JPH0516701A - インストルメントパネル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、メータクラスタの強度を高めるこ
とができるとともに、かつ外観も良好なインストルメン
トパネル構造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明では、上記目的を達成するために、メ
ータ８をその両端部でスクリュー７を用いてインストル
メントパネル本体１に取り付けるインストルメントパネ
ル構造において、該インストルメントパネル本体に取り
付けられるメータクラスタ２の中央下部２ａを断面コ字
形状に形成するとともに、手前側に突設された手前部３
ａと、下方に延設された延設部３ｂとを備えた補強部材
３を形成し、該補強部材をスクリュー７によってメータ
８とともにインストルメントパネル本体１に共締め固定
するとともに、補強部材３の手前部３ａをメータクラス
タ２の中央下部２ａに嵌入させた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インストルメントパネ
ル構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、メータをその両端部でスクリ
ューを用いてインストルメントパネル本体に取り付ける
ようにしたインストルメントパネル構造がある。

【０００３】このようなインストルメントパネル構造で
は、上記メータを取り付けた後、さらに、上記メータの
上に、別のスクリューを用いてメータクラスタが取り付
けられた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
インストルメントパネル構造では、上記メータクラスタ
に取り付けられている各種スイッチ類を操作すると、該
メータクラスタの中央下部が上下動したりし、強度的に
不十分であった。

【０００５】また、上記インストルメントパネル構造で
は、上記メータクラスタとステアリングコラムアッパカ
バーとの間を通してインストルメントパネルの内部が見
えるため、外観上好ましくなかった。

【０００６】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、メータクラスタの強度を高めることができるととも
に、かつ外観も良好なインストルメントパネル構造を提
供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、メータをその両端部でスクリューを用
いてインストルメントパネル本体に取り付けるインスト
ルメントパネル構造において、該インストルメントパネ
ル本体に取り付けられるメータクラスタの中央下部を断
面コ字形状に形成するとともに、手前側に突設された手
前部と、下方に延設された延設部とを備えた補強部材を
形成し、該補強部材を上記スクリューによって上記メー
タとともに上記インストルメントパネル本体に共締め固
定するとともに、上記補強部材の手前部を上記メータク
ラスタの中央下部に嵌入させた構成としている。

【０００８】

【実施例】以下、本発明に係るインストルメントパネル
構造の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。

【０００９】図１〜図３は、本発明の一実施例を示すも
のである。本実施例のインストルメントパネル取付構造
では、インストルメントパネル本体１に取り付けられる
メータクラスタ２の中央下部２ａを断面コ字形状に形成
するとともに、手前側に突設された手前部３ａと、下方
に延設された延設部３ｂとを備えた補強部材３を形成し
ている。

【００１０】補強部材３は、断面略Ｌ字形状に形成され
ており、この断面略Ｌ字形状を保持すべく、複数の溝状
ビード４をその手前部３ａから延設部３ｂにかけて備え
ている。

【００１１】補強部材３の手前部３ａは、メータクラス
タ２の中央下部２ａの形状に対応して断面コ字形状に形
成されていうる。

【００１２】補強部材３の延設部３ｂは、取り付けた状
態において、その先端部３ｃが後述するステアリング装
置５のステアリングコラムアッパカバー６よりも下方に
位置する程度に、十分に長く形成されている。

【００１３】そして、補強部材３の延設部３ｂの先端部
３ｃも、その補強のために、略Ｌ字形状に折曲されてい
る。

【００１４】補強部材３は、その左右端部の孔３ｄ，３
ｄを介して複数のスクリュー７によってメータ８ととも
にインストルメントパネル本体１に共締め固定される。

【００１５】また、メータクラスタ２は、補強部材３の
手前部３ａを該メータクラスタの中央下部２ａに嵌入さ
せつつ、別の複数のスクリュー９を用いてインストルメ
ントパネル本体１に取り付け固定される。

【００１６】本実施例では、上記構成のため、補強部材
３の手前部３ａによってメータクラスタ２の中央下部２
ａが補強されるとともに、その延設部３ｂによってメー
タクラスタ２とステアリングコラムアッパカバー６との
間を通してインストルメントパネル本体１の内部が隠さ
れ、外観が良くなる。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
ストルメントパネル構造によれば、インストルメントパ
ネル本体に取り付けられるメータクラスタの中央下部を
断面コ字形状に形成するとともに、手前側に突設された
手前部と、下方に延設された延設部とを備えた補強部材
を形成し、該補強部材を上記スクリューによって上記メ
ータとともに上記インストルメントパネル本体に共締め
固定するとともに、上記補強部材の手前部を上記メータ
クラスタの中央下部に嵌入させた構成としているので、
上記補強部材の手前部によって上記メータクラスタの中
央下部が補強されて強度が高められ、したがって、上記
メータクラスタの中央下部がその各種スイッチ類の操作
によって上下動したりすることが防止される。

【００１８】また、上記補強部材の延設部によって、上
記メータクラスタとステアリングコラムアッパカバーと
の間を通して上記インストルメントパネル本体の内部が
隠され、その内部が外から見えたりしなくなるので、外
観が良くなる。

【００１９】さらに、上記補強部材を上記スクリューに
よって上記メータとともに上記インストルメントパネル
本体に共締め固定するようにしたことにより、上記イン
ストルメントパネル本体に対する上記メータクラスタの
取り付け位置が出し易くなる。

【００２０】さらにまた、本発明は、構成が簡単であ
り、実施も容易なので、製造コストの点でも有利である
等の工業上有用な効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のインストルメントパネル構
造を示す分解斜視図である。

【図２】本発明の一実施例の要部を示す縦断面図であ
る。

【図３】本発明の一実施例の補強部材を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ インストルメントパネル本体 ２ メータクラスタ ２ａ 中央下部 ３ 補強部材 ３ａ 手前部 ３ｂ 延設部 ７ スクリュー ８ メータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 メータをその両端部でスクリューを用い
   てインストルメントパネル本体に取り付けるインストル
   メントパネル構造において、該インストルメントパネル
   本体に取り付けられるメータクラスタの中央下部を断面
   コ字形状に形成するとともに、手前側に突設された手前
   部と、下方に延設された延設部とを備えた補強部材を形
   成し、該補強部材を上記スクリューによって上記メータ
   とともに上記インストルメントパネル本体に共締め固定
   するとともに、上記補強部材の手前部を上記メータクラ
   スタの中央下部に嵌入させたことを特徴とするインスト
   ルメントパネル構造。