JPH0516672A - 自動車用ウエザストリツプ - Google Patents

自動車用ウエザストリツプ

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JPH0516672A
JPH0516672A JP3172456A JP17245691A JPH0516672A JP H0516672 A JPH0516672 A JP H0516672A JP 3172456 A JP3172456 A JP 3172456A JP 17245691 A JP17245691 A JP 17245691A JP H0516672 A JPH0516672 A JP H0516672A
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JP
Japan
Prior art keywords
wall
weather strip
door glass
door
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3172456A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nozaki
政博 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3172456A priority Critical patent/JPH0516672A/ja
Publication of JPH0516672A publication Critical patent/JPH0516672A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車用の中空状ウエザストリッ
プに関するものであって、ドアガラスの上昇による閉止
とドア閉止との両シール作用を荷重の急増なしに確実に
達成し、且つ位置決めと共に達成出来、しかも成形バラ
ツキなしに製造出来るウエザストリップの提供を目的と
する。 【構成】 取付用の基部10とドアガラス受入れ用のシー
ル壁13、及び両者を接続する車外側壁11と車内側壁12と
で略方形断面形状とし、且つシール壁の基端部13′と基
部10とを中間部が車外側壁の方向に屈曲した突出部140
を有する仕切壁14で連結した断面形状にウエザストリッ
プを成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体のドア開口
に沿って取付けるウエザストリップに関するものであっ
て、サッシュレスドアタイプの自動車のドアガラスのシ
ールに好適に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示す如く、サッシュレスドアタイ
プの自動車においては、自動車の車体側面の開口に沿っ
て断面中空状の軟質ゴム製ウエザストリップ1を装着
し、ドア開閉やドアガラスの昇降作用に伴って該ウエザ
ストリップ1がドアガラス2周縁と当接して車体の開口
をシールすることは従来より周知である。このような周
知のサッシュレスドアにあっては、ドアを閉じる時、或
いはドアガラスを上昇閉止する時にウエザストリップの
シール壁を押し上げ、且つ車内方向に押し付けるため、
即ち、図5のドアガラスの矢印A方向とB方向との2方
向運動を1つのシール壁が受けるため、シール壁は複雑
なブリッジ連結によってA,B2方向からの押圧変位に
対応するように構成されているが、ドア閉め荷重及びド
アガラスの上昇閉止荷重の変化が急上昇する問題があ
る。
【0003】このような問題を解決するウエザストリッ
プとして図5に示すものが提案された(実開平2-232号
公報)。即ち、図5に示す改良ウエザストリップは、図
2の車体側面の開口に沿って装着するものであって、リ
テーナに取付けるための基部10と中間に凹部131 を備え
たシール壁13と、両者を接続する車外側壁11と車内側壁
12とを備え、シール壁13と基部10とを連結する仕切りブ
リッジ16と、車内側壁12の中間とシール壁13の凹部131
とを連結する仕切りブリッジ17との両ブリッジが交差形
態で連設され、且つ仕切りブリッジ17のうち、シール壁
13の凹部131 と仕切りブリッジ16との連結部はく字形湾
曲部170 に形成されている。
【0004】そして、ドアガラス2のウエザストリップ
1に対する作用は、矢印A方向のドア閉め荷重と、矢印
B方向のドアガラスの上昇閉め荷重とが作用するが、仕
切りブリッジ17のく字形湾曲部170 の存在のためドアガ
ラス2の閉止作用過程での荷重の急上昇を避けることが
出来、同時にシール壁13の凹部131 の存在によってドア
ガラスを閉めた時にその荷重の急上昇を避けることがで
きるとともにドアガラス端部を包み込むシールが達成出
来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す改良従来品
にあっては、ウエザストリップとしての設計機能は満足
出来ても、中空部内に仕切りブリッジの2本が交差配設
されているため、中空の数が多く(4個)なることで生
産性が悪化したり、成形バラツキによってシール部(シ
ール壁)への変形影響が出て、結局シール性のバラツキ
及び悪化を引起こしていた。本発明の目的は、このよう
な問題点を解決する新規な構造のウエザストリップを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、例え
ば図1に示す如く、リテーナ3に嵌着するための基部10
と、ドアガラス2の端部を受止めてシールするためのシ
ール壁13とを、車外側壁11と車内側壁12とで接続した断
面略方形の中空形態とし、更に中央部に車外側壁方向へ
の突出部140 を備えた仕切壁14でシール壁基端部13′と
基部10とを中空内部で連結した断面構造に軟質ゴムで成
形した、自動車の車体側面の開口に装着するウエザスト
リップである。
【0007】本発明のウエザストリップは、ドアガラス
2の矢印B方向の上昇や矢印A方向のドア閉め時での閉
止位置が、図1のP1 位置からP2 位置までのバラツキ
があっても、ドアガラス2の押圧作用による初期の荷重
は、シール壁13の矢印Fの変位によって急上昇すること
がなく、また、シール壁13がドアガラス端縁を包み込
み、同時に仕切壁の中央部に存在する突出部140 がシー
ル壁13を支承するため、結局突出部140 がドアガラス2
の位置決めを達成し、ドアガラスを確実にシール出来
る。また、仕切壁14が屈曲しているため、仕切壁14と車
内側壁12が二重構造であるにかかわらず、両者間に形成
される中空室が大きく出来、成形が容易となって製品の
バラツキも低減出来る。
【0008】また、仕切壁14の突出部140 の裏面をブリ
ッジ(15)によって車内側壁12と連結すると、シール性
能及びドアガラスの位置決め性能が更に向上する。
【0009】
【実施例】例1(図1,3): 図1は、自動車の車体側面のドア開口に沿ってウエザス
トリップ1が装着されている状態の図2に於けるI−I
線断面を示すものである。図1に示す如く、ウエザスト
リップ1は、その断面形状がリテーナ3への取付用の平
坦板状の基部10と、ドアガラス2を支承するシール壁13
と、両者を接続する車外側壁11と車内側壁12とで全体略
方形中空形態とし、シール壁13の基端部13′と基部10と
を仕切壁14で連結して車内側壁を二重構造とすると共
に、仕切壁14を車外側壁11側へ屈曲してその中央に突出
部140 を形成し、且つ突出部140 の裏面と車内側壁12の
中間部とをブリッジ15で連結して内部に3つの室H1 ,
2 , H3 を有する断面形状に、軟質ゴム材で押出成形
した。
【0010】得られたウエザストリップ1は、中空部内
には仕切壁14とブリッジ15とが介在するだけで、従来品
(図5)に比して内部構造がはるかに簡単なため、且つ
仕切壁が屈曲しているため、あたかも二重の車内側壁形
態であるにもかかわらず中空室H2 , H3 が拡大出来て
成形容易となったので、成形バラツキが従来品よりはる
かに改善された。
【0011】また、図3に示す如く、ドアガラス2が矢
印B方向にP1 位置で上昇してシール壁13を押圧する際
に、当初はシール壁13の変形のみのため、荷重が急上昇
するようなことがない。またシール壁13の変形シール作
用は、車内側の側壁12が仕切壁14の加わった二重構造で
保形性が大であるので、シール壁13の基端部13′が殆ん
ど不動に保持されるため、ドアガラス2によるシール壁
13の内方へのへこみ変位によってその先端部13″がドア
ガラス面上に矢印Fの応力でまわり込み(図1矢印
F)、結局シール壁13がドアガラス端を包み込んで完全
にシールする。
【0012】そして、シール壁13のドアガラスによる変
位も、ウエザストリップ中空部内のブリッジ15によって
補強された突出部140 によって支承され(図3の状
態)、また、矢印A方向のドア閉め時にも突出部140 が
シール壁13を支承するので、ドアガラス2は結局図3の
P位置(設定位置)に正確に位置決めされる。また、シ
ール壁13はその先端部13″から基端部13′まで自由に変
位出来るため、ドア閉め荷重の急増が阻止出来た。
【0013】例2(図4): 図4に示す如く、ウエザストリップの断面形状に於て、
シール壁13の形状のみを例1(図1)と変更した。即
ち、従来品(図5)のシール壁13の凹部131 と同様に、
シール壁13の中央部に凹部130 を形成した以外は例1と
同様に製造した。
【0014】得られたウエザストリップ1を例1と同様
に使用したところ、シール壁13が凹部130 を備えた湾曲
状であるため、即ち先端部13″から基端部13′まで張っ
た状態でないため、ドアガラス先端がシール壁13に当接
した後のドアガラス2の上昇又はドア閉止によるシール
壁13の変位に際しても、ドアガラス閉荷重の急激な増大
の阻止は例1以上の結果が得られた。即ち、凹部130 に
よる屈曲状態が伸長する分だけ荷重の急増が阻止出来
た。そのほか、例1と同様の作用効果が得られ、本発明
の課題の解決が達成された。
【0015】なお、各実施例は共にブリッジ15を設けた
が、本発明に於ては、ブリッジは必須要件でなく、要は
車内側が側壁12と仕切壁14との二重構造であり、且つ仕
切壁の中央部に車外側壁方向への突出部を備えているこ
とが必須の要件である。
【0016】
【発明の効果】シール壁13は基端部13′から先端部13″
まで自由に変形可能である、即ち従来のブリッジ17(図
5)の如き制限要素がない、からドアガラスの上昇又は
閉止時の押圧作用を受けても、シール壁によるドア閉荷
重の急上昇変化は避けられ、仕切壁14の突出部140 がド
アガラスの位置決めを達成する。
【0017】また、仕切壁14は車内側壁12に対する補強
作用を兼ねるのでシール壁13の基端部13′の変位を防止
し、従ってシール壁13のシール作用による変位時には、
シール壁先端部13″のドアガラス上への包み込み作用を
生起し、確実なシール作用を生起する。
【0018】また、仕切壁14が突出部140 を形成するた
めに車外側壁の方向に屈曲した事は、車内側壁12と仕切
壁14との間の中空スペースを拡大する結果を招き、結局
成形容易な形状を提供し、ウエザストリップの成形バラ
ツキが防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のウエザストリップを自動
車の側面開口に沿って装着した状態の図2のI−I線断
面図である。
【図2】本発明のウエザストリップの装着位置を示すた
めの自動車の斜視図である。
【図3】図1のウエザストリップの作用状態説明図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の断面図である。
【図5】従来のウエザストリップの断面図である。
【符号の説明】
1…ウエザストリップ 2…ドアガラス 3…リテーナ 4…ドリップモール 10…基部 11…車外側壁 12…車内側壁 13…シール壁 14…仕切壁 15…ブリッジ 130 …シール壁凹部 140 …突出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車の車体側面の開口に沿って取付け
    る断面中空状のウエザストリップであって、取付用の基
    部(10)とドアガラス(2)の周縁を受止めるシール壁
    (13)、及び両者を接続する車外側壁(11)と車内側壁
    (12)とを備え、更に車外側壁(11)の方に屈曲して中
    央部を突出部(140)とした仕切壁(14)を、中空内でシ
    ール壁基端部(13′) と基部(10)とを連結する形態に
    配設した自動車用ウエザストリップ。
JP3172456A 1991-07-12 1991-07-12 自動車用ウエザストリツプ Pending JPH0516672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6644718B2 (en) * 2001-08-09 2003-11-11 Toyoda Gosei Co., Ltd. Structure of roof-side portion of motor vehicle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106320A (ja) * 1982-12-07 1984-06-20 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車のドアウエザ−ストリツプ
JPS60129251A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 大日本印刷株式会社 フレキシブルプリント回路基板の製造方法
JPS6341233A (ja) * 1986-08-05 1988-02-22 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd サツシユレスドア型車のウエザ−ストリツプ

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