JPH0227129Y2 - - Google Patents

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JPH0227129Y2
JPH0227129Y2 JP11347184U JP11347184U JPH0227129Y2 JP H0227129 Y2 JPH0227129 Y2 JP H0227129Y2 JP 11347184 U JP11347184 U JP 11347184U JP 11347184 U JP11347184 U JP 11347184U JP H0227129 Y2 JPH0227129 Y2 JP H0227129Y2
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JP
Japan
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muffler
outer casing
cylindrical member
engine
case halves
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JP11347184U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンマフラーの構造に関し、特
に、それぞれが半体をなす2個のケース半部を周
縁部で結合して外筐を構成する型式のいわゆる筐
型エンジンマフラーの構造に関する。
〔従来技術〕
この種のエンジンマフラーは、通常、2個のケ
ース半部の間に少なくとも1枚の内板を組付けて
外筐内部に複数の区画室を形成するとともに、各
区画室を通気孔で連通し、外筐に設けた排気入口
からエンジン排気を導入し、該排気が各区画室を
流れる間にその音圧レベルを低下させて消音し、
しかる後外筐の排気出口から外部へ放出するよう
構成されている。
また、マフラー取付け構造としては、各ケース
半部にマフラー取付け用の孔(通常所定ピツチで
2ケ所)を形成し、両ケース半部の孔の間を掛け
わたして管柱を一体的に組付けておき、該管柱に
挿通したボルト(スタツドボルトを含む)を締付
けることにより所定位置に固定する構造が採用さ
れている。
以上のようなエンジンマフラーは、例えば、実
公昭59−9054号公報に開示されている。
しかし、従来のこの種のエンジンマフラーにあ
つては、うす板成形品(一般に板金製品)の各ケ
ース半部および内板から成る筐体は、その周縁部
では溶接またははぜ折り加工などで結合されてい
るものの、それ以外では前記マフラー取付け部に
おいてのみ両ケース半部が互いに固定されるだけ
であるので、消音効果を高めるため区画室の容積
および数を増やしてマフラー容積を大きくする
と、マフラー取付け部から離れた外筐の部分から
シエルノイズ(びびり振動)が発生するようにな
り、マフラー容積を増加させた割りには消音効果
が得られないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来構造の問題を解決
し、容量を大きくした場合の外筐のシエルノイズ
を低減することができ、したがつて消音効果にす
ぐれた低騒音マフラーを得ることを目的とする。
〔考案の構成〕
本考案は、各ケース半部のマフラー取付け用の
孔から離れた位置にガイド部を設け、通気孔を有
する中空の筒状部材の両端を前記ガイド部で位置
決めするとともに該筒状部材内部を貫通するボル
トで外筐に固定し、該外筐の前記筒状部材内部に
通じる位置に排気出口を形成することにより、外
筐のマフラー取付け部から離れた部分の剛性を高
めてシエルノイズを低減させ、もつて、上記目的
を達成するものである。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本考案の一実施例に係るエン
ジンマフラーを示し、第6図および第7図は他の
実施例に係るエンジンマフラーを示し、以下これ
らの図面を参照して具体的に説明する。
第1図は一実施例の縦断面図を示し、それぞれ
が半体をなす2個のうす板(板金)成形品のケー
ス半部1,2は周縁部を互いに結合することによ
り一体化され、外筐が形成される。図示の例で
は、各ケース半部1,2の間に内板3を挾在さ
せ、該内板3をも含めてそれらの周縁部を図示の
ようにはぜ折り加工することにより一体化されて
いる。
第2図は外筐の裏面を示し、第4図はマフラー
取付け部を示す。
第1図、第2図および第4図に示すごとく、ケ
ース半部1には排気入口20が形成されている。
第2図および第4図に示すごとく、ケース半部
1の前記排気入口20を挾んでその両側にマフラ
ー取付け用の孔4,4が形成され、一方のケース
半部2の前記孔4,4に対向する位置にはマフラ
ー取付け用の孔5,5が形成され、それぞれの対
向する孔4,5の間を掛けわたして管柱6が組付
けられている。
しかして、第4図に示すごとく、管柱6は孔
4,5の周囲に内側へ折り曲げて形成したつば部
にその両端を嵌合することにより保持されてお
り、管柱6,6に挿通されるボルト7,7により
マフラー(外筐)はエンジン(シリンダ)8に固
定される。なお、図示のボルト7の代りにシリン
ダ8に固定したスタツドボルトを挿通し、外側か
らナツトで締付けて固定することもできる。
また、図示の例では、マフラー取付け用のボル
ト7,7を利用して、マフラーカバー9も同時に
固定されている。
各ケース半部1,2の前記マフラー取付け用の
孔4,5から離れた位置には、第1図に示すごと
く、円周段差形状のガイド部10,11が設けら
れ、これらのガイド部10,11により筒状部材
12がその両端で保持されている。この筒状部材
12は中空のうす肉円筒部材で作られており、前
記ガイド部10,11は該筒状部材12の断面形
状に一致する形状を有している。
前記筒状部材12の内部は1つの消音区画室を
形成するものであり、その壁面には通気孔13が
形成されている。また、外筐(図示の例ではケー
ス半部2)の前記筒状部材12の内部に通じる位
置には、第1図および第5図に示すごとく、排気
出口14が形成されている。
各ケース半部1,2の前記ガイド部10,11
の中心付近にはつば付きの孔15,16が形成さ
れ、これらの孔15,16を通して前記筒状部材
12内部を貫通するボルト17および一端にねじ
係合するナツト18により、各ケース半部1,2
が筒状部材12を介して締付けられ、一体的に固
定されている。なお、図示の例では、マフラーカ
バー9はこのボルト17およびナツト18を利用
してこの部分でも固定されている。
第3図は前記内板3の正面形状を示し、所望の
パターンで通気口19が形成されており、また、
その両側に形成される各区画室の容積および形状
を所望のものにするための凹凸面が形成されてい
る。
さらに、第3図に示すごとく、各ケース半部
1,2の間を掛けわたして組付けられる前記管柱
6,6および前記筒状部材12が貫通する孔も形
成されている。これら管柱6,6および筒状部材
12の外周と内板3の孔とは通常遊嵌またはとま
り嵌めの状態で嵌合しているが、場合によつては
溶接等で固着することもできる。
こうして、外筐内には内板3の両側および筒状
部材内に通気孔で連通された3つの区画室A,
B,Cが形成されている。
使用時には、エンジンシリンダ8の排気口から
流出する排ガスは、第1図中矢印で示すごとく、
まず区画室Aに入り、次いで通気孔19を通して
区画室Bに入り、さらに、通気孔13を通して区
画室Cに入り、こゝから排気出口14を通して各
部へ放出される。
排ガスは各区画室を通る間に膨脹および絞りを
繰返し、その間に圧力および流速が低下し排気音
が低下する。
以上説明した実施例によれば、2ケのケース半
部1,2から成る外筐を第4図に示すマフラー取
付け部の他にこれから離れた筒状部材12の位置
でも締付けて固定するので、大容量マフラーの場
合でも外筐のシエルノイズを低減することがで
き、低騒音マフラーを得ることができる。
また、筒状部材12自体で消音室(区画室C)
を形成するので、消音効果を向上させることがで
き、この点からも低騒音マフラーを構成すること
ができる。
さらに、筒状部材12を貫通するボルト17を
利用してマフラーカバー9を共締めすることがで
きるので、別に専用のウエルデイングナツトおよ
びボルトなどを必要とせず、簡単な構造でマフラ
ーカバーを取付けることができる。
第6図は他の実施例構造の断面を示し、本実施
例は、外側のケース半部2Aに開口から成るガイ
ド部11Aを形成し、中空のうす肉筒状部材12
Aを該ガイド部11Aから挿入して内側のケース
半部1のガイド部10と該ガイド部11Aとで位
置決めし、第7図に示すような通気孔14が形成
された別体の押板え板21を介してボルト17お
よびナツト18により外筐(各ケース半部1,
2)および筒状部材12Aを締付け固定するよう
構成されている。
本実施例のその他の部分は第1図〜第5図の実
施例と実質上同じ構造を有し、対応する部分をそ
れぞれ同一参照番号で示し、その説明を省略す
る。
この第6図および第7図の実施例によれば、前
述の実施例と同じ作用、効果が得られるほか、ナ
ツト18をゆるめて押え板21を取り外すと筒状
部材12Aを取り出すことができ、したがつて、
マフラー内(外筐内)の付着カーボンを除去する
などの清掃が可能になるという効果が得られる。
なお、以上の各実施例では内板3を1枚使用し
たが、場合によつては外筐と筒状部材12または
12Aのみで区画室を形成することも可能であ
り、また、2枚以上の内板を使用して区画室の数
を増加させることも可能である。
また、図示の構造では各ケース半部1,2およ
び内板3の周縁部をはぜ折り加工で一体化し無溶
接構造にしたが、これは溶接で一体化することも
可能である。
さらに、図示の例では筒状部材12または12
Aを円形断面にしたが、これは四角や長円形など
種々の断面形状にすることもできる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれ
ば、マフラー容量を大きくする場合の外筐のシエ
ルノイズを低減することができ、容量増加よる消
音効果を充分に発揮させることにより騒音を効果
的に低下させうるエンジンマフラーが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンマフ
ラーの縦断面図、第2図は第1図中の線−か
ら見た裏面図、第3図は第1図中の線−から
見て内板の表面を示す断面図、第4図は第2図中
の線−に沿つた断面図、第5図は第1図中の
線−から見た部分正面図、第6図は本考案の
他の実施例に係るエンジンマフラーの縦断面図、
第7図は第6図中の押え板の正面図である。 1,2,2A……ケース半部(外筐)、3……
内板、4,5……マフラー取付け用の孔、6……
管柱、7……ボルト、9……マフラーカバー、1
0,11,11A……ガイド部、12,12A…
…筒状部材、13,19……通気孔、14……排
気出口、17……ボルト、20……排気取入れ
口、21……押え板、A,B,C……区画室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれが半体をなす2個のうす板成形品の
    ケース半部を周縁部で結合することにより外筐
    を構成するとともに、各ケース半部に形成した
    マフラー取付け用の孔の間を掛けわたして組付
    けた管柱にボルトを挿通して取付ける型式のエ
    ンジンマフラーにおいて、前記各ケース半部の
    前記マフラー取付用の孔から離れた位置にガイ
    ド部を設け、通気孔を有する中空の筒状部材の
    両端を前記ガイド部で位置決めするとともに該
    筒状部材内部を貫通するボルトで前記外筐に固
    定し、該外筐の前記筒状部材内部に通じる位置
    に排気出口を形成することを特徴とするエンジ
    ンマフラー。 (2) 前記各ケース半部の間に少なくとも1枚の通
    気孔を有する内板を挾在させることにより外筐
    内に複数の区画室を形成し、少なくとも1つの
    区画室を前記中空部材の内部に連通させること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のエンジンマフラー。
JP11347184U 1984-07-27 1984-07-27 エンジンマフラ− Granted JPS6129008U (ja)

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JP11347184U JPS6129008U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 エンジンマフラ−

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JP11347184U JPS6129008U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 エンジンマフラ−

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Publication Number Publication Date
JPS6129008U JPS6129008U (ja) 1986-02-21
JPH0227129Y2 true JPH0227129Y2 (ja) 1990-07-23

Family

ID=14613091

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JP11347184U Granted JPS6129008U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 エンジンマフラ−

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0918144A3 (en) * 1997-11-19 2002-03-06 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Muffler for small general-purpose engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0918144A3 (en) * 1997-11-19 2002-03-06 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Muffler for small general-purpose engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6129008U (ja) 1986-02-21

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