JPH0358817B2 - - Google Patents
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- JPH0358817B2 JPH0358817B2 JP1267841A JP26784189A JPH0358817B2 JP H0358817 B2 JPH0358817 B2 JP H0358817B2 JP 1267841 A JP1267841 A JP 1267841A JP 26784189 A JP26784189 A JP 26784189A JP H0358817 B2 JPH0358817 B2 JP H0358817B2
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は熱交換器用フインの製造用金型及びそ
の製造法に関し、更に詳細には金属製のプレート
にカラー付透孔が点設されている熱交換器用フイ
ンの製造用金型及びその製造法に関する。
の製造法に関し、更に詳細には金属製のプレート
にカラー付透孔が点設されている熱交換器用フイ
ンの製造用金型及びその製造法に関する。
(従来の技術)
自動車用クーラー或いはルームクーラー等の熱
交換器に使用されている放熱フインは、方形のア
ルミニウム薄板に複数個の所定の高さのカラー付
透孔を点設して構成されている。
交換器に使用されている放熱フインは、方形のア
ルミニウム薄板に複数個の所定の高さのカラー付
透孔を点設して構成されている。
かかるフインによつて形成されている熱交換器
の放熱部は、フインの複数枚が各フインのカラー
付透孔の各々を合致させて重合され、これらの透
孔にわたつて銅等の熱伝導度の高い金属から成る
導管が挿入されて一体化されている。
の放熱部は、フインの複数枚が各フインのカラー
付透孔の各々を合致させて重合され、これらの透
孔にわたつて銅等の熱伝導度の高い金属から成る
導管が挿入されて一体化されている。
この様な熱交換器用フインを製造するための加
工方法の一つとして、特公昭54−31754号公報等
に開示されているアイアニング(しごき)加工法
がある。
工方法の一つとして、特公昭54−31754号公報等
に開示されているアイアニング(しごき)加工法
がある。
かかるアイアニング加工法の概要を第3図に示
す。
す。
先ず、第1工程において、得ようとするカラー
付透孔の開孔径よりも小径の筒状透孔110を、
棒状のピアスポンチ107でアルミニユウムの薄
板100に小孔を穿設した後[第1図a]、ポン
チ109及びダイス108によつて形成[第3図
b]する。
付透孔の開孔径よりも小径の筒状透孔110を、
棒状のピアスポンチ107でアルミニユウムの薄
板100に小孔を穿設した後[第1図a]、ポン
チ109及びダイス108によつて形成[第3図
b]する。
次いで、第2工程において、カラー付透孔の開
孔径と等しい外径のポンチ113及び前記透孔の
カラーの外径と等しい内径のダイス112とによ
つて筒状透孔110をバーリング(突き出し)し
て拡径しつつ筒状部をアイアニングすることによ
つて所定の高さのカラー付透孔114を得ること
ができる[第3図c,d]。
孔径と等しい外径のポンチ113及び前記透孔の
カラーの外径と等しい内径のダイス112とによ
つて筒状透孔110をバーリング(突き出し)し
て拡径しつつ筒状部をアイアニングすることによ
つて所定の高さのカラー付透孔114を得ること
ができる[第3図c,d]。
(発明が解決しようとする課題)
この様なアイアニング加工法によれば、従来に
おいて汎用されていた軟質で且つ板厚が0.15〜
0.16mm程度のアルミニユウムプレートに比較し
て、最近において使用されるようになつてきた硬
質で且つ板厚の薄いアルミニユウムプレートでも
所定の高さのカラー付透孔を形成することができ
る。
おいて汎用されていた軟質で且つ板厚が0.15〜
0.16mm程度のアルミニユウムプレートに比較し
て、最近において使用されるようになつてきた硬
質で且つ板厚の薄いアルミニユウムプレートでも
所定の高さのカラー付透孔を形成することができ
る。
かかるアイアニング加工法においては、各工程
のダイス及びポンチの中心が正確に一致すること
は勿論のこと、第2工程のダイス及びポンチの中
心が第1工程で形成される筒状透孔の中心に正確
に一致することが、均斉な高さのカラー付透孔を
得る上で大切である。
のダイス及びポンチの中心が正確に一致すること
は勿論のこと、第2工程のダイス及びポンチの中
心が第1工程で形成される筒状透孔の中心に正確
に一致することが、均斉な高さのカラー付透孔を
得る上で大切である。
ここで、ダイス及びポンチの中心が一致しなか
つたり、及び/又は第1工程で形成される筒状透
孔の中心と第2工程のダイス及びポンチの中心と
が一致しない場合には、得られるカラー付透孔は
カラーの肉厚が不均一となるため、カラーの上端
が一方に傾いたものとなる。
つたり、及び/又は第1工程で形成される筒状透
孔の中心と第2工程のダイス及びポンチの中心と
が一致しない場合には、得られるカラー付透孔は
カラーの肉厚が不均一となるため、カラーの上端
が一方に傾いたものとなる。
ところで、工業的に使用される金型は、複数個
のカラー付透孔を同時に形成すべく、通常、各工
程に複数個のダイス及びポンチが工程の順序に従
い配設されている。
のカラー付透孔を同時に形成すべく、通常、各工
程に複数個のダイス及びポンチが工程の順序に従
い配設されている。
しかし、かかる金型において、各工程のダイス
及びポンチの中心を一致させ且つ第1工程で形成
される筒状透孔の中心と第2工程のダイス及びポ
ンチの中心とを一致させるように、全ダイス及び
ポンチの位置を調整することは至難のことであ
る。
及びポンチの中心を一致させ且つ第1工程で形成
される筒状透孔の中心と第2工程のダイス及びポ
ンチの中心とを一致させるように、全ダイス及び
ポンチの位置を調整することは至難のことであ
る。
このため、ダイス及びポンチの中心位置等の誤
差が蓄積され易く、均斉なカラー付透孔が得られ
難いことがある。
差が蓄積され易く、均斉なカラー付透孔が得られ
難いことがある。
そこで、本発明の目的は、各工程及び工程間の
ダイス及びポンチの位置合わせを容易にでき、均
斉なカラー付透孔を得ることができる熱交換器用
フインの製造用金型及びその製造法を提供するこ
とにある。
ダイス及びポンチの位置合わせを容易にでき、均
斉なカラー付透孔を得ることができる熱交換器用
フインの製造用金型及びその製造法を提供するこ
とにある。
(課題を解決する手段)
本発明者は、前記目的を達成するには、一工程
でカラー付透孔の形成を完了することが誤差の蓄
積を防止する上で肝要であると考えて種々検討を
重ねた結果、本発明に到達した。
でカラー付透孔の形成を完了することが誤差の蓄
積を防止する上で肝要であると考えて種々検討を
重ねた結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、金属製のプレートに、所定の
高さのカラーによつて囲まれている透孔を形成す
る、上型と下型とから成る金型において、該上型
は、上下動可能の上型基台と、上型基台に垂直下
向に固定され、カラー付透孔のカラーの外径と等
しい内径の中空部が先端部に形成されている筒状
のアイアニングブツシユと、前記アイアニングブ
ツシユ内の中空部の内壁面に外周面が摺接して上
下方向に移動可能に保持され、且つ下死点でアイ
アニングブツシユの先端よりも下方に先端が位置
するように下方向に付勢されている筒状のノツク
アウトブツシユと、ノツクアウトブツシユの中空
部の内壁面に外周面が摺接して上型基台と共に上
下方向に移動可能で且つ透孔の開孔径よりも小径
の先端部を有する棒状のピアスポンチとを具備
し、他方、下型は、固定下型基台と、前記上型の
アイアニングブツシユと対向して固定下型基台に
垂直上向に固定され、外径がカラー付透孔の開孔
径と等しい筒状であつて、先端部外周面が先細の
テーパー状であり、上型が下降したとき、アイア
ニングブツシユ内に進入し且つピアスポンチが内
部に摺入するアイアニングポンチと、アイアニン
グポンチがテーパ状の先端を上面に突出するよう
に遊嵌され、且つ付勢部材によつて上方に付勢さ
れている付勢台とを具備することを特徴とする熱
交換器用フインの製造用金型にある。
高さのカラーによつて囲まれている透孔を形成す
る、上型と下型とから成る金型において、該上型
は、上下動可能の上型基台と、上型基台に垂直下
向に固定され、カラー付透孔のカラーの外径と等
しい内径の中空部が先端部に形成されている筒状
のアイアニングブツシユと、前記アイアニングブ
ツシユ内の中空部の内壁面に外周面が摺接して上
下方向に移動可能に保持され、且つ下死点でアイ
アニングブツシユの先端よりも下方に先端が位置
するように下方向に付勢されている筒状のノツク
アウトブツシユと、ノツクアウトブツシユの中空
部の内壁面に外周面が摺接して上型基台と共に上
下方向に移動可能で且つ透孔の開孔径よりも小径
の先端部を有する棒状のピアスポンチとを具備
し、他方、下型は、固定下型基台と、前記上型の
アイアニングブツシユと対向して固定下型基台に
垂直上向に固定され、外径がカラー付透孔の開孔
径と等しい筒状であつて、先端部外周面が先細の
テーパー状であり、上型が下降したとき、アイア
ニングブツシユ内に進入し且つピアスポンチが内
部に摺入するアイアニングポンチと、アイアニン
グポンチがテーパ状の先端を上面に突出するよう
に遊嵌され、且つ付勢部材によつて上方に付勢さ
れている付勢台とを具備することを特徴とする熱
交換器用フインの製造用金型にある。
また、金属製のプレートに、所定の高さのカラ
ーによつて囲まれている透孔を形成する際に、前
記金型を用い、前記金型のアイアニングポンチ上
にプレートを置いた後、上型基台を降下させつつ
ピアスポンチによつて穿設して得られる前記透孔
の開孔径よりも小径の孔を、アイアニングポンチ
のテーパ状先端でバーリング(突き出し)し、引
き続き前記バーリングによつて形成される突出片
をアイアニングポンチ先端部の外周面とアイアニ
ングブツシユの内壁面とでアイアニング(しご
き)加工を施すことを特徴とする熱交換器用フイ
ンの製造法にある。
ーによつて囲まれている透孔を形成する際に、前
記金型を用い、前記金型のアイアニングポンチ上
にプレートを置いた後、上型基台を降下させつつ
ピアスポンチによつて穿設して得られる前記透孔
の開孔径よりも小径の孔を、アイアニングポンチ
のテーパ状先端でバーリング(突き出し)し、引
き続き前記バーリングによつて形成される突出片
をアイアニングポンチ先端部の外周面とアイアニ
ングブツシユの内壁面とでアイアニング(しご
き)加工を施すことを特徴とする熱交換器用フイ
ンの製造法にある。
(作 用)
本発明の金型によれば、上型の降下中に、下型
のアイアニングポンチ上に置かれたプレートに
は、小孔の穿設、バーリング、及びアイアニング
の一連の加工が施されるため、一工程でカラー付
透孔を形成することができる。
のアイアニングポンチ上に置かれたプレートに
は、小孔の穿設、バーリング、及びアイアニング
の一連の加工が施されるため、一工程でカラー付
透孔を形成することができる。
このため、各工程におけるダイス及びポンチの
中心位置等の誤差の蓄積を防止することができ、
均斉な高さのカラー付透孔を形成することができ
る。
中心位置等の誤差の蓄積を防止することができ、
均斉な高さのカラー付透孔を形成することができ
る。
更に、従来においては二工程を要していた工程
を一工程にすることができ、金型を小型化するこ
とができるため、加工速度を高速化することもで
きる。
を一工程にすることができ、金型を小型化するこ
とができるため、加工速度を高速化することもで
きる。
(実施例)
本発明を図面によつて更に詳細に説明する。
第1図は、本発明の金型の一例を示す断面図で
ある。
ある。
第1図において、上型を構成する上型基台Xに
筒状のアイアニングブツシユ2が垂直下向きに固
定されており、このアイアニングブツシユ2内に
は、先端部よりも後端部の内径が大径である段付
中空部が形成されている。
筒状のアイアニングブツシユ2が垂直下向きに固
定されており、このアイアニングブツシユ2内に
は、先端部よりも後端部の内径が大径である段付
中空部が形成されている。
アイアニングブツシユ2の先端部に形成されて
いる中空部の内径は、形成するカラー付透孔のカ
ラーの外径と等しい。
いる中空部の内径は、形成するカラー付透孔のカ
ラーの外径と等しい。
この様なアイアニングブツシユ2の先端部の中
空部に、外周面が前記中空部の内壁面に摺接しつ
つ上下方向に移動可能で且つ上端にフランジ5を
有する筒状のノツクアウトブツシユ3が挿入され
ている。
空部に、外周面が前記中空部の内壁面に摺接しつ
つ上下方向に移動可能で且つ上端にフランジ5を
有する筒状のノツクアウトブツシユ3が挿入され
ている。
前記フランジ5は、アイアニングブツシユ2の
大径の内径を有する後端部の中空部壁面に沿つて
上下動する。
大径の内径を有する後端部の中空部壁面に沿つて
上下動する。
また、ノツクアウトブツシユ3は、その内壁面
が上型基台Xに垂直下向きに固定されている棒状
のピアスポンチ1の先端部外周面と摺接して上下
方向に移動可能である。
が上型基台Xに垂直下向きに固定されている棒状
のピアスポンチ1の先端部外周面と摺接して上下
方向に移動可能である。
かかるピアスポンチ1は、切歯部12を含む先
端部の主たる部分の外径が形成するカラー付透孔
の開孔径よりも小径である。
端部の主たる部分の外径が形成するカラー付透孔
の開孔径よりも小径である。
但し、切歯部12の外径は前記先端部の主たる
部分の外径よりも、カラー付透孔を形成するプレ
ートの板厚の約5〜10%程小径である。これはプ
レートに小孔を穿設する際に発生するバリを防止
せんとするためである。
部分の外径よりも、カラー付透孔を形成するプレ
ートの板厚の約5〜10%程小径である。これはプ
レートに小孔を穿設する際に発生するバリを防止
せんとするためである。
更に、ノツクアウトブツシユ3のフランジ5の
上面、アイアニングブツシユ2の壁面、及びピア
スポンチ1の外周面によつて囲まれている空間部
は、導管9から圧縮空気が供給されて一定の圧力
に保たれている圧縮空気室4である。圧縮空気室
4はノツクアウトブツシユ3を下方に常に付勢し
ており、下死点でアイアニングブツシユ2の先端
よりも下方にノツクアウトブツシユ3の先端を位
置するようにしている。
上面、アイアニングブツシユ2の壁面、及びピア
スポンチ1の外周面によつて囲まれている空間部
は、導管9から圧縮空気が供給されて一定の圧力
に保たれている圧縮空気室4である。圧縮空気室
4はノツクアウトブツシユ3を下方に常に付勢し
ており、下死点でアイアニングブツシユ2の先端
よりも下方にノツクアウトブツシユ3の先端を位
置するようにしている。
この様な上型において、上型基台Xはプレス装
置(図示せず)によつて上下方向に移動可能に設
けられている。
置(図示せず)によつて上下方向に移動可能に設
けられている。
かかる上型に対する下型には、固定下型基台Y
に筒状のアイアニングポンチ6が上型のアイアニ
ングブツシユ3に対向して垂直上向きに固定され
ている。
に筒状のアイアニングポンチ6が上型のアイアニ
ングブツシユ3に対向して垂直上向きに固定され
ている。
かかるアイアニングポンチ6の先端部の中空部
8は、その下方に位置する中空部11の内径より
も小径の内径を有し、且つ上型基台Xが降下する
とき、ピアスポンチ1が外周面を中空部8の内壁
面と摺接しつつ降下する。
8は、その下方に位置する中空部11の内径より
も小径の内径を有し、且つ上型基台Xが降下する
とき、ピアスポンチ1が外周面を中空部8の内壁
面と摺接しつつ降下する。
更に、アイアニングポンチ6の先端の外周面に
は、テーパ面13が設けられている。
は、テーパ面13が設けられている。
この様なアイアニングポンチ6は、スプリング
等の付勢部材(図示せず)によつて上方向に付勢
されている付勢台7に遊嵌され、アイアニングポ
ンチ6のテーパ状先端が付勢台7の上面に突出し
ている。
等の付勢部材(図示せず)によつて上方向に付勢
されている付勢台7に遊嵌され、アイアニングポ
ンチ6のテーパ状先端が付勢台7の上面に突出し
ている。
これまで述べてきた本実施例に係る金型を用い
てカラー付透孔を成形する際の動作を第1図及び
第2図を用いて説明する。
てカラー付透孔を成形する際の動作を第1図及び
第2図を用いて説明する。
先ず、第1図に示す様に、金属製プレート10
をアイアニングポンチ6に対して略直角になる様
に置き、上型基台Xをプレス装置等(図示せず)
によつて降下させる。
をアイアニングポンチ6に対して略直角になる様
に置き、上型基台Xをプレス装置等(図示せず)
によつて降下させる。
この際に、ノツクアウトブツシユ3は圧縮空気
室4に導管9を介して供給される圧縮空気によつ
て下方向に付勢されており、ノツクアウトブツシ
ユ3のフランジ5が圧縮空気室4の最下位置に在
る。
室4に導管9を介して供給される圧縮空気によつ
て下方向に付勢されており、ノツクアウトブツシ
ユ3のフランジ5が圧縮空気室4の最下位置に在
る。
かかる状態に在るノツクアウトブツシユ3は、
その先端面がプレート10を介してアイアニング
ポンチ6の先端面と当接し、小孔を穿設する部分
のプレートを圧縮空気室4の圧力によつて固定す
る[第2図A]。
その先端面がプレート10を介してアイアニング
ポンチ6の先端面と当接し、小孔を穿設する部分
のプレートを圧縮空気室4の圧力によつて固定す
る[第2図A]。
この様にアイアニングポンチ6の先端面と当接
したノツクアウトブツシユ3は、上型基台Xと共
に降下せず一定の位置で停止状態となる。
したノツクアウトブツシユ3は、上型基台Xと共
に降下せず一定の位置で停止状態となる。
一方、ノツクアウトブツシユ3のフランジ5は
圧縮空気室4内の圧力に抗して上型基台Xの降下
と共に圧縮空気室4の上方に移動することができ
るため、上型基台Xはノツクアウトブツシユ3の
停止状態を保ちつつピアスポンチ1及びアイアニ
ングブツシユ2と共に降下する。
圧縮空気室4内の圧力に抗して上型基台Xの降下
と共に圧縮空気室4の上方に移動することができ
るため、上型基台Xはノツクアウトブツシユ3の
停止状態を保ちつつピアスポンチ1及びアイアニ
ングブツシユ2と共に降下する。
このため、ピアスポンチ1はアイアニングポン
チ6をダイスとして小孔を穿設することができ
る。
チ6をダイスとして小孔を穿設することができ
る。
更に、アイアニングブツシユ2の先端面がプレ
ート10を付勢台7の上面に押し付け、穿設され
ている小孔をアイアニングポンチ6のテーパ面1
3によつてバーリングして小孔の周縁に突出部を
形成する。この時、ノツクアウトブツシユ3の先
端面とアイアニングポンチ6の先端面とが直接当
接する[第2図b]。
ート10を付勢台7の上面に押し付け、穿設され
ている小孔をアイアニングポンチ6のテーパ面1
3によつてバーリングして小孔の周縁に突出部を
形成する。この時、ノツクアウトブツシユ3の先
端面とアイアニングポンチ6の先端面とが直接当
接する[第2図b]。
引続き、上型基台Xは、アイアニングブツシユ
2の先端面でプレート10及び付勢台7を押し下
げつつ降下し、アイアニングブツシユ2の内壁面
とアイアニングポンチ6の先端部外周面とでバー
リングによつて形成された突出部をアイアニング
してカラーを形成する。
2の先端面でプレート10及び付勢台7を押し下
げつつ降下し、アイアニングブツシユ2の内壁面
とアイアニングポンチ6の先端部外周面とでバー
リングによつて形成された突出部をアイアニング
してカラーを形成する。
この際に、ピアスポンチ1が上型基台Xと共に
降下し、ピアスポンチ1の先端部はその外周面が
アイアニングポンチ6の先端部内壁面と摺接しつ
つ降下する[第2図C]。
降下し、ピアスポンチ1の先端部はその外周面が
アイアニングポンチ6の先端部内壁面と摺接しつ
つ降下する[第2図C]。
かかるピアスポンチ1の先端部は、アイアニン
グポンチ6の先端部を内側から支承し、アイアニ
ング加工時にアイアニングポンチ6に加えられる
外力に因るアイアニングポンチ6の外径の縮径を
防止しているのである。
グポンチ6の先端部を内側から支承し、アイアニ
ング加工時にアイアニングポンチ6に加えられる
外力に因るアイアニングポンチ6の外径の縮径を
防止しているのである。
次いで、所定の高さのカラーが得られたとき、
上型基台Xの降下が停止し、上型基台Xは上昇す
るようになる。
上型基台Xの降下が停止し、上型基台Xは上昇す
るようになる。
上型基台Xの上昇の開始と共にピアスポンチ1
及びアイアニングブツシユ2は上昇する。
及びアイアニングブツシユ2は上昇する。
一方、ノツクアウトブツシユ3はフランジ5が
圧縮空気室4の最下位置に達するまでアイアニン
グポンチ6の先端面に当接した状態を保ち、アイ
アニングブツシユ2の下端面に付着して上昇する
プレート10を分離する[第2図D]。
圧縮空気室4の最下位置に達するまでアイアニン
グポンチ6の先端面に当接した状態を保ち、アイ
アニングブツシユ2の下端面に付着して上昇する
プレート10を分離する[第2図D]。
かかるノツクアウトブツシユ3は、上型基台X
が上昇してフランジ5が圧縮空気室4の最下位置
に達した後、上型基台Xと共に所定の位置まで上
昇する。
が上昇してフランジ5が圧縮空気室4の最下位置
に達した後、上型基台Xと共に所定の位置まで上
昇する。
以上、述べてきた本実施例においては、ノツク
アウトブツシユ3が圧縮空気の圧力によつて付勢
されているが、スプリング等の付勢部材であつて
もよい。
アウトブツシユ3が圧縮空気の圧力によつて付勢
されているが、スプリング等の付勢部材であつて
もよい。
また、ピアスポンチ1の中央部に空気孔を設
け、前記空気孔から空気を吹き出して加工中に発
生する金属粉や熱を除去しつつ加工を行なつても
よい。
け、前記空気孔から空気を吹き出して加工中に発
生する金属粉や熱を除去しつつ加工を行なつても
よい。
(発明の効果)
本発明によれば、カラー付透孔を一工程で形成
することができるため、ポンチ等の中心を正確に
一致させることが容易となり、各工程のダイス及
びポンチの中心ずれ等に因る誤差の累積を防止す
ることができ、均斉なカラー付透孔から成る熱交
換器用フインを容易に得ることができる。
することができるため、ポンチ等の中心を正確に
一致させることが容易となり、各工程のダイス及
びポンチの中心ずれ等に因る誤差の累積を防止す
ることができ、均斉なカラー付透孔から成る熱交
換器用フインを容易に得ることができる。
また、金型を小型化することができ加工速度の
高速化することができる。
高速化することができる。
更に、熱効率を向上させるための加工工程を金
型を大型化することなく付加することもできる。
型を大型化することなく付加することもできる。
第1図は本発明の金型の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図に示す金型の動作を説明する
説明図、及び第3図は従来の加工方法を説明する
説明図を各々示す。 図において、X…上型基台、Y…下型基台、1
…ピアスポンチ、2…アイアニングブツシユ、3
…ノツクアウトブツシユ、4…圧縮空気室、6…
アイアニングポンチ、7…付勢台、10…プレー
ト。
図、第2図は第1図に示す金型の動作を説明する
説明図、及び第3図は従来の加工方法を説明する
説明図を各々示す。 図において、X…上型基台、Y…下型基台、1
…ピアスポンチ、2…アイアニングブツシユ、3
…ノツクアウトブツシユ、4…圧縮空気室、6…
アイアニングポンチ、7…付勢台、10…プレー
ト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属製のプレートに、所定の高さのカラーに
よつて囲まれている透孔を形成する、上型と下型
とから成る金型において、 該上型は、上下動可能の上型基台と、 上型基台に垂直下向に固定され、カラー付透孔
のカラーの外径と等しい内径の中空部が先端部に
形成されている筒状のアイアニングブツシユと、 前記アイアニングブツシユ内の中空部の内壁面
に外周面が摺接して上下方向に移動可能に保持さ
れ、且つ下死点でアイアニングブツシユの先端よ
りも下方に先端が位置するように下方向に付勢さ
れている筒状のノツクアウトブツシユと、 ノツクアウトブツシユの中空部の内壁面に外周
面が摺接して上型基台と共に上下方向に移動可能
で且つ透孔の開孔径よりも小径の先端部を有する
棒状のピアスポンチとを具備し、 他方、下型は、固定下型基台と、 前記上型のアイアニングブツシユと対向して固
定下型基台に垂直上向に固定され、外径がカラー
付透孔の開孔径と等しい筒状であつて、先端部外
周面が先細のテーパー状であり、上型が下降した
とき、アイアニングブツシユ内に進入し且つピア
スポンチが内部に摺入するアイアニングポンチ
と、 アイアニングポンチがテーパ状の先端を上面に
突出するように遊嵌され、且つ付勢部材によつて
上方に付勢されている付勢台とを具備することを
特徴とする熱交換器用フインの製造用金型。 2 金属製のプレートに、所定の高さのカラーに
よつて囲まれている透孔を形成する際に、請求項
第1項の金型を用い、前記金型のアイアニングポ
ンチ上にプレートを置いた後、上型基台を降下さ
せつつピアスポンチによつて穿設して得られる前
記透孔の開孔径よりも小径の孔を、アイアニング
ポンチのテーパ状先端でバーリング(突き出し)
し、引き続き前記バーリングによつて形成される
突出片をアイアニングポンチ先端部の外周面とア
イアニングブツシユの内壁面とでアイアニング
(しごき)加工を施すことを特徴とする熱交換器
用フインの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26784189A JPH03128139A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 熱交換器用フィンの製造用金型及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26784189A JPH03128139A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 熱交換器用フィンの製造用金型及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128139A JPH03128139A (ja) | 1991-05-31 |
JPH0358817B2 true JPH0358817B2 (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=17450368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26784189A Granted JPH03128139A (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 熱交換器用フィンの製造用金型及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03128139A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100479917B1 (ko) * | 1997-11-25 | 2005-05-16 | 삼성테크윈 주식회사 | 포밍및피어싱공정동시성형금형및이를이용한열교환기용냉각판제조방법 |
CN105855384A (zh) * | 2016-04-07 | 2016-08-17 | 无锡海特精密模具有限公司 | 一种空调翅片模具的翻边结构 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3146749A (en) * | 1961-06-16 | 1964-09-01 | American Can Co | Method of forming a neck on a can part |
JPS5371673A (en) * | 1976-12-09 | 1978-06-26 | Hidaka Seiki Kk | Dies for manufacturing fin for heat exchanger |
JPS5825816A (ja) * | 1981-08-08 | 1983-02-16 | Nippon Light Metal Co Ltd | 金属板のすべり止め加工方法及びその装置 |
JPH01254327A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器用フィンのカラー成形法及び金型 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP26784189A patent/JPH03128139A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3146749A (en) * | 1961-06-16 | 1964-09-01 | American Can Co | Method of forming a neck on a can part |
JPS5371673A (en) * | 1976-12-09 | 1978-06-26 | Hidaka Seiki Kk | Dies for manufacturing fin for heat exchanger |
JPS5825816A (ja) * | 1981-08-08 | 1983-02-16 | Nippon Light Metal Co Ltd | 金属板のすべり止め加工方法及びその装置 |
JPH01254327A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱交換器用フィンのカラー成形法及び金型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03128139A (ja) | 1991-05-31 |
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