JP4568261B2 - 電動射出成形機の動力伝達手段の異常検出装置 - Google Patents
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Description
又、請求項2に係る発明は、サーボモータに加わる負荷を所定サンプリング時間毎に検出する手段と、サーボモータの位置を所定サンプリング時間毎に検出する手段と、検出された負荷より無負荷状態か判別する無負荷判別手段と、該無負荷判別手段で無負荷状態と判別されたとき、今回より所定時間前に検出された位置と今回検出された位置の差と、今回より前記所定時間前に検出された負荷と今回検出された負荷の差を求める手段と、求められた負荷の差と位置の差より位置に対する負荷の変化率を求める手段と、求めた負荷の変化率の絶対値があらかじめ設定された値以上か判別する異常判別手段と、該異常判別手段で負荷の変化率の絶対値が予め設定された値以上と判別された場合に、動力伝達手段に異常が発生したと判断して機構部の動作を停止させる手段とを有することを特徴とするものである。
本発明は、動力伝達手段において、ベルト破断等の異常が発生するのは、大きな力が動力伝達手段にかかるとき、すなわち、サーボモータの負荷が大きいときに発生しやすいことに着目して、これを利用して異常を検出するものであり、従来のような、正常動作時のトルク等を予め測定して異常検出の基準値等を設定することもなく、動力伝達手段の異常を検出するものである。
この実施形態では、型締装置の動力伝達手段の異常を検出する場合を例とって以下説明する。
図1は、本発明の一実施形態の概要図であり、型締装置、エジェクタ装置における動力伝達手段の異常検出を中心とした概要図である。
固定プラテン1とリアプラテン2は複数のタイバー4によって連結されている。固定プラテン1とリアプラテン2間には可動プラテン3がタイバー4に沿って移動自在に配設されている。又、固定プラテン1には固定側金型5aが取り付けられ、可動プラテン3には可動側金型5bが取り付けられている。
上述した、型締装置、エジェクト機構等は従来のものと同じで、変わりはないものである。
金型5a、5bが接触する金型タッチ位置Pbまでは、サーボモータ8にかかる負荷(オブサーバで推定される負荷)は図2(b)、(c)に示すように小さく、モータが一定速度で回転しているときは、ほとんど0に近い無負荷状態である。
このように、サーボモータ8にかかる負荷L、すなわち動力伝達手段におけるベルト9にかかる負荷Lは、金型が締め付けられるロックアップ中に増大することになり、このベルト9の破断等の異常は、この負荷が増大する区間で、図2(c)に示すように発生する。
以上のように、本実施形態では、無負荷状態を検出して負荷の変化率の絶対値が設定所定値以上のとき、異常発生と判断している。
しかも、本実施形態では、特別なハードウェアを必要とせず、射出成形機の制御装置によるソフトウェア処理で各手段を構成し、射出成形機の制御装置でこの異常検出装置を構成できるから、安価に構成することができる。
型締用サーボモータ8に取り付けられた位置・速度検出器12からの位置フィードバック信号に基づいて、サーボモータ8の位置Pを読み取る。以下、この位置・速度検出器12からの位置フィードバック信号に基づいて得られる位置を型締装置の位置という(ステップb1)。
この場合は、第1の実施形態に対応する第3の実施形態の処理は、図5に示すような処理に変わる。まず、負荷の値を記憶するレジスタR(L)が、(設定した時間/サンプリング周期時間)の数だけ設けられている。図5では、R1(L)、R2(L)、R3(L)の3つのレジスタを設けた例を示している。図3に示すステップa1〜a7の処理と図5に示すステップc1〜c7の処理はそれぞれ対応するものである。相違する点は、ステップa6に対応するステップc6では、レジスタR2(L)に記憶する負荷LをレジスタR3(L)に格納し、レジスタR1(L)に記憶する負荷Lを、レジスタR2(L)に格納し、当該周期のステップ3で読み取った負荷LをレジスタR1(L)に格納する処理になっている点(なお、これらレジスタR1(L)、R2(L)、R3(L)は、型閉じ開始時、又は型開き開始時の初期設定で0に設定される)、また、ステップa3に対応するステップc3の処理で、読み取った負荷LとレジスタR3(L)に記憶する3周期前の負荷との差を求める点、ステップa4に対応するステップc4では、求めた負荷の差ΔLを3周期の時間(3ΔT)で割って変化率を求める処理が異なるもので、他は図3に示す第1の実施形態と同じである。すなわち、この第3の実施形態は、負荷の変化率の絶対値εを3サンプリング周期毎に求めて、動力伝達手段の異常を判別するようにした点が第1の実施形態と相違するのみである。
2 リアプラテン
3 可動プラテン
4 タイバー
5a,5b 金型
6 トグル機構
6a クロスヘッド
7 ボールネジ
8 型締用サーボモータ
9 ベルト
10、11 プーリ
12、13b 位置・速度検出器
13 エジェクト装置
13a エジェクト用のサーボモータ
13c 動力伝達手段
13d ボールネジ/ナット機構
14 型締力調整機構
20 制御装置
Claims (3)
- サーボモータに加わる負荷を所定サンプリング時間毎に検出する手段と、検出された負荷より無負荷状態か判別する無負荷判別手段と、該無負荷判別手段で無負荷状態と判別されたとき、今回より所定時間前に検出された負荷と今回検出された負荷の差を求める手段と、求められた負荷の差と前記所定時間より負荷の変化率を求める手段と、求めた負荷の変化率の絶対値があらかじめ設定された値以上か判別する異常判別手段と、該異常判別手段で負荷の変化率の絶対値があらかじめ設定された値以上と判別された場合に、動力伝達手段に異常が発生したと判断して機構部の動作を停止させる手段とを有することを特徴とする電動射出成形機の動力伝達手段の異常検出装置。
- サーボモータに加わる負荷を所定サンプリング時間毎に検出する手段と、サーボモータの位置を所定サンプリング時間毎に検出する手段と、検出された負荷より無負荷状態か判別する無負荷判別手段と、該無負荷判別手段で無負荷状態と判別されたとき、今回より所定時間前に検出された位置と今回検出された位置の差と、今回より前記所定時間前に検出された負荷と今回検出された負荷の差を求める手段と、求められた負荷の差と位置の差より位置に対する負荷の変化率を求める手段と、求めた負荷の変化率の絶対値があらかじめ設定された値以上か判別する異常判別手段と、該異常判別手段で負荷の変化率の絶対値が予め設定された値以上と判別された場合に、動力伝達手段に異常が発生したと判断して機構部の動作を停止させる手段とを有することを特徴とする電動射出成形機の動力伝達手段の異常検出装置。
- 前記負荷はオブザーバにより検出されることを特徴とする請求項1乃至2の内いずれか1項に記載の電動射出成形機の動力伝達手段の異常検出装置。
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