U (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-15 | 富士重工業株式会社 | 自動車ドア用盗難防止キ−シリンダ装置 |
JPS5829133B2 (ja) * | 1979-03-20 | 1983-06-21 | 味の素株式会社 | 疎水性の可燃性有機媒体の固形化処理剤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5829133U (ja) * | 1981-08-21 | 1983-02-25 | 株式会社クボタ | エンジンのガバナ装置 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP20295883U patent/JPS60105837U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5324598U (ja) * | 1976-08-10 | 1978-03-02 | ||
JPS5337235A (en) * | 1976-09-18 | 1978-04-06 | Kubota Ltd | Revolution speed regulator for engine |
JPS5829133B2 (ja) * | 1979-03-20 | 1983-06-21 | 味の素株式会社 | 疎水性の可燃性有機媒体の固形化処理剤 |
JPS5823956U (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-15 | 富士重工業株式会社 | 自動車ドア用盗難防止キ−シリンダ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60105837U (ja) | 1985-07-19 |
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