JPS6140902Y2 - - Google Patents

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JPS6140902Y2
JPS6140902Y2 JP1978180912U JP18091278U JPS6140902Y2 JP S6140902 Y2 JPS6140902 Y2 JP S6140902Y2 JP 1978180912 U JP1978180912 U JP 1978180912U JP 18091278 U JP18091278 U JP 18091278U JP S6140902 Y2 JPS6140902 Y2 JP S6140902Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
exhaust
water
silencer
muffler
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JP1978180912U
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JPS5594417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は排気系消音器の排水構造に関するも
のである。
自動車用機関の排気系においては、エンジン内
の燃料や触媒における酸化反応によつて排気ガス
の内に多量の水蒸気が発生する。すなわち燃料中
のHC成分が酸化反応してCO2ガスとともに水分
を生じることになる。さらに排気ガスは消音器本
体内で膨張してその温度が下がるとともに、本体
内の広い表面積に触れることによつて水蒸気が水
滴化して本体内の溜水になる。
こうして生じた溜水は、自動車の加速減速ある
いは排気系の振動によつて消音器本体内を流動し
て、いわゆるパツチヤン音を発生するとともに、
消音器を内部から腐食するという懸念がある。
そこでこの溜水を抜くために消音器本体に水抜
き孔を設ければ、ここから溜水だけではなく排気
ガスをも吹き出すことになり都合が悪い。
本考案はこのような不具合を伴わずに溜水を排
気孔から排出するようにしたものであつて、内部
に間隔をおいて突合せに2本の排気管を配置しあ
るいは多数の連通孔を穿設した1本の排気管を配
置した消音器本体の両端に絞り部を設けて、これ
を排気管に溶接し、この絞り部の内部に当面する
排気管の壁面に水抜き孔を設けてなるものであ
る。
次にその構造を図面に示す実施例によつて説明
する。
第1図、第2図に示す実施例においては、消音
器本体1の内部に2本の排気管2,3が間隙4を
おいて突合せに配置され、排気ガスは排気管2か
ら3へ流れるようになている。消音器本体1の両
端にはその周面上数個所にそれぞれつまみ部1a
を設けて絞り部1b,1cが形成されている。そ
して絞り部1b,1cは排気管2,3にそれぞれ
溶接されている。この考案においてはガス流路に
ついて後方の絞り部1cの内部に当面する排気管
3の壁面に水抜き孔3aを設けるように構成して
あるが、この水抜き孔aのほかに、さらに前方の
絞り部1bの内部に当面する排気管2の壁面にも
水抜き孔2aを設けるように構成すれば効果がよ
い。
排気管2から流入する排気ガスは間隙4から消
音器本体1の内に入つて膨張が行われ、さらに間
隙4から排気管3に入つて流れ去り消音効果が得
られるようになつているが、前記のように排気ガ
スからは多量の水蒸気が発生しこれが水滴化して
消音器本体1の内に溜るようになる。
この溜水は排気管2および3の内側と外側に生
じる圧力差によつて一部は間隙4および水抜き孔
2a,3aから排気管2,3の内に吸引される
が、大部分は自動車の加速減速によりさらに排気
系の振動が加わつて消音器本体1の内を流動し、
その絞り部1b,1cに至つてそこに対向してあ
けられている水抜き孔2a,3aから排気管2ま
たは3の内に流入し排出される。
排気ガスは排気管2から3へ流れるから、後方
の絞り部1cに対向する水抜き孔3aが設けてあ
れば溜水を排除できるが、前方の絞り部1bに対
向する水抜き孔2aを設けてあれば、自動車の減
速時にここから溜水が排気管2の内に流入し排水
効果をさらに高めることができる。
第3図、第4図に示す実施例は、水抜き孔に対
向する絞り部を、消音器本体の端部をつまみ込ん
でひだ状の水路溝に形成したものである。すなわ
ち消音器本体1の端部にはつまみ部1dを設けて
絞り部1e,1fを形成しているが、さらに排気
管2,3の水抜き孔2a,3aに対向する部分に
は、つまみ込んでひだ状に形成した水路溝1g,
1hを設けてある。
こうすると加速減速または排気系の振動により
消音器本体1の絞り部1e,1fに流入する溜水
は、この水路溝1g,1hに集まり、水抜き孔2
a,3aから排気管2,3への排水をきわめて容
易にすることができる。
なお消音器本体の内部に突合せに配置された排
気管2および3の代りに多数の連通孔を穿設した
1本の排気管を配置したものにあつては、間隙4
の代りに数の連通孔を置きかえて説明すればよ
く、この場合にも前記の実施例と同様の作用が行
われる。
前述のように本考案は消音器本体の端部に絞り
部を形成しこの絞り部に対向する排気管の壁面に
水抜き孔を設けたものであつて、構造が簡単で容
易に実施することができしかも効率よく排水され
るから、パツチヤン音が発生せずまた溜水による
腐食が起るというおそれがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はこの消
音器の縦断面図、第2図は第1図A−A線断面
図、第3図はこの消音器の他の実施例の縦断面
図、第4図は第3図B−B線断面図である。 1……消音器本体、1a……つまみ部、1b,
1c……絞り部、1d……つまみ部、1e,1f
……絞り部、1g,1h……水路溝、2,3……
排気管、2a,3a……水抜き孔、4……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 消音器本体の内部に間隔をおいて突合せに2
    本の排気管を配置しあるいは多数の連通孔を穿
    設した1本の排気管を配置し前記本体両端に設
    けた絞り部を前記排気管に溶接して排気系消音
    器を形成し、前記絞り部の内部に当面する前記
    排気管の壁面に水抜き孔を設けたことを特徴と
    する排気系消音器の排水構造。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の排気系
    消音器の排水構造において、前記水抜き孔に対
    向する絞り部を、前記本体端部をつまみ込んで
    ひだ状の水路溝に形成したもの。
JP1978180912U 1978-12-25 1978-12-25 Expired JPS6140902Y2 (ja)

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JP1978180912U JPS6140902Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25

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JP1978180912U JPS6140902Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25

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Publication Number Publication Date
JPS5594417U JPS5594417U (ja) 1980-06-30
JPS6140902Y2 true JPS6140902Y2 (ja) 1986-11-21

Family

ID=29192596

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JP4853423B2 (ja) * 2007-03-22 2012-01-11 豊田合成株式会社 空調用ダクトの製造方法

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JPS5594417U (ja) 1980-06-30

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