JPH0516432U - サンルーフユニツトの取付構造 - Google Patents
サンルーフユニツトの取付構造Info
- Publication number
- JPH0516432U JPH0516432U JP7372891U JP7372891U JPH0516432U JP H0516432 U JPH0516432 U JP H0516432U JP 7372891 U JP7372891 U JP 7372891U JP 7372891 U JP7372891 U JP 7372891U JP H0516432 U JPH0516432 U JP H0516432U
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- roof panel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンルーフ取付用開口穴を有する車体の開口
穴周辺の強度向上を図る。 【構成】 車体1のルーフパネル2にはサンルーフ取付
用開口穴4が開設される。ルーフパネル2の内側にあっ
てサンルーフ取付用開口穴4の周辺を補強する補強部材
40は、枠形の平面形状を有し、前縁部42は複数の突
出部43を備え、側縁部45も複数の突出部46を備え
る。前縁部の突出部43は、ルーフパネルの前部に配設
される閉断面構造のルーフフロントレール8に直結さ
れ、側縁部の突出部46はルーフパネルの側部に配設さ
れる閉断面構造のキヤントレール6に直結される。この
構造により開口穴4周辺の剛性は向上する。サンルーフ
ユニット50は補強部材40に固着される。
穴周辺の強度向上を図る。 【構成】 車体1のルーフパネル2にはサンルーフ取付
用開口穴4が開設される。ルーフパネル2の内側にあっ
てサンルーフ取付用開口穴4の周辺を補強する補強部材
40は、枠形の平面形状を有し、前縁部42は複数の突
出部43を備え、側縁部45も複数の突出部46を備え
る。前縁部の突出部43は、ルーフパネルの前部に配設
される閉断面構造のルーフフロントレール8に直結さ
れ、側縁部の突出部46はルーフパネルの側部に配設さ
れる閉断面構造のキヤントレール6に直結される。この
構造により開口穴4周辺の剛性は向上する。サンルーフ
ユニット50は補強部材40に固着される。
Description
【0001】
本考案は、サンルーフを有する車両におけるサンルーフユニット取付部の車体 の補強構造に関する。
【0002】
図6は従来のサンルーフ取付部の車体構造を示す説明図であって、車両1のル ーフパネル2にはサンルーフ取付用の開口穴4が形成される。車体の側部とルー フパネル2の側縁部との接合部には閉断面構造をもつ剛性の高いキヤントレール 6が配設され、ルーフパネル2の前縁部とウインドシールド10の接合部には閉 断面構造をもつ剛性の高いルーフフロントレール8が配設される。 サンルーフ2のサンルーフ取付用開口穴4の周辺は、レインフォース(補強部 材)12により補強され、このレインフォース12に対してボルト14、ナット 16によりサンルーフユニット20が締付けられる。 サンルーフユニット20は、フレーム22とリッド26を有し、リッド26は サンルーフ開口穴4を開閉自在に覆う。 図5のイ−イ断面はサンルーフユニットのフレーム22の側部22Aとキヤン トレール6を含むルーフパネル2とレインフォース12との関係を示し、ロ−ロ 断面はフレーム22の前部22Bとルーフフロントレール8を含むルーフパネル 2とレインフォース12との関係を示す。
【0003】
近年、サンルーフの開口面積が大型化し、サンルーフユニットの取付作業時等 におけるルーフパネルの変形を防止するためにもルーフパネルの強度向上が要請 されている。キヤントレール6やルーフフロントレール8は閉断面構造を有し、 剛性も高く、また、レインフォース22自体も充分な剛性を有するが、両者を結 ぶルーフパネル2は1枚構造となり、剛性を向上させるためには肉厚寸法を増大 させる必要があり、車体の重量増加をまねいてしまう。 例えば実開昭61−146422号公報は、サンルーフユニットのフレームを 車体に固着する際に、フレームと一体のレインフォースを延ばしてサイドレール に取付ける構造を開示している。 この公報記載の構造にあっては、サンルーフ開口穴にサンルーフユニットのフ レームがとりつけられた後には開口穴周辺の剛性も確保されるが、フレーム取付 前の開口穴周辺のルーフパネルの剛性は従来と変らず、サンルーフユニットの取 付時等にルーフパネルの変形をきたす不具合がある。 そこで本考案は上述した従来の不具合を解消する車体の補強構造を提案するも のである。
【0004】
本考案のサンルーフユニットの取付構造は、ルーフに開設されるサンルーフユ ニット取付用開口穴の周囲を覆う補強部材を有し、補強部材に対してサンルーフ ユニットを固着する。補強部材は枠形の平面形状を有するが、前縁部と側縁部に 複数の突出部を有し、前縁部の突出部をルーフパネル前部に配設されるルーフフ ロントレールに直接に連結され、側縁部の突出部をルーフパネル側部に配設され るキヤントレールに直接に連結される。
【0005】
ルーフフロントレールとキヤントレールは閉断面構造を有するので、補強部材 の取付剛性は向上する。したがって、ルーフパネルのサンルーフ取付用開口穴周 辺の剛性も向上する。
【0006】
図1は本考案の実施例を示す斜視図、図2は図1のa−a断面図、図3は図1 のA−A断面図、図4は図1のb−b断面図、図5は図1のB−B断面図である 。 車体1のルーフパネル2にはサンルーフ用の開口穴4が設けられる。ルーフ パネル2とフロントウインドシールド10の間にはルーフフロントレール8が形 成され、ルーフパネルとサイドガラス3の間にはキヤントレール6が設けられる 。 ルーフフロントレール8とルーフパネル2は閉断面を構成し、高い剛性を有す る。ルーフフロントレール8の内側には、ヘッドライニングを介して室内ミラー 70のステーがとりつけられる。
【0007】 キヤントレール6は、アウターパネル61とインナーパネル62により閉断面 を構成し、高い剛性を有する。 ルーフパネル2に設けたサンルーフ取付用の開口穴4の周囲には補強部材40 が固着される。この補強部材40は、開口穴4の周囲を覆う四辺形の枠形の平面 形状を有する。補強部材40の前縁部42には図1の符号Mで示すように複数の 突出部43が設けられる。補強部材40の側縁部45にも符号Nで示すように複 数の突出部46が設けられる。 補強部材40の前縁部42とルーフフロントレール8の間はルーフパネル2を 介して連結されるが、前縁突出部43はルーフフロントレール8に直接に連結さ れる。この構造により補強部材40とルーフフロントレール8との結合剛性は向 上する。
【0008】 同様に、補強部材40の側縁部45とキヤントレール6との間はルーフパネル 2を介して連結されるが、側縁突出部46はキヤントレール6に直接に連結され る。この構造により補強部材40とキヤントレール6との結合剛性は向上する。 さらに、補強部材40の側縁部45に密封板70を付加して側縁部45を閉断 面構造としてあるので、補強部材の剛性とともに、サンルーフ取付用開口穴4の 周囲のルーフパネル全体の剛性も向上する。 この補強部材40に対して、サンルーフユニット50がボルト・ナット等の締 付具58により固着される。 サンルーフユニット50は、フレーム52と、フレーム52上にとりつけたガ イドレール55と、フレーム55により案内されるリッド54を有し、リッドは 開閉自在に操作される。
【0009】
本考察は以上のように、サンルーフ取付用の開口穴を有するルーフの開口穴の 周囲を補強する補強部材を閉断面構造としたので、補強部材は高い剛性を有する 。そして、補強部材の前縁部に複数の突出部を設けてルーフフロントレールに直 接に連結するとともに、補強部材の側縁部にも複数の突出部を設けてキヤントレ ールに直接に連結するから、取付部の剛性も向上する。 したがって、サンルーフユニット取付前にあっても、取付穴周辺のルーフの剛 性は確保され、サンルーフユニット取付時のルーフの変形や積雪等の荷重に対し ても変形等も防止される。 さらに、剛性が向上するので、走行時のルーフのバタツキや振動による騒音も 防止される。また、車体がロールオーバーしたときにもルーフの強度が高く、損 傷も軽減できる。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図。
【図2】図1のa−a断面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】図1のb−b断面図。
【図5】図1のB−B断面図。
【図6】従来構造の説明図。
1 車体 2 ルーフパネル 4 サンルーフ取付用開口穴 6 キヤントレール 8 ルーフフロントレール 40 補強部材 50 サンルーフユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 車体のルーフパネルに開設したサンルー
フ取付用開口穴に対するサンルーフユニットの取付構造
であって、ルーフパネルの内側にあってサンルーフ取付
用開口穴の周囲を覆う枠形の補強部材と、補強部材に対
して締付具により固着されるサンルーフユニットとを備
え、補強部材は前縁部と側縁部に突出部を有し、前縁部
の突出部はルーフパネルの前部に配設される閉断面構造
のルーフフロントレールに直接に連結されるとともに、
側縁部の突出部はルーフパネルの側部に配設される閉断
面構造のキヤントレールに直接に連結されてなるサンル
ーフユニットの取付構造。 - 【請求項2】 枠形の補強部材の側縁部を密封板で覆っ
て閉断面構造とした請求項1記載のサンルーフユニット
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073728U JP2602275Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | サンルーフユニットの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073728U JP2602275Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | サンルーフユニットの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516432U true JPH0516432U (ja) | 1993-03-02 |
JP2602275Y2 JP2602275Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=13526585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073728U Expired - Fee Related JP2602275Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | サンルーフユニットの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602275Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019014273A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | 本田技研工業株式会社 | 車両のルーフ構造体 |
WO2022162925A1 (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-04 | トヨタ車体株式会社 | 車両用サンルーフ構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63189815U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-06 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP1991073728U patent/JP2602275Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63189815U (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-06 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019014273A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | 本田技研工業株式会社 | 車両のルーフ構造体 |
WO2022162925A1 (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-04 | トヨタ車体株式会社 | 車両用サンルーフ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602275Y2 (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |