JPH0515866U - 補助鏡取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】補助鏡の取付け及び位置換えを簡易に行う。 【構成】一端に設けられた挿通孔に取付軸４を挿通して
上下で相対向するように取付軸４に保持部材７を配設す
る。上下で相対向するように配置された保持部材７間の
一端部に収納部を形成する。収納部内にストッパーを配
置する。ストッパーは取付軸４の側面に圧接されて保持
部材７を取付軸４の所定高さで停止させる。上下で相対
向するように配置された保持部材７間の他端部に補助鏡
５より突設された支持アーム１０の端部を挟持する挟持
部１１を形成する。ストッパーを収納部内に配置すると
共に支持アーム１０を挟持部１１に配置した状態で相対
向する保持部材７同士を連結ボルト１２にて連結固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗面化粧台等に設けられる開閉自在な鏡の端部に補助鏡を取付ける ための補助鏡取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗面化粧台等に設けられる開閉自在な鏡の端部に補助鏡を設けるように したものとして例えば、実開平３−３９４３７号公報に示されるようなものがあ る。このものは、前面に鏡が添設された扉の背面に上下方向に取付軸としてのバ ーが設けられており、補助鏡の取付けは固定ねじにて取付軸の所定位置で固定さ れるようになった保持部材を取付軸に取着し、補助鏡より突設された支持アーム を保持部材の端部に固定ねじにて固定することで取付けが行われるようになって いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のような従来例にあっては、補助鏡の取付けは保持部材を固定ね じにて取付軸に取付け、補助鏡より突設された支持アームを保持部材の端部に固 定ねじにて固定するようになっており、取付けに手間がかかるという問題があり 、また、補助鏡の高さ位置を変える場合には、その都度固定ねじを緩めたり、締 めたりする必要があって面倒なものであるという問題があった。

【０００４】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、補助鏡の取付け及び位置 換えを簡易に行うことができる補助鏡取付装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、上記目的を達成するために、一端が軸着されて開閉自在となった 鏡１の背面に配された曇り止めヒータ２をヒータカバー３にて覆い、このヒータ カバー３の側端面に沿って立設された取付軸４に上下移動自在に補助鏡５を取付 ける補助鏡取付装置であって、一端に設けられた挿通孔６に取付軸４を挿通して 上下で相対向するように取付軸４に保持部材７を配設し、上下で相対向するよう に配置された保持部材７間の一端部に収納部８を形成し、収納部８内に取付軸４ の側面に圧接されて保持部材７を取付軸４の所定高さで停止させるストッパー９ を配置し、上下で相対向するように配置された保持部材７間の他端部に補助鏡５ より突設された支持アーム１０の端部を挟持する挟持部１１を形成し、上記スト ッパー９を収納部８内に配置すると共に支持アーム１０を挟持部１１に配置した 状態で相対向する保持部材７同士を連結ボルト１２にて連結固定したものである 。

【０００６】

【作用】

しかして、連結ボルト１２を締め付けて上下で相対向する保持部材７同士を連 結固定することでストッパー９は収納部８内に取付けられた状態となり、また、 補助鏡５を支持している支持アーム１０も対向する保持部材７間に取付けられる こととなるものであり、ストッパー９と補助鏡５の取付けが連結ボルト１２の締 め込みで同時に行うことができ、取付作業を手間取ることなく簡単に行うことが できる。また、保持部材７は内蔵されたストッパー９が取付軸４の側面に圧接し ていることで常に取付軸４に位置決めされた状態で止められることとなり、高さ 位置を変えるような場合には取付軸４の側面を摺動させるようにして保持部材７ を上下動させるだけで簡易に位置換えを行うことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述する。洗面化粧台は図４に示 されるように上部に洗面ボウル２０が載設された下部キャビネット２１と、下部 キャビネット２１の背部より上方に突設された上部キャビネット２２とにより構 成されている。上部キャビネット２２は前面が開口した箱状に形成されており、 内部には複数の収納部２３が設けられており、各収納部２３を閉じるように前面 開口には鏡１が取付けられている。鏡１は上部キャビネット２２の前面中央に配 される主鏡１ａと、主鏡１ａの両側に配される副鏡１ｂとで構成されており、各 鏡はそれぞれ一端を軸着して開閉自在に上部キャビネット２２の前面開口に取付 けられており、主鏡１ａまたは副鏡１ｂを開くことで鏡の奥方に配された収納部 ２３より化粧道具等を取り出すことができるようになっている。主鏡１ａの背面 には曇り止めヒータ２が設けられており、この曇り止めヒータ２はヒータカバー ３によって覆われている。軸着された主鏡１ａの一端側と対向するヒータカバー ３の他端には回動自在に補助鏡５が取付けられている。補助鏡５が取付けられる こととなるヒータカバー３の側端面には図１に示されるように上下で対向するよ うに軸止め具２４が設けられており、軸止め具２４間には取付軸４が設けられて おり、この取付軸４に補助鏡５が取付けられている。取付軸４には上下で相対向 するように一対の保持部材７が設けられており、補助鏡５は支持アーム１０を保 持部材７の端部で支持されることによって取付軸４に取付けられている。

【０００８】 保持部材７は図２に示されるように一端部に取付軸４が挿通される挿通孔６が 設けられており、他端部には補助鏡５より突設された支持アーム１０の端部を挟 持するための挟持部１１が設けられている。保持部材７の一端側には両保持部材 ７を上下で対向するように重合わせた場合に角箱状に形成されたストッパー９を 収納保持するための収納部８が形成されるようになっている。この収納部８は取 付軸４が挿通される挿通孔６に連通しており、収納部８内に収納されるストッパ ー９は収納された状態で端部が取付軸４の側面に当接するようになっている。つ まり、ストッパー９の端部にはストッパー９を側方に付勢するためコイルバネ１ ３が取付けられており、収納部８内に収納されたストッパー９はコイルバネ１３ によって常時側方に向けて付勢されており、先端が取付軸４の端面に当接された 状態となっている。そして、ストッパー９がコイルバネ１３によって常時取付軸 ４の側面に圧接された状態となっていることによって保持部材７を取付軸４の所 定位置で固定するようになっている。取付軸４はストッパー９が当接される外面 に当接部分が形成されるように多角状に形成されており、図示された実施例にあ っては四角形である場合を示しているが、他の多角形状であってもよい。保持部 材７の中間部には連結ボルト１２が挿通される挿通孔６が設けられており、一方 の保持部材７の挿通孔６にナット１５を係合すると共に他方の保持部材７の挿通 孔６より挿通された連結ボルト１２を座金３０を介してナット１５に螺合するこ とで保持部材７同士を上下で対向するように連結固定するようになっている。こ のとき、挟持部１１には補助鏡５より突設された支持アーム１０の端部が挟持固 定されるようになっており、図３に示されるように連結ボルト１２の締め付けに よって支持アーム１０の端部に設けられたボール体１６の上端と下端が各保持部 材７の端部内面に設けられた凹所１７に嵌合した状態で各保持部材７によって挟 持されて固定されるようになっている。ここで、支持アーム１０はボール体１６ が挟持されて固定されていることにより回動自在となっており、回動させて所定 の位置に向けることができるようになっており、また、抜け止めされた状態で連 結されるようになっている。ここで、補助鏡５より突設された支持アーム１０の 巾寸法イと連結固定された保持部材７間の高さ寸法ロとは図３に示されるように 略同一巾となっており、支持アーム１０が取付状態でがたついたりするようなこ とがないようになっている。図５は枠体３１に保持される補助鏡５の取付状態を 示すものであり、枠体３１より突設された突起３２によって脱落したりすること がないように取付けられている。

【０００９】 そして、補助鏡５の高さ位置を変える場合にはストッパー９が取付軸４に圧接 されている状態で保持部材７を取付軸４に沿って移動させることでストッパー９ が取付軸４の端面に圧接されて移動後の位置で停止されることとなり、従来のよ うに固定ねじを操作したりするようなことなく、位置換えを簡易に行うことがで きるものである。また、取付けにあたっては、連結ボルト１２を締め込むだけで 取付軸４への取付けと補助鏡５の取付け及びストッパー９の取付けを同時に行う ことができ、取付けも手間取ることなく簡易に行うことができるようになってい る。

【００１０】 しかして、化粧等を行うに伴って補助鏡５を使用するような場合には主鏡１ａ を開き、次いで補助鏡５を回動させて前方に突出させることで使用することがで きるものであり、使用時には主鏡１ａが開かれた状態となっていることから、収 納部９内に収納されている化粧道具等の取り出しを行いやすいものであり、また 、下部キャビネット２の上部に洗面ボウル１が設けられているといえども、補助 鏡５は主鏡１ａを開いた状態で前方に突出された状態となっており、前方に腰を 屈めたりするようなことなく補助鏡５を使用して化粧等を行うことができるもの である。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上述のように、一端に設けられた挿通孔に取付軸を挿通して上下で相 対向するように取付軸に保持部材を配設し、上下で相対向するように配置された 保持部材間の一端部に収納部を形成し、収納部内に取付軸の側面に圧接されて保 持部材を取付軸の所定高さで停止させるストッパーを配置し、上下で相対向する ように配置された保持部材間の他端部に補助鏡より突設された支持アームの端部 を挟持する挟持部を形成し、上記ストッパーを収納部内に配置すると共に支持ア ームを挟持部に配置した状態で相対向する保持部材同士を連結ボルトにて連結固 定しているので、連結ボルトを締め付けて上下で相対向する保持部材同士を連結 固定することでストッパーは収納部内に取付けられた状態となり、また、補助鏡 を支持している支持アームも対向する保持部材間に取付けられることとなるもの であり、ストッパーと補助鏡の取付けが連結ボルトの締め込みで同時に行うこと ができ、取付作業を手間取ることなく簡単に行うことができるもものである。ま た、保持部材は内蔵されたストッパーが取付軸の側面に圧接していることで常に 取付軸に位置決めされた状態で止められることとなるものであり、高さ位置を変 えるような場合には保持部材を上下動させるだけで簡易に位置換えを行うことが できるものである。

【提出日】平成３年１０月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗面化粧台等に設けられる開閉自在な鏡の端部に補助鏡を取付ける ための補助鏡取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗面化粧台等に設けられる開閉自在な鏡の端部に補助鏡を設けるように したものとして例えば、実開平３−３９４３７号公報に示されるようなものがあ る。このものは、前面に鏡が添設された扉の背面に上下方向に取付軸としてのバ ーが設けられており、補助鏡の取付けは固定ねじにて取付軸の所定位置で固定さ れるようになった保持部材を取付軸に取着し、補助鏡より突設された支持アーム を保持部材の端部に固定ねじにて固定することで取付けが行われるようになって いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のような従来例にあっては、補助鏡の取付けは保持部材を固定ね じにて取付軸に取付け、補助鏡より突設された支持アームを保持部材の端部に固 定ねじにて固定するようになっており、取付けに手間がかかるという問題があり 、また、補助鏡の高さ位置を変える場合には、その都度固定ねじを緩めたり、締 めたりする必要があって面倒なものであるという問題があった。

【０００４】 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、補助鏡の取付け及び位置 換えを簡易に行うことができる補助鏡取付装置を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、上記目的を達成するために、一端が軸着されて開閉自在となった 鏡１の背面に沿って取付軸４を立設し、一端に設けられた挿通孔６に取付軸４を 挿通して上下で相対向するように取付軸４に保持部材７を配設し、上下で相対向 するように配置された保持部材７間の一端部に収納部８を形成し、収納部８内に 取付軸４の側面に圧接されて保持部材７を取付軸４の所定高さで停止させるスト ッパー９を配置し、上下で相対向するように配置された保持部材７間の他端部に 補助鏡５より突設された支持アーム１０の端部を挟持する挟持部１１を形成し、 上記ストッパー９を収納部８内に配置すると共に支持アーム１０を挟持部１１に 配置した状態で相対向する保持部材７同士を連結ボルト１２にて連結固定したも のである。

【０００６】 また、一端が軸着されて開閉自在となった鏡１の背面に配された曇り止めヒー タ２をヒータカバー３にて覆い、このヒータカバー３の側端面に沿って取付軸４ を立設し、一端に設けられた挿通孔６に取付軸４を挿通して上下で相対向するよ うに取付軸４に保持部材７を配設し、上下で相対向するように配置された保持部 材７間の一端部に収納部８を形成し、収納部８内に取付軸４の側面に圧接されて 保持部材７を取付軸４の所定高さで停止させるストッパー９を配置し、上下で相 対向するように配置された保持部材７間の他端部に補助鏡５より突設された支持 アーム１０の端部を挟持する挟持部１１を形成し、上記ストッパー９を収納部８ 内に配置すると共に支持アーム１０を挟持部１１に配置した状態で相対向する保 持部材７同士を連結ボルト１２にて連結固定するようにしてもよい。

【０００７】

【作用】

しかして、連結ボルト１２を締め付けて上下で相対向する保持部材７同士を連 結固定することでストッパー９は収納部８内に取付けられた状態となり、また、 補助鏡５を支持している支持アーム１０も対向する保持部材７間に取付けられる こととなるものであり、ストッパー９と補助鏡５の取付けが連結ボルト１２の締 め込みで同時に行うことができ、取付作業を手間取ることなく簡単に行うことが できる。また、保持部材７は内蔵されたストッパー９が取付軸４の側面に圧接し ていることで常に取付軸４に位置決めされた状態で止められることとなり、高さ 位置を変えるような場合には取付軸４の側面を摺動させるようにして保持部材７ を上下動させるだけで簡易に位置換えを行うことができる。

【０００８】 また、請求項２記載のものにあっては、鏡１の背面に配された曇り止めヒータ ２を覆うヒータカバー３に対して補助鏡５の取付けを行うようになっており、補 助鏡５を取付けるにあたって、取付用の部材を別途に鏡１の背面に設置すること なく、既設のヒータカバー３を利用して補助鏡５の取付けを行うことができる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述する。洗面化粧台は図４に示 されるように上部に洗面ボウル２０が載設された下部キャビネット２１と、下部 キャビネット２１の背部より上方に突設された上部キャビネット２２とにより構 成されている。上部キャビネット２２は前面が開口した箱状に形成されており、 内部には複数の収納部２３が設けられており、各収納部２３を閉じるように前面 開口には鏡１が取付けられている。鏡１は上部キャビネット２２の前面中央に配 される主鏡１ａと、主鏡１ａの両側に配される副鏡１ｂとで構成されており、各 鏡はそれぞれ一端を軸着して開閉自在に上部キャビネット２２の前面開口に取付 けられており、主鏡１ａまたは副鏡１ｂを開くことで鏡の奥方に配された収納部 ２３より化粧道具等を取り出すことができるようになっている。主鏡１ａの背面 には曇り止めヒータ２が設けられており、この曇り止めヒータ２はヒータカバー ３によって覆われている。軸着された主鏡１ａの一端側と対向するヒータカバー ３の他端には回動自在に補助鏡５が取付けられている。補助鏡５が取付けられる こととなるヒータカバー３の側端面には図１に示されるように上下で対向するよ うに軸止め具２４が設けられており、軸止め具２４間には取付軸４が設けられて おり、この取付軸４に補助鏡５が取付けられている。取付軸４には上下で相対向 するように一対の保持部材７が設けられており、補助鏡５は支持アーム１０を保 持部材７の端部で支持されることによって取付軸４に取付けられている。

【００１０】 保持部材７は図２に示されるように一端部に取付軸４が挿通される挿通孔６が 設けられており、他端部には補助鏡５より突設された支持アーム１０の端部を挟 持するための挟持部１１が設けられている。保持部材７の一端側には両保持部材 ７を上下で対向するように重合わせた場合に角箱状に形成されたストッパー９を 収納保持するための収納部８が形成されるようになっている。この収納部８は取 付軸４が挿通される挿通孔６に連通しており、収納部８内に収納されるストッパ ー９は収納された状態で端部が取付軸４の側面に当接するようになっている。つ まり、ストッパー９の端部にはストッパー９を側方に付勢するためコイルバネ１ ３が取付けられており、収納部８内に収納されたストッパー９はコイルバネ１３ によって常時側方に向けて付勢されており、先端が取付軸４の端面に当接された 状態となっている。そして、ストッパー９がコイルバネ１３によって常時取付軸 ４の側面に圧接された状態となっていることによって保持部材７を取付軸４の所 定位置で固定するようになっている。取付軸４はストッパー９が当接される外面 に当接部分が形成されるように多角状に形成されており、図示された実施例にあ っては四角形である場合を示しているが、他の多角形状であってもよい。保持部 材７の中間部には連結ボルト１２が挿通される挿通孔６が設けられており、一方 の保持部材７の挿通孔６にナット１５を係合すると共に他方の保持部材７の挿通 孔６より挿通された連結ボルト１２を座金３０を介してナット１５に螺合するこ とで保持部材７同士を上下で対向するように連結固定するようになっている。こ のとき、挟持部１１には補助鏡５より突設された支持アーム１０の端部が挟持固 定されるようになっており、図３に示されるように連結ボルト１２の締め付けに よって支持アーム１０の端部に設けられたボール体１６の上端と下端が各保持部 材７の端部内面に設けられた凹所１７に嵌合した状態で各保持部材７によって挟 持されて固定されるようになっている。ここで、支持アーム１０はボール体１６ が挟持されて固定されていることにより回動自在となっており、回動させて所定 の位置に向けることができるようになっており、また、抜け止めされた状態で連 結されるようになっている。ここで、補助鏡５より突設された支持アーム１０の 巾寸法イと連結固定された保持部材７間の高さ寸法ロとは図３に示されるように 略同一巾となっており、支持アーム１０が取付状態でがたついたりするようなこ とがないようになっている。図５は枠体３１に保持される補助鏡５の取付状態を 示すものであり、枠体３１より突設された突起３２によって脱落したりすること がないように取付けられている。

【００１１】 そして、補助鏡５の高さ位置を変える場合にはストッパー９が取付軸４に圧接 されている状態で保持部材７を取付軸４に沿って移動させることでストッパー９ が取付軸４の端面に圧接されて移動後の位置で停止されることとなり、従来のよ うに固定ねじを操作したりするようなことなく、位置換えを簡易に行うことがで きるものである。また、取付けにあたっては、連結ボルト１２を締め込むだけで 取付軸４への取付けと補助鏡５の取付け及びストッパー９の取付けを同時に行う ことができ、取付けも手間取ることなく簡易に行うことができるようになってい る。

【００１２】 しかして、化粧等を行うに伴って補助鏡５を使用するような場合には主鏡１ａ を開き、次いで補助鏡５を回動させて前方に突出させることで使用することがで きるものであり、使用時には主鏡１ａが開かれた状態となっていることから、収 納部９内に収納されている化粧道具等の取り出しを行いやすいものであり、また 、下部キャビネット２の上部に洗面ボウル１が設けられているといえども、補助 鏡５は主鏡１ａを開いた状態で前方に突出された状態となっており、前方に腰を 屈めたりするようなことなく補助鏡５を使用して化粧等を行うことができるもの である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上述のように、一端に設けられた挿通孔に取付軸を挿通して上下で相 対向するように取付軸に保持部材を配設し、上下で相対向するように配置された 保持部材間の一端部に収納部を形成し、収納部内に取付軸の側面に圧接されて保 持部材を取付軸の所定高さで停止させるストッパーを配置し、上下で相対向する ように配置された保持部材間の他端部に補助鏡より突設された支持アームの端部 を挟持する挟持部を形成し、上記ストッパーを収納部内に配置すると共に支持ア ームを挟持部に配置した状態で相対向する保持部材同士を連結ボルトにて連結固 定しているので、連結ボルトを締め付けて上下で相対向する保持部材同士を連結 固定することでストッパーは収納部内に取付けられた状態となり、また、補助鏡 を支持している支持アームも対向する保持部材間に取付けられることとなるもの であり、ストッパーと補助鏡の取付けが連結ボルトの締め込みで同時に行うこと ができ、取付作業を手間取ることなく簡単に行うことができるもものである。ま た、保持部材は内蔵されたストッパーが取付軸の側面に圧接していることで常に 取付軸に位置決めされた状態で止められることとなるものであり、高さ位置を変 えるような場合には保持部材を上下動させるだけで簡易に位置換えを行うことが できるものである。

【００１４】 また、請求項２記載のものにあっては、鏡の背面に配された曇り止めヒータを 覆うヒータカバーに対して補助鏡の取付けを行うようになっているので、補助鏡 を取付けるにあたって、取付用の部材を別途に鏡の背面に設置する必要がないも のであり、既設のヒータカバーを利用して補助鏡の取付けを行うことができるも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す部分斜視図である。

【図２】同上の分解斜視図である。

【図３】同上の取付状態を示す断面図である。

【図４】同上の洗面化粧台の全体斜視図である。

【図５】同上の補助鏡の部分拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ 鏡 ２ 曇り止めヒータ ３ ヒータカバー ４ 取付軸 ５ 補助鏡 ６ 挿通孔 ７ 保持部材 ８ 収納部 ９ ストッパー １０ 支持アーム １１ 挟持部 １２ 連結ボルト

【手続補正書】

【提出日】平成３年１０月７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 補助鏡取付装置

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す部分斜視図である。

【図２】同上の分解斜視図である。

【図３】同上の取付状態を示す断面図である。

【図４】同上の洗面化粧台の全体斜視図である。

【図５】同上の補助鏡の部分拡大斜視図である。

【符号の説明】 １ 鏡 ２ 曇り止めヒータ ３ ヒータカバー ４ 取付軸 ５ 補助鏡 ６ 挿通孔 ７ 保持部材 ８ 収納部 ９ ストッパー １０ 支持アーム １１ 挟持部 １２ 連結ボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端が軸着されて開閉自在となった鏡の
   背面に配された曇り止めヒータをヒータカバーにて覆
   い、このヒータカバーの側端面に沿って立設された取付
   軸に上下移動自在に補助鏡を取付ける補助鏡取付装置で
   あって、一端に設けられた挿通孔に取付軸を挿通して上
   下で相対向するように取付軸に保持部材を配設し、上下
   で相対向するように配置された保持部材間の一端部に収
   納部を形成し、収納部内に取付軸の側面に圧接されて保
   持部材を取付軸の所定高さで停止させるストッパーを配
   置し、上下で相対向するように配置された保持部材間の
   他端部に補助鏡より突設された支持アームの端部を挟持
   する挟持部を形成し、上記ストッパーを収納部内に配置
   すると共に支持アームを挟持部に配置した状態で相対向
   する保持部材同士を連結ボルトにて連結固定して成る補
   助鏡取付装置。