JPH0516837B2 - - Google Patents

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JPH0516837B2
JPH0516837B2 JP1658984A JP1658984A JPH0516837B2 JP H0516837 B2 JPH0516837 B2 JP H0516837B2 JP 1658984 A JP1658984 A JP 1658984A JP 1658984 A JP1658984 A JP 1658984A JP H0516837 B2 JPH0516837 B2 JP H0516837B2
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nitroanilide
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、基質としてL−γ−グルタミル−p
−ニトロアニリドを用いる、γ−グルタミルトラ
ンスペプチダーゼ活性の測定方法に関する。 γ−グルタミルトランスペプチダーゼ(以下、
γ−GTPと略称する。)の酵素活性の測定は、臨
床的には肝胆道疾患の診断、アルコール飲用者の
スクリーニングなどに広く利用され、種々の方法
が発表されているが、L−γ−グルタミル−p−
ニトロアニリドを基質とする反応速度測定法が最
も一般的であり、現在も盛んに行なわれている。 しかしながら、基質のL−γ−グルタミル−p
−ニトロアニリド(以下、本基質という。)は、
基質安定化及び酵素反応の至適PHである中性付近
(PH=約8.3)に於て極めて溶解性が悪く、そのた
め溶解度が比較的高い低PH域で予め基質を充分に
溶解しておき、使用時、中性付近(PH=約8.5)
の緩衝液と混合して使用する酸溶解法が一般的な
使用方法である。 このため、本基質は、溶解した強酸により加水
分解をうけて、ブランク値が徐々に上昇し、その
製剤の有効期間は調液後約5時間程度である。 そこで、本基質の溶解性の改善が種々試みられ
ており、次の(1)〜(3)の方法が夫々提案され、実用
化されている。 (1) カチオン系界面活性剤又はアニオン系界面活
性剤を添加して基質の水に対する溶解性を改善
し、これらイオン系界面活性剤の酵素反応阻害
作用をノニオン系界面活性剤で緩和する方法。 (2) 本基質の−NO2基のo−位に−CO2H基、−
SO3H基などの水溶性基を付与し、基質の水に
対する溶解性を改善する方法。 (3) シクロデキストリンの包接力を利用して基質
の水に対する溶解性を改善する方法。 しかしながら、これら従来の方法にも種々の欠
点が存在する。 例えば、(1)の界面活性剤を用いる方法では、イ
オン系界面活性剤の酵素阻害力が非常に強く、ノ
ニオン系界面活性剤を添加しても、その回復率は
約70〜80%である上、界面活性剤の添加によりヘ
モグロビンの吸収が経時的に変化し、p−ニトロ
アニリンの生成速度を追跡する410nmでのヘモ
グロビンの吸収が経時的に減少するため、結果的
に、γ−GTPの酵素活性測定値に負誤差を与え、
(2)の水溶性基を付与する方法では、γ−GTPの
酵素活性測定値が高く測定されること及び基質剤
調液後数日で基質が変質し、γ−GTPの酵素活
性測定値の低下が観測され、場合によつては変質
による沈殿が析出する等の問題を生じ、又、(3)の
シクロデキストリンの包接力を利用する方法で
は、ヘモグロビンの影響やγ−GTPの酵素活性
測定値の変動の問題はないが、肝心の水に対する
溶解性の改善が充分ではなく、特に、シクロデキ
ストリンの基質包接化合物を凍結乾燥する場合
は、最終使用液濃度の製剤乃至はその二倍程度の
濃縮液の製剤の調製が限界であり、これら(1)〜(3)
のいずれの方法も、到底、充分に改善された満足
すべき測定方法であるとはいえない現状にある。 かかる状況に於て、本発明者らは、本基質L−
γ−グルタミル−p−ニトロアニリドの水溶性を
充分満足すべき程度に改善する方法として、水溶
性基で修飾されたシクロデキストリンの使用に着
目した。 シクロデキストリン(以下、CDと略称する。)
は、D−グルコピラノースがα−1,4−グルコ
シド結合により環状に結合した環状オリゴ糖同族
体であり、結合したD−グルコピラノースが、
6、7及び8個の、α−CD、β−CD及びγ−
CD、の三種のものがよく知られている。 これら、一連のCDは、水溶液中で有機化合物
と混合すると速やかに包接体を形成し、製剤の安
定化、溶解性の調節、液状薬品の粉末化、刺激性
や悪臭などのマスク、或いは揮発性の調節等に優
れた効果を有する為に、これらの用途に広く利用
され、その構造は、CD空洞の一端の開口部にグ
ルコピラノースの2−及び3−位の−OHを有
し、他端の開口部に6−位の−OHを有する、疎
水性CD空洞を有する環状構造であることが、そ
のX線解析の結果などから推定されている。 このCDは、でん粉或いはでん粉の加水分解物
にBMA(Bacillus macerans amylase)を作用
させると、α、β−、γ−の混合物として得られ
るが、近年は、β−CDのみを高収率で与えるCD
生成酵素がBacillus megateriumやBacillus属の
好アルカリ性菌のある種のものから見出され、β
−CDが安価に製造されるようになつた為、研究
対象としては溶解性が高いα−CDを扱つたもの
が多いが、実用的には、製造、分離精製の容易な
β−CDが一般に用いられるようになつている。 β−CDの水に対する溶解度は、α−CD、γ−
CDの溶解度に比べて著しく低く、例えば、α−
CDが0.5℃に於て6.8%、γ−CDは同温度に於て
9.1%溶解するのに対し、β−CDは僅かに0.8%溶
解するにすぎず、又、70℃に於てもα−CDが
87.6%、γ−CDは実に163.7%溶解するのに対し、
β−CDは僅かに15.3%溶解するのにすぎない。 このようなβ−CDの水に対する溶解度をモル
濃度に換算すると、0.5℃に於て7mM、70℃に
於て135mMとなり、ホスト分子β−CDによつて
包接された水難溶性ゲスト分子の水溶解性は、当
然、このβ−CDの溶解度以下に限られる。 一方、本基質L−γ−グルタミル−p−ニトロ
アニリドはCDによつて包接され、本基質単独で
は、水又は緩衝液に対して、精々4mMまでの溶
解性しか示さなかつたのに対し、CD0.3%(W/
V)の添加で16mM(4倍以上)という本基質単
独の場合と比べれば、比較的高い溶解度を得るこ
とができることが知られている。(特開昭57−
74099号公報。) しかしながら、この程度の溶解度では水溶性の
改善は充分ではなく、特に、CD本基質包接化合
物を凍結乾燥する場合は、最終使用液濃度の製剤
乃至はその二倍程度の濃縮液の製剤の調製が限界
であり、到底、満足すべきものではないことは、
既に述べたとおりである。 そこで、CDに−SO3H基、−CO2H基のような
水溶性基を導入し、CDの水溶解性を改善するこ
とが考えられる。 しかしながら、本基質L−γ−グルタミル−p
−ニトロアニリドがCDによつて包接されたから
といつて、CDに−SO3H基や−CO2H基のような
水溶性基を導入した修飾CDが、本基質を必ずし
も効果的に包接することはいえない。 即ち、包接体形成機構に関しては、従来から
種々の分子間力の関与が提唱され、CD包接体形
成には分散力、双極子間力、水素結合、疎水結
合、電荷移動力等種々の分子間力の一部またはす
べてが関与している可能性があり、それ故分子の
化学構造が相違すれば、当然、その包接体形成機
構も相違し、又、たとえ包接体が形成されたとし
ても、ゲスト分子である本基質L−γ−グルタミ
ル−p−ニトロアニリド全体が、或いはγ−
GTPとの酵素反応活性部位が、ホスト分子であ
るCD空洞内に包接され、酵素反応が抑制されて
しまうおそれが存在する。(有機合成化学 第35
巻第2号119(37)頁及び123(41)頁(1977)。) このような状況に於て、β−CD(−OH)21-n
(−OX)m〔但し、CDはシクロデキストリン残
基を、XはNO2、PO3H、SO3H、又は式−
(CH2oY(Yは−SO3H基又は−CO2H基を示し、
n=1〜4の整数を示す。)で表わされる基を示
し、m=1〜5を示す。〕なる特定の修飾CDが、
本基質L−γ−グルタミル−p−ニトロアニリド
を効果的に包接し、且つ包接された本基質に対す
るγ−GTPの酵素活性は何ら抑制されることな
く、従つてこのような特定の修飾CDの存在下に、
本基質L−γ−グルタミル−p−ニトロアニリド
を基質として用いると、本基質の水溶性が飛躍的
に改善されるばかりでなく、γ−GTPの酵素活
性を容易に定量的に測定することができることが
判明した。 本発明は、上記特定の修飾CDを本基質L−γ
−グルタミル−p−ニトロアニリド共にγ−
GTPの酵素反応系に存在させる点に特徴を有す
る発明であり、γ−GTPの酵素活性の測定操作
自体は、グリシルグリシンなどのグルタミン酸の
受容体の存在下に汎用の緩衝液(トリスー塩酸緩
衝液など。)中で反応させる一般法に従うことで
足りる。 本発明に用いる特定の修飾CD、β−CD(−
OH)21-n(−OX)m〔但し、CDはシクロデキス
トリン残基を、XはNO2、PO3H、SO3H、又は
式−(CH2oY(Yは−SO3H基又は−CO2H基を
示し、6=1〜4整数を示す。)で表わされる基
を示し、m=1〜5を示す。〕に於いて、mは通
常1〜5、好ましくは1.5〜3であり、X=−
(CH2oYのときのnは通常1〜4の整数、好ま
しくは2又は3であり、Yで表わされる−SO3H
基及び−CO2H基のHは、夫々Na、K等のアル
カリ金属イオン又はNH4 +に置き換えられていて
も良い。 本発明に用いる特定の修飾CDの代表例を挙げ
ると、例えば、 β−CD(−OH)21-2(ONO22、 β−CD(−OH)21-1.8(OPO3H)1.8、 β−CD(−OH)21-2(OSO3H)2、 β−CD(−OH)21-2.5(−O−CH2−CO2H)2.5、 β−CD(−OH)21-1.7(−O−CH2CH2CH2
SO3H)1.7、 β−CD(−OH)21-2.5(−O−CH2CH2CH2
SO3H)2.5、 β−CD(−OH)21-3.0(−O−CH2CH2CH2
SO3H)3.0、 等であり、これらは、一般的製造方法により容易
に製造することができる。(有機合成化学、第35
巻、第2号、123(41)〜124(42)頁(1977)。) 本基質及びこれら本発明に係る特定の修飾CD
を用いるγ−GTPの酵素活性の測定値は、従来
の酸溶解法の測定値とよい相関を示し(第1
図。)、又、現在実用化されている他の三法(1)、(2)
及び(3)の方法と比較して、ヘモグロビンの影響や
γ−GTPの酵素活性値の変動の問題もない。本
発明に係る特定の修飾CDを用いることにより、
極めて効果的に本基質L−γ−グルタミル−p−
ニトロアニリドが包接され、飛躍的に基質溶解性
が改善され、且つ溶解後の基質液の安定性も改善
された。又、r−GTPの酵素活性は、これによ
り何らの抑制をもうけず、容易に定量的にγ−
GTPの酵素活性測定値を与え、更に、本基質の
基質溶解性が200mM以上と飛躍的に改善された
ため、等結乾燥された基質製剤の調製も極めて容
易となつた。(表1参照) 又、本発明の意外な効果としては、本基質L−
【表】 γ−グルタミル−p−ニトロアニリドを基質とす
るγ−GTPの酵素活性測定法に於て、本発明に
係る特定の修飾CDを剤させることにより、防腐
剤として用いるヒドロキシ安息香酸エステルの溶
解度をも改善し、防腐剤としての効果を増大さ
せ、試液の安定化に寄与するところ大ならしめた
点である。(表2参照) 即ち、ヒドロキシ安息香酸エステル類は、毒性
の少ない防腐剤として知られ、食品添加物や各種
製剤の防腐剤として幅広く利用されているが、抗
菌力が特に強いといわれているエステルの炭素数
が3及び4のものは水に対する溶解度が低く、必
要量溶解させることが出来ないのが現状であつ
た。(表2に示す如く、例えばプロピルエステル
の場合、5mM用いたとすると重量%濃度は
0.090%となるが、このものの20℃及び25℃に於
ける溶解度は夫々0.03%及び0.05%であるから、
20〜25℃に於ては必然的に0.06〜0.04%相当分は
不溶分として残る。)。然しながら、本発明によ
り、即ち本発明の特定の修飾CDを用い
【表】 ることにより、その抗菌、防腐作用を何ら阻害せ
ず、又何らの障害も発生させることなしに、これ
ら水難溶性物質の溶解度を飛躍的に増大させ、そ
の結果として試液の安定性向上に顕著な効果をも
たらした。 以上申し述べたとおり、本発明は、現在盛んに
行なわれている、L−γ−グルタミル−p−ニト
ロアニリドを基質とするγ−GTPの酸素活性測
定法に於て、本発明に係る特定の修飾CDを用い
ることにより、従来の方法を極めて効果的に改良
したものであり、斯業に貢献するところ大なるも
のである。 以下に実施例を示す。 実施例 1 (1) 試薬の調製 基質緩衝液 β−CDスルホプロピルエーテル(m=2.5
置換体)10mM、L−γ−グルタミル−p−
ニトロアニリド5mMを溶解した0.1Mトリ
ス塩酸緩衝液(PH8.40)を調製する。 グリシルグリシン溶液 塩酸でPH8.40に調整したグリシルグリシン
162mM溶液を調製する。 (2) 測定操作 試料50μに基質緩衝液2.0mlを加え、37℃
で3分間予備加温し、これにグリシルグリシン
溶液0.5mlを加えてよく混合後、分光光度計
で410nmの吸光度の増加を測定し、活性値を算
出する。 (3) 活性値 単位時間(1分間)当りの吸光度の増加
ΔE/minに相当する活性値(mIU)は次式で
与えられる。 活性値(mIU)=ΔE/min×1×2.55×1000/8.8×106
×10-6×0.05 比較例 1 (1) 試薬の調製 基質液:L−γ−グルタミル−p−ニトロ
アニリド1mM(285mg)を0.5N塩酸10mlに
溶解し、水で全量50mlとする。(20mM溶液) 緩衝液:グリシルグリシン40mMを溶解し
た0.1Mトリス塩酸緩衝液(PH8.40)を調製
する。 (2) 測定操作 試料50μに緩衝液2.0mlを加え、37℃で3
分間予備加温し、これに基質液0.5mlを加え
てよく混合後、分光光度計で410nmの吸光度の
増加を測定する。 実施例1、及び比較例1、の方法により、同一
の30検体の活性値を求め、それらの相関関係を第
1図に示す。 第1図から明らかなように、本発明による測定
値は、従来の酸溶解法の測定値とよい相関を示し
ている。(γ=0.9987、Y=1.022X−2.121) 実施例 2 (1) 試薬の調製 基質緩衝液 β−CDカルボキシメチルエーテル(m=
2.5置換体)10mM、L−γ−グルタミル−
p−ニトロアニリド5mMを溶解した0.1M
トリス塩酸緩衝液(PH8.40)を調製する。 グリシルグリシン溶液 塩酸でPH8.40に調整したグリシルグリシン
162mM溶液を調製する。 (2) 測定操作 試料50μに基質緩衝液2.0mlを加え、37℃
で3分間予備加温し、これにグリシルグリシン
溶液0.5mlを加えてよく混合後、分光光度計
で410nmの吸光度の増加を測定し、活性値を算
出する。 実施例2によつても、実施例1と同様な結果
が得られた。 実施例 3 (1) 試薬の調製 基質液:L−γ−グルタミル−p−ニトロ
アニリド200mM、β−CDカルボキシメチル
エーテル(m=2.5置換体)400mMの混合液
を2mlずつ分注し凍結乾燥して基質剤得る。
これを、使用時、0.1Mトリス塩酸緩衝液
(PH8.40)20mlに溶解し、基質液を調製する。 緩衝液:グリシルグリシン40mMを溶解し
た0.1Mトリス塩酸緩衝液(PH8.40)を調製
する。 (2) 測定操作 試料50μに緩衝液2.0mlを加え、37℃で3
分間予備加温し、これに基質液0.5mlを加え
てよく混合後、分光光度計で410nmの吸光度の
増加を測定する。 実施例 4 (1) 試薬の調製 基質液:L−γ−グルタミル−p−ニトロ
アニリド200mM、β−CDスルホプロピルエ
ーテル(m=2.5置換体)400mMの混合液を
2mlずつ分注し、凍結乾燥して基質剤を得
る。使用時、0.1Mトリス塩酸緩衝液(PH
8.40)20mlに溶解し、基質液を調製する。 緩衝液:グリシルグリシン40mMを溶解し
た0.1Mトリス塩酸緩衝液(PH8.40)を調製
する。 (2) 測定操作 試料50μに緩衝液2.0mlを加え、37℃で3
分間予備加温し、これに基質液0.5mlを加え
てよく混合後、分光光度計で410nmの吸光度の
増加を測定し活性値を算出する。 実施例3及び4からも明らかなように、本発
明の修飾CDは、400mM以上の非常に高い溶解
度を有していて、ゲスト分子である本基質γ−
グルタミル−p−ニトロアニリドを、200mM
と、飛躍的に可溶化することができる。 実施例 5 (p−ヒドロキシ安息香酸エステルの可溶化) 緩衝液:1 トリスヒドロキシアミノメタン 100mM β−CDカルボキシメチルエーテル (m=2.5置換体) 20mM p−ヒドロキシ安息香酸ブチル 10mM グリシルグリシン 40mM 塩酸でPHを9.0に調整する。 本溶液は室温で1年間安定である。 基質緩衝液 L−γ−グルタミル−p−ニトロアニリド
1mMを0.5N−H2SO410mlに溶解し、上記
緩衝液190mlと混合する。 本溶液は2〜10℃保存で2週間使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法で得られたγ−GTP
の酵素活性値と従来の酸溶解法で得られたγ−
GTPの酵素活性値との相関を表わし、横軸Xは
酸溶解法の活性値(mIU)を、縦軸Yは本発明
の方法の活性値(mIU)を表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 γ−グルタミルトランスペプチダーゼの酵素
    活性を測定するに当り、β−CD(−OH)21−m
    (−OX)m[但し、CDはシクロデキストリン残
    基を、XはNO2、PO3H、SO3H、又は式−
    (CH2)nY(Yは−SO3H基又は−CO2H基を示
    し、−SO3H基及び−CO2H基のHは、夫々Na、
    K等のアルカリ金属イオン又はNH4 +に置き換え
    られていても良い。n=1〜4の整数を示す。)
    で表わされる基を示し、m=1〜5を示す。]な
    る修飾シクロデキストリンの存在下に、L−γ−
    グルタミル−p−ニトロアニリドを基質として用
    いることを特徴とする、γ−グルタミルトランス
    ペプチダーゼ活性の測定方法。
JP1658984A 1984-01-31 1984-01-31 γ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定方法 Granted JPS60160896A (ja)

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