JPH05171803A - コンクリート打設方法 - Google Patents

コンクリート打設方法

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Publication number
JPH05171803A
JPH05171803A JP12122592A JP12122592A JPH05171803A JP H05171803 A JPH05171803 A JP H05171803A JP 12122592 A JP12122592 A JP 12122592A JP 12122592 A JP12122592 A JP 12122592A JP H05171803 A JPH05171803 A JP H05171803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
separate sheet
placing space
lath wire
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12122592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ichikawa
秀夫 市川
Seiichi Fukada
征一 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP12122592A priority Critical patent/JPH05171803A/ja
Publication of JPH05171803A publication Critical patent/JPH05171803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】打設されたコンクリートが外部に漏出すること
が無く、コンクリート中の水分の散逸を防止することが
出来、また脱型が簡単なコンクリート打設方法を提供す
る。 【構成】ラス金網3にセパレートシート6が積層された
形の堰板4を、セパレートシート6がコンクリート打設
空間5側に配置される形で設けてコンクリート打設空間
5を形成し、コンクリート打設空間5内にコンクリート
を打設し、セパレートシートにより打設されたコンクリ
ートの外部への漏出を防止すると共に、水分の外部への
散逸を防止する。また、セパレートシートを剥がすこと
によりラス金網ごと堰板が脱型される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラス金網を使用するコ
ンクリート打設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラス金網をせき板として用いる場
合には、ラス金網をそのまませき板部材として用いてコ
ンクリート打設空間を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、ラ
ス金網の目からコンクリート打設空間内に打設されたコ
ンクリートのセメントペーストやモルタルが外部に漏出
し、コンクリート打設量の2〜3%が損失してしまうば
かりか、硬化後のコンクリート構造物の外観が漏出した
コンクリートにより見苦しい状態になる不都合が有っ
た。また、漏出したセメントペースト等が、せき板を支
持する止め金具やパイプに付着個化すると、型枠の解体
に際して大きな労力を必要とし、更に止め金具等に付着
したセメントペースト等を洗い流す等の作業が必要とな
る。
【0004】更に、ラス金網を介して打設されたコンク
リートが直接外気に接しているので、コンクリート内の
コンクリートの硬化に必要な水分が蒸発等により散逸し
てしまい、品質の良いコンクリートが出来ない欠点が有
った。しかも、ラス金網をそのまま埋め殺してしまう
と、金網が錆びて膨張した際に、金網付近のコンクリー
トを剥離させてしまう不都合が有った。
【0005】本発明は、前述の欠点を解消すべく、打設
されたコンクリートが外部に漏出することが無く、従っ
て構造物の外観を奇麗な状態に構築することが出来るば
かりか、止め金具等へのコンクリートの付着等の問題も
生ずることがなく脱型も容易なコンクリート打設方法を
提供することを第1の目的とするものであり、更に、コ
ンクリート中の水分の散逸を防止することが出来、良好
なコンクリートの凝固を行うことが可能で、また金網が
錆びてもコンクリートの剥離が生じることのないコンク
リート打設方法を提供することを第2の目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ラス金
網(3)にセパレートシート(6)が積層された形の堰
板(4)を、前記セパレートシート(6)がコンクリー
ト打設空間(5)側に配置される形で設けてコンクリー
ト打設空間(5)を形成し、前記コンクリート打設空間
(5)内にコンクリートを打設するようにして構成され
る。なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要
素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の「作用」
の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、コンクリート
打設空間(5)内に打設されたコンクリートは、セパレ
ートシート(6)によりその外部への漏出が防止される
ように作用する。また、脱型に際しては、セパレートシ
ート(6)を剥離するだけで、ラス金網(3)と共に、
堰板(4)が解体されるように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は型枠の一例を示す断面図、図2はせき板部材
の一例を示す断面図である。
【0009】型枠1は、図1に示すように、パイプ等で
形成された支柱2を有しており、支柱2は型枠1の設置
方向である、図中紙面と直角方向に一定の間隔で設置さ
れている。型枠1の両側には後述のセパレートシート6
と共にせき板4を構成するラス金網3、3が、幅L1な
るコンクリート打設空間5を構築する形で設けられてお
り、ラス金網3とコンクリート打設空間5の間にはビニ
ール、不織布等からなるセパレートシート6が設置され
ている。コンクリート打設空間5を挾んだ形で設けられ
た支柱2、2間には、セパレータ8がコンクリート打設
空間5を貫通する形で設けられており、該セパレータ8
の両端には止め金具7が、第1図紙面と直角方向に各支
柱2間を接続する形で設けられたパイプ状の部材9を介
して螺合している。
【0010】型枠1は、以上のような構成を有するの
で、コンクリートを打設して構造物を構築する場合に
は、支柱2、部材9及びせき板4等を用いてコンクリー
ト打設空間5を構築し、当該構築されたコンクリート打
設空間5中にコンクリートを打設する。せき板4の設置
に際しては、図2に示す、ラス金網3の一方の側にセパ
レートシート6が積層付着されたせき板部材10を、セ
パレートシート6がコンクリート打設空間5側に位置す
る形で用いる。このせき板部材10は、予めセパレート
シート6をラス金網3に設けた状態で工場等で生産され
ており、従って現場では従来のラス金網3だけによるせ
き板4の設置と同様に、該せき板部材10を設置するだ
けでセパレートシート6の設置も同時に完了する。な
お、せき板部材10としては、通常のラス金網3に現場
でセパレートシート6を設置して用いても良いが、型枠
1の構築に時間が掛かる不都合が有る。
【0011】こうして、型枠1が構築されると、該構築
された型枠1のコンクリート打設空間5中にコンクリー
トを打設するが、打設されたコンクリートはせき板4の
ラス金網3とコンクリートの間にセパレートシート6が
介在していることから、外部に漏出することが無く、打
設されたコンクリートは有効に構築物の構築に利用され
る。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、ラス金網3にセパレートシート6が積層された形の
堰板4を、前記セパレートシート6がコンクリート打設
空間5側に配置される形で設けてコンクリート打設空間
5を形成し、前記コンクリート打設空間5内にコンクリ
ートを打設するようにして構成したので、コンクリート
打設空間5中に打設されたコンクリートはセパレートシ
ート6によりコンクリート打設空間5外部への漏出が防
止され、打設されたコンクリートを全量、構築物の構築
に利用することが出来る。また、コンクリートが外部に
漏出しないので、止め金具7や支柱2、部材9等にコン
クリートが付着することが無く、従って付着したコンク
リートの清掃作業が不要となるばかりか、コンクリート
の硬化後には、セパレートシート6を剥がすことにより
ラス金網3も共に硬化したコンクリートから簡単に離脱
することから、堰板4の脱型も容易に行うことが出来
る。しかも、堰板4の脱型に際しては、ラス金網3をコ
ンクリートが付着していない状態で回収することが出来
るのでラス金網3を再度せき板4として使用することが
可能となり、経済的である。
【0013】また、コンクリートがコンクリート打設空
間5外部に漏出しないので、構築された構造物の外観も
奇麗な状態となる。しかも、せき板4を埋め殺しした際
に、ラス金網3が腐食して膨張しても、ラス金網3とコ
ンクリートの間にはセパレートシート6が設けられてい
るので、当該腐食したラス金網3によりコンクリートが
剥離してしまうようなことは無い。なお、セパレートシ
ート6としてビニール等の不透水性の材料からなるもの
を用いた場合には、コンクリート打設空間5中のコンク
リートの水分の散逸は良好な状態で防止され、品質の良
いコンクリートを得ることが出来るが、ある程度の水分
の排出を必要とする場合には、セパレートシート6を透
水性を有する不織布等から形成するようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は型枠の一例を示す断面図、
【図2】図2はせき板部材の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
3……ラス金網 4……せき板 5……コンクリート打設空間 6……セパレートシート 10……せき板部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラス金網にセパレートシートが積層された
    形の堰板を、前記セパレートシートがコンクリート打設
    空間側に配置される形で設けてコンクリート打設空間を
    形成し、 前記コンクリート打設空間内にコンクリートを打設する
    ようにして構成したコンクリート打設方法。
JP12122592A 1992-04-15 1992-04-15 コンクリート打設方法 Pending JPH05171803A (ja)

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JP12122592A JPH05171803A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 コンクリート打設方法

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JP12122592A JPH05171803A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 コンクリート打設方法

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JP26189485A Division JPS62121275A (ja) 1985-11-21 1985-11-21 せき板部材

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JPH05171803A true JPH05171803A (ja) 1993-07-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091286A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Lee Ming Construction Co Ltd 鉄筋コンクリート及びその製造方法
JP2014231226A (ja) * 2014-07-08 2014-12-11 麗明營造股▲分▼有限公司Lee Ming Construction Co.,Ltd. 鉄筋コンクリートの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60212564A (ja) * 1984-04-06 1985-10-24 鐘淵化学工業株式会社 コンクリ−ト型枠

Patent Citations (1)

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