JPH05169035A - 小物部品分類装置 - Google Patents

小物部品分類装置

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JPH05169035A
JPH05169035A JP33879591A JP33879591A JPH05169035A JP H05169035 A JPH05169035 A JP H05169035A JP 33879591 A JP33879591 A JP 33879591A JP 33879591 A JP33879591 A JP 33879591A JP H05169035 A JPH05169035 A JP H05169035A
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drum
small
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JP33879591A
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Ryoichi Nozaki
亮一 野崎
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NOOZERU ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小物部品の特性に応じた所定の付着シート表面
の空き位置を受取り位置に位置決める受取り用位置決め
機と、供給位置から前記受取り位置まで小物部品を移送
する移送機との連係動作により、供給された小物部品を
次々とその特性により分類して特性毎に異なる付着シー
トに付着させる小物部品分類装置を、小型化し高速化す
る。 【構成】自転自在なドラム(46〜49,86)とこれ
を移動させる移動手段(42,43,82)とにより前
記位置決め機(40,80)を構成し、前記受取り用付
着シート(2a〜5a)をドラム(46〜49,86)
の外周に貼付し、ドラム(46〜49,86)の自転と
移動により前記受取り用付着シートを位置決めるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給されるLED等の
小物部品をその特性等に基づく等級により分類して、等
級毎に異なる受取り用付着シートに次々と分類して付着
させる小物部品分類装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LED等の小物部品は、取扱い
性の点から粘着剤が表面に塗布された付着シートに密に
付着された状態でアセンブリ工場等に提供されるが、組
み付ける製品によって特性の高均一性が要求される場合
には、その特性のばらつきによって分類して使用しなけ
ればならない。
【0003】例えば、多数のLEDを画素とするLED
表示板を構成するには、明るさ(特性)がきわめて近似
したLEDを使用して一つのLED表示板を構成しなけ
れば、良好な表示品質が得られない。このため、製品と
しては全て同一のLEDであっても、付着シートに付着
されて供給されたLEDを、一旦そのシートから取外し
てその明るさの等級毎に異なる付着シートに付着し直す
作業が必要であり、従来この分類し付着し直す作業は、
図7,8に示すような分類装置により行なわれていた。
以下、この装置を説明する。
【0004】この分類装置は、未分類の小物部品が付着
された供給用付着シート1に対して、この小物部品を4
等級に分類すべく4枚の受取り用付着シート2,3,
4,5が配設されたもので、供給用付着シート1が貼付
される供給用テーブル6aを位置決めする供給用位置決
め機6と、受取り用付着シート2,3,4,5が平面状
に貼付される受取り用テーブル7aを位置決める受取り
用位置決め機7と、小物部品を把持するコレット8aを
上下動させるとともに水平移動させる移送機8とよりな
る。
【0005】そして、供給用位置決め機6と受取り用位
置決め機7と移送機8の連係動作により、供給用付着シ
ート1上の小物部品をその等級に応じた所定の受取り用
付着シート2〜5の表面の空き位置に次々と付着させ
て、大量の小物部品を等級(この場合4等級)に応じて
分類するものであり、この際、受取り用位置決め機7
は、受取り位置に所定の受取り用付着シートの表面の空
き位置を位置決める役割をもつ。
【0006】なお、ここで、受取り位置とは、移送機8
から受取り用付着シートの表面に小物部品を受渡す(付
着させる)位置であり、コレット8aの水平移動軌道の
真下であって、受取り用位置決め機7の動作により任意
の受取り用付着シート表面の任意の位置をそこに位置さ
せることができるような位置である。実際には、受取り
用テーブル7aの移動ストロークを効率よく使用するた
めに、この受取り用テーブル7aの可動範囲の中央部に
設定される。また、小物部品の等級(特性)は予め(あ
るいは移送機8による移送の途中等に)図示していない
検査装置により測定されて制御装置にインプットされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分類装置
は、単純な動作を繰返さなければならないめんどうな作
業が自動化され省力化が図れるという優れたものである
が、受取り用テーブル7aあるいはコレット8aの移動
ストロークが大きいため、サイクルタイム(1回の処理
時間)が長いという問題や、受取り用位置決め機7が大
型で装置の設置面積等が大きい等の改善すべき問題点を
有していた。
【0008】すなわち、上記従来技術のように分類する
数(等級数)だけ受取り側の付着シートを平面状に並べ
る構成では、この数が増えれば増えるほど受取り用テー
ブル7a自体が大きくなるとともに、その移動ストロー
クが受取り用付着シートの縦横の長さ分だけ増加する。
このため、移送機8及び受取り用位置決め機7が大型化
する。また、受取り用位置決め機7等の動作性能(最大
加速度等)を向上させるには、各モータの容量増加ある
いは各部の剛性向上等が必須であり、これは装置がさら
に大型化する要因となるため、ストロークの大きさを前
記動作性能でカバーすることは困難であり、ストローク
の大きさは直接処理能力(サイクルタイム)の低下とな
るのである。
【0009】なお、従来の分類装置として、上述したも
の以外に、例えば、受取り用位置決め機を受取り用付着
シートの数だけ複数設けて(この場合、受取り位置もそ
の数だけ存在することになる)、供給された小物部品を
その等級により該当する位置決め機の受取り位置に移送
して同様の作業を行なう方式のものもあるが、やはり受
取り用付着シートを各位置決め機に平面状に貼付する構
成であったので、各位置決め機のストローク及び付着シ
ートを貼付するテーブル等が大きくなって同様の問題を
生じていた。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、受取り側付着シート
の配置スペースが小さくて、小物部品の移送距離又は受
取り用位置決め機のストロークが短く、処理能力が高い
とともに小型な小物部品分類装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 分類しようとする小物部品の等級の数に応じて複数
配設された受取り用付着シート(2a〜5a)のうち、
いずれかの受取り用付着シート表面の任意の位置を所定
の受取り位置に位置決める受取り用位置決め機(40,
80)と、供給された前記小物部品を前記受取り位置ま
で移送する移送機(20,70)とを備え、前記受取り
用位置決め機(40,80)と移送機(20,70)の
連係動作により、前記複数の受取り用付着シート(2a
〜5a)のうち小物部品の等級に応じた所定の付着シー
ト表面の空き位置に、供給された前記小物部品を次々と
分類して付着させる小物部品分類装置において、前記受
取り用付着シートを貼付する筒状の外周面を有するドラ
ム(46〜49,86)と、前記付着シート(2a〜5
a)の位置決めを行なうべく、前記ドラム(46〜4
9,86)を自転させる自転手段(50〜53,87)
と、前記ドラム(46〜49,86)を移動させる移動
手段(42,43,82)とより、前記受取り用位置決
め機(40,80)を構成したことを特徴とする小物部
品分類装置。
【0012】2 前記ドラム(46〜49)は、前記等
級の数に応じて前記移送機(20)の移送方向に沿って
並列に複数配設され、前記受取り用付着シート(2a〜
5a)は、これらドラム(46〜49)の外周に一枚づ
つ貼付され、前記移動手段は、前記複数のドラム(46
〜49)を一括して前記移送方向に直交する方向に移動
させる横移動機構(42)と、前記複数のドラムを一括
して前記移送方向に移動させる縦移動機構(43)とよ
りなり、前記自転手段は、各ドラム毎に設けられた複数
のモータよりなることを特徴とする項1記載の小物部品
分類装置。
【0013】3 分類しようとする小物部品の等級の数
に応じて複数配設された受取り用付着面のうち、いずれ
かの受取り用付着面の任意の位置を所定の受取り位置に
位置決める受取り用位置決め機と、供給された前記小物
部品を前記所定の受取り位置まで移送する移送機とを備
え、前記受取り用位置決め機と移送機の連係動作によ
り、前記複数の受取り用付着面のうち小物部品の等級に
応じた所定の付着面の空き位置に、供給された前記小物
部品を次々と分類して付着させる小物部品分類装置にお
いて、前記受取り用付着面は、前記位置決め機に脱着自
在に取付けたドラムの筒状の外周面であり、前記位置決
め機は、前記付着シートの位置決めを行なうべく、前記
ドラムを自転させる自転手段と、前記ドラムを移動させ
る移動手段とよりなることを特徴とする小物部品分類装
置。
【0014】
【作用】本発明の小物部品分類装置によると、複数の受
取り用付着シートは、受取り用位置決め機(40,8
0)のドラム(46〜49,86)外周に貼付されるの
で、湾曲された状態で小さな面積内にコンパクトに配置
されることになり、受取り用位置決め機(40,80)
の移動ストローク又は移送機(20,70)の移送距離
が縮小できるとともに、装置全体が小型化できる。
【0015】すなわち、受取り用付着シートを平面状に
複数配置する従来の場合には、各シートの縦横それぞれ
の長さを合計した長さ程度の位置決め機のストロークが
縦方向,横方向ともに必要となるのに対し、本発明の場
合、受取り用付着シートの横方向(ドラムの周方向)の
配置スペースは湾曲している分だけ小さくなっている
(ドラムが円筒状のものであれば、1:円周率の比率程
度に小さくなる)ため、全体として複数の受取り用付着
シートの配置面積は累積的に小さくなり、受取り用位置
決め機(40,80)の移動手段(42,43,82)
のストロークは格段に短くできる。
【0016】また、受取り用付着シートの配置面積が小
さくなり、必要なストロークが小さくなって受取り用位
置決め機(40,80)自体も小さくなれば、機器の干
渉を避けて移送機(20a,70)が小物部品を受渡す
位置(受取り位置)も小物部品の供給位置に近ずけるこ
とができ、移送機(20,70)の移送距離も小さくす
ることができる。
【0017】したがって、小物部品の分類作業が、高速
に行なわれる。すなわち、移動手段(42,43,8
2)がドラム(46〜49,86)を僅かな距離移動さ
せてその位置を受取り位置に対して合わせ、自転手段
(50〜53,87)がドラム(46〜49,86)を
自転させることにより、小物部品の等級に応じた所定の
受取り用付着シート表面の空き位置が、受取り位置に瞬
時に位置決められる。一方、移送機は、供給された小物
部品を、近距離に配置された前記受取り位置まで瞬時に
移送するので、この小物部品は前記付着シート表面の空
き位置に短時間に運ばれて接触し、付着シート表面の付
着剤によりそこに取付く。そして、この動作が繰返され
ることにより、供給される小物部品は次々と所定の受取
り用付着シートに短いサイクルタイムで取付けられてい
ゆく。
【0018】また、位置決め機に脱着自在に取付けたド
ラムの外周を受取り用付着面とする場合には、小物部品
は分類された後にドラムごと受取り用位置決め機から取
外して、次工程(組み付け工程等)へ供給することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜4に基づき本発明の第1実施例
を説明する。この第1実施例の小物部品分類装置は、供
給用位置決め機10と、移送機20と、受取り用位置決
め機40と、図示していない制御装置とよりなる。
【0020】供給機10は、未分類の小物部品が付着さ
れた供給用付着シート1aが上面に貼付される供給用テ
ーブル11と、スクリュー12aあるいはスクリュー1
3aによって供給用テーブル11を縦横に水平移動させ
る縦移動機構12あるいは横移動機構13と、これら縦
移動機構12,横移動機構13をそれぞれ駆動するモー
タ14,15とを備えるものである。
【0021】移送機20は、図8に示すように、小物部
品の把持及び開放が可能なコレット21と、このコレッ
ト21を上下動させるアクチュエータ22と、このアク
チュエータ22及びコレット21を支持するコレットキ
ャリア23と、このコレットキャリア23に連結したベ
ルト24を周回させることにより、供給用位置決め機1
0及び受取り用位置決め機40の上方においてコレット
キャリア23を縦方向(図2における左右方向)に水平
移動させる水平移動機構25とよりなる。
【0022】受取り用位置決め機40は、分類後の小物
部品が付着される複数の受取り用付着シート2a〜5a
が配置される受取り用テーブル41と、スクリュー43
aによって受取り用テーブル41を横方向に水平移動さ
せる横移動機構43と、スクリュー42aによって受取
り用テーブル41及び横移動機構43を縦方向に水平移
動させる縦移動機構42と、これら縦移動機構42,横
移動機構43をそれぞれ駆動するモータ44,45とを
備えるものである。
【0023】この受取り用位置決め機40の受取り用テ
ーブル41には、受取り用付着シート2a〜5aの横幅
寸法を円周率で除した値よりも若干大きな直径とされた
円柱状のドラム46〜49が、互いに平行に並列状に配
設され回転自在に支持されている。これらドラム46〜
49は、その外周に受取り用付着シート2a〜5aが、
例えば図4に示すような取付け具56によってそれぞれ
貼付可能となっているもので、モータ50〜53により
駆動されてそれぞれ自転する。またこれらドラム46〜
49の配置間隔は受取り用付着シート2a〜5aの表面
に付着される小物部品Kが接触しない程度の僅かなもの
とされている。
【0024】また、受取り用位置決め機40のドラム4
6〜49は縦方向(移送機20aの移送方向)に配置さ
れて、受取り用テーブル41の縦方向の可動範囲(縦移
動機構42のストローク)は受取り用付着シート2a〜
5aの長さ(ドラム46〜49の軸方向の長さ)よりも
若干大きな値とされ、受取り用テーブル41の横方向の
可動範囲(横移動機構43のストローク)はドラム46
とドラム49の軸中心間距離よりも若干大きな値とされ
ている。
【0025】そして、移送機20から受取り用位置決め
機40に小物部品を受渡す受取り位置は、コレット21
の水平移動軌道の真下であって、受取り用テーブル41
の可動範囲の中央に設定され、縦移動機構32,横移動
機構33のストロークを効率よく使用して、どのドラム
上面もこの受取り位置に位置させることができるように
なっている。
【0026】なお、モータ44,45あるいはモータ5
0〜53としては、ステッピングモータあるいはサーボ
モータ等が使用できる。
【0027】また、移送機20のストロークは、前述移
送機8よりも短かい。すなわち、上記のようなドラムに
受取り用付着シートを貼付する構成であるために、受取
り用付着シートの配置スペースが図7に示す従来に比し
極めて小さくなり、縦移動機構32,横移動機構33の
ストロークが短くてすむようになる結果、これらの中央
位置である前記受取り位置は供給用位置決め機10側に
近ずけることができるので、移送機20の移送距離が短
くなるのである。
【0028】また、制御装置は、各モータあるいは移動
機構等に設けられた位置検出器(図示略)の検出信号に
基づいて各モータ等を自動制御し各テーブル11,41
あるいはコレット21を位置決めするとともに、コレッ
ト21,アクチュエータ22の動作を制御して、分類作
業を本装置に行なわさせるものである。
【0029】また、供給用付着シート1aと受取り用付
着シート2a〜5aは、この場合表面に粘着剤を塗布し
たものであるが、この構成に限られない。例えば、小物
部品が磁力に反応するものであれば、これを吸着する磁
力を発生する磁気シートで構成してもよいし、静電気あ
るいは負圧により吸着するものであってもよい。
【0030】次に第1実施例の作用を説明する。未分類
の小物部品が多数付着された供給用付着シート1aが供
給用テーブル11に貼付されて分類作業の指令が与えら
れると、制御装置は以下のように上記装置を動作させ
る。すなわち、まず、取外そうとする供給用テーブル1
1上の小物部品がコレット21の水平移動軌道の真下に
位置するように供給用テーブル11を移動させて位置決
めるとともに、水平移動機構25の動作によりコレット
21をこの小物部品の真上に位置させた状態で、アクチ
ュエータ22の動作によりコレット21を下降させてコ
レット21によりこの小物部品を把持した後、アクチュ
エータ22によりコレット21を上昇させてこの小物部
品を供給用付着シート1aから取外す。
【0031】つぎに、受取り用テーブル41を移動させ
て、ドラム46〜49のうちこの取外した小物部品の等
級に応じてこれを付着させようとする所定の受取り用付
着シートが貼付されたドラムを前記受取り位置に合わせ
る。すなわち、受取り用付着シート2に貼付するのであ
れば、横移動機構43の動作によりドラム46の軸中心
線を前記受取り位置の真下に位置させ、受取り用付着シ
ート2の小物部品を貼付しようとする空き位置のドラム
46の軸方向における位置を、縦移動機構42の動作に
より、前記受取り位置に合わせる。
【0032】つぎに、モータ50によりドラム46を自
転させて、前記受取り用付着シート2の空き位置を上面
側に向けてドラム46の軸中心線の真上(すなわち、こ
の場合前記受取り位置となる)に位置させる。
【0033】そして、水平移動機構25の動作によりコ
レット21をこの空き位置(受取り位置)の真上に位置
させた状態で、アクチュエータ22の動作によりコレッ
ト21を下降させこの小物部品を受取り用シート2の表
面に押付け、コレット21の動作を解除して小物部品を
開放した後、コレット21を上昇させてこの小物部品を
受取り用付着シート2の表面の空き位置に付着させる。
【0034】さらに、上記動作を連続的に繰返すことに
より、供給用付着シート1a上の小物部品をその等級に
応じた所定の受取り用付着シート2a〜5aの表面の空
き位置に次々と付着させて、大量の小物部品を等級(こ
の場合4等級)に応じて分類する。なお、小物部品の等
級(特性)は予め(あるいは移送機20による移送の途
中等に)図示していない検査装置により測定されて制御
装置にインプットされる。
【0035】このように、上記実施例の装置であると、
図1に示すごとく全体が小型化されていながら、従来と
略同様な手順によって、小物部品の分類作業が自動的に
行なわれ、しかも、その処理速度は従来よりも向上す
る。
【0036】すなわち、上記小物部品分類装置による
と、複数の受取り用付着シート2a〜5aは、受取り用
位置決め機40のドラム46〜49外周に貼付されてい
るので、従来の受取り用位置決め機7に比し受取り用テ
ーブル41上の受取り用付着シート2a〜5aの配置面
積が極めて小さくなっている。具体的には、横方向が円
周率:2程度に縮小され、縦方向には2:1程度に縮小
されている。
【0037】またこのため、受取り用位置決め機40に
必要なストローク(縦移動機構42,横移動機構43の
ストローク)は格段に短くできるのであって、前述の如
く移送機20が小物部品を受渡す位置(受取り位置)も
供給側(供給用位置決め機10)に近ずけることができ
るので、移送機20の移送距離(水平移動機構25のス
トローク)も小さくすることができる。
【0038】したがって、ストロークが短くなることに
よって、受取り用位置決め機40の動作性能を向上させ
なくても容易に位置決めに要する時間を短縮して作業の
サイクルタイムを低減することができるとともに、装置
全体の小型化が図れるのである。
【0039】なお、以上説明した実施例には、各種変形
がありうる。例えば、ドラムの数は4本に限らず、分類
する等級の数(受取り用付着シートの数)に応じて増加
させるのはもちろんのこと、ひとつのドラムに複数の受
取り用付着シートを取付ける構成でも良い。例えば、全
てのシートを一つのドラムの外周に僅かな間隔で周方向
に並べて貼付するようにすれば、ドラムの軸中心は常に
前記受取り位置に合わせておき、ドラムをその径方向に
動かす必要はなくなる(上記横移動機構43が不要にな
る)。そして、この場合でも全体として受取り用付着シ
ートの配置面積は格段に小さくなる。
【0040】また、ドラムの配置方向も上記実施例に限
らない。例えば、上記実施例においてドラム46〜49
をすべて横方向(水平移動機構25による移送方向に直
角な方向)に配置しても良い。
【0041】さらに、前述した受取り位置は、必ずしも
一点である必要はない。例えば、ドラム46〜49をす
べて横方向に配置した場合に、コレット21の水平移動
軌道の真下の位置であって各ドラムの軸中心線の真上の
位置に、各ドラム毎に受取り位置を設定しても良い。こ
の場合、小物部品の等級に応じていずれかの受取り位置
に移送機が小物部品を選択的に移送するようにしなけれ
ばならないが、各ドラムはその軸方向にのみ移動する構
成でよく、やはり受取り用位置決め機40における移動
手段は一つ削除することができる。
【0042】また、上記第1実施例において縦移動機構
42を削除し、この縦方向の位置決めは水平移動機構2
5の動作により行なうようにしてもよい、この場合、前
記受取り位置はコレット21の水平移動軌道の下方の線
状領域内で変動することになる。
【0043】次に、本発明の第2実施例を図5,6によ
り説明する。この分類装置も、供給用位置決め機60
と、移送機70と、受取り用位置決め機80と、これら
を制御する図示していない制御装置とよりなる。
【0044】供給用位置決め機60は、未分類の小物部
品が付着された供給用付着シート1aが上面に貼付され
る供給用テーブル61と、この供給用テーブル61を縦
横に水平移動させるモータ64,65とを備え、前記供
給機10と同様の機能を有するものである。
【0045】移送機70は、インデックステーブル71
と、このインデックステーブル71によって所定角度
(この場合45度)づつ一方向(例えば、図5において
矢印で示す方向)へ回転するマスト72と、このマスト
72の上端から放射状に複数伸びるアーム73と、これ
らアーム73の先端下面にそれぞれ取付けられた前記ア
クチュエータ22,コレット21とよりなり、アーム7
3が前記所定角度毎に設けられたものである。なお、各
コレット21の停止位置A〜H(8箇所)の真下の位置
が小物部品の供給位置あるいは受取り位置となるのであ
って、この場合、供給位置は供給用テーブル61の上方
となる位置Aに1箇所設けられ、この供給位置から遠い
5箇所C〜Gが受取り位置とされている。
【0046】受取り用位置決め機80は、分類後の小物
部品が付着される受取り用付着シート(図示略)が一枚
づつ配置される受取り用テーブル81と、ベルト82a
により受取り用テーブル81をマスト72の径方向に水
平移動させる移動機構82と、この移動機構82をそれ
ぞれ駆動するモータ84とを備えるもので、5箇所の受
取り位置に対応して5台設置されている。
【0047】この受取り用位置決め機80の受取り用テ
ーブル81には、受取り用付着シートの横幅寸法を円周
率で除した値よりも若干大きな直径とされた円柱状のド
ラム86が、マスト72の径方向に配設され、モータ8
7により駆動されて自転するようになっている。また、
受取り用テーブル81の可動範囲(移動機構82のスト
ローク)は受取り用付着シートの長さ(ドラム86の軸
方向の長さ)よりも若干大きな値とされている。
【0048】そして、前記受取り位置は、コレット21
の水平移動軌道の真下であって、ドラム86の軸中心線
の真上であってその可動範囲の中央に設定され、移動機
構82ストロークを効率よく使用して、ドラム上面のど
の位置もこの受取り位置に位置させることができるよう
になっている。
【0049】次に、この第2実施例の作用を説明する。
未分類の小物部品が多数付着された供給用付着シート1
aが供給用テーブル61に貼付されて分類作業の指令が
与えられると、制御装置の制御によって上記装置は以下
のように動作する。すなわち、マスト72が順次停止と
一方向への回転を繰返すにつれ、供給位置においては、
供給用テーブル61上の未分類の小物部品がコレット2
1に把持されて取り上げられ、各受取り位置において
は、この取り上げられた小物部品のうちその等級に応じ
て対応するものが位置決め機により位置決められた受取
り用付着シートに付着される、という動作が繰返され
る。
【0050】そして、このような動作の繰返しによっ
て、供給用付着シート1a上の小物部品はその等級に応
じた所定の受取り用位置決め機80の受取り用付着シー
トの表面の空き位置に次々と付着されて、大量の小物部
品が等級(この場合5等級)に応じて分類される。
【0051】このように、上記第2実施例の分類装置
は、複数のコレット21が順次循環し、各ドラム86が
独立に動作するすることによりきわめて効率よく次々と
分類作業を行なうもので、ひとつの小物部品を処理する
毎にコレット21を往復動作させなければならない前記
第1実施例の分類装置に比し、基本的に処理能力の高い
方式のものであるが、本発明が適用されて小型化され、
さらに高速化されている。
【0052】すなわち、この場合も受取り用付着シート
がドラム86の外周に貼付されている構成であるので、
平面状に配置する従来に比し、受取り用テーブル81の
大きさ及び受取り用位置決め機80の可動ストローク、
あるいは移送機70の移送距離(コレット21の円状軌
道の直径)が格段に小さくなっている。
【0053】なぜなら、受取り用付着シートを各受取り
用位置決め機において平面状に貼付する場合には、この
シートが貼付されるテーブルをマスト72の周方向にも
移動させなければならず、このストロークの分及びシー
トの配置面積が大きくなる分だけ、各受取り用位置決め
機がそれぞれ大きくなり、互いに干渉しないようにこれ
らをマスト72から遠ざけて配置しなければならず、装
置全体の設置面積が大きくなるとともに、受取り位置が
マスト72から離れてアーム73も大型化するのであ
る。しかし、上記実施例のように、シートをドラムに貼
付する構成であると、各受取り用位置決め機80が小さ
くなる結果これらをマスト72の近くに密に配置して全
体が小型にできるとともに、各受取り用位置決め機にお
けるマスト72の周方向の移動がなく、またコレット2
1の移動距離が短い分だけ処理速度が向上するのであ
る。
【0054】なお、図5においては、アーム73が停止
する8つの位置のうち、供給用テーブル61の次の停止
位置Bとひとつ前の停止位置Hには、なにも示していな
い。しかし、例えば、停止位置Bには小物部品の等級
(特性)の検査装置を配置して、ここで制御装置にイン
プットすべき前記等級のデータを検査し、停止位置Hに
おいては、コレット21のクリーニング等を行なって、
小物部品の分類作業に必要な各種工程をこの装置1台で
効率よく連続的に行なうようにしてもよい。
【0055】なお、上記第1,第2実施例においては、
未分類の小物部品が付着シートに付着されて供給される
場合を示したが、本発明はこれに限らず適用可能であ
る。例えば、コンベアーにより供給位置に小物部品が1
個づつ連続的に移送されてくる構成でもよい。
【0056】また、小物部品としては、前述したLED
に限らず、付着シートに付着させて取扱うことが好まし
い小型なもの、例えばコンデンサや抵抗器等の電子部品
などが広く扱える。
【0057】また、上記実施例においては、小物部品を
付着シートに付着させた状態で扱い、分類の際にこの付
着シートをドラムに貼付しているが、小物部品をドラム
外周に付着させ、分類作業時のみならず運搬又は保管あ
るいは組み付け工程への供給の際にもドラムに小物部品
を付着させた状態で取扱うこともできる。
【0058】すなわち、ドラムの外周表面に付着に必要
な粘着層等を形成し、ドラムを分類装置(前記受取り用
位置決め機)に対して脱着自在とすれば、小物部品は分
類された後にドラムごと受取り用位置決め機から取外し
て、次工程(組み付け工程等)へ供給することができ
る。このようにすれば、分類後の小物部品の取扱いにお
いても、小物部品を配置するスペースが縮小できるとい
う効果が奏される。
【0059】なお、この場合、ドラム全体を脱着自在に
してもよいし、ドラムの外周部分(筒状部分)のみを取
外し可能としてもよい、いずれにしろ、ドラムの外周面
を小物部品の付着面として付着したまま取外して取扱う
ことができれば、小物部品の次工程等への受渡しが容易
となり、また分類作業の前後の各工程においても、小物
部品の配置スペースが小さくできる。
【0060】また、前記供給用位置決め機も、未分類の
小物部品が付着されたドラムが取付け可能で、このドラ
ムを移動させて小物部品を位置決める構成とし、上記分
類装置における供給側においても小物部品をドラムに直
接付着させて取扱うようにしてもよい。このようにすれ
ば、供給用位置決め機自体が小型になるとともに、分類
装置に供給する前の取扱いにおいても小物部品の配置ス
ペースが縮小できる。
【0061】
【発明の効果】本発明の小物部品分類装置によると、複
数の受取り用付着シートは、受取り用位置決め機のドラ
ム外周に貼付されるので、湾曲された状態で小さな面積
内にコンパクトに配置されることになり、受取り用位置
決め機又は移送機に必要なストロークが縮小できるとと
もに、装置全体が小型化できる。したがって、分類作業
のサイクルタイムが低減できるとともに、装置の設置ス
ペースが縮小できるという効果を奏する。
【0062】また、位置決め機に脱着自在に取付けたド
ラムの外周を受取り用付着面とする場合には、小物部品
は分類された後にドラムごと受取り用位置決め機から取
外して、次工程(組み付け工程等)へ供給することがで
きるので、小物部品の次工程等への受渡しが容易とな
り、また分類作業後の工程においても、小物部品の配置
スペースが小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す側面図である。
【図3】図1のIII 矢視図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるドラムを軸方向か
ら見た拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す側面図である。
【図7】従来例を示す平面図である。
【図8】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
2a〜5a…受取り用付着シート 20,70…移送機 40,80…受取り用位置決め機 42,43,82…移動手段 (42…縦移動機構,43…横移動機構,82…移動機
構) 46,47,48,49,86…ドラム 50,51,52,53,87…自転手段(モータ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分類しようとする小物部品の等級の数に応
    じて複数配設された受取り用付着シートのうち、いずれ
    かの受取り用付着シート表面の任意の位置を所定の受取
    り位置に位置決める受取り用位置決め機と、供給された
    前記小物部品を前記所定の受取り位置まで移送する移送
    機とを備え、 前記受取り用位置決め機と移送機の連係動作により、前
    記複数の受取り用付着シートのうち小物部品の等級に応
    じた所定の付着シート表面の空き位置に、供給された前
    記小物部品を次々と分類して付着させる小物部品分類装
    置において、 前記受取り用付着シートを貼付する筒状の外周面を有す
    るドラムと、前記付着シートの位置決めを行なうべく、
    前記ドラムを自転させる自転手段と、前記ドラムを移動
    させる移動手段とより、前記受取り用位置決め機を構成
    したことを特徴とする小物部品分類装置。
  2. 【請求項2】前記ドラムは、前記等級の数に応じて前記
    移送機の移送方向に沿って並列に複数配設され、 前記受取り用付着シートは、これらドラムの外周に一枚
    づつ貼付され、 前記移動手段は、前記複数のドラムを一括して前記移送
    方向に直交する方向に移動させる横移動機構と、前記複
    数のドラムを一括して前記移送方向に移動させる縦移動
    機構とよりなり、 前記自転手段は、各ドラム毎に設けられた複数のモータ
    よりなることを特徴とする請求項1記載の小物部品分類
    装置。
  3. 【請求項3】分類しようとする小物部品の等級の数に応
    じて複数配設された受取り用付着面のうち、いずれかの
    受取り用付着面の任意の位置を所定の受取り位置に位置
    決める受取り用位置決め機と、供給された前記小物部品
    を前記所定の受取り位置まで移送する移送機とを備え、 前記受取り用位置決め機と移送機の連係動作により、前
    記複数の受取り用付着面のうち小物部品の等級に応じた
    所定の付着面の空き位置に、供給された前記小物部品を
    次々と分類して付着させる小物部品分類装置において、 前記受取り用付着面は、前記位置決め機に脱着自在に取
    付けたドラムの筒状の外周面であり、 前記位置決め機は、前記付着シートの位置決めを行なう
    べく、前記ドラムを自転させる自転手段と、前記ドラム
    を移動させる移動手段とよりなることを特徴とする小物
    部品分類装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125116A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 上野精機株式会社 分類装置及び検査分類装置
WO2011125115A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 上野精機株式会社 検査装置及び検査分類装置

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WO2011125116A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 上野精機株式会社 分類装置及び検査分類装置
WO2011125115A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 上野精機株式会社 検査装置及び検査分類装置
JP5510944B2 (ja) * 2010-04-05 2014-06-04 上野精機株式会社 分類装置及び検査分類装置
JP5565916B2 (ja) * 2010-04-05 2014-08-06 上野精機株式会社 検査分類装置

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