JP2592138B2 - ループ系統保護継電装置の異常対策回路 - Google Patents

ループ系統保護継電装置の異常対策回路

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JP2592138B2 JP18548089A JP18548089A JP2592138B2 JP 2592138 B2 JP2592138 B2 JP 2592138B2 JP 18548089 A JP18548089 A JP 18548089A JP 18548089 A JP18548089 A JP 18548089A JP 2592138 B2 JP2592138 B2 JP 2592138B2
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【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ループ系統保護継電装置の異常対策回路に
関する。
B.発明の概要 本発明は、ループ系統における線路保護および母線保
護に当り対象保護区間の各端子CTからの電流を導入し、
各区間毎に動作する電流差動リレーを主保護リレー要素
とするループ系統保護継電装置において、ループ系統の
電源端子側に設置するループ内の短絡または地絡事故検
出用の短絡リレーまたは地絡リレー(以下事故検出用リ
レーと称する)と、前記CTよりの電流情報を導入するリ
レー入力回路に不具合が生じた場合に不具合検出信号に
基づき不具合が発生したリレー入力回路の電流で動作す
る短絡リレー要素または地絡リレー要素の電流差動リレ
ーをロックし、前記電流差動リレーを正常なリレー入力
回路電流情報のみによって動作する短絡過電流リレーま
たは地絡過電流リレーもしくは地絡方向リレーである異
常対策リレーに切替える手段と、前記事故検出用リレー
の出力信号によって起動される異常対策タイマーの出力
信号と前記異常対策リレーの出力信号と、前記不具合検
出信号との論理積によってしゃ断器をトリップさせるAN
D回路とで構成することにより、不要遮断を防止するよ
うにしたものである。
また、電流差動リレーもしくは前記異常対策回路のト
リップ信号と前記事故検出リレー出力信号との論理積出
力信号で起動される遮断器不動作対策タイマーの出力信
号を不具合遮断器の電源側隣接しゃ断器へ送出すること
により、遮断器が不動作状態となっても1つ電源側の遮
断器をトリップしうるようにしたものである。
C.従来の技術 ループ系統は、従来、第3図に示すように、各区間毎
の遮断器112〜121をトリップする機能を有す。複数の主
保護リレー要素101〜109と、当該系統の電源変電所POに
接続された2箇所の送り出し遮断器112,121をトリップ
する機能を有す後備保護リレー122,123によって保護さ
れる。主保護リレー要素101〜109としては、当該保護区
間の全端子の電流を入力する電流差動原理のリレーが用
いられ、後備保護リレー122,123には電源変電所の母線
電圧と電源変電所に接続された2箇所の送り出し端子A,
Bの電流を入力とする短絡距離リレー又は短絡過電流リ
レーや地絡方向リレーなどが用いられる。
なお、三相交流送電系統の主保護リレーは、各相電流
毎の差電流に応動し送電線路の短絡電流を検出する短絡
リレー要素3個と各相電流が合成される中性点電流の差
電流に応動し送電線路の地絡電流を検出する地絡リレー
要素1個で構成される。
また、通常、電流の差に応動する保護リレー要素は、
電流差動リレーと称され、リレー入力回路(CTを含
む)、動作量判定部、出力部で構成され、常時、各部の
不具合を検出する機能が組み込まれることが多い。
D.発明が解決しようとする課題 (1)リレー入力回路の不具合発生時 電流差動原理の主保護リレー要素(電流差動リレー)
はキルヒホッフの第一法則を応用したリレーであり、保
護区間内に流れこむ電流のベクトル的な総和を動作量と
する。保護区間内の事故ではこの動作量が事故電流に相
当する量となり、保護区間外の事故ではこの動作量が0
となるので、動作量をある所定の判定レベルと比較する
ことで、保護区間の内外部事故を見分けるものである。
従って、この主保護リレー要素の電流入力回路に何らか
の不具合が生じた場合、主保護リレー要素で内外部判定
を正確に行うことは不可能となる。各相電流が入力され
る短絡主保護リレー要素も零相電流が入力される地絡主
保護リレー要素も電流差動リレーであり、リレーに入力
する電流の相が異なるのみで基本的に何ら変わるところ
はないので、以下第3図について短絡主保護リレー要素
で説明する。
イ点の入力回路(CTも含む)が不具合となり、入力電
流が常に0のままとなったケースでループ内に事故がな
い場合とあった場合で説明する。
(i)事故がない場合 イ点を通過する負荷電流がある場合は、常時この負荷
電流分に相当する動作量がリレー107とリレー108に表わ
れる。従ってこの時リレー107とリレー108の判定レベル
の大きさによっては誤動作することが考えられる。
(ii)事故があった場合 例えば、第3図のF1点の事故でリレー105が動作する
ことは当然であるが、事故電流がイ点を通過する場合は
リレー107とリレー108の判定レベルと通過電流によって
はリレー107とリレー108が誤動作する。
保護継電装置は一般的に単一のリレーの動作のみで遮
断器にトリップ信号を出力することはなく、他の動作原
理からなるリレーの出力とのAND構成とする。ループ系
統保護リレーでは主保護リレー要素101〜109の短絡リレ
ー要素は電源変電所の不足電圧リレー110とのANDで遮断
器113〜120に対してトリップ信号を出力する。
従って、前記(i)のケースでは第3図に示すF2点で
事故が発生し、リレー110が動作した場合にリレー107と
リレー108が誤動作していれば遮断器118,119,120,121が
誤遮断されることがある。ここで遮断器121が遮断され
るのはF3やF4点の事故があった場合の対策として、リレ
ー108動作時には遮断器118〜121を遮断するためであ
る。リレー107のみの誤動作では、遮断器118,119が誤遮
断される。
(2)リレー出力回路乃至遮断器不具合時 例えば、F1点事故でリレー105からは遮断器116と117
にトリップ信号を出力するがこの時、遮断器117に関係
するトリップ信号出力回路や遮断器117本体が不具合と
なって、遮断出来ない場合は、遮断器121点に設置され
た後備保護リレーが動作し、遮断器121が開放されの
で、区間B3,l4,B4,l5が全て停電となる。
本発明は、以上の問題点にかんがみなされたものであ
り、リレー入力回路の不具合発生時に主保護リレー要素
の電流差動リレーを正常リレー入力回路の電流データの
みによって動作する異常対策リレーへ切替えて遮断器の
不要遮断を防止し電流供給信頼度の大幅向上をはかるこ
とを目的とする。
E.課題を解決するための手段 リレー入力回路の不具合発生時には、主保護リレー要
素であるところの電流差動リレーの内短絡リレー要素に
ついては正常箇所の各相電流で働く短絡過電流リレー
に、地絡リレー要素については正常箇所の零相電流が働
く地絡過電流リレーもしくは正常箇所の零相電流と電源
変電所で検知される零相電圧で働く地絡方向リレーに切
り替える手段と、ループ内事故検出用リレーで起動され
る異常対策タイマーを組み合わせることで対策する。
この電流差動リレーから異常対策リレーへの切り替え
は、リレー入力回路の不具合が発生すると、電流差動リ
レーの機能をロックし、正常入力回路の電流データで動
作する機能の異常対策リレーに切替えることにより行
う。
リレー出力回路乃至遮断器不具合時には、ループ内事
故検出用リレー要素の出力と主保護リレー要素である電
流差動リレーの出力あるいは前述の入力回路の不具合対
策を施されたリレーの出力と組み合わせることで対策す
る。
F.実施例 本発明の実施例とその作用について図面を参照しなが
ら説明する。
(1)リレー入力回路が不具合となった場合 第1図にイのリレー入力回路が不具合となったときに
関与するシーケンス回路を示す。(他のリレー入力回路
が不具合となったときにシーケンスも同様な構成となる
が、ここでは省略している。)第1図において、POは電
源、CB1〜CB8は夫々各区間端に設けられた遮断器、DFS
−2(DFG−2),DFBS−2(DFBG−2),DFS−3(DFG
−3)は夫々区間, に設けた電流流差動リレーで、イのリレー入力回路の
不具合が検出されると、短絡過電流リレーOC−2,OCB−
2,OC−3と、地絡過電流リレーもしくは地絡方向リレー
DG−2,DGB−2,DG−3に切り替える。
このリレーDFS−2(DFG−2),OC−2(DG−2)お
よびDFS−3(DFG−3),OC−3(DG−3)は、夫々遮
断器CB3,CB4およびCB5,CB6の2点遮断を行ない、リレー
DFBS−2(DFBG−2),OCB−2(DGB−2)は夫々遮断
器CB3,CB4,CB5,CB6の4点遮断を行う。
LPDS−A(LPDG−A),LPDS−B(LPDG−B)は、夫
々のA1端,B1端に設けられた事故検出用の短絡リレー
(地絡リレー)を示す。BU−A,BU−Bは、夫々後備保護
リレーを示す。
第1図及び第2図中のLPDS−A′(LPDG−A′),LPD
S−B′(LPDG−B′),DFS−2′(DFG−2′),DFBS
−2′(DFB−2′),DFS−3′(DFG−3′),OC−
2′(DG−2′),OCB−2′(DGB−2′,OC−3′(DG
−3′)は、夫々リレーLPDS−A(LPDG−A),LPDS−
B(LPDG−B),DFS−2(DFG−2),DFBS−2(DFBG−
2),DFS−3(DFG−3),OC−2(DG−2),OC−3(D
G−3)の出力信号、LPDST−A(LPDGT−A),LPDST−
B(LPDGT−B)は、夫々出力LPDS−A′(LPDG−
A′),LPDS−B′(LPDG−B′)を遅らせてOR回路1
に入力させる異常対策タイマーである。
第2図ブロックAの否定子付AND回路6には、出力信
号DFS−2′(DFG−2′),イのリレー入力回路の不具
合信号NGが入力され、AND回路7には、出力信号OC−
2′(DG−2′),第1図のOR回路1の出力,不具合信
号NGが入力される。また、ブロックBの否定子付AND回
路9には、出力信号DFBS−2′(DFBG−2′),不具合
信号NGが入力され、AND回路10には、出力信号OCB−2′
(DGB−2′),第1図のOR回路1の出力,不具合信号N
Gが入力される。また、ブロックCの否定子付AND回路12
には、出力信号DFS−3′(DFG−3′),不具合信号NG
が入力され、AND回路13には、出力信号OC−3′(DG−
3′),第1図のOR回路1の出力,不具合信号NGが入力
されるようになっている。
前記AND回路6,7の出力はOR回路8,2,3を通ってブロッ
クCBF(1),(2)の一方の入力端2に接続され、AND
回路9,10の出力は、OR回路11,2,3,4,5を通ってブロック
CBF(1)〜(4)の一方の入力端2に接続され、AND回
路12,13の出力はOR回路14,4,5を通ってブロックCBF
(3),(4)の一方の入力端2に接続されている。
OR回路2とOR回路3の出力信号は、遮断器CB3,CB4
リップをかけ、OR回路4とOR回路5の出力信号は、遮断
器CB5,CB6にトリップをかけるようになっている。
また、前記OR回路2,3,4,5の出力信号は、事故検出用
のリレー〔LPDS(LPDG)〕動作時、即ち出力信号LPDS−
A′(LPDG−A′),LPDS−B′(LPDG−B′)とのAND
出力によって遮断器不動作対策タイマーCBFT1〜CBFT4
介して遮断器CB2,CB5,CB4,CB7へトリップをかける。
次に、第1図の動作について説明する。イのリレー入
力回路に不具合が発生すると、リレーDFS−2(DFG−
2),DFBS−2(DFBG−2)は、OC−2(DG−2),OCB
−2(DGB−2)に切り替わるとともに、不具合信号NG
がOR回路1に出力される。
ここで、 a)リレーBU−A及びLPDS−A(LPDG−A)は、故障
電流IfAで動作でき、かつ、リレーBU−B,LPDS−B(LPD
G−B)は故障電流IfBで動作できるという条件下での故
障を想定する。
上記の条件より、区間で系統故障Fが発生すると、
リレーOC−2(DG−2)が動作し、リレーLPDS−A(LP
DG−B)で故障を検出してタイマーLPDST−A(LPDGT−
A)をカウントさせ、リレーLPDS−B(LPDG−B)でも
故障を検出してタイマーLPDST−B(LPDGT−B)をカウ
ントさせる。タイマーLPDST−A(LPDGT−A)がタイム
アップすると、AND回路7で、不具合信号NG,出力信号OC
−2′(DG−2′),LPDS−A′(LPDG−A′)のAND条
件が成立し、OR回路8,2を通して遮断器CB3を、OR回路8,
3を通して遮断器CB4をトリップさせようとする。また同
時にリレーOCB−2(DGB−2)も動作しているので、AN
D回路10で、不具合信号NG,出力信号OCB−2′(DGB−
2′),LPDS−A′(LPDG−A′)のAND条件が成立し、
OR回路11,2,3,4,5を通して遮断器CB3,CB4,CB5,CB6をト
リップさせようとし、トリップ条件が成立すれば系統故
障Fを除去できる。
以上のような動作をするシーケンス回路をもつことに
より、リレー入力回路の不具合時でも、電流差動リレー
による誤動作を防止でき、系統故障による影響を最小範
囲に留められる。
なお、他のリレー入力回路が不具合となった場合で
も、上記と同様な対策を施されることはいうまでもな
い。
以上、シーケンス回路の動作を示した。ここで電流差
動リレーのみを用いた保護方式の課題に対して、本発明
の動作について述べる。
第1図のイでリレー入力回路に不具合が発生した場
合、電流差動リレーDFS−2(DFG−2),DFBS−2(DFB
G−2)では負荷電流と判定レベルの大きさ、またリレ
ー入力回路の不具合の状態によっては、誤動作する可能
性がある。そこで、正常に動作できるかどうか不明なDF
S−2(DFG−2),DFBS−2(DFG−2)はロックし、
ロ,ハのリレー入力回路だけで正常に動作できる。OC−
2(DG−2),OCB−2(DGB−2)の異常対策リレーに
切り替えることにより負荷電流で動作しないようにす
る。
イのリレー入力回路が不具合時に区間で系統故障F1
が発生した場合、リレーDFS−3(DFG−3)が動作する
ことは当然であるが、リレーDFS−2(DFG−2),DFBS
−2(DFBG−2)に故障電流が流れた場合、故障電流と
判定レベルの大きさ、またはリレー入力回路の不具合状
態によっては誤動作する可能性がある。上記と同様正動
作を期待できないリレーDFS−2(DFG−2),DFBS−2
(DFBG−2)をロックし、ロ、ハのリレー入力回路だけ
で正常に動作できるリレーOC−2(DG−2),OCB−2
(DGB−2)に切り替える。なお、故障電流の大きさに
よっては切り替わったリレーOC−2(DG−2),OCB−2
(DGB−2)が動作するが、タイマーLPDST(LPDGT)に
よる遅れがあるので、タイムアップする前にリレーDFS
−3(DFG−3)により系統故障F1を除去しようとす
る。
通常、単一のリレーの動作のみで遮断器にトリップを
かけることはしない。本発明でもリレーUVとリレーDFS
(DFG),DFBS(DFBG)のAND条件成立で遮断器をトリッ
プさせる。
ここで、イのリレー入力回路が不具合時にループの外に
系統故障F2が発生した場合リレーUVが動作し、リレーDF
S−2(DFG−2),DFBS−2(DFBS−2)が誤動作すれ
ば、遮断器CB3,CB4,CB5,CB6が誤遮断することがある。
そこで正動作を期待できないリレーDFS−2(DFG−
2),DFBS−2(DFBG−2)をロックし、ロ,ハのリレ
ー入力回路で正常に動作できるOC−2(DG−2),OCB−
2(DGB−2)に切り替える。F2点はループ外にある故
障なので方向性をもつリレーLPDS(LPDG)は動作せず、
タイマーLPDST(LPDGT)もカウントしない。よってLPDS
(LPDG)で歯止めをかけることにより、リレーOC−2
(DG−2),OCB−2(DGB−2)が動作することによる
誤遮断を防止している。
(2)遮断器が不動作の場合 第1図の遮断器CB3が不動作状態となり、イのリレー
入力回路は正常なものと想定する。系統故障Fが発生す
ると、区間のリレーDFS−2(DFG−2)とLPDS−A
(LPDG−A)が動作する。不具合信号NGは出されていな
いので、AND回路6が成立し、OR回路8,2,3を通って遮断
器CB3とCB4にトリップをかける。また、AND回路15で、O
R回路2の出力,リレーLPDS−A(LPDG−A)の出力信
号LPDS−A′(LPDG−A′)のAND条件も同時に成立す
る。遮断器CB3が不動作状態となっているため、系統故
障Fは継続となる。AND回路15の出力も継続となって、
タイマーCBFT1がタイムアップし、電源変電所側の遮断
器CB2をトリップさせる。遮断器CB2,CB4をトリップさせ
ることにより、系統故障Fを除去する。以上のような対
策を施すことにより(1)と同様、系統故障の影響を最
小範囲に留めることができる。
なお、遮断器CB2〜CB7に対しても同様な対策が施され
ている。
G.発明の効果 本発明は、前述の通り構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
リレー入力回路が不具合となり、必要な電流情報が
当該リレーに導入できなくとも、電流差動原理をロック
し、正常箇所の電流で動作できる短絡過電流リレーと地
絡電流リレーもしくは地絡方向リレーに切り替えること
により、不要遮断を防止し、系統故障の影響の波及範囲
を最小に押さえることができる。
遮断器が不動作状態となっても、1つ電源変電所側
の遮断器をトリップさせることにより、系統故障の影響
の波及範囲を最小に押さえることができる。
,項の対策によってループ系統全体の供給信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示すシーケンス回路図、第2
図(イ)〜(ニ)は夫々第1図の各ブロックの詳細を示
す回路図、第3図は従来ループ系統保護リレー装置を示
すシーケンス回路図である。A〜C,CBF(1)〜(4)
……シーケンスブロック、CB1〜CB8……遮断器、DFS−
2(DFG−2),DFBS−2(DFBG−2),DFS−3(DFG−
3)……電流差動リレー、OC−2(DG−2),OCB−2
(DGB−2),OC−3(DG−3)……異常対策リレー、LP
DS−A(LPDG−A),LPDS−B(LPDG−B)……事故検
出用の短絡リレー(地絡リレー)、BU−A,BU−B……後
備保護リレーLPDST−A(LPDGT−A),LPDST−B(LPDG
T−B)……異常対策タイマー、CBFT1〜CBFT4……遮断
器不動作対策タイマー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 敏朗 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 山口 浩史 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ループ系統における線路保護および母線保
    護に当り対象保護区間の各端子CTからの電流を導入し、
    各区間毎に動作する電流差動リレーを主保護リレー要素
    とするループ系統保護継電装置において、 ループ系統の電源端子側に設置するループ内の短絡また
    は地絡事故検出用の短絡リレーまたは地絡リレーと、 前記CTよりの電流情報を導入するリレー入力回路に不具
    合が生じた場合に不具合検出信号に基づき不具合が発生
    したリレー入力回路の電流で誤動作する恐れのある短絡
    リレー要素または地絡リレー要素の電流差動リレーをロ
    ックし、前記電流差動リレーを正常なリレー入力回路電
    流情報のみによって動作する短絡過電流リレーまたは地
    絡過電流リレーもしくは地絡方向リレーである異常対策
    リレーに切替える手段と、 前記電源端子側の事故検出用の短絡リレーまたは地絡リ
    レーの出力信号によって起動される異常対策タイマの出
    力信号と前記異常対策リレーの出力信号と、前記不具合
    検出信号との論理積によって遮断器をトリップさせるAN
    D回路とで構成されることを特徴としたループ系統保護
    継電装置の異常対策回路。
  2. 【請求項2】ループ系統における線路保護および母線保
    護に当り対象保護区間の各端子CTからの電流を導入し、
    各区間毎に動作する電流差動リレーを主保護リレー要素
    とするループ系統保護継電装置において、 ループ系統の電源端子側に設置するループ内の短絡また
    は地絡事故検出用の短絡リレーまたは地絡リレーと、 前記CTよりの電流情報を導入するリレー入力回路に不具
    合が生じた場合に不具合検出信号に基づき不具合が発生
    したリレー入力回路の電流で誤動作する恐れのある短絡
    リレー要素または地絡要素の電流差動リレーをロック
    し、前記電流差動リレーを正常なリレー入力回路電流情
    報のみによって動作できる短絡過電流リレーまたは地絡
    過電流リレーもしくは地絡方向リレーである異常対策リ
    レーに切替える手段と、 前記電流差動リレーもしくは前記異常対策回路のトリッ
    プ信号と前記電源端子側の事故検出用の短絡リレーまた
    は地絡リレーの出力信号との論理積出力信号で起動され
    る遮断器不動作対策タイマーの出力信号を不具合遮断器
    の電源変電所側隣接遮断器へ送出することを特徴とした
    ループ系統保護継電装置の異常対策回路。
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