JP2563352Y2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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JP2563352Y2
JP2563352Y2 JP1991045111U JP4511191U JP2563352Y2 JP 2563352 Y2 JP2563352 Y2 JP 2563352Y2 JP 1991045111 U JP1991045111 U JP 1991045111U JP 4511191 U JP4511191 U JP 4511191U JP 2563352 Y2 JP2563352 Y2 JP 2563352Y2
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floor
tunnel
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floor tunnel
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延男 豊田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はオープンカータイプの自
動車のボデー剛性を向上し得る自動車の下部車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】オープンカーでは、メインフロアの後部
を立上げてリヤフロアに連続させる車体構造を採用する
ものがある。そして、リヤフロア上にルーフ等の収納部
およびトランクルームを形成している。
【0003】図8は従来のオープンカーの下部車体構造
を示したもので、フロアパネル100はフロントフロア
部101と、リヤフロア部102で構成され、フロント
フロア部101後端部に、リヤフロア部102に連続す
るキックアップ部(立上り部)103が設けられている
(実開平2−21087号公報)。
【0004】フロントフロア部101のセンターライン
上には、フロアトンネル104が設けられ、このフロア
トンネル104の後端をキックアップ部103に接合し
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のような先行技術
では、フロアトンネル104の後端がキックアップ部1
03にそのまま接合されているため、接合部の剛性が不
充分となる。
【0006】本考案は上記課題を解決し、車体の剛性を
向上し得る自動車の下部車体構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、車体上部を、フロントウィンドガラス2を装
着したフロントガラスフレーム3と、ロールバー4と、
該ロールバー4から車体後部までの間の車体室内を覆う
バックウィンドガラス5と、フロントガラスフレーム3
の上縁部とロールバー4の上縁部との間に差渡して設置
するルーフ6とで構成し、運転席を設けたメインフロア
パネル9の後端部に立上り面を設け、この立上り面の上
端部にリヤフロアパネル11の先端部を接合し、上記メ
インフロアパネル9に上記立上り面に向けてフロアトン
ネル14を設け、上記リヤフロアパネル11上面に設け
られた収納室8に上記ロールバー4とバックウィンドガ
ラス5を収納し、上記ルーフ6を分割してトランク等に
収納し、フロントウィンドガラス2部分を除いて車体上
部の車体構成部品を格納可能にしたオープンカータイプ
の自動車の下部車体構造であって、上記メインフロアパ
ネル9の後端部にバルクヘッド10を立設し、このバル
クヘッド10の上端部に上記リヤフロアパネル11の先
端部を接合するとともに、上記メインフロアパネル9の
センターライン上に配設され、かつ幅寸法に比べて高さ
を有するフロアトンネル14の後端部を、フロアトンネ
ル14よりも更に高さを有するバルクヘッド10に接合
し、このフロアトンネル14の後部上面からバルクヘッ
ド10の上端部までの間に跨ってフロアトンネルリヤガ
セット15を、その周囲に設けられたフランジ部を介し
て装着して閉じ断面を構成し、このフロアトンネルリヤ
ガセット15に、ルームランプ16、ロールバーのコン
トロールレバー17を装着し、上記フロアトンネル14
の上部にコンソールボックス21を配設し、このコンソ
ールボックス21の後端部立ち上がり部で上記フロアト
ンネルリヤガセット15を覆うようにしたことにある。
【0008】
【作用】フロアトンネルとバルクヘッド(立上り面)と
の間にガセットを設け、フロアトンネル後端部の剛性を
向上する。ガセットの取付部にロールバーのコントロー
ルレバー、ルームランプ、コンソールボックス等の各部
品を装着する。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0010】図1および図2は本考案に係る自動車の下
部車体構造を適用したオープンカーを示したものであ
る。この自動車1の車体上部は、フロントウィンドガラ
ス2を装着したフロントガラスフレーム3と、ロールバ
ー4と、該ロールバー4から車体後部までの間の車体室
内を覆うバックウィンドガラス5と、フロントガラスフ
レーム3の上縁部とロールバー4の上縁部との間に差渡
して設置するルーフ6とを備えている。
【0011】この自動車1では、ロールバー4とバック
ウィンドガラス5とがそれぞれ独立して構成されてい
る。
【0012】図3および図4は、シートを配置する乗員
室7と、ロールバー4およびバックウィンドガラス5を
格納する収納室8を示したものである。
【0013】乗員室7は、メインフロアパネル9の後端
部にバルクヘッド10が立設されており、このバルクヘ
ッド10の前部にシート(図示せず)が配設されて乗員
席となっている。バルクヘッド10の上端部にはリヤフ
ロアパネル11の先端部が接合されて、ロールバー4と
バックウィンドガラス5の収納室8が形成され、収納室
8の後部にパーティションパネル12が立設されて、そ
の後方にトランクルーム13が形成されている。
【0014】上記メインフロアパネル9のセンターライ
ン上にはフロアトンネル14が配設されており、このフ
ロアトンネル14の後部上面とバルクヘッド10との間
に図5に示すようなフロアトンネルリヤガセット15が
設けられている。フロアトンネル14は幅寸法に比べて
極端に高い高さを有しており、フロアトンネル14の後
端部を、フロアトンネル14よりも更に高さを有するバ
ルクヘッド10に接合している。フロアトンネルリヤガ
セット15は、周囲に設けられたフランジ部を介してフ
ロアトンネル14の後部上面14aからバルクヘッド1
0の上端部10aまでの間に跨って装着されて、閉じ断
面を構成している。
【0015】このフロアトンネルリヤガセット15は前
面にルームランプ16が取付けられ、上面にロールバー
のコントロールレバー17が取付けられている。コント
ロールレバー17は図6および図7に示すようにロール
バーヒンジのロックまたは解除を行なうもので、コント
ロールレバー17を引くことによりケーブル18を引い
てロールバーヒンジロックを解除し、コントロールレバ
ー17を下げることにより、ロールバーヒンジをロック
するものである。コントロールレバー17はフロアトン
ネルリヤガセット15の取付穴15aにボルト19およ
びナット19aを介してボルト締めされている。上記ル
ームランプ16はフロアトンネルリヤガセット15の前
面に設けられた取付穴15bにボルト20を介して取付
けられている。
【0016】フロアトンネル14上に配設されるコンソ
ールボックス21はフロアトンネルリヤガセット15の
側面に設けられた取付穴15cにボルト22を介してそ
の側面を固定されている。コンソールボックス21は後
端部立ち上がり部21aでフロアトンネルリヤガセット
15を覆うようにしている。
【0017】23は収納室8に内装材として配装される
キャビンバックトリムであり、24はシートベルトタワ
ートリムである。ロールバー4およびバックウィンドガ
ラス5はこのキャビンバックトリム23およびシートベ
ルトタワートリム24とパーティションパネル12との
間隙内に格納されるものである。
【0018】上記構成によると、フロアトンネル14の
後端部に、フロアトンネルリヤガセット15を配設した
ので、フロアトンネル14とバルクヘッド10との接合
部を補強することができる。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案による自動車
の下部車体構造によると、車体上部を、フロントウィン
ドガラス2を装着したフロントガラスフレーム3と、ロ
ールバー4と、該ロールバー4から車体後部までの間の
車体室内を覆うバックウィンドガラス5と、フロントガ
ラスフレーム3の上縁部とロールバー4の上縁部との間
に差渡して設置するルーフ6とで構成し、運転席を設け
たメインフロアパネル9の後端部に立上り面を設け、こ
の立上り面の上端部にリヤフロアパネル11の先端部を
接合し、上記メインフロアパネル9に上記立上り面に向
けてフロアトンネル14を設け、上記リヤフロアパネル
11上面に設けられた収納室8に上記ロールバー4とバ
ックウィンドガラス5を収納し、上記ルーフ6を分割し
てトランク等に収納し、フロントウィンドガラス2部分
を除いて車体上部の車体構成部品を格納可能にしたオー
プンカータイプの自動車の下部車体構造であって、上記
メインフロアパネル9の後端部にバルクヘッド10を立
設し、このバルクヘッド10の上端部に上記リヤフロア
パネル11の先端部を接合するとともに、上記メインフ
ロアパネル9のセンターライン上に配設され、かつ幅寸
法に比べて高さを有するフロアトンネル14の後端部
を、フロアトンネル14よりも更に高さを有するバルク
ヘッド10に接合し、このフロアトンネル14の後部上
面からバルクヘッド10の上端部までの間に跨ってフロ
アトンネルリヤガセット15を、その周囲に設けられた
フランジ部を介して装着して閉じ断面を構成し、このフ
ロアトンネルリヤガセット15に、ルームランプ16、
ロールバーのコントロールレバー17を装着し、上記フ
ロアトンネル14の上部にコンソールボックス21を配
設し、このコンソールボックス21の後端部立ち上がり
部で上記フロアトンネルリヤガセット15を覆うように
したので、極端に高さが異なる位置に配設されるメイン
フロアパネル9とリヤフロアパネル11を容易に接合す
ることができるとともに車体の剛性およびフロアトンネ
ル14後端部の剛性を向上することができる。リヤフロ
アパネル11の上面に、ロールバー4とバックウィンド
ガラス5の収納室を形成したので、トランクルーム13
使う必要がないことから、トランクルーム13には別
のものを載せることができる。さらに、フロアトンネル
リヤガセ ット15にロールバーヒンジのロックまたは解
除を行うコントロールレバー17、ルームランプ16、
コンソールボックス21等の各部品を取付けることがで
きるので、充分な強度を得られることから、ブラケット
等を必要とせずコストダウンが図れる。また、メインフ
ロアパネル9より高さが高く、かつ急激に立ち上がるリ
ヤフロアパネル11との間をバルクヘッド10で接続
し、この接続部に閉じ断面を持つフロアトンネルリヤガ
セット15で補強しているので、高さの高いバルクヘッ
ド10部をフロアトンネルリヤガセット15によって効
果的に補強することができる。 バルクヘッド10とリヤ
フロアバネル11の合わせ面にフロアトンネルリヤガセ
ット15の上端部を設けているので、バルクヘッド10
とリヤフロアパネル11の接合部も効果的に補強するこ
とができる。 またさらに、フロアトンネルリヤガセット
15に、ルームランプ16、ロールバーのコントロール
レバー17を装着したので使い勝手が良く操作性を向上
することができる。 また、フロアトンネルリヤガセット
15自体も閉じ断面を有して剛性があるので、強固に固
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オープンカーを示す斜視図である。
【図2】図1のオープンカーのルーフを外した状態の斜
視図である。
【図3】本考案の一実施例による自動車の下部車体構造
を示す部分断面斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】フロアトンネルリヤガセットを示す斜視図であ
る。
【図6】コントロールレバーを示す平面図である。
【図7】コントロールレバーを示す側面図である。
【図8】従来のオープンカーの下部車体構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 自動車 7 乗員室 8 収納室 9 メインフロアパネル 10 バルクヘッド 11 リヤフロアパネル 14 フロアトンネル 15 フロアトンネルリヤガセット 16 ルームランプ 17 コントロールレバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上部を、フロントウィンドガラス2
    を装着したフロントガラスフレーム3と、ロールバー4
    と、該ロールバー4から車体後部までの間の車体室内を
    覆うバックウィンドガラス5と、フロントガラスフレー
    ム3の上縁部とロールバー4の上縁部との間に差渡して
    設置するルーフ6とで構成し、運転席を設けたメインフ
    ロアパネル9の後端部に立上り面を設け、この立上り面
    の上端部にリヤフロアパネル11の先端部を接合し、上
    記メインフロアパネル9に上記立上り面に向けてフロア
    トンネル14を設け、上記リヤフロアパネル11上面に
    設けられた収納室8に上記ロールバー4とバックウィン
    ドガラス5を収納し、上記ルーフ6を分割してトランク
    等に収納し、フロントウィンドガラス2部分を除いて車
    体上部の車体構成部品を格納可能にしたオープンカータ
    イプの自動車の下部車体構造であって、上記メインフロ
    アパネル9の後端部にバルクヘッド10を立設し、この
    バルクヘッド10の上端部に上記リヤフロアパネル11
    の先端部を接合するとともに、上記メインフロアパネル
    9のセンターライン上に配設され、かつ幅寸法に比べて
    高さを有するフロアトンネル14の後端部を、フロアト
    ンネル14よりも更に高さを有するバルクヘッド10に
    接合し、このフロアトンネル14の後部上面からバルク
    ヘッド10の上端部までの間に跨ってフロアトンネルリ
    ヤガセット15を、その周囲に設けられたフランジ部を
    介して装着して閉じ断面を構成し、このフロアトンネル
    リヤガセット15に、ルームランプ16、ロールバーの
    コントロールレバー17を装着し、上記フロアトンネル
    14の上部にコンソールボックス21を配設し、このコ
    ンソールボックス21の後端部立ち上がり部で上記フロ
    アトンネルリヤガセット15を覆うようにしたことを特
    徴とする自動車の下部車体構造。
JP1991045111U 1991-05-20 1991-05-20 自動車の下部車体構造 Expired - Lifetime JP2563352Y2 (ja)

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JPH04129382U JPH04129382U (ja) 1992-11-26
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