JPH05177683A - 射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置 - Google Patents
射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置Info
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- JPH05177683A JPH05177683A JP56292A JP56292A JPH05177683A JP H05177683 A JPH05177683 A JP H05177683A JP 56292 A JP56292 A JP 56292A JP 56292 A JP56292 A JP 56292A JP H05177683 A JPH05177683 A JP H05177683A
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- toggle
- speed
- mold
- mold clamping
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/80—Measuring, controlling or regulating of relative position of mould parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/84—Safety devices
- B29C45/844—Preventing damage caused by obstructions or foreign matter caught between mould halves during mould closing, e.g. moulded parts or runners
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異物が挟まれた状態をいち早く検知し、異物
を挟んでトルクがかかっている状態を極力短くすること
により、より確実な金型保護を行える射出成形機のトグ
ル駆動サーボモータ制御装置を提供する。 【構成】 可動プラテン位置検出器13により検出され
る可動プラテン位置データより可動プラテン速度を算出
する速度監視部25を設けた。速度監視部25は、デー
タサンプリング間の可動プラテン位置の動き及びサンプ
リング周期より可動プラテン速度を求め、可動プラテン
速度が金型保護範囲外であればMPVとして記憶する。
金型保護範囲内であれば、求めた可動プラテン速度と記
憶されているMPVとの差を求め、差が予め設定されて
いる値より大きければ金型が接触したと判定し、トグル
制御部19へ型締動作停止を出力する。
を挟んでトルクがかかっている状態を極力短くすること
により、より確実な金型保護を行える射出成形機のトグ
ル駆動サーボモータ制御装置を提供する。 【構成】 可動プラテン位置検出器13により検出され
る可動プラテン位置データより可動プラテン速度を算出
する速度監視部25を設けた。速度監視部25は、デー
タサンプリング間の可動プラテン位置の動き及びサンプ
リング周期より可動プラテン速度を求め、可動プラテン
速度が金型保護範囲外であればMPVとして記憶する。
金型保護範囲内であれば、求めた可動プラテン速度と記
憶されているMPVとの差を求め、差が予め設定されて
いる値より大きければ金型が接触したと判定し、トグル
制御部19へ型締動作停止を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機に用いられ
るトグル機構を駆動するトグル駆動サーボモータを制御
する射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置に関
する。
るトグル機構を駆動するトグル駆動サーボモータを制御
する射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2は、一般的な竪型射出成形機の構造
を示す図である。竪型射出成形機は、図2に示すよう
に、固定プラテン1を有しており、固定プラテン1に
は、2つのトグル機構2の上端が回動自在に取り付けら
れている。そして、2つのトグル機構2によりトグル受
け板3がほぼ水平に支持されており、トグル機構2の下
端は、回転自在に支持されているボールスクリュー4に
歯合している。更に、ボールスクリュー4の一端には、
プーリー5が設けられており、プーリー5とトグル駆動
サーボモータ6の軸に固定されたプーリー7とにはシン
クロベルト8が巻回されている。また、トグル駆動サー
ボモータ6には、トグル駆動サーボモータ6の回転位置
を検出することによりトグル位置を検出するトグル位置
検出器9が設けられている。
を示す図である。竪型射出成形機は、図2に示すよう
に、固定プラテン1を有しており、固定プラテン1に
は、2つのトグル機構2の上端が回動自在に取り付けら
れている。そして、2つのトグル機構2によりトグル受
け板3がほぼ水平に支持されており、トグル機構2の下
端は、回転自在に支持されているボールスクリュー4に
歯合している。更に、ボールスクリュー4の一端には、
プーリー5が設けられており、プーリー5とトグル駆動
サーボモータ6の軸に固定されたプーリー7とにはシン
クロベルト8が巻回されている。また、トグル駆動サー
ボモータ6には、トグル駆動サーボモータ6の回転位置
を検出することによりトグル位置を検出するトグル位置
検出器9が設けられている。
【0003】一方、トグル受け板3には、タイバー10
が固定されており、タイバー10の上端には可動プラテ
ン11が固定されている。そして、可動プラテン11の
側方にはラック12が固定されており、ラック12に対
向して可動プラテン位置検出器13が配設されており、
可動プラテン位置検出器13は可動プラテン11が上下
する際にラック12が可動プラテン位置検出器13の検
出部を回転させることにより可動プラテン位置を検出す
るようになっている。
が固定されており、タイバー10の上端には可動プラテ
ン11が固定されている。そして、可動プラテン11の
側方にはラック12が固定されており、ラック12に対
向して可動プラテン位置検出器13が配設されており、
可動プラテン位置検出器13は可動プラテン11が上下
する際にラック12が可動プラテン位置検出器13の検
出部を回転させることにより可動プラテン位置を検出す
るようになっている。
【0004】図5は、従来のトグル駆動サーボモータ制
御装置の構成を示すブロック図である。トグル駆動サー
ボモータ制御装置14は、高速・低速・型締速度の速度
データ、低速切換位置、型締位置、金型保護位置の制御
位置データ、トルクリミット値、及びタイマー時間を入
力する教示部15を有しており、教示部15には教示デ
ータ読み込み部16が接続されている。そして、教示デ
ータ読み込み部16には、教示部15より入力された教
示データを記憶する記憶部17が接続されており、記憶
部17には表示制御部18およびトグル制御部19が接
続されており、表示制御部18には、記憶部17に記憶
されたデータを表示する表示部20が接続されている。
更に、トグル制御部19には、タイマー21が接続され
ており、かつトグル駆動サーボモータ6を制御するサー
ボ制御部22が接続されている。また、トグル制御部1
9には、トグル位置検出器9が検出するトグル位置を読
み込むトグル位置読み込み部23が接続されており、か
つ可動プラテン位置検出器13が検出する可動プラテン
位置読み込み部24が接続されている。
御装置の構成を示すブロック図である。トグル駆動サー
ボモータ制御装置14は、高速・低速・型締速度の速度
データ、低速切換位置、型締位置、金型保護位置の制御
位置データ、トルクリミット値、及びタイマー時間を入
力する教示部15を有しており、教示部15には教示デ
ータ読み込み部16が接続されている。そして、教示デ
ータ読み込み部16には、教示部15より入力された教
示データを記憶する記憶部17が接続されており、記憶
部17には表示制御部18およびトグル制御部19が接
続されており、表示制御部18には、記憶部17に記憶
されたデータを表示する表示部20が接続されている。
更に、トグル制御部19には、タイマー21が接続され
ており、かつトグル駆動サーボモータ6を制御するサー
ボ制御部22が接続されている。また、トグル制御部1
9には、トグル位置検出器9が検出するトグル位置を読
み込むトグル位置読み込み部23が接続されており、か
つ可動プラテン位置検出器13が検出する可動プラテン
位置読み込み部24が接続されている。
【0005】次に動作を図6のタイムチャート沿って説
明する。教示部15より型締動作に必要なデータである
高速・低速・型締速度の速度データ、低速切換位置・型
締位置・金型保護位置の制御位置データ、トルクリミッ
ト値、及びタイマー時間が入力され、これらのデータは
教示データ読み込み部16を通して記憶部17に記憶さ
れる。なお、記憶部17に記憶されたデータは表示制御
部18により表示部20に表示される。そして、サーボ
制御部22はトグル制御部19より入力する速度データ
・トルクリミット値に従いトグル駆動モータの速度制御
及びトルクリミット制御を行い、位置読み込み部23は
トグル位置検出器9よりトグル位置を読み込みトグル制
御部19へ出力し、可動プラテン位置読み込み部24も
同様に可動プラテン位置検出器13より可動プラテン位
置を読み込みトグル制御部19へ出力する。それから、
トグル制御部19は位置読み込み部23より入力するト
グル位置及び可動プラテン位置読み込み部24より入力
する可動プラテン位置に従い記憶部17に記憶されてい
る速度データをサーボ制御部22に出力し、金型保護位
置通過時にはトルクリミット値をサーボ制御部22にタ
イマー時間をタイマー21にそれぞれ出力する。更に、
タイマー21はタイマー時間入力によりカウントをスタ
ートしタイマー時間を越えたときタイマーアップをトグ
ル制御部19に出力し、トグル制御部19はタイマーア
ップ入力により可動プラテン位置を確認する。
明する。教示部15より型締動作に必要なデータである
高速・低速・型締速度の速度データ、低速切換位置・型
締位置・金型保護位置の制御位置データ、トルクリミッ
ト値、及びタイマー時間が入力され、これらのデータは
教示データ読み込み部16を通して記憶部17に記憶さ
れる。なお、記憶部17に記憶されたデータは表示制御
部18により表示部20に表示される。そして、サーボ
制御部22はトグル制御部19より入力する速度データ
・トルクリミット値に従いトグル駆動モータの速度制御
及びトルクリミット制御を行い、位置読み込み部23は
トグル位置検出器9よりトグル位置を読み込みトグル制
御部19へ出力し、可動プラテン位置読み込み部24も
同様に可動プラテン位置検出器13より可動プラテン位
置を読み込みトグル制御部19へ出力する。それから、
トグル制御部19は位置読み込み部23より入力するト
グル位置及び可動プラテン位置読み込み部24より入力
する可動プラテン位置に従い記憶部17に記憶されてい
る速度データをサーボ制御部22に出力し、金型保護位
置通過時にはトルクリミット値をサーボ制御部22にタ
イマー時間をタイマー21にそれぞれ出力する。更に、
タイマー21はタイマー時間入力によりカウントをスタ
ートしタイマー時間を越えたときタイマーアップをトグ
ル制御部19に出力し、トグル制御部19はタイマーア
ップ入力により可動プラテン位置を確認する。
【0006】型締動作は可動プラテン11が型開位置よ
り低速切換位置まで高速送り動作し、低速切換位置より
型締位置まで低速送り動作する。更に、金型保護位置と
型締位置の間が金型保護区間となり、可動プラテン11
が金型保護位置を通過すると型締位置までトグル駆動サ
ーボモータ6にトルクリミックがかけられ、タイマーア
ップ時、可動プラテン位置が型締位置に達していない場
合、異物有りと判定、型締動作を停止する。又、可動プ
ラテン位置が型締位置に達している場合、トルクリミッ
トが解除され、型締位置より型締速度にて型締が行われ
動作を終了する。
り低速切換位置まで高速送り動作し、低速切換位置より
型締位置まで低速送り動作する。更に、金型保護位置と
型締位置の間が金型保護区間となり、可動プラテン11
が金型保護位置を通過すると型締位置までトグル駆動サ
ーボモータ6にトルクリミックがかけられ、タイマーア
ップ時、可動プラテン位置が型締位置に達していない場
合、異物有りと判定、型締動作を停止する。又、可動プ
ラテン位置が型締位置に達している場合、トルクリミッ
トが解除され、型締位置より型締速度にて型締が行われ
動作を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形機のト
グル駆動サーボモータ制御装置は、以上のように構成さ
れているので、タイマーアップ後に可動プラテン位置を
確認することにより異物有りの有無を検出する為、異物
を挟んだ場合、所定の時間に達するまで低トルクにせよ
トルクが加えられることとなり、金型に損傷を与える虞
があった。
グル駆動サーボモータ制御装置は、以上のように構成さ
れているので、タイマーアップ後に可動プラテン位置を
確認することにより異物有りの有無を検出する為、異物
を挟んだ場合、所定の時間に達するまで低トルクにせよ
トルクが加えられることとなり、金型に損傷を与える虞
があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、本発明の目的は、異物が挟まれ
た状態をいち早く検知し、異物を挟んでトルクがかかっ
ている状態を極力短くすることにより、より確実な金型
保護を行える射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御
装置を提供することにある。
ためになされたもので、本発明の目的は、異物が挟まれ
た状態をいち早く検知し、異物を挟んでトルクがかかっ
ている状態を極力短くすることにより、より確実な金型
保護を行える射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、この発明に係る射出成形機の
トグル駆動サーボモータ制御装置は、トグル機構を駆動
するトグル駆動サーボモータと、このサーボモータに取
り付けられてトグル位置を検出するトグル位置検出手段
と、可動プラテンに機械的に結合されて可動プラテン位
置を検出する可動プラテン位置検出手段と、可動プラテ
ン位置検出手段により検出される可動プラテン位置デー
タより可動プラテン速度を算出する速度検出手段とを備
え、前記速度検出手段は、型締動作中に可動プラテン速
度を監視し、可動プラテン速度に所定の速度変化があっ
た場合に可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置とを比較することにより金型間の異物
を検出してトグル駆動サーボモータを停止制御すること
を特徴とするものである。
みなされたものであって、この発明に係る射出成形機の
トグル駆動サーボモータ制御装置は、トグル機構を駆動
するトグル駆動サーボモータと、このサーボモータに取
り付けられてトグル位置を検出するトグル位置検出手段
と、可動プラテンに機械的に結合されて可動プラテン位
置を検出する可動プラテン位置検出手段と、可動プラテ
ン位置検出手段により検出される可動プラテン位置デー
タより可動プラテン速度を算出する速度検出手段とを備
え、前記速度検出手段は、型締動作中に可動プラテン速
度を監視し、可動プラテン速度に所定の速度変化があっ
た場合に可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置とを比較することにより金型間の異物
を検出してトグル駆動サーボモータを停止制御すること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】上述構成に基づき、この発明に係る射出成形機
のトグル駆動サーボモータ制御装置は、型締動作中、前
記可動プラテン速度を監視、所定量以上の速度変化が有
った時の可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置と比較により異物の有無を検知し、型
締動作を停止させることにより所定時間待つことなく型
締動作を停止し、より確実性の高い金型保護を行う。
のトグル駆動サーボモータ制御装置は、型締動作中、前
記可動プラテン速度を監視、所定量以上の速度変化が有
った時の可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置と比較により異物の有無を検知し、型
締動作を停止させることにより所定時間待つことなく型
締動作を停止し、より確実性の高い金型保護を行う。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は、本発明に係わる射出成形機のトグル駆動
サーボモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
トグル駆動サーボモータ制御装置14は、高速・低速・
型締速度の速度データ、低速切換位置、型締位置、金型
保護位置の制御位置データ、トルクリミット値、及びタ
イマー時間を入力する教示部15を有しており、教示部
15には教示データ読み込み部16が接続されている。
そして、教示データ読み込み部16には、教示部15よ
り入力された教示データを記憶する記憶部17が接続さ
れており、記憶部17には表示制御部18およびトグル
制御部19が接続されており、表示制御部18には、記
憶部17に記憶されたデータを表示する表示部20が接
続されている。更に、トグル制御部19には、可動プラ
テン11の速度を監視する速度検出手段としての速度監
視部25が接続されており、かつトグル駆動サーボモー
タ6を制御するサーボ制御部22が接続されており、更
にトグル位置検出器9が検出するトグル位置を読み込む
トグル位置読み込み部23が接続されている。また、速
度監視部25は可動プラテン位置読み込み部24より可
動プラテン位置を、記憶部17より金型保護範囲データ
である金型保護位置、型締位置を入力し、かつトグル制
御部19より型締中信号を入力し、可動プラテン位置よ
り可動プラテン速度の算出及び金型保護範囲内では可動
プラテン速度の変化を監視し、さらに速度が変化した時
の可動プラテン位置と型締位置との比較を行い、差が許
容値より大きい場合、型締動作停止をトグル制御部19
へ出力するようになっており、速度監視部25には、可
動プラテン位置検出器13が検出する可動プラテン位置
読み込み部24が接続されている。
する。図1は、本発明に係わる射出成形機のトグル駆動
サーボモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
トグル駆動サーボモータ制御装置14は、高速・低速・
型締速度の速度データ、低速切換位置、型締位置、金型
保護位置の制御位置データ、トルクリミット値、及びタ
イマー時間を入力する教示部15を有しており、教示部
15には教示データ読み込み部16が接続されている。
そして、教示データ読み込み部16には、教示部15よ
り入力された教示データを記憶する記憶部17が接続さ
れており、記憶部17には表示制御部18およびトグル
制御部19が接続されており、表示制御部18には、記
憶部17に記憶されたデータを表示する表示部20が接
続されている。更に、トグル制御部19には、可動プラ
テン11の速度を監視する速度検出手段としての速度監
視部25が接続されており、かつトグル駆動サーボモー
タ6を制御するサーボ制御部22が接続されており、更
にトグル位置検出器9が検出するトグル位置を読み込む
トグル位置読み込み部23が接続されている。また、速
度監視部25は可動プラテン位置読み込み部24より可
動プラテン位置を、記憶部17より金型保護範囲データ
である金型保護位置、型締位置を入力し、かつトグル制
御部19より型締中信号を入力し、可動プラテン位置よ
り可動プラテン速度の算出及び金型保護範囲内では可動
プラテン速度の変化を監視し、さらに速度が変化した時
の可動プラテン位置と型締位置との比較を行い、差が許
容値より大きい場合、型締動作停止をトグル制御部19
へ出力するようになっており、速度監視部25には、可
動プラテン位置検出器13が検出する可動プラテン位置
読み込み部24が接続されている。
【0012】次に、本実施例の作用を図4のフローチャ
ートに沿って説明する。速度監視部25は型締中信号に
より可動プラテン速度の算出を開始する(ステップ
1)。そして、可動プラテン速度PVはデータサンプリ
ング間の可動プラテン位置の動き及びサンプリング周期
より求められ(ステップ2)、可動プラテン位置が金型
保護範囲外であればMPVとして記憶される(ステップ
7)。金型保護範囲内であれば(ステップ3)、求めた
PVと記憶されているMPVの差を求め、差が予め設定
されている所定値Vchgより大きければ金型が接触し
たと判定し(ステップ4)、可動プラテン位置と型締位
置を比較する。可動プラテン位置が型締位置から予め設
定されている許容値Pdffより離れている場合は異物
有りと判定し(ステップ5)、トグル制御部19へ型締
動作停止を出力する(ステップ6)。例えば、図3に示
す様に固定プラテン1側の金型と可動プラテン11側の
金型が接触した場合、又は可動プラテン11側の金型が
異物と接触したときB点で速度変化が発生し、異物が無
い場合は可動プラテン11の速度変化が型締位置(A
点)で起こる。従って、金型保護範囲で可動プラテン1
1の速度変化を監視し、速度変化した時の可動プラテン
位置と型締位置を比較することにより異物の有無を検知
する。
ートに沿って説明する。速度監視部25は型締中信号に
より可動プラテン速度の算出を開始する(ステップ
1)。そして、可動プラテン速度PVはデータサンプリ
ング間の可動プラテン位置の動き及びサンプリング周期
より求められ(ステップ2)、可動プラテン位置が金型
保護範囲外であればMPVとして記憶される(ステップ
7)。金型保護範囲内であれば(ステップ3)、求めた
PVと記憶されているMPVの差を求め、差が予め設定
されている所定値Vchgより大きければ金型が接触し
たと判定し(ステップ4)、可動プラテン位置と型締位
置を比較する。可動プラテン位置が型締位置から予め設
定されている許容値Pdffより離れている場合は異物
有りと判定し(ステップ5)、トグル制御部19へ型締
動作停止を出力する(ステップ6)。例えば、図3に示
す様に固定プラテン1側の金型と可動プラテン11側の
金型が接触した場合、又は可動プラテン11側の金型が
異物と接触したときB点で速度変化が発生し、異物が無
い場合は可動プラテン11の速度変化が型締位置(A
点)で起こる。従って、金型保護範囲で可動プラテン1
1の速度変化を監視し、速度変化した時の可動プラテン
位置と型締位置を比較することにより異物の有無を検知
する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動プラテン速度を監視し、所定量以上の速度変化が有
った時の可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置と比較により異物の有無を検知し、型
締動作を停止するように構成したので、所定時間を待つ
ことなく、型締動作を停止して、より確実性の高い金型
保護を行うことができる。
可動プラテン速度を監視し、所定量以上の速度変化が有
った時の可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この
実金型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設
定される型締位置と比較により異物の有無を検知し、型
締動作を停止するように構成したので、所定時間を待つ
ことなく、型締動作を停止して、より確実性の高い金型
保護を行うことができる。
【図1】本発明に係わる射出成形機のトグル駆動サーボ
モータ制御装置の構成を示すブロック図である。
モータ制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】一般的な竪型射出成形機を示す正面図である。
【図3】本発明の動作を示す図である。
【図4】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図5】従来の射出成形機のトグル駆動サーボモータ制
御装置の構成を示すブロック図である。
御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の型締動作を示す動作チャートである。
1 固定プラテン 2 トグル機構 6 トグル駆動サーボモータ 9 トグル位置検出器 11 可動プラテン 13 可動プラテン位置検出器 21 速度監視部
Claims (1)
- 【請求項1】 トグル機構を駆動するトグル駆動サーボ
モータと、 このサーボモータに取り付けられてトグル位置を検出す
るトグル位置検出手段と、 可動プラテンに機械的に結合されて可動プラテン位置を
検出する可動プラテン位置検出手段と、 を備え、前記トグル駆動サーボモータによりトグル機構
を駆動することにより可動プラテンを移動させて型締を
行う射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置にお
いて、 前記可動プラテン位置検出手段により検出される可動プ
ラテン位置データより可動プラテン速度を算出する速度
検出手段を設け、 前記速度検出手段は、型締動作中に可動プラテン速度を
監視し、可動プラテン速度に所定の速度変化があった場
合に可動プラテン位置を実金型接触位置とし、この実金
型接触位置と、予め正常時の金型接触位置として設定さ
れる型締位置とを比較することにより金型間の異物を検
出してトグル駆動サーボモータを停止制御することを特
徴とする射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56292A JPH05177683A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56292A JPH05177683A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177683A true JPH05177683A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=11477167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56292A Pending JPH05177683A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 射出成形機のトグル駆動サーボモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05177683A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1318005A1 (de) * | 2001-12-06 | 2003-06-11 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik GmbH | Sicherungsfunktion für eine Spritzgiessmaschine |
AT505675B1 (de) * | 2007-09-13 | 2012-03-15 | Wittmann Battenfeld Gmbh | Verfahren zum sicheren schliessen eines werkzeugs |
CN103732378A (zh) * | 2011-07-26 | 2014-04-16 | 东洋机械金属株式会社 | 注塑成型机 |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP56292A patent/JPH05177683A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1318005A1 (de) * | 2001-12-06 | 2003-06-11 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik GmbH | Sicherungsfunktion für eine Spritzgiessmaschine |
US6763317B2 (en) | 2001-12-06 | 2004-07-13 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik Gmbh | Safety feature for an injection molding machine |
AT505675B1 (de) * | 2007-09-13 | 2012-03-15 | Wittmann Battenfeld Gmbh | Verfahren zum sicheren schliessen eines werkzeugs |
CN103732378A (zh) * | 2011-07-26 | 2014-04-16 | 东洋机械金属株式会社 | 注塑成型机 |
CN103732378B (zh) * | 2011-07-26 | 2016-06-08 | 东洋机械金属株式会社 | 注塑成型机 |
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