JPH0515839Y2 - - Google Patents

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JPH0515839Y2
JPH0515839Y2 JP1987108367U JP10836787U JPH0515839Y2 JP H0515839 Y2 JPH0515839 Y2 JP H0515839Y2 JP 1987108367 U JP1987108367 U JP 1987108367U JP 10836787 U JP10836787 U JP 10836787U JP H0515839 Y2 JPH0515839 Y2 JP H0515839Y2
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JP
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cover
toilet bowl
toilet
air
low tank
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JP1987108367U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、暖房機能を備えた便器装置に関する
ものである。
[背景技術] 便所において暖房をおこなうために、便器の前
方の壁面に暖房装置を設けたり、あるいは便器の
側方の壁面に暖房装置を設けたりすることが従来
よりおこなわれている。しかし便器の前方の壁面
に暖房装置を設けたものでは温風が前方から吹く
ために背中や顔を暖めることができるが足もとは
暖めることができないという問題があり、また便
器の側方の壁面に暖房装置を設けたものでは温風
が側方から吹くために足もとに温風を作用させる
ことは可能であるが、温風は片側の足にだけ作用
して他方の片側には作用せず、足もと暖房として
不十分である問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであ
り、足もとの暖房を良好におこなうことができる
便器装置を提供することを目的とするものであ
る。
[考案の開示] しかして本考案に係る便器装置は、便器1の外
面をカバー2で覆い、このカバー2の床面に近接
する下部よりも前方に突出する上部のオーバーハ
ング部分において便器1の下側に位置する略水平
となつた部分に吸い込み口21を設け、便器1の
前面側において上記吸い込み口21よりも下方に
配されるようにカバー2の前面下部に吹出口3を
設け、便器1とカバー2との間に吹出口3から温
風を吐出させる温風ユニツト4を取り付けて成る
ことを特徴とするものであり、便器1の前面側か
ら吐出される温風で足もとを良好に暖房できるよ
うにしたものであつて、以下本考案を実施例によ
り詳述する。
便器1は例えばサイホンゼツト式に陶器などで
ボウル5とトラツプ6とを形成して構成されるも
のであり、便器1の後部上にはABSなど樹脂材
で形成したロータンク7が付設してある。ロータ
ンク7は便器1の後部の上面に載置して固定した
り、あるいは便所の壁面に固定したりして取り付
けられるものであり、接続パイプ8によつて便器
1のボウル5のリム9の後部に接続してある。ロ
ータンク7にはボールタツプ取付板10によつて
ボールタツプ11が取り付けてあり、壁面から突
出させて設けた止水栓12を介してボールタツプ
11にフレキシブル管20で水道管が接続してあ
る。ロータンク7の内面にはウレタンフオームな
ど断熱材13が張つてあり、その断熱効果でロー
タンク7の外面に結露が生じにくいようにしてあ
る。カバー2は人造大理石など寸法精度の良い合
成樹脂の一体形成品で形成されるものであつて、
便器1を前面と側面及び底面から覆う便器覆い部
14とロータンク7を前面及び側面から覆うロー
タンク覆い部15とを一体に有して形成してあ
り、背面は上下に亘つて開口させてある。従つて
カバー2を成形するにあたつては脱型の際の抜き
方向を前後に設定することができる。そして、便
器1とロータンク7とは第1図に示すようにカバ
ー2によつて覆われた状態で便所に設置されるも
のであり、カバー2の開口する奥部縁は便所の壁
面に密接して取り付け、この開口は閉塞されるよ
うにしてある。
このように便器1とロータンク7とをカバー2
で覆うことによつて、便器1やロータンク7が表
に露出しないようにすることができ、内部の水の
冷却作用で便器1やロータンク7の表面に結露が
発生してもこの結露は表に現れず、結露による不
快感等を防止することができるものであり、この
場合カバー2は便器1やロータンク7に直接接触
せず空気層が形成されるようにしてあつて、空気
層の断熱効果で便器1内やロータンク7内の水に
よつてカバー2が冷やされることを防いで、カバ
ー2の表面に結露が発生しないようにしてある。
またロータンク7内に水が溜まる音や洗浄の際に
ロータンク7から便器1に水が流れる音はカバー
2で遮断されて外部に大きく洩ることを防ぐこと
もできるものであり、さらに便器1とロータンク
7との接続部分は複雑な凹凸となるが、この部分
はカバー2で覆われて外部に露出せず掃除の必要
はなく、掃除に手間がかかることはない。
また、便器1の前部の下側にはカバー2との間
に空所16が形成してあり、この空所16内に温
風ユニツト4が収納してある。温風ユニツト4を
組み込んだ部分に対応してカバー2には吹出口3
が開口させて形成してあり、この吹出口3に吹き
出しグリル22が取り外し自在にはめ込んで取り
付けてある。温風ユニツト4は第3図に示すよう
にゴムなどの緩衝材24に囲まれてカバー2内に
固定してあり、フアンモーター25の回転による
振動が緩衝材24で減衰されてカバー2に伝わら
ないようにしてある。そしてねじを外して吹き出
しグリル22を外すことによつて吹出口3を開口
させ、温風ユニツト4を緩衝材24間から引つ張
り出して吹出口3を通して取り出すことができる
ようにしてあり、便器1やカバー2を取り外した
りする必要なく温風ユニツト4のメンテナンスを
容易におこなうことができるようにしてある。ま
た温風ユニツト4は第4図に示すように、基板2
6にフアンモーター25及びフアンモーター25
で駆動されるクロスフローフアン27を設けると
共に、さらにクロスフローフアン27の前側位置
においてヒータ28や温度ヒユーズ29等を設
け、これらをケース30で覆うことによつて形成
されるものであり、第4図cの矢印のようにクロ
スフローフアン27の作用で空気を通過させてヒ
ータ28で加熱した状態で吹出口3から吐出させ
るようにしてある。ヒータ28は例えばRTCヒ
ータなどで形成してあり、スイツチを入れると同
時に最初から暖かい空気を吹出口3から吹き出さ
せることができるようにしてある。空気の吸い込
み口21は便器1の下側の水平面となつたオーバ
ーハング部分においてカバー2に形成してあり、
目立たないようにすると共に衣服等でふさがれる
ようなことがないようにしてある。この吸い込み
口21には消臭フイルター23を設けたカセツト
がはめ込んで取り付けてあり、吸い込み口21の
消臭フイルター23を通して吸い込まれた空気は
便器1とカバー2との間の隙間を通つて温風ユニ
ツト4に至り、温風ユニツト4で加熱されて吹出
口3の吹き出しグリル22から温風として吐出さ
れる。従つて便器1に用を足している人の足もと
にこの温風が作用し、足もとを暖房することがで
きることになる。特に温風ユニツト4は便器1の
正面側に設けられているために左右の足に温風は
均等に作用し、しかも温風ユニツト4は足に近い
位置で温風を吹き出すことになるために、効率良
く暖房をおこなうことができることになる。また
吹出口3や吸い込み口21は便器1の正面側に設
けられるために、便器1の両側に収納用の箱など
を設置しても何等支障はない。
尚、図中31はリムカバー、32は暖房便座、
33は便蓋、34は施工枠、35は排水管であ
り、暖房便座32や温風ユニツト4の電源は壁の
コンセント36からとるようにしてある。
[考案の効果] 上述のように本考案にあつては、便器の外面を
カバーで覆い、便器の前面側においてカバーに吹
出口を設けるとともに便器とカバーとの間に吹出
口から温風を吐出させる温風ユニツトを取り付け
てあるので、便器の前面の吹出口から吹き出され
る温風は左右の足に均等に作用し、しかも吹出口
は足に近い位置で温風を吹き出すことになるため
に、効率良く足もとの暖房をおこなうことができ
ることになるものである。またカバーは便器の表
面の結露が外部に露出したり便器内での水の音が
洩れることを低減するために設けられるものであ
り、このカバーを利用して特に便器に特別な設計
を施す必要なく温風ユニツトの取り付けをおこな
うことができるものである。また、カバーの床面
に近接する下部よりも前方に突出する上部のオー
バーハング部分において便器の下側に位置する略
水平面となつた部分に吸い込み口を設け、便器の
前面側において上記吸い込み口よりも下方に配さ
れるようにカバーの前面下部に吹出口を設けてあ
るので、吸い込み口を外観上目立たないように配
置することができると共に使用者の衣服等でふさ
がれることがないようにでき、吸い込み口からの
足元空間内の空気を良好に吸引することができる
ものであり、しかも、吹き出し口は最も効率良く
使用者の足元に温風を吹き出すことができるよう
に便器の前面側に配置されているといえども、カ
バーの上部にはオーバーハング部分が形成されて
おり、これによつてカバーの下部は上部よりも内
方にへこんだ状態となつていて吹出口も使用者の
衣服等によつてふさがれることがないようになつ
ており、吹出口よりカバーの前方に温風を吹き出
して足元の暖房を効率良く行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図
a,bは同上の正面図と平面図、第3図は同上の
吹き出しグリルを取り外した状態の一部の正面
図、第4図a,b,cは同上の温風ユニツトの平
面図と正面図と側面図である。 1は便器、2はカバー、3は吹出口、4は温風
ユニツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便器の外面をカバーで覆い、このカバーの床面
    に近接する下部よりも前方に突出する上部のオー
    バーハング部分において便器の下側に位置する略
    水平面となつた部分に吸い込み口を設け、便器の
    前面側において上記吸い込み口よりも下方に配さ
    れるようにカバーの前面下部に吹出口を設け、便
    器とカバーとの間に吹出口から温風を吐出させる
    温風ユニツトを取り付けて成る便器装置。
JP1987108367U 1987-07-15 1987-07-15 Expired - Lifetime JPH0515839Y2 (ja)

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JP1987108367U JPH0515839Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JP1987108367U JPH0515839Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JPS6414277U JPS6414277U (ja) 1989-01-25
JPH0515839Y2 true JPH0515839Y2 (ja) 1993-04-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4304510B2 (ja) 2004-02-16 2009-07-29 信越化学工業株式会社 難燃性添加剤、並びにエマルション型コーティング剤及び難燃性組成物
JP6865533B2 (ja) * 2016-05-31 2021-04-28 株式会社Lixil 便器装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282929A (ja) * 1985-10-07 1987-04-16 ニッセラ株式会社 電飾トイレ

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JPS6277273U (ja) * 1985-10-11 1987-05-18

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