JPH06262848A - 感熱記録紙 - Google Patents

感熱記録紙

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Publication number
JPH06262848A
JPH06262848A JP5051987A JP5198793A JPH06262848A JP H06262848 A JPH06262848 A JP H06262848A JP 5051987 A JP5051987 A JP 5051987A JP 5198793 A JP5198793 A JP 5198793A JP H06262848 A JPH06262848 A JP H06262848A
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JP
Japan
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paper
base paper
recording paper
pulp
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP5051987A
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English (en)
Inventor
Osamu Kitao
修 北尾
Masatoshi Okuda
正俊 奥田
Hiromichi Yasuda
普道 安田
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、記録濃度が高く、且つ記録画
質に優れた感熱記録紙を提供することにある。 【構成】基紙上に、発色剤と呈色剤とを利用した感熱発
色層を設けた感熱記録紙において、基紙のベック平滑度
が200秒/10ml以上で、更に基紙中に叩解前のパ
ルプが下記の、及び式を同時に満足し、且つ叩解
前と叩解後のパルプフリーネスの差が50〜300ml
に調製されたパルプ繊維を50重量%以上含有させた感
熱記録紙。 (L/D)×1000≦60 0.5≦ L ≦ 0.8 L±0.2mm画分 ≧50% 〔LはJ.TAPPPI No.52に定める方法で測
定した加重平均繊維長(mm)、Dは顕微鏡写真法にて
測定した平均繊維径(μm)を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録紙に関し、特に
記録紙表面と熱ヘッドの密着性が良く、高画質で地肌カ
ブリの少ない感熱記録紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色
する呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発色物質
を接触せしめて発色像を得るようにした感熱記録紙は良
く知られている。かかる感熱記録紙比較的安価であり、
又、記録方式がノンインパクト方式で静かであり、しか
も記録速度が速い為、ファクシミリ、心電図用等の計測
機器、バーコードラベルプリンタ、ビデオプリンタ、C
D/ATM等のサーマルプリンタ等の分野で巾広く利用
されている。
【0003】又、近年の著しい情報量の増加に伴い、例
えばファクシミリでは高速機(G3機)更にはそれ以上
の超高速機(G4機)の開発が進められている。このよ
うな記録機器の高速化、高感度化に伴い、これらに用い
られる感熱記録紙も記録ヘッドからの微少な熱エネルギ
ーをより有効に利用して高い印字濃度を得る方法が求め
られている。
【0004】従来より、高感度、高画質の感熱記録紙を
得る方法は、発色剤、呈色剤、熱可融性物質(増感剤)
等の記録層を構成する材料の改良に重点が置かれてお
り、必ずしも満足すべき結果は得られていない。例えば
微少な熱エネルギーにも充分反応できる程に記録感度を
高めると、記録前から記録層表面に地肌汚れが発生し、
外観が低下するのみならず、記録像の鮮明さにも欠ける
という欠点が付随する。
【0005】一方、基紙や感熱記録紙の表面を平滑化
し、記録感度を向上せしめ、高画質の感熱記録紙を得る
試みもなされている。例えば、特開昭61−27498
7号、特公昭61−56117号等には、マシンカレン
ダー、スーパーカレンダー等によって基紙を平滑化処理
する方法が、更には特公平1−35751号、特開昭5
9−33180号等には、ヤンキードライヤーの様な特
定のドライヤーで乾燥して得た紙を基紙として用いる方
法等が提案されている。しかし、前者の方法では加圧カ
レンダー掛け等をして無理に基紙を平滑化するものであ
り、基紙がBlackeningと呼ばれるロール焼け
を起こし、感熱記録紙の外観を著しく損ねる。又、後者
の方法で得た感熱記録紙にあっても、スティキング等の
トラブルや紙層強度が弱いことによるフォーム加工やス
リット加工時での紙粉発生等を必ずしも防止できず、ま
た、記録濃度が高く、鮮明で高画質な感熱記録紙を得る
方法としては、必ずしも満足のゆくものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の欠点を改良し、特に記録紙表面と熱ヘッドの密
着性が良く、高画質で地肌カブリの少ない感熱記録紙を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、基紙上
に、発色剤と呈色剤とを含有する感熱発色層を設けた感
熱記録紙において、基紙中に叩解前のパルプが下記の
、及び式を同時に満足し、且つ叩解前と叩解後の
パルプフリーネスの差が50〜300mlに調製された
パルプ繊維を50重量%以上含有させ、更に基紙のベッ
ク平滑度を200秒/10ml以上にすることにより、
上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】(L/D)×1000≦60 0.5≦ L ≦ 0.8 L±0.2mm画分 ≧50% 〔LはJ.TAPPPI No.52に定める方法で測
定した加重平均繊維長(mm)、Dは顕微鏡写真法にて
測定した平均繊維径(μm)を示す。〕
【0009】
【作用】基紙となる紙の平滑性は、原料であるパルプ繊
維の種類や化学的組成、その製造方法及び条件、叩解機
の種類及び処理条件、添加薬品、抄造方法及び条件、或
いはカレンダー等の後処理方法によって変わってくる。
中でも原料となるパルプ繊維の特性は特に重要な因子で
ある。後処理工程のスーパーカレンダー等による平滑化
処理だけでは、処理条件を強化しても基紙の平滑化はさ
れるものの、記録濃度が高く、鮮明で高画質な感熱記録
紙が得られない。而して、本発明者等は、熱ヘッドと記
録紙表面の密着性をあげ、高画質な感熱記録紙を得る方
法について鋭意検討した結果、所望の効果を得る為には
記録紙の基紙を構成するパルプ繊維形態と基紙の平滑度
が大きく影響していることを見出した。
【0010】即ち、パルプ繊維の繊維形態、フリーネス
と配合量を特定し、紙層を形成したのち、特定の平滑度
を有する基紙に調整するところに大きな意義を有するも
のである。具体的には、感熱記録紙の基紙中に上記〜
式の条件を満足するパルプ繊維を叩解前と叩解後のフ
リーネス差が50〜300mlとなるように叩解したも
のを全パルプ繊維分に対して50重量%以上含有させ
て、紙層を形成し、且つ基紙のベック平滑度が200秒
/10ml以上となるように調整することにより、目的
とする基紙が極めて効率良く得られるものである。
【0011】因みに、条件式の(L/D)×1000
値が60を上回る場合、パルプ繊維の繊維径に対し長さ
が大きくなり過ぎ、繊維の絡みが大きくなり繊維の分散
が悪くなる。しかも紙面の平滑性は低下する。その為、
(L/D)×1000値は60以下が好ましい。又、条
件式のL値が0.8mmを越えると、抄紙工程での紙
料の分散が不良となり、良好な地合が得られず、紙面の
平滑性を低下させる。また、不透明度の低下、乾燥時の
収縮が増大してくる。一方L値が0.5を下回ると、強
度が低くなりすぎ好ましくない。その為、L値は0.5
〜0.8が望ましい。更に、条件式のL±0.2mm
に相当する画分が50%未満の場合、各単繊維の繊維長
が広く分散しており、良好な地合が得られず、紙面の平
滑性の低下をもたらす。
【0012】パルプ繊維長の測定方法には、篩別法によ
るパルプ繊維長測定法(TAPPISTD T233h
m−82)や投影法によるパルプ繊維長測定法(TAP
PI STD T232hm−85)等があるが、本発
明で言うJ.TAPPPINo.52に定める方法で測
定した加重平均繊維長を測定する方法は、前記の方法と
異なり、繊維の幅、繊維壁の厚み、繊維の柔軟性の影響
を受けることなく繊維長を自動的に測定できるという特
徴を有している。尚、本発明の実施例等における加重平
均繊維長はKAJAANI社(フィンランド)製のFS
−100型を使用して測定したものである。又、平均繊
維径は、パルプ用材の木口面の200倍の顕微鏡写真を
撮影し、200本の繊維ついて測定し、平均値を求め
た。
【0013】本発明で特定する上記のようなパルプ繊維
を得る方法としては、各種の方法が考えられる。例え
ば、パルプを構成する繊維の形態は樹種、樹齢によって
大きくなる為、本発明の要件に適する樹種を選定しパル
プ化する方法、パルプ化したパルプ繊維を叩解処理して
繊維長を揃える方法、或いはスクリーン等によりパルプ
繊維を分級し使用する方法等が挙げられるが、特に限定
するものではない。使用するパルプ繊維は、木材パルプ
を主体とするものであるが、必要に応じ、非木材パルプ
も使用できる。パルプ繊維の種類、製法等については、
特に限定されず、KP、SP、AP等によって得られる
化学パルプやSCP等が挙げられる。これらの中にあっ
てユーカリ、アカシア等の広葉樹の単一材を原料とする
KP、SP、AP等によって得られる化学パルプは、本
発明の所望の効果を得る上で優れているために、特に好
ましく使用できる。
【0014】かくして、得られたパルプ繊維は、紙料と
して使用される前に叩解処理を施され、フリーネスが調
整される。フリーネスは基紙の品質、抄紙機の操業性に
大きく影響するが、本発明の効果を得るには、叩解前と
叩解後のフリーネス差が50〜300mlに調整される
のが望ましい。フリーネス差が50ml未満の場合、繊
維が十分に柔軟化されず、基紙にした場合、平滑性が悪
く、又強度も低い。一方フリーネス差が300mlを越
える場合、繊維の柔軟化が進みすぎ、基紙にした場合、
強度は上がるものの紙が固くなり、クッション性の乏し
い平滑性の悪いものとなる。フリーネスの調整方法は、
各種のダブルディスクリファイナー、シングルディスク
リファイナー、コニカルリファイナー、ジョルダン、ビ
ーター等によって行われるが、特に限定するものではな
い。調製されたパルプ繊維は、本発明の顕著な効果を得
るために、基紙中に50重量%以上含有せしめるもので
ある。
【0015】基紙の平滑性は平滑化処理により更に高め
られる。平滑化処理は基紙のベック平滑度が200秒/
10ml以上にされるものであるが、通常のカレンダー
では過酷な条件が選択されるため、基紙がBlacke
ningと呼ばれるロール焼けを起こし、感熱記録紙の
外観を著しく損ね好ましくない。平滑化処理は、加熱さ
れた金属ロールと加熱及び/又は非加熱の弾性ロールで
構成された加圧ニップに通紙することによって行われる
と、カレンダー条件が緩和され、好ましい。本発明で使
用される金属ロールについては特に限定されず、通常の
スーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレン
ダー等の平滑化処理装置で使用されるチルドロール、合
金チルドロール、鋼鉄製ロールやロール表面を硬質クロ
ムメッキした金属ロール等が適宜選択して使用される。
【0016】金属ロールと加圧ニップを構成弾性ロール
についても特に限定されるものではなく、例えば、天然
ゴム、スチレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴ
ム、クロロスルホン化ゴム、ブチルゴム、多硫化ゴム、
シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、芳香族ポリ
アミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の各種プラスチ
ック樹脂、コットン、ペーパー、ウール、テトロン、ナ
イロン、或いはこれらの混合物が挙げられる。加圧装置
としては、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダ
ー、ソフトカレンダー等の各種カレンダーがオンマシン
やオフマシンで適宜用いられ、加圧装置の形態、加圧ニ
ップの数等も通常の平滑化処理装置に準じて適宜調節さ
れる。
【0017】本発明において、加熱する金属ロール又は
加熱可能な弾性ロール(以下、金属ロール等と称す)の
温度は特に限定されるものではないが、80℃以上、よ
り好ましくは100℃以上にする方が望ましい結果が得
られる。即ち、金属ロール等の温度が80℃以上であれ
ば、比較的低い線圧でも容易に基紙表面の平滑化が可能
となり、基紙内部の空隙率の減少が抑制されるため、結
果的に高感度、高画質の感熱記録紙が得られるからであ
る。又、金属ロールの加熱は電気、蒸気、水、オイル等
の媒体を使用する方法等が適宜選択される。
【0018】所望の平滑性を得るための加圧条件(ニッ
プ線圧)は、記録紙の種類、使用する弾性ロールの硬
度、金属ロール等の温度条件、ニップ数、スピード等の
各種処理条件に応じて適宜選択すべきものであるが、通
常15〜400kg/cm程度の範囲で調節するのが望まし
い。ニップ線圧が15kg/cmよりも低くなると所望の効
果が得難く、400kg/cmを越えると弾性ロール自体の
発熱現象が増大して安定操業が困難となるためである。
【0019】なお、紙料中にはパルプ繊維の他に、本発
明の所望の効果を損なわない範囲で填料、歩留向上剤、
濾水性向上剤、紙力増強剤や内添サイズ剤等の抄紙用内
添助剤が必要に応じて適宜選択して使用される。また、
基紙表面にツーロール或いはメタリングブレード式のサ
イズプレス、ゲートロール、ビルブレードやショートデ
ュエルコーター等の装置で澱粉、ポリビニルアルコー
ル、ラテックス、ラテックス、カルボキシメチルセルロ
ース等の水溶性高分子化合物やアルキルケテンダイマ
ー、スチレン−アクリル系、オレフィン−無水マレイン
酸系、高級脂肪酸系の各種表面サイズ剤、エポキシ化合
物等の耐水化剤、蛍光増白剤、消泡剤、帯電防止剤、顔
料、染料等を塗布することも可能である。
【0020】なお、本発明における基紙は、その抄紙方
法が、例えば抄紙pHが 4.5付近である酸性抄紙による
ものか、或いは炭酸カルシウム等のアルカリ性填料を主
成分として含み抄紙pHが約6の弱酸性〜約9の弱アル
カリ性で行う、所謂中性抄紙によるものか等については
特に限定されず、また、抄紙機も長網抄紙機、ツインワ
イヤー機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を適宜使用で
きる。
【0021】かくして処理を施された基紙上には、通常
の方法で感熱発色層が形成されるが、記録層に含有され
る発色剤といて呈色剤の組合わせについては特に限定さ
れるものではなく、熱によって両者が接触して呈色反応
を起こすような組合せであれば何れも使用可能のであ
り、例えばロイコ染料と酸性物質、特定のイミノ化合物
とイソシオナート化合物、ステアリン酸第二鉄等の脂肪
酸金属塩と没食子酸の如きフェノール類、ジアゾニウム
化合物とカプラー等の組合せがある。なかでもロイコ染
料と酸性物質との組合せは記録感度が良好で最も好まし
く使用されているため、かかる組合せについて具体的に
説明する。
【0022】まず、ロイコ染料としては、公知の各種染
料を用いることができ、具体的には例えば下記が例示さ
れる。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルア
ミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−
イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメ
チルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバ
ゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノ
フェニル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6
−ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染
料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−
フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メ
トキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−
ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−ア
ニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム等
のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メ
チルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミ
ノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−
トルイジノ)フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルア
ミノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フ
ルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジ−n−ブ
チルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオ
ラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフ
ェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
アミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−(N−エチル−N−n−アミル)アミノ−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N
−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−メチル−N−n
−ヘキシル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−エチル−N−β−エチルヘキシル)アミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−
エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−フ
ェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料等であ
る。勿論、これらの染料に限定されるものではなく、二
種以上の染料の併用も可能である。
【0023】また、上記ロイコ染料と組合せて使用され
る呈色剤についても各種の化合物が知られており、例え
ば下記が例示される。4−tert−ブチルフェノール、α
−ナフトール、β−ナフトール、4−アセチルフェノー
ル、4−tert−オクチルフェノール、4,4′−sec −
ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4,4′−ジヒドロキシ−ジフェニルメタン、4,4′
−イソプロピリデンジフェノール、ハイドロキノン、
4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4′
−(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノール、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル
ペンタン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルサルファ
イド、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メ
チルフェノール)、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−トリメチレン
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−3′,4′−テ
トラメチレンジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキ
シ−4′−メチルジフェニルスルホン、ビス(3−アリ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,3−ジ
〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベ
ンゼン、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチルエステル、4−ヒド
ロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,4,4′−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4
−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香
酸−sec −ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、
4−ヒドロキシ安息香酸フェニル、4−ヒドロキシ安息
香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸トリル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸クロロフェニル、4−ヒドロキシ安息
香酸フェニルプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸フェネ
チル、4−ヒドロキシ安息香酸−p−クロロベンジル、
4−ヒドロキシ安息香酸−p−メトキシベンジル、ノボ
ラック型フェノール樹脂、フェノール重合体等のフェノ
ール性化合物、安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、
トリクロル安息香酸、テレフタル酸、3−sec −ブチル
−4−ヒドロキシ安息香酸、3−シクロヘキシル−4−
ヒドロキシ安息香酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シ安息香酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−tert−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−
ブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)サリチル酸、3−クロル−5−(α
−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニル−5−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ
−α−メチルベンジルサリチル酸、4−(2−p−メト
キシフェノキシエトキシ)サリチル酸、4−(3−p−
トリルスルホニルプロピルオキシ)サリチル酸、5−
〔p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミ
ル〕サリチル酸等の芳香族カルボン酸、およびこれらフ
ェノール性化合物、芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、マ
グネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マン
ガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩等の有機酸性
物質等である。上記の呈色剤も勿論必要に応じて2種以
上を併用することができる。
【0024】なお、ロイコ染料と呈色剤の使用比率は、
用いるロイコ染料や呈色剤の種類に応じて適宜選択すべ
きもので、特に限定されるものではないが、一般にロイ
コ染料100重量部に対して100〜700重量部、好
ましくは150〜400重量部程度の呈色剤が使用され
る。これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体と
し、ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・
粉砕機により、染料、呈色剤を一緒に又は別々に分散す
るなどして調製される。
【0025】かかる塗液中には、通常バインダーとして
デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼ
イン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン
等が全固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重
量%程度配合される。
【0026】塗液中には、さらに各種の助剤を添加する
ことができ、例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリ
ウム塩、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩等の分散剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染
料等が挙げられる。また、記録ヘッドへのカス付着を改
善するためにカオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシ
ウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水
シリカ、活性白土等の無機顔料を添加することもでき
る。
【0027】さらに、塗液中には、記録機器や記録ヘッ
ドとの接触によってスティッキングを生じないようにス
テアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パラフィン
ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、エステルワックス等の分散液やエマルジョン等を添
加することもできる。
【0028】さらに、本発明の感熱記録紙においては、
本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、例えばステア
リン酸アミド、ステアリン酸メチレンビスアミド、オレ
イン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド
等の脂肪酸アミド、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリ
デンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキ
シルフェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、p
−ベンジルビフェニル、p−(4−トリルオキシ)ビフ
ェニル等のビフェニル類、1,5−ビス(4−メトキシ
フェノキシ)−3−オキサ−ペンタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェ
ノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)−2−(4
−メトキシフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジ
ルエーテル等のエーテル類、ジベンジルテレフタレー
ト、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステ
ル、シュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メ
チルベンジル)エステル、シュウ酸ジ(4−クロロベン
ジル)エステル等のエステル類、2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫
外線吸収剤、および各種公知の熱可融性物質を増感剤と
して併用することもできる。
【0029】これらの熱可融性物質のうちでも、1,2
−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1−(2−メチルフェノキシ)
−2−(4−メトキシフェノキシ)エタン、シュウ酸ジ
ベンジルエステル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)
エステル、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)エステ
ル、p−ベンジルビフェニル、p−(4−トリルオキ
シ)ビフェニル、および1,5−ビス(4−メトキシフ
ェノキシ)−3−オキサ−ペンタンは、特定の保存性改
良剤との関係において特に優れた増感効果を示すためよ
り好ましい。なお、熱可融性物質の使用量については、
特に限定するものではないが、ロイコ染料100重量部
に対して、一般に50〜1000重量部、好ましくは1
00〜500重量部の範囲で用いるのが望ましい。
【0030】本発明において、記録層の形成方法につい
ては特に限定するものではなく、従来から周知慣用の技
術に従って形成することができ、例えば感熱発色層用の
塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレードコ
ーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテンコ
ーター等の適当な塗布装置を用いて塗布・乾燥する等の
方法が挙げられる。
【0031】また、塗液の塗布量についても特に限定さ
れるものではなく、一般に乾燥重量で2〜12g/
2 、好ましくは2〜8g/m2 の範囲で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的でオーバ
ーコート層を設けることも可能であり、支持体の裏面に
保護層を設けたり、支持体と感熱発色層との間に下塗り
層を設けることも勿論可能であり、さらには粘着加工を
施すなど感熱記録体の製造分野における各種の公知技術
が付加し得るものである。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。
【0033】実施例1 〔基紙の調製〕タイ産のアカシアを原料とするBKP
((L/D)×1000;35、L;0.58、L±
0.2mm;59%)をダブルディスクリファイナーで
カナディアンスタンダードフリーネス(以下CSF)が
450mlとなるように叩解した。叩解前のCSFは6
10mlであった。叩解されたアカシアBKPを75%
とCSF480mlのNBKP25%を混合し、抄紙用
填料としてタルクを紙灰分が12%となるように添加
し、更に絶乾パルプに対してロジンサイズを1.6%、
硫酸バンドを2.8%添加し、抄紙した。乾燥後に、サ
イズプレス装置で酸化変性澱粉(商品名;ファラジムT
/松谷化学工業社製)を固形分で0.5g/m2 となる
ように表面サイズをして、米坪45g/m2 の乾燥シー
トを得た。得られた乾燥シートを温度が120℃の金属
ロールと弾性ロールで構成された加圧ニップ(ニップ
数;2、ニップ線圧;150Kg/cm )に通紙し、ベック
平滑度が230秒/10mlの基紙を調製した。
【0034】 下塗り層の形成 焼成クレー(商品名;アンシレックス/EMC社製)1
00部、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固
形分;50%)15部、10%ポリビニルアルコール水
溶液30部、水200部からなる組成物を混合・攪拌し
て下塗り層用塗液を調製した。この塗液を上記の原紙に
乾燥後の固形分が10g/m2 となるように塗被・乾燥
して下塗り層を形成した。
【0035】 A液の調製 3−ジ−n−ブチルアミル−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン10部、1,2−ビス(3−メチルフ
ェノキシ)エタン25部、メチルセルロース5%水溶液
5部、水50部からなる組成物をサンドミルで平均粒子
径が1.0μmとなる迄粉砕した。
【0036】 B液の調製 4,4’−イソプロピリデンジフェノール20部、メチ
ルセルロース5%水溶液5部、水55部からなる組成物
をサンドミルで平均粒子径が1.5μmとなる迄粉砕し
た。
【0037】 記録層の形成 かくして得られたA液90部、B液80部、酸化珪素顔
料(吸油量180ml/100g)7部、軽質炭酸カル
シウム(吸油量90ml/100g)8部、20%ポリ
ビニルアルコール水溶液50部、30%ステアリン酸亜
鉛水分散液15部、及び水10部を混合・攪拌して記録
層用塗液を得た。この塗液を上記の下塗り層を設けた原
紙の上に乾燥後の塗被量が3g/m2 となるように塗被
・乾燥して感熱記録紙を得た。
【0038】実施例2 南アフリカ産のユーカリ(樹齢8年)を原料とするBK
P((L/D)×1000;47、L;0.64、L±
0.2mm;60%)をシングルディスクリファイナー
でカナディアンスタンダードフリーネス(以下CSF)
が530mlとなるように叩解した。叩解前のCSFは
590mlであった。叩解されたユーカリBKPを60
%とCSF500mlのNBKP40%を混合し、抄紙
用填料としてタルクを紙灰分が14%となるように添加
した以外は、実施例1と同様にしてベック平滑度205
秒/10mlの基紙を調製し、以下実施例1と同様にし
て感熱記録紙を得た。
【0039】実施例3 実施例1において、NBKPを使用せず、アカシアBK
Pを100%とした以外は実施例1と同様にしてベック
平滑度225秒/10mlの基紙を調製し、以下実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0040】実施例4 実施例2において、ユーカリBKPの叩解後CSFを3
00mlとした以外は実施例2と同様にしてベック平滑
度200秒/10mlの基紙を調製し、以下実施例1と
同様にして感熱記録紙を得た。
【0041】実施例5 南アフリカ産のユーカリ(樹齢8年)を原料とするBK
P((L/D)×1000;47、L;0.64、L±
0.2mm;60%)をシングルディスクリファイナー
でカナディアンスタンダードフリーネス(以下CSF)
が480mlとなるように叩解した。叩解前のCSFは
590mlであった。叩解されたユーカリBKPを85
%とCSF480mlのNBKP15%を混合し、平均
粒子径が1μm の軽質炭酸カルシウム(商品名;TP−
121−6S/奥多摩工業社製)を紙灰分が12%とな
るように添加し、次に硫酸バンドを0.5%、カチオン
性タピオカ澱粉(商品名;アミロファックスT−220
0/松谷化学工業社性)1.5%及びアルキルケテンダ
イマーを0.5%を各々絶乾パルプに対し添加し、抄紙
した。それ以外は実施例1と同様にしてベック平滑度2
05秒/10mlの基紙を調製し、以下実施例1と同様
にして感熱記録紙を得た。
【0042】比較例1 オーストラリア産ユーカリ(樹齢50年)を原料とする
BKP((L/D)×1000;53、L;0.85、
L±0.2mm;45%)をシングルディスクリファイ
ナーでカナディアンスタンダードフリーネス(以下CS
F)が480mlとなるように叩解した。それ以外は実
施例1と同様にしてベック平滑度150秒/10mlの
基紙を調製し、以下実施例1と同様にして感熱記録紙を
得た。
【0043】比較例2 比較例1において、ベック平滑度205秒/10mlの
基紙を調製し、以下実施例1と同様にして感熱記録紙を
得た。
【0044】比較例3 実施例1において、アカシアBKPをCSF300ml
まで叩解して使用した以外は実施例1と同様にしてベッ
ク平滑度180秒/10mlの基紙を調製し、以下実施
例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0045】比較例4 インドネシア産マングローブを原料とするBKP((L
/D)×1000;65、L;1.05、L±0.2m
m;45%)をシングルディスクリファイナーでカナデ
ィアンスタンダードフリーネス(以下CSF)が480
mlとなるように叩解した。叩解前のCSFは650m
lであった。叩解されたマングローブBKPを75%と
CSF480mlのNBKP25%を混合し、抄紙用填
料としてタルクを紙灰分が12%となるように添加し、
更に絶乾パルプに対してロジンサイズを1.6%、硫酸
バンドを2.8%添加し、抄紙した以外は実施例1と同
様にしてベック平滑度100秒/10mlの基紙を調製
し、以下実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0046】比較例5 実施例2において、ベック平滑度170秒/10mlの
基紙を調製した以外は実施例2と同様にし、以下実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0047】かくして得られた10種類の感熱記録紙を
下記の方法で評価し、その結果を表1に記載した。 (1)記録濃度 感熱記録用シュミレーター(大倉電気社製、TH−PM
D)を用いて、印加電圧24V、パルス周期0.5m
s、0.4mJ/ドットの条件で記録し、記録像の濃度
をマクベス濃度計で測定した。 (2)記録画質 前記の記録濃度の鮮明さを下記の評価基準で目視判定し
た。 ◎;画質が極めて鮮明で優れている。 ○;画質が鮮明で良好である。 △;画質の鮮明さがやや劣っている。 ×;画質が不鮮明である。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の感熱記録紙は、特に記録濃度が高く、しかも記録画質
に優れた感熱記録紙であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基紙上に、発色剤と呈色剤とを含有する感
    熱発色層を設けた感熱記録紙において、基紙中に叩解前
    のパルプが下記の、及び式を同時に満足し、且つ
    叩解前と叩解後のパルプフリーネスの差が50〜300
    mlに調製されたパルプ繊維を50重量%以上含有さ
    せ、更に基紙のベック平滑度が200秒/10ml以上
    であることを特徴とする感熱記録紙。 (L/D)×1000≦60 0.5≦ L ≦ 0.8 L±0.2mm画分 ≧50% 〔LはJ.TAPPPI No.52に定める方法で測
    定した加重平均繊維長(mm)、Dは顕微鏡写真法にて
    測定した平均繊維径(μm)を示す。〕
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1376222A1 (en) * 2002-06-18 2004-01-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Support for image recording material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1376222A1 (en) * 2002-06-18 2004-01-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Support for image recording material

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