JP3482219B2 - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機など
に使用される偏向ヨークに関する。
に使用される偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機を薄くするた
めにブラウン管の軸長を短くし、偏向角を大きくしてい
る。偏向角を大きくすると偏向電力が増大するので偏向
ヨークを装着するネック径を小さくしている。またテレ
ビジョン受像機のブラウン管としては、3本の電子銃を
水平に一列に並べたインライン方式が主流となってきて
いる。
めにブラウン管の軸長を短くし、偏向角を大きくしてい
る。偏向角を大きくすると偏向電力が増大するので偏向
ヨークを装着するネック径を小さくしている。またテレ
ビジョン受像機のブラウン管としては、3本の電子銃を
水平に一列に並べたインライン方式が主流となってきて
いる。
【0003】一般に偏向ヨークは、コアと、コアの内面
に沿って設けられた支持体と、コアに巻装された垂直偏
向コイルと、前記支持体の内側に設けられた水平偏向コ
イルから構成され、これら各偏向コイルはトロイダル形
又は鞍形偏向コイルとして形成されている。また画面の
上下における垂直方向のミスコンバージェンスを低減す
るために、プレ偏向コイルを備えたものがある。
に沿って設けられた支持体と、コアに巻装された垂直偏
向コイルと、前記支持体の内側に設けられた水平偏向コ
イルから構成され、これら各偏向コイルはトロイダル形
又は鞍形偏向コイルとして形成されている。また画面の
上下における垂直方向のミスコンバージェンスを低減す
るために、プレ偏向コイルを備えたものがある。
【0004】図8は従来のこの種の偏向ヨークの構造を
示す。図において、1は支持体であり、支持体1の内側
に水平偏向コイル2を配置している。3はフェライトコ
アであり、このフェライトコア3に垂直偏向コイル4を
巻線している。フェライトコア3及びこれに巻線した垂
直偏向コイル4は支持体1の外側に配置されている。5
は支持体1の電子銃側端部である。
示す。図において、1は支持体であり、支持体1の内側
に水平偏向コイル2を配置している。3はフェライトコ
アであり、このフェライトコア3に垂直偏向コイル4を
巻線している。フェライトコア3及びこれに巻線した垂
直偏向コイル4は支持体1の外側に配置されている。5
は支持体1の電子銃側端部である。
【0005】6はプレ偏向コイルであり、コ字形の磁性
体7とこの磁性体7に巻線したコイル8によって構成さ
れている。図10はプレ偏向コイル部6の概略構成を示
すものであり、画面側から見た状態を示す。プレ偏向コ
イル6は、支持体1の電子銃側端部5の外周の上部と下
部に互いに向い合わせに配置されている。
体7とこの磁性体7に巻線したコイル8によって構成さ
れている。図10はプレ偏向コイル部6の概略構成を示
すものであり、画面側から見た状態を示す。プレ偏向コ
イル6は、支持体1の電子銃側端部5の外周の上部と下
部に互いに向い合わせに配置されている。
【0006】垂直偏向コイル4とプレ偏向コイル6の配
線について説明する。図9において、垂直偏向コイル4
に固定抵抗9を各々並列に接続して垂直偏向コイル部を
設ける。更に2個のプレ偏向コイル6のコイル8を直列
に接続したプレ偏向コイル部と垂直コイル部とを直列に
接続する。このプレ偏向コイル6に電流が流れるとコイ
ル8により発生する磁界によって磁性体7の両端部が磁
極となる。ここではコイル8は磁性体7両端部の磁極が
画面側から見て共に同じ方向に磁化されるように巻線し
配線されている。
線について説明する。図9において、垂直偏向コイル4
に固定抵抗9を各々並列に接続して垂直偏向コイル部を
設ける。更に2個のプレ偏向コイル6のコイル8を直列
に接続したプレ偏向コイル部と垂直コイル部とを直列に
接続する。このプレ偏向コイル6に電流が流れるとコイ
ル8により発生する磁界によって磁性体7の両端部が磁
極となる。ここではコイル8は磁性体7両端部の磁極が
画面側から見て共に同じ方向に磁化されるように巻線し
配線されている。
【0007】以下プレ偏向コイル6の動作について、図
10を参照しながら説明する。例えば垂直偏向コイル4
に電子ビームを上方向へ偏向するように電流が流れると
この垂直偏向電流はプレ偏向コイル6にも流れ、磁性体
7両端部の磁極が画面側から見て右側がN磁極、左側が
S磁極となる。それぞれのコ字形磁性体7の磁極(N
極)から磁極(S極)へと矢印13方向に磁界を発生さ
せる。
10を参照しながら説明する。例えば垂直偏向コイル4
に電子ビームを上方向へ偏向するように電流が流れると
この垂直偏向電流はプレ偏向コイル6にも流れ、磁性体
7両端部の磁極が画面側から見て右側がN磁極、左側が
S磁極となる。それぞれのコ字形磁性体7の磁極(N
極)から磁極(S極)へと矢印13方向に磁界を発生さ
せる。
【0008】Rは赤色電子ビーム、Gは緑色電子ビー
ム、Bは青色電子ビームである。電子銃で発生させたこ
れら3本の電子ビームは次のように力を受ける。コ字形
磁性体7磁極の矢印13方向の磁界によって赤色電子ビ
ームRは矢印14方向、青色電子ビームBは矢印15方
向、緑色電子ビームGは矢印16方向に働く力を受け
る。このように水平と垂直のそれぞれの偏向コイルから
発生した偏向磁界分布で更に偏向させ、ブラウン管画面
上で3色の電子ビームを重ねる。
ム、Bは青色電子ビームである。電子銃で発生させたこ
れら3本の電子ビームは次のように力を受ける。コ字形
磁性体7磁極の矢印13方向の磁界によって赤色電子ビ
ームRは矢印14方向、青色電子ビームBは矢印15方
向、緑色電子ビームGは矢印16方向に働く力を受け
る。このように水平と垂直のそれぞれの偏向コイルから
発生した偏向磁界分布で更に偏向させ、ブラウン管画面
上で3色の電子ビームを重ねる。
【0009】図11および図12は、電子ビームを横方
向にのみ偏向させ、横方向には静止させた状態のブラウ
ン管画面を示す。図において、17は赤色ライン、18
は青色ライン、19は緑色ラインである。
向にのみ偏向させ、横方向には静止させた状態のブラウ
ン管画面を示す。図において、17は赤色ライン、18
は青色ライン、19は緑色ラインである。
【0010】例えば図11に示すように、画面上部にお
いて赤色ライン17と青色ライン18が重なっても、こ
の赤色と青色の2色の重なったところより緑色ライン1
9が下方向にずれる。この様な垂直方向のミスコンバー
ジェンスに対しては、プレ偏向コイル6の発生するピン
磁界を変化させ、電子ビームの働きで緑色ライン19を
上方向に偏向させ、3色が重なった状態に調整させるこ
とができ、ミスコンバージェンスのない状態が得られ
る。すなわち、プレ偏向コイル6では、図10に示すよ
うに中央の緑色電子ビームGに垂直方向に働く力が両サ
イドに位置する赤色電子ビームRおよび青色電子ビーム
Bに垂直方向に働く力よりも強いので、画面垂直軸にお
いては赤色ライン17と青色ライン18に緑色ライン1
9を重ねることができる。
いて赤色ライン17と青色ライン18が重なっても、こ
の赤色と青色の2色の重なったところより緑色ライン1
9が下方向にずれる。この様な垂直方向のミスコンバー
ジェンスに対しては、プレ偏向コイル6の発生するピン
磁界を変化させ、電子ビームの働きで緑色ライン19を
上方向に偏向させ、3色が重なった状態に調整させるこ
とができ、ミスコンバージェンスのない状態が得られ
る。すなわち、プレ偏向コイル6では、図10に示すよ
うに中央の緑色電子ビームGに垂直方向に働く力が両サ
イドに位置する赤色電子ビームRおよび青色電子ビーム
Bに垂直方向に働く力よりも強いので、画面垂直軸にお
いては赤色ライン17と青色ライン18に緑色ライン1
9を重ねることができる。
【0011】両サイドに位置する赤色電子ビームRおよ
び青色電子ビームBは、プレ偏向コイル6の磁極の方向
に対して斜め方向の磁界を受けるので、水平方向成分の
力により赤色電子ビームRと青色電子ビームBを横方向
に偏向させ、この影響は画面左右端に偏向させた際に垂
直方向のミスコンバージェンスとなって現れる。すなわ
ち図12に示すような赤色ライン17が画面の左右に対
して垂直方向で右側が狭くなるように傾斜し、青色ライ
ン18は反対の動きを示して画面に対して垂直方向で左
側が狭くなるように傾斜し、画面中央で赤色ライン17
と青色ライン18とが交差したミスコンバージェンスが
生じる。また、緑色ビームGに関しては次のようなミス
コンバージェンスが発生した。すなわち、図6で示すよ
うに、電子銃54からの電子ビームを収れんする位置5
5と蛍光面の位置56には画面の周辺部に於いて差異d
がある。この差異dに関しては偏向磁界の偏向量で赤色
電子ビームと青色電子ビームのミスコンバージェンスを
無くすことはできるが、緑色電子ビームは磁界の中心に
あり偏向磁界での偏向量が少ないため、ブラウン管中央
部の偏向量と周辺部の偏向量が一致しなくなる。従って
図7のブラウン管画面に示すように、画面の中央部と周
辺部とで赤色ライン51と青色ライン52に対して緑色
ライン53の距離が異なる弓状のミスコンバーゼンスが
生じるという問題があった。
び青色電子ビームBは、プレ偏向コイル6の磁極の方向
に対して斜め方向の磁界を受けるので、水平方向成分の
力により赤色電子ビームRと青色電子ビームBを横方向
に偏向させ、この影響は画面左右端に偏向させた際に垂
直方向のミスコンバージェンスとなって現れる。すなわ
ち図12に示すような赤色ライン17が画面の左右に対
して垂直方向で右側が狭くなるように傾斜し、青色ライ
ン18は反対の動きを示して画面に対して垂直方向で左
側が狭くなるように傾斜し、画面中央で赤色ライン17
と青色ライン18とが交差したミスコンバージェンスが
生じる。また、緑色ビームGに関しては次のようなミス
コンバージェンスが発生した。すなわち、図6で示すよ
うに、電子銃54からの電子ビームを収れんする位置5
5と蛍光面の位置56には画面の周辺部に於いて差異d
がある。この差異dに関しては偏向磁界の偏向量で赤色
電子ビームと青色電子ビームのミスコンバージェンスを
無くすことはできるが、緑色電子ビームは磁界の中心に
あり偏向磁界での偏向量が少ないため、ブラウン管中央
部の偏向量と周辺部の偏向量が一致しなくなる。従って
図7のブラウン管画面に示すように、画面の中央部と周
辺部とで赤色ライン51と青色ライン52に対して緑色
ライン53の距離が異なる弓状のミスコンバーゼンスが
生じるという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の構成
では、ブラウン管画面の中央部と周辺部とで、赤色ライ
ン51と青色ライン52に対して緑色ライン53との距
離が異なるグリーンドループという弓状のミスコンバー
ゼンスが生じるという課題を有していた。 また、両サイ
ドの赤色電子ビームRと青色電子ビームBは、プレ偏向
コイル6の磁極の位置から斜め方向の磁界を受けるの
で、垂直方向と同時に水平方向にも働くので力が分散さ
れ、この水平方向の力により赤色電子ビームRと青色電
子ビームBを横方向に偏向させるため、画面左右端に偏
向させるに従い垂直方向のミスコンバージェンスとなっ
て現れ、ブラウン管画面において、赤色ライン17が画
面の左右に対して垂直方向で右側が狭くなるように傾斜
し、青色ライン18は反対の動きを示して画面に対して
垂直方向で左側が狭くなるように傾斜し、赤色ライン1
7と青色ライン18が画面の中央で交差するというミス
コンバージェンスの生じる課題を有していた。そこで、
本発明は、ブラウン管画面で緑色ラインの弓状のミスコ
ンバージェンスを低減でき、さらに赤色ラインと青色ラ
インが画面中央で交差するミスコンバージェンスを低減
できる偏向ヨークを提供することを目的とする。
では、ブラウン管画面の中央部と周辺部とで、赤色ライ
ン51と青色ライン52に対して緑色ライン53との距
離が異なるグリーンドループという弓状のミスコンバー
ゼンスが生じるという課題を有していた。 また、両サイ
ドの赤色電子ビームRと青色電子ビームBは、プレ偏向
コイル6の磁極の位置から斜め方向の磁界を受けるの
で、垂直方向と同時に水平方向にも働くので力が分散さ
れ、この水平方向の力により赤色電子ビームRと青色電
子ビームBを横方向に偏向させるため、画面左右端に偏
向させるに従い垂直方向のミスコンバージェンスとなっ
て現れ、ブラウン管画面において、赤色ライン17が画
面の左右に対して垂直方向で右側が狭くなるように傾斜
し、青色ライン18は反対の動きを示して画面に対して
垂直方向で左側が狭くなるように傾斜し、赤色ライン1
7と青色ライン18が画面の中央で交差するというミス
コンバージェンスの生じる課題を有していた。そこで、
本発明は、ブラウン管画面で緑色ラインの弓状のミスコ
ンバージェンスを低減でき、さらに赤色ラインと青色ラ
インが画面中央で交差するミスコンバージェンスを低減
できる偏向ヨークを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、偏向コイルを支持する支持体の電子銃側端
部の外周側面にお互いに対向させた一対のE形磁性体を
配置し、前記E形磁性体の各脚部にそれぞれ巻線した6
個のコイルを装着すると共に、これら6個のコイルを直
列に接続した多極コイル部を設ける。垂直偏向電流が正
の場合は一方のE形磁性体の上下脚部をS極、その中央
脚部をN極とし、他方のE形磁性体の上下脚部をN極、
その中央脚部をS極とするように構成する。なお垂直偏
向電流が負の場合は各脚部の極は反転する。そして、多
極コイル部の両端に変調トランスの1次コイルを並列に
接続するとともに2次コイルを水平偏向コイルに接続
し、この変調トランスにおいては水平偏向電流のエネル
ギーと垂直偏向電流のエネルギーとの比が1:10以上
となるよう構成し、変調トランスの2次コイルに流れる
水平偏向電流で多極コイル部の垂直偏向電流を変調させ
ることを特徴とする。
するために、偏向コイルを支持する支持体の電子銃側端
部の外周側面にお互いに対向させた一対のE形磁性体を
配置し、前記E形磁性体の各脚部にそれぞれ巻線した6
個のコイルを装着すると共に、これら6個のコイルを直
列に接続した多極コイル部を設ける。垂直偏向電流が正
の場合は一方のE形磁性体の上下脚部をS極、その中央
脚部をN極とし、他方のE形磁性体の上下脚部をN極、
その中央脚部をS極とするように構成する。なお垂直偏
向電流が負の場合は各脚部の極は反転する。そして、多
極コイル部の両端に変調トランスの1次コイルを並列に
接続するとともに2次コイルを水平偏向コイルに接続
し、この変調トランスにおいては水平偏向電流のエネル
ギーと垂直偏向電流のエネルギーとの比が1:10以上
となるよう構成し、変調トランスの2次コイルに流れる
水平偏向電流で多極コイル部の垂直偏向電流を変調させ
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】この構成により多極コイル部に流れる偏向電流
を可変させて、それぞれのE形磁性体の上下磁極と中央
磁極との間に発生ずる磁界によって、3本の電子ビーム
を上下方向に偏向させるとともに、変調トランスの2次
コイルに流れる水平偏向電流で1次コイルの垂直偏向電
流を変調させるものである。
を可変させて、それぞれのE形磁性体の上下磁極と中央
磁極との間に発生ずる磁界によって、3本の電子ビーム
を上下方向に偏向させるとともに、変調トランスの2次
コイルに流れる水平偏向電流で1次コイルの垂直偏向電
流を変調させるものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の前提技術について、図1,図2
を参照しながら説明する。図1において、20は垂直偏
向コイルであり、この垂直偏向コイル20に固定抵抗2
1を各々並列に接続して垂直コイル部を構成している。
22は6個のコイル(22a〜22f)を直列に接続し
て構成された多極コイル部である。この多極コイル部2
2の両端に可変抵抗23を並列に接続し、垂直偏向コイ
ル部と多極コイル部22を直列に接続する。
を参照しながら説明する。図1において、20は垂直偏
向コイルであり、この垂直偏向コイル20に固定抵抗2
1を各々並列に接続して垂直コイル部を構成している。
22は6個のコイル(22a〜22f)を直列に接続し
て構成された多極コイル部である。この多極コイル部2
2の両端に可変抵抗23を並列に接続し、垂直偏向コイ
ル部と多極コイル部22を直列に接続する。
【0016】以下、多極コイル部の構成と動作につい
て、図2は画面側から見た多極コイル部22を示す。ま
た図3は偏向ヨークの断面図であり、多極コイル部22
の取付位置を示す。24および25は多極コイル部22
を構成するE形磁性体である。このE形磁性体24,2
5の各脚部にそれぞれボビンに巻回された6個のコイル
(22a〜22f)を装着し、各脚部の端部が磁極とな
るように構成している。1は図8に示す従来のものと同
様な支持体であり、この支持体1の電子銃側端部5の外
周の側面に一対のE形磁性体24,25を互いに対向さ
せて配置している。
て、図2は画面側から見た多極コイル部22を示す。ま
た図3は偏向ヨークの断面図であり、多極コイル部22
の取付位置を示す。24および25は多極コイル部22
を構成するE形磁性体である。このE形磁性体24,2
5の各脚部にそれぞれボビンに巻回された6個のコイル
(22a〜22f)を装着し、各脚部の端部が磁極とな
るように構成している。1は図8に示す従来のものと同
様な支持体であり、この支持体1の電子銃側端部5の外
周の側面に一対のE形磁性体24,25を互いに対向さ
せて配置している。
【0017】例えば垂直偏向電流が正の時にE形磁性体
24の磁極が上側よりS,N,S極、E形磁性体25の
磁極が上側よりN,S,N極となるようにコイル(22
a〜22f)を配線している。Rは赤色電子ビーム、G
は緑色電子ビーム、Bは青色電子ビームであり、互いに
横一列に並んだ電子銃から発射されている。これら3本
の電子ビームがE形磁性体24,25のそれぞれの中央
磁極の間に位置する事となる。
24の磁極が上側よりS,N,S極、E形磁性体25の
磁極が上側よりN,S,N極となるようにコイル(22
a〜22f)を配線している。Rは赤色電子ビーム、G
は緑色電子ビーム、Bは青色電子ビームであり、互いに
横一列に並んだ電子銃から発射されている。これら3本
の電子ビームがE形磁性体24,25のそれぞれの中央
磁極の間に位置する事となる。
【0018】多極コイル部22の動作について説明す
る。なお垂直偏向コイル部および多極コイル部22に流
れる直列垂直偏向電流が正の時には、画面上半分に偏向
される事となる。多極コイル部22に流れる正の電流に
より画面上半分に偏向するとき、E形磁性体24の中央
の磁極(N極)から両端の磁極(S極)に矢印26方向
の磁界を、E形磁性体25の両端の磁極(N極)から中
央の磁極(S極)に矢印27方向の磁界を発生させる。
る。なお垂直偏向コイル部および多極コイル部22に流
れる直列垂直偏向電流が正の時には、画面上半分に偏向
される事となる。多極コイル部22に流れる正の電流に
より画面上半分に偏向するとき、E形磁性体24の中央
の磁極(N極)から両端の磁極(S極)に矢印26方向
の磁界を、E形磁性体25の両端の磁極(N極)から中
央の磁極(S極)に矢印27方向の磁界を発生させる。
【0019】3本の電子ビームは発生させた磁界により
次のように動作する。E形磁性体24の中央磁極の付近
には赤色電子ビームRが、またE形磁性体25の中央磁
極の付近には青色電子ビームBが位置する。赤色電子ビ
ームRにはE形磁性体24の中央の磁極(コイル22
b)から出た磁界が作用し、青色電子ビームBにはE形
磁性体25の中央の磁極(コイル22e)から出た磁界
が作用する。従って赤色電子ビームRはまっすぐ下の矢
印18方向、青色電子ビームBもまっすぐ下の矢印19
方向に移動する。
次のように動作する。E形磁性体24の中央磁極の付近
には赤色電子ビームRが、またE形磁性体25の中央磁
極の付近には青色電子ビームBが位置する。赤色電子ビ
ームRにはE形磁性体24の中央の磁極(コイル22
b)から出た磁界が作用し、青色電子ビームBにはE形
磁性体25の中央の磁極(コイル22e)から出た磁界
が作用する。従って赤色電子ビームRはまっすぐ下の矢
印18方向、青色電子ビームBもまっすぐ下の矢印19
方向に移動する。
【0020】またE形磁性体25の両端の磁極(N極:
コイル22d,コイル22f)からE形磁性体24の両
端の磁極(S極:コイル22a,コイル22c)へ向か
う矢印29,30方向の磁界が発生する。E形磁性体2
4の中央磁極からE形磁性体25の中央磁極への磁界は
前記矢印29,30方向の磁界によって打ち消され、中
央の緑色電子ビームGには矢印29,30方向の磁界が
作用し、この磁界によってまっすぐ上の矢印20方向の
力を受け、偏向される。
コイル22d,コイル22f)からE形磁性体24の両
端の磁極(S極:コイル22a,コイル22c)へ向か
う矢印29,30方向の磁界が発生する。E形磁性体2
4の中央磁極からE形磁性体25の中央磁極への磁界は
前記矢印29,30方向の磁界によって打ち消され、中
央の緑色電子ビームGには矢印29,30方向の磁界が
作用し、この磁界によってまっすぐ上の矢印20方向の
力を受け、偏向される。
【0021】上記のようにそれぞれのE形磁性体24、
25の両端磁極と中央磁極との間に位置する3本の電子
ビームに対して、E形磁性体24、25の両端磁極と中
央磁極との間に発生する磁界がそれぞれ水平方向のみの
磁界となり、3本の電子ビームの偏向はそれぞれ上下の
方向となる。
25の両端磁極と中央磁極との間に位置する3本の電子
ビームに対して、E形磁性体24、25の両端磁極と中
央磁極との間に発生する磁界がそれぞれ水平方向のみの
磁界となり、3本の電子ビームの偏向はそれぞれ上下の
方向となる。
【0022】次に図1に示す可変抵抗23を変化させる
ことにより、垂直偏向電流の多極コイル部に流れる電流
を変化させ、図2の多極コイル部で発生する磁界を変化
させる。発生する磁界の調整で電子ビームの垂直方向で
の偏向量が調整でき、この電子ビームの偏向量の調整に
よりブラウン管画面での赤色ラインと青色ラインに緑色
ラインを重ねることができる。従って、発生する磁界が
電子ビームに対して水平方向の磁界であるため、赤色ラ
インと青色ラインが交差するようなミスコンバージェン
スが生じない。
ことにより、垂直偏向電流の多極コイル部に流れる電流
を変化させ、図2の多極コイル部で発生する磁界を変化
させる。発生する磁界の調整で電子ビームの垂直方向で
の偏向量が調整でき、この電子ビームの偏向量の調整に
よりブラウン管画面での赤色ラインと青色ラインに緑色
ラインを重ねることができる。従って、発生する磁界が
電子ビームに対して水平方向の磁界であるため、赤色ラ
インと青色ラインが交差するようなミスコンバージェン
スが生じない。
【0023】しかしながらこの前提技術の構成では、電
子ビームの動作にあって画面の上部で水平方向に偏向さ
せた状態を図6で示す。上述したように、図6において
電子銃54からの電子ビームを収れんする位置55と蛍
光面の位置56が画面の周辺部に於いて差異dがある。
この差異dは偏向磁界の偏向量で赤色電子ビームと青色
電子ビームのミスコンバージェンスを無くすことはでき
るが、緑色電子ビームは磁界の中心にあり偏向磁界での
偏向量が少ないため、ブラウン管中央部の偏向量と周辺
部の偏向量が一致しなくなる。図7のブラウン管画面に
示すグリーンドループと言われる画面の中央部と周辺部
とで、赤色ライン51と青色ライン52に対して緑色ラ
イン53との距離が異なるという弓状のミスコンバーゼ
ンスが生じ、緑色ライン53の弓状のミスコンバーゼン
スが解決できない。
子ビームの動作にあって画面の上部で水平方向に偏向さ
せた状態を図6で示す。上述したように、図6において
電子銃54からの電子ビームを収れんする位置55と蛍
光面の位置56が画面の周辺部に於いて差異dがある。
この差異dは偏向磁界の偏向量で赤色電子ビームと青色
電子ビームのミスコンバージェンスを無くすことはでき
るが、緑色電子ビームは磁界の中心にあり偏向磁界での
偏向量が少ないため、ブラウン管中央部の偏向量と周辺
部の偏向量が一致しなくなる。図7のブラウン管画面に
示すグリーンドループと言われる画面の中央部と周辺部
とで、赤色ライン51と青色ライン52に対して緑色ラ
イン53との距離が異なるという弓状のミスコンバーゼ
ンスが生じ、緑色ライン53の弓状のミスコンバーゼン
スが解決できない。
【0024】以下本発明の第1の実施例について、図4
および図5を参照にしながら説明する。図4に配線図を
示す。図において、33は変調トランスであって、1次
コイル34、2次コイル35を備えている。36は水平
偏向コイルである。37は垂直偏向コイル、38は可変
抵抗である。39は多極コイル部であって、コイル(3
9a〜39f)を6個各々直列に接続している。
および図5を参照にしながら説明する。図4に配線図を
示す。図において、33は変調トランスであって、1次
コイル34、2次コイル35を備えている。36は水平
偏向コイルである。37は垂直偏向コイル、38は可変
抵抗である。39は多極コイル部であって、コイル(3
9a〜39f)を6個各々直列に接続している。
【0025】垂直偏向コイル37と可変抵抗38を各々
並列に接続した一端に、多極コイル部39の端部を接続
する。多極コイル部39の両端に変調トランス33の1
次コイル34を並列に接続する。並列に接続した水平偏
向コイル36と変調トランス33の2次コイル35を直
列に接続する。
並列に接続した一端に、多極コイル部39の端部を接続
する。多極コイル部39の両端に変調トランス33の1
次コイル34を並列に接続する。並列に接続した水平偏
向コイル36と変調トランス33の2次コイル35を直
列に接続する。
【0026】図5に変調トランス33の外観図を示す。
図において、40、41はドラムコア、42は磁性体で
ある。ドラムコア40、41の左右両端に閉磁路を作る
ために磁性体42を設けている。2つのドラムコアの
内、上側のドラムコア40に1次コイル34として垂直
偏向電流iv2を流し、下側のドラムコア41に2次コ
イル35として水平偏向電流ihを流す。この場合、垂
直偏向電流によるエネルギーと水平偏向電流によるエネ
ルギーは、実験結果によると1:10以上の差がある。
それはコイルの巻回数が1次コイル34が4回巻き、2
次コイル35が50回巻きであり、水平偏向電流のエネ
ルギーの方が大きいので、垂直偏向電流が水平偏向電流
で変調される。
図において、40、41はドラムコア、42は磁性体で
ある。ドラムコア40、41の左右両端に閉磁路を作る
ために磁性体42を設けている。2つのドラムコアの
内、上側のドラムコア40に1次コイル34として垂直
偏向電流iv2を流し、下側のドラムコア41に2次コ
イル35として水平偏向電流ihを流す。この場合、垂
直偏向電流によるエネルギーと水平偏向電流によるエネ
ルギーは、実験結果によると1:10以上の差がある。
それはコイルの巻回数が1次コイル34が4回巻き、2
次コイル35が50回巻きであり、水平偏向電流のエネ
ルギーの方が大きいので、垂直偏向電流が水平偏向電流
で変調される。
【0027】以下、テレビジョン画面のコンバージェン
スの動作について説明する。尚、多極コイル部39は前
述した従来技術と同一構成であり、その働きは同一符号
を用いる。まず、垂直偏向電流ivについて説明する。
垂直偏向電流ivの大きさに従い、垂直偏向コイル37
が垂直方向に偏向されると同時に、その垂直偏向電流i
vが多極コイル部39と1次コイル34の抵抗値の比で
電流が決定され、電流はiv1とiv2に分流され、電
流iv1が多極コイル部39に、電流iv2が1次コイ
ル31に流れる。多極コイル部39に垂直偏向電流のみ
が流れた場合は、前提技術の図2に示すようにE形磁性
体24,25に磁極が生じ、磁界が発生する。
スの動作について説明する。尚、多極コイル部39は前
述した従来技術と同一構成であり、その働きは同一符号
を用いる。まず、垂直偏向電流ivについて説明する。
垂直偏向電流ivの大きさに従い、垂直偏向コイル37
が垂直方向に偏向されると同時に、その垂直偏向電流i
vが多極コイル部39と1次コイル34の抵抗値の比で
電流が決定され、電流はiv1とiv2に分流され、電
流iv1が多極コイル部39に、電流iv2が1次コイ
ル31に流れる。多極コイル部39に垂直偏向電流のみ
が流れた場合は、前提技術の図2に示すようにE形磁性
体24,25に磁極が生じ、磁界が発生する。
【0028】次に、水平偏向電流ihが加わった場合の
ブラウン管画面対角方向の偏向について説明する。水平
偏向電流ihを2次コイル35に流すことによって変調
トランス33の1次コイル34起電力が生じ、その結果
1次コイル34に流れるiv2と多極コイル部39に流
れるiv1が変化する。垂直偏向コイル37に流れる垂
直偏向電流ivは水平偏向電流ihによって変化する事
は無いが、変調トランス33の作用により、多極コイル
部39に流れるiv1がブラウン管画面の水平偏向量に
従って変化する。
ブラウン管画面対角方向の偏向について説明する。水平
偏向電流ihを2次コイル35に流すことによって変調
トランス33の1次コイル34起電力が生じ、その結果
1次コイル34に流れるiv2と多極コイル部39に流
れるiv1が変化する。垂直偏向コイル37に流れる垂
直偏向電流ivは水平偏向電流ihによって変化する事
は無いが、変調トランス33の作用により、多極コイル
部39に流れるiv1がブラウン管画面の水平偏向量に
従って変化する。
【0029】即ち、ブラウン管画面の水平方向偏向量が
少ない時は1次コイル34の電流iv2が大きくなり、
その分多極コイル部39の電流iv1は小さい。そして
ブラウン管画面の水平方向の偏向量が増大するに従い、
1次コイル34の電流iv2が小さくなり、多極コイル
部39の電流iv1は大きくなる。従って多極コイル部
39より発生する磁界は水平偏向量に従って変化するこ
ととなり、水平方向偏向量が小さい時は多極コイル部3
9より発生する磁界は弱く、水平方向偏向量が大きくな
るに従い強くなる。
少ない時は1次コイル34の電流iv2が大きくなり、
その分多極コイル部39の電流iv1は小さい。そして
ブラウン管画面の水平方向の偏向量が増大するに従い、
1次コイル34の電流iv2が小さくなり、多極コイル
部39の電流iv1は大きくなる。従って多極コイル部
39より発生する磁界は水平偏向量に従って変化するこ
ととなり、水平方向偏向量が小さい時は多極コイル部3
9より発生する磁界は弱く、水平方向偏向量が大きくな
るに従い強くなる。
【0030】以上のように、水平偏向電流ihの大きい
部分すなわちブラウン管画面の左右の周辺部においては
緑色ラインの垂直方向での偏向量は大きいが、水平偏向
電流ihの小さい部分すなわちブラウン管画面の中央部
については、緑色ラインの偏向量は小さいので緑色ライ
ンの弓状ミスコンバージェンスを低減することができる
ものである。
部分すなわちブラウン管画面の左右の周辺部においては
緑色ラインの垂直方向での偏向量は大きいが、水平偏向
電流ihの小さい部分すなわちブラウン管画面の中央部
については、緑色ラインの偏向量は小さいので緑色ライ
ンの弓状ミスコンバージェンスを低減することができる
ものである。
【0031】また、図5のドラムコア40,41はU字
形をした磁性体でもよく、単に垂直偏向電流iv2を水
平偏向電流ihで変調するものであればよい。
形をした磁性体でもよく、単に垂直偏向電流iv2を水
平偏向電流ihで変調するものであればよい。
【0032】以上のように本実施例は、多極コイル部に
並列に変調トランスを設け、この多極コイル部の電流を
水平偏向電流で変調させることにより、グリーンドルー
プと称する画面の中央部と周辺部とで、赤色ラインと青
色ラインに対して緑色ラインとの距離が異なる、緑色ラ
インの弓状のミスコンバーゼンスを補正できるものであ
る。すなわち、水平偏向電流ihの大きい領域(ブラウ
ン管画面の左右の周辺部)においては緑色ラインの垂直
方向での偏向量は大きいが、水平偏向電流ihの小さい
領域(ブラウン管画面の中央部)においては緑色ライン
の偏向量は小さい。従って、図7に示す緑色ラインの弓
状のミスコンバーゼンスを低減することができる。
並列に変調トランスを設け、この多極コイル部の電流を
水平偏向電流で変調させることにより、グリーンドルー
プと称する画面の中央部と周辺部とで、赤色ラインと青
色ラインに対して緑色ラインとの距離が異なる、緑色ラ
インの弓状のミスコンバーゼンスを補正できるものであ
る。すなわち、水平偏向電流ihの大きい領域(ブラウ
ン管画面の左右の周辺部)においては緑色ラインの垂直
方向での偏向量は大きいが、水平偏向電流ihの小さい
領域(ブラウン管画面の中央部)においては緑色ライン
の偏向量は小さい。従って、図7に示す緑色ラインの弓
状のミスコンバーゼンスを低減することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、E形磁性体から
なる多極コイル部を設け、E形磁性体の各脚部にそれぞ
れ巻線した6個のコイルに垂直偏向電流を流すととも
に、6個のコイルの両端に変調トランスの1次コイルを
並列に接続し、変調トランスは水平偏向電流のエネルギ
ーと垂直偏向電流のエネルギーとの比が1:10以上と
なるように構成して、変調トランスの2次コイルに流れ
る水平偏向電流で多極コイル部の垂直偏向電流を変調さ
せることにより、ブラウン管画面で緑色ラインの弓状の
ミスコンバージェンスを低減でき、多極コイル部に流れ
る電流の変化により画面中央で赤色ラインと青色ライン
が交差するミスコンバージェンスを低減することができ
る。
なる多極コイル部を設け、E形磁性体の各脚部にそれぞ
れ巻線した6個のコイルに垂直偏向電流を流すととも
に、6個のコイルの両端に変調トランスの1次コイルを
並列に接続し、変調トランスは水平偏向電流のエネルギ
ーと垂直偏向電流のエネルギーとの比が1:10以上と
なるように構成して、変調トランスの2次コイルに流れ
る水平偏向電流で多極コイル部の垂直偏向電流を変調さ
せることにより、ブラウン管画面で緑色ラインの弓状の
ミスコンバージェンスを低減でき、多極コイル部に流れ
る電流の変化により画面中央で赤色ラインと青色ライン
が交差するミスコンバージェンスを低減することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例における偏向ヨークの配
線図
線図
【図2】同実施例における偏向ヨークの多極コイル部の
概略構成図
概略構成図
【図3】同実施例における偏向ヨークの断面図
【図4】本発明の第2の実施例における偏向ヨークの配
線図
線図
【図5】第2の実施例における偏向ヨークの変調トラン
スの概要図
スの概要図
【図6】電子銃からの電子ビームを収れんする位置を示
す説明図
す説明図
【図7】緑色ラインの弓状のミスコンバーゼンスを示す
説明図
説明図
【図8】従来の偏向ヨークの断面図
【図9】従来の偏向ヨークの配線図
【図10】従来のプレ偏向コイル部の概略構成図
【図11】従来の偏向ヨークを用いたブラウン管の画面
図
図
【図12】従来の偏向ヨークを用いたブラウン管の画面
図
図
20 垂直偏向コイル
21 固定抵抗
22 多極コイル部
23 可変抵抗
24,25 E形磁性体
33 変調トランス
34 1次コイル
35 2次コイル
36 水平偏向コイル
39 多極コイル部
40,41 ドラムコア
42 磁性体
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−18888(JP,A)
特開 平1−115038(JP,A)
特開 平2−177788(JP,A)
特開 昭62−92595(JP,A)
特開 平2−220336(JP,A)
実開 平3−34376(JP,U)
実開 昭61−93081(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 横一列に配列された3つの電子ビームを
発生する電子銃を有するブラウン管用の偏向ヨークであ
って、垂直偏向コイルおよび水平偏向コイルおよびこれ
ら偏向コイルを支持する支持体を備え、一対のE形磁性
体および各脚部に設けた6個のコイルから成る多極コイ
ル部を設け、この一対のE形磁性体を電子銃側端部の外
周側面にお互いに対向させ配置し、前記各脚部に設けた
6個のコイルを直列に接続するとともに前記垂直偏向コ
イルと前記多極コイル部とを接続して前記多極コイル部
に垂直偏向電流が流れるように構成し、垂直偏向電流が
正の場合は一方のE形磁性体の上下脚部をS極、その中
央脚部をN極とし、他方のE形磁性体の上下脚部をN
極、その中央脚部をS極とするとともに、負の場合には
正の場合の極性を反転させるように構成し、前記多極コ
イル部の前記6個のコイルの両端に変調トランスの1次
コイルを並列に接続するとともに2次コイルを水平偏向
コイルに接続し、且つ該変調トランスにおいて水平偏向
電流のエネルギーと垂直偏向電流のエネルギーとの比が
1:10以上となるように構成し、前記2次コイルに流
れる水平偏向電流で前記多極コイル部の垂直偏向電流を
変調させることを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】 垂直偏向コイルは一対のコイルから成
り、それぞれのコイルに可変抵抗を並列に接続したこと
を特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324592A JP3482219B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324592A JP3482219B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328372A JPH05328372A (ja) | 1993-12-10 |
JP3482219B2 true JP3482219B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=15100105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13324592A Expired - Fee Related JP3482219B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482219B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100405209B1 (ko) * | 2001-05-21 | 2003-11-12 | 삼성전기주식회사 | 편향요크의 소자변형 방지장치 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13324592A patent/JP3482219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05328372A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |