JPH05168139A - 送電線保護継電装置の再閉路方式 - Google Patents

送電線保護継電装置の再閉路方式

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Publication number
JPH05168139A
JPH05168139A JP3350086A JP35008691A JPH05168139A JP H05168139 A JPH05168139 A JP H05168139A JP 3350086 A JP3350086 A JP 3350086A JP 35008691 A JP35008691 A JP 35008691A JP H05168139 A JPH05168139 A JP H05168139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reclosing
circuit
phase
accident
fault
Prior art date
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Pending
Application number
JP3350086A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishi Nakada
清史 中田
Jun Takeuchi
純 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平行2回線送電線の多重事故に際し、再閉路
実施後、事故が継続しているような永久事故であって
も、隣回線のうちで3相の健全相が残っていれば、健全
相のみで送電を継続する。 【構成】 平行2回線の送電線を有する電力系統にて、
多重故障の発生に際し、相手端との間で連系があること
を条件に再閉路する送電線保護継電装置の再閉路方式に
おいて、再投入直後の事故中に相手端との間で平行2回
線全体で3相の健全相があることを事故時連系確認11で
検出すると共に、再閉路後に事故が継続して再度トリッ
プしたことをカウンタ8とトリップ回数判定回路9で検
出したとき残相しゃ断及びしゃ断器の欠相しゃ断を阻止
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の平行2回線送
電線における多相再閉路方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の送電線における多相再閉路につい
て図3及び図4を用いて説明する。図4に示す電力系統
の平行2回線送電線において、53a ,53b ,53c ,53d
は各相保護,各相しゃ断機能を有する保護継電装置であ
る。以降、A端1号線用保護継電装置53a について、代
表して説明する。保護継電装置53a はCT51とPT52よ
り入力を受け、これらを用いて、事故相が送電線内部か
外部かの判定を行ない、内部事故の場合には事故相しゃ
断を行なう。更に、所定の条件が成立している場合に
は、装置53a よりしゃ断器50a に対し、再閉路指令を出
力する。次に、図4のF点に事故が発生したときの従来
の再閉路方式を図3によって説明する。事故が発生した
場合、再閉路準備条件1が完了し、かつトリップ検出条
件2により主保護リレー要素にてトリップしたことによ
り、AND回路3の出力が導出され、これがタイマ4に
て一定時限経過後にAND回路5へ再閉路起動条件が出
力される。
【0003】更に、再閉路選択条件6の多相再閉路を選
択している条件と、相手端との間で事故相のみがしゃ断
された状態において、平行2回線送電線トータルで2相
又は3相の連系が残っていることにより条件成立する連
系確認7とによってAND回路5より再閉路指令が出力
され、しゃ断器の再投入を行なう。これと全く同様のシ
ーケンスがB端装置においても完了し、両端でしゃ断器
が再投入される。図5に多重事故の一例を示す。この場
合は1号線がA相,2号線がB相及びC相事故による2
回線多重同時事故であるが、1号線のB相及びC相と2
号線のA相により連系があるため再閉路を実施できる。
ここで連系条件の確認方法を図6に示す。図6にてA相
連系条件とは自端(A端)と相手端(B端)にて、A相
しゃ断器が入であることを意味する。このように、多相
再閉路は2回線多重同時事故にて効果を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電力系統の平行2回線
送電線における多相再閉路は、再閉路投入時、事故が継
続している永久事故の場合は再閉路準備条件1が未完了
となり、たとえ2回線トータルで3相が残るようなケー
スにおいて2回線とも3相しゃ断され最終しゃ断とな
る。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電
力系統の平行2回線送電線の2回線多重同時事故におい
て、再閉路実施後、事故が継続しているような永久事故
であっても、相手端との間に平行2回線の送電線トータ
ルで3相の健全相が残っていれば、再度事故相のみトリ
ップすることにより系統の不平衡なく、かつ停電するこ
となく送電を継続し、その結果ルート断を防止すること
の可能な送電線保護継電装置の再閉路方式を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明は電力系統の平行2回線送電線において、再
投入直後の事故中に相手端との間で平行2回線送電線全
体で3相の健全相があることを検出すると共に、再閉路
後に事故が継続して再度トリップしたことを条件に、残
相しゃ断及びしゃ断器の欠相しゃ断を阻止する構成とし
た。
【作用】本発明は電力系統の平行2回線送電線の2回線
多重同時事故において、再閉路実施後、事故が継続して
起こるような永久事故であっても、相手端との間に平行
2回線の送電線全体で3相の健全相が残っていれば再度
事故相のみトリップすることにより系統の不平衡なく、
停電することなく送電を継続しルート断を防止すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による送電線保護継電装置の再閉路方式の一実
施例の構成図である。図1において、図3と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。なお、本発
明の特長部分は一点鎖線で囲んだ部分であり、この部分
についてのみ説明する。そして機能としての特長部分は
トリップ検出を確認し、その回数が2回であれば永久事
故であると判断し、この状態にても連系が確認できれ
ば、多相再閉路も残相しゃ断もすることなく、事故相の
みをしゃ断し、送電を継続しようとするものである。そ
して構成としてはトリップ検出2にカウンタ8を接続
し、カウンタの出力をトリップ回数判定回路9を介して
AND回路10の一方の入力とし、AND回路10の他方の
入力には事故時連系確認11が接続される。AND回路10
の出力はNOT回路12を介して多相再閉路実施へ出力す
るAND回路13の一方の入力とすると共に、残相しゃ断
へ出力するAND回路14の一方の入力とする。なお、A
ND回路13及び14の他の入力は従来例と同じである。
又、カウンタ8にはカウンタリセット15が設けられる。
【0007】次に作用について説明する。先ず、2回線
同時に多重事故が発生し、再閉路可能なリレー要素にて
トリップしたことにより、多相再閉路条件と相手端との
連系条件とにより、全端子で再閉路すること、及び残相
しゃ断までは従来例と同様である。本発明の特長はそれ
以降にある。即ち、トリップ検出情報をカウンタ8にて
カウントし、この回数が1回目であるか2回目であるか
をトリップ回数判定回路9で判断する。もし2回目であ
ればAND回路10の一方へ出力する。更に事故時連系確
認11(後述する)からの出力があれば、AND回路10の
出力があるが、これがNOT回路12を介してAND回路
13,14へ出力されるために、多相再閉路条件及び残相し
ゃ断条件が成立せず、事故相のみのしゃ断となって送電
が継続できる。その後、新たにしゃ断器の操作指令がく
るまでは残相しゃ断をロックすると共に、欠相しゃ断も
ロックする。図2は再閉路直後の健全相確認条件を判定
する回路である。図からわかるように事故相選別能力の
ある主リレーの出力を、互いに隣回線保護継電装置との
間でやりとりし、3相健全条件選択とのAND条件によ
り、確認するものである。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
力系統の平行2回線送電線の2回線多重同時事故におい
て、再閉路実施後、事故が継続しているような永久事故
であっても、相手端との間に平行2回線の送電線トータ
ルで3相の健全相が残っていれば、再度事故相のみトリ
ップすることにより系統の不平衡なく、停電することな
く残相により送電を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による再閉路方式を説明する一実施例の
構成図。
【図2】本発明の再閉路直後の健全相確認条件を判定す
る回路の一例を示す図。
【図3】従来の多相再閉路の一例図。
【図4】平行2回線送電線の構成図。
【図5】事故様相一例を示す図。
【図6】従来のしゃ断後の連系確認条件を判定する回路
の一例を示す図。
【符号の説明】
1 再閉路準備完了 2 トリップ検出 4 タイマ回路 6 多相再閉路使用 7 連系確認 8 カウンタ 9 トリップ回数判定回路 10 事故時連系確認 15 カウントリセット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行2回線の送電線を有する電力系統に
    て、多重故障の発生に際し、相手端との間で連系がある
    ことを条件に再閉路する送電線保護継電装置の再閉路方
    式において、再投入直後の事故中に相手端との間で平行
    2回線全体で3相の健全相があることを検出すると共
    に、再閉路後に事故が継続して再度トリップしたことを
    条件に、残相しゃ断及びしゃ断器の欠相しゃ断を阻止す
    ることを特徴とする送電線保護継電装置の再閉路方式。
JP3350086A 1991-12-10 1991-12-10 送電線保護継電装置の再閉路方式 Pending JPH05168139A (ja)

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JP3350086A JPH05168139A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 送電線保護継電装置の再閉路方式

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JP3350086A JPH05168139A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 送電線保護継電装置の再閉路方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05168139A true JPH05168139A (ja) 1993-07-02

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ID=18408145

Family Applications (1)

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JP3350086A Pending JPH05168139A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 送電線保護継電装置の再閉路方式

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Cited By (3)

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JP2009189090A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 保護継電システム
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