JPH11164472A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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Publication number
JPH11164472A
JPH11164472A JP32346497A JP32346497A JPH11164472A JP H11164472 A JPH11164472 A JP H11164472A JP 32346497 A JP32346497 A JP 32346497A JP 32346497 A JP32346497 A JP 32346497A JP H11164472 A JPH11164472 A JP H11164472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
unit
temperature value
control device
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP32346497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
吉田  孝
Yukihiko Okamura
幸彦 岡村
Hironobu Hori
堀  宏展
Shunji Togawa
俊次 外川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP32346497A priority Critical patent/JPH11164472A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の大型化やコストアップを伴わずに、モ
ータの加熱によるモータ自体やその周辺機器の破損を防
止することができるモータ制御装置を提供する。 【解決手段】 電源部3から電力の供給を受けて駆動す
るモータ部4と、モータ部4の駆動制御を行う制御部A
と、モータ部4に印加されている電圧の大きさと電圧の
印加時間と前回の推定温度値とからモータの新たな推定
温度値を算出する温度推定部13と、推定温度値が予め
定めた過熱保護温度以上になるとモータの駆動を保護状
態とし、過熱保護温度未満になるとモータの駆動を通常
の駆動状態である通常状態とする過熱保護手段部15と
を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンの開閉制
御等を行うモータの駆動制御を行うモータ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカーテン等を駆動するモータ制御
装置は、カーテンを駆動するモータと、モータに電力を
供給し供給電力を調整自在な電源部と、モータに印加す
る電圧の極性を切り換えてカーテンの開閉駆動を行う極
性切換部と、カーテンの開閉或いは開閉動作の停止等の
操作を行う操作部と、カーテンの開閉速度を設定する速
度設定部と、モータの速度を検出する速度検出部と、こ
の速度検出部の検知出力に応じて電源部からの供給電力
を調整してモータ速度を設定速度に制御するマイクロコ
ンピュータからなる制御部とで構成される。
【0003】ところで、モータは、通電を継続して行う
と、発熱を生じることが知られているが、モータの容量
を超える通電を継続すると、モータに過度の発熱が生
じ、モータ内の各部や周辺機器の破損を生じる原因とな
る。そこで、モータにモータ温度検知センサを付加し、
所定温度以上の発熱を生じた時点でモータの駆動を所定
時間停止するという制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の構成
のモータ制御装置は、モータ温度検知センサが必要とな
り、部品点数の増加に伴って装置自体が大型化し、ま
た、価格も高くなる等の問題点を有している。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、機器の大型化や
コストアップを伴わずに、モータの加熱によるモータ自
体やその周辺機器の破損を防止することができるモータ
制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電源から電力の供給を受けて駆動するモータと、モータ
の駆動制御を行う制御部と、モータに印加されている電
圧の大きさと電圧の印加時間と前回の推定温度値とから
モータの新たな推定温度値を算出する温度推定部と、推
定温度値が予め定めた過熱保護温度以上になるとモータ
の駆動を保護状態とし、過熱保護温度未満になるとモー
タの駆動を通常の駆動状態である通常状態とする過熱保
護手段部とを備えるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のモ
ータ制御装置において、保護状態として過熱保護手段部
によりモータに印加される電圧が零となるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のモ
ータ制御装置において、保護状態として過熱保護手段部
によりモータに印加される電圧が保護電圧以下となるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載のモータ制御装置において、前回推定温度値設
定部を付加し、モータ制御装置を最初に起動した際のモ
ータの温度を前回の推定温度値として入力できるように
したことを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載のモータ制御装置において、電力を遮断しても
書き込まれたデータが保持される温度値記録部を付加
し、温度値記録部に温度推定部にて算出した推定温度値
を記憶するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載のモ
ータ制御装置において、モータの駆動が保護状態になっ
た場合に、保護状態になる直前の推定温度値を温度値記
録部に保持するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項5記載のモ
ータ制御装置において、モータの駆動が停止した場合
に、停止する直前の推定温度値を温度値記録部に保持す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項5記載のモ
ータ制御装置において、モータ駆動制御部に印加される
電圧が制御部の指定した電圧値よりも所定電圧値以上低
下した場合に、所定電圧値以上低下する直前の推定温度
値を温度値記録部に保持するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項5記載のモ
ータ制御装置において、モータの駆動が保護状態から通
常状態に遷移した場合に、通常状態に遷移する直前の推
定温度値を温度値記録部に保持するようにしたことを特
徴とするものである。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項1乃至請
求項9記載のモータ制御装置において、制御部に設けら
れた回路の温度を検出する回路用温度センサを付加し、
回路用温度センサと温度推定部とからモータの推定温度
値を算出するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図1乃至図4に基づいて、第2の実施の形態に
ついて図1及び図5に基づいて、第3の実施の形態につ
いて図1、図6及び図7に基づいて、第4の実施の形態
について図8及び図9に基づいて詳細に説明する。な
お、本実施の形態に係るモータ制御装置によりカーテン
を駆動する場合を基にして以下に説明を行うが、モータ
により駆動するものはこれに限られるものではない。
【0017】[第1の実施の形態]図2は本発明の第1
の実施の形態に係るモータ制御装置の構成図である。こ
のモータ制御装置1は、電源スイッチ2と、電源部3
と、カーテンを駆動するモータ部4と、モータ部4を駆
動する駆動手段部7と、操作スイッチ8と、カーテンの
駆動速度を検出する速度検出部5と、モータヘの指令値
を演算する制御手段部6と、設定速度部9と、制御起動
判断部10と、印加電圧検出部11と、停止処理部12
と、温度推定部13と、温度値記録部14と、過熱保護
手段部15と、ロック検出部16と、過電流保護部17
aと、過電圧保護部18aと、異常速度検出部19aと
によって構成されている。
【0018】電源スイッチ2は、商用電源に対して直列
に接続され、モータ制御装置1に対して電源のオン・オ
フを行うものである。
【0019】電源部3は、商用電源から直流電圧を作成
し、駆動手段部7と制御部Aに電源を供給するものであ
る。
【0020】モータ部4は、例えば、カーテンレールに
組み込まれたリニアモータからなるものであり、リニア
モータの可動子にはカーテンの一端が吊り下げられるこ
とになる。また、モータ部4は、モータ4aとモータ4
aの回転速度に応じてパルスを出力するエンコーダ4b
とにより構成されている。このモータ部4は、駆動手段
部7より印加される直流電圧の大きさに応じて速度が変
化する。
【0021】速度検出部5は、モータ部4が一定距離移
動する毎にエンコーダ4bから出力されるパルス信号を
用いて演算を行い、モータ部4の移動速度であるモータ
速度を算出するものである。
【0022】制御手段部6は、速度検出部5にて検出さ
れた検出速度と設定速度部9から出力される指令速度を
比較して、両者間の速度差が零になるように演算処理を
行い駆動手段部7に出力するものである。
【0023】モータ駆動部7は、制御手段部6から出力
された指令値に応じて、電源部3からの直流電圧に対し
て電圧制御を行った後、モータ部4に電圧を印加するも
のである。
【0024】操作スイッチ8は、設定速度部9からの出
力を制御するもので、例えば、カーテンの開閉動作や停
止を行うものである。
【0025】印加電圧検出部11は、実際にモータ部4
に印加されている電圧を検出するものである。この検出
された印加電圧と印加されていた時間及び前回に演算さ
れた推定温度値から温度推定部13によってモータ部4
の推定温度値を演算する。すなわち、モータ部4に印加
される電圧とその温度変化率(℃/時間)との間には一
定の関係があることに鑑み、印加電圧の値とその印加時
間とから推定温度値の変化分を算出し、これに前回に演
算された推定温度値を加算することで推定温度値を演算
する。
【0026】なお、例えば、初めてモータ制御装置1を
起動した時は、予め定めておいた初期値を前回に演算さ
れた推定温度値として用いることになる。なお、初期値
として一般的な値(モータ部4が設置される室温より若
干高めの温度等)をモータ制御装置1の出荷前に定めて
おくことになるが、前回推定温度値設定部を付加し、こ
れによりモータ部4の温度を初期値として設定するよう
にすれば、より精度の高い制御を行うことが可能とな
る。
【0027】そして、演算された推定温度値が、過熱保
護温度未満であるかどうかを過熱保護手段部15で判断
を行う。この時、過熱保護温度値以上であるならば、停
止処理部12に停止信号を入力しモータ4aを停止させ
る。そして、過熱保護状態になり、温度推定部13で推
定される温度値がある過熱保護解除温度値になるまで強
制的に停止の状態を維持する。
【0028】過電流保護部17aや過電圧保護部18a
は、駆動回路等を破損する以上の電流や電圧がかかった
場合に停止処理部12に停止信号を出力し、モータ部4
を停止させるものである。
【0029】温度値記録部14は、停止処理部12から
停止信号が出力された場合や印加電圧検出部11から印
加電圧が零であることを示す信号が出力された場合に、
温度推定部13において算出された推定温度値を記録保
持するものである。
【0030】ロック検出部16は、モータ部4がある一
定の時間動かなくなったことを速度検出部5から検出
し、モータ部4がロック状態にあるとして、停止信号を
出力するものである。これにより、例えば、カーテンを
開動作した場合に、開き終わるとモータがこれ以上動か
なくなるが、この状態でモータ部4に過負荷状態が生じ
るのを防止している。
【0031】異常速度検出部19aは、速度検出部5で
得られた検出速度が、通常想定した以上のものであった
場合に停止信号を出力するものである。
【0032】次に、本実施の形態のモータ制御装置1の
動作について説明する。まず、電源スイッチ2をオンす
ることで、電源部3に商用電源が加えられ、電源部3か
ら制御手段部6や駆動手段部7に直流電圧が供給され
る。
【0033】制御手段部6に電圧が供給されると、制御
起動判断部10で制御手段部6が起動したことを検出
し、温度値記録部14に制御手段部6が起動したことを
示す信号を出力する。温度値記録部14は、その信号を
検出し、温度推定部13に現時点で記録しているモータ
温度値を出力する。その出力温度値が温度推定部13の
初期値となる。
【0034】次に、電動カーテンを動作させる場合、操
作スイッチ8を操作し、開動作又は閉動作させる。操作
スイッチ8からの操作信号を設定速度部9が検出し、設
定速度部9が開又は閉の指令速度信号を出力する。この
指令信号を制御手段部6に入力し、速度検出部5からの
検出速度と比較することで、駆動手段部7に入力する操
作量を算出・入力する。これより、駆動手段部7に入力
された駆動信号に応じて、モータ部4に電圧が印加さ
れ、モータ部4が指令値に基づいて駆動し、例えば、所
定のスピードでカーテンが開閉動作を行うことになる。
【0035】カーテンが開閉動作すると、印加された電
圧を印加電圧検出部11で検出する。検出した電圧の大
きさと印加時間から温度推定部13で推定温度値を算出
する。この推定温度値は、過熱保護手段部15に入力さ
れ、過熱保護温度以上かどうかを判断する。推定温度値
が過熱保護温度未満の場合は、通常動作を継続して行
う。 推定温度値が過熱保護温度以上の場合は、停止処
理部12に過熱保護信号が入力されて、停止処理部12
から制御手段部に停止信号が入力される。これを検出し
た制御手段部6は、駆動手段部7に出力電圧を零にする
信号を出力する。この結果、駆動手段部7はモータ部4
に印加される印加電圧を零にし、モータ部4を停止す
る。
【0036】この他に、モータ部4を停止する条件とし
ては、操作スイッチ8、ロック検出部16、過電流保護
部17a、過電圧保護部18a、異常速度検出部19が
停止処理部12に停止信号を出力した場合である。
【0037】モータ部4が停止された場合に、温度値記
録部14は、停止処理部12から停止信号を受け、印加
電圧検出部11から零電圧を検出することで、温度推定
部13で演算された推定温度値を温度値記録部14に記
録保持する。
【0038】図3及び図4は電動カーテンを繰り返し開
閉動作を行うという条件で、その経過時間とモータ推定
温度値との関係を表すグラフである。なお、図4は図3
の一部を拡大したものである。図3及び図4に示す通り
本実施の形態では、モータ部4が動作状態から停止状態
に移行した場合に推定温度値を温度値記録部14に記録
保持している。また、推定温度値が、過熱保護温度値以
上になった場合にも、記録保持している。
【0039】この記録媒体には、電気的書き込みや消去
が可能なメモリであるEEPROM(electrically erasable
PROM)を用いている。これを用いることで電源を遮断し
た場合でも記録された値は保持される。ただし、EEPROM
には記録回数に寿命があり、本実施の形態では、書き込
み回数が約100万回のものを用いている。この場合、
常に推定温度値を温度値記録部14に記録するようにす
ると、商品寿命を約10年と設定することは困難になっ
てしまう。そこで、停止処理部12から停止信号が送信
された時や印加電圧検出部11において印加電圧が零で
あると判断された場合に、温度値記録部14のEEPROMに
書き込み保持する。これにより温度値記録部14への書
き込み回数を大幅に削減することが可能となる。
【0040】このように、仮に停電などで温度推定部1
3の値がクリアされた場合であっても、温度値記録部1
4で保持されているため、再復帰した場合に保持されて
いた値が温度推定部13の初期値となり、動作上問題を
生じることはない。また、停電が長い間続き、実際には
モータ部4自体が冷めてしまった場合であっても、温度
値記録部14の値は保持されたままであるので、再復帰
した場合に実際の温度値が零であっても推定温度値は、
保持された時の値となる。すなわち、推定温度値が実際
の温度値よりも大きい値となってしまうことがある。し
かし、本実施の形態におけるモータ制御装置1は、モー
タ部4を過熱で破損させないことを目的としているた
め、推定温度値が実際の温度値よりも大きい場合は、過
熱保護機能がより低い温度で作動するに過ぎず、安全側
に働くことから特に使用上問題はない。
【0041】モータ部4が停止した後も温度推定部13
では、モータ部4が停止されたときの推定温度値(前回
の推定温度値)、印加されている電圧(モータ部4が停
止した状態では印加される電圧は略零となる)及び電圧
印加時間からモータ部4の推定温度値を算出し、推定温
度値が過熱保護温度値未満になったところで、再び通常
の制御を行う。これにより、従来、モータ部4の過熱状
態が検出された際、一律に一定時間にわたってモータ部
4を停止していた場合と異なり、より使用状況に適した
停止時間を自動的に設定することが可能となる。
【0042】なお、本実施の形態では、モータ部4の過
熱状態を検出した場合、モータ部4を停止しているが、
モータ部4が過熱状態でなくなるまで通常動作時よりも
低い電圧をモータ部4に印加するようにしてもよい。こ
れにより、モータ部4を停止した場合に比べて、モータ
部4の温度が下がるまでの時間はかかるものの、モータ
部4が完全に停止している時間を作らなくてもよいとい
う効果を奏する。
【0043】また、モータ部4の過熱状態を検出した場
合、ファン等の冷却機器を用いてモータ部4を冷却する
ようにしてもよい。この場合、どの程度の時間にわたっ
て冷却機器を動作すれば発熱したモータ部4の温度がど
の程度下がるかのデータを予めモータ制御装置1が保持
しておき、このデータを加味して温度推定部13におい
て推定温度値が算出されることになる。
【0044】[第2の実施の形態]図5は本発明の第2
の実施の形態に係るモータ制御装置の構成図である。こ
のモータ制御装置1は、電源スイッチ2と、電源部3
と、カーテンを駆動するモータ部4と、モータ部4を駆
動する駆動手段部7と、操作スイッチ8と、カーテンの
駆動速度を検出する速度検出部5と、モータヘの指令値
を演算する制御手段部6と、設定速度部9と、制御起動
判断部10と、印加電圧検出部11と、停止処理部12
と、温度推定部13と、温度値記録部14と、過熱保護
手段部15と、ロック検出部16と、電源電圧検出部1
7bと、停電判断部18bとによって構成されている。
なお、電源スイッチ2からロック検出部16までの構成
は、第1の実施の形態と同様のものであり、その詳細な
説明は省略する。
【0045】電源電圧検出部17bは、電源部3から駆
動手段部7に印加される電圧値を検出するものである。
停電判断部18bは、電源電圧検出部17bで検出した
電圧値が停電電圧であるかどうかを判断し、停電電圧値
以下である場合は、温度値記録部14に推定温度値を記
録保持するように信号を出力するものである。
【0046】次に、本実施の形態のモータ制御装置1の
動作について説明する。電動カーテンを動作させる場
合、操作スイッチ8を動作させ、カーテンの開動作又は
閉動作を行う。操作スイッチ8からの操作信号を設定速
度部9が検出し、設定速度部9が開又は閉の指令速度信
号を出力する。この指令信号を制御手段部6に入力し、
速度検出部5からの検出速度と比較することで、駆動手
段部7に入力する操作量を算出・入力する。これより、
駆動手段部7に入力された駆動信号に応じて、モータ部
4に電圧が印加される。
【0047】以上の手続きを経て、モータが指令値に基
づいて駆動し、カーテンの開閉を行う。この時、印加さ
れた電圧を印加電圧検出部11で検出する。検出した電
圧の大きさと時間から温度推定部13で推定温度値を算
出する。この推定温度値は、過熱保護手段部15に入力
され、過熱保護温度以上かどうかが判断される。
【0048】推定温度値が過熱保護温度未満の場合は、
通常動作を継続して行う。推定温度値が過熱保護温度以
上の場合は、停止処理部12に過熱保護信号が入力さ
れ、停止処理部12から制御手段部6に停止信号が入力
される。これを検出した制御手段部6は、駆動手段部7
に出力電圧を零にする信号を出力する。この結果、モー
タ駆動部7はモータ部4に印加する電圧を零にし、モー
タ4aを停止させる。
【0049】また、電源部3から駆動制御部7に印加さ
れる電圧が何らかの原因で減少してきた場合は、電源電
圧検出部17bが電圧を検出し、停電判断部18bに入
力する。停電判断部18bでは電源電圧検出部17bか
ら出力された値が停電電圧値かを判断し、停電電圧値以
上の場合は通常動作を継続して行う。これに対し、電源
電圧検出部17bから出力された値が停電電圧値未満の
場合は、停電判断部18bから温度値記録部14に推定
温度値を記録保持するように信号を出力する。これによ
り、温度推定部13で演算された推定温度値が温度値記
録部14に記録保持される。
【0050】第1の実施の形態と同様に、温度値記録部
14で用いられている記録媒体はEEPROMであり、電源を
遮断しても記録された値は保持される。ただし、EEPROM
には記録回数に寿命があり、商品寿命を考慮した場合に
常に記憶保持することは困難である。そこで、停電電圧
値未満の場合に、推定温度値を温度値記録部14に記録
保持するようにしている。
【0051】モータ部4が停止した後も温度推定部13
では、モータ部4が停止されたときの推定温度値(前回
の推定温度値)、印加されている電圧(モータ部4が停
止した状態では印加される電圧は略零となる)及び電圧
印加時間からモータ部4の推定温度値を算出し、推定温
度値が過熱保護温度値未満になったところで、再び通常
の制御を行う。これにより、従来、モータ部4の過熱状
態が検出された際、一律に一定時間にわたってモータ部
4を停止していた場合と異なり、より使用状況に適した
停止時間を自動的に設定することが可能となる。
【0052】なお、本実施の形態では、モータ部4の過
熱状態を検出した場合、モータ部4を停止しているが、
モータ部4が過熱状態でなくなるまで通常動作時よりも
低い電圧をモータ部4に印加するようにしてもよい。こ
れにより、モータ部4を停止した場合に比べて、モータ
部4の温度が下がるまでの時間はかかるものの、モータ
部4が完全に停止している時間を作らなくてもよいとい
う効果を奏する。
【0053】また、モータ部4の過熱状態を検出した場
合、ファン等の冷却機器を用いてモータ部4を冷却する
ようにしてもよい。この場合、どの程度の時間にわたっ
て冷却機器を動作すれば発熱したモータ部4の温度がど
の程度下がるかのデータを予めモータ制御装置1が保持
しておき、このデータを加味して温度推定部13におい
て推定温度値が算出されることになる。
【0054】[第3の実施の形態]図6は本発明の第3
の実施の形態に係るモータ制御装置の構成図である。こ
のモータ制御装置1は、電源スイッチ2と、電源部3
と、カーテンを駆動するモータ部4と、モータ部4を駆
動する駆動手段部7と、操作スイッチ8と、カーテンの
駆動速度を検出する速度検出部5と、モータヘの指令値
を演算する制御手段部6と、設定速度部9と、制御起動
判断部10と、印加電圧検出部11と、停止処理部12
と、温度推定部13と、温度値記録部14と、過熱保護
手段部15と、ロック検出部16とによって構成されて
いる。なお、電源スイッチ2からロック検出部16まで
の構成は、第1の実施の形態と同様のものであり、その
詳細な説明は省略する。また、モータ部4の基本的動作
である開閉及び停止動作に関しては、第1の実施の形態
と同様である。
【0055】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
点は以下の構成である。すなわち、過熱保護手段部15
から温度値記録部14に記録保持するための信号を出力
する構成である。
【0056】過熱保護手段部15は、推定温度値が過熱
保護温度値以上であるならば、停止処理部12に停止信
号を入力し、操作スイッチ8から操作をしても操作を受
け付けない強制停止状態になる。また、過熱保護状態に
なると共に、温度値記録部14に、温度推定部13で演
算推定された推定温度値を記録保持するように信号を入
力する。これより、モータ部4を停止させ、過熱保護状
態にすると共に、推定温度値も記録保持される。
【0057】また、過熱保護状態では、推定温度値が過
熱保護解除温度値になるまで強制停止状態、つまり実質
的に動作を停止し、推定温度値が過熱保護解除温度値に
なるまで動作できないことになる。しかし、推定温度値
が過熱保護解除温度値未満になると、強制停止状態、過
熱保護状態が解除され、操作スイッチ8からの操作が可
能となる待機状態に遷移する。この時、過熱保護手段部
15から温度値記録部14に推定温度値を記録保持する
ための信号を出力する。これより、過熱保護解除温度値
が温度記録部14に書き込み保持されることになる。
【0058】図7は電動カーテンを繰り返し開閉動作を
行うという条件で、その経過時間とモータ推定温度値と
の関係を表すグラフである。図7から明らかなように、
モータ推定温度値が過熱保護温度値以上になれば、保護
状態に遷移すると共に、推定温度値を記録保持する。ま
た、推定温度値が過熱保護解除温度値になれば、待機状
態に遷移すると共に、推定温度値を記録保持するように
している。
【0059】モータ部4が停止した後も温度推定部13
では、モータ部4が停止されたときの推定温度値(前回
の推定温度値)、印加されている電圧(モータ部4が停
止した状態では印加される電圧は略零となる)及び電圧
印加時間からモータ部4の推定温度値を算出し、推定温
度値が過熱保護温度値未満になったところで、再び通常
の制御を行う。これにより、従来、モータ部4の過熱状
態が検出された際、一律に一定時間にわたってモータ部
4を停止していた場合と異なり、より使用状況に適した
停止時間を自動的に設定することが可能となる。
【0060】なお、本実施の形態では、モータ部4の過
熱状態を検出した場合、モータ部4を停止しているが、
モータ部4が過熱状態でなくなるまで通常動作時よりも
低い電圧をモータ部4に印加するようにしてもよい。こ
れにより、モータ部4を停止した場合に比べて、モータ
部4の温度が下がるまでの時間はかかるものの、モータ
部4が完全に停止している時間を作らなくてもよいとい
う効果を奏する。
【0061】また、モータ部4の過熱状態を検出した場
合、ファン等の冷却機器を用いてモータ部4を冷却する
ようにしてもよい。この場合、どの程度の時間にわたっ
て冷却機器を動作すれば発熱したモータ部4の温度がど
の程度下がるかのデータを予めモータ制御装置1が保持
しておき、このデータを加味して温度推定部13におい
て推定温度値が算出されることになる。
【0062】[第4の実施の形態]図8は本発明の第4
の実施の形態に係るモータ制御装置の概略構成図であ
り、図9は本発明の第4の実施の形態に係るモータ制御
装置の構成図である。このモータ制御装置1は、電源ス
イッチ2と、電源部3と、カーテンを駆動するモータ部
4と、モータ部4を駆動する駆動手段部7と、操作スイ
ッチ8と、カーテンの駆動速度を検出する速度検出部5
と、モータヘの指令値を演算する制御手段部6と、設定
速度部9と、制御起動判断部10と、印加電圧検出部1
1と、停止処理部12と、温度推定部13と、温度値記
録部14と、過熱保護手段部15と、ロック検出部16
と、温度推定補正部18cによって構成されている。ま
た、駆動手段部7には、駆動手段部7の温度を測定する
温度センサ部17cが設けられている。なお、電源スイ
ッチ2からロック検出部16までの構成は、第1の実施
の形態と同様のものであり、その詳細な説明は省略す
る。
【0063】温度センサ部17cは、駆動手段部7に設
けられた回路保護用の温度センサであり、駆動手段部7
の回路温度を検出する。すなわち、温度センサ部17c
で検出される温度とモータ部4における温度とは若干異
なるものとなる。
【0064】温度値推定補正部18cは、温度センサ部
17cと温度推定部13とからの温度値に基づいて、二
つの温度値の相関関係を導出し、温度センサ部17cに
より検出された温度を基準値として温度推定部13の推
定温度値に補正を行うことで、より精度の高い推定温度
値を算出するものである。
【0065】次に、本実施の形態のモータ制御装置1の
動作について説明する。まず、電源スイッチ2を入れる
ことで、電源部3に商用電源が加えられ電源部3から制
御手段部6やモータ駆動部7に直流電圧が供給される。
制御手段部6に電圧が供給されると、制御起動判断部1
0で制御手段部6が起動したことを検出し、温度値記録
部14に制御手段部6が起動したこと示す信号を出力す
る。温度値記録部14は、その信号を検出し、温度推定
部13に現時点で記録しているモータ温度値を出力す
る。その出力温度値が温度推定部13の初期値となる。
【0066】次に、電動カーテンを動作させる場合、操
作スイッチ8を操作し、開動作又は閉動作させる。操作
スイッチ8からの操作信号を設定速度部9が検出し、設
定速度部9が開又は閉の指令速度信号を出力する。この
指令信号を制御手段部6に入力し、速度検出部5からの
検出速度と比較することで、駆動手段部7に入力する操
作量を算出・入力する。これより、駆動手段部7に入力
された駆動信号に応じて、モータ部4に電圧が印加さ
れ、モータ部4が指令値に基づいて駆動することにな
る。この時、印加された電圧を印加電圧検出部11で検
出する。検出した電圧の大きさと印加時間から温度推定
部13で推定温度値を算出する。また、温度センサ部1
7cは、駆動手段部7の基板温度値を検出する。
【0067】温度推定部13と温度センサ17cとで算
出された値は、温度推定補正部18cに入力される。温
度推定補正部18cでは、温度センサ部17cの値を考
慮して、温度推定部13の推定温度値を補正し、より精
度の高い推定温度値を算出する。
【0068】この推定温度値は、過熱保護手段部15に
入力され、過熱保護温度以上かどうかを判断する。推定
温度値が過熱保護温度未満の場合は、通常動作のままで
ある。推定温度値が過熱保護温度以上の場合は、停止処
理部12に過熱保護信号が入力されて、停止処理部12
から制御手段部6に停止信号が入力される。これを検出
した制御手段部6は、駆動手段部7に出力電圧を零にす
る信号を出力する。この結果、駆動手段部7はモータ部
4に印加する電圧を零にし、モータ4aを停止させる。
このような状態になった場合に、温度値記録部14が、
停止処理部12から停止信号を受け、印加電圧検出部1
1から零電圧を検出することで、温度値推定補正部18
cで演算された推定温度値を温度値記録部に記録保持す
る。
【0069】モータ部4が停止した後も温度推定部13
では、モータ部4が停止されたときの推定温度値(前回
の推定温度値)、印加されている電圧(モータ部4が停
止した状態では印加される電圧は略零となる)及び電圧
印加時間からモータ部4の推定温度値を算出し、推定温
度値が過熱保護温度値未満になったところで、再び通常
の制御を行う。これにより、従来、モータ部4の過熱状
態が検出された際、一律に一定時間にわたってモータ部
4を停止していた場合と異なり、より使用状況に適した
停止時間を自動的に設定することが可能となる。
【0070】なお、本実施の形態では、モータ部4の過
熱状態を検出した場合、モータ部4を停止しているが、
モータ部4が過熱状態でなくなるまで通常動作時よりも
低い電圧をモータ部4に印加するようにしてもよい。こ
れにより、モータ部4を停止した場合に比べて、モータ
部4の温度が下がるまでの時間はかかるものの、モータ
部4が完全に停止している時間を作らなくてもよいとい
う効果を奏する。
【0071】また、モータ部4の過熱状態を検出した場
合、ファン等の冷却機器を用いてモータ部4を冷却する
ようにしてもよい。この場合、どの程度の時間にわたっ
て冷却機器を動作すれば発熱したモータ部4の温度がど
の程度下がるかのデータを予めモータ制御装置1が保持
しておき、このデータを加味して温度推定部13におい
て推定温度値が算出されることになる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、電源から電力の供給を受けて駆動するモータ
と、モータの駆動制御を行う制御部と、モータに印加さ
れている電圧の大きさと電圧の印加時間と前回の推定温
度値とからモータの新たな推定温度値を算出する温度推
定部と、推定温度値が予め定めた過熱保護温度以上にな
るとモータの駆動を保護状態とし、過熱保護温度未満に
なるとモータの駆動を通常の駆動状態である通常状態と
する過熱保護手段部とを備えるようにしたので、機器の
大型化やコストアップを伴わずに、モータの加熱による
モータ自体やその周辺機器の破損を防止することができ
るモータ制御装置を提供することが可能となるという効
果を奏する。
【0073】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載のモータ制御装置において、保護状態として過熱保
護手段部によりモータに印加される電圧が零となるよう
にしたので、モータを比較的短時間に冷却することが可
能になるという効果を奏する。
【0074】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載のモータ制御装置において、保護状態として過熱保
護手段部によりモータに印加される電圧が保護電圧以下
となるようにしたので、モータの停止させることなくモ
ータを冷却することが可能になるという効果を奏する。
【0075】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項3記載のモータ制御装置において、前回推定
温度値設定部を付加し、モータ制御装置を最初に起動し
た際のモータの温度を前回の推定温度値として入力でき
るようにしたので、初期状態にあるモータの正確な温度
を入力することが可能となり、精度の高い推定温度値を
演算することが可能になるという効果を奏する。
【0076】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載のモータ制御装置において、電力を遮
断しても書き込まれたデータが保持される温度値記録部
を付加し、温度値記録部に温度推定部にて算出した推定
温度値を記憶するようにしたので、停電等によりモータ
制御装置が停止したとしても推定温度値は零に消去され
ず、再起動後の前回の推定温度値は記録保持された値と
なり、その後演算される推定温度値の有用性が高くなる
という効果を奏する。
【0077】請求項6記載の発明にあっては、請求項5
記載のモータ制御装置において、モータの駆動が保護状
態になった場合に、保護状態になる直前の推定温度値を
温度値記録部に保持するようにしたので、書き込み回数
に寿命のある記録媒体を温度値記録部に使用することが
可能になるという効果を奏する。
【0078】請求項7記載の発明にあっては、請求項5
記載のモータ制御装置において、モータの駆動が停止し
た場合に、停止する直前の推定温度値を温度値記録部に
保持するようにすれば、全ての推定温度値を記録するの
ではなく、有用な推定温度値のみを記憶するので、書き
込み回数に寿命のある記録媒体を温度値記録部に使用す
ることが可能になるという効果を奏する。
【0079】請求項8記載の発明にあっては、請求項5
記載のモータ制御装置において、モータ駆動制御部に印
加される電圧が制御部の指定した電圧値よりも所定電圧
値以上低下した場合に、所定電圧値以上低下する直前の
推定温度値を温度値記録部に保持するようにしたので、
書き込み回数に寿命のある記録媒体を温度値記録部に使
用することが可能になるという効果を奏する。
【0080】請求項9記載の発明にあっては、請求項5
記載のモータ制御装置において、モータの駆動が保護状
態から通常状態に遷移した場合に、通常状態に遷移する
直前の推定温度値を温度値記録部に保持するようにした
ので、書き込み回数に寿命のある記録媒体を温度値記録
部に使用することが可能になるという効果を奏する。
【0081】請求項10記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項9記載のモータ制御装置において、制御部
に設けられた回路の温度を検出する回路用温度センサを
付加し、回路用温度センサと温度推定部とからモータの
推定温度値を算出するようにしたので、回路用温度セン
サにより計測された温度を基準値として、より精度の高
い推定温度値を算出することが可能になるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係るモー
タ制御装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るモータ制御装
置の構成図である。
【図3】経過時間とモータ推定温度値との関係を表すグ
ラフである。
【図4】経過時間とモータ推定温度値との関係を表すグ
ラフの部分拡大図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るモータ制御装
置の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るモータ制御装
置の構成図である。
【図7】経過時間とモータ推定温度値との関係を表すグ
ラフである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るモータ制御装
置の概略構成図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るモータ制御装
置の構成図である。
【符号の説明】
1 モータ制御装置 3 電源部 4a モータ 13 温度推定部 15 過熱保護手段部 A 制御部
フロントページの続き (72)発明者 外川 俊次 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から電力の供給を受けて駆動するモ
    ータと、モータの駆動制御を行う制御部と、モータに印
    加されている電圧の大きさと電圧の印加時間と前回の推
    定温度値とからモータの新たな推定温度値を算出する温
    度推定部と、推定温度値が予め定めた過熱保護温度以上
    になるとモータの駆動を保護状態とし、過熱保護温度未
    満になるとモータの駆動を通常の駆動状態である通常状
    態とする過熱保護手段部とを備えるようにしたことを特
    徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 保護状態として過熱保護手段部によりモ
    ータに印加される電圧が零となるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 保護状態として過熱保護手段部によりモ
    ータに印加される電圧が保護電圧以下となるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前回推定温度値設定部を付加し、モータ
    制御装置を最初に起動した際のモータの温度を前回の推
    定温度値として入力できるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3記載のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 電力を遮断しても書き込まれたデータが
    保持される温度値記録部を付加し、温度値記録部に温度
    推定部にて算出した推定温度値を記憶するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のモータ制御
    装置。
  6. 【請求項6】 モータの駆動が保護状態になった場合
    に、保護状態になる直前の推定温度値を温度値記録部に
    保持するようにしたことを特徴とする請求項5記載のモ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 モータの駆動が停止した場合に、停止す
    る直前の推定温度値を温度値記録部に保持するようにし
    たことを特徴とする請求項5記載のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 モータ駆動制御部に印加される電圧が制
    御部の指定した電圧値よりも所定電圧値以上低下した場
    合に、所定電圧値以上低下する直前の推定温度値を温度
    値記録部に保持するようにしたことを特徴とする請求項
    5記載のモータ制御装置。
  9. 【請求項9】 モータの駆動が保護状態から通常状態に
    遷移した場合に、通常状態に遷移する直前の推定温度値
    を温度値記録部に保持するようにしたことを特徴とする
    請求項5記載のモータ制御装置。
  10. 【請求項10】 制御部に設けられた回路の温度を検出
    する回路用温度センサを付加し、回路用温度センサと温
    度推定部とからモータの推定温度値を算出するようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項9記載のモータ
    制御装置。
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