JPH0517066Y2 - - Google Patents

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JPH0517066Y2
JPH0517066Y2 JP12199990U JP12199990U JPH0517066Y2 JP H0517066 Y2 JPH0517066 Y2 JP H0517066Y2 JP 12199990 U JP12199990 U JP 12199990U JP 12199990 U JP12199990 U JP 12199990U JP H0517066 Y2 JPH0517066 Y2 JP H0517066Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 a 産業上の利用分野 本考案は温灸構造体に係り、酸素と接すること
によつて発熱する発熱組成物の熱を集熱板によつ
て収集し、これを灸効果を有するモグサに効果的
に伝え、人体に貼着して治療することを目的とす
るもので、更には、断熱板を併用することによつ
て必要外の熱の放射を抑制すると共に、貼着部の
火傷も防止することを目的としたものである。
b 従来の技術 従来より提供されている化学発熱体を利用した
温灸構造体として、実公昭57−15号、実公昭63−
23085号、実公昭63−23087号、実公平2−195号、
実開昭55−72921号、実開昭55−116639号、実開
昭58−70216号、実開昭58−124119号、実開昭58
−193911号、実開昭60−43323号、実開昭63−
29542号、実開昭59−96014号、実開昭60−49840
号、実開昭61−151730号、実開昭61−203053号の
各公報が提供されている。
c 考案が解決しようとする課題 前記従来の技術に示される技術の殆んどは、本
願出願人等が提案した技術であり、現在既に実施
されている技術1).商品名・太陽、(株)千年堂、
2).商品名・世界.(株)千年堂、がある。これ等
の商品は夫々秀れた特性、効果を有しているが、
実施に当つては次のような欠点を有していること
が判明した。それは、例えば、実公昭57−15号、
実開昭55−72921号、実開昭55−116639号等の公
報の図面に参見されるように、発熱組成物の収容
体が袋状を成している場合、発熱体の大きさが限
定されてしまう欠点を有している。このことは、
即ち、現在における粉体の充填技術をもつてして
は、袋状収容体の大きさを5cm×5cm以下にする
ことは不可能であることが考案者等の実験で判明
したものである。然し、このことが前記従来の技
術の実施不可能を意味するものではなく、即ち、
理論上、手作り上、若しくは充填機を低速度で運
転して製造することに関しては何等問題点は存在
しない。然るに、商品としては提供するために採
算ベースで製造した場合、充填量のバラツキ、未
充填、シール不良等の不良品が続出する欠点を有
している。
一方、実公昭63−23085号、実公昭2−195号、
実開昭58−70216号、実開昭58−124119号、実開
昭58−193911号、実開昭59−96014号、実開昭60
−49840号、等の公報に示されるように、収容器
が予かじめ鍔付き浅皿型、又は底付き円筒型、各
筒型に成形されている場合、この場合は、前記袋
状収容器と異なり、発熱組成物の充填口が自づか
ら充分に開口しており、高速度での充填が可能で
あると共に、充填が容易である分、収容器の大き
さに小さくすることが容易である。ちなみに、考
案者等の実験によれば、収容器の有効外径が2
cm、内径が1cm、深さが3mmの大きさであれば充
分に採算ベースの製造が可能である。該技術はこ
の様に製造面においては秀れた効果に有している
が、収容器の上包材、内枠体、鍔縁の各部が一体
的に成形されているために剛性が大きく、貼着時
は「硬い」という感が、貼る人に違和感を持たせ
る。更には、剛性が大であるために、集体の曲面
部に貼付した際、直ぐに剥れる等の欠点を有して
いる。更には、収容器を別途に成形しなければな
らず、コスト高になる重大な欠点を有している。
考案の構成 a 課題を解決するための手段 本考案は、前記従来の技術の欠点を除去し、充
分な可撓性を付与し、使用感を良好ならしめると
共に、従来の充填技術で高速充填が可能で、充分
に採算ベースの製造が可能であるように成さしめ
た温灸構造体で、独立発泡法による発泡材より成
る内枠体1の一方の面に、適宜な通気性を有する
上包材2を接着して収容器3を成さしめ、該収容
器3の内空部に発熱組成物4を充填したのちに、
内枠体1の他方の面に、蓋を兼ねる集熱板5を接
着してこれを封ずる。
更に、中央部に円孔6′を設けると共に、その
外側に貼着手段を設けた断熱板6、を集熱板5に
一体的に接着し、円孔6′にモグサ7を充填、断
熱板6及びモグサ7を被う離型紙8を剥離自在に
添着して成されるもので、以下に、本考案の実施
例図に基いて詳述すれば、1は独立発泡の技術に
よつて発泡された発泡材より成る円枠体で、本考
案における発泡の倍率は5倍〜70倍の範囲であ
り、望ましくは20倍〜45倍である。又、材質に関
しては、合成樹脂及びゴムが有り、合成樹脂では
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニール、ポリウレタンの各樹脂で、最
も望ましくはポリエチレン、軟質ウレタンの各樹
脂である。ゴム類としては独立発泡が可能であれ
ば特に種類を指定しないが、最も望ましくはネオ
プレンゴムである。
2は、適宜な通気性が付与されている上包材
で、内枠体1との熔着、接着、粘着のうちいづれ
かが可能な構成より成り、別途に通気孔を穿設す
る等、通気性を付与する際には、内容物が漏出し
ないような配慮をすることが必要である。又、材
質に関して特に指定はしないが、合成樹脂フイル
ム、不織布、綿布、紙、若しくはこれ等の複合材
が望まれる。
4は発熱組成物で、本考案において用いられる
発熱組成物は、無機物の酸化による化学発熱剤で
あり、主として金属の酸化熱を利用し、中でも鉄
の酸化を利用することが望ましい技術である。
5は蓋を集熱板であり、収容器3に発熱組成物
4を収容したのち、これを封ずる蓋であると共
に、該発熱組成物4内で発生して熱を効果的に収
集する目的を有しているもので、従つて、その特
性として、熱的伝導性に秀れた材質が選択されな
ければならない。熱抵抗の小さい材質、即ち、
金、銀、銅、アルミニウム、鉄などの金属が望ま
しく、特に、比重が小さく展性に富み、しかも熱
伝導率の大きいアルミニウムが望まれる。該金属
の薄箔を直接に内枠体1と接着しても良く、又は
合成樹脂との複合材(金属蒸着の技術を含む)と
して用いることも制限するものではない。斯様な
複合材として用いる場合には、合成樹脂の部分
は、必要最小限度の厚さにして熱伝導率を高く維
持することに心掛けることである。
6は断熱板で、中央部に、内枠体1の内径と同
一か、又は、それ以下の直径を有する円孔6′を
有していると共に、外側には、少なくとも人体に
貼付することを目的とした貼着手段が付設されて
いる技術である。又、材質に関して述べれば、基
本的に熱的不良導体でなければならず、更に可撓
的であることが望まれる。而して、その例を述べ
れば、合成樹脂フイルム、不織布、綿布、紙、ゴ
ムカーボン繊維、セラミツクス繊維等、又はこれ
等の複合材である。一方、上記の材質以外に、前
出の貼着手段を分厚く塗付することによつて、こ
れに代えることも可能な技術である。
7はモグサであり、モグサの種類、例えば個体
であるか又はエキスえあるかは問はず、更に、そ
の量も特に制限するものではない。
8は離型紙で、断熱板6の貼着面及びモグサ7
の表面を保護する目的で用いられる。
本考案は以上のような部分より成り、適宜な発
泡倍率と厚さに有する内枠体1に、適当な外径と
内径で打ち抜き、ドーナツ状に形体に成さしめ
る。次に、その一方の表面に、全面に被うように
通気性を有する上包材を接着する。而して、内枠
体1の内径が形成する内空部に発熱組成物4を適
量充填し、蓋を兼ねる集熱板5によつて他方の全
面を被う接着し封をする。このようにして発熱部
分を成さしめた後に、断熱板6、モグサ7、離型
紙8の順で夫々接着、若しくは添着しても良いも
のであるが、一方、これ等3者を集熱板5に、一
定の順で予かじめ接着、若しくは添着しても充分
に実施が可能な技術である。
b 実施例 第1実施例、発泡倍率を30倍に独立発泡させ
た。厚さが4mmのポリエチレンシートを、外径が
2.5cm、内径が1.5cmになるように打ち抜いて内枠
体1を成し、透気度が1.0sec/300c.c./inある不
織布を上包材2として、これを内枠体1の一方の
全面に熔着して収容器3を成さしめる。
次に、収容器3の内空部に、発熱組成物4とし
て、活性炭8、鉄粉40、4%の食塩水21(い
ずれも重量部)より成る混合物を0.7g充填、 しかる後に、厚さ0.03mmのポリエチレンフイル
ムにアルムニウムを蒸着して成した集熱板5を、
内枠体1の他方の面に熔着して封じ、発熱部を成
さしめる。更に、集熱板5の外側には、厚さが
0.8mm、外径が2.5cm、中央部に直径が1cmの円孔
6′が設けられたナイロン不織布より成る断熱板
6を、円孔6′内には、厚さが約1mmのモグサを
夫々接着、更には、その外側に離型紙8を、剥離
が自在であるように添着して成さしめたものであ
る。而して、断熱板6の外側には、予かじめ貼着
手段粘着剤塗付が施されているものである。
考案の効果 本考案は以上のように実施が可能であり、以下
に本考案の効果を例記すれば、 1 本考案の収容器3においては、内空部の形状
を、常に一定に保つて開口しているために、従
来の袋状収容器のように強制的に開口する技術
の必要がなく、その分充填機が簡素化されると
共に、充填時間が短縮され、高速度充填が充分
に可能となつた。
2 従来の収容器のように上包材、枠体(側壁)
鍔縁(貼着部)が一体的に成形されている場合
は剛性が非常に大きくなり製品が全体的に硬く
なるが、本考案に於ては、上包材、内枠体、集
熱板の夫々が別々に成形され、しかも、夫々の
素材が充分に柔軟で可撓性に秀れており、これ
等を組立てて成した製品も剛性が小さく、非常
に柔軟性に富んだ製品となる。
3 前記1より、生産コストの低減が可能となつ
て低価格の製品を提供することが出来ると共
に、2より明らかであるように使用感の秀れた
製品を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の上面図、第2図は同図A
−A断面図。 1……内枠体、2……上包材、3……収容器、
4……発熱組成物、5……集熱板、6……断熱
板、6′……円孔、7……モグサ、8……離型紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 独立発泡法による発泡材より成る内枠体1の一
    方の面に、適宜な通気性を有する上包材2を接着
    して収容器3を成さしめ、該収容器3の内空部に
    発熱組成物4を充填したのちに、内枠体1の他方
    の面に、蓋を兼ねる集熱板5を接着してこれを封
    ずる。更に、中央部に円孔6を設けると共に、そ
    の外側に貼着手段を設けた断熱板6を、集熱板5
    に一体的に接着し、円孔6′にモグサ7を充填、
    断熱板6及びモグサ7を被う離型紙8を剥離自在
    に添着して成る温灸構造体。
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