JPS6138364Y2 - - Google Patents

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JPS6138364Y2
JPS6138364Y2 JP12841179U JP12841179U JPS6138364Y2 JP S6138364 Y2 JPS6138364 Y2 JP S6138364Y2 JP 12841179 U JP12841179 U JP 12841179U JP 12841179 U JP12841179 U JP 12841179U JP S6138364 Y2 JPS6138364 Y2 JP S6138364Y2
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reclosing
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circuit
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accident
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JP12841179U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電力系統の再閉路条件として事故前潮
流の条件を導入し、その事故前潮流の大きさに応
じて2相以上の事故に対しても高速再閉路を実施
できるようにした再閉路装置に関する。
再閉路方式には1相事故に対しアーク消弧時間
に見合つた無電圧時間後に高速再閉路を実施する
方式(前者)と、2相以上の事故に対し連系を確
認して高速再閉路を実施する方式(後者)とがあ
るが、後者は発電機に加わる衝撃力が大きく、軸
ねじれが生ずるなどの問題から現在はほとんど実
施されていない。一般に電力系統安定度の面から
言えば、事故発生後直ちに高速再閉路を行なつた
方が有利である。しかし電力線に大きな潮流が流
れている時に高速再閉路を実施して再閉路が失敗
した場合には発電機の軸に大きな衝撃力が加わ
り、軸ねじれを生ずるなどの悪影響を及ぼす恐れ
がある。単相高速再閉路の場合には、軸ねじれの
問題はないが、2相以上の事故時の高速再閉路の
場合は重要な問題である。
第1図は従来の再閉路装置の回路構成例を示す
ものである。すなわち、第1図において、11は
しや断器が1相トリツプしたことを検出する1相
トリツプ検出回路、12はしや断器が2相以上ト
リツプしたことを検出する2相以上トリツプ検出
回路、13は1相トリツプ検出回路、11の出力
とノツト回路14を通して得られる2相以上トリ
ツプ検出回路12と出力とが加えられるアンド回
路、15はアンド回路13の出力が加えられる無
電圧時間カウント用のオンデイレイタイマ、16
は2相以上トリツプ検出回路12の出力が加えら
れる無電圧時間カウント用のオンデイレイタイマ
で、その一方のオンデイレイタイマ15は時限
T1を有する高速再閉路用であり、他方のオンデ
イレイタイマ16は時限T2を有する中速再閉路
用であり、T1の時限はT2のそれよりも短かくし
てある。また17はオンデイレイタイマ15,1
6の出力の論理和をとるオア回路、18はこのオ
ア回路17の出力により再閉路を実施する再閉路
実施回路である。
このような構成の再閉路装置において、今電力
線の1相に事故が発生した場合を考える。まず1
相トリツプ検出回路11の出力が“1”となり、
2相以上トリツプ検出回路12の出力は“0”と
なる。したがつて2相以上トリツプ検出回路12
の出力は“0”であるため、ノツト回路14の出
力が“1”となり、これによりアンド回路13の
論理積条件は満たされ、その出力が“1”とな
る。このアンド回路13の出力“1”は無電圧時
間カウント用オンデイレイタイマ15に加わり、
ここで再閉路に必要な時間だけ無電圧時間をカウ
ントした後、“1”出力を出し、オア回路17の
出力が“1”となる。従つて再閉路実施回路18
が動作して高速再閉路が実施される。また2相以
上の事故時には1相トリツプ検出回路11の出力
が“1”となることはもちろんのこと、しや断器
が2相以上トリツプしたことによつて、2相以上
トリツプ検出回路12の出力が“1”になるた
め、ノツト回路14の出力は“0”となり、アン
ド回路13はロツクされる。このため無電圧時間
カウント用オンデイレイタイマ15の出力は
“1”とならず、高速再閉路は実施されない。し
かしこのとき2相以上トリツプ検出回路の出力
“1”は無電圧カウント用オンデイレイタイマ1
6に加わつているので、T2時限後オア回路17
の出力が“1”となり、再閉路実施回路18が動
作して、T2の時限で決まる中速再閉路が実施さ
れる。
このように従来の再閉路装置では1相事故時に
は無条件に高速再閉路を実施するが、2相以上の
事故に対しては発電機の軸ねじれ等を考慮して高
速再閉路は行なわずに、中速再閉路を行なうよう
にしている。以上のように系統安定度の観点から
は2相以上の事故の場合も可能な限り高速再閉路
を実施させたいが、永久故障等による再閉路失敗
時には発電機に加わるシヨツクが事故発生時、し
や断時、再投入時、しや断時と短時間のうちに4
回も加わるため、発電機の軸ねじれの危険などを
考えると安易に高速再閉路を実施するわけにも行
かない。
本考案は前記のような系統安定度に観点からの
要求に対して2相以上の事故についても発電機軸
ねじれを考慮することにより、でき得るだけ高速
再閉路を行なわせて系統安定度を向上させること
ができる再閉路装置を提供することを目的とす
る。
このため、本考案では再閉路条件として事故前
潮流の条件を導入し、その潮流の大きさによつ
て、つまり事故前の負荷の大、小により、2相以
上の事故に対しても高速再閉路を実施できるよう
にするものである。
以下本考案の一実施例を第2図を参照して説明
する。なお、この実施例では理解を容易にするた
め第1図に対応する部分に同符号を付して説明す
る。第2図において、11および12は第1図で
述べた1相トリツプ検出回路および2相以上トリ
ツプ検出回路、19は電力線の事故前潮流を検出
しこれを記憶する電流リレーで、この電流リレー
19は事故前潮流の大きさが発電機の軸ねじれの
問題となるような電流であれば“1”出力を送出
するものである。13は1相トリツプ検出回路1
1の出力とノツト回路14を通して得られる2相
以上トリツプ検出回路12の出力が加えられるア
ンド回路、20は2相以上トリツプ検出回路12
の出力とノツト回路21を通して得られる電流リ
レー19の出力とが加えられるアンド回路、22
は2相以上トリツプ検出回路12の出力と電流リ
レー19の出力とが加えられるアンド回路、23
はアンド回路13,20の論理和をとるオア回路
で、このオア回路23の出力は無電圧時間カウン
ト用オンデイレイタイマ15に加えられるもので
ある。またアンド回路22の出力は無電圧時間カ
ウント用オンデイレイタイマ16に加えられるも
のである。これら無電圧時間カウント用オンデイ
レイタイマ15,16は第1図で述べたのと全く
同一機能および関係を有しており、またその後段
のオア回路17、再閉路実施回路19についても
第1図と同一なので、ここではその説明を省略す
る。
次に上記のように構成された再閉路装置の作用
について述べる。電力線の1相に事故が発生した
場合には第1図で説明したように無条件で無電圧
時間カウント用オンデイレイタイマ15のT1時
限後高速再閉路を実施する。次に2相以上の事故
を考えるとしや断器が2相以上トリツプしたとい
うことで2相以上トリツプ検出回路12の出力が
“1”となつてノツト回路14の出力は“0”と
なり、アンド回路13の出力を“0”にロツクす
る。また、この時事故前潮流の大きさが発電機の
軸ねじれの問題となるような電流であれば事故前
潮流検出用電流リレー19の出力が“1”とな
り、ノツト回路21の出力は“0”となる。従つ
て、この場合には高速再閉路を実施すべき回路の
信号経路はロツクされるが、アンド回路22の出
力は“1”となり、無電圧時間カウント用オンデ
イレイタイマ16のT2時限後中速再閉路が実施
される。しかし事故前潮流の大きさが発電機の軸
ねじれが問題とならないような電流であれば、電
流リレー19の出力が“0”となり、ノツト回路
21の出力は“1”となるとともに2相以上トリ
ツプ検出回路12の出力が“1”なので、アンド
回路20の出力は“1”となる。従つて、オア回
路23の出力も“1”となり、無電圧時間カウン
ト用オンデイレイタイマ15のT1時限後、再閉
路実施回路18が動作し、高速再閉路が実施され
る。
このように事故前潮流検出用リレー19を追加
してその出力を再閉路条件として用いることによ
り、発電機の軸ねじれの恐れのない潮流レベルで
は積極的に高速再閉路を実施できるようにしたの
で、従来の再閉路方式に比べて系統安定度がより
向上する。
以上の説明では1相しや断と2相以上しや断と
の再閉路側で、しかも2相以上のしや断条件を1
個の事故前潮流検出リレーの動作、不動作により
使用するかどうかを選択する場合について述べた
が、本考案の考え方は2回線合計で何相しや断し
ているかを判定しかつ事故前潮流検出リレーを2
個以上設け、その2個以上の事故前潮流リレーの
整定を異なる値として事故前潮流検出リレーの動
作としや断相とを組合せて2種類以上の異なつた
再閉路方式を使い分けるような場合にも適用可能
である。この他本考案はその要旨を変更しない範
囲内で種々変形して実施できることは勿論であ
る。
以上述べたように本考案によれば、電力線に2
相以上の事故が発生した場合、事故前潮流レベル
を電流リレーで検出してこれを記憶しておき、発
電機の軸ねじれ等を加味しながら可能な限り高速
再閉路を行なえるようにしたので、電力系統の安
定度をより向上させることができる再閉路装置が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の再閉路装置を示すブロツク回路
図、第2図は本考案による再閉路装置の一実施例
を示すブロツク回路図である。 11……1相トリツプ検出回路、12……2相
以上トリツプ検出回路、19……事故前潮流検出
用電流リレー、13,20,22……アンド回
路、14,21……ノツト回路、17,23……
オア回路、15,16……無電圧時間カウント用
オンデイレイタイマ、18……再閉路実施回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電力系統の事故時その電力線の1相がトリツプ
    したことを検出する第1の検出装置および電力線
    の2相以上がトリツプしたことを検出する第2の
    検出装置と、前記電力系統の事故前の潮流を検出
    するとともにこれを記憶しその潮流の大きさが予
    定値を超えると動作して出力を得る事故前潮流検
    出装置と、前記第1の検出装置にのみ検出出力が
    あるときおよび前記第1の検出装置と第2の検出
    装置の双方に検出出力があり且つ前記事故前潮流
    検出装置に動作出力がないとき動作し時限T1の
    無電圧時間をカウントした後再閉路指令を送出す
    る第1の再閉路判別装置と、前記第1の検出装置
    および第2の検出装置の双方に検出出力があり且
    つ前記事故前潮流検出装置に動作出力があるとき
    前記第1の再閉路指令装置の動作をロツクすると
    ともに動作して前記無電圧時間の時限T1よりも
    長い時限T2の無電圧時間をカウントした後再閉
    路指令を送出する第2の再閉路判別装置と、前記
    第1の再閉路判別装置および第2の再閉路判別装
    置から送出される再閉路指令により動作して前記
    電力線のトリツプ相に対して再閉路を実施する再
    閉路実施装置とからなる再閉路装置。
JP12841179U 1979-09-17 1979-09-17 Expired JPS6138364Y2 (ja)

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JP12841179U JPS6138364Y2 (ja) 1979-09-17 1979-09-17

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JP12841179U JPS6138364Y2 (ja) 1979-09-17 1979-09-17

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JPS5644532U JPS5644532U (ja) 1981-04-22
JPS6138364Y2 true JPS6138364Y2 (ja) 1986-11-06

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