JPS5825816A - 金属板のすべり止め加工方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば建築工事現場等において足場板とし
て使用されるすべり止め金属板の加工方法及びその装置
に関するものである。

従来この種のすベク止め板を加工する場合、被加工用の
金属板に穴明は加工を施した後、穴部をバーリング加工
する方法、あるいは、第１図に示すように、先端に凸部
ａを有する上型すと、上部に円形凹部Ｃとそこの凹部Ｃ
の中心に上型すを貫通する貫通孔ｄとを有する下型ｅと
の間に被加工用の金属板Ａ’にセットして、上型ｂｉ下
型ｅに向って圧下させることにより、金属板Ａを絞り切
断する方法などが採用されていた。しかし、前者すなわ
ちバーリング加工する方法では２工程を要するため生産
能率が悪く、また、シャープなエツジが得られないため
、更に別の加工が必要であるという欠点があり、また、
後者すなわち絞り切断を行う方法では踏面にパリが生じ
るため、仕上げ加工が必要となり、しかも、金属板Ａは
円形凸状に絞られるため、板弁えが必要でる、す、更に
は肉厚部が一定せず製品精度が低下するという問題があ
った。

この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、下型に向
って圧下する上型に截頭円錐状凹部を設けるとともに、
四部の中央部から下方に向って突出する円柱状ポンチを
設け、一方、下型を円柱状ポンチを貫通する貫通孔を有
する可動プレート受けと、この可動プレート受けの貫通
孔内に位置して上型の凹部と合致しうる截頭円錐状頭部
を有する円筒ダイスとで構成し、可動プレート受は上に
七ツ１１れる被加工用金属板に向って上型を圧下するこ
とにより、金属板の打ち抜きと截頭円錐状突起の形成を
一工程で行い、踏面にパリ等全発生せず、しかも、板の
肉厚を一定にした製品精度の高いすべり止め用板を得ら
れるようにしたことを特徴とする金属板のすべり止め加
工及びその装置を提供しようとするものである。

以下にこの発明の実施例を第２図ないし第７図に基づい
て詳細に説明する。

第２図はこの発明の加工装置の加工前の状態を示す断面
図で、図中、■は図示しない昇降駆、動手段の可動部で
あって、段状孔を有するシリンダ部２を下方に向って突
設しており、このシリンダ部２には、シリンダ部２の小
径部２ａに摺動可能に嵌装され上端部の外向きフランジ
３ａと可動部１との間に緩衝用スプリング４を介在して
成る円筒体３と、前記可動部１に固着され７てこの円筒
体３を貫通する円柱状ポンチ５とで構成される上型６が
喉り付けられている。この場合、円筒体３の円形底面の
中央部には截頭円錐状の凹部３ｂが形成され、この凹部
３ｂの中央部から下方に向って前記円柱状ポンチ５が突
設された状態となっている。

７は基台であって、この基台７の上方に配設される可動
プレート受け８を弾性手段であるスプリング９によって
保持している。可動プレート受け８には前記円柱状ポン
チ５を貫通する透孔８ａが穿設されており、そして、前
記基台７に植設されて可動プレート受け８の透孔８ａ内
に円筒ダイス１０が位置している。この場合、円筒ダイ
ス１０の上端部には前記凹部３ａと合致しうる截頭円錐
状頭部１０ａが形成されている。そして、このように構
成される可動プレート受け８と円筒ダイス１０とで下型
１１が構成されている。

次にすべり止め加工の手順について説明すると、まず、
第２図の状態において、下型１１の可動プレート受け８
上に被加工用金属板１２をセットし、次いで、昇降駆動
手段を作動させて可動部１と共に上型６を圧下すると、
円筒体３と円柱状ポンチ５が同時に金属板１２に当接す
るが、円筒体３は緩衝用スプリング４に抗して上方に移
動するので、円柱状ポンチ５のみが突出して、第３図に
示すように、ポンチ５は円筒ダイス１０内に突入し、金
属板１２の打ち抜きを行う。更に、上型６が圧下すると
、上型６の押圧力により可動プレート受け８はスプリン
グ９に抗して下降すると同時に、円筒ダイス１０が可動
プレート８上に突出するので、第４図に示すように、上
型６の截頭円錐状の凹部３ｂと下型１１の円筒ダイス１
０の截頭円錐状頭部１０ａとが合致状に係合し、凹部３
ｂと截頭円錐状頭部１０ａとの間に挟圧された金属板１
２に截頭円錐状突起１３が形成された後、第５図に示す
ように、上型６が上昇して一工程が終了し、すベク正め
加工された金属板１２は取り出される。

なおこの場合、上型６と下型１１とを任意の配列例えば
第６図に示すような千鳥状に配して一工程で多数の突起
ｉ３．１３・・・全形成するのである。

上記のような手順によって加工される截頭円錐状突起１
３１′ｊ、、踏面に相当する尖端にパリが生ずることが
なく、また、絞り切断のように絞られないため、板の肉
厚が一定となり、長期の使用に十分耐えることができる
ものとなる０以上に説明したように、この発明によれば
、下型に向って圧下する上型に截頭円錐状の凹部を設け
るとともに、この凹部の中央部から下方に向らて突出す
る円柱状ポンチを設け、一方、下型にはポンチを貫通す
る透孔を有する可動プレート受けと、この可動プレート
受けの透孔内に位置して上型の凹部と合致しうる截頭円
錐状頭部を有する円筒ダイスとを設けて成り、可動プレ
ート受は上にセットされる被加工用金属板に向って上型
を圧下することにより、金属板の打ち抜きと截頭円錐状
突起の形成を一工程で行うことができ、しかも、突起の
踏面にはパリが生ずることがないので、踏面の違和感を
なくすことができ、かつ、板の肉厚を一定にすることが
できるので、強度的に優れ長期の使用にも十分耐え得る
すべり止め板を提供することができ、その利用価値は顕
著である０

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のすべり止め加工方法の一例を示す断面図
、第２図はこの発明の加工装置の加工前の状態を示す断
面図、第３図及び第４図は加工手順全示す断面図、第５
図は加工後の状態を示す断面図、箒６図は加工されたす
ペク止め板の一例を示す平面図、第７図は加入された截
頭円錐状突起を示す断面斜視図である。 図において、 １　　　可動部 ３　　　円筒体 ３ｂ　　　　凹　　部 ５　　　円柱状ポンチ ６　上型 ７　基台 ８　　　可動プレート受け ８ａ　　透孔 ９　　　スプリング（弾性手段） １０　　　　円筒ダイス １０ａ　　　截頭円錐状頭部 １１　　　　　下　　型 である。 特許出願人　日本軽金属株式会社 第２図 第３図 第４図 第６図 ２ 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　円形底面の中央部に截頭円錐状の凹部を設けると
   ともに、凹部の中央部から下方に向って突出する円柱状
   ポンチを有する上型と、前記ポンチを貫通する透孔を有
   する可動プレート受けの透孔内に前記凹部と合致しうる
   截頭円錐状頭部を有する円筒ダイスを組み込んで成る下
   型とを用意し、前記可動プレート受は上にセットされる
   被加工用金属板に向って前記上型全圧下させて前記ポン
   チとダイスとで打ち抜き加工を行った後、下降した可動
   プレートから突出する前記ダイスの截頭円錐状頭部と前
   記ポンチの凹部とで截頭円錐状突起を形成するようにし
   たこと全特徴とする金属板のすベク市め加工方法。 ２、　昇降駆動手段の可動部に取り付けられる上型を基
   台に固定される下型に向って圧下することにより、前記
   上型と下型との間にセットされる被加工用金属板を打ち
   抜くとともに、その打ち抜き部の周囲にすべり止め用突
   起を形成するようにしたものであって、前記上型を、こ
   の上型の円形底面に設けられる截頭円錐状の凹部と、こ
   の凹部の中央部から下方に向って突出する円柱状ポンチ
   とで構成し、前記下型を、前記円柱状ポンチを貫通する
   透孔を有しかつ前記基台との間に弾性手段を介在して成
   る可動プレート受けと、この可動プレ−ト受けの透孔内
   に位置してその上端部に前記凹部と合致しうる截頭円錐
   状頭部を設けた円筒ダイスとで構成して成ることを特徴
   とする金属板のすべり止め加工装置。