JPH03150018A - 高抵抗接地系統送電線の再閉路方式 - Google Patents

高抵抗接地系統送電線の再閉路方式

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JPH03150018A
JPH03150018A JP1286350A JP28635089A JPH03150018A JP H03150018 A JPH03150018 A JP H03150018A JP 1286350 A JP1286350 A JP 1286350A JP 28635089 A JP28635089 A JP 28635089A JP H03150018 A JPH03150018 A JP H03150018A
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JP
Japan
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fault
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lines
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Pending
Application number
JP1286350A
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English (en)
Inventor
Masao Hori
政夫 堀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野》 本発明は搬送保護継電装置を適用した電力系統の送電線
事故時の再閉路方式に関する。
(従来の技術) 高抵抗接地系統の搬送保護継電装置を適用した送電線は
、連系を保つためと復旧を容易にするため一般に事故し
ゃ断後の自動再閉路が採用されている。
この再開路方式には■3相再閉路、■優先しゃ断再閉路
、■多相再閉路が一般に採用されている。
■の3相再閉路は、事故様相によらず事故回線を3相し
ゃ断し、平行2回線の場合隣回線が健全かどうか、或い
は線路電圧と母継電圧より対向電気所との間の位相的な
連系を確認して行なうもので極めて広く採用されている
■の優先しゃ断再閉路は、平行2回線運用の送電線で多
重事故時のルート断を極力減らす目的で採用されている
もので、両回線事故時の事故様相により重故障回線側を
優先的に3相しゃ断して再開路を行ない、しかる後に軽
故障回線側(1線地絡事故回線側)を3相しゃ断し、再
閉路するものである。この方式は両回線多重事故が発生
しても重故障回線側のしゃ断再閉路まで軽故障回線側で
連系を保っておき、ルート断となることを防いだもので
あり、III地絡事故が継続しても系統の安定度に影響
を及ぼさない高抵抗接地系統特有の方式である。しかし
この方式でも両回線とも2M以上の事故の場合、ルート
断となることは許容している。
■の多相再閉路は、保護リレーに事故相選別能力の高い
電流差動リレー(或いは位相比較リレー)が適用され事
故相のみのし+断が可能となったため採用されたもので
、再開路は平行2回線送電線での健全相の相数が所定値
以上あるときに行なう方式である。この方式の場合両回
線と62和事故でも異名和(C相・b相−す相・C相)
であれば再閉路することができ、■の優先しゃ断再閉路
より更にルート断器止に効果がある。但し1線地絡事故
時は高抵抗接地系統であり、事故時の電流が系統の接地
抵抗に抑えられ、事故相選別が正確にできない場合は、
3相しゃ断となることを許容している。
(発明が解決しようとする課題》 上記説明した従来方式は、平行2回線送電線の多重事故
時に以下に列挙する欠点を有している。
■の3相再閉路は必ずルート断となる。
■の優先し4P断再開路は、 (i)両回線とも2相以上の事故時は必ずルート断とな
る。
(ii)重故#回線再閉路中は1線地絡事故が必ず継続
している。
■の多相再閉路は同名相l線地絡事故で電流感度によっ
ては両回線とも最終しゃ断となる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、平行2回線の多重事故時に事故除去時間を早め、極
力ルート断となることを防止することを特徴とする高抵
抗接地系統送電線の再閉路方式を提供することを目的と
している。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用》 上記目的を達成するため、本発明は送電線に搬送保護継
電装置を適用し、各対向端子間で各相及び零相の電気量
を送受して、送電線の事故時に再閉路を行なう高抵抗接
地系統送電線の再閉路方式において、各相事故検出リレ
ー動作による事故しゃ断時には多相再閉路を、また零相
事故検出リレー動作による事故しゃ断時には優先しゃ断
再開路を行なうことを特徴とする特 *実施例) 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による再開路方式を説明するための一実
施例の概念ブロック図で、各回線のシーケンス図として
示す、− 第1図において、11は11リレートリップ回路、12
は2[リレートリップ回路である。111〜113及び
121〜123は各相事故検出用のリレー、114゜1
24は零相電流で判定する地絡検出リレーで、搬送波を
使用し、両端子で電気量を相互に送受し合って、区間内
事故を検出するものである、 118 。
128は地絡検出リレーが動作し、各相事故検出リレー
が不動作の場合の出力で、高抵抗接地系統において1線
地絡事故時に各相検出リレーが不動作のとき、この回路
が有効となる。即ち、1線地絡検出時の出力である、 
119 、129は1線地絡事故と判定したときに3相
一括トリップを行なうが、このしゃ断器令の優先判定を
行なうブロックで、この詳細は第1図(b)に示してい
る。
なお、115 、125はOR回路、116 、126
はNOT回路、117 、127は八NO回路である。
第1図(b)において、両回線とも1線地絡と判定した
場合は、予め設定された優先条件によりし   −や断
時間が決められ、3相一括しゃ断が行なわれる。即ち、
第1図(b)の場合、131において優先条件を1[と
しているため、各回!11線地絡によって118 、1
28の入力があっても、AND回路132が動作して1
[を3相一括しゃ断する。なおAND回路135が動作
しても協調用タイマ137の出力が出ないようになって
いる6 第2図は再閉路回路ブロックで、21はしゃ断器へのト
リップ指令で起動される起動条件、22は対向端との連
糸確認を行なう再開路条件の判定回路で、例えば両回線
合せて2相以上の連系があれば再閉路可能と判定する。
23は無電圧時間用のタイマで、25は再閉路あきらめ
用のタイマである。第2図はいずれも既に実施されてい
る回路である。
要するにトリップ指令によって起動回路21が動作し、
所定の無電圧時間に再閉路条件判定回路22の出力があ
れば投入指令を出力するが、その間に再開路条件を満足
しなければあきらめ用のタイマ25が出力して投入をあ
きらめる。
上記説明をもとに、第3図の事故例を使って作用を説明
する。
第3図(a)は異名相1.II地絡事故(1[a相、2
[b相)の例である。この場合は事故点電流が短絡事故
相当と大きく、各相検出リレー8フー1 (it) 。
8フー2(21)が夫々動作でき、両回線とも事故相し
ゃ断が同時に行なわれる。この場合は両回線とも同時に
トリップ指令が出る。したがって起動回路21が同時に
起動され、再閉路条件判定22も健全相は2相以上残っ
ているため成立して、両回線同時に再開路が実施される
第3図(b)は片回!!2相(bc相)、もう1回線も
2相事故(ab相)の例である。この場合も事故点電流
は短絡事故相当であり、8フー2.3 (it) 。
8フー1.2 (21)が動作でき、したがって両回線
とも事故相しゃ断が同時に行なわれる。この場合の再閉
路は両回線合計で健全相が2相あり、再閉路条件22を
満足するため、両回線とも同時に再開路が行なわれる。
第3図(C)は両回線同名相1線地絡事故(a相)であ
るが、この場合、(i)各相事故検出リレーが不動作の
場合、(11]片回線のみ動作した場合、(iii)両
回線とも動作した場合が考えられる。
(i)の場合は118 、128の出力が°1″となり
優先回線側はToの協調確認時間(10〜200+5程
度)後の瞬時しゃ断となり、非優先回線側は優先回線・
のしゃ断再開路を待って、協調用タイマ137のT1秒
後3相しゃ断再閉路となり、ルート断とはならない、又
、(ii)の場合は各相事故検出リレーが動作した回線
では事故相のみ、又、不動作の回線は3相一括しゃ断と
なるが、連系は健全相2相で行なわれており、同時再閉
路ができる。さらに(iii)の場合は両回線とも事故
相のみのしゃ断が可能であり、2相連系を条件に再閉路
できる。
第3図(d)は片回線の1線地絡事故であるが、これも
今まで説明したように再開路可能である。
以上のように第3図に示した例では多相再閉路方式のみ
を採用すると、第3図(C)のケースでルート断となる
可能性があり、ス、優先再閉路方式のみでは第3図(a
)のケースでルート断は生じないが、事故除去時間が長
くなり、第3図(b)のケースでルート断を生じるとい
う不具合があったが、今回の方式ではこれらQ全てにつ
いてルート断を防止でき、かつ事故除去時間を早くする
という効果が得られる。
第4図はマイクロコンピュータを使用したディジタル電
流差動保護継電装置の系統への適用例図である。
送電fi31、32の電流はCT41を介して、又、電
圧はPT42を介して保護リレー43に導入される。保
護リレー43では導入された電圧、電流は入力変成器4
31を介して適当な値に変換され、フィルタ432によ
り不要な高調波成分が除去される。このフィルタの出力
はアナログ/ディジタル変換器433によりディジタル
信号に変換され、一方は伝送制御ユニット(CCT )
 434を介して伝送装置44.伝送路45及び伝送装
置46を経由して対向端に伝送される。もう一方はマイ
クロ10上・ンサ(HPU ) 435に導入され、対
向端のリレー47及び伝送装置46から伝送されている
データとともに差動演算が行なわれて、区間内に事故が
あるかどうかを判定する。
ディジタル電流差動リレーには、各相電流で事故判定を
行なう要素と零相電流で事故判定を行なう要素が高抵抗
接地系統では付加されている。
HPU 435では更に区間内事故しゃ断時の再開路シ
ーゲンス処理も行なわれ、機器状態の確認や隣回線条件
の授受436を行なっている。
図で47.48.49は43と同じ内容であり煩雑とな
るため省略している。
このディジタル電流差動リレーに本発明を適用した場合
の再閉路フローチャートの例を第5図に示す。
第5図において事故相検出リレーが動作した場合は、事
故相しゃ断しステップS57で多相再閉路条件が成立し
ていれば多相再閉路を実施し、条件不成立であれば最終
し4P断とする。事故相検出すレーが不動作の場合ステ
ツゲS52で零相検出リレー動作を判定し、動作してい
ればステップ853でその条件を隣回線の保護リレー装
置へ渡すと同時に、ステップ554で隣回線からの条件
を判定する。
隣回線からの条件(隣回線事故相検出リレー不動作零相
検出リレー動作)がなければ直ちに3相一括しゃ断し、
条件があれば、ステップS55で自回線優先設定となっ
ているかどうかを判定し、自回線優先であれば直ちに3
相一括しゃ断する。自回線優先でなければステップS5
6で所定時間経過後3相一括しゃ断とする。3相一括し
ゃ断接はステップS57で多相再閉路条件の成立を確認
して再閉路を実施する。多相再閉路は両回線合計で健全
相が2相以上あれば(2相以上の連系)実施する。
2相以上運系の確認は、自端子の両回線のしゃ断相によ
る判断とディジタル伝送系での対向端のしゃ断相の伝送
による対向端条件を加味しての判断があり、いずれも容
易に実現可能である。
なお、第5図のステップS56の所定時間経過の判定を
第6図に示すように隣回線CBが投入したかどうかの判
定を持込んで処理することもしゃ断協調をとる意味で有
効である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば高抵抗接地系統の
搬送保護継電装置を適用した送電線の再開路に際し、事
故相検出リレーが動作したときは多相再閉路方式に、又
、事故相検出リレーが不動作で零相検出リレーが動作し
たときは隣回線の事故様相により3相一括しゃ断の時間
を制御する優先しゃ断再閉路方式にすることにより、ル
ート断防止と事故除去時間の高速化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による再開路方式を説明するための一実
施例の概念ブロック図、第2図は再閉路回路ブロック図
、第3図は本発明の作用を説明するための事故様相図、
第4図はマイクロコンピュータを使用したディジタル電
流差動保護継電装置の系統への適用例図、第5図は再開
路動作の処理内容を示すフローチャート、第6図は他の
再閉路動作の処理内容を示すフローチャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 送電線に搬送保護継電装置を適用し、各対向端子間で各
    相及び零相の電気量を送受して、送電線の事故時に再閉
    路を行なう高抵抗接地系統送電線の再閉路方式において
    、各相事故検出リレー動作による事故しや断時には多相
    再閉路を、また零相事故検出リレー動作による事故しや
    断時には優先しや断再閉路を行なうことを特徴とする高
    抵抗接地系統送電線の再閉路方式。
JP1286350A 1989-11-02 1989-11-02 高抵抗接地系統送電線の再閉路方式 Pending JPH03150018A (ja)

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