JPH0517110Y2 - - Google Patents

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JPH0517110Y2
JPH0517110Y2 JP1983156431U JP15643183U JPH0517110Y2 JP H0517110 Y2 JPH0517110 Y2 JP H0517110Y2 JP 1983156431 U JP1983156431 U JP 1983156431U JP 15643183 U JP15643183 U JP 15643183U JP H0517110 Y2 JPH0517110 Y2 JP H0517110Y2
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JP
Japan
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sprocket
spheres
sphere
alignment groove
stop
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JP1983156431U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な球体送り出し装置に関する。さ
らに詳しくは、パチンコの玉などの多数の球体を
任意の個数で送り出すための球体送り出し装置に
関する。
従来より、パチンコなどの遊技機械などで用い
られている玉出し機や玉貸し機などにおいては、
たとえば第3図および第4図に示されている定量
供給装置が採用されている。このものは多数の球
体21を整列保持するための整列溝22と、該整
列溝の端部および端部から一定の距離の部位で整
列状態の球体21の送り出しを規制する2つのツ
メ23,24とからなり、たとえば支点25まわ
りに回動する杆体26などにより、常時いずれか
一方のツメ23,24が球体21の流れを遮断す
るように構成されている。すなわち第3図に示さ
れるように下方のツメ23が遮断している状態に
おいては整列溝22の上部の球体21が2つのツ
メ23,24の間に供給され、第4図に示される
ように杆体26が矢印P方向に回転して上方のツ
メ24が遮断するときに2つのツメ23,24の
間の球体21が矢印Q方向に送り出される。
ところがこのものは1回の送り出し操作に関す
る送り出しの個数が前記2つのツメ23,24の
間に保持される個数に限定されており、送り出し
個数を任意に選択することができない。また多数
の球体を一度に送り出すばあいにおいても前記一
定の個数ずつの送り出しを何度も繰り返さなけれ
ばならず、送り出し操作が煩雑で時間がかかると
いう欠点がある。
そこで本考案者は叙上の欠点を排除し、任意の
個数を連続的に送り出すことができる球体送り出
し装置を提供すべく鋭意検討を重ねた結果、本考
案を完成するにいたつた。
すなわち本考案は、多数の球体を一列で整列保
持するための整列溝と、該整列溝の一端に形成さ
れている開口部をその外周で塞ぐように回転自在
に設けられると共にその外周に前記球体を収納し
うる収納部が設けられてなるスプロケツトと、該
スプロケツトを回転駆動するための駆動機構と、
送り出すべき球体の個数を1個単位で設定する手
段と、送り出される球体の個数を1個単位でカウ
ントし、あらかじめ設定されている個数に達した
ときに停止信号を発生するカウンタと、該カウン
タの停止信号に基づき前記駆動機構を停止する、
前記スプロケツトを1ピツチごとに停止させうる
停止機構とを有し、前記整列溝の中心線が前記ス
プロケツトの回転中心よりも後方に配置されてな
ることを特徴とする球体送り出し装置を要旨とす
るものである。
なお本明細書にいうスプロケツトとは、球体を
保持しうる厚さを有する1枚の円板、または球体
を保持しうるすき間を介して配置される2枚の円
板からなり、その外周に球体を収容しうる切り欠
き、または穴などの多数の収納部が形成されてな
るスプロケツト状のものを意味する。
つぎに図面を参照しながら本考案の球体送り出
し装置を説明する。
第1図は本考案の球体送り出し装置の一実施例
を示す概略斜視図、第2図は本考案の球体送り出
し装置の一実施例の要部を示す概略正面図であ
る。
第1図に示される実施例においては、多数の球
体1を1列に整列保持するための整列溝2がほぼ
垂直方向に設けられており、整列溝2の下端に開
口部3が形成されている。開口部3の下方には、
その外周4が開口部3を塞ぐような状態でスプロ
ケツト5が軸6によつて回転自在に支持されてい
る。スプロケツト5の外周4には球体1を収納し
うる切り欠き部7がほぼ等間隔で形成されてい
る。スプロケツト5の下方には送り出されてくる
球体1aを検知するセンサ8が配置されている。
なおセンサ8は、たとえば第1図の2点鎖線で示
されるように整列溝2の上部など、一連の球体1
の流れの途中に設けることにより、流れていく球
体1の個数をカウントしてもよい。なおスプロケ
ツト5の外側には、スプロケツト5の外周4との
間にわずかなすき間を介して壁面20が設けられ
ている。センサ8はセンサ8から送られてくる検
知信号をカウントし、あらかじめ設定されてい
る、あるいは入力されてくる目標値と比較し、目
標値と送り出し個数が一致したときに停止信号を
発する制御部9と共にカウンタを構成している。
前記軸6は減速機10を介してモータ11と連
結されている。軸6、減速機10およびモータ1
1はスプロケツト5を回転駆動するための駆動機
構を構成している。なお減速機10の減速比は、
切り欠き部7の個数、後述する停止機構の種類に
応じて種々選択しうる。
減速機10の軸12はモータ11の後方に延長
され、軸12の後端に停止板13が固着されてい
る。停止板13の外周には係合部14が形成され
ている。その一端に係合部14と係合しうるツメ
部15を有するレバー16は、ピン17により球
体送り出し装置のハウジングなどに支持されてお
り、他端に設けられているソレノイド18で矢印
A,B方向に回転されるように構成されている。
なおレバー16はソレノイド18が励磁されてい
ないときはスプリング19で矢印A方向に付勢さ
れている。ソレノイド18の作動はモータ11の
起動と同期しており、いずれもカウンタの制御部
9により信号を受けて起動、停止を行なう。停止
板13、レバー16、ソレノイド18は停止機構
を構成している。
第1図に示される実施例においては、切り欠き
部7が8カ所形成されており、係合部14は1カ
所である。さらに減速機10の減速比は8:1で
あり、停止板13の1回転についてスプロケツト
5が切り欠き部7の1ピツチ分回動する。なおモ
ータ11と停止板13とは同じ回転数で回転する
ように連結されていてもよいが、両者の間に減速
機を介在させ、停止板13の回転数をモータ11
の回転数よりも小さくしておくのが好ましい。
つぎに叙上のごとく構成される球体送り出し装
置の作用を説明する。
モータ11が停止しているときは、開口部3は
スプロケツト5の外周4またはすでに切り欠き部
7内に収容されている球体1bにより塞がれてい
るため、球体1は整列溝2から落下しない。なお
スプロケツト5の切り欠き部7内に収容されてい
る球体1cを確実に保持し、かつ送り出すために
スプロケツト5の外側を囲む壁面20を形成して
おくのが好ましい。モータ11が停止していると
きはソレノイド18も励磁されておらず、レバー
16はスプリング19の付勢力で矢印A方向に回
転し、ツメ15と係合部14が係合しているた
め、前記スプロケツト5が整列溝2内の球体1の
重量で回転されることが防止される。
つぎにモータ11を回転させるときは、同時に
ソレノイド18も励磁され、レバー16が矢印B
方向に回動し、停止板13との係合を解き、スプ
ロケツト5が矢印C方向に回転する。それにより
整列溝2内の球体1が1個ずつ順次スプロケツト
5の切り欠き部7内に入つて外部に送り出され
る。センサ8は送り出される球体1aを検知す
る。センサ8の検知信号は制御部9内で計数さ
れ、計数された値が目標値と等しくなつたときに
モータ11の駆動を停止し、ソレノイド18を解
磁する。それと共にレバー16がスプリング19
に付勢され、ツメ15が停止板13の外周に当接
されて摺動し、係合部14がツメ15と係合する
部位で停止板13が強制的に停止させられる。し
たがつてモータ11などの慣性によりスプロケツ
ト5が回り過ぎることなく正確な位置で停止す
る。
第1図に示される実施例においては、停止板1
3の1回転がスプロケツト5の1ピツチの回動と
対応しているため、停止板13を1回転以内で確
実に停止させることにより、球体の送り出しの個
数を確実にコントロールすることができる。なお
スプロケツト5の1ピツチの回動に対し、停止板
13の1/2回転、または1/3回転を対応させると共
に、前記係合部14を停止板13の外周に2カ所
また3カ所形成してもよい。そのばあいにおいて
も前記と同様の効果を奏しうる。
また本考案の球体送り出し装置は前記のごとく
停止板13を特定の角度で確実に停止させうるも
のに限定されるものではなく、たとえばスプロケ
ツト5の1ピツチの回動と停止板13の数回転と
を対応させ、停止板13が数回まわる間に摩擦ブ
レーキまたは確動ブレーキで停止させるようにし
てもよい。そのばあいにおいてもスプロケツト5
の停止精度は1ピツチの数分の1の誤差を生じる
程度であり、送り出す球体1の個数に影響しな
い。またかかる誤差はスプロケツト5が回転をは
じめるときの位置に依存するものではないため、
誤差が積み重なつていくことはない。
なお本考案の球体送り出し装置における停止機
構は、叙上のように機械的にスプロケツト5の回
転を停止せしめるもののほか、たとえば電磁気的
な方法を採用してなる停止機構や、機械的な方法
と電磁気的な方法を組み合わせてなるものなど、
種々の停止機構を採用しうる。
なお第1図においてはモータ11と停止機構が
別個に表現されているが、もとより電磁式の停止
機構を内蔵してなる瞬間停止型モータなど、駆動
機構と停止機構が一体に組み合わされている機構
をも好適に採用しうる。
さらに本考案の装置において駆動機構としてス
テツピングモータなど電気的に回転数および回転
角度の制御を行なえるものを使用してもよい。そ
のばあい、たとえば目標値と実際に送り出された
球体の個数の差に応じたパルスを発生させ、差が
なくなつたときにステツピングモータなどを停止
せしめる。
第1図および第2図に示される本考案の装置の
実施例においては、整列溝2がほぼ垂直方向に設
けられているが、傾斜させたり、螺旋状に形成す
るなど、種々の形状に形成しうる。なお整列溝2
を垂直方向または急角度に設けるときは、第2図
に示されるように整列溝2の中心線Dをスプロケ
ツト5の回転中心Eよりも後方(第2図において
は右側)に配置するのが好ましい。それにより整
列溝2内の多数の球体1がスプロケツト5に逆方
向にトルクを与えるため、係合部14からツメ1
5がはずれるのが容易になる。
叙上のごとく本考案の送り出し装置はスプロケ
ツトの回転により順次球体を送り出していくもの
であるため多数の球体を連続的に短時間で送り出
すことができ、しかも送り出される球体を1個ず
つカウントしながら目標の個数に達するまで送り
出すものであるため任意の個数の球体を送り出す
ことができる。また毎回の送り出し個数の変更
は、単に目標値を変更するだけであるからきわめ
て容易であり、しかも外部の条件に応じて毎回異
なる目標値を設定することができるなど、従来の
装置ではなしえないすぐれた効果をも奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の球体送り出し装置の一実施例
を示す概略斜視図、第2図は本考案の球体送り出
し装置の一実施例の要部を示す概略正面図、第3
図および第4図はそれぞれ従来の球体送り出し装
置の一例を示す概略正面図である。 図面の主要符号、1,1a,1b,1c……球
体、2……整列溝、3……開口部、5……スプロ
ケツト、7……切り欠き部、8……センサ、9…
…制御部、11……モータ、13……停止板、1
4……係合部、15……ツメ、16……レバー、
18……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の球体を一列で整列保持するための整列溝
    と、該整列溝の一端に形成されている開口部をそ
    の外周で塞ぐように回転自在に設けられると共に
    その外周に前記球体を収納しうる収納部が設けら
    れてなるスプロケツトと、該スプロケツトを回転
    駆動するための駆動機構と、送り出すべき球体の
    個数を1個単位で設定する手段と、送り出される
    球体の個数を1個単位でカウントし、あらかじめ
    設定されている個数に達したときに停止信号を発
    生するカウンタと、該カウンタの停止信号に基づ
    き前記駆動機構を停止する、前記スプロケツトを
    1ピツチごとに停止させうる停止機構とを有し、
    前記整列溝の中心線が前記スプロケツトの回転中
    心よりも後方に配置されてなることを特徴とする
    球体送り出し装置。
JP15643183U 1983-10-07 1983-10-07 球体送り出し装置 Granted JPS6063390U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15643183U JPS6063390U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 球体送り出し装置

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JP15643183U JPS6063390U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 球体送り出し装置

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Publication Number Publication Date
JPS6063390U JPS6063390U (ja) 1985-05-04
JPH0517110Y2 true JPH0517110Y2 (ja) 1993-05-07

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