JPH05172279A - 下水道管の地下埋設構造 - Google Patents
下水道管の地下埋設構造Info
- Publication number
- JPH05172279A JPH05172279A JP3344236A JP34423691A JPH05172279A JP H05172279 A JPH05172279 A JP H05172279A JP 3344236 A JP3344236 A JP 3344236A JP 34423691 A JP34423691 A JP 34423691A JP H05172279 A JPH05172279 A JP H05172279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- sheath
- underground
- riser pipe
- riser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 立上管22の外周面上にたとえばポリエチレ
ンシート等の軟弱な外被24を被せておく。施工後、埋
め戻された土砂38が圧密沈下した場合、それに伴って
は外被24のみが沈下され、立上管22は沈下されな
い。 【効果】 立上管22の沈下自体を防止できるので、支
管16や本管12の破損を確実に防止できる。
ンシート等の軟弱な外被24を被せておく。施工後、埋
め戻された土砂38が圧密沈下した場合、それに伴って
は外被24のみが沈下され、立上管22は沈下されな
い。 【効果】 立上管22の沈下自体を防止できるので、支
管16や本管12の破損を確実に防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は下水道管の地下埋設構
造に関し、特にたとえば本管に支管によって接続され、
かつ、鉛直もしくは鉛直に近い傾斜角度で敷設される立
上管を含む、下水道管の地下埋設構造に関する。
造に関し、特にたとえば本管に支管によって接続され、
かつ、鉛直もしくは鉛直に近い傾斜角度で敷設される立
上管を含む、下水道管の地下埋設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して、この種の従来の下水道
管の地下埋設構造1は、本管2を含み、本管2には、サ
ドル部3を介して支管4が接続される。支管4には、略
鉛直方向に延びて敷設される立上管5が接続され、立上
管5には、曲管6を介して図示しない汚水桝等と連通さ
れる取付管7が接続される。配管後、立上管5等の周囲
には、土砂8が埋め戻される。
管の地下埋設構造1は、本管2を含み、本管2には、サ
ドル部3を介して支管4が接続される。支管4には、略
鉛直方向に延びて敷設される立上管5が接続され、立上
管5には、曲管6を介して図示しない汚水桝等と連通さ
れる取付管7が接続される。配管後、立上管5等の周囲
には、土砂8が埋め戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】埋め戻された土砂8が
その上を通る車両の輪荷重等によって圧密沈下した場
合、従来では、それに伴って立上管5が沈下され、たと
えば図5に示すように、立上管5が支管4を突き抜けて
支管4や本管2を破損してしまうおそれがあった。そこ
で、支管4の受口内周面に立上管5の挿入位置を規制す
るための弾性部材を装着した管継手(実願昭62−17
8803号)や支管4の受口奥部に多角形拡径部を形成
した管継手(特願昭62−296112号)や支管4を
蛇腹状に形成した管継手等を含む埋設構造が知られてい
る。これらの従来技術は、弾性部材、多角形拡径部ある
いは蛇腹部分等によって立上管5の下げ代を予め確保し
ておき、立上管5の沈下に備えるようにしたものであ
る。
その上を通る車両の輪荷重等によって圧密沈下した場
合、従来では、それに伴って立上管5が沈下され、たと
えば図5に示すように、立上管5が支管4を突き抜けて
支管4や本管2を破損してしまうおそれがあった。そこ
で、支管4の受口内周面に立上管5の挿入位置を規制す
るための弾性部材を装着した管継手(実願昭62−17
8803号)や支管4の受口奥部に多角形拡径部を形成
した管継手(特願昭62−296112号)や支管4を
蛇腹状に形成した管継手等を含む埋設構造が知られてい
る。これらの従来技術は、弾性部材、多角形拡径部ある
いは蛇腹部分等によって立上管5の下げ代を予め確保し
ておき、立上管5の沈下に備えるようにしたものであ
る。
【0004】しかし、将来の沈下量を予測することは実
際上不可能なので、立上管5の沈下自体を防止すること
ができないこれらの従来技術にはいずれにも限界があっ
た。それゆえに、この発明の主たる目的は、立上管の沈
下自体を防止して支管や本管の破損を確実に防止でき
る、下水道管の地下埋設構造を提供することである。
際上不可能なので、立上管5の沈下自体を防止すること
ができないこれらの従来技術にはいずれにも限界があっ
た。それゆえに、この発明の主たる目的は、立上管の沈
下自体を防止して支管や本管の破損を確実に防止でき
る、下水道管の地下埋設構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、本管および
本管に支管によって接続されるかつ略鉛直方向に延びて
敷設される立上管を含む下水道管の地下埋設構造におい
て、立上管の外周面上に被せられる軟弱な外被を備える
ことを特徴とする、下水道管の地下埋設構造である。
本管に支管によって接続されるかつ略鉛直方向に延びて
敷設される立上管を含む下水道管の地下埋設構造におい
て、立上管の外周面上に被せられる軟弱な外被を備える
ことを特徴とする、下水道管の地下埋設構造である。
【0006】
【作用】立上管の周囲に土砂を埋め戻した状態で、立上
管と土砂との間には、たとえばポリエチレンシート等の
軟弱外被が介在される。したがって、立上管周囲の土砂
が圧密沈下したとしても、それに伴っては外被が押し下
げられるだけで、立上管は沈下されない。
管と土砂との間には、たとえばポリエチレンシート等の
軟弱外被が介在される。したがって、立上管周囲の土砂
が圧密沈下したとしても、それに伴っては外被が押し下
げられるだけで、立上管は沈下されない。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、立上管の沈下自体を
防止できるので、支管や本管の破損を確実に防止でき
る。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
防止できるので、支管や本管の破損を確実に防止でき
る。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1を参照して、この実施例の下水道管の地
下埋設構造10は本管12を含む。本管12の上部に
は、サドル部14を介して支管16が接続される。支管
16はゴム輪受口18を含み、このゴム輪受口18に
は、その上端にゴム輪受口20を有するかつ略鉛直方向
に延びて敷設される立上管22の下端が接続される。立
上管22の外周面上には、たとえばポリエチレンシート
等の立上管22との摩擦抵抗が小さくかつ軟弱な外被2
4が被せられる。外被24の上端は、テープ等の一時的
な保持手段26によって立上管22の上端近傍に係止さ
れ、それによって、施工時における外被24の落下が防
止される。
下埋設構造10は本管12を含む。本管12の上部に
は、サドル部14を介して支管16が接続される。支管
16はゴム輪受口18を含み、このゴム輪受口18に
は、その上端にゴム輪受口20を有するかつ略鉛直方向
に延びて敷設される立上管22の下端が接続される。立
上管22の外周面上には、たとえばポリエチレンシート
等の立上管22との摩擦抵抗が小さくかつ軟弱な外被2
4が被せられる。外被24の上端は、テープ等の一時的
な保持手段26によって立上管22の上端近傍に係止さ
れ、それによって、施工時における外被24の落下が防
止される。
【0009】そして、立上管22上端のゴム輪受口20
には、その一方端にゴム輪受口28を有する曲管30の
他方端が接続され、ゴム輪受口28には、取付管32の
一方端が接続される。取付管32の他方端には、図示し
ない桝から延びる桝用短管が接続される。施工時には、
まず、穴34が掘られ、穴34の底部に砂等によって基
礎36が形成される。そして、基礎36の上に本管12
が敷設され、支管16,立上管22および曲管30等が
順次配管される。配管後、穴34には土砂38が埋め戻
される。
には、その一方端にゴム輪受口28を有する曲管30の
他方端が接続され、ゴム輪受口28には、取付管32の
一方端が接続される。取付管32の他方端には、図示し
ない桝から延びる桝用短管が接続される。施工時には、
まず、穴34が掘られ、穴34の底部に砂等によって基
礎36が形成される。そして、基礎36の上に本管12
が敷設され、支管16,立上管22および曲管30等が
順次配管される。配管後、穴34には土砂38が埋め戻
される。
【0010】施工後には、地表面40を通過する車両の
輪荷重等によって土砂38が圧密沈下するが、この実施
例によれば、土砂38と立上管22との間に、図2に示
すように外被24が介在されるので、たとえば図3に示
すように、土砂38の圧密沈下(図3中矢印で示す)に
伴っては外被24のみが沈下され、立上管22は沈下さ
れない。
輪荷重等によって土砂38が圧密沈下するが、この実施
例によれば、土砂38と立上管22との間に、図2に示
すように外被24が介在されるので、たとえば図3に示
すように、土砂38の圧密沈下(図3中矢印で示す)に
伴っては外被24のみが沈下され、立上管22は沈下さ
れない。
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1におけるII−II線拡大断面図である。
【図3】図1の実施例において土砂の圧密沈下が生じた
状態を示す図解図である。
状態を示す図解図である。
【図4】従来技術を示す図解図である。
【図5】従来技術において立上管が沈下した状態を示す
図解図である。
図解図である。
10 …下水道管の地下埋設構造 12 …本管 16 …支管 22 …立上管 24 …外被 26 …保持手段 30 …曲管 32 …取付管 38 …土砂
Claims (1)
- 【請求項1】本管および前記本管に支管によって接続さ
れるかつ略鉛直方向に延びて敷設される立上管を含む下
水道管の地下埋設構造において、 前記立上管の外周面上に被せられる軟弱な外被を備える
ことを特徴とする、下水道管の地下埋設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344236A JP2655964B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 下水道管の地下埋設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344236A JP2655964B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 下水道管の地下埋設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172279A true JPH05172279A (ja) | 1993-07-09 |
JP2655964B2 JP2655964B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=18367684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344236A Expired - Fee Related JP2655964B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 下水道管の地下埋設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655964B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344236A patent/JP2655964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2655964B2 (ja) | 1997-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05172279A (ja) | 下水道管の地下埋設構造 | |
JPS63181819A (ja) | 地中埋設物における沈下量測定棒の取付方法 | |
US3156490A (en) | Pipe connector construction | |
JP2776695B2 (ja) | 土木シートによる埋設管路の沈下防止方法 | |
JPH093926A (ja) | 地中構造物および地中構造物の設計方法 | |
JP3720989B2 (ja) | 下水道管の埋設工法 | |
JPH0681981A (ja) | リブ付パイプの埋設工法 | |
JPH089867B2 (ja) | 建造物の液状化対策構造 | |
JP2543065Y2 (ja) | 管支持台 | |
KR200354888Y1 (ko) | 연약 지반의 매설관 보호용 구조물 | |
JPH0663269B2 (ja) | 配管の埋設方法 | |
JPH084950A (ja) | コンクリート構造物と埋設管との接続構造 | |
US5299596A (en) | Sewer chimney system | |
JPS609179B2 (ja) | 大径管埋設旋工法 | |
JP2831501B2 (ja) | 下水管路 | |
JPS631884A (ja) | 埋設管渠の基礎工法 | |
JP2617160B2 (ja) | 埋設管及び埋設管の施工方法 | |
JP2515001Y2 (ja) | マンホ−ルと管との接続部構造 | |
JP2909026B2 (ja) | 管路埋設工事における端末部処理工法及びこれに使用する装置 | |
JP2524536B2 (ja) | 地中構造物の基礎構造 | |
JPH0682148U (ja) | 排水ます蓋構造 | |
JP2543091Y2 (ja) | 伸縮可撓管 | |
JPH029152B2 (ja) | ||
JPH06307579A (ja) | 管埋設工法 | |
JPH08158456A (ja) | 埋設管の管基礎 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970513 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |