JPH05169148A - バリなしパンチングメタルの製造装置 - Google Patents

バリなしパンチングメタルの製造装置

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JPH05169148A
JPH05169148A JP35438991A JP35438991A JPH05169148A JP H05169148 A JPH05169148 A JP H05169148A JP 35438991 A JP35438991 A JP 35438991A JP 35438991 A JP35438991 A JP 35438991A JP H05169148 A JPH05169148 A JP H05169148A
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JP
Japan
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die
stripper
female
burr
female die
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Pending
Application number
JP35438991A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kino
保幸 木野
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METAL TEC KK
Original Assignee
METAL TEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリなしのパンチングメタルを提供せんと
するものである。 【構成】 雌型のパンチ穴周辺部にバリ取り尖刄を有す
る立上りバリ取り部を雌型と一体に突設してなることを
特徴とするバリなしパンチングメタルの製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は種々の穴形状を有するパ
ンチングメタル特にバリなしのパンチングメタルの製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のパンチングメタルは、建築内外装
用としては天井材、装飾手すり、看板、証明器具、エク
ステリヤ他、音響・防音・保温用としては各種防音・吸
音装置、車輌、鉄道、航空機等の防音響装置他、自動車
関係用としては内外装部品、ラジエタ−グリル、エアフ
ィルタ−等、又各種通気・通音カバ−としては音響機器
グリル、機械カバ−、空調用壁面パネル等更に、フィル
タ−・ストレ−ナ−、型板用 選別・洗滌用、各種棚板・トレ−、歩廊・床用材、各種
スクリ−ン、厨房用、仕切・分離用など各方面に使用さ
れている。そして従来この種パンチングメタルを製造す
る場合は、所要の形状を有して開穴した雌型1とこれに
対応した雄型2とでメタル板材をパンチングして製造し
ていた。然るにメタル板材3をパンチングすると穴周辺
が雄型1のパンチ圧によって下方にダレ込み、下向きの
尖ったいわゆるバリ4が形成される。又雌型1の穴周辺
部は次第に摩耗して打ち抜き穴の形状が不正確、不揃い
になり、パンチングメタルの品質を粗悪にし、又バリ4
のダレ込みが益々大きくなってくるので雌型1の上面を
研磨しなければならないという煩雑さがある。又パンチ
ングメタルは前記のような各種用途に使用されるが、用
途によってはバリを全面的に除去しなければならないこ
ともあり、或は一部のみについてバリを除去すればよい
という使用個所もあるので、バリを除去する方法として
はブラシ、回転砥石、グラインダ−或はザラモミで必要
個所のみ又は全面のバリを削り取るという手段が採用さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、従来のパンチングメタルの製造装置では、パンチン
グメタルの穴のパンチング方向に必ずバリが生じ、この
バリが、パンチングメタルを建材等として使用する際、
使用目的又は使用個所によってはどうしても邪魔になる
のでこれを削り取らなければならないという問題がある
ので、このバリをパンチングメタルの製造過程で生じな
いようにすること、即ちバリのないパンチングメタルを
製造すること、更に従来の製造装置では雌型の穴周辺部
が摩耗して所要の形状の穴を正確にパンチングできなく
なり、且つバリも大きくなるので雌型上面部を研磨しな
ければならないという煩雑さがあった。本発明は、以上
のような観点から製造過程においてバリの発生を防止す
ると共に雌型上面の全面研磨の必要のないバリなしパン
チングメタルの製造装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、第二図に
示すように、雌型7、雄型8、下型ストリッパ−9、上
型ストリッパ−10とからなり、雌型7のパンチ穴11
は、その周辺部を適宜高さと肉厚の立上り12を有して
形成し、更にその立上り頂部は、当該頂部からパンチ穴
11の外側に向け傾斜研磨したバリ取り尖刄(テ−パ
−)19となし雌型7を構成し、前記立上り12によっ
て雌型面に形成された凹面部13には下型ストリッパ−
9を嵌載し、当該ストリッパ−9と雌型7との間にはス
プリング14を介在させ、下型ストリッパ−9の上にメ
タル板材15を載置し、更にメタル板材15の上に上型
ストリッパ−10を載置した場合メタル板材15の下面
と下型ストリッパ−9の上面並びにバリ取り尖刄19の
尖部が一直線上に維持され且つ下型ストリッパ−9と雌
型7との間に適宜の空間16が保持されるように構成し
雄型8でパンチング可能に構成したことを特徴とするも
のである。17、17′は雌型7及び下型ストリッパ−
9にそれぞれ設けられたスプリング保持穴である。
【0005】次に雄型8は雌型7のパンチ穴11に対応
してパンチ18を有し、上型ストリッパ−10は雌型7
のパンチ穴11に対応するパンチ穴20を有する板材か
らできている。従って本発明装置は雌型7の上部にスプ
リング14を介在させて下型ストリッパ−9を凹面部1
3に嵌合被載し当該ストリッパ−9の上にメタル板材を
載置し、その上に、上型ストリッパ−10をそのパンチ
穴20と雌型7のパンチ穴11とを対応させて載置し、
雄型8のパンチ18でメタル板材15をパンチングする
ように構成されている。
【0006】
【発明の作用について】本発明は以上のような構成を有
するので、第三図に示すように、下型ストリッパ−9と
上型ストリッパ−10との間にメタル板材15を置いて
雄型8でパンチすると雄型8のパンチ18はパンチ穴2
0、11に添ってメタル板材15をパンチング(打抜
く)する。その際メタル板材15の表面にして穴の周辺
は打ち抜き圧力が下方にかかるので下向きにやや傾斜
し、又穴の周辺下部は、従来の装置であればパンチング
圧によって下方にダレ込みバリ4を生ずるが、本発明に
おいては、立上り12の先端が尖刄19となり、しかも
パンチ穴11の外側に向けて傾斜したバリ取り尖刄19
となっているから、打ち抜き圧力と上型ストリッパ−1
0の重みによってメタル板材15が或程度下降しその際
生ずるバリ4は当該尖刄19によって削り取られ、その
削面は略々バリ取り尖刄19の傾斜角に添った角度を有
する面として形成される。パンチングが終わればスプリ
ング14の力で下型ストリッパ−9、メタル板材15、
上型ストリッパ−10は上昇しもとの位置に戻る。以上
のようなパンチング作業を連続して行うことによりバリ
なしのパンチングメタルを製造する。
【0007】
【発明の効果について】本発明によるパンチングメタル
はその製造過程においてバリが生じないという効を奏す
るから、いわゆるバリなしのパンチングメタルが製造さ
れ、これを使用する際当該メタルの表裏にとらわれず使
用できるという利点がある。然も従来は使用個所によっ
ては絶対にバリがあってはならない個所もあり、その部
分はブラシ、回転砥石又はグラインダ−或はザラモミで
バリ取り作業を行っていたが、本発明による場合は全面
がバリなしのパンチングメタルであるからバリ取り作業
の必要がなく工事が極めて効率的であるという効を奏す
る。又従来は雌型1の表面のパンチ穴周辺が摩耗してま
るくなり切れあじが悪くなり従ってバリ4も次第に大き
くなるという欠点があるので雌型1の全面を暫々研磨し
なければならなかったが、本発明においてはバリ取り尖
刄のみを研磨すればよいという利点がある。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来のパンチングメタル製造装置の断面
説明図
【図2】図2は本願発明装置の断面説明図
【図3】図3は本願発明装置でメタル板材をパンチング
した場合の装置各部の作用図で、特にバリ取り尖刄の作
用を示す断面説明図である。
【図4】図4は本願発明装置の雌型の一部平面説明図。
【図5】図5は図4のA−A線部断面図である。
【符号の説明】
1 従来装置の雌型 2 従来装置の雄型(従来装置の) 3 メタル板材(従来装置における) 4 バリ 5 パンチ穴(従来装置の雌型に設けた) 6 打抜きカス 7 雌型(本発明の) 8 雄型(本発明の) 9 下型ストリッパ− 10 上型ストリッパ− 11 パンチ穴(雌型の) 12 立上り(パンチ穴の) 13 凹面部 14 スプリング 15 メタル板材 16 空間 17 スプリング保持穴 17′ スプリング保持穴 18 パンチ 19 バリ取り尖刄 20 パンチ穴(上型ストリッパ−の)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチングメタル製造装置において雌型
    のパンチ穴は、その周辺部を適宜高さの立上りを有して
    形成し、更にその立上り頂部には当該頂部からパンチ穴
    の外側に向け傾斜研磨してバリ取り尖刄を形成して雌型
    を構成し、前記立上りによって形成された雌型上面の凹
    面部には下型ストリッパ−を嵌載し且つ雌型と下型スト
    リッパ−間にはスプリングを介在させてなり、更に雌型
    のパンチ穴と対称位置にパンチ穴を設けてなる上型スト
    リッパ−及び雄型とからなり、下型ストリッパ−と上型
    ストリッパ−との間にメタル板材をおいて雄型でパンチ
    可能なるよう構成したことを特徴とするバリなしパンチ
    ングメタルの製造装置。
  2. 【請求項2】 雌型にバリ取り部を構成して製造したバ
    リなしパンチングメタル。
JP35438991A 1991-12-20 1991-12-20 バリなしパンチングメタルの製造装置 Pending JPH05169148A (ja)

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