JPH0517257B2 - - Google Patents

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JPH0517257B2
JPH0517257B2 JP58079407A JP7940783A JPH0517257B2 JP H0517257 B2 JPH0517257 B2 JP H0517257B2 JP 58079407 A JP58079407 A JP 58079407A JP 7940783 A JP7940783 A JP 7940783A JP H0517257 B2 JPH0517257 B2 JP H0517257B2
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JP
Japan
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rubber
weight
parts
tread
ester
Prior art date
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Application number
JP58079407A
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JPS59206209A (ja
Inventor
Eiji Takiguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPH0517257B2 publication Critical patent/JPH0517257B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は雪氷路面の走行に適する空気入りタイ
ヤ、特にトレツド部材の雪氷路面における踏面把
握力を向上させることにより性能の改善された雪
氷路に好適な空気入りタイヤに関するものであ
る。 雪氷路に適する空気入りタイヤはこれまで種々
提案されているが、その性能は必ずしも満足され
るものでなく尚改善が望まれている。これに関し
て従来より雪氷路面における踏面把握力を向上さ
せるためトレツド部材の材質の検討が行われてお
り、低温でのゴムの硬さを柔らかくすることが、
C.S.Wilkinson;RCT,27 255(1954),F.S.
Conant;RCT22 863(1949)等によりよく知ら
れている。その為に例えばW.G.Norich:The
Friction of Polymer on Ice(Journal of the
IRI,10月号 192頁 1972)およびDesmond
Moore;The Friction of Pneumatic Tires
(1975)等の文献に知られているように、ブタジ
エンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴムをトレ
ツドゴムに使用すれば雪氷路面での踏面把握力は
向上する。しかしながらかかる方法によると湿潤
路面での踏面把握力が低下し好ましくない。また
この踏面把握力の低下を改善するため、A.C.
Bassi;RCT 88 1965,D.Bulgin,G.D.
Hubberd,M.H.Walters;Proc.4th Rubber
Tech.Conf.London 198(1962)等の文献で知ら
れているようにスチレン−ブタジエン共重合体ゴ
ム、ブチルゴムやカーボンブラツクを多量に使用
する方法も知られているが、このような方法では
雪氷性能や転動抵抗が低下し好ましくない。 一方特公昭57−59256号公報には天然ゴムNR
およびポリブタジエンゴムBRに塩素Clまたは臭
素Br含有量が1.0〜2.0重量%のポリイソブチレン
−イソプレンゴム(ハロゲン化ブチルゴム)の単
体またはそれ等の混合物を5超〜30以下重量部添
加することでタイヤの転動抵抗の低減とウエツト
制動性能を、耐摩耗性を殆んど低下させずに改良
できることが開示されているが、本発明で意図す
る雪上および氷上性能を改良する点からは実用上
不充分であることが指摘されている。 従つて本発明の目的は湿潤路面における踏面把
握力、耐摩耗性、転動抵抗を低下させることな
く、雪氷路面における踏面把握力を飛躍的に向上
させた雪氷路に好適な空気入りタイヤを提供する
ことにある。 本発明者は、上記目的を達成すべくタイヤトレ
ツド部材の材質につき鋭意研究の結果、天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴムおよびジエン系ゴムから
成る群から選ばれた少なくとも1種のゴム100重
量部に対して石油系軟化剤5〜55重量部とエステ
ル系低温可塑剤5〜30重量部を配合添加し加流し
て得たゴム組成物でトレツドを構成することによ
り、雪氷路面の踏面把握力を飛躍的に向上させ、
性能の改善された雪氷路に好適な空気入りタイヤ
が得られることを確かめ本発明を達成するに至つ
た。 本発明の空気入りタイヤは、トレツド部材を上
記ゴム組成物から構成したことを特徴とするもの
であり、該ゴム組成物においては、原料ゴムとし
て天然ゴム、ポリイソプレンゴムおよびジエン系
ゴムから選ばれた少なくとも1種のゴムを用い
る。上記ジエン系ゴムとしてはポリブタジエンゴ
ムBRおよびスチレンブタジエンゴムSBRが好ま
しく、この場合の併合比はNRまたはIRが100〜
0,SBRが0〜70,BRが0〜70とするのがよ
い。この内NR単独または2種以上のブレンドゴ
ムを原料ゴムとして用いるのがよく、原料ゴム
100重量部中SBRが70重量部を超すと雪氷性改良
効果が弱まり、またBRが70重量部を超えると湿
潤路面での操縦安定性の改良効果が弱まる。また
特にNRまたはIRと、BRとの2者ブレンドでは
BRの結晶化がおこる場合があるが、NRまたは
IRと、BRおよびSBRの3者ブレンドゴムで、
BR対SBRの重量比が90〜10:10〜90のものが
BRの結晶化もなく、望ましい雪氷性能が得られ
るので特に好ましい。 次に本発明においては、雪氷路面での踏面把握
力を向上させるために、上記原料ゴムにエステル
系低温可塑剤の導入が重要で、その添加量は原料
ゴム100重量部に対して5〜30重量部が望ましく、
5重量部未満では雪氷性効果が望めなく、一方30
重量部を超えると耐摩耗性および湿潤路面把握力
が低下して好ましくない。かかる低温可塑剤とし
ては、フタル酸誘導体、例えばフタル酸系ジエス
テル、脂肪酸系一塩基酸エステル、例えばオレイ
ン酸誘導体、脂肪酸系二塩基酸エステル、例えば
アジピン酸誘導体、アゼライン酸誘導体、セバシ
ン酸誘導体およびリン酸誘導体などのエステル系
可塑剤があり、最も望ましいのはオレイン酸誘導
体であり、例えばブチルオレート、オレイン酸オ
クチル、オレイン酸デシル、トール油脂肪酸オク
チル、オレイン酸オレイル、エチレングリコール
オレイン酸ジエステル、1,4−ブタンジオール
オレイン酸ジエステル、1,6−ヘキサンジオー
ルオレイン酸ジエステル、オレイン酸2−エチル
ヘキシル、オレイン酸ドデシル、ミリストレイン
酸デシル、ミリストレイン酸オレイルがあり、オ
レイン酸オクチルが特に好ましい。 また上記エステル系低温可塑剤に併用して石油
系軟化剤を原料ゴム100重量部に対して5〜55重
量部使用する。石油系軟化剤は原料ゴムのより一
層の雪氷路面での踏面把握力を向上させるため添
加するもので、5〜55重量部の範囲で、その効果
がよりよく達成される。上記石油系軟化剤とは粘
度比重定数(V.G.C.)0.80〜1.0からなるパラフ
イン系プロセス油、ナフテン系プロセス油、芳香
族プロセス油である。 本発明においては、エステル系低温可塑剤に石
油系軟化剤を併用して用いたもので、更に、第1
図のA′−B−C′−Dで囲まれた領域内の使用比
率とすることが必要である。 ここで、エステル系低温可塑剤と石油系軟化剤
との合計重量部をx、エステル系低温可塑剤使用
比率(エステル系低温可塑剤重量部/x)をyと
すれば 曲線A′は、y=10/x 曲線C′は、y=30/xである。 従つて第1図のA′−B−C′−Dで囲まれた領
域とは、 10/x≦y≦80/x,y≦1かつx≦60 により囲まれた領域内である。 またエステル系低温可塑剤として脂肪族系一塩
基酸および二塩基酸のエステルが可塑化効果が大
きく望ましい。 本発明に用いるゴム組成物には、補強性カーボ
ンブラツクを30〜100重量部配合するのが好まし
く、カーボンブラツクが30重量部未満では耐摩耗
性が低下し、一方100重量部を超えると生産性が
低下して好ましくない。 更に上記ゴム組成物には通常ゴム組成物に用い
られる配合剤である加硫剤、促進剤、促進助剤、
老化防止剤等が適宜配合される。 以上の構成より成るゴム組成物を用いてトレツ
ドを形成することにより本発明の目的は達成され
るが、雪氷性能をコントロールする上で−20℃
E′が200Kg/cm2以下、望ましくは180Kg/cm2以下
で、0℃E′が150Kg/cm2以下,望ましくは130Kg/
cm2以下で、またかかる温度領域でE′変化が少ない
ことがいろいろな環境下での雪氷性能を維持する
上で重要であり、特に E′(−20℃)−E′(0℃)≦80Kg/cm2 であれば性能変化が少なく良好である。 尚、E′は動的貯蔵弾性率を示す。 本発明を次の実施例により説明する。 実施例 1 第1表に示す配合割合(重量部)からなるゴム
組成物で構成したトレツドを有するタイヤサイズ
165BS13の21種のタイヤをつくつた。各タイヤに
つき雪氷路面における踏面把握力、湿潤路面にお
ける踏面把握力(耐制動性)、耐摩耗性、転動抵
抗を実車試験により下記方法により評価した。得
た結果を第1表に併記する。 評価方法 (1) 雪氷路面での踏面把握力 ブレーキ性能につき速度20,30および40Km/h
で走行中にブレーキをかけ停止距離を測定し、比
較例1のタイヤの値を100として指数で表示した。 (2) 耐制動性 濡れたアスフアルト路面において、速度40Km/
H70Km/Hおよび100Km/Hの各速度から急制動
を与え、完全に停止するまでの走行距離を求め、
その値を比較例1を100として指数で表示した。
数値が大きい程良好。 (3) 耐摩耗性 操縦性、安定性を評価したタイヤとは別途にト
レツドをタイヤ周上で2分割して、一方は比較例
1のトレツドゴム組成物によつてトレツドを形成
したタイヤを試作し、舗装路面を5万Km走行した
後の摩耗量を測定し1mm摩耗するのに要する走行
距離を相対比較し、比較例1を100とし指数表示
した。指数大なる程良好。 (4) 転動抵抗 径1707.6mm、幅350mmのスチール製ドラム上に
おいて、385Kgの荷重を内圧1.7Kg/cm2のタイヤに
掛け、ドラムをモータ駆動により回転させ、速度
80Km/hにて30分間慣らし走行を行なつた後、速
度を200Km/hまで上昇させた。次いでモータ駆
動クラツチを切つて惰行させ、ドラム減速度と時
間変化を基にして速度50Km/hにおけるタイヤと
ドラムの転動抵抗を算出した。この値から予め算
出しておいたドラム抵抗を差し引いて正味のタイ
ヤの転動抵抗を求めた。この際の比較例1の値数
を100とし、指数で表示した。数値が大程良好。 (5) E′の測定法 岩本製作所製粘弾性スペクトロメーターを使用
して周波数50cps、静歪率5%の伸長下にて動歪
率1%の条件で測定した。なお、試料形状は長さ
20mm、幅5mm、厚さ2mmの短冊状とした。
【表】
【表】
【表】 以上説明してきたように、本発明の空気入りタ
イヤは、トレツドを前記構成から成るゴム組成物
で構成したため、湿潤路面の踏面把握力、耐摩耗
性、転動抵抗を損うことなく雪氷路面の踏面把握
力が飛躍的に向上したので雪氷路の走行用として
極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はエステル系低温可塑剤と石油系軟化剤
を併用した場合のエステル系低温可塑剤の使用比
率を示す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雪氷路面の走行に適する空気入りタイヤにお
    いて、トレツドが天然ゴム、ポリイソプレンゴム
    およびジエン系ゴムから成る群から選ばれた少な
    くとも1種のゴム100重量部に対して、石油系軟
    化剤を5〜55重量部およびエステル系低温可塑剤
    を5〜30重量部の範囲でかつ、エステル系低温可
    塑剤と石油系軟化剤との合計重量をx、エステル
    系低温可塑剤使用比率をyとして表わした場合 10/xy≦30/x,y≦1かつx≦60 の条件を満たす割合で配合添加し加硫して得たゴ
    ム組成物から成ることを特徴とする雪氷路に好適
    な空気入りタイヤ。
JP58079407A 1983-05-09 1983-05-09 雪氷路に好適な空気入りタイヤ Granted JPS59206209A (ja)

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