JP2011005802A - 感熱記録体 - Google Patents
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Abstract
【課題】光透過率が高く、発色感度、保存性、サーマルプリンタによる印字走行性(耐ヘッドカス性、耐スティック性)に優れた感熱記録体を提供する。
【解決手段】全光線透過率70%以上である支持体上に、少なくとも無色又は淡色の電子供与性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴とする感熱記録体。
【選択図】なし
【解決手段】全光線透過率70%以上である支持体上に、少なくとも無色又は淡色の電子供与性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴とする感熱記録体。
【選択図】なし
Description
この発明は、塩基性ロイコ染料と電子受容性顕色剤との発色反応を利用して記録画像を得る感熱記録体に関する。
感熱記録体は無色ないし淡色の塩基性ロイコ染料(以下、「染料」という。)とフェノ−ル性化合物等の電子受容性顕色剤(以下、「顕色剤」という。)を、それぞれ微細な粒子に磨砕分散した後、両者を混合し、バインダー、充填剤、感度向上剤、滑剤及びその他の助剤を添加して得られた塗液を、紙、合成紙、フィルム、プラスチック等の支持体に塗工したものであり、サ−マルヘッド、ホットスタンプ、熱ペン、レ−ザ−光等の加熱による瞬時の化学反応により発色させることにより、記録画像を得ることができる。この感熱記録体は、ファクシミリ、コンピュ−タ−の端末プリンタ−、自動券売機、計測用レコ−ダ−等に広範囲に使用され、さらに各種チケット用、レシート用、ラベル用、銀行のATM用、ガスや電気の検針用、車馬券等の金券用などにも使用されている。
近年、レントゲン写真出力紙、CAD、ビデオプリンター出力紙、垂れ幕、ディスプレイ看板用途など光透過性を必要とする用途にも用いられている。これらの用途に対応するため、感熱記録層と感熱記録層上に設けた保護層との間にラテックスを主成分とする中間層を設け、透明性を確保しながら発色感度を向上させる技術(特許文献1)や感熱記録層にワックスを配合し、透明性を確保しながらプリンタ走行性を高める技術(特許文献2)などが開示されている。
しかしながら、開示されている技術では、透明性は上がるものの、発色感度、保存性、プリンタ走行性等は紙を支持体に用いた感熱記録体と比較して不十分である。
そこで、本発明は、光透過率が高く、発色感度、保存性、サーマルプリンタによる印字走行性(耐ヘッドカス性、耐スティック性)に優れた感熱記録体を提供することを課題とする。
上記課題は、全光線透過率が70%以上の支持体上に設ける感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することで達成された。
即ち、本発明は、全光線透過率70%以上である支持体上に、少なくとも無色又は淡色の電子供与性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴とする感熱記録体である。
本発明によれば、光透過率が高く、発色感度、保存性、サーマルプリンタによる印字走行性(耐ヘッドカス性、耐スティック性)に優れた感熱記録を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の感熱記録体は、透過率が70%以上の支持体上に、塗工層として少なくとも無色又は淡色の塩基性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴としている。
本発明の感熱記録体は、透過率が70%以上の支持体上に、塗工層として少なくとも無色又は淡色の塩基性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴としている。
感熱記録体は、通常、支持体上に、塗工層として、順に、アンダー層、感熱記録層、保護層を積層してなる。この内、感熱記録層以外の塗工層は省略される場合もあり、また感熱記録層と保護層の間に中間層を設ける場合もある。
本発明に使用される支持体は全光線透過率(ISO13468-1規格)70%以上であれば、支持体の種類(素材)や厚さなどは限定されるものではなく、2種類以上の素材を組み合わせた複合シートを用いることも可能であるが、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、トリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム)、ポリエチレンナフタレートフィルム(PENフィルム)、JSR(株)社製ノルボルネン系フィルム(商品名:ARTONフィルム)、日本ゼオン(株)社製シクロオレフィン系フィルム(商品名:ゼオノアフィルム)を使用することが好ましい。
本発明で用いるセルロースナノファイバーは、セルロース系原料を化学的処理あるいは機械的処理により解繊(微細化)して得られる幅0.5〜20nm、長さ0.1〜15μm程度である。
本発明で用いるセルロースナノファイバーの製造方法としては、触媒により酸化処理を施した微粉末のセルロースなどのセルロース原料を高圧ホモジナイザーにより解繊して得る方法(化学的処理によるセルロースナノファイバー)、セルロース原料の懸濁液をガラスやジルコニアビーズなどを粉砕媒体として解繊・分級して得る方法(機械的処理によるセルロースナノファイバー)などを例示することができ、これらの製造方法に限定されるものではないが、感熱記録体の感熱記録層の強度が向上する点から、触媒により酸化処理を施して製造されたセルロースナノファイバーを用いることが特に好ましい。
本発明において、化学的処理によって得られたセルロースナノファイバーとしては、(1)N−オキシル化合物と臭化物、ヨウ化物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、酸化剤もちいて酸化されたセルロースを調製する工程、(2)該酸化されたセルロースを湿式微粒化処理してナノファイバー化させる工程を含む方法により得られ、この方法で製造されたセルロースナノファイバーを用いることが、発色性(特に、印字部と白紙部のコントラスト)、印字走行性(特に耐ヘッドカス性)の向上の点から好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーの原料となるセルロース原料は、特に限定されるものではなく、各種木材由来のクラフトパルプ又はサルファイトパルプ、それらを高圧ホモジナイザーやミル等で粉砕した粉末状セルロース、あるいはそれらを酸加水分解などの化学処理により精製した微結晶セルロース粉末などを使用できる。また、ケナフ、麻、イネ、バガス、竹等の植物を使用することもできる。このうち、漂白済みクラフトパルプ、漂白済みサルファイトパルプ、粉末状セルロース、微結晶セルロース粉末を用いた場合、取り扱いやすい比較的低粘度(2%(w/v)水分散液のB型粘度において500〜2000mPa・s程度)のセルロースナノファイバーを効率よく製造することができるので好ましく、粉末状セルロース、微結晶セルロース粉末を用いることがより好ましい。
粉末セルロースとは、木材パルプの非結晶部分を酸加水分解処理で除去した後、粉砕・篩い分けすることで得られる微結晶性セルロースからなる棒軸状粒子である。粉末セルロースにおけるセルロースの重合度は好ましくは100〜500程度であり、X線回折法による粉末セルロースの結晶化度は好ましくは70〜90%であり、レーザー回折式粒度分布測定装置による体積平均粒子径は好ましくは100μm以下であり、より好ましくは50μm以下である。体積平均粒子径が、100μm以下であると、流動性に優れるセルロースナノファイバー分散液を得ることができる。本発明で用いる粉末セルロースとしては、例えば、精選パルプを酸加水分解した後に得られる未分解残渣を精製・乾燥し、粉砕・篩い分けするといった方法により製造される棒軸状である一定の粒径分布を有する結晶性セルロース粉末を用いてもよいし、KCフロックR(日本製紙ケミカル社製)、セオラスTM(旭化成ケミカルズ社製)、アビセルR(FMC社製)などの市販品を用いてもよい。
セルロース系原料を酸化する際に用いるN−オキシル化合物としては、目的の酸化反応を促進する化合物であれば、いずれの化合物も使用できる。例えば、本発明で使用されるN−オキシル化合物としては、下記一般式(式1)で示される物質が挙げられる。
(式1中、R1〜R4は同一又は異なる炭素数1〜4程度のアルキル基を示す。)
式1で表される化合物のうち、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、TEMPOと称する)、及び4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、4−ヒドロキシTEMPOと称する)を発生する化合物が好ましい。また、TEMPO又は4−ヒドロキシTEMPOから得られる誘導体も好ましく用いることができ、特に、4−ヒドロキシTEMPOの誘導体が最も好ましく用いることができる。4−ヒドロキシTEMPO誘導体としては、4−ヒドロキシTEMPOの水酸基を、炭素数4以下の直鎖或いは分岐状炭素鎖を有するアルコールでエーテル化して得られる誘導体か、あるいは、カルボン酸又はスルホン酸でエステル化して得られる誘導体が好ましい。4−ヒドロキシTEMPOをエーテル化する際には、炭素数が4以下のアルコールを用いれば、アルコール中の飽和、不飽和結合の有無に関わらず、得られる誘導体が水溶性となり、酸化触媒として良好に機能する4−ヒドロキシTEMPO誘導体を得ることができる。
セルロース系原料を酸化する際に用いるN−オキシル化合物としては、目的の酸化反応を促進する化合物であれば、いずれの化合物も使用できる。例えば、本発明で使用されるN−オキシル化合物としては、下記一般式(式1)で示される物質が挙げられる。
式1で表される化合物のうち、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、TEMPOと称する)、及び4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシラジカル(以下、4−ヒドロキシTEMPOと称する)を発生する化合物が好ましい。また、TEMPO又は4−ヒドロキシTEMPOから得られる誘導体も好ましく用いることができ、特に、4−ヒドロキシTEMPOの誘導体が最も好ましく用いることができる。4−ヒドロキシTEMPO誘導体としては、4−ヒドロキシTEMPOの水酸基を、炭素数4以下の直鎖或いは分岐状炭素鎖を有するアルコールでエーテル化して得られる誘導体か、あるいは、カルボン酸又はスルホン酸でエステル化して得られる誘導体が好ましい。4−ヒドロキシTEMPOをエーテル化する際には、炭素数が4以下のアルコールを用いれば、アルコール中の飽和、不飽和結合の有無に関わらず、得られる誘導体が水溶性となり、酸化触媒として良好に機能する4−ヒドロキシTEMPO誘導体を得ることができる。
4−ヒドロキシTEMPO誘導体としては、例えば、以下の式2〜式4の化合物が挙げられる。
(式2〜4中、Rは炭素数4以下の直鎖又は分岐状炭素鎖である。)
さらに、下記式5で表されるN−オキシル化合物のラジカル、すなわち、アザアダマンタン型ニトロキシラジカルも、短時間で、均一なセルロースナノファイバーを製造できるため、特に好ましい。
さらに、下記式5で表されるN−オキシル化合物のラジカル、すなわち、アザアダマンタン型ニトロキシラジカルも、短時間で、均一なセルロースナノファイバーを製造できるため、特に好ましい。
セルロース系原料の酸化の際に用いる臭化物またはヨウ化物としては、水中で解離してイオン化可能な化合物、例えば、臭化アルカリ金属やヨウ化アルカリ金属などを使用することができる。臭化物またはヨウ化物の使用量は、酸化反応を促進できる範囲で選択できる。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.1〜100mmol、好ましくは0.1〜10mmol、さらに好ましくは0.5〜5mmol程度である。
セルロース系原料の酸化の際に用いる酸化剤としては、ハロゲン、次亜ハロゲン酸、亜ハロゲン酸、過ハロゲン酸またはそれらの塩、ハロゲン酸化物、過酸化物など、目的の酸化反応を推進し得る酸化剤であれば、いずれの酸化剤も使用できる。中でも、生産コストの観点から、現在工業プロセスにおいて最も汎用されている安価で環境負荷の少ない次亜塩素酸ナトリウムが特に好適である。酸化剤の使用量は、酸化反応を促進できる範囲で選択できる。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.5〜500mmol、好ましくは0.5〜50mmol、さらに好ましくは2.5〜25mmol程度である。
本発明におけるセルロース系原料の酸化は、上記のとおり、(1)4−ヒドロキシTEMPO誘導体などのN−オキシル化合物と、(2)臭化物、ヨウ化物及びこれら混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤を用いて、水中で、セルロース系原料を酸化することを特徴とする。この方法は、温和な条件であってもセルロース系原料の酸化反応を円滑に効率良く進行させることができるという特色があるため、反応温度は15〜30℃程度の室温であってもよい。なお、反応の進行に伴ってセルロース中にカルボキシル基が生成するため、反応液のpHの低下が認められる。酸化反応を効率良く進行させるためには、水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ性溶液を添加することにより、反応液のpHを9〜12、好ましくは10〜11程度に維持することが望ましい。
上記のように、(1)N−オキシル化合物、及び(2)臭化物、ヨウ化物、又はこれらの混合物の存在下で、酸化剤を用いて得られた酸化処理されたセルロース系原料を、湿式微粒化処理して解繊することにより、セルロースナノファイバーを製造することができる。湿式微粒化処理としては、例えば、高速せん断ミキサーや高圧ホモジナイザーなどの混合・攪拌、乳化・分散装置を必要に応じて単独もしくは2種類以上組合せて用いることができる。特に、100MPa以上、好ましくは120MPa以上、さらに好ましくは140MPa以上の圧力を可能とする超高圧ホモジナイザーを用いて湿式微粒化処理を行なうと、比較的低粘度(2%(w/v)水分散液のB型粘度において500〜2000mPa・s程度)のセルロースナノファイバーを効率よく製造することができるので好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーは、絶乾1gのセルロースナノファイバーにおけるカルボキシル基量として、0.5mmol/g以上、好ましくは0.9mmol/g以上、さらに好ましくは1.2mmol/g以上であると、均一な分散液の状態となるから望ましい。セルロースナノファイバーのカルボキシル基量は、セルロースナノファイバーの0.5質量%スラリーを60ml調製し、0.1M塩酸水溶液を加えてpH2.5とした後、0.05Nの水酸化ナトリウム水溶液を滴下してpHが11になるまで電気伝導度を測定し、電気伝導度の変化が緩やかな弱酸の中和段階において消費された水酸化ナトリウム量(a)から、下式を用いて算出することができる。
カルボキシル基量〔mmol/gパルプ〕= a〔ml〕× 0.05/酸化パルプ質量〔g〕
本発明において、セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)(すなわち、100mlの分散液中に2gのセルロースナノファイバー(乾燥質量)が含まれる)におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・s、好ましくは500〜2000mPa・sであるセルロースナノファイバーの水分散液であることが塗料として好適に使用できるため望ましい。セルロースナノファイバーの2%(w/v)水分散液におけるB型粘度は、比較的低い方が、塗料を調製する際に取り扱いが容易であるため好ましく、具体的には、500〜2000mPa・s程度が好ましく、500〜1500mPa・s程度がより好ましく、500〜1000mPa・s程度がさらに好ましい。
本発明において、セルロースナノファイバーの濃度2%(w/v)(すなわち、100mlの分散液中に2gのセルロースナノファイバー(乾燥質量)が含まれる)におけるB型粘度(60rpm、20℃)が500〜7000mPa・s、好ましくは500〜2000mPa・sであるセルロースナノファイバーの水分散液であることが塗料として好適に使用できるため望ましい。セルロースナノファイバーの2%(w/v)水分散液におけるB型粘度は、比較的低い方が、塗料を調製する際に取り扱いが容易であるため好ましく、具体的には、500〜2000mPa・s程度が好ましく、500〜1500mPa・s程度がより好ましく、500〜1000mPa・s程度がさらに好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーの水分散液のB型粘度は、公知の手法により測定することができる。例えば、東機産業社のVISCOMETER TV-10粘度計を用いて測定することができる。
本発明において、(1)N−オキシル化合物と臭化物、ヨウ化物及びこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、酸化剤もちいて酸化されたセルロースを調製する工程、(2)該酸化されたセルロースを湿式微粒化処理してナノファイバー化させる工程を含む方法により得られるセルロースナノファイバーの幅及び長さは酸化処理の時間、湿式微粒化の処理時間あるいは処理圧によってコントロールすることができる。また、セルロースナノファイバー分散液の粘度は酸化処理の時間、湿式微粒化の処理時間あるいは処理圧によってコントロールでき、カルボキシ量は酸化処理の条件を変更することで調整することができる。
本発明において、透過率が70%以上の支持体を使用しかつ感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することで、優れた光透過率が得られ、発色感度、サーマルプリンタでの印字走行性に優れる理由は次のように推測される。
セルロースナノファイバーは、透明性が高いことに加えて、常温での屈折率が1.49であり一般に保護層のバインダーとして使用されているポリビニルアルコール(屈折率1.49)やアクリル樹脂(屈折率1.49)と近いため、感熱記録層での光の散乱が起きにくい。その結果、光透過率の高い感熱記録体が得られると推定される。また、セルロースナノファイバーを含有させることで感熱記録層に適度な空隙を形成するためサーマルヘッドから加えられる熱で溶融した染料、顕色剤などの発色材料がこの空隙に入り込み、サーマルヘッドへの付着を防ぐためプリンタ走行性が良好となると推測される。
本発明において、感熱記録層に触媒により酸化処理を施して製造されたセルロースナノファイバーを用いることにより、感熱記録層の強度が向上するとともに、感熱記録層に適度な空隙を形成する。これは、触媒により酸化処理を施して製造されたセルロースナノファイバーはその表面にカルボキシル基あるいはアルデヒド基が高密度で導入された状態となっており、このカルボキシル基あるいはアルデヒド基が感熱記録層に含有される顔料やバインダーとが化学的に結合するためであると考えられる。
本発明において、高コントラストを得るために、幅:0.5〜20nm、長さ:0.1〜15μmであるセルロースナノファイバーを使用することがが好ましく、幅:2〜5nm、長さ:1〜5μmのセルロースナノファイバーを使用することがより好ましい。
セルロースナノファイバーの長さが1μm以下では感熱記録層に溶融物を吸収できるような隙間(空隙)が減少してしまいヘッドカスが生じやすい。一方、15μmを超えると、サーマルプリンタで印字したときの発色感度、画質の低下を招く恐れがある。
セルロースナノファイバーの長さが1μm以下では感熱記録層に溶融物を吸収できるような隙間(空隙)が減少してしまいヘッドカスが生じやすい。一方、15μmを超えると、サーマルプリンタで印字したときの発色感度、画質の低下を招く恐れがある。
また、良好な塗工層強度、適度な感熱記録層中の空隙を得るために、セルロースナノファイバーのカルボキシ量を0.3〜5mmol/gであることが望ましく、0.8〜2mmol/gであることが更に望ましい。
本発明において、感熱記録層にセルロースナノファイバーとデンプン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子やスチレン・ブタジエン共重合体、アクリル酸系共重合体等の合成樹脂エマルジョン等のバインダーを含有させることが好ましく、特にセルロースと屈折率の近いポリビニルアルコールまたはアクリル樹脂など屈折率が1.48〜1.50であるバインダーを含有させることがが好ましい。
本発明の感熱記録層において、顔料(セルロースナノファイバーを含む)及びバインダーの含有量は、顔料(セルロースナノファイバーを含む)100重量部に対しバインダーは固形分で20〜300重量部程度であることが望ましい。また、セルロースナノファイバーの含有量は全顔料(セルロースナノファイバーを含む)100重量部に対して50重量部以上含有することが望ましい。
本発明の感熱記録層において、顔料(セルロースナノファイバーを含む)及びバインダーの含有量は、顔料(セルロースナノファイバーを含む)100重量部に対しバインダーは固形分で20〜300重量部程度であることが望ましい。また、セルロースナノファイバーの含有量は全顔料(セルロースナノファイバーを含む)100重量部に対して50重量部以上含有することが望ましい。
また、各層の塗布量に関して、保護層は通常1〜5 g/m2程度、感熱記録層は通常2〜12 g/m2程度、下塗り層は通常1〜20 g/m2程度である。
次に、本発明で使用される各種材料を例示するが、上記課題に対する所望の効果を阻害しない範囲で、感熱発色層のみならず、保護層、感熱記録層、下塗り層等をはじめとする必要に応じて設けられた各塗工層にも使用することができる。
本発明の感熱記録体に使用する染料としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙分野で公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるものではないが、トリフェニルメタン系化合物、フルオラン系化合物、フルオレン系、ジビニル系化合物等が好ましい。以下に代表的な無色ないし淡色の塩基性無色染料の具体例を示す。また、これらの塩基性無色染料は単独又は2種以上混合して使用してもよい。
<トリフェニルメタン系ロイコ染料>
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド〔別名マラカイトグリーンラクトン〕
<トリフェニルメタン系ロイコ染料>
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド〔別名マラカイトグリーンラクトン〕
<フルオラン系ロイコ染料>
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン、3−n−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン、3−n−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン
<ジビニル系ロイコ染料>
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド、3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
<その他>
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3’−ニトロ)アニリノラクタム、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4’−ニトロ)アニリノラクタム、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジニトリルエタン、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−β−ナフトイルエタン、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジアセチルエタン、ビス−〔2,2,2’,2’−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジメチルエステル
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3’−ニトロ)アニリノラクタム、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4’−ニトロ)アニリノラクタム、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジニトリルエタン、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−β−ナフトイルエタン、1,1−ビス−〔2’,2’,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジアセチルエタン、ビス−〔2,2,2’,2’−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジメチルエステル
本発明で用いられる顕色剤としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙の分野で公知のものはすべて使用可能であり、特に制限されるものではないが、例えば、活性白土、アタパルジャイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物質、4,4'−イソプロピリデンジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4'−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4'−n−プロポキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4'−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシフェニル−4'−ベンジルオキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4'−メチルフェニルスルホン、特開平8−59603号公報記載のアミノベンゼンスルホンアミド誘導体、ビス(4−ヒドロキシフェニルチオエトキシ)メタン、1,5−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,4−ビス[α−メチル−α−(4'−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1,3−ビス[α−メチル−α−(4'−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、2,2'−チオビス(3−tert−オクチルフェノール)、2,2'−チオビス(4−tert−オクチルフェノール)、国際公開WO97/16420号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物等のフェノール性化合物、国際公開WO02/081229号あるいは特開2002−301873号記載のフェノール性化合物、国際公開WO02/098674号あるいはWO03/029017号に記載のフェノールノボラック型縮合組成物、国際公開WO00/14058号あるいは特開2000−143611号に記載のウレアウレタン化合物、N,N'−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ尿素化合物、p−クロロ安息香酸、没食子酸ステアリル、ビス[4−(n−オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸亜鉛]2水和物、4−[2−(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル酸、4−[3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキシ]サリチル酸、5−[p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミル]サリチル酸の芳香族カルボン酸、及びこれらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属塩との塩、さらにはチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テレフタルアルデヒド酸と他の芳香族カルボン酸との複合亜鉛塩等が挙げられる。これらの顕色剤は、単独又は2種以上混合して使用することもできる。この他、特開平10−258577号公報記載の高級脂肪酸金属複塩や多価ヒドロキシ芳香族化合物などの金属キレート型発色成分を含有することもできる。
また、所望の効果を阻害しない範囲で従来公知の増感剤を使用することができ、かかる増感剤としては、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミド、エチレンビスアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、1,2−ジ−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、β−ベンジルオキシナフタレン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート、1,4−ジエトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、o−キシレン−ビス−(フェニルエーテル)、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4,4’−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ジベンゾイルオキシメタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エチレン、ビス[2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル]エーテル、p−ニトロ安息香酸メチル、p−トルエンスルホン酸フェニルを例示することができるが、特にこれらに制限されるものではない。これらの増感剤は、単独又は2種以上混合して使用してもよい。
本発明の感熱記録層に使用する染料、顕色剤、その他の各種成分の種類及び量は要求される性能及び記録適性に従って決定され、特に限定されるものではないが、通常、塩基性無色染料1部に対して顕色剤0.5〜10部、顔料0.5〜10部程度使用され、バインダーは感熱記録層固形分中5〜25%程度が適当である。
本発明で使用するバインダーとしては、完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコール、オレフィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニルアルコール、ピロリドン変性ポリビニルアルコール、シリコーン変性ポリビニルアルコール、その他の変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体並びにエチルセルロース、アセチルセルロースのようなセルロース誘導体、カゼイン、アラビヤゴム、酸化澱粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチラール、ポリスチロース及びそれらの共重合体、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロ樹脂などを例示することができる。これらの高分子物質は水、アルコール、ケトン類、エステル類、炭化水素などの溶剤に溶かして使用するほか、水又は他の媒体中に乳化又はペースト状に分散した状態で使用し、要求品質に応じて併用することも出来る。
本発明で使用される顔料はカオリン、(焼成)カオリン、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、水酸化アルミニウム、シリカ等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
本発明で使用する架橋剤としては、グリオキザール、メチロールメラミン、メラミンホルムアルデヒド樹脂、メラミン尿素樹脂、ポリアミンエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、塩化第二鉄、塩化マグネシウム、ホウ砂、ホウ酸、ミョウバン、塩化アンモニウムなどを例示することができる。
本発明で使用する滑剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、ワックス類、シリコーン樹脂類などが挙げられる。
また、本発明においては、上記課題に対する所望の効果を阻害しない範囲で、記録画像の耐油性効果などを示す画像安定剤として、4,4'−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2'−ジ−t−ブチル−5,5'−ジメチル−4,4'−スルホニルジフェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、4−ベンジルオキシ−4'−(2,3−エポキシ−2−メチルプロポキシ)ジフェニルスルホン等を添加することもできる。
このほかにベンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
このほかにベンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
本発明の感熱機記録層に使用するバインダーは屈折率1.48〜1.50のポリビニルアルコールまたはアクリル樹脂が好ましいが、本発明の効果を阻害しない範囲で感熱記録層に用いることのできるバインダーおよび顔料を併用することができる。
このほかに、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
このほかに、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
本発明の感熱記録層に使用する染料、顕色剤、その他の各種成分の種類及び量は要求される性能及び記録適性に従って決定され、特に限定されるものではないが、通常、塩基性無色染料1部に対して顕色剤0.5〜10部、顔料0.5〜20部、増感剤0.1〜10部程度、安定化剤0.01〜10重量部程度、その他の成分0.01〜10重量部が使用される。
染料、顕色剤並びに必要に応じて添加する材料は、ボールミル、アトライター、サンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒径になるまで微粒化し、バインダーおよび目的に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。この塗液に用いる溶媒しては、水あるいはアルコール等を用いることができ、その固形分は20〜40重量%程度である。
上記組成からなる塗液を全光線透過率70%以上の支持体に塗布することによって目的とする感熱記録体が得られる。
染料、顕色剤並びに必要に応じて添加する材料は、ボールミル、アトライター、サンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒子径になるまで微粒化し、バインダー及び目的に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。この塗料に用いる溶媒としては水あるいはアルコール等を用いることができ、その固形分は20〜40%程度である。また、塗布する手段は特に限定されるものではなく、周知慣用技術に従って塗布することができ、例えばエアーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ベントブレードコーター、ベベルブレードコーター、ロールコーター、カーテンコーターなど各種コーターを備えたオフマシン塗工機やオンマシン塗工機が適宜選択され使用される。本発明の感熱記録体はさらに、発色感度を高める目的で、支持体と感熱記録体の間に填料、バインダーからなるアンダー層を設けることもできる。また、各層の塗工後にスーパーカレンダーがけなどの平滑化処理を施すなど、感熱記録体分野における各種公知の技術を必要適宜付加することができる。
以下、実施例にて本発明を例証するが本発明を限定することを意図するものではない。
以下、本発明の感熱記録体を実施例によって説明する。尚、説明中、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。なお、全光線透過率はISO13468-1規格を満たしている、村上色彩社製HR100にて測定した。
各種溶液、分散液、あるいは塗液を、下記配合からなる配合物を攪拌分散して、各層塗液を調成した。
[セルロースナノファイバーの調製]
粉末セルロース(日本製紙ケミカル(株)製、粒径24μm)15g(絶乾)を、TEMPO(Sigma Aldrich社)78mg(0.5mmol)と臭化ナトリウム755mg(7mmol)を溶解した水溶液500mlに加え、粉末セルロースが均一に分散するまで攪拌した。反応系に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素5%)50ml添加した後、0.5N塩酸水溶液でpHを10.3に調整し、酸化反応を開始した。低下する反応中は系内のpHを、0.5N水酸化ナトリウム水溶液を逐次添加し、pH10に調整した。2時間反応した後、遠心操作(6000rpm、30分、20℃)で酸化した粉末セルロースを分離し、十分に水洗することで酸化処理した粉末セルロースを得た。酸化処理した粉末セルロースの2%(w/v)スラリーをミキサーにより12,000rpm、15分処理し、さらに粉末セルローススラリーを超高圧ホモジナイザー(圧力140MPa)の処理時間を変更して、下記の透明なセルロースナノファイバー分散液を得た。
なお、セルロースナノファイバーの幅及び長さは、電子顕微鏡で撮影したセルロースナノファイバーの写真からランダムに抽出(100本)し、その測定した平均値である。
[セルロースナノファイバーの調製]
粉末セルロース(日本製紙ケミカル(株)製、粒径24μm)15g(絶乾)を、TEMPO(Sigma Aldrich社)78mg(0.5mmol)と臭化ナトリウム755mg(7mmol)を溶解した水溶液500mlに加え、粉末セルロースが均一に分散するまで攪拌した。反応系に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素5%)50ml添加した後、0.5N塩酸水溶液でpHを10.3に調整し、酸化反応を開始した。低下する反応中は系内のpHを、0.5N水酸化ナトリウム水溶液を逐次添加し、pH10に調整した。2時間反応した後、遠心操作(6000rpm、30分、20℃)で酸化した粉末セルロースを分離し、十分に水洗することで酸化処理した粉末セルロースを得た。酸化処理した粉末セルロースの2%(w/v)スラリーをミキサーにより12,000rpm、15分処理し、さらに粉末セルローススラリーを超高圧ホモジナイザー(圧力140MPa)の処理時間を変更して、下記の透明なセルロースナノファイバー分散液を得た。
なお、セルロースナノファイバーの幅及び長さは、電子顕微鏡で撮影したセルロースナノファイバーの写真からランダムに抽出(100本)し、その測定した平均値である。
・セルロースナノファイバー1:幅2.1nm、長さ1.5μm 固形分2%
・セルロースナノファイバー2:幅4.9nm、長さ4.8μm 固形分2%
・セルロースナノファイバー2:幅4.9nm、長さ4.8μm 固形分2%
下記配合の顕色剤分散液(A液)、ロイコ染料分散液(B液)、及び増感剤分散液(C液)を、それぞれ別々にサンドグラインダーで平均粒子径0.5 μmになるまで湿式磨砕を行った。
A液(顕色剤分散液)
4−ヒドロキシ−4'−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、D8)
6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
B液(染料分散液)
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
(山田化学社製、ODB2) 2.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 4.6部
水 2.6部
C液(増感剤分散液)
シュウ酸ビス(p-メチルベンジル)(大日本インキ社製、HS3520)
6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
4−ヒドロキシ−4'−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、D8)
6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
B液(染料分散液)
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
(山田化学社製、ODB2) 2.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 4.6部
水 2.6部
C液(増感剤分散液)
シュウ酸ビス(p-メチルベンジル)(大日本インキ社製、HS3520)
6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
次いで、下記の割合で分散液を混合して感熱記録層の塗液とした。
[感熱記録層塗液1]
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(染料分散液) 13.8部
C液(増感剤分散液) 36.0部
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 6.0部
セルロースナノファイバー1 2%分散液 150部
[感熱記録層塗液2]
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(染料分散液) 13.8部
C液(増感剤分散液) 36.0部
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 6.0部
シリカ(水澤化学社製、商品名:ミズカシルP603)30%分散液 10部
[感熱記録層塗液1]
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(染料分散液) 13.8部
C液(増感剤分散液) 36.0部
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 6.0部
セルロースナノファイバー1 2%分散液 150部
[感熱記録層塗液2]
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(染料分散液) 13.8部
C液(増感剤分散液) 36.0部
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 6.0部
シリカ(水澤化学社製、商品名:ミズカシルP603)30%分散液 10部
[保護層塗液1]
カルボキシル変性ポリビニルアルコール(PVA−KL318)10%水溶液
30.0部
ステアリン酸亜鉛(中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%)
2.0部
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂
(星光PMC社製、商品名:WS4030、固形分:25%) 2.0部
[保護層塗液2]
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 7.5部
ステアリン酸亜鉛(中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%)
2.0部
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂
(星光PMC社製、商品名:WS4030、固形分:25%) 2.0部
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人社製、テイジンテトロン330 厚さ:38μm 全光線透過率:82%)上に感熱記録層塗液1を乾燥後の塗布量4.0 g/m2となるように塗布、乾燥し感熱記録体を作製した。
[実施例2]
セルロースナノファイバー2に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例3]
実施例1のポリエチレンテレフタレートフィルムをポリエチレンナフタレートフィルム(帝人社製、テオネックスQ51 厚さ:38μm 全光線透過率:80%)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例4]
実施例1のポリエチレンテレフタレートフィルムをトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フィルム社製、フジタック 厚さ:40μm 全光線透過率:90%)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例5]
実施例1で作成した感熱記録体の感熱記録層上に保護層塗液1を乾燥後の塗布量3.0g/m2となるように塗布、乾燥し感熱記録体を作製した。
[実施例6]
実施例5の保護層塗液1を保護層塗液2に変更した以外は実施例5と同様にして感熱記録体を作製した。
カルボキシル変性ポリビニルアルコール(PVA−KL318)10%水溶液
30.0部
ステアリン酸亜鉛(中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%)
2.0部
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂
(星光PMC社製、商品名:WS4030、固形分:25%) 2.0部
[保護層塗液2]
コアシェル型アクリルエマルション
(三井化学社製、商品名:バリアスターB1000)40%水溶液 7.5部
ステアリン酸亜鉛(中京油脂社製、商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%)
2.0部
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂
(星光PMC社製、商品名:WS4030、固形分:25%) 2.0部
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人社製、テイジンテトロン330 厚さ:38μm 全光線透過率:82%)上に感熱記録層塗液1を乾燥後の塗布量4.0 g/m2となるように塗布、乾燥し感熱記録体を作製した。
[実施例2]
セルロースナノファイバー2に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例3]
実施例1のポリエチレンテレフタレートフィルムをポリエチレンナフタレートフィルム(帝人社製、テオネックスQ51 厚さ:38μm 全光線透過率:80%)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例4]
実施例1のポリエチレンテレフタレートフィルムをトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フィルム社製、フジタック 厚さ:40μm 全光線透過率:90%)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[実施例5]
実施例1で作成した感熱記録体の感熱記録層上に保護層塗液1を乾燥後の塗布量3.0g/m2となるように塗布、乾燥し感熱記録体を作製した。
[実施例6]
実施例5の保護層塗液1を保護層塗液2に変更した以外は実施例5と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例1]
感熱記録層塗液2を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例2]
実施例1のセルロースナノファイバーを水酸化アルミニウム(マーティンスベルグ社製、商品名:マーティフィンOL)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例3]
実施例1のセルロースナノファイバーをカオリン(カピム社製、商品名:カピムCC)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例4]
感熱記録層塗液1を感熱記録層塗液2に変更した以外は実施例5と同様にして感熱記録体を作製した。
感熱記録層塗液2を使用した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例2]
実施例1のセルロースナノファイバーを水酸化アルミニウム(マーティンスベルグ社製、商品名:マーティフィンOL)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例3]
実施例1のセルロースナノファイバーをカオリン(カピム社製、商品名:カピムCC)に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を作製した。
[比較例4]
感熱記録層塗液1を感熱記録層塗液2に変更した以外は実施例5と同様にして感熱記録体を作製した。
上記で得られた感熱記録体について、以下の評価を行った。
<発色感度評価>
作製した感熱記録体について、感熱記録紙印字試験機(大倉電気社製 TH−PMD)を用い、印加エネルギー0.42 mJ/dotで印字した。記録部の記録濃度は、マクベス濃度計(RD−914)で測定し評価した。
<発色感度評価>
作製した感熱記録体について、感熱記録紙印字試験機(大倉電気社製 TH−PMD)を用い、印加エネルギー0.42 mJ/dotで印字した。記録部の記録濃度は、マクベス濃度計(RD−914)で測定し評価した。
数値が大きいほど発色感度が高くコントラストも良好となる。
<全光線透過率評価>
作製した感熱記録体の全光線透過率を村上色彩社製HR100にて測定した。数値が大きいほど透明性が高い。
<プリンタ走行性>
<ヘッドカス評価>
作製した感熱記録体を感熱ラベルプリンタ(ISIDA社製 IPEMZ)にて市松印字(ラベル100枚分、印字長約4m)を行い、印字後のサーマルヘッド部および印字物を目視評価した。
<全光線透過率評価>
作製した感熱記録体の全光線透過率を村上色彩社製HR100にて測定した。数値が大きいほど透明性が高い。
<プリンタ走行性>
<ヘッドカス評価>
作製した感熱記録体を感熱ラベルプリンタ(ISIDA社製 IPEMZ)にて市松印字(ラベル100枚分、印字長約4m)を行い、印字後のサーマルヘッド部および印字物を目視評価した。
○:サーマルヘッドにヘッドカスの堆積がほとんどない。
△:サーマルヘッドにヘッドカスが堆積するが、印字障害は発生しない。
×:サーマルヘッドにヘッドカスが堆積し、印字障害が発生する。
<耐スティック性評価>
作製した感熱記録体を0℃環境下で感熱ハンディターミナルプリンタ(キャノン社製 HT180)にて100mmベタ印字を行い、印字物を目視評価した。
<耐スティック性評価>
作製した感熱記録体を0℃環境下で感熱ハンディターミナルプリンタ(キャノン社製 HT180)にて100mmベタ印字を行い、印字物を目視評価した。
○:印字部に筋状の白抜けがない
△:印字部に数本筋状の白抜けが発生
×:印字部に多数筋状の白抜けが発生
<保存性評価>
作製した感熱記録体について、感熱記録紙印字試験機(大倉電気社製 TH−PMD)を用い、印加エネルギー0.42 mJ/dotで市松模様を印字し、下記の試験を実施した。
<耐水性>
100μlの水道水を感熱記録体の塗工面に滴下し、指で50往復擦った後の状態を目視評価した。
○:印字部白紙部ともほとんど変化がない
△:塗工層が部分的に剥がれる
×:塗工層がほとんど剥がれる
△:印字部に数本筋状の白抜けが発生
×:印字部に多数筋状の白抜けが発生
<保存性評価>
作製した感熱記録体について、感熱記録紙印字試験機(大倉電気社製 TH−PMD)を用い、印加エネルギー0.42 mJ/dotで市松模様を印字し、下記の試験を実施した。
<耐水性>
100μlの水道水を感熱記録体の塗工面に滴下し、指で50往復擦った後の状態を目視評価した。
○:印字部白紙部ともほとんど変化がない
△:塗工層が部分的に剥がれる
×:塗工層がほとんど剥がれる
Claims (1)
- 全光線透過率70%以上である支持体上に、少なくとも無色又は淡色の電子供与性ロイコ染料及び電子受容性顕色剤を含有する感熱記録層を設けた感熱記録体であって、該感熱記録層にセルロースナノファイバーを含有することを特徴とする感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009153261A JP2011005802A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009153261A JP2011005802A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011005802A true JP2011005802A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43563031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009153261A Pending JP2011005802A (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011005802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093950A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 感熱記録体 |
-
2009
- 2009-06-29 JP JP2009153261A patent/JP2011005802A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016093950A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 感熱記録体 |
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