JPH05162443A - 感熱記録紙 - Google Patents

感熱記録紙

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JPH05162443A
JPH05162443A JP3331808A JP33180891A JPH05162443A JP H05162443 A JPH05162443 A JP H05162443A JP 3331808 A JP3331808 A JP 3331808A JP 33180891 A JP33180891 A JP 33180891A JP H05162443 A JPH05162443 A JP H05162443A
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JP
Japan
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paper
chlorine
recording paper
thermosensitive recording
base paper
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JP3331808A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Oeda
芳隆 尾枝
Osamu Kitao
修 北尾
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱記録紙に関し、特に感熱プリンタのサーマ
ルヘッド摩耗が少なくなるように改善した感熱記録紙を
提供する。 【構成】全パルプ繊維中の有機塩素化合物に係る塩素量
が400ppm未満であるパルプ繊維を主成分とする基
紙上に、無色ないし淡色の塩基性染料と呈色剤を含有す
る感熱記録層を設けてなる感熱記録紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録紙に関し、特
に感熱プリンタのサーマルヘッド摩耗が少なくなるよう
に改善した感熱記録紙に関するものであり、更には使用
済記録紙の再生パルプ化の際に排水や廃棄スラッジ中の
有機塩素化合物量を低く押さえた、環境に優しい感熱記
録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パルプ繊維、特に化学パルプ化法によっ
て得られるパルプ繊維は、その漂白工程において、塩素
及び塩素系の化合物等により漂白され、所望のパルプ白
色度にされる。このようにして得られるパルプ繊維中に
は、塩素系薬品で漂白される際に多量に生成した有機塩
素化合物の一部が残留している。当然、このパルプ繊維
を原料とした基紙を用いて製造された感熱記録紙には、
有機塩素化合物が含まれることになる。
【0003】周知の如く、感熱記録紙の記録に利用され
るプリンタのサーマルヘッド表面にはSi O2 等の保護
層が設けられ発熱体や電極が保護されている。しかし、
この保護層の製造に際しては、塩素、ナトリウム、カリ
ウム等のイオンが通過するのに十分な程度のピンホール
の発生を防止することができない。
【0004】従って、基紙中に塩素化合物がある程度以
上に含まれる感熱記録紙を長時間又は高温高湿下で加熱
記録を続行するような場合には、特に保護層を通過した
塩素イオンがアルミ電極を腐食させ、さらにその度合い
が行き過ぎると断線をひき起こし、所謂化学摩耗となっ
てサーマルヘッドを破損させることになる。
【0005】一方、サーマルヘッドの材質等の改善や感
熱記録層中のCl量を可能な限り減少させることによ
り、このサーマルヘッドの摩耗破損を極力減少させるこ
とで、従来の化学パルプ化法により製造したパルプ繊維
を用いた基紙を使用しても実用上は問題のないレベルの
感熱記録紙が得られている。しかしながら、とりわけ、
常時高温高湿下で用いられるような計測感熱プリンタ
や、POSラベル用感熱プリンタなどに適用した場合に
は、必ずしも満足の行く結果が得られていないのが実状
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き実状より、
本発明者等は感熱記録紙に対するサーマルヘッドの摩耗
破損を可能な限り最小限に留め、その寿命を延ばすため
の対策について、鋭意検討、研究を重ねた。その結果、
感熱記録紙全体に含有される塩素量をさらに減少させる
ことで、従来塩素に起因する発熱体電極の腐食の進行を
遅らせることによりサーマルヘッドの寿命を高温高湿と
いった過酷な条件下でも大巾に延長させることが可能と
なり、感熱記録紙の使用条件範囲が拡大され、さらに安
定して連続使用に耐える感熱記録紙を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基紙上に、無
色ないし淡色の塩基性染料と呈色剤を含有する感熱記録
層を設けてなる感熱記録紙において、該基紙を構成する
全パルプ繊維中の有機塩素化合物に係る塩素量が400
ppm未満であることを特徴とする感熱記録紙である。
【0008】
【作用】近年、感熱記録装置のメンテナンスフリー、低
コスト化、小型化が可能となり、感熱記録紙の市場での
用途上の広がりが進み、種々の用途の感熱記録紙が開発
されてきた。例えばファックス用、医療用、計測機用、
ハンディターミナル用、ATM/CD用、小型卓上プリ
ンタ、ワープロ用等、その用途は益々広がりつつある。
そして、これらの用途拡大に伴い、それぞれの記録機器
(装置)も多様化し、感熱記録方式の基本であるサーマ
ルヘッドと感熱記録紙とのマッチングによるヘッド寿命
の改善に関する要請が高まっている。
【0009】即ち、用途が多様化するにつれて、使用さ
れる環境条件も低温低湿から高温高湿に至るまで多様化
してきている。そのために、従来のファックス用では想
像できなかった環境の中でも、メンテナンスフリーで安
定して作動する機器であり、感熱記録体であることが要
望されるようになってきた。
【0010】サーマルヘッドの寿命を左右する要因のう
ち、感熱記録紙との相互作用による摩耗は良く知られて
いるように、単なるサーマルヘッドと感熱紙との接触記
録にもとづく物理的な摩擦破損によるものがある。その
他に、感熱記録層中に含まれる材料が除々にサーマルヘ
ッドを化学的に腐食させるもの、或いは静電気による破
壊等が挙げられる。
【0011】本発明は、上記の中で感熱記録紙に関し、
とりわけ基紙中の化学的にサーマルヘッドを腐食させる
作用のある物質を極力減少させることで、特に高温高湿
の雰囲気下でもサーマルヘッドの寿命を保証し、安定し
て記録のできる感熱記録紙に関するもので、特に基紙を
構成するパルプを特定することによって高温高湿のよう
な悪条件の中でも安定して記録できる感熱記録紙を提供
するものである。
【0012】ところで、サーマルヘッドを化学的に腐食
させる物質としては、一般的にNaイオン,Kイオン,
Clイオン等がサーマルヘッドの保護層或いは電極を侵
食することは良く知られている。このうち、NaやKは
サーマルヘッドの発熱時に熱アルカリ物質となって、S
iO2 やSiC等の保護層を侵食させる傾向があるもの
の、環境条件によってその影響が左右される度合いは極
めて低いものである。
【0013】他方、塩素はNaやKの対イオンとして存
在し、保護層のピンホールを通過して電極として使用さ
れている、例えばAlを腐食してしまう。このような反
応はサーマルヘッドが発熱状態でなくても進行するの
で、常にサーマルヘッドと感熱記録層とが接触した状態
となっている感熱プリンタ等ではサーマルヘッドの寿命
が著しく短命となり易い難点がある。
【0014】本発明者等は、上記の如き実状から、この
腐食の原因となるClが感熱記録紙中に存在しなければ
良いことに着目し、鋭意検討、研究を重ねてきた。とこ
ろで、一般に基紙を構成するパルプ繊維としては、晒ク
ラフトパルプを用いることが多い。このパルプは未晒ク
ラフトパルプを塩素及び塩素系の薬品を使用して漂白さ
れ、高い白色度を有するパルプ繊維となる。このように
して得られる漂白パルプ繊維中には微量の有機系塩素化
合物の存在を避けることが出来ないものである。一方、
フリーな状態でのClとしては存在していない。
【0015】従って、通常このようなパルプ繊維を基紙
とした後、加工して情報用紙等に仕上げた場合、Clが
有機塩素化合物として存在する間は上記の如きClイオ
ンによる悪影響は殆ど起こらない。ところが、このよう
に基紙中に存在する有機塩素化合物も長時間、高温高湿
の雰囲気下にあると、パルプ繊維を構成するセルロース
やヘミセルロース等により発生しやすいヒドロキシラジ
カルにより、有機塩素化合物が攻撃され、Clが遊離さ
れる。
【0016】この遊離された塩素がサーマルヘッドに悪
影響を及ぼすものであろうとの想定のもとに、基紙を構
成するパルプ繊維として、有機塩素化合物に係る塩素量
として種々変更した量の塩素量を含有するパルプ繊維を
準備して、それぞれ基紙を作成した後、これらの基紙上
に感熱記録層を塗被し、感熱記録紙として仕上げた。そ
の後、それぞれの感熱記録紙についてサーマルヘッドへ
及ぼす影響について検討した結果、該塩素量が400p
pm、より好ましくは200ppmより少ないパルプ繊
維をベースとする基紙を用いて得られる感熱記録紙は、
高温高湿下においてもサーマルヘッドを殆ど浸食するこ
とがなく、サーマルヘッドの寿命も極めて安定し、優れ
た感熱記録ができることを見出したのである。
【0017】ここに、有機塩素化合物に係る塩素量と
は、パルプ繊維を燃焼して得られるガスを活性炭に吸着
させた後、この活性炭をAOX分析装置を用いて分析し
て得られる全塩素量から、パルプ繊維を熱水抽出し、抽
出液をイオンクロマトグラフで分析して得られる無機化
合物に係る塩素量を差し引いたものとして定義するもの
である。
【0018】而して、本発明において支持体となる基紙
は、一般に広葉樹や針葉樹等の木材、竹、麻等の非木材
等のリグノセルロースを原料として製造されるパルプ繊
維から構成される。これらのパルプ繊維は漂白工程を経
て所望のパルプ白色度にされた後、抄紙される。この漂
白工程では漂白薬品として、塩素ガスや塩素化合物が使
用される。これらの塩素系薬品は漂白過程でリグニンや
樹脂等と反応し、種々の形の有機塩素化合物を生成して
いる。これらの有機塩素化合物のうち、水溶性のものは
洗浄過程で殆どパルプ繊維より離脱していくが、一部の
ものは依然としてパルプ繊維中に残留している。
【0019】一般に、木材チップをKP法やSP法で蒸
解して得られる未漂白パルプは、塩素−アルカリ−次亜
塩素酸ソーダ−二酸化塩素、或いは塩素−アルカリ−二
酸化塩素−アルカリ−二酸化塩素等の多段処理工程を経
て漂白される。このようにして漂白されたパルプ繊維中
には、通常有機塩素化合物に係る塩素として500〜1
000ppm程度の塩素量が存在している。
【0020】なお、上記の塩素量が400ppmより少
ない化学パルプは、蒸解後酸素系の漂白剤、例えば酸
素、オゾン、過酸化水素等により一段或いは多段漂白処
理された後、塩素、二酸化塩素、次亜塩素酸ソーダ、苛
性ソーダ、酸素、オゾン、過酸化水素等の薬品を適宜組
合わせて多段漂白することにより得ることができる。漂
白薬品の組合わせ、処理段数等は、所望の白色度により
適宜選択すればよく、特に限定するものではない。その
他、有機塩素化合物に係る塩素量が400ppmより少
ないパルプとしては、GP、TMP、CTMP等のメカ
ニカルパルプや、元々有機塩素化合物に係る塩素量が4
00ppmより少ないパルプ繊維より構成された紙の古
紙を原料とする古紙再生パルプ等があげられる。これら
のパルプは本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合を
換えて使用することが可能である。本発明においては、
基紙を構成する全パルプ中の有機塩素化合物に係る塩素
量として400ppm未満で有れば、従来の方法で得ら
れた化学パルプを混合使用することも可能であり、特に
限定するものではない。
【0021】なお、基紙中に内添される填料としては、
特に限定されるものではなく、例えば炭酸カルシウム,
タルク,カオリン,クレー,焼成カオリン,非晶質シリ
カ,デラミカオリン,炭酸マグネシウム,二酸化チタ
ン,水酸化アルミニウム,水酸化カルシウム,水酸化マ
グネシウム,水酸化亜鉛等の無機質顔料やポリスチレン
樹脂微粒子,尿素ホルマリン樹脂微粒子,微小中空粒子
等の有機合成顔料等が例示され、さらに古紙やブローク
等に含まれる顔料も再生使用できる。また、基紙中の填
料の含有量(灰分)は目的に応じて適宜選択されるもの
であり、通常パルプ繊維に対して5〜25重量%の範囲で
使用するのが望ましい。
【0022】而して、基紙中にはパルプ繊維や填料の他
に、本発明の所望の効果を損なわない範囲で、従来から
使用されている各種のアニオン性、ノニオン性、カチオ
ン性或いは両性の歩留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強
剤や内添サイズ剤等の抄紙用内添助剤が必要に応じて適
宜選択して使用される。例えばAl,Fe,Sn,Zn
等の多価金属化合物(硫酸バンド,アルミン酸ソーダ,
塩基性ポリ水酸化アルミニウム等の塩基性アルミニウム
化合物や水に易分散性のアルミナゾル等の水溶性アルミ
ニウム化合物或いは硫酸第一鉄)や各種サイズ剤(アル
キルケテンダイマー系,アルケニル無水コハク酸系,ス
チレン−アクリル系,高級脂肪酸系,石油樹脂系サイズ
剤やロジン系のサイズ剤等)及び各種澱粉類、ポリアク
リルアミド、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリアミド・ポリアミン樹脂、ポリエ
チレンイミン、ポリアミン、植物ガム、ポリビニルアル
コール、ラテックス、ポリエチレンオキサイド、親水性
架橋ポリマー粒子分散物及びこれらの誘導体或いは変性
物等の各種化合物が例示される。
【0023】さらに、染料、蛍光増白剤、pH調整剤、
消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール
剤等の抄紙用内添助剤を感熱記録紙の用途に応じて適宜
添加することもできる。
【0024】なお、本発明における基紙は、その抄紙方
法が、例えば抄紙pHが 4.5付近である酸性抄紙による
ものか、或いは炭酸カルシウム等のアルカリ性填料を主
成分として含み抄紙pHが約6の弱酸性〜約9の弱アル
カリ性で行う、所謂中性抄紙によるものか等については
特に限定されず、全ての抄紙方法によって得られる原紙
を対象とする。また、抄紙機も長網抄紙機、ツインワイ
ヤー機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を適宜使用でき
る。
【0025】次に、本発明において、感熱記録層を構成
する無色ないしは淡色の塩基性染料としては、公知の各
種染料を用いることができ、具体的には例えば下記が例
示される。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p
−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメ
チルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインド
ール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノ
フェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)
フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール
−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−
ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカ
ルバゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチル
アミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタ
ン系染料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオー
ラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオ
ーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレ
ンブルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル
−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6′
−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピ
ロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B
−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリ
ノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラク
タム等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メ
トキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチル
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−
N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−N−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエ
チルアミノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7
−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ジメチルアミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルア
ミノ)フルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メ
チルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ
−n−ブチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミ
ノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p
−ブチルフェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル
−N−n−アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−エチル−N−n−アミ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−メ
チル−N−n−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−n−
ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−β−エチルヘキシ
ル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)
アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−(N−エチル−N−シクロペンチル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン等のフルオラン
系染料等である。勿論、これらの染料に限定されるもの
ではなく、二種以上の染料の併用も可能である。
【0026】また、上記塩基性染料と組合せて使用され
る呈色剤についても各種の化合物が知られており、例え
ば下記が例示される。4−tert−ブチルフェノール、α
−ナフトール、β−ナフトール、4−アセチルフェノー
ル、4−tert−オクチルフェノール、4,4′−sec −
ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4′
−イソプロピリデンジフェノール、ハイドロキノン、
4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4′
−(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル
ペンタン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファ
イド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メ
チルフェノール)、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−トリメチレン
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−テ
トラメチレンジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキ
シ−4′−メチルジフェニルスルホン、ビス(3−アリ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,3−ジ
〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベ
ンゼン、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒド
ロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4
−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香
酸−sec −ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、
4−ヒドロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息
香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息
香酸フェニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネ
チル、4−ヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボ
ラック型フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノ
ール性化合物、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、
トリクロル安息香酸、テレフタル酸、3−sec −ブチル
−4−ヒドロキシ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−
ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−
ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α
−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル−5−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ
−α−メチルベンジルサリチル酸、4−(2−p−メト
キシフェノキシエトキシ)サリチル酸、4−(3−p−
トリルスルホニルプロピルオキシ)サリチル酸、5−
〔p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミ
ル〕サリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれらフ
ェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マ
グネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マン
ガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性
物質等である。上記の呈色剤も勿論必要に応じて2種以
上を併用することができる。
【0027】なお、塩基性染料と呈色剤の使用比率は、
用いる塩基性染料や呈色剤の種類に応じて適宜選択すべ
きもので、特に限定されるものではないが、一般に塩基
性染料100重量部に対して100〜700重量部、好
ましくは150〜400重量部程度の呈色剤が使用され
る。これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体と
し、ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・
粉砕機により、染料、呈色剤を一緒に又は別々に分散す
るなどして調製される。
【0028】かかる塗液中には、通常バインダーとして
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン
等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重
量%程度配合される。
【0029】塗液中には、さらに各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染
料等が挙げられる。また、記録ヘッドへのカス付着を改
善するためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシ
ウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水
シリカ、活性白土等の無機顔料を添加することもでき
る。
【0030】さらに、塗液中には、記録機器や記録ヘッ
ドとの接触によってスティッキングを生じないようにス
テアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パラフィン
ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、エステルワックス等の分散液やエマルジョン等を添
加することもできる。
【0031】さらに、本発明の感熱記録紙においては、
本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、例えばステア
リン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレ
イン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド
等の脂肪酸アミド、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリ
デンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキ
シルフェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p
−ベンジルビフェニル、p−(4−トリルオキシ)ビフ
ェニル等のビフェニル類、1,5−ビス(4−メトキシ
フェノキシ)−3−オキサ−ペンタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェ
ノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)−2−(4
−メトキシフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジ
ルエーテル等のエーテル類、ジベンジルテレフタレー
ト、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステ
ル、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メ
チルベンジル)エステル、シュウ酸ジ(4−クロロベン
ジル)エステル等のエステル類、2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫
外線吸収剤、および各種公知の熱可融性物質を増感剤と
して併用することもできる。
【0032】これらの熱可融性物質のうちでも、1,2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)
エステル、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステ
ル、p−ベンジルビフェニル、p−(4−トリルオキ
シ)ビフェニル、および1,5−ビス(4−メトキシフ
ェノキシ)−3−オキサ−ペンタンは、特定の保存性改
良剤との関係において特に優れた増感効果を示すためよ
り好ましい。なお、熱可融性物質の使用量については、
特に限定するものではないが、塩基性染料100重量部
に対して、一般に50〜1000重量部、好ましくは1
00〜500重量部の範囲で用いるのが望ましい。
【0033】本発明において、記録層の形成方法につい
ては特に限定するものではなく、従来から周知慣用の技
術に従って形成することができ、例えば感熱記録層用の
塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレードコ
ーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコ
ーター等の適当な塗布装置を用いて塗布・乾燥する等の
方法が挙げられる。
【0034】また、塗液の塗布量についても特に限定さ
れるものではなく、一般に乾燥重量で2〜12g/
2 、好ましくは2〜8g/m2の範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的でオーバ
ーコート層を設けることも可能であり、支持体の裏面に
保護層を設けたり、支持体と感熱記録層との間に下塗り
層を設けることも勿論可能であり、さらには粘着加工を
施すなど感熱記録体の製造分野における各種の公知技術
が付加し得るものである。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。
【0036】実施例1 〔原紙の調製〕有機塩素化合物に係る塩素量が390p
pmの広葉樹晒クラフトパルプ(以下、LBKP:フリ
ーネス/CSF=460ml)80%と有機塩素化合物
に係る塩素量が350ppmの針葉樹晒クラフトパルプ
(以下、NBKP:フリーネス/CSF=480ml)
20%を配合したパルプスラリーに紙灰分が10%とな
るようにタルクを添加し、さらにサイズ剤としてロジン
を絶乾パルプに対して1.4%添加した。このパルプス
ラリーのpHを硫酸バンドで4.8に調節した後、長網
抄紙機で抄紙し、酸化澱粉(商品名:エースA/王子コ
ーンスターチ社製)の水溶液を固形分で1.5g/m2
となるようにサイズプレスコーティングを行い、マシン
キャレンダで処理して、米坪45g/m2 の感熱記録紙
用原紙を得た。
【0037】 下塗り層の形成 焼成クレー(商品名:アンシレックス/EMC社製)1
00部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固
形分:50%)15部、10%ポリビニルアルコール水
溶液30部、水200部からなる組成物を混合・攪拌し
て下塗り層用塗液を調製した。この塗液を上記の原紙に
乾燥後の固形分が10g/m2 となるように塗被・乾燥
して下塗り層を形成した。
【0038】 A液の調製 3−ジ−n−ブチルアミル−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン10部、1,2−ビス(3−メチルフ
ェノキシ)エタン25部、メチルセルロース5%水溶液
5部、水50部からなる組成物をサンドミルで平均粒子
径が1.0μmとなる迄粉砕した。
【0039】 B液の調製 4,4’−イソプロピリデンジフェノール20部、メチ
ルセルロース5%水溶液5部、水55部からなる組成物
をサンドミルで平均粒子径が1.5μmとなる迄粉砕し
た。
【0040】 記録層の形成 かくして得られたA液90部、B液80部、酸化珪素顔
料(吸油量180ml/100g)7部、軽質炭酸カル
シウム(吸油量90ml/100g)8部、20%ポリ
ビニルアルコール水溶液50部、30%ステアリン酸亜
鉛水分散液15部、及び水10部を混合・攪拌して記録
層用塗液を得た。この塗液を上記の下塗り層を設けた原
紙の上に乾燥後の塗被量が3g/m2 となるように塗被
・乾燥して感熱記録紙を得た。
【0041】実施例2 実施例1のLBKPの代わりに、有機塩素化合物に係る
塩素量が161ppmの広葉樹晒亜硫酸パルプ(以下、
LBSP:CSF=450ml)を用いた以外は、実施
例1と同様にして米坪45g/m2 の感熱記録紙用原紙
を得た。さらに、この原紙上に実施例1と同様にして下
塗り層、感熱記録層を設けて感熱記録紙を得た。
【0042】実施例3 実施例1のLBKPの代わりに、有機塩素化合物に係る
塩素量が50ppmのLBSP(CSF=455ml)
を用いた以外は、実施例1と同様にして米坪46g/m
2 の感熱記録紙用原紙を得た。この原紙上に実施例1と
同様にして下塗り層、感熱記録層を設けて感熱記録紙を
得た。
【0043】実施例4 実施例1におけるLBKPの50%を有機塩素化合物に
係る塩素量が15ppmである広葉樹晒ケミサーモメカ
ニカルパルプ(CSF=220ml)と置き換え、さら
にNBKPを有機塩素化合物に係る塩素量が45ppm
であるNSBKP(CSF=490ml)と置き換えた
以外は、実施例1と同様にして米坪46g/m2 の感熱
記録紙用原紙を得た。この原紙上に実施例1と同様にし
て下塗り層、感熱記録層を設けて感熱記録紙を得た。
【0044】実施例5 実施例1で使用したパルプ配合からなるパルプスラリー
に紙灰分が8%となるように重質炭酸カルシウム(商品
名:ソフトン1200/備北粉化社製)を添加し、さら
に硫酸バンドを絶乾パルプに対して0.5%とカチオン
澱粉(商品名:CATO−F/王子ナショナル社製)を
0.5%添加した。このパルプスラリーに中性サイズ剤
としてアルキルケテンダイマー(商品名:SPK90/
荒川化学社製)を絶乾パルプに対して0.2%添加した
後、長網抄紙機で抄紙し、酸化澱粉(商品名:エースA
/王子コーンスターチ社製)の水溶液を乾燥後の塗被量
が1.5g/m2 となるようにサイズプレスし、マシン
キャレンダで処理して、米坪45g/m2 の感熱記録紙
用原紙を得た。
【0045】このようにして得た原紙上に実施例1と同
様にして下塗り、感熱記録層をそれぞれ設けて感熱記録
紙を得た。
【0046】比較例1 実施例1におけるLBKPおよびNBKPに代えて、そ
れぞれ有機塩素化合物に係る塩素量が650ppmのL
BKP(CSF=470ml)、350ppmのNBK
P(CSF=490ml)を使用した以外は、実施例1
と同様にして米坪45g/m2 の感熱記録紙用原紙を得
た。このようにして得た原紙上に実施例1と同様にして
下塗り、感熱記録層をそれぞれ設けて感熱記録紙を得
た。
【0047】比較例2 実施例1におけるLBKPおよびNBKPに代えて、そ
れぞれ有機塩素化合物に係る塩素量が560ppmのL
BKP(CSF=470ml)、825ppmのNBK
P(CSF=490ml)を使用した以外は、実施例1
と同様にして米坪45g/m2 の感熱記録紙用原紙を得
た。このようにして得た原紙上に実施例1と同様にして
下塗り、感熱記録層をそれぞれ設けて感熱記録紙を得
た。
【0048】かくして得られた7種類の感熱記録紙に対
するサーマルヘッドによる腐食性(化学的摩耗)を見る
ために、B−4版薄膜型サーマルヘッド(京セラ社製)
と感熱記録紙サンプルを85℃、85%RHの雰囲気中
で5kg/cm2 の加圧で密着させ、500時間放置し
た。その後、このサーマルヘッドを用いて、大倉電機製
感熱記録テスト機により、神崎製紙製感熱記録紙(HS
P−10)を用いて記録を行い、サーマルヘッドの破損
状況を調べた。かくして得られた結果を表1に示した。
【0049】なお、表1における各評価基準は以下の通
りである。 ◎:破損箇所なし。 ○:破損箇所1ケ所。 △:破損
箇所2ケ所。 ×:破損箇所が5ケ所以上。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、基紙を
構成するパルプ中の有機塩素化合物に係る塩素量を40
0ppm未満としたものからなる感熱記録紙は感熱記録
用サーマルヘッドの化学破損を著しく減少させるもので
あった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基紙上に、無色ないし淡色の塩基性染料と
    呈色剤を含有する感熱記録層を設けてなる感熱記録紙に
    おいて、該基紙を構成する全パルプ繊維中の有機塩素化
    合物に係る塩素量が400ppm未満であることを特徴
    とする感熱記録紙。
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