JPH0516202A - 射出成形機の金型保護装置 - Google Patents
射出成形機の金型保護装置Info
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- JPH0516202A JPH0516202A JP17403291A JP17403291A JPH0516202A JP H0516202 A JPH0516202 A JP H0516202A JP 17403291 A JP17403291 A JP 17403291A JP 17403291 A JP17403291 A JP 17403291A JP H0516202 A JPH0516202 A JP H0516202A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/84—Safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異常と判定されるまでの時間を短縮できる射
出成形機の金型保護装置を提供する。 【構成】 固定金型1と可動金型3との隙間量(位置検
出値)を検出する位置検出器4と、位置基準値を記憶す
る位置基準値記憶部14を設けた。更に、位置検出器4
より出力される位置検出値と位置基準値記憶部14より
読み出した位置基準値とを比較する比較部15を設け、
比較部15より比較される位置検出値と位置基準値との
差が予め設定された値を越えた場合に異常信号を発する
異常判定部11を設けた。そして、固定金型1と可動金
型3との隙間量を位置検出器4により検出し、位置検出
器4より出力される位置検出値と位置基準値記憶部14
より読み出した位置基準値とを比較部15により比較す
る。更に、比較部15により比較される位置検出値と位
置基準値との差が予め設定された値を越えた場合に異常
判定部11より異常信号を発する。
出成形機の金型保護装置を提供する。 【構成】 固定金型1と可動金型3との隙間量(位置検
出値)を検出する位置検出器4と、位置基準値を記憶す
る位置基準値記憶部14を設けた。更に、位置検出器4
より出力される位置検出値と位置基準値記憶部14より
読み出した位置基準値とを比較する比較部15を設け、
比較部15より比較される位置検出値と位置基準値との
差が予め設定された値を越えた場合に異常信号を発する
異常判定部11を設けた。そして、固定金型1と可動金
型3との隙間量を位置検出器4により検出し、位置検出
器4より出力される位置検出値と位置基準値記憶部14
より読み出した位置基準値とを比較部15により比較す
る。更に、比較部15により比較される位置検出値と位
置基準値との差が予め設定された値を越えた場合に異常
判定部11より異常信号を発する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定金型と可動金型と
の隙間量を検出する位置検出器を備える射出成形機の金
型保護装置に関するものである。
の隙間量を検出する位置検出器を備える射出成形機の金
型保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定金型と可動金型との隙間量を
検出する位置検出器を備える射出成形機の金型保護装置
が知られている(特開平1−159227号公報および
特開平1−159228号公報参照)。
検出する位置検出器を備える射出成形機の金型保護装置
が知られている(特開平1−159227号公報および
特開平1−159228号公報参照)。
【0003】図5は、従来の射出成形機の金型保護装置
の構成を示すブロック図である。射出成形機は、固定金
型1を有しており、固定金型1に臨んでモータ2により
駆動され固定金型1に対して開閉可能に進退する可動金
型3が配設されている。そして、金型保護装置は、固定
金型1と可動金型3との隙間量(位置検出値Spa)を検
出する位置検出器4を備えており、位置検出器4には、
モータ2の動作を指示する動作指令部6が接続されてい
る。なお、モータ2の出力トルクSt はトルク−推力変
換機構5により推力Sf に変換されて可動金型3に作用
するようになっている。更に、動作指令部6には、動作
指令部6より出力される位置指令Spcに基づきモータ2
への出力電流Sicを制御するモータ制御部7が接続され
ており、モータ制御部7からモータ2への出力電流Sic
を検出する電流検出器8が設けられている。そして、電
流検出器8は比較部9に接続されており、比較部9は、
電流検出器8より出力される電流検出値Siaと電流基準
値記憶部10より読み出した電流基準値Sibとを動作指
令部6より出力される判定タイミングパルスSip毎に比
較してその差分Sidを出力するようになっている。更
に、比較部9は、電流検出値Siaと電流基準値Sibとの
差分Sidが予め設定された値を越えた場合に異常信号S
e を動作指令部6へ報知する異常判定部11に接続され
ている。
の構成を示すブロック図である。射出成形機は、固定金
型1を有しており、固定金型1に臨んでモータ2により
駆動され固定金型1に対して開閉可能に進退する可動金
型3が配設されている。そして、金型保護装置は、固定
金型1と可動金型3との隙間量(位置検出値Spa)を検
出する位置検出器4を備えており、位置検出器4には、
モータ2の動作を指示する動作指令部6が接続されてい
る。なお、モータ2の出力トルクSt はトルク−推力変
換機構5により推力Sf に変換されて可動金型3に作用
するようになっている。更に、動作指令部6には、動作
指令部6より出力される位置指令Spcに基づきモータ2
への出力電流Sicを制御するモータ制御部7が接続され
ており、モータ制御部7からモータ2への出力電流Sic
を検出する電流検出器8が設けられている。そして、電
流検出器8は比較部9に接続されており、比較部9は、
電流検出器8より出力される電流検出値Siaと電流基準
値記憶部10より読み出した電流基準値Sibとを動作指
令部6より出力される判定タイミングパルスSip毎に比
較してその差分Sidを出力するようになっている。更
に、比較部9は、電流検出値Siaと電流基準値Sibとの
差分Sidが予め設定された値を越えた場合に異常信号S
e を動作指令部6へ報知する異常判定部11に接続され
ている。
【0004】次に動作を図6のフローチャートに沿って
説明する。金型の閉動作を行う場合、動作指令部6は型
閉位置指令Spcをモータ制御部7へ出力し、モータ制御
部7はこの型閉位置指令Spcに基づき出力電流Sicをモ
ータ2へ出力する。それから、モータ2はこの出力電流
Sicにより回転してトルクSt を発生し、発生したトル
クStはトルク−推力変換機構5により推力Sf に変換
されて可動金型3を閉じる(ステップS1)。そして、
位置検出器4が検出する可動金型3と固定金型1との隙
間量(位置検出値Spa)が予め決められている金型保護
開始位置を通過したか否か判断し(ステップS2)、未
通過の場合はそのまま型閉動作を行う。また、金型保護
開始位置を通過したと判断した場合、電流検出器8によ
りモータ制御部7からモータ2への出力電流Sicを検出
し(ステップS3)、比較部9は、電流検出器8より出
力される電流検出値Siaと電流基準値記憶部10より読
み出した電流基準値Sibとを動作指令部6より出力され
る判定タイミングパルスSip毎に比較してその差分Sid
を異常判定部11へ出力する(ステップS4)。更に、
異常判定部11は、電流検出値Siaと電流基準値Sibと
の差Sidが予め設定された値を越えたか否か、すなわち
正常か異常かを判断し(ステップS5)、正常であると
判断した場合、可動金型3と固定金型1との隙間量(位
置検出値Spa)が予め決められている金型保護終了位置
を通過したか否か判断し(ステップS6)、金型保護終
了位置を通過したと判断した場合、処理を終了する。ま
た、金型保護終了位置を通過していないと判断した場
合、前述ステップS3以降の動作を繰り返す。なお、前
述ステップS5において、異常であると判断した場合、
異常判定部11は動作指令部6へ異常信号Se を報知
し、動作指令部6は所定の異常処理動作を行う(ステッ
プS7)。
説明する。金型の閉動作を行う場合、動作指令部6は型
閉位置指令Spcをモータ制御部7へ出力し、モータ制御
部7はこの型閉位置指令Spcに基づき出力電流Sicをモ
ータ2へ出力する。それから、モータ2はこの出力電流
Sicにより回転してトルクSt を発生し、発生したトル
クStはトルク−推力変換機構5により推力Sf に変換
されて可動金型3を閉じる(ステップS1)。そして、
位置検出器4が検出する可動金型3と固定金型1との隙
間量(位置検出値Spa)が予め決められている金型保護
開始位置を通過したか否か判断し(ステップS2)、未
通過の場合はそのまま型閉動作を行う。また、金型保護
開始位置を通過したと判断した場合、電流検出器8によ
りモータ制御部7からモータ2への出力電流Sicを検出
し(ステップS3)、比較部9は、電流検出器8より出
力される電流検出値Siaと電流基準値記憶部10より読
み出した電流基準値Sibとを動作指令部6より出力され
る判定タイミングパルスSip毎に比較してその差分Sid
を異常判定部11へ出力する(ステップS4)。更に、
異常判定部11は、電流検出値Siaと電流基準値Sibと
の差Sidが予め設定された値を越えたか否か、すなわち
正常か異常かを判断し(ステップS5)、正常であると
判断した場合、可動金型3と固定金型1との隙間量(位
置検出値Spa)が予め決められている金型保護終了位置
を通過したか否か判断し(ステップS6)、金型保護終
了位置を通過したと判断した場合、処理を終了する。ま
た、金型保護終了位置を通過していないと判断した場
合、前述ステップS3以降の動作を繰り返す。なお、前
述ステップS5において、異常であると判断した場合、
異常判定部11は動作指令部6へ異常信号Se を報知
し、動作指令部6は所定の異常処理動作を行う(ステッ
プS7)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形機の金
型保護装置は、以上のように金型保護領域においてモー
タ2の駆動電流を監視することにより金型保護処理を行
っていたので、可動金型3と固定金型1との間に異物1
2(図5参照)が入った場合、トルク−推力変換機構5
の遊びや変形により電流が直ぐに変化しないため、異常
と判定されるまでの時間が長く、可動金型3と固定金型
1とを破損する虞があった。
型保護装置は、以上のように金型保護領域においてモー
タ2の駆動電流を監視することにより金型保護処理を行
っていたので、可動金型3と固定金型1との間に異物1
2(図5参照)が入った場合、トルク−推力変換機構5
の遊びや変形により電流が直ぐに変化しないため、異常
と判定されるまでの時間が長く、可動金型3と固定金型
1とを破損する虞があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであって、異常と判定されるまでの
時間を短縮できる射出成形機の金型保護装置を提供する
ことを目的とする。
ためになされたものであって、異常と判定されるまでの
時間を短縮できる射出成形機の金型保護装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる射出成
形機の金型保護装置は、固定金型と、モータにより駆動
され固定金型に対して開閉可能に進退する可動金型と、
固定金型と可動金型との隙間量を検出する位置検出器
と、位置基準値を記憶する位置基準値記憶部と、位置検
出器より出力される位置検出値と位置基準値記憶部より
読み出した位置基準値とを比較してその差を出力する比
較部と、比較部により比較される位置検出値と位置基準
値との差が予め設定された値を越えた場合に異常信号を
発する異常判定部とを備えることを特徴とするものであ
る。
形機の金型保護装置は、固定金型と、モータにより駆動
され固定金型に対して開閉可能に進退する可動金型と、
固定金型と可動金型との隙間量を検出する位置検出器
と、位置基準値を記憶する位置基準値記憶部と、位置検
出器より出力される位置検出値と位置基準値記憶部より
読み出した位置基準値とを比較してその差を出力する比
較部と、比較部により比較される位置検出値と位置基準
値との差が予め設定された値を越えた場合に異常信号を
発する異常判定部とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】この発明における射出成形機の金型保護装置
は、固定金型と可動金型との隙間量を位置検出器により
検出し、位置基準値を位置基準値記憶部により記憶し、
位置検出器より出力される位置検出値と位置基準値記憶
部より読み出した位置基準値とを比較部により比較して
その差を出力し、比較部により出力される位置検出値と
位置基準値との差が予め設定された値を越えた場合に異
常判定部より異常信号を発する。
は、固定金型と可動金型との隙間量を位置検出器により
検出し、位置基準値を位置基準値記憶部により記憶し、
位置検出器より出力される位置検出値と位置基準値記憶
部より読み出した位置基準値とを比較部により比較して
その差を出力し、比較部により出力される位置検出値と
位置基準値との差が予め設定された値を越えた場合に異
常判定部より異常信号を発する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は、本発明に係わる射出成形機の金型保護装
置の構成を示すブロック図である。射出成形機は、固定
金型1を有しており、固定金型1に臨んでモータ2によ
り駆動され固定金型1に対して開閉可能に進退する可動
金型3が配設されている。なお、モータ2の出力トルク
St はトルク−推力変換機構5により推力Sf に変換さ
れて可動金型3に作用するようになっている。そして、
金型保護装置は、固定金型1と可動金型3との隙間量
(位置検出値Spa)を検出する位置検出器4を備えてお
り、位置検出器4には、位置検出器4より出力される位
置検出値Spaを位置基準値記憶部14へ書き込むための
位置基準値入力スイッチ13を介して位置基準値Spbを
記憶する位置基準値記憶部14が接続されている。更
に、位置基準値記憶部14と位置検出器4とには、位置
検出器4より出力される位置検出値Spaと位置基準値記
憶部14より読み出した位置基準値Spbとを動作指令部
6より出力される判定タイミングパルスSpp毎に比較し
てその差分Spdを出力する比較部15が接続されてい
る。また、比較部15には、位置検出値Spaと位置基準
値Spbとの差分Spdが予め設定された値を越えた場合に
異常信号Se を動作指令部6へ報知する異常判定部11
に接続されており、異常判定部11にはモータ2の動作
を指示する動作指令部6が接続されており、動作指令部
6には、動作指令部6より出力される位置指令Spcに基
づきモータ2への出力電流を制御するモータ制御部7が
接続されている。次に、位置基準値記憶部14が位置検
出値Spaを新たな位置基準値Spbとして記憶する際の動
作を図2のフローチャートに沿って説明する。位置基準
値入力スイッチ13をオンし(ステップS11)、型閉
動作を行い(ステップS12)、位置検出器4が検出す
る可動金型3と固定金型1との隙間量(位置検出値
Spa)が予め決められている金型保護開始位置を通過し
たか否か判断し(ステップS13)、未通過の場合はそ
のまま型閉動作を行う。また、金型保護開始位置を通過
したと判断した場合、位置検出器4により可動金型3と
固定金型1との隙間量(位置検出値Spa)を検出し(ス
テップS14)、位置基準値記憶部14は、判定タイミ
ングパルスSpp毎に、位置検出器4より出力される位置
検出値Spaを順次に位置基準値Spbとして記憶する(ス
テップS15)。それから、可動金型3と固定金型1と
の隙間量(位置検出値Spa)が予め決められている金型
保護終了位置を通過したか否か判断し(ステップS1
6)、金型保護終了位置を通過したと判断した場合、処
理を終了する。また、金型保護終了位置を通過していな
いと判断した場合、前述ステップS14以降の動作を繰
り返す。以上のようにして、位置基準値記憶部14は、
図3に示すように、判定タイミングパルスSppに対する
位置基準値Spbを記憶する。
する。図1は、本発明に係わる射出成形機の金型保護装
置の構成を示すブロック図である。射出成形機は、固定
金型1を有しており、固定金型1に臨んでモータ2によ
り駆動され固定金型1に対して開閉可能に進退する可動
金型3が配設されている。なお、モータ2の出力トルク
St はトルク−推力変換機構5により推力Sf に変換さ
れて可動金型3に作用するようになっている。そして、
金型保護装置は、固定金型1と可動金型3との隙間量
(位置検出値Spa)を検出する位置検出器4を備えてお
り、位置検出器4には、位置検出器4より出力される位
置検出値Spaを位置基準値記憶部14へ書き込むための
位置基準値入力スイッチ13を介して位置基準値Spbを
記憶する位置基準値記憶部14が接続されている。更
に、位置基準値記憶部14と位置検出器4とには、位置
検出器4より出力される位置検出値Spaと位置基準値記
憶部14より読み出した位置基準値Spbとを動作指令部
6より出力される判定タイミングパルスSpp毎に比較し
てその差分Spdを出力する比較部15が接続されてい
る。また、比較部15には、位置検出値Spaと位置基準
値Spbとの差分Spdが予め設定された値を越えた場合に
異常信号Se を動作指令部6へ報知する異常判定部11
に接続されており、異常判定部11にはモータ2の動作
を指示する動作指令部6が接続されており、動作指令部
6には、動作指令部6より出力される位置指令Spcに基
づきモータ2への出力電流を制御するモータ制御部7が
接続されている。次に、位置基準値記憶部14が位置検
出値Spaを新たな位置基準値Spbとして記憶する際の動
作を図2のフローチャートに沿って説明する。位置基準
値入力スイッチ13をオンし(ステップS11)、型閉
動作を行い(ステップS12)、位置検出器4が検出す
る可動金型3と固定金型1との隙間量(位置検出値
Spa)が予め決められている金型保護開始位置を通過し
たか否か判断し(ステップS13)、未通過の場合はそ
のまま型閉動作を行う。また、金型保護開始位置を通過
したと判断した場合、位置検出器4により可動金型3と
固定金型1との隙間量(位置検出値Spa)を検出し(ス
テップS14)、位置基準値記憶部14は、判定タイミ
ングパルスSpp毎に、位置検出器4より出力される位置
検出値Spaを順次に位置基準値Spbとして記憶する(ス
テップS15)。それから、可動金型3と固定金型1と
の隙間量(位置検出値Spa)が予め決められている金型
保護終了位置を通過したか否か判断し(ステップS1
6)、金型保護終了位置を通過したと判断した場合、処
理を終了する。また、金型保護終了位置を通過していな
いと判断した場合、前述ステップS14以降の動作を繰
り返す。以上のようにして、位置基準値記憶部14は、
図3に示すように、判定タイミングパルスSppに対する
位置基準値Spbを記憶する。
【0010】次に、本実施例の動作を図4のフローチャ
ートに沿って説明する。金型の閉動作を行う場合、動作
指令部6は型閉位置指令Spcをモータ制御部7へ出力
し、モータ制御部7はこの型閉位置指令Spcに基づき出
力電流Sicをモータ2へ出力する。それから、モータ2
はこの出力電流Sicにより回転してトルクSt を発生
し、発生したトルクSt はトルク−推力変換機構5によ
り推力Sf に変換されて可動金型3を閉じる(ステップ
S21)。そして、位置検出器4が検出する可動金型3
と固定金型1との隙間量(位置検出値Spa)が予め決め
られている金型保護開始位置を通過したか否か判断し
(ステップS22)、未通過の場合はそのまま型閉動作
を行う。また、金型保護開始位置を通過したと判断した
場合、位置検出器4により可動金型3と固定金型1との
隙間量(位置検出値Spa)を検出し(ステップS2
3)、比較部15は、位置検出器4より出力される位置
検出値Spaと位置基準値記憶部14より読み出した位置
基準値Spbとを動作指令部6より出力される判定タイミ
ングパルスSpp毎に比較してその差分Spdを異常判定部
11へ出力する(ステップS24)。更に、異常判定部
11は、位置検出値Spaと位置基準値Spbとの差Spdが
予め設定された値を越えたか否か、すなわち正常か異常
かを判断し(ステップS25)、正常であると判断した
場合、可動金型3と固定金型1との隙間量(位置検出値
Spa)が予め決められている金型保護終了位置を通過し
たか否か判断し(ステップS26)、金型保護終了位置
を通過したと判断した場合、処理を終了する。また、金
型保護終了位置を通過していないと判断した場合、前述
ステップS23以降の動作を繰り返す。
ートに沿って説明する。金型の閉動作を行う場合、動作
指令部6は型閉位置指令Spcをモータ制御部7へ出力
し、モータ制御部7はこの型閉位置指令Spcに基づき出
力電流Sicをモータ2へ出力する。それから、モータ2
はこの出力電流Sicにより回転してトルクSt を発生
し、発生したトルクSt はトルク−推力変換機構5によ
り推力Sf に変換されて可動金型3を閉じる(ステップ
S21)。そして、位置検出器4が検出する可動金型3
と固定金型1との隙間量(位置検出値Spa)が予め決め
られている金型保護開始位置を通過したか否か判断し
(ステップS22)、未通過の場合はそのまま型閉動作
を行う。また、金型保護開始位置を通過したと判断した
場合、位置検出器4により可動金型3と固定金型1との
隙間量(位置検出値Spa)を検出し(ステップS2
3)、比較部15は、位置検出器4より出力される位置
検出値Spaと位置基準値記憶部14より読み出した位置
基準値Spbとを動作指令部6より出力される判定タイミ
ングパルスSpp毎に比較してその差分Spdを異常判定部
11へ出力する(ステップS24)。更に、異常判定部
11は、位置検出値Spaと位置基準値Spbとの差Spdが
予め設定された値を越えたか否か、すなわち正常か異常
かを判断し(ステップS25)、正常であると判断した
場合、可動金型3と固定金型1との隙間量(位置検出値
Spa)が予め決められている金型保護終了位置を通過し
たか否か判断し(ステップS26)、金型保護終了位置
を通過したと判断した場合、処理を終了する。また、金
型保護終了位置を通過していないと判断した場合、前述
ステップS23以降の動作を繰り返す。
【0011】なお、前述ステップS25において、異常
であると判断した場合、異常判定部11は動作指令部6
へ異常信号Se を報知し、動作指令部6は所定の異常処
理動作を行う(ステップS27)。
であると判断した場合、異常判定部11は動作指令部6
へ異常信号Se を報知し、動作指令部6は所定の異常処
理動作を行う(ステップS27)。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定金型と可動金型との隙間量を位置検出器により検出
し、比較部により位置検出値と位置基準値とを比較して
その差を出力し、位置検出値と位置基準値との差が予め
設定された値を越えた場合に異常信号を発するように構
成したので、可動金型と固定金型との間に異物が入った
場合、トルク−推力変換機構の遊びや変形の影響を受け
ることなく、すぐに位置の変化を検出して、異常と判定
されるまでの時間を短縮でき、可動金型と固定金型とを
破損することを防止できる。
固定金型と可動金型との隙間量を位置検出器により検出
し、比較部により位置検出値と位置基準値とを比較して
その差を出力し、位置検出値と位置基準値との差が予め
設定された値を越えた場合に異常信号を発するように構
成したので、可動金型と固定金型との間に異物が入った
場合、トルク−推力変換機構の遊びや変形の影響を受け
ることなく、すぐに位置の変化を検出して、異常と判定
されるまでの時間を短縮でき、可動金型と固定金型とを
破損することを防止できる。
【図1】本発明に係わる射出成形機の金型保護装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の位置検出値記憶動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】位置基準値記憶部が記憶する判定タイミングパ
ルスSppに対する位置基準値Spbを示す図である。
ルスSppに対する位置基準値Spbを示す図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図5】来の射出成形機の金型保護装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】従来の動作を示すフローチャートである。
1 固定金型 2 モータ 3 可動金型 4 位置検出器 11 異常判定部 14 位置基準値記憶部 15 比較部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定金型と、モータにより駆動され固定
金型に対して開閉可能に進退する可動金型と、固定金型
と可動金型との隙間量を検出する位置検出器とを備える
射出成形機の金型保護装置において、 位置基準値を記憶する位置基準値記憶部と、 位置検出器より出力される位置検出値と位置基準値記憶
部より読み出した位置基準値とを比較してその差を出力
する比較部と、 比較部により比較される位置検出値と位置基準値との差
が予め設定された値を越えた場合に異常信号を発する異
常判定部とを備えることを特徴とする射出成形機の金型
保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403291A JPH0516202A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 射出成形機の金型保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403291A JPH0516202A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 射出成形機の金型保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516202A true JPH0516202A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15971442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17403291A Pending JPH0516202A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | 射出成形機の金型保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110625871A (zh) * | 2018-06-21 | 2019-12-31 | 东和株式会社 | 树脂成形装置及树脂成形品的制造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02147222A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-06-06 | Fanuc Ltd | 型締異常検出方式 |
JPH03155445A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-03 | Toyota Motor Corp | 型閉じ異常検知方法およびその装置 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP17403291A patent/JPH0516202A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02147222A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-06-06 | Fanuc Ltd | 型締異常検出方式 |
JPH03155445A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-03 | Toyota Motor Corp | 型閉じ異常検知方法およびその装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110625871A (zh) * | 2018-06-21 | 2019-12-31 | 东和株式会社 | 树脂成形装置及树脂成形品的制造方法 |
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