JPH05159721A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH05159721A JPH05159721A JP32436291A JP32436291A JPH05159721A JP H05159721 A JPH05159721 A JP H05159721A JP 32436291 A JP32436291 A JP 32436291A JP 32436291 A JP32436291 A JP 32436291A JP H05159721 A JPH05159721 A JP H05159721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- coma
- deflection yoke
- collector
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向ヨークに設けられたコマコレクタの形状
を変化させることなく、より細かなミスコンバーゼンス
の補正を可能にする。 【構成】 コマコレクタに銅線を巻き付けて複数のコイ
ルを形成し、整流回路を通した垂直偏向電流を上記コイ
ルに流してフィールドコントロール部より誘導される磁
界をコントロールするように構成する。 【効果】 フィールドコントロール部より誘導される磁
界のパターンおよび強さを調整出来、コンバーゼンスコ
マ及びミスコンバーゼンス補正の微調整が可能になる。
を変化させることなく、より細かなミスコンバーゼンス
の補正を可能にする。 【構成】 コマコレクタに銅線を巻き付けて複数のコイ
ルを形成し、整流回路を通した垂直偏向電流を上記コイ
ルに流してフィールドコントロール部より誘導される磁
界をコントロールするように構成する。 【効果】 フィールドコントロール部より誘導される磁
界のパターンおよび強さを調整出来、コンバーゼンスコ
マ及びミスコンバーゼンス補正の微調整が可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像機
等の陰極線管に設置する偏向ヨークに関するものであ
る。
等の陰極線管に設置する偏向ヨークに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】偏向ヨークの中には、サイドビームのス
ポットのコマ収差及びコンバーゼンスコマを補正するた
めにコマコレクタを採用したものがある。
ポットのコマ収差及びコンバーゼンスコマを補正するた
めにコマコレクタを採用したものがある。
【０００３】以下に従来の偏向ヨークについて説明す
る。図５に示すように小カバーに取り付けられたコマコ
レクタ１は垂直コイルの漏洩磁束をフィールドコレクタ
部２により吸収しフィールドコントロール部３より磁界
を誘導しコマ収差及びコンバーゼンスコマの補正を行な
っていた。
る。図５に示すように小カバーに取り付けられたコマコ
レクタ１は垂直コイルの漏洩磁束をフィールドコレクタ
部２により吸収しフィールドコントロール部３より磁界
を誘導しコマ収差及びコンバーゼンスコマの補正を行な
っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように構成された偏向ヨークの場合、最適な補正量
を得るためにはフィールドコレクタ部の形状やフィール
ドコントロール部の形状を変化させてフィールドコント
ロール部より誘導される磁界をコントロールしなければ
ならなかった。また、上記コマコレクタはコマ収差及び
コンバーゼンスコマの補正のみを目的として設計されて
いた。
来のように構成された偏向ヨークの場合、最適な補正量
を得るためにはフィールドコレクタ部の形状やフィール
ドコントロール部の形状を変化させてフィールドコント
ロール部より誘導される磁界をコントロールしなければ
ならなかった。また、上記コマコレクタはコマ収差及び
コンバーゼンスコマの補正のみを目的として設計されて
いた。
【０００５】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、コマコレクタの形状を変化させることなく、
フィードコントロール部より誘導される磁界を容易に変
化させ、ミスコンバーゼンスの補正が可能な偏向ヨーク
を提供することを目的とする。
のであり、コマコレクタの形状を変化させることなく、
フィードコントロール部より誘導される磁界を容易に変
化させ、ミスコンバーゼンスの補正が可能な偏向ヨーク
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の偏向ヨークはコマコレクタに銅線を巻き付け
て複数のコイルを形成し、整流回路を通した垂直偏向電
流を上記コイルに流すものである。
に本発明の偏向ヨークはコマコレクタに銅線を巻き付け
て複数のコイルを形成し、整流回路を通した垂直偏向電
流を上記コイルに流すものである。
【０００７】
【作用】本発明は上記構成により、垂直偏向電流を整流
した電流がコマコレクタに巻装したコイルに流れ、フィ
ールドコントロール部より誘導される磁界をコントロー
ルし、コマ収差、コンバーゼンスコマ及びミスコンバー
ゼンスの補正を行なうものである。
した電流がコマコレクタに巻装したコイルに流れ、フィ
ールドコントロール部より誘導される磁界をコントロー
ルし、コマ収差、コンバーゼンスコマ及びミスコンバー
ゼンスの補正を行なうものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に沿って説明
する。図１は本実施例のコマフリータイプの偏向ヨーク
の外観図である。コマフリータイプの偏向ヨークは小カ
バー４にコマコレクタ５が形成され、上記コマコレクタ
５は垂直コイル１９からの漏洩磁束を吸収するためにフ
ィールドコレクタ部５ａが形成され、磁界を誘導するた
めに、フィールドコントロール部５ｂが形成されてい
る。
する。図１は本実施例のコマフリータイプの偏向ヨーク
の外観図である。コマフリータイプの偏向ヨークは小カ
バー４にコマコレクタ５が形成され、上記コマコレクタ
５は垂直コイル１９からの漏洩磁束を吸収するためにフ
ィールドコレクタ部５ａが形成され、磁界を誘導するた
めに、フィールドコントロール部５ｂが形成されてい
る。
【０００９】図２はコマコレクタ５の構成を詳細に示
す。図２に示すように二つのコマコレクター５が互いに
向い合わせに配置される。それぞれのコマコレクタ５に
は一対のフィールドコントロール部５ｂが設けられてい
る。そして、フィールドコレクタ部５ａとフィールドコ
ントロール部５ｂと間に銅線を巻き付けて複数のコイル
を巻装している。そして各コイルに垂直偏向電流を整流
し、かつ電流値を適度に調整した電流を流すことによ
り、フィールドコントロール部５ｂより誘導される磁界
を調整しミスコンバーゼンスの補正を行なう。
す。図２に示すように二つのコマコレクター５が互いに
向い合わせに配置される。それぞれのコマコレクタ５に
は一対のフィールドコントロール部５ｂが設けられてい
る。そして、フィールドコレクタ部５ａとフィールドコ
ントロール部５ｂと間に銅線を巻き付けて複数のコイル
を巻装している。そして各コイルに垂直偏向電流を整流
し、かつ電流値を適度に調整した電流を流すことによ
り、フィールドコントロール部５ｂより誘導される磁界
を調整しミスコンバーゼンスの補正を行なう。
【００１０】各コイルは全て整流回路部に接線される。
図３は前記複数のコイルおよびこのコイルに電流を流す
ための整流回路から成る補正回路を示す。コイルは、そ
れぞれが４つのサブコイルに分かれた３つのコイルによ
って構成されている。一つはサブコイル６ａ，６ｂ，６
ｃ，６ｄから成るコイル６、他の一つはサブコイル７
ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄから成るコイル７、また他の一つ
はサブコイル８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄから成るコイル８
である。
図３は前記複数のコイルおよびこのコイルに電流を流す
ための整流回路から成る補正回路を示す。コイルは、そ
れぞれが４つのサブコイルに分かれた３つのコイルによ
って構成されている。一つはサブコイル６ａ，６ｂ，６
ｃ，６ｄから成るコイル６、他の一つはサブコイル７
ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄから成るコイル７、また他の一つ
はサブコイル８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄから成るコイル８
である。
【００１１】各コイルは図２に示すように巻装される。
１５はサブコイル６ａとサブコイル７ｃを構成する巻
線、１６はサブコイル６ａとサブコイル７ｂを構成する
巻線、１７はサブコイル６ｂとサブコイル７ｄを構成す
る巻線、１８はサブコイル６ｃとサブコイル７ａを構成
する巻線をそれぞれ示す。サブコイル８ａはコマコレク
タ５上のサブコイル６ａおよびサブコイル７ｃと同じ部
分に、またサブコイル８ｂはコマコレクタ５上のサブコ
イル６ｃおよびサブコイル７ａと同じ部分に、サブコイ
ル８ｃはコマコレクタ５上のサブコイル６ｂおよびサブ
コイル７ｄと同じ部分に、サブコイル８ｄはコマコレク
タ５上のサブコイル６ａおよびサブコイル７ｂと同じ部
分にそれぞれ巻装される。
１５はサブコイル６ａとサブコイル７ｃを構成する巻
線、１６はサブコイル６ａとサブコイル７ｂを構成する
巻線、１７はサブコイル６ｂとサブコイル７ｄを構成す
る巻線、１８はサブコイル６ｃとサブコイル７ａを構成
する巻線をそれぞれ示す。サブコイル８ａはコマコレク
タ５上のサブコイル６ａおよびサブコイル７ｃと同じ部
分に、またサブコイル８ｂはコマコレクタ５上のサブコ
イル６ｃおよびサブコイル７ａと同じ部分に、サブコイ
ル８ｃはコマコレクタ５上のサブコイル６ｂおよびサブ
コイル７ｄと同じ部分に、サブコイル８ｄはコマコレク
タ５上のサブコイル６ａおよびサブコイル７ｂと同じ部
分にそれぞれ巻装される。
【００１２】図３において、抵抗器９は整流回路部に流
れる電流を制限し、ダイオード１０，１１は垂直偏向電
流を整流している。可変抵抗器１２，１３はコイル６お
よびコイル７に流れる電流を調整するためのものであ
り、また可変抵抗器１４はコイル８に流れる電流を調整
するためのものである。すなわち、抵抗器９によりフィ
ールドコントロール部より誘導される磁界の強さが制限
され、可変抵抗器１２，１３，１４によって前記誘導磁
界のバランスを調整する事が出来、これによりミスコン
バーゼンスの補正が可能となる。
れる電流を制限し、ダイオード１０，１１は垂直偏向電
流を整流している。可変抵抗器１２，１３はコイル６お
よびコイル７に流れる電流を調整するためのものであ
り、また可変抵抗器１４はコイル８に流れる電流を調整
するためのものである。すなわち、抵抗器９によりフィ
ールドコントロール部より誘導される磁界の強さが制限
され、可変抵抗器１２，１３，１４によって前記誘導磁
界のバランスを調整する事が出来、これによりミスコン
バーゼンスの補正が可能となる。
【００１３】このように構成された補正回路部を設け、
フィールドコントロール部より誘導される磁界を制御す
ることにより、従来のコマコレクタでは成し得なかった
ミスコンバーゼンスの補正ができる。
フィールドコントロール部より誘導される磁界を制御す
ることにより、従来のコマコレクタでは成し得なかった
ミスコンバーゼンスの補正ができる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明は、偏向ヨークのコ
マコレクタに銅線を巻きつけてコイルを形成し、前記コ
イルと整流回路を接続することにより、コマコレクタで
のミスコンバーゼンスの補正ができるものである。
マコレクタに銅線を巻きつけてコイルを形成し、前記コ
イルと整流回路を接続することにより、コマコレクタで
のミスコンバーゼンスの補正ができるものである。
【図１】本発明の一実施例における偏向ヨークの外観図
【図２】同実施例における偏向ヨークのコマコレクタの
詳細斜視図
詳細斜視図
【図３】同実施例における偏向ヨークの補正回路の回路
図
図
【図４】同実施例における偏向ヨークの動作時の磁界を
示す説明図
示す説明図
【図５】従来の偏向ヨークの外観図
４ 小カバー ５ コマコレクタ ５ａ フィールドコレクタ部 ５ｂ フィールドコントロール部 ６ コイル ７ コイル ８ コイル １４ 可変抵抗器 １９ 垂直コイル
Claims (1)
- 【請求項１】陰極線管の電子ビームを偏向するための偏
向磁界を発生する偏向ヨークにおいて、上部小カバーに
取り付けられた電子ビーム形状をコントロールするため
のコマコレクタにコイルを巻装し、上記コイルに垂直偏
向電流を整流した整流電流を流すことにより上記コマコ
レクタから発生する磁界が電子ビームのスクリーン上で
の色ずれを低減させるように構成した事を特徴とする偏
向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436291A JP3211309B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436291A JP3211309B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159721A true JPH05159721A (ja) | 1993-06-25 |
| JP3211309B2 JP3211309B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18164942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32436291A Expired - Fee Related JP3211309B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211309B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP32436291A patent/JP3211309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3211309B2 (ja) | 2001-09-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |