JP2986267B2 - デジタルリレー装置 - Google Patents

デジタルリレー装置

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JP2986267B2
JP2986267B2 JP3293131A JP29313191A JP2986267B2 JP 2986267 B2 JP2986267 B2 JP 2986267B2 JP 3293131 A JP3293131 A JP 3293131A JP 29313191 A JP29313191 A JP 29313191A JP 2986267 B2 JP2986267 B2 JP 2986267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統における短絡事
故、地絡事故等の事故を検出して保護するデジタルリレ
ー装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力系統の事故を検出して保
護する各種のリレー装置が用いられているが、その中で
も信頼度の点からデジタルリレー装置が多く用いられて
きている。このデジタルリレー装置は、電力系統から抽
出されるアナログ電気量をデジタルデータに変換し、当
該デジタルデータに基づいてリレー判定演算を行ない、
系統事故(短絡事故、地絡事故等)を検出するとしゃ断
器トリップ出力を送出するものである。そして最近で
は、一定の周期毎に自動的に点検を行なう自動点検処理
機能を備えたデジタルリレー装置が使用されてきてい
る。
【0003】図7は、この種のデジタルリレー装置を電
力系統に適用した場合の一般的な例を示す構成図であ
る。図7において、電源1よりしゃ断器(CB)2,3
を介して、図示しない負荷へ電力を供給するようになっ
ている。また、電力系統のそれぞれ割り当てられた保護
区間にはデジタルリレー4,5を設置している。これら
のデジタルリレー4,5は、計器用変流器6,7により
電力系統から抽出される電流電気量i1 ,i2 をデジタ
ルデータに変換し、当該デジタルデータに基づいてリレ
ー判定演算を行ない、該当保護区間に発生する事故を検
出するとしゃ断器トリップ出力を送出するようになって
いる。さらに、これらのデジタルリレー4,5は、リレ
ー演算処理機能を一定の周期毎に自動的に点検する点検
処理機能を有している。次に、図8は図7における各デ
ジタルリレー4,5の一つの構成例を示すブロック図、
図9はその作用を示すフロー図である。
【0004】図8において、アナログ/デジタル(A/
D)変換器8では、計器用変流器6,7で抽出される電
流i1 ,i2 のアナログ量をデジタルデータに変換し、
これを演算装置9へ入力する。演算装置9では、アナロ
グ/デジタル変換器8から入力されるデータと、あらか
じめ事故検出動作値(以下、単に動作値と称する)とし
てセットされている整定値データとを比較し、入力デー
タが整定値データよりも大きい場合には、図9に示すよ
うに点検処理中でなければ即座にトリップ処理が実行さ
れ、また点検処理中であれば自動点検が完了した後にト
リップ処理が実行され、トリップ出力用の補助リレーA
を介してしゃ断器トリップ出力が送出される。なお、点
検処理は、点検起動前に既にトリップ処理が実行されて
いる場合には、しゃ断器トリップ出力完了までの間ロッ
クされる。
【0005】一方、点検処理は、デジタルリレー4,5
の保守、点検を容易にするために行なうもので、最も重
要となるしゃ断器トリップ出力機能の自動点検を、点検
起動タイマ10により一定周期(例えば、一日に一回点
検)毎に実行する。この点検処理は図9に示すように、
電力系統から入力される入力データが整定値データより
も小さいこと(事故検出中でない)を確認し、点検起動
タイマ10からの動作信号により点検起動を開始する。
【0006】すなわち、まずしゃ断器のトリップロック
信号出力で、トリップロック出力用の補助リレーBを介
して外部にトリップロック出力の送出を行ない、次にこ
のトリップロック信号のアンサーバック信号がトリップ
ロック出力アンサーバック用の補助リレーCを介して確
認された後に、点検時のしゃ断器トリップ出力が補助リ
レーAを介して外部に送出されると共にそのアンサーバ
ック信号を確認し、これを確認した後に補助リレーAを
リセットし、一定時間のタイムディレイ後に補助リレー
Bの出力をリセットして点検完了となる。
【0007】なお、上記点検処理の実行中は、トリップ
処理機能がロックされている。また、上記一定時間のタ
イムディレイは、しゃ断器トリップ出力の送出タイミン
グと、トリップロックリセット出力の送出タイミングと
のラップによるミストリップを防止するために設けてい
るものである。
【0008】一方、図10は図7における各デジタルリ
レー4,5のその他の構成例を示すブロック図、図11
はその作用を示すフロー図である。なお、図10におい
て、図8と同一要素には同一符号を付して示している。
【0009】図10において、アナログ/デジタル(A
/D)変換器8では、計器用変流器6,7で抽出される
電流i1 ,i2 のアナログ量をデジタルデータに変換
し、これを演算装置9へ入力する。演算装置9では、ア
ナログ/デジタル変換器8から入力されるデータと、あ
らかじめ動作値としてセットされている整定値データと
を比較し、図11に示すように点検不良中でないことを
条件に、入力データが整定値データよりも大きい場合に
は即座にトリップ処理が実行され、また点検処理中であ
れば自動点検が完了した後にトリップ処理が実行され、
トリップ出力用の補助リレーAを介してしゃ断器トリッ
プ出力が送出される。なお、点検処理は、点検起動前に
既にトリップ処理が実行されている場合には、しゃ断器
トリップ出力完了までの間ロックされる。
【0010】一方、点検処理は、デジタルリレー4,5
の保守、点検を容易にするために行なうもので、最も重
要となるしゃ断器トリップ出力機能の自動点検を、点検
起動タイマ10により一定周期(例えば、一日に一回点
検)毎に実行する。この点検処理は図11に示すよう
に、前回の点検にて点検不良中、すなわちデジタルリレ
ー不良でなければ、電力系統から入力される入力データ
が整定値データよりも小さいこと(事故検出中でない)
を確認し、点検起動タイマ10からの動作信号により点
検起動を開始する。
【0011】すなわち、まずしゃ断器のトリップロック
信号出力で、トリップロック出力用の補助リレーBを介
して外部にトリップロック出力の送出を行ない、次にこ
のトリップロック信号のアンサーバック信号がトリップ
ロック出力アンサーバック用の補助リレーCを介して確
認された後に、点検時のしゃ断器トリップ出力が補助リ
レーAを介して外部に送出されると共にそのアンサーバ
ック信号を確認し、これを確認した後に補助リレーAを
リセットし、一定時間のタイムディレイ後に補助リレー
Bの出力をリセットして点検完了となる。
【0012】なお、上記点検処理の実行中は、トリップ
処理機能がロックされている。また、上記一定時間のタ
イムディレイは、しゃ断器トリップ出力の送出タイミン
グと、トリップロックリセット出力の送出タイミングと
のラップによるミストリップを防止するために設けてい
るものである。さらに、前回の点検時に、上記点検処理
において不良が発生している場合には、全ての処理をロ
ックすることにより、点検不良(デジタルリレー不良)
による誤動作(誤出力)または誤不動作を防止してい
る。
【0013】以上のように、各デジタルリレー4,5
は、事故検出時のトリップ処理と、点検起動タイマ10
による点検処理との2つの機能を備え、必要に応じて各
々実行されている。しかしながら、このようなデジタル
リレー装置においては、次のような問題がある。
【0014】すなわち、まず前者のデジタルリレー装置
では、点検処理の実行中は、トリップ処理機能がロック
されていることから、例えばデジタルリレー5の自動点
検中に電力系統に事故Fが発生した場合、これをデジタ
ルリレー5で検出しても、自動点検処理が完了しない限
りトリップ処理が実行されない。
【0015】また、後者のデジタルリレー装置では、自
動点検による点検不良が発生している時は、全ての処理
機能がロックされていることから、例えばデジタルリレ
ー5の点検不良中に電力系統に事故Fが発生した場合、
これをデジタルリレー5で検出しても、自動点検不良が
解消しない限りトリップ処理が実行されない。
【0016】このため、電力系統の事故Fに対するデジ
タルリレー5による保護しゃ断が遅れ、最悪の場合には
健全な上位の保護区間に設置されたデジタルリレー4が
先に動作してしまい、保護協調が崩れて電力系統が全停
状態に至ってしまうことになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
デジタルリレー装置では、デジタルリレーの自動点検
中、あるいは点検不良中に電力系統に事故が発生した場
合には、事故を瞬時に検出して系統保護を行なうことが
できず、電力系統が全停状態に至るという問題があっ
た。
【0018】本発明の目的は、デジタルリレーの自動点
検中、あるいは点検不良中に電力系統に事故が発生した
場合でも、事故を瞬時に検出して確実に系統保護を行な
うことができ、デジタルリレー間の保護協調を確実にと
って電力系統が全停状態に至るのを防止することが可能
な極めて信頼性の高いデジタルリレー装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、電力系統から抽出されるアナログ電気量をデジタ
ルデータに変換し、当該デジタルデータに基づいてリレ
ー判定演算を行ない系統事故を検出するとしゃ断器トリ
ップ出力を送出するリレー演算処理手段と、リレー演算
処理手段を一定の周期毎に自動的に点検する点検処理手
段とからなるデジタルリレーを、電力系統に少なくとも
2台以上設置してそれぞれ割り当てられた保護区間の事
故検出を行なうデジタルリレー装置において、
【0020】まず、請求項1に記載の発明では、各デジ
タルリレーに、他の保護区間から抽出されたアナログ電
気量をそれぞれ入力すると共に、当該入力電気量数に対
応した数の事故検出動作値を持たせるようにし、さらに
各デジタルリレーに、自己のデジタルリレーの自動点検
時に、点検中信号を他のデジタルリレーに対して出力す
る点検中信号出力手段と、他のデジタルリレーからの点
検中信号を入力し、当該デジタルリレーが点検中である
か否かを判定する点検判定手段と、入力電気量とこれに
対応した事故検出動作値との比較結果に基づいて事故が
発生した保護区間を判別し、かつ当該判別結果と点検判
定手段による判定結果とに基づいて、他のデジタルリレ
ーが点検中に当該デジタルリレーの保護すべき保護区間
での事故発生が検出された場合に、当該デジタルリレー
に割り当てられた保護区間のしゃ断器トリップ出力を送
出する回線判別処理手段とを備えて構成している。
【0021】また、請求項2に記載の発明では、各デジ
タルリレーに、他の保護区間から抽出されたアナログ電
気量をそれぞれ入力すると共に、当該入力電気量数に対
応した数の事故検出動作値を持たせるようにし、さらに
各デジタルリレーに、自己のデジタルリレーの自動点検
による点検不良時に、点検不良信号を他のデジタルリレ
ーに対して出力する点検不良信号出力手段と、他のデジ
タルリレーからの点検不良信号を入力し、当該デジタル
リレーが点検不良であるか否かを判定する点検不良判定
手段と、入力電気量とこれに対応した事故検出動作値と
の比較結果に基づいて事故が発生した保護区間を判別
し、かつ当該判別結果と点検不良判定手段による判定結
果とに基づいて、他のデジタルリレーが点検不良中に当
該デジタルリレーの保護すべき保護区間での事故発生が
検出された場合に、当該デジタルリレーに割り当てられ
た保護区間のしゃ断器トリップ出力を送出する回線判別
処理手段とを備えて構成している。
【0022】
【作用】従って、請求項1に記載の発明のデジタルリレ
ー装置においては、電力系統の各保護区間に設置された
デジタルリレーには、全ての保護区間から抽出されたア
ナログ電気量、および他のデジタルリレーからの点検中
信号がそれぞれ入力され、いずれかの保護区間で事故が
発生しているか否か、およびいずれかの他のデジタルリ
レーが点検中であるか否かの判定が行なわれる。そし
て、他のデジタルリレーが点検中に当該デジタルリレー
の保護すべき保護区間での事故発生が検出された場合に
は、自己のデジタルリレーから、当該点検中のデジタル
リレーに割り当てられた保護区間のしゃ断器トリップ出
力が送出される。
【0023】また、請求項2に記載の発明のデジタルリ
レー装置においては、電力系統の各保護区間に設置され
たデジタルリレーには、全ての保護区間から抽出された
アナログ電気量、および他のデジタルリレーからの点検
不良信号がそれぞれ入力され、いずれかの保護区間で事
故が発生しているか否か、およびいずれかの他のデジタ
ルリレーが点検不良であるか否かの判定が行なわれる。
そして、他のデジタルリレーが点検不良中に当該デジタ
ルリレーの保護すべき保護区間での事故発生が検出され
た場合には、自己のデジタルリレーから、当該点検不良
中のデジタルリレーに割り当てられた保護区間のしゃ断
器トリップ出力が送出される。
【0024】これにより、他の保護区間に設置された他
のデジタルリレーの自動点検中、あるいは点検不良中に
当該保護区間に事故が発生した場合でも、自己の保護区
間に設置されたデジタルリレーで事故を瞬時に検出して
確実に系統保護を行なうことができ、よって電力系統が
全停状態に至るのを防止することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明によるデジタルリレー装置
を電力系統に適用した場合の全体構成例を示す図であ
り、図7と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0027】すなわち、本実施例のデジタルリレー装置
は、図7における自己のデジタルリレー4,5の点検中
接点Da1 ,Da2 の接点信号、および自己のデジタル
リレー4,5に対応した計器用変流器6,7からの電流
電気量i1 ,i2 を、他のデジタルリレー5,4に入力
する構成としたものである。ここで、点検中接点D
1 ,Da2 は、自己のデジタルリレー4,5が自動点
検中である時にそれぞれ閉路するものである。
【0028】図2は、図1における各デジタルリレー
4,5の構成例を示すブロック図であり、図8と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。なお、図2では、デジタ
ルリレー4の構成例のみを代表して示している。
【0029】すなわち、本デジタルリレー4は、入力電
流電気量数(ここでは2)に対応した数の事故検出動作
値を整定値データとして持たせるようにし、さらに補助
リレーD,E,Fを設けると共に、図8における演算装
置9に回線判別処理機能を付加したものである。
【0030】ここで、点検判定手段である補助リレーD
は、他のデジタルリレー5に対応して設けており、上記
点検中接点Da2 の接点信号を検出すると動作して、そ
の動作信号を演算装置9の回線判別処理機能に入力する
ものである。また、点検中信号出力手段である補助リレ
ーEは、自己のデジタルリレー4の自動点検時に、点検
中信号を他のデジタルリレー5に対して出力するもので
ある。さらに、補助リレーFは、他のデジタルリレー5
に対応して設けており、演算装置9の回線判別処理結果
に基づいて、しゃ断器トリップ出力を外部の該当しゃ断
器3に出力するものである。
【0031】一方、演算装置9の回線判別処理機能は、
入力電流電気量i1,i2 とこれに対応した事故検出動
作値との比較結果に基づいて事故が発生した保護区間を
判別し、かつ当該判別結果と補助リレーDからの動作信
号とに基づいて、他のデジタルリレー5が点検中に当該
デジタルリレー5の保護すべき保護区間での事故発生が
検出された場合に、当該デジタルリレー5に割り当てら
れた保護区間のしゃ断器トリップ出力を送出するもので
ある。次に、以上のように構成したデジタルリレー装置
の作用について、図3に示すフロー図を用いて説明す
る。
【0032】図1において、計器用変流器6,7で抽出
される電流i1 ,i2 のアナログ量は、各デジタルリレ
ー4に入力される。すると、この各アナログ量はアナロ
グ/デジタル変換器8でデジタルデータにそれぞれ変換
され、この各デジタルデータが演算装置9へ入力され
る。そして、演算装置9では、アナログ/デジタル変換
器8からの各デジタルデータとこれに対応した事故検出
動作値とが比較され、その比較結果が回線判別処理機能
に入力される。また、この回線判別処理機能には、補助
リレーDからの動作信号も入力されている。そして、回
線判別処理機能においては、入力電流電気量i1 ,i2
とこれに対応した事故検出動作値との比較結果に基づい
て、事故が発生した保護区間が判別される。この結果、
他のデジタルリレー5の保護すべき保護区間での事故発
生であることが検出された場合には、補助リレーDから
の動作信号の有無が判定され、当該補助リレーDからの
動作信号がある場合には、他のデジタルリレー5に割り
当てられた保護区間のしゃ断器トリップ出力が、他回線
のしゃ断器3に送出される。
【0033】また、上記において、自己のデジタルリレ
ー4の保護すべき保護区間での事故発生であることが検
出された場合には、前述した従来の場合と同様に自回線
のしゃ断器2トリップを優先にトリップ処理の判定が行
なわれ、自回線のしゃ断器2のトリップ処理が行なわれ
る。
【0034】よって、例えば第1図の電力系統における
F点で短絡事故が発生した場合、他のデジタルリレー5
が自動点検中であっても自己のデジタルリレー4によっ
て事故回線判別が行なわれ、しゃ断器3へのトリップ処
理が実行される。なお、上記以外の作用については、前
述した従来の場合と同様であるので、ここではその説明
を省略する。
【0035】上述したように、本実施例のデジタルリレ
ー装置は、電力系統の各保護区間に設置された各デジタ
ルリレー4,5に、他の保護区間から抽出されたアナロ
グ電流電気量をそれぞれ入力すると共に、当該入力電流
電気量数に対応した数の事故検出動作値を持たせるよう
にし、さらに各デジタルリレー4,5に、自己のデジタ
ルリレー4または5の自動点検時に、点検中信号を他の
デジタルリレーに対して出力する点検中信号出力手段で
ある補助リレーEと、他のデジタルリレー5,4からの
点検中信号を入力し、当該デジタルリレー5,4が点検
中であるか否かを判定する点検判定手段である補助リレ
ーDと、入力電流電気量とこれに対応した事故検出動作
値との比較結果に基づいて事故が発生した保護区間を判
別し、かつ当該判別結果と補助リレーDによる判定結果
とに基づいて、他のデジタルリレー5,4が点検中に当
該デジタルリレー5,4の保護すべき保護区間での事故
発生が検出された場合に、当該デジタルリレー5,4に
割り当てられた保護区間のしゃ断器トリップ出力を送出
する回線判別処理機能とを備えたものである。
【0036】従って、他の保護区間を保護するデジタル
リレー5または4が点検中に、当該保護区間での事故発
生が検出された場合に、当該点検中のデジタルリレー5
または4に割り当てられた他の保護区間の事故であると
自己のデジタルリレー4または5で判定され、当該自己
のデジタルリレー4または5から、当該保護区間のしゃ
断器3または2のトリップ出力が送出される。これによ
り、他のデジタルリレー5または4の自動点検中に電力
系統に事故が発生した場合でも、自己のデジタルリレー
4または5で事故を瞬時に検出して確実に系統保護を行
なうことができ、よって電力系統が全停状態に至るのを
防止することが可能となる。次に、本発明の他の実施例
について説明する。
【0037】図4は、本発明によるデジタルリレー装置
を電力系統に適用した場合の全体構成例を示す図であ
り、図7と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0038】すなわち、本実施例のデジタルリレー装置
は、図7における自己のデジタルリレー4,5の点検不
良接点Da3 ,Da4 の接点信号、および自己のデジタ
ルリレー4,5に対応した計器用変流器6,7からの電
流電気量i1 ,i2 を、他のデジタルリレー5,4に入
力する構成としたものである。ここで、点検不良接点D
3 ,Da4 は、自己のデジタルリレー4,5が点検不
良である時にそれぞれ閉路するものである。
【0039】図5は、図4における各デジタルリレー
4,5の構成例を示すブロック図であり、図8と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。なお、図5では、デジタ
ルリレー4の構成例のみを代表して示している。
【0040】すなわち、本デジタルリレー4は、入力電
流電気量数(ここでは2)に対応した数の事故検出動作
値を整定値データとして持たせるようにし、さらに補助
リレーG,H,Iを設けると共に、図8における演算装
置9に回線判別処理機能を付加したものである。
【0041】ここで、点検不良判定手段である補助リレ
ーGは、他のデジタルリレー5に対応して設けており、
上記点検不良接点Da4 の接点信号を検出すると動作し
て、その動作信号を演算装置9の回線判別処理機能に入
力するものである。また、点検不良信号出力手段である
補助リレーHは、自己のデジタルリレー4の自動点検に
よる点検不良時に、点検不良信号を他のデジタルリレー
5に対して出力するものである。さらに、補助リレーI
は、他のデジタルリレー5に対応して設けており、演算
装置9の回線判別処理結果に基づいて、しゃ断器トリッ
プ出力を外部の該当しゃ断器3に出力するものである。
【0042】一方、演算装置9の回線判別処理機能は、
入力電流電気量i1,i2 とこれに対応した事故検出動
作値との比較結果に基づいて事故が発生した保護区間を
判別し、かつ当該判別結果と補助リレーGからの動作信
号とに基づいて、他のデジタルリレー5が点検不良中に
当該デジタルリレー5の保護すべき保護区間での事故発
生が検出された場合に、当該デジタルリレー5に割り当
てられた保護区間のしゃ断器トリップ出力を送出するも
のである。次に、以上のように構成したデジタルリレー
装置の作用について、図6に示すフロー図を用いて説明
する。
【0043】図4において、計器用変流器6,7で抽出
される電流i1 ,i2 のアナログ量は、各デジタルリレ
ー4に入力される。すると、この各アナログ量はアナロ
グ/デジタル変換器8でデジタルデータにそれぞれ変換
され、この各デジタルデータが演算装置9へ入力され
る。そして、演算装置9では、アナログ/デジタル変換
器8からの各デジタルデータとこれに対応した事故検出
動作値とが比較され、その比較結果が回線判別処理機能
に入力される。また、この回線判別処理機能には、補助
リレーGからの動作信号も入力されている。そして、回
線判別処理機能においては、入力電流電気量i1 ,i2
とこれに対応した事故検出動作値との比較結果に基づい
て、事故が発生した保護区間が判別される。この結果、
他のデジタルリレー5の保護すべき保護区間での事故発
生であることが検出された場合には、補助リレーGから
の動作信号の有無が判定され、当該補助リレーGからの
動作信号がある場合には、他のデジタルリレー5に割り
当てられた保護区間のしゃ断器トリップ出力が、他回線
のしゃ断器3に送出される。
【0044】また、上記において、自己のデジタルリレ
ー4の保護すべき保護区間での事故発生であることが検
出された場合には、前述した従来の場合と同様に自回線
のしゃ断器2トリップを優先にトリップ処理の判定が行
なわれ、自回線のしゃ断器2のトリップ処理が行なわれ
る。
【0045】よって、例えば第4図の電力系統における
F点で短絡事故が発生した場合、他のデジタルリレー5
が点検不良中であっても自己のデジタルリレー4によっ
て事故回線判別が行なわれ、しゃ断器3へのトリップ処
理が実行される。なお、上記以外の作用については、前
述した従来の場合と同様であるので、ここではその説明
を省略する。
【0046】上述したように、本実施例のデジタルリレ
ー装置は、電力系統の各保護区間に設置された各デジタ
ルリレー4,5に、他の保護区間から抽出されたアナロ
グ電流電気量をそれぞれ入力すると共に、当該入力電流
電気量数に対応した数の事故検出動作値を持たせるよう
にし、さらに各デジタルリレー4,5に、自己のデジタ
ルリレー4または5の自動点検による点検不良時に、点
検不良信号を他のデジタルリレーに対して出力する点検
不良信号出力手段である補助リレーHと、他のデジタル
リレー5,4からの点検不良信号を入力し、当該デジタ
ルリレー5,4が点検不良であるか否かを判定する点検
不良判定手段である補助リレーGと、入力電流電気量と
これに対応した事故検出動作値との比較結果に基づいて
事故が発生した保護区間を判別し、かつ当該判別結果と
補助リレーGによる判定結果とに基づいて、他のデジタ
ルリレー5,4が点検不良中に当該デジタルリレー5,
4の保護すべき保護区間での事故発生が検出された場合
に、当該デジタルリレー5,4に割り当てられた保護区
間のしゃ断器トリップ出力を送出する回線判別処理機能
とを備えたものである。
【0047】従って、他の保護区間を保護するデジタル
リレー5または4が点検不良中に、当該保護区間での事
故発生が検出された場合に、当該点検不良中のデジタル
リレー5または4に割り当てられた他の保護区間の事故
であると自己のデジタルリレー4または5で判定され、
当該自己のデジタルリレー4または5から、当該保護区
間のしゃ断器3または2のトリップ出力が送出される。
これにより、他のデジタルリレー5または4の自動点検
による点検不良中に電力系統に事故が発生した場合で
も、自己のデジタルリレー4または5で事故を瞬時に検
出して確実に系統保護を行なうことができ、よって電力
系統が全停状態に至るのを防止することが可能となる。
【0048】尚、上記各実施例では、保護区間に設置さ
れるデジタルリレーが2台である場合を例として説明し
たが、これに限らず保護区間に設置されるデジタルリレ
ーが3台以上の複数台である場合についても、同様に本
発明を適用することができるものである。
【0049】また、上記図4ないし図6の実施例では、
トリップ出力部の点検不良によってデジタルリレー不良
と判別する場合について説明したが、これに限らず場合
についても、同様に本発明を適用することができるもの
である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルリレーの自動点検中、あるいは点検不良中に電力
系統に事故が発生した場合でも、事故を瞬時に検出して
確実に系統保護を行なうことができ、デジタルリレー間
の保護協調を確実にとって電力系統が全停状態に至るの
を防止することが可能な極めて信頼性の高いデジタルリ
レー装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルリレー装置を電力系統に
適用した場合の一実施例を示す構成図。
【図2】同実施例におけるデジタルリレーの構成例を示
すブロック図。
【図3】同実施例における作用を説明するためのフロー
図。
【図4】本発明によるデジタルリレー装置を電力系統に
適用した場合の他の実施例を示す構成図。
【図5】同他の実施例におけるデジタルリレーの構成例
を示すブロック図。
【図6】同他の実施例における作用を説明するためのフ
ロー図。
【図7】従来のデジタルリレー装置を電力系統に適用し
た場合の一般的な例を示す構成図。
【図8】図7におけるデジタルリレーの構成例を示すブ
ロック図。
【図9】図7における作用を説明するためのフロー図で
ある。
【図10】図7におけるデジタルリレーの他の構成例を
示すブロック図。
【図11】図10における作用を説明するためのフロー
図である。
【符号の説明】
1…電源、2,3…しゃ断器、4,5…デジタルリレ
ー、6,7…計器用変流器、8…アナログ/デジタル
(A/D)変換器、9…演算装置、10…点検起動タイ
マ、11…表示器、A,B,C,D,E,F,G,H,
I…補助リレー、Da1 ,Da2 …点検中接点、D
3 ,Da4 …点検不良接点。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統から抽出されるアナログ電気量
    をデジタルデータに変換し、当該デジタルデータに基づ
    いてリレー判定演算を行ない系統事故を検出するとしゃ
    断器トリップ出力を送出するリレー演算処理手段と、前
    記リレー演算処理手段を一定の周期毎に自動的に点検す
    る点検処理手段とからなるデジタルリレーを、前記電力
    系統に少なくとも2台以上設置してそれぞれ割り当てら
    れた保護区間の事故検出を行なうデジタルリレー装置に
    おいて、前記各デジタルリレーに、他の保護区間から抽
    出されたアナログ電気量をそれぞれ入力すると共に、当
    該入力電気量数に対応した数の事故検出動作値を持たせ
    るようにし、前記各デジタルリレーに、自己のデジタル
    リレーの自動点検時に、点検中信号を他のデジタルリレ
    ーに対して出力する点検中信号出力手段と、前記他のデ
    ジタルリレーからの点検中信号を入力し、当該デジタル
    リレーが点検中であるか否かを判定する点検判定手段
    と、前記入力電気量とこれに対応した事故検出動作値と
    の比較結果に基づいて事故が発生した保護区間を判別
    し、かつ当該判別結果と前記点検判定手段による判定結
    果とに基づいて、他のデジタルリレーが点検中に当該デ
    ジタルリレーの保護すべき保護区間での事故発生が検出
    された場合に、当該デジタルリレーに割り当てられた保
    護区間のしゃ断器トリップ出力を送出する回線判別処理
    手段と、を備えて成ることを特徴とするデジタルリレー
    装置。
  2. 【請求項2】 電力系統から抽出されるアナログ電気量
    をデジタルデータに変換し、当該デジタルデータに基づ
    いてリレー判定演算を行ない系統事故を検出するとしゃ
    断器トリップ出力を送出するリレー演算処理手段と、前
    記リレー演算処理手段を一定の周期毎に自動的に点検す
    る点検処理手段とからなるデジタルリレーを、前記電力
    系統に少なくとも2台以上設置してそれぞれ割り当てら
    れた保護区間の事故検出を行なうデジタルリレー装置に
    おいて、前記各デジタルリレーに、他の保護区間から抽
    出されたアナログ電気量をそれぞれ入力すると共に、当
    該入力電気量数に対応した数の事故検出動作値を持たせ
    るようにし、前記各デジタルリレーに、自己のデジタル
    リレーの自動点検による点検不良時に、点検不良信号を
    他のデジタルリレーに対して出力する点検不良信号出力
    手段と、前記他のデジタルリレーからの点検不良信号を
    入力し、当該デジタルリレーが点検不良であるか否かを
    判定する点検不良判定手段と、前記入力電気量とこれに
    対応した事故検出動作値との比較結果に基づいて事故が
    発生した保護区間を判別し、かつ当該判別結果と前記点
    検不良判定手段による判定結果とに基づいて、他のデジ
    タルリレーが点検不良中に当該デジタルリレーの保護す
    べき保護区間での事故発生が検出された場合に、当該デ
    ジタルリレーに割り当てられた保護区間のしゃ断器トリ
    ップ出力を送出する回線判別処理手段と、を備えて成る
    ことを特徴とするデジタルリレー装置。
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