JPH05162196A - ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルム - Google Patents
ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルムInfo
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- JPH05162196A JPH05162196A JP35073791A JP35073791A JPH05162196A JP H05162196 A JPH05162196 A JP H05162196A JP 35073791 A JP35073791 A JP 35073791A JP 35073791 A JP35073791 A JP 35073791A JP H05162196 A JPH05162196 A JP H05162196A
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- G11B5/739—Magnetic recording media substrates
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- G11B5/73927—Polyester substrates, e.g. polyethylene terephthalate
- G11B5/73929—Polyester substrates, e.g. polyethylene terephthalate comprising naphthalene ring compounds, e.g. polyethylene naphthalate substrates
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間記録可能、且つ高密度記録の磁気記録
媒体、特にVTR用磁気記録テープのベースフィルムと
して有用なポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを提供することにある。 【構成】 縦方向のヤング率(EM )および横方向のヤ
ング率(ET )がいずれも600kg/mm2 以上であ
り、かつ縦方向のヤング率が横方向のヤング率と同じか
これより大きく、そして105℃で30分間無荷重で熱
処理したときの横方向の熱収縮率が1%以上であり、フ
ィルムの表面粗さRaが5nm以下である二軸配向ポリ
エチレン―2,6―ナフタレートフィルム。
媒体、特にVTR用磁気記録テープのベースフィルムと
して有用なポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを提供することにある。 【構成】 縦方向のヤング率(EM )および横方向のヤ
ング率(ET )がいずれも600kg/mm2 以上であ
り、かつ縦方向のヤング率が横方向のヤング率と同じか
これより大きく、そして105℃で30分間無荷重で熱
処理したときの横方向の熱収縮率が1%以上であり、フ
ィルムの表面粗さRaが5nm以下である二軸配向ポリ
エチレン―2,6―ナフタレートフィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二軸配向ポリエチレン―
2,6―ナフタレートフィルムに関し、更に詳しくは、
長時間記録可能で且つ、電磁変換特性に優れた高密度記
録の磁気記録媒体、特にVTR用磁気記録テープなど磁
性金属薄膜の蒸着磁気記録媒体のベースフィルムとして
有用な二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
ィルムに関する。
2,6―ナフタレートフィルムに関し、更に詳しくは、
長時間記録可能で且つ、電磁変換特性に優れた高密度記
録の磁気記録媒体、特にVTR用磁気記録テープなど磁
性金属薄膜の蒸着磁気記録媒体のベースフィルムとして
有用な二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
ィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の保磁力が大きく、長時間記録
可能な磁気記録テープとして、特定の機械的性質及び表
面構造を備えた二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタ
レートフィルムを支持体とし、この支持体の表面の一方
に金属薄膜からなる磁性層を形成せしめ、また前記支持
体の磁性金属薄膜が形成されていない反対側の表面に滑
剤を含む有機高分子の塗膜を塗設してなる磁気記録テー
プが提案されている。この磁気記録テープは、例えば支
持体のフィルムとして長手方向(縦方向)の5%伸張時
応力が18kg/mm2 以上であり、長手方向のヤング
率が800kg/mm2 以上であり、かつ横方向のヤン
グ率が500kg/mm2 以上であるポリエチレン―
2,6―ナフタレートフィルムを用い、磁気記録の保磁
力を高めたものである。
可能な磁気記録テープとして、特定の機械的性質及び表
面構造を備えた二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタ
レートフィルムを支持体とし、この支持体の表面の一方
に金属薄膜からなる磁性層を形成せしめ、また前記支持
体の磁性金属薄膜が形成されていない反対側の表面に滑
剤を含む有機高分子の塗膜を塗設してなる磁気記録テー
プが提案されている。この磁気記録テープは、例えば支
持体のフィルムとして長手方向(縦方向)の5%伸張時
応力が18kg/mm2 以上であり、長手方向のヤング
率が800kg/mm2 以上であり、かつ横方向のヤン
グ率が500kg/mm2 以上であるポリエチレン―
2,6―ナフタレートフィルムを用い、磁気記録の保磁
力を高めたものである。
【0003】しかし、このようなフィルムでも、該フィ
ルム支持体に金属薄膜を形成しようとしたときに支持体
フィルムがカールを起こし、その後の磁気記録テープ化
の工程で走行トラブルを起こしたり、カセットにテープ
を巻き込んで使用するときにテープが湾曲して磁気ヘッ
ドにうまく接触せず、出力がでなかったり、テープの走
行が不安定になったりするという問題がある。また、金
属薄膜を形成しようとした場合に起こる支持体フィルム
のカールを防ぐ対策として、横倍率を上げて横方向のヤ
ング率を高め、かつ横方向の熱収を上げることによりカ
ールを防ぐ手段をとることができるが、この場合縦方向
のヤング率が低くなりテープの走行中に、テープが伸び
たり、磁気ヘッドへのテープの押し付けが弱くなり、電
磁変換特性が悪化する。
ルム支持体に金属薄膜を形成しようとしたときに支持体
フィルムがカールを起こし、その後の磁気記録テープ化
の工程で走行トラブルを起こしたり、カセットにテープ
を巻き込んで使用するときにテープが湾曲して磁気ヘッ
ドにうまく接触せず、出力がでなかったり、テープの走
行が不安定になったりするという問題がある。また、金
属薄膜を形成しようとした場合に起こる支持体フィルム
のカールを防ぐ対策として、横倍率を上げて横方向のヤ
ング率を高め、かつ横方向の熱収を上げることによりカ
ールを防ぐ手段をとることができるが、この場合縦方向
のヤング率が低くなりテープの走行中に、テープが伸び
たり、磁気ヘッドへのテープの押し付けが弱くなり、電
磁変換特性が悪化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を解消し、金属薄膜を付与するときのフィルム支持
体のカールが小さく、高密度磁気記録用テープとしたと
きの保磁力が大きく、記録の脱落がなく、しかも薄くし
てもテープとしての走行性や耐久性が極めて良好な磁気
記録テープを製造し得る二軸配向ポリエチレン―2,6
―ナフタレートフィルムを提供することにある。
欠点を解消し、金属薄膜を付与するときのフィルム支持
体のカールが小さく、高密度磁気記録用テープとしたと
きの保磁力が大きく、記録の脱落がなく、しかも薄くし
てもテープとしての走行性や耐久性が極めて良好な磁気
記録テープを製造し得る二軸配向ポリエチレン―2,6
―ナフタレートフィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次の構成からなる。縦方向のヤング率
(EM )および横方向のヤング率(ET)がいずれも6
00kg/mm2 以上であり、かつ縦方向のヤング率が横
方向のヤング率と同じかこれより大きく、そして105
℃で30分間無荷重で熱処理したときの横方向の熱収縮
率が1%以上であり、フィルムの表面粗さRaが5nm
以下である二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トフィルム。
達成するために、次の構成からなる。縦方向のヤング率
(EM )および横方向のヤング率(ET)がいずれも6
00kg/mm2 以上であり、かつ縦方向のヤング率が横
方向のヤング率と同じかこれより大きく、そして105
℃で30分間無荷重で熱処理したときの横方向の熱収縮
率が1%以上であり、フィルムの表面粗さRaが5nm
以下である二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレー
トフィルム。
【0006】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、縦方向のヤング率(EM )が6
00kg/mm2 以上である必要がある。より好ましく
は650kg/mm2 以上、更に好ましくは700kg
/mm2 以上、特に好ましくは750kg/mm2 以上
である。縦方向のヤング率が600kg/mm2 未満の
場合には、磁気テープに瞬時に強い応力がかかったと
き、テープが伸びて変形するので好ましくない。また、
横方向のヤング率は600kg/mm2 以上である必要
がある。より好ましくは650kg/mm2 以上、更に
好ましくは700kg/mm2 以上である。横方向のヤ
ング率が600kg/mm2 未満の場合には、テープの
走行中にテープエッジがワカメ状に変形したり、折れ曲
がったりするので好ましくない。
フタレートフィルムは、縦方向のヤング率(EM )が6
00kg/mm2 以上である必要がある。より好ましく
は650kg/mm2 以上、更に好ましくは700kg
/mm2 以上、特に好ましくは750kg/mm2 以上
である。縦方向のヤング率が600kg/mm2 未満の
場合には、磁気テープに瞬時に強い応力がかかったと
き、テープが伸びて変形するので好ましくない。また、
横方向のヤング率は600kg/mm2 以上である必要
がある。より好ましくは650kg/mm2 以上、更に
好ましくは700kg/mm2 以上である。横方向のヤ
ング率が600kg/mm2 未満の場合には、テープの
走行中にテープエッジがワカメ状に変形したり、折れ曲
がったりするので好ましくない。
【0007】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、さらに縦方向のヤング率が横方
向のヤング率と同じか、これより大きいことが必要があ
る。縦方向のヤング率が横方向のヤング率より低い場
合、磁気テープの走行時ビデオ回転ヘッドへのテープの
押しつけが弱くなり、電磁変換特性が低下し、もはや高
密度、高感度の磁気記録テープを得ることができず、好
ましくない。
フタレートフィルムは、さらに縦方向のヤング率が横方
向のヤング率と同じか、これより大きいことが必要があ
る。縦方向のヤング率が横方向のヤング率より低い場
合、磁気テープの走行時ビデオ回転ヘッドへのテープの
押しつけが弱くなり、電磁変換特性が低下し、もはや高
密度、高感度の磁気記録テープを得ることができず、好
ましくない。
【0008】かかるヤング率を得る手段としては、一般
的なロールやステンターを用いて縦横同時に延伸しても
よく、また縦、横方向に各々逐次に延伸してもよく、ま
た縦、横方向に2段以上延伸する方法を用いてもよい。
的なロールやステンターを用いて縦横同時に延伸しても
よく、また縦、横方向に各々逐次に延伸してもよく、ま
た縦、横方向に2段以上延伸する方法を用いてもよい。
【0009】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、さらにまた、105℃で無荷重
下で30分熱処理したときに生ずる横方向の熱収縮率が
1%以上であることが必要である。好ましい熱収縮率は
1〜3%の範囲である。この熱収縮率が1%未満の場
合、カールが著しくなり好ましくない。特に上限は規定
しないが、3%を越えるとカールや波シワが出始め好ま
しくない。105℃、30分の横方向の熱収縮率を上げ
る手段として延伸後の熱処理温度を下げることが挙げら
れる。しかし、あまり下げすぎると、縦方向のヤング率
が下がった状態で縦方向の熱収縮率が上がるため、磁気
テープの加工中での擦り傷発生が多くなり、その削れ粉
が磁気テープの磁性面に付着、ドロップアウトの原因と
なったり、磁気ヘッドへの押し付け圧が低下したり、寸
法安定性が落ちるため、電磁変換特性が悪化する原因と
なる。また、横方向の熱収縮率を上げる別の手段として
横延伸倍率を上げる方法が考えられる。しかしながら、
横延伸倍率が高すぎると横配向が強くなり、横ヤング率
アップ、縦ヤング率ダウンとなり、前記の熱処理温度を
下げ過ぎた場合と同結果となって、磁性金属薄膜を形成
しようとした場合カールが発生する。横熱収縮率を上げ
る方法は、これらの方法に限定されるものではない。
フタレートフィルムは、さらにまた、105℃で無荷重
下で30分熱処理したときに生ずる横方向の熱収縮率が
1%以上であることが必要である。好ましい熱収縮率は
1〜3%の範囲である。この熱収縮率が1%未満の場
合、カールが著しくなり好ましくない。特に上限は規定
しないが、3%を越えるとカールや波シワが出始め好ま
しくない。105℃、30分の横方向の熱収縮率を上げ
る手段として延伸後の熱処理温度を下げることが挙げら
れる。しかし、あまり下げすぎると、縦方向のヤング率
が下がった状態で縦方向の熱収縮率が上がるため、磁気
テープの加工中での擦り傷発生が多くなり、その削れ粉
が磁気テープの磁性面に付着、ドロップアウトの原因と
なったり、磁気ヘッドへの押し付け圧が低下したり、寸
法安定性が落ちるため、電磁変換特性が悪化する原因と
なる。また、横方向の熱収縮率を上げる別の手段として
横延伸倍率を上げる方法が考えられる。しかしながら、
横延伸倍率が高すぎると横配向が強くなり、横ヤング率
アップ、縦ヤング率ダウンとなり、前記の熱処理温度を
下げ過ぎた場合と同結果となって、磁性金属薄膜を形成
しようとした場合カールが発生する。横熱収縮率を上げ
る方法は、これらの方法に限定されるものではない。
【0010】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、フィルムの表面粗さRaが5n
m以下である必要がある。更に好ましくは表面粗さRa
が1〜4μmの範囲のものが、特に高密度、高感度の磁
気テープを得ることができる。この表面粗さRaが5n
mより大きくなると、磁気ヘッドとテープ間の空隙が大
きくなって、テープの電磁変換特性が低下し、もはや高
密度、高感度の磁気記録テープを得ることができず、好
ましくない。表面粗さRaの下限は特に限定しないが、
表面粗さRaが1%未満の場合、摩擦係数が大きくなり
フィルムの取扱性及びロール上に巻き上げることが非常
に難しくなる。
フタレートフィルムは、フィルムの表面粗さRaが5n
m以下である必要がある。更に好ましくは表面粗さRa
が1〜4μmの範囲のものが、特に高密度、高感度の磁
気テープを得ることができる。この表面粗さRaが5n
mより大きくなると、磁気ヘッドとテープ間の空隙が大
きくなって、テープの電磁変換特性が低下し、もはや高
密度、高感度の磁気記録テープを得ることができず、好
ましくない。表面粗さRaの下限は特に限定しないが、
表面粗さRaが1%未満の場合、摩擦係数が大きくなり
フィルムの取扱性及びロール上に巻き上げることが非常
に難しくなる。
【0011】この表面粗さRaは、フィルム中に不活性
微粒子例えば周期律表第IIA,第IIB,第IVA,第IVB
の元素を含有する無機微粒子、シリコーン樹脂、架橋ポ
リスチレン等の如き耐熱性の高い高分子よりなる微粒子
などを含有させることで、あるいは他の表面処理例えば
コーティング処理によって調製することができる。不活
性微粒子を含有させる場合、例えば平均粒径0.004
5μmのシリカ微粒子を0.1重量%(対ポリマー重
量)程度含有させることが好ましい。
微粒子例えば周期律表第IIA,第IIB,第IVA,第IVB
の元素を含有する無機微粒子、シリコーン樹脂、架橋ポ
リスチレン等の如き耐熱性の高い高分子よりなる微粒子
などを含有させることで、あるいは他の表面処理例えば
コーティング処理によって調製することができる。不活
性微粒子を含有させる場合、例えば平均粒径0.004
5μmのシリカ微粒子を0.1重量%(対ポリマー重
量)程度含有させることが好ましい。
【0012】また、本発明におけるポリエチレン―2,
6―ナフタレートフイルムの磁性金属薄膜等の磁性層が
形成されていない反対側の表面の表面粗さRaは、特定
の範囲に限定されない。特に好ましくは、滑剤を含む有
機高分子の塗膜を塗設して、塗布層の表面粗さRaを5
nm以上にすることにより、さらには塗布層の表面粗さ
Raを15〜40nmの範囲にすることにより、滑り易
く、取扱い作業性が良好で、走行性の改良された磁気記
録テープを得ることができる。該反対面に塗設する塗布
層は厚みが1μm以下、好ましくは50〜500nm程
度の薄いものでよい。有機高分子塗膜に含まれる滑剤と
しては、アクリル酸アルミニウム、モリブデン、微細シ
リカ、フッ素樹脂等が例示できるが、これらに限定され
ない。滑剤の平均粒径は0.1〜2μmが好ましく、こ
の添加量は0.05〜0.5重量%(対バインダー重
量)程度が好ましい。また有機高分子塗膜は、例えばポ
リオキシアルキレングリコールのグリシジルエーテルな
どを含むポリエーテルや、ナフタレン―2,6―ジカル
ボン酸、脂肪族ジカルボン酸などで変性した酸成分をも
つ共重合ポリエステル等の溶液またはエマルジョンに分
散して、裏面支持体に塗設される。
6―ナフタレートフイルムの磁性金属薄膜等の磁性層が
形成されていない反対側の表面の表面粗さRaは、特定
の範囲に限定されない。特に好ましくは、滑剤を含む有
機高分子の塗膜を塗設して、塗布層の表面粗さRaを5
nm以上にすることにより、さらには塗布層の表面粗さ
Raを15〜40nmの範囲にすることにより、滑り易
く、取扱い作業性が良好で、走行性の改良された磁気記
録テープを得ることができる。該反対面に塗設する塗布
層は厚みが1μm以下、好ましくは50〜500nm程
度の薄いものでよい。有機高分子塗膜に含まれる滑剤と
しては、アクリル酸アルミニウム、モリブデン、微細シ
リカ、フッ素樹脂等が例示できるが、これらに限定され
ない。滑剤の平均粒径は0.1〜2μmが好ましく、こ
の添加量は0.05〜0.5重量%(対バインダー重
量)程度が好ましい。また有機高分子塗膜は、例えばポ
リオキシアルキレングリコールのグリシジルエーテルな
どを含むポリエーテルや、ナフタレン―2,6―ジカル
ボン酸、脂肪族ジカルボン酸などで変性した酸成分をも
つ共重合ポリエステル等の溶液またはエマルジョンに分
散して、裏面支持体に塗設される。
【0013】本発明のポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフイルムは、その厚さに特に制限はないが、75μ
m以下のものが好ましい。さらに磁性層の強度向上によ
るベースフィルムの薄膜化に対応する場合62μm以下
のものが好ましく、さらに50μm以下のものが好まし
い。さらにハードの小型化及び長時間記録用記録媒体の
薄膜化の市場ニーズに対応し、ベースフィルムの厚さが
25μm以下のものが好ましく、さらに12μm以下の
厚さのものが好ましく、特に2〜12μmの厚さの範囲
のものが好ましく用いられる。
ートフイルムは、その厚さに特に制限はないが、75μ
m以下のものが好ましい。さらに磁性層の強度向上によ
るベースフィルムの薄膜化に対応する場合62μm以下
のものが好ましく、さらに50μm以下のものが好まし
い。さらにハードの小型化及び長時間記録用記録媒体の
薄膜化の市場ニーズに対応し、ベースフィルムの厚さが
25μm以下のものが好ましく、さらに12μm以下の
厚さのものが好ましく、特に2〜12μmの厚さの範囲
のものが好ましく用いられる。
【0014】本発明においてフィルムを構成するポリエ
チレン―2,6―ナフタレートは、ナフタレンジカルボ
ン酸を主たる酸成分とするが、小量の他のジカルボン酸
成分を共重合してもよく、またエチレングリコールを主
たるグリコール成分とするが、小量の他のグリコール成
分を共重合していてもよいポリマーである。ナフタレン
ジカルボン酸以外のジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボ
ン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸などの芳香族ジカル
ボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸、1,3―アダマンタンジカルボン酸など
の脂環族ジカルボン酸をあげることができる。またエチ
レングリコール以外のグリコール成分としては、例えば
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、
1,6ーヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4―シクロヘキサンジメタノール、p―キシリレン
グリコールなどをあげることができる。また、ポリマー
中に安定剤、着色剤等の添加剤を配合したものでもよ
い。このようなポリエチレン―2,6―ナフタレートは
通常溶融重合法によって公知の方法で製造される。この
際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用すること
ができる。
チレン―2,6―ナフタレートは、ナフタレンジカルボ
ン酸を主たる酸成分とするが、小量の他のジカルボン酸
成分を共重合してもよく、またエチレングリコールを主
たるグリコール成分とするが、小量の他のグリコール成
分を共重合していてもよいポリマーである。ナフタレン
ジカルボン酸以外のジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボ
ン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸などの芳香族ジカル
ボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸、1,3―アダマンタンジカルボン酸など
の脂環族ジカルボン酸をあげることができる。またエチ
レングリコール以外のグリコール成分としては、例えば
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、
1,6ーヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4―シクロヘキサンジメタノール、p―キシリレン
グリコールなどをあげることができる。また、ポリマー
中に安定剤、着色剤等の添加剤を配合したものでもよ
い。このようなポリエチレン―2,6―ナフタレートは
通常溶融重合法によって公知の方法で製造される。この
際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用すること
ができる。
【0015】ポリエチレン―2,6―ナフタレートの固
有粘度は0.45〜0.90の範囲にあることが好まし
い。
有粘度は0.45〜0.90の範囲にあることが好まし
い。
【0016】本発明におけるポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、公知の方法を用いて製造するこ
とができる。例えば、ポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムを溶融押出し、好ましくは融点(Tm:
℃)ないし(Tm+70)℃の温度で溶融押出し、冷却
固化して未延伸フィルムを得、該未延伸フィルムを一軸
方向(縦方向または横方向)に(Tg−10)〜(Tg
+70)℃の温度(但し、Tg:ポリエチレン―2,6
―ナフタレートのガラス転移温度)で所定倍率に延伸
し、次いで上記延伸方向と直角方向(一段目延伸が縦方
向の場合には、二段目延伸は横方向となる)にTg〜
(Tg+70)℃の温度で所定の倍率に延伸し、更に熱
処理する方法を用いて製造することができる。その際、
延伸倍率、延伸温度、熱処理温度条件等は上記フィルム
の特性から選択、決定される。面積倍率は、9〜22
倍、さらに12〜22倍にするのが好ましい。熱固定温
度は190〜250℃の範囲から、また処理時間は1〜
60秒の範囲から決めるとよい。
フタレートフィルムは、公知の方法を用いて製造するこ
とができる。例えば、ポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムを溶融押出し、好ましくは融点(Tm:
℃)ないし(Tm+70)℃の温度で溶融押出し、冷却
固化して未延伸フィルムを得、該未延伸フィルムを一軸
方向(縦方向または横方向)に(Tg−10)〜(Tg
+70)℃の温度(但し、Tg:ポリエチレン―2,6
―ナフタレートのガラス転移温度)で所定倍率に延伸
し、次いで上記延伸方向と直角方向(一段目延伸が縦方
向の場合には、二段目延伸は横方向となる)にTg〜
(Tg+70)℃の温度で所定の倍率に延伸し、更に熱
処理する方法を用いて製造することができる。その際、
延伸倍率、延伸温度、熱処理温度条件等は上記フィルム
の特性から選択、決定される。面積倍率は、9〜22
倍、さらに12〜22倍にするのが好ましい。熱固定温
度は190〜250℃の範囲から、また処理時間は1〜
60秒の範囲から決めるとよい。
【0017】かかる逐次二軸延伸法のほかに、同時二軸
延伸法を用いることができる。また逐次二軸延伸法にお
いて縦方向,横方向の延伸回数は1回に限られるもので
はなく、縦―横延伸を数回の延伸処理により行うことが
でき、その回数に限定されるものではない。例えば、さ
らに機械特性を上げたい場合には、熱固定処理前の上記
二軸延伸フィルムについて、熱固定温度を(Tg+2
0)℃〜(Tg+70)℃として熱固定し、更にこの熱
固定温度より10〜40℃高い温度で縦方向または横方
向に延伸し、続いて更にこの温度より20〜50℃高い
温度で更に横方向または縦方向に延伸し、縦方向の場合
総合延伸倍率を5.0〜6.9倍、横方向の場合総合延
伸倍率を5.0〜6.9倍とすることができる。
延伸法を用いることができる。また逐次二軸延伸法にお
いて縦方向,横方向の延伸回数は1回に限られるもので
はなく、縦―横延伸を数回の延伸処理により行うことが
でき、その回数に限定されるものではない。例えば、さ
らに機械特性を上げたい場合には、熱固定処理前の上記
二軸延伸フィルムについて、熱固定温度を(Tg+2
0)℃〜(Tg+70)℃として熱固定し、更にこの熱
固定温度より10〜40℃高い温度で縦方向または横方
向に延伸し、続いて更にこの温度より20〜50℃高い
温度で更に横方向または縦方向に延伸し、縦方向の場合
総合延伸倍率を5.0〜6.9倍、横方向の場合総合延
伸倍率を5.0〜6.9倍とすることができる。
【0018】本発明において磁性層を構成する磁性金属
の例として、コバルト、鉄、ニッケルもしくはこれらの
合金、またはこれらとクロム、タングステンとの合金な
どが挙げられる。金属薄膜の形成方法としては、無機電
解メッキや電解メッキによる湿式真空蒸着、スパッタリ
ングやイオンプレーティングによる乾式法を用いること
ができる。特に真空蒸着法は析出速度が極めて大きく、
高い保磁力を得ることが出来るので、最も好ましい形成
方法である。また、コバルト、クロムのスパッタリング
も好ましい方法である。薄膜は300〜1500nm程
度が一応の厚さの標準となる。しかしながら、金属薄膜
の形成方法は前述の磁性金属の種類や方法に限定されな
い。
の例として、コバルト、鉄、ニッケルもしくはこれらの
合金、またはこれらとクロム、タングステンとの合金な
どが挙げられる。金属薄膜の形成方法としては、無機電
解メッキや電解メッキによる湿式真空蒸着、スパッタリ
ングやイオンプレーティングによる乾式法を用いること
ができる。特に真空蒸着法は析出速度が極めて大きく、
高い保磁力を得ることが出来るので、最も好ましい形成
方法である。また、コバルト、クロムのスパッタリング
も好ましい方法である。薄膜は300〜1500nm程
度が一応の厚さの標準となる。しかしながら、金属薄膜
の形成方法は前述の磁性金属の種類や方法に限定されな
い。
【0019】本発明の二軸配向ポリエチレン―2,6―
ナフタレートフィルムを用いて磁気記録テープを作成す
ると、金属薄膜を付与するときのフィルム支持体のカー
ルが小さく、高密度磁気記録用テープとしたときの保磁
力が大きく、記録の脱落がなく、しかも薄くしてもテー
プとしての走行性や耐久性が極めて良好な磁気記録テー
プを得ることが出来る。
ナフタレートフィルムを用いて磁気記録テープを作成す
ると、金属薄膜を付与するときのフィルム支持体のカー
ルが小さく、高密度磁気記録用テープとしたときの保磁
力が大きく、記録の脱落がなく、しかも薄くしてもテー
プとしての走行性や耐久性が極めて良好な磁気記録テー
プを得ることが出来る。
【0020】
【実施例】以下、実施例に掲げて本発明を更に説明す
る。なお、本発明における種々の物性値及び特性は以下
の如くして測定したものであり、かつ定義される。
る。なお、本発明における種々の物性値及び特性は以下
の如くして測定したものであり、かつ定義される。
【0021】(1)ヤング率 フィルムを試料巾10mm、長さ150mmに切り、チャッ
ク間100mmにして引張速度10mm/分、チャート速度
500mm/分にインストロンタイプの万能引張試験装置
にて引張った。得られた荷重―伸び曲線の立上り部の接
線よりヤング率を計算した。
ク間100mmにして引張速度10mm/分、チャート速度
500mm/分にインストロンタイプの万能引張試験装置
にて引張った。得られた荷重―伸び曲線の立上り部の接
線よりヤング率を計算した。
【0022】(2)熱収縮率 105℃に設定されたオーブンの中にあらかじめ正確な
長さを測定した長さ約30cm、巾1cmのフィルムを無荷
重で入れ、30分間熱処理し、その後オーブンよりフィ
ルムを取り出し、室温に戻してからその寸法の変化を読
みとった。熱処理前の長さ(L0 )と熱処理による寸法
変化量(ΔL)より、次式(数1)で熱収縮率を求め
た。
長さを測定した長さ約30cm、巾1cmのフィルムを無荷
重で入れ、30分間熱処理し、その後オーブンよりフィ
ルムを取り出し、室温に戻してからその寸法の変化を読
みとった。熱処理前の長さ(L0 )と熱処理による寸法
変化量(ΔL)より、次式(数1)で熱収縮率を求め
た。
【0023】
【数1】
【0024】(3)フィルム表面粗さ(Ra) 小坂研究所(株)製の触針式表面粗さ計(サーフコーダ
30C)を用いて、針の半径2μm、触針圧30mgの条
件下にチャート(フィルム表面粗さ曲線)をかかせた。
フィルム表面粗さ曲線から、その中心線の方向に測定長
さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX
軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY=f
(x)で表わしたとき、次の式(数2)で与えられるR
a(μm)をフィルム表面粗さとして定義する。
30C)を用いて、針の半径2μm、触針圧30mgの条
件下にチャート(フィルム表面粗さ曲線)をかかせた。
フィルム表面粗さ曲線から、その中心線の方向に測定長
さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX
軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY=f
(x)で表わしたとき、次の式(数2)で与えられるR
a(μm)をフィルム表面粗さとして定義する。
【0025】
【数2】
【0026】(4)電磁変換特性 シバソク(株)製ノイズメーターを使用し、ビデオ用磁
気テープのS/N比を測定した。また表1に示す比較例
2のテープに対するS/N比の差を求めた。また使用し
たVTRはソニー(株)製EV−S700である。
気テープのS/N比を測定した。また表1に示す比較例
2のテープに対するS/N比の差を求めた。また使用し
たVTRはソニー(株)製EV−S700である。
【0027】(5)磁気テープの走行耐久性 ソニー(株)製EV−S700で走行開始、停止を繰り
返しながら100時間走行させ、走行状態を調べるとと
もに出力測定を行った。このときの磁気テープの走行耐
久性を下記ように判定した。 <3段階判定> ○:テープの端が折れたり、ワカメ状にならず、また、
削れがなく白粉付着がない △:若干、テープの端の折れやワカメが発生したり、小
量の白粉付着が見られる ×:テープの折れやワカメの発生が著しく、また、テー
プ削れが著しく白粉が多量に発生する
返しながら100時間走行させ、走行状態を調べるとと
もに出力測定を行った。このときの磁気テープの走行耐
久性を下記ように判定した。 <3段階判定> ○:テープの端が折れたり、ワカメ状にならず、また、
削れがなく白粉付着がない △:若干、テープの端の折れやワカメが発生したり、小
量の白粉付着が見られる ×:テープの折れやワカメの発生が著しく、また、テー
プ削れが著しく白粉が多量に発生する
【0028】(6)カール 磁気記録テープ原反から500×500mmの正方形の
試料を切り出し、そのカールの状態を下記5段階に分類
し、DとEはカール:良好、A,B,Cはカール:不良
と判定する。 A:完全に筒状を呈するもの B:Aに近い状態だが、筒の一部が開口しているもの C:Bの開口部が広がったものであるが側面の最長部を
円の直径とできるもの D:Cの開口部がさらに広がったものであり、側面の最
長部を円の直径とはできないもの E:カールの全くないもの、またはほとんどないもの
試料を切り出し、そのカールの状態を下記5段階に分類
し、DとEはカール:良好、A,B,Cはカール:不良
と判定する。 A:完全に筒状を呈するもの B:Aに近い状態だが、筒の一部が開口しているもの C:Bの開口部が広がったものであるが側面の最長部を
円の直径とできるもの D:Cの開口部がさらに広がったものであり、側面の最
長部を円の直径とはできないもの E:カールの全くないもの、またはほとんどないもの
【0029】
【実施例1】平均粒径0.10μmのシリカ粒子を0.
05重量%含有した固有粘度0.62dl/g(オルソク
ロロフェノールを溶媒として用い、25℃で測定した
値)のポリエチレン―2,6―ナフタレートを170℃
で乾燥した後300℃で溶融押出し、60℃に保持した
キャスティングドラム上で急冷固化せしめて180μm
の厚みの未延伸フィルムを得た。
05重量%含有した固有粘度0.62dl/g(オルソク
ロロフェノールを溶媒として用い、25℃で測定した
値)のポリエチレン―2,6―ナフタレートを170℃
で乾燥した後300℃で溶融押出し、60℃に保持した
キャスティングドラム上で急冷固化せしめて180μm
の厚みの未延伸フィルムを得た。
【0030】該未延伸フィルムを縦方向に130℃で
2.3倍延伸し、次いで横方向に130℃で4.0倍延
伸し、引き続いて160℃で中間熱処理した。このフィ
ルムをさらに縦方向に170℃で2.4倍、横方向に
1.5倍延伸した後、次の組成の塗液をフィルム表面の
片側に塗布した。
2.3倍延伸し、次いで横方向に130℃で4.0倍延
伸し、引き続いて160℃で中間熱処理した。このフィ
ルムをさらに縦方向に170℃で2.4倍、横方向に
1.5倍延伸した後、次の組成の塗液をフィルム表面の
片側に塗布した。
【0031】 フィルム表面に塗布した塗液の組成: アクリル酸アルミ 2wt%……12kg ポリエチレングリコール 2wt%…… 5kg ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル 2wt%…… 2kg ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 2wt%…… 1kg 塗布量はウエットで約2.2g/m2 であり、固形分と
して約0.0126g/m2 である。
して約0.0126g/m2 である。
【0032】ついで、該フィルムを200℃で熱処理
し、厚み7μmの二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフ
タレートフィルムを巻取った。
し、厚み7μmの二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフ
タレートフィルムを巻取った。
【0033】このポリエチレン―2,6―ナフタレート
フィルムの他の表面(非塗布面)に電子ビーム蒸着法
(最小入射角50°の斜方蒸着)で、厚さ100nmの
Co―Ni層(Co/Ni―75/25重量比)を蒸着
し、磁気記録用原反を得た。この原反を用いて磁気記録
テープを作成した。
フィルムの他の表面(非塗布面)に電子ビーム蒸着法
(最小入射角50°の斜方蒸着)で、厚さ100nmの
Co―Ni層(Co/Ni―75/25重量比)を蒸着
し、磁気記録用原反を得た。この原反を用いて磁気記録
テープを作成した。
【0034】得られたフィルム及びテープの特性を表1
に示す。この表から明らかなように支持体フィルムの蒸
着時のカール発生がなく、電磁変換特性、ドロップアウ
ト、走行性とも良好であった。
に示す。この表から明らかなように支持体フィルムの蒸
着時のカール発生がなく、電磁変換特性、ドロップアウ
ト、走行性とも良好であった。
【0035】
【実施例2】実施例1におけるシリカ粒子の代わりに、
平均粒径0.05μmのシリカ粒子を0.03重量%添
加した以外は実施例1と同様にして未延伸フィルムを
得、該未延伸フィルムを縦方向に130℃で2.4倍延
伸し、次いで横方向に130℃で4.0倍延伸し、引き
続いて160℃で中間熱処理した。このフィルムをさら
に縦方向に170℃で2.6倍、横方向に1.3倍延伸
した以外は実施例1と同様にして片面塗布したフィルム
及び蒸着加工したテープを得た。実施例1と同様、良好
なフィルムが得られた。
平均粒径0.05μmのシリカ粒子を0.03重量%添
加した以外は実施例1と同様にして未延伸フィルムを
得、該未延伸フィルムを縦方向に130℃で2.4倍延
伸し、次いで横方向に130℃で4.0倍延伸し、引き
続いて160℃で中間熱処理した。このフィルムをさら
に縦方向に170℃で2.6倍、横方向に1.3倍延伸
した以外は実施例1と同様にして片面塗布したフィルム
及び蒸着加工したテープを得た。実施例1と同様、良好
なフィルムが得られた。
【0036】
【比較例1】実施例1における支持体フィルムの片面塗
布後の熱処理温度を220℃にした以外は実施例1と同
様にしてフィルム及び磁気記録テープを得た。実施例1
のものに比べ、カールが著しくひどいため、電磁変換特
性及び走行耐久性の悪いものだった。
布後の熱処理温度を220℃にした以外は実施例1と同
様にしてフィルム及び磁気記録テープを得た。実施例1
のものに比べ、カールが著しくひどいため、電磁変換特
性及び走行耐久性の悪いものだった。
【0037】
【比較例2】実施例1と同様にして未延伸フィルムを
得、この未延伸フィルムを125℃の温度で縦方向に
3.6倍延伸し、さらにテンターによって横方向に3.
9倍延伸した以外は実施例1と同様にして片面塗布、2
00℃熱固定したフィルム及び蒸着加工したテープを得
た。
得、この未延伸フィルムを125℃の温度で縦方向に
3.6倍延伸し、さらにテンターによって横方向に3.
9倍延伸した以外は実施例1と同様にして片面塗布、2
00℃熱固定したフィルム及び蒸着加工したテープを得
た。
【0038】その結果を表1に示す。ヤング率が低いた
めに走行耐久性は不良であった。また、電磁変換特性も
テープの腰が弱いために良くなかった。
めに走行耐久性は不良であった。また、電磁変換特性も
テープの腰が弱いために良くなかった。
【0039】
【比較例3】実施例1と同様にして未延伸フィルムを
得、該未延伸フィルムを縦方向に130℃で2.3倍延
伸し、次いで横方向に130℃で3.8倍延伸し、引き
続いて160℃で中間熱処理した。このフィルムをさら
に縦方向に170℃で2.3倍、横方向に2.0倍延伸
し、実施例1と同様にして片面塗布、200℃熱固定し
たフィルム及び蒸着加工したテープを得た。
得、該未延伸フィルムを縦方向に130℃で2.3倍延
伸し、次いで横方向に130℃で3.8倍延伸し、引き
続いて160℃で中間熱処理した。このフィルムをさら
に縦方向に170℃で2.3倍、横方向に2.0倍延伸
し、実施例1と同様にして片面塗布、200℃熱固定し
たフィルム及び蒸着加工したテープを得た。
【0040】その結果を表1に示す。実施例1のものに
比べ縦ヤング率が横ヤング率より低いために、回転ヘッ
ドへのテープの押しつけが弱くなり、電磁変換特性も良
くない。
比べ縦ヤング率が横ヤング率より低いために、回転ヘッ
ドへのテープの押しつけが弱くなり、電磁変換特性も良
くない。
【0041】
【比較例4】実施例1におけるシリカ粒子の代わりに、
平均粒径0.6μmの炭酸カルシウム粒子を0.02重
量%添加した以外は実施例1と同様にして片面塗布した
フィルム及び蒸着加工したテープを得た。実施例1のも
のに比ベースフィルムの表面が粗れているため、電磁変
換特性もかなり悪い。
平均粒径0.6μmの炭酸カルシウム粒子を0.02重
量%添加した以外は実施例1と同様にして片面塗布した
フィルム及び蒸着加工したテープを得た。実施例1のも
のに比ベースフィルムの表面が粗れているため、電磁変
換特性もかなり悪い。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、金属薄膜を付与すると
きのフィルム支持体のカールが小さく、高密度磁気記録
用テープとしたときの保磁力が大きく、電磁変換特性に
優れた長時間記録可能の高密度記録の蒸着磁気記録媒
体、特にVTR用磁気記録テープのベースフィルムとし
て有用なポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルム
を提供することができる。
きのフィルム支持体のカールが小さく、高密度磁気記録
用テープとしたときの保磁力が大きく、電磁変換特性に
優れた長時間記録可能の高密度記録の蒸着磁気記録媒
体、特にVTR用磁気記録テープのベースフィルムとし
て有用なポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルム
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 家康 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内
Claims (2)
- 【請求項1】 縦方向のヤング率(EM )および横方向
のヤング率(ET )がいずれも600kg/mm2 以上で
あり、かつ縦方向のヤング率が横方向のヤング率と同じ
かこれより大きく、そして105℃で30分間無荷重で
熱処理したときの横方向の熱収縮率が1%以上であり、
フィルムの表面粗さRaが5nm以下である二軸配向ポ
リエチレン―2,6―ナフタレートフィルム。 - 【請求項2】 フィルムの厚みが75μm以下の範囲に
ある請求項1記載の二軸配向ポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350737A JP2550250B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ポリエチレンー2,6ーナフタレートフィルム |
EP19930301071 EP0611789B1 (en) | 1991-12-12 | 1993-02-15 | Magnetic recording tape from biaxially stretched polyethylene-2,6-naphtalenedicarboxylate film |
US08/414,137 US5470665A (en) | 1991-12-12 | 1995-03-30 | Biaxially oriented unidirectionally long polyethylene-2, 6-naphthalenedicarboxylate film |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350737A JP2550250B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ポリエチレンー2,6ーナフタレートフィルム |
EP19930301071 EP0611789B1 (en) | 1991-12-12 | 1993-02-15 | Magnetic recording tape from biaxially stretched polyethylene-2,6-naphtalenedicarboxylate film |
US08/414,137 US5470665A (en) | 1991-12-12 | 1995-03-30 | Biaxially oriented unidirectionally long polyethylene-2, 6-naphthalenedicarboxylate film |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05162196A true JPH05162196A (ja) | 1993-06-29 |
JP2550250B2 JP2550250B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=27235375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3350737A Expired - Fee Related JP2550250B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ポリエチレンー2,6ーナフタレートフィルム |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5470665A (ja) |
EP (1) | EP0611789B1 (ja) |
JP (1) | JP2550250B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5618609A (en) * | 1993-12-22 | 1997-04-08 | Teijin Limited | Biaxially oriented film of polyethylene-2,6-naphthalenedicarboxylate |
US5631063A (en) * | 1993-12-22 | 1997-05-20 | Teijin Limited | Biaxially oriented film of polyethylene-2,6-naphthalenedicarboxylate |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6680126B1 (en) * | 2000-04-27 | 2004-01-20 | Applied Thin Films, Inc. | Highly anisotropic ceramic thermal barrier coating materials and related composites |
EP1346815B1 (en) | 2000-12-11 | 2007-10-03 | Teijin Limited | Biaxially oriented polyester film and method for production thereof |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5434206A (en) * | 1977-08-23 | 1979-03-13 | Teijin Ltd | Polyester film |
JPS60195727A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-04 | Teijin Ltd | 磁気テ−プ用ポリエステルフイルム |
JPH02202925A (ja) * | 1989-02-01 | 1990-08-13 | Teijin Ltd | ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイルム |
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---|---|---|---|---|
JPS62135339A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-18 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録体用ポリエチレン−2,6−ナフタレ−トフイルム |
JPH04265514A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-21 | Teijin Ltd | 磁気テープ |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3350737A patent/JP2550250B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-02-15 EP EP19930301071 patent/EP0611789B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-03-30 US US08/414,137 patent/US5470665A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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JPS60195727A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-04 | Teijin Ltd | 磁気テ−プ用ポリエステルフイルム |
JPH02202925A (ja) * | 1989-02-01 | 1990-08-13 | Teijin Ltd | ポリエチレン―2,6―ナフタレートフイルム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5618609A (en) * | 1993-12-22 | 1997-04-08 | Teijin Limited | Biaxially oriented film of polyethylene-2,6-naphthalenedicarboxylate |
US5631063A (en) * | 1993-12-22 | 1997-05-20 | Teijin Limited | Biaxially oriented film of polyethylene-2,6-naphthalenedicarboxylate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2550250B2 (ja) | 1996-11-06 |
EP0611789A1 (en) | 1994-08-24 |
EP0611789B1 (en) | 1999-12-29 |
US5470665A (en) | 1995-11-28 |
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