JPH051626Y2 - - Google Patents

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JPH051626Y2
JPH051626Y2 JP1987184757U JP18475787U JPH051626Y2 JP H051626 Y2 JPH051626 Y2 JP H051626Y2 JP 1987184757 U JP1987184757 U JP 1987184757U JP 18475787 U JP18475787 U JP 18475787U JP H051626 Y2 JPH051626 Y2 JP H051626Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は自動車等の内燃機関の排気系に組付け
て用いられる板金製の消音器に関するものであ
る。
【従来の技術】
通常の自動車等の消音器は円形又は楕円形の外
筒の内部に複数のパイプや隔壁板など多数の部品
を用いて消音室やガス通路を形成し、両端部には
排気の流入パイプと流出パイプとが接続された構
造であり、製作面においても大がかりな専用設備
を必要とし、また溶接その他の加工工数も多く、
製作原価が高かつた。 これを改良すべく板金をプレス成形して各部を
形成し、これをもなか合わせ等により一体化した
構造の消音器が提案されている(例えば特公昭58
−36166号、実公昭59−43456号、特開昭58−
15708号)。
【考案が解決しようとする課題】
これら従来の構造は、未だ部品点数を充分に減
少させるに至つていないとか、ケース内部に部材
の溶接を必要とする等、製作面で改良の余地があ
るもの、消音効果に難点のあるものなど、それぞ
れに何らかの解決すべき問題点を有していた。 もなか合わせにより一体化した構造の消音器の
例としては、他に特開昭63−309712号に示された
ものがあるが、これは外側シエル(ケース)に凸
部を形成し、膨張室、低周波共鳴室を形成してい
る。そのため、消音室の数に応じて外側シエルに
同数の凸部が必要である。そこで、プレス加工が
困難であるし、マフラ本体の外観形状が凹凸にな
るため、走行中に雨水や泥がたまる恐れもある。 また、内側板のチユーブ(ガス通路)と係合す
る溝を外側シエルに形成し、剛性を高めているの
で、消音室となる凸部に加え、溝も形成するた
め、外側シエルの形状が複雑でプレス加工がより
困難なものとなつている。
【課題を解決するための手段】
そこで、単に外部ケースと内部ケースのみの板
金製部材により消音室もガス通路も形成可能な構
造について種々検討した結果、ここに本考案の完
成をみたのである。 その構造は、縁部の接合フランジ部を除いて平
坦に板金成形された外部上ケース1aと外部下ケ
ース1b間に凸部11,12を有した内部上プレ
ート2aと内部下プレート2bのもなか合せによ
り消音室3又はガス通路4を形成し、かつ、内部
プレート2a,2bの凸部と外部ケース1a,1
b内面とを密着させて、少なくとも2室以上の消
音室10を形成したことを特徴とするものであ
る。 ここにいう外部上ケース1aと、外部下ケース
1bが平坦とは、これらケースの接合縁部を除い
た表面が平坦であることをいい、内部ケースとの
間に消音室やガス通路を形成しない程度の補強リ
ブを設るのは平坦なものとする。
【作用】
上記のような構造であると、もなか合せされた
内部上プレート2aと内部下プレート2bにより
消音室3又はガス通路4が形成され、かつ、内部
プレート2a,2bの凸部と外部ケース1a,1
b内面との密着により消音室10が形成され、排
気ガスはこれらの経路を通過することによつて消
音される。 マフラ本体の外表面に凹凸がないので、走行中
に雨水や泥がたまることも防げる。
【実施例】
以下図面によつて本考案の実施例を詳細に説明
する。 第1図は本考案の消音器の組立前斜視図であ
り、第2図は同組立後の第1図中X−X相当断面
拡大図、第3図は同第1図中Y−Y相当断面拡大
図、第4図は同第1図中Z−Z相当断面拡大図で
ある。第5図は内部下プレートの平面図である。
第6図は第1図中W−W相当断面拡大図である。 これらの図にみられるように、本実施例の消音
器を構成する部材は板金成形された外部上ケース
1aと外部下ケース1b及び内部上プレート2a
と内部下プレート2bの4部材しかない。また、
外部ケース1a,1bは縁部に接合部フランジ6
を有した長方形箱状ケースの両端部にもなか合せ
にした際に排気ガス流入パイプの接続口15及び
排気ガス流出パイプの接続口16となる排気流入
部用凸部7と排気流出部用凸部8が単に設けられ
ているのみの単調な構造である。 内部上プレート2aと内部下プレート2bはこ
の2枚をもなか合せにした場合、ガス通路4A〜
4Fが形成されるように半円筒状凸部9a〜9e
が設けられているばかりでなく、2箇所に大容積
の消音室3A,3Bを形成するべく外部ケース1
a,1b内面に接する消音室用凸部11a,11
b,12a,12bを設けている。この場合、流
路下流側になる消音室3Bを形成する消音室用凸
部12aにはその中間辺りに凹溝13を設けて、
第3図にみられるように、外部上ケース1aとの
間にガス通路4Eを形成している。内部上プレー
ト2aと内部下プレート2bには更に、ガス通過
穴17,18もガス通路4A、4Dの下流側位置
に設けられている。以上のように内部上下プレー
ト2a,2bの凸部と外部上下ケース1a,1b
内面とを密着させると、その間に上流側から3つ
の消音室10A,10B,10Cが設けられる。 本考案の要旨はこのように、内部上下プレート
2a,2bの消音室用凸部11a,11b,12
a,12bと外部上下ケース1a,1b内面とを
実質的に密着させることにより消音室を形成する
ことを特徴とするのである。そこで、外部上下ケ
ース1a,1bも内部上下プレート2a,2bも
上記実施例に限らず設ける消音室の個数、設ける
ガス流路の位置等によつて考案の目的の範囲内で
適宜変更することができる。 上記実施例の消音器における排気ガスの流れの
様子及び消音効果についてここで説明すると、排
気ガス流入パイプの接続口15に接続された内燃
機関からの排気ガスパイプにより本装置に入つた
排気ガスは、内部上プレート2aと内部下プレー
ト2bのもなか合せにより形成されたガス通路4
Aを通つて消音室3Aに入る。ここで排気ガスは
二方に分かれて、一方はガス通路4Bを経て内部
上下プレート2a、2bの凸部と外部上下ケース
1a,1b内面との間に形成された一方が閉鎖状
態の消音室10Aへ入り、他方はガス通路4Cを
経て消音室3Bへ入る。次にガス通路4Dからガ
ス通過穴18を経て、再び内部上下プレート2
a,2bの凸部と外部上下ケース1a、1b内面
間に形成された消音室10Bに入る。このように
順次消音されながら先に説明したガス通路4Eを
通過して消音室10Cを経た後、ガス通過穴1
9,20、そしてガス通路4Fから排気ガス流出
パイプ方向へと送られるのである。 第7図及び第8図には本考案の第2実施例が示
されている。第7図は本考案の消音器の組立前斜
視図であり、第8図は同組立後の第7図中V−V
相当断面拡大図である。 この例では、外部上ケース1aも外部下ケース
1bも補強ビード21が形成されており、高強度
なものとなつている。また、外部下ケース1bは
長手方向にも補強ビード21を形成しているた
め、第8図にみられるように、外部下ケース1b
と内部下プレート2bとの間に凝縮水通過孔22
が形成されている。この凝縮水は内部下プレート
2bに設けられた水抜き穴25によつて消音室か
ら排出される。これらによりマフラ放射音の低減
と水抜き性能(耐食性)の向上を可能とする。 第9図及び第10図には本考案の第3実施例が
示されている。第9図は本考案の消音器の組立前
斜視図であり、第10図は同組立後の第9図中U
−U相当断面拡大図である。 この例の特徴は、これまで説明した構造のもの
に、更に吸音作用を加えるために、内部プレート
2a,2bに形成されている凸部11へ凹所の吸
音材充填部23を設けた点にある。この吸音材充
填部23は多孔構造であつて、消音室3Aと連通
している。吸音材充填部23に充填する吸音材2
4としては、グラスウールや石綿等の吸音効果を
発揮するものである。これらによりマフラ消音性
能を向上させることができる。
【考案の効果】
本考案の自動車等の内燃機関用消音器は以上の
ような構造であるから、部品点数が少なく、単に
もなか合せとその一体化作業のみによつて製作す
ることが可能である。消音効果も非常に良い。 走行中にマフラ本体の外表面に雨水や泥がたま
ることがないので、耐久性も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の消音器の組立前斜視図であ
り、第2図は同組立後の第1図中X−X相当断面
拡大図、第3図は同第1図中Y−Y相当断面拡大
図、第4図は同第1図中Z−Z相当断面拡大図で
ある。第5図は内部下プレートの平面図である。
第6図は第1図中W−W相当断面拡大図である。
第7図及び第8図には本考案の第2実施例が示さ
れている。第7図は本考案の消音器の組立前斜視
図であり、第8図は同組立後の第7図中V−V相
当断面拡大図である。第9図及び第10図には本
考案の第3実施例が示されている。第9図は本考
案の消音器の組立前斜視図であり、第10図は同
組立後の第9図中U−U相当断面拡大図である。 1a……外部上ケース、1b……外部下ケー
ス、2a……内部上プレート、2b……内部下プ
レート、3,10……消音室、4……ガス通路、
6……接合部フランジ、7……排気流入部用凸
部、8……排気流出部用凸部、9a〜9e……半
円筒状凸部、11,12……凸部、13……凹
溝、15……排気ガス流入パイプの接続口、16
……排気ガス流出パイプの接続口、17,18,
19,20……ガス通過穴、21……補強ビー
ド、22……凝縮水通過孔、23……吸音材充填
部、24……吸音材、25……水抜き穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縁部の接合フランジ部を除いて平坦に板金成形
    された外部上ケース1aと外部下ケース1b間に
    凸部11,12を有した内部上プレート2aと内
    部下プレート2bのもなか合せにより消音室3又
    はガス通路4を形成し、かつ内部上下プレート2
    a,2bの凸部と外部上下ケース1a,1b内面
    とを実質的に密着させて少なくとも2室以上の消
    音室10を形成してなる自動車等の内燃機関用消
    音器。
JP1987184757U 1987-12-02 1987-12-02 Expired - Lifetime JPH051626Y2 (ja)

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JP1987184757U JPH051626Y2 (ja) 1987-12-02 1987-12-02

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JPH0188019U JPH0188019U (ja) 1989-06-09
JPH051626Y2 true JPH051626Y2 (ja) 1993-01-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836167A (ja) * 1981-08-26 1983-03-03 Toshiba Corp 渦電流接手
JPS63309712A (ja) * 1987-06-11 1988-12-16 エーピー.インダストリーズ.インコーポレーテッド 排気マフラー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509644U (ja) * 1973-05-22 1975-01-31

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JPH0188019U (ja) 1989-06-09

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