JP2501055Y2 - 食器洗浄装置付き流し台 - Google Patents
食器洗浄装置付き流し台Info
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- JP2501055Y2 JP2501055Y2 JP1988139979U JP13997988U JP2501055Y2 JP 2501055 Y2 JP2501055 Y2 JP 2501055Y2 JP 1988139979 U JP1988139979 U JP 1988139979U JP 13997988 U JP13997988 U JP 13997988U JP 2501055 Y2 JP2501055 Y2 JP 2501055Y2
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- Japan
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- sink
- dishwashing
- hot water
- washing
- circulation pump
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
［産業上の利用分野］ 本考案は、食器洗浄装置付き流し台に係り、特に、シ
ンクを食器の自動洗浄用および自動乾燥用として使用す
ることができると共に、洗浄装置としての使用時には循
環ポンプの消費電力および水・湯の量を節減することが
でき、乾燥装置としての使用時には異臭がシンク中へ上
がるおそれがないようにした食器洗浄装置付き流し台に
関するものである。
ンクを食器の自動洗浄用および自動乾燥用として使用す
ることができると共に、洗浄装置としての使用時には循
環ポンプの消費電力および水・湯の量を節減することが
でき、乾燥装置としての使用時には異臭がシンク中へ上
がるおそれがないようにした食器洗浄装置付き流し台に
関するものである。
流し台のシンクを食器の自動洗浄槽として利用するこ
とは、実公昭48-24923号公報、実公昭50-20519号公報な
どに示すように公知である。
とは、実公昭48-24923号公報、実公昭50-20519号公報な
どに示すように公知である。
しかし、従来の食器洗浄装置付き流し台は、洗浄水の
循環ポンプを流し台から離れた位置に設置し、配管を介
して食器洗浄用シンクから洗浄水を吸い込み、洗浄用噴
流プロペラに向って吐出するようにしているため、シン
クの下のスペースが狭くなるばかりでなく、配管の圧力
損失により循環ポンプの消費電力が大きくなるととも
に、洗浄水が配管内に滞留する分だけ使用水量が多くな
るという問題がある。 また、流し台のシンクを乾燥機能つき自動洗浄装置と
して使用すると、シンクにはゴミ捕集用トラップがつい
ているので、乾燥時にゴミ捕集用トラップから異臭が上
昇するおそれがある。 本考案は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、シ
ンク下のスペースを広くすると共に、洗浄用循環ポンプ
の消費電力および使用水量を節減することができ、か
つ、乾燥時にゴミ捕集用トラップから異臭が上ることの
ない、乾燥機能付き食器自動洗浄機として使用すること
ができる流し台を提供することを目的とする。
循環ポンプを流し台から離れた位置に設置し、配管を介
して食器洗浄用シンクから洗浄水を吸い込み、洗浄用噴
流プロペラに向って吐出するようにしているため、シン
クの下のスペースが狭くなるばかりでなく、配管の圧力
損失により循環ポンプの消費電力が大きくなるととも
に、洗浄水が配管内に滞留する分だけ使用水量が多くな
るという問題がある。 また、流し台のシンクを乾燥機能つき自動洗浄装置と
して使用すると、シンクにはゴミ捕集用トラップがつい
ているので、乾燥時にゴミ捕集用トラップから異臭が上
昇するおそれがある。 本考案は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、シ
ンク下のスペースを広くすると共に、洗浄用循環ポンプ
の消費電力および使用水量を節減することができ、か
つ、乾燥時にゴミ捕集用トラップから異臭が上ることの
ない、乾燥機能付き食器自動洗浄機として使用すること
ができる流し台を提供することを目的とする。
本考案は、前記の目的を達成するため、食器洗浄用ラ
ックを挿脱可能に収容し得る食器洗浄用シンクと該シン
ク以外の少なくとも１つのシンクとを有する流し台を構
成し、かつ該各シンクは何れも平面形状は同一であっ
て、上蓋により何れか１つのシンクを選択的に覆うこと
ができるようにすると共に、そのときの上蓋の上面を流
し台のワークトップとほぼ同一平面とし、かつ、前記食
器洗浄用ラックはその底部に給水圧によって回転するノ
ズル付きプロペラを具備し、他方、流し台中には、循環
ポンプの駆動により食器洗浄用シンクの底部から前記食
器洗浄用ラックのノズル付きプロペラへ水・湯を圧送す
る洗浄手段と、加熱空気を食器洗浄用シンク中へ供給す
る乾燥手段と、前記食器洗浄用シンクの底部に設けたゴ
ミ捕集用トラップの入口に、洗浄時には循環水圧により
開き、洗浄時以外は閉塞する防臭フラップを備え、か
つ、前記洗浄手段は、食器洗浄用シンク内の水・湯を循
環させる循環ポンプをシンクの底部に設けたゴミ捕集用
トラップと一体に取付け、その循環ポンプの吹出口を食
器洗浄用ラックのノズル付きプロペラとカップリングを
介して着脱自在に結合したことを特徴とする。
ックを挿脱可能に収容し得る食器洗浄用シンクと該シン
ク以外の少なくとも１つのシンクとを有する流し台を構
成し、かつ該各シンクは何れも平面形状は同一であっ
て、上蓋により何れか１つのシンクを選択的に覆うこと
ができるようにすると共に、そのときの上蓋の上面を流
し台のワークトップとほぼ同一平面とし、かつ、前記食
器洗浄用ラックはその底部に給水圧によって回転するノ
ズル付きプロペラを具備し、他方、流し台中には、循環
ポンプの駆動により食器洗浄用シンクの底部から前記食
器洗浄用ラックのノズル付きプロペラへ水・湯を圧送す
る洗浄手段と、加熱空気を食器洗浄用シンク中へ供給す
る乾燥手段と、前記食器洗浄用シンクの底部に設けたゴ
ミ捕集用トラップの入口に、洗浄時には循環水圧により
開き、洗浄時以外は閉塞する防臭フラップを備え、か
つ、前記洗浄手段は、食器洗浄用シンク内の水・湯を循
環させる循環ポンプをシンクの底部に設けたゴミ捕集用
トラップと一体に取付け、その循環ポンプの吹出口を食
器洗浄用ラックのノズル付きプロペラとカップリングを
介して着脱自在に結合したことを特徴とする。
本考案の食器洗浄装置付き流し台は、前記の如き構成
よりなるので、食器洗浄用ラックを洗浄用シンクの中に
収容し、そのラックのノズル付きプロペラと循環ポンプ
の吹出口とをカップリングで結合し、洗浄用シンク中に
給水した後循環ポンプを駆動すると、洗浄用シンクが自
動洗浄用の洗浄槽として機能し、その場合、防臭フラッ
プは洗浄水の圧力により自動的に開いてゴミ捕集用トラ
ップ中にゴミを捕集する。また、排水後、乾燥手段を駆
動すると、食器洗浄用シンクが乾燥槽として機能し、そ
の場合、防臭フラップが自動的に閉じてゴミ捕集用トラ
ップから異臭が食器洗浄用シンク中に上昇することを防
止することができる。 また、本考案の食器洗浄装置付き流し台は、食器洗浄
用シンク内の水・湯を循環させる循環ポンプをシンクの
底部に設けたゴミ捕集用トラップと一体に取付け、その
循環ポンプの吹出口を食器洗浄用ラックのノズル付きプ
ロペラとカップリングを介して着脱自在に結合したの
で、シンクから循環ポンプに至る配管および循環ポンプ
からノズル付きプロペラに至る配管が不要となり、従っ
て食器洗浄用シンクの下を広くして他の用途に使用で
き、また、配管の圧力損失が殆どなくなるので循環ポン
プの消費電力を少なくでき、さらに配管内に滞留する水
・湯をなくすることができるので、使用水・湯量を少な
くすることができる。 また、前記の如くして、シンクを洗浄槽または乾燥槽
として利用しているときには、その上面は上蓋により覆
われていて、その上蓋と流し台のワークトップとがほぼ
同一平面であるので、上蓋を調理作業台とて利用するこ
とができる。 ［実施例］ 以下、本考案の実施例を図面により説明する。 第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は食
器洗浄装置部分の拡大縦断正面図である。 これらの図に示す実施例の食器洗浄装置付き流し台で
は、第１図に示すように、通常のシンク１と、食器洗浄
用シンク２と、シンク用の上蓋３と、食器洗浄用ラック
４と、給水・給湯手段と、温風供給手段と、流し台トラ
ップ19と、これの内部に設けられたごみの防臭手段と、
圧力スイッチ24と、流し台トラップ19に一体に取り付け
られた循環ポンプ25と、排水手段とを備えて構成されて
いる。 前記通常のシンク１と食器洗浄用シンク２とは、平面
から見て同形に形成されている。また、通常のシンク１
の深さをH1、食器洗浄用シンク２の深さをH2とすると
き、H2＞H1に形成されており、しかも食器洗浄用シンク
２の深さH2は、大皿の直径が約270mmであることを考慮
し、食器洗浄用ラック４を入れた状態で、その上を上蓋
３で覆い得るように形成されている。 前記上蓋３は、前述のごとく、平面から見て同形に形
成された通常のシンク１と食器洗浄用シンク２のいずれ
にもフィットする形状に形成され、かつ通常のシンク１
または食器洗浄用シンク２に被せた状態で、上蓋３の上
面が流し台のワークトップと同一平面をなし、調理台と
して使用し得るようになっている。 前記食器洗浄用ラック４は、針金で形成され、また第
２図に示すように、食器洗浄用シンク２内に収容し得る
大きさに形成され、しかも皿などの食器を縦に置くこと
ができるように構成されている。この食器洗浄用ラック
４の底部には、噴流プロペラ５が斜め上方を向いて回転
自在に取り付けられている。この噴流フロペラ５は、水
・油圧により回転するようになっており、また食器洗浄
用ラック４の内部に向かって水・湯を噴出するノズル６
を有している。前記噴流プロペラ５の下部には、第２図
に示すように、カップリング７が設けられている。 前記給水・給湯手段は、第１図に示すように、混合水
栓８と、給水管９と、給湯管10と、電磁弁11と、給湯口
12と、溢流口13とを有している。前記混合水栓８は、給
水管９および給湯管10から供給されかつ電磁弁10により
水量および湯量を調整された混合水を、通常のシンク１
と食器洗浄用シンク２とに選択的に供給し得るようにな
っている。前記給湯口12は、分岐管を介して給湯管10に
接続され、食器洗浄時に食器洗浄用シンク２へ給湯し得
るようになっている。前記溢流口13は、食器洗浄用シン
ク２の上部の設定位置に設けられている。 前記温風送給手段は、第１図に示すように、ファン14
と、ヒータ15と、送風口16と、排気口17と、排気管18と
を備えている。そして、この温風送給手段は食器洗浄
後、乾燥時にファン14により送風し、その送風をヒータ
15により加熱し、その温風を、送風口16を通じて食器洗
浄用シンク２内に送給し、使用済みの空気を排気口17お
よび排気管18を通じて屋外へ排気するようになってい
る。 なお、この実施例では第１図に示すように、食器洗浄
用シンク２の底部から給湯口12までの高さをHA、同底部
から溢流口13までの高さをHB、同底部から排気口17まで
の高さをHCとする時、HC＞HA＞HBの関係に設けられてい
る。 前記流し台トラップ19は、食器洗浄用シンク２の底部
に取り付けられている。この流し台トラップ19は、フィ
ルタ本体20と、ごみフィルタ22を有するごみフィルタカ
セット21とを備えている。前記ごみフィルタカセット21
は、フィルタ本体20の高さ方向の中段に挿脱可能に取り
付けられており、このごみフィルタカセット21にはごみ
フィルタ22が交換可能に装着されている。 前記防臭手段は、第２図に示すように、防臭用フラッ
プ23により構成されている。この防臭用フラップ23は、
流し台トラップ19の入口部分に設けられており、食器洗
浄時には食器洗浄用シンク２側の圧力により開き、それ
以外は自動的に閉じ、ごみフィルタ22により捕集された
ごみの臭いが食器洗浄用シンク２へ上がって行かないよ
うにしている。 前記圧力スイッチ24は、流し台トラップ19の上部に設
けられており、食器洗浄用シンク２内に設定量の水・湯
が注入されると、その圧力を感知してON動作するように
なっている。 前記循環ポンプ25は、流し台トラップ19に一体に、つ
まりこの実施例では流し台トラップ19のフィルタ本体20
に直接取り付けられている。この循環ポンプ25は、吸込
口26と、吹出口27とを有している。前記吸込口26は、第
２図に示すように、フィルタ本体20内におけるごみフィ
ルタカセット21の下部に開口している。前記吹出口27
は、流し台トラップ19の側方から食器洗浄用シンク２に
向かって垂直に設けられていて、食器洗浄用シンク２の
内部に向かって水・湯を吹き出し得るようになってい
る。この吹出口27には、第２図に示すように、カップリ
ング７を介して前記噴流プロペラ５を着脱自在に結合し
得るようになっている。そして、前記循環ポンプ25は、
圧力スイッチ24がON動作した時、駆動され、食器洗浄用
シンク２内に注入された水・湯を循環させるようになっ
ている。 前記排水手段は、流し台トラップ19の底部に連結され
た排水管28と、排水用電磁弁29とを備え、この排水用電
磁弁29を開くことによって、食器洗浄用シンク２内の使
用済みの水・湯を流し台トラップ19および排水管28を通
じて下水管に排出し得るようになっている。 前記実施例の食器洗浄装置付き流し台では、シンク１
を通常のシンクとして使用する。 また、通常のシンク１と食器洗浄用シンク２とを平面
から見て同形に形成し、上蓋３を通常のシンク１と食器
洗浄用シンク２のいずれにもフィットするように形成
し、かつシンク１または食器洗浄用シンク２に被せた
時、上蓋３の上面が流し台のワークトップと同一平面と
なるように形成しているので、前記上蓋３を通常のシン
ク１と食器洗浄用シンク２のいずれかに被せ、調理台と
して使用することができるし、上蓋３の置き場所に困る
ことがなく、置いた場所を忘れとしまうようなトラブル
を解消することができる。 この実施例において、食器洗浄時には第２図に示すよ
うに、食器洗浄用シンク２内に食器洗浄用ラック４を収
容し、カップリング７を介して循環ポンプ25の吹出口27
に噴流プロペラ５を結合する。洗浄すべき食器は、食器
洗浄用シンク２内に食器洗浄用ラック４を収容する前ま
たは後に、食器洗浄用ラック４内に入れる。この食器洗
浄時には、排水手段の排水用電磁弁29は閉じておく。 ついで、給水・給湯手段の電磁弁11を開き、給湯管10
および給湯口12を通じて食器洗浄用シンク２内に湯を注
入する。この食器洗浄用シンク２内に湯を注入する前ま
たは後に、食器洗浄用シンク２に上蓋３を被せておく。 前記食器洗浄用シンク２内に設定量の湯が注入される
と、これを圧力スイッチ24が感知し、これに基づいて循
環ポンプ25が駆動される。この時、流し台トラップ19内
に設けられた防臭用フラップ23は、食器洗浄用シンク２
内の湯の圧力により自動的に開く。 前記循環ポンプ25が駆動されると、食器洗浄用シンク
２内の湯が防臭用フラップ23→ごみフィルタ22→吸込口
26を通って吸い込まれ、循環ポンプ25により吹出口27に
圧送され、この吹出口27から吹き出され、この湯の圧力
で噴流プロペラ５が回転される。前記噴流プロペラ５が
回転することにより、食器洗浄用シンク２内の湯が攪拌
され、また噴流プロペラ５に設けられたノズル６から食
器洗浄用ラック４内の食器に向かって湯が噴出され、こ
れら噴流プロペラ５の湯の攪拌作用とノズル６の湯の噴
出作用とにより食器が洗浄される。 この時、吹出口27は湯をポンプ吹出方向と直交する放
射方向に吹き出し、その吹出圧力がカップリング７の内
部に直接作用するため、カップリング７が外れないよう
になっている。 前記循環ポンプ25による湯の循環に伴い、食器から洗
い出されたごみがごみフィルタ22により捕集される。 食器洗浄後、循環ポンプ25を停止させ、排水手段の排
水用電磁弁29を開ける。これにより、食器洗浄用シンク
２内の使用済みの湯が流し台トラップ19から排水管28を
通り、下水管（図示せず）へ排出される。 この排水時にも、使用済みの湯と一緒に流れるごみ
を、ごみフィルタ22により捕集する。 使用済みの湯を排出後、排水用電磁弁29を閉じる。さ
らに、湯の排出後は食器洗浄用シンク２内の圧力が低下
し、これにより防臭用フラップ23が自動的に閉じ、ごみ
フィルタ22により捕集されたごみの臭いが食器洗浄用シ
ンク２へ上がって行かないようにしている。 また、ごみフィルタ22を新しいものと交換する時は、
ごみフィルタカセット21を流し台トラップ19から引き出
して行なう。 前記食器洗浄後、温風送給手段のファン14およびヒー
タ15を働かせ、上蓋３で密閉された食器洗浄用シンク２
内に温風を送り込み、食器洗浄用ラック４内の洗浄され
た食器を温風により乾燥させる。 乾燥後、食器を食器洗浄用シンク２内に保管しておく
時は、前記ファン14およびヒータ15を停止させ、そのま
ま保管する。 前記実施例によれば、流し台トラップ19のフィルタ本
体20に循環ポンプ25を一体に取り付けており、洗浄用の
水・湯の配管をなくすことができ、食器洗浄用シンク２
の下部のスペースを広くでき、このスペースを他の用途
に有効に使用することが可能となる。 また、前述のごとく配管をなくすことによって、配管
内の圧力損失が殆どなくなるので、循環ポンプ25の消費
電力を少なくでき、かつ配管内に滞留する水・湯がなく
なるので、食器洗浄時の使用水・湯量を少なくすること
もできる。 ［考案の効果］ 以上述べたように、本考案によれば、食器の洗浄また
は乾燥装置として使用中のシンクの上に置いた上蓋が流
し台のワークトップとほぼ同一平面となって調理作業台
として使用することができるので、使い勝手が向上し、
さらに、食器洗浄後これを乾燥させるときにはゴミ捕集
用トラップの入口の防臭フラップを閉じて異臭が上昇す
るのを防止することができる。 また、本考案によれば、流し台の底部に設けたゴミ捕
集用のトラップに循環ポンプを一体に取り付け、その循
環ポンプの吹出口を食器洗浄用ラックのノズル付きプロ
ペラとカップリングを介して着脱自在に結合したので、
シンクから循環ポンプに至る配管および循環ポンプから
ノズル付きプロペラに至る配管が不要となり、従って、
食器洗浄用シンクの下を広くして他の用途に使用できる
と共に、配管による圧力損失がなくなるので循環ポンプ
の消費電力を少なくでき、さらに配管内に滞留する水・
湯をなくすることができるので、使用水量を少なくする
ことができる。
よりなるので、食器洗浄用ラックを洗浄用シンクの中に
収容し、そのラックのノズル付きプロペラと循環ポンプ
の吹出口とをカップリングで結合し、洗浄用シンク中に
給水した後循環ポンプを駆動すると、洗浄用シンクが自
動洗浄用の洗浄槽として機能し、その場合、防臭フラッ
プは洗浄水の圧力により自動的に開いてゴミ捕集用トラ
ップ中にゴミを捕集する。また、排水後、乾燥手段を駆
動すると、食器洗浄用シンクが乾燥槽として機能し、そ
の場合、防臭フラップが自動的に閉じてゴミ捕集用トラ
ップから異臭が食器洗浄用シンク中に上昇することを防
止することができる。 また、本考案の食器洗浄装置付き流し台は、食器洗浄
用シンク内の水・湯を循環させる循環ポンプをシンクの
底部に設けたゴミ捕集用トラップと一体に取付け、その
循環ポンプの吹出口を食器洗浄用ラックのノズル付きプ
ロペラとカップリングを介して着脱自在に結合したの
で、シンクから循環ポンプに至る配管および循環ポンプ
からノズル付きプロペラに至る配管が不要となり、従っ
て食器洗浄用シンクの下を広くして他の用途に使用で
き、また、配管の圧力損失が殆どなくなるので循環ポン
プの消費電力を少なくでき、さらに配管内に滞留する水
・湯をなくすることができるので、使用水・湯量を少な
くすることができる。 また、前記の如くして、シンクを洗浄槽または乾燥槽
として利用しているときには、その上面は上蓋により覆
われていて、その上蓋と流し台のワークトップとがほぼ
同一平面であるので、上蓋を調理作業台とて利用するこ
とができる。 ［実施例］ 以下、本考案の実施例を図面により説明する。 第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は食
器洗浄装置部分の拡大縦断正面図である。 これらの図に示す実施例の食器洗浄装置付き流し台で
は、第１図に示すように、通常のシンク１と、食器洗浄
用シンク２と、シンク用の上蓋３と、食器洗浄用ラック
４と、給水・給湯手段と、温風供給手段と、流し台トラ
ップ19と、これの内部に設けられたごみの防臭手段と、
圧力スイッチ24と、流し台トラップ19に一体に取り付け
られた循環ポンプ25と、排水手段とを備えて構成されて
いる。 前記通常のシンク１と食器洗浄用シンク２とは、平面
から見て同形に形成されている。また、通常のシンク１
の深さをH1、食器洗浄用シンク２の深さをH2とすると
き、H2＞H1に形成されており、しかも食器洗浄用シンク
２の深さH2は、大皿の直径が約270mmであることを考慮
し、食器洗浄用ラック４を入れた状態で、その上を上蓋
３で覆い得るように形成されている。 前記上蓋３は、前述のごとく、平面から見て同形に形
成された通常のシンク１と食器洗浄用シンク２のいずれ
にもフィットする形状に形成され、かつ通常のシンク１
または食器洗浄用シンク２に被せた状態で、上蓋３の上
面が流し台のワークトップと同一平面をなし、調理台と
して使用し得るようになっている。 前記食器洗浄用ラック４は、針金で形成され、また第
２図に示すように、食器洗浄用シンク２内に収容し得る
大きさに形成され、しかも皿などの食器を縦に置くこと
ができるように構成されている。この食器洗浄用ラック
４の底部には、噴流プロペラ５が斜め上方を向いて回転
自在に取り付けられている。この噴流フロペラ５は、水
・油圧により回転するようになっており、また食器洗浄
用ラック４の内部に向かって水・湯を噴出するノズル６
を有している。前記噴流プロペラ５の下部には、第２図
に示すように、カップリング７が設けられている。 前記給水・給湯手段は、第１図に示すように、混合水
栓８と、給水管９と、給湯管10と、電磁弁11と、給湯口
12と、溢流口13とを有している。前記混合水栓８は、給
水管９および給湯管10から供給されかつ電磁弁10により
水量および湯量を調整された混合水を、通常のシンク１
と食器洗浄用シンク２とに選択的に供給し得るようにな
っている。前記給湯口12は、分岐管を介して給湯管10に
接続され、食器洗浄時に食器洗浄用シンク２へ給湯し得
るようになっている。前記溢流口13は、食器洗浄用シン
ク２の上部の設定位置に設けられている。 前記温風送給手段は、第１図に示すように、ファン14
と、ヒータ15と、送風口16と、排気口17と、排気管18と
を備えている。そして、この温風送給手段は食器洗浄
後、乾燥時にファン14により送風し、その送風をヒータ
15により加熱し、その温風を、送風口16を通じて食器洗
浄用シンク２内に送給し、使用済みの空気を排気口17お
よび排気管18を通じて屋外へ排気するようになってい
る。 なお、この実施例では第１図に示すように、食器洗浄
用シンク２の底部から給湯口12までの高さをHA、同底部
から溢流口13までの高さをHB、同底部から排気口17まで
の高さをHCとする時、HC＞HA＞HBの関係に設けられてい
る。 前記流し台トラップ19は、食器洗浄用シンク２の底部
に取り付けられている。この流し台トラップ19は、フィ
ルタ本体20と、ごみフィルタ22を有するごみフィルタカ
セット21とを備えている。前記ごみフィルタカセット21
は、フィルタ本体20の高さ方向の中段に挿脱可能に取り
付けられており、このごみフィルタカセット21にはごみ
フィルタ22が交換可能に装着されている。 前記防臭手段は、第２図に示すように、防臭用フラッ
プ23により構成されている。この防臭用フラップ23は、
流し台トラップ19の入口部分に設けられており、食器洗
浄時には食器洗浄用シンク２側の圧力により開き、それ
以外は自動的に閉じ、ごみフィルタ22により捕集された
ごみの臭いが食器洗浄用シンク２へ上がって行かないよ
うにしている。 前記圧力スイッチ24は、流し台トラップ19の上部に設
けられており、食器洗浄用シンク２内に設定量の水・湯
が注入されると、その圧力を感知してON動作するように
なっている。 前記循環ポンプ25は、流し台トラップ19に一体に、つ
まりこの実施例では流し台トラップ19のフィルタ本体20
に直接取り付けられている。この循環ポンプ25は、吸込
口26と、吹出口27とを有している。前記吸込口26は、第
２図に示すように、フィルタ本体20内におけるごみフィ
ルタカセット21の下部に開口している。前記吹出口27
は、流し台トラップ19の側方から食器洗浄用シンク２に
向かって垂直に設けられていて、食器洗浄用シンク２の
内部に向かって水・湯を吹き出し得るようになってい
る。この吹出口27には、第２図に示すように、カップリ
ング７を介して前記噴流プロペラ５を着脱自在に結合し
得るようになっている。そして、前記循環ポンプ25は、
圧力スイッチ24がON動作した時、駆動され、食器洗浄用
シンク２内に注入された水・湯を循環させるようになっ
ている。 前記排水手段は、流し台トラップ19の底部に連結され
た排水管28と、排水用電磁弁29とを備え、この排水用電
磁弁29を開くことによって、食器洗浄用シンク２内の使
用済みの水・湯を流し台トラップ19および排水管28を通
じて下水管に排出し得るようになっている。 前記実施例の食器洗浄装置付き流し台では、シンク１
を通常のシンクとして使用する。 また、通常のシンク１と食器洗浄用シンク２とを平面
から見て同形に形成し、上蓋３を通常のシンク１と食器
洗浄用シンク２のいずれにもフィットするように形成
し、かつシンク１または食器洗浄用シンク２に被せた
時、上蓋３の上面が流し台のワークトップと同一平面と
なるように形成しているので、前記上蓋３を通常のシン
ク１と食器洗浄用シンク２のいずれかに被せ、調理台と
して使用することができるし、上蓋３の置き場所に困る
ことがなく、置いた場所を忘れとしまうようなトラブル
を解消することができる。 この実施例において、食器洗浄時には第２図に示すよ
うに、食器洗浄用シンク２内に食器洗浄用ラック４を収
容し、カップリング７を介して循環ポンプ25の吹出口27
に噴流プロペラ５を結合する。洗浄すべき食器は、食器
洗浄用シンク２内に食器洗浄用ラック４を収容する前ま
たは後に、食器洗浄用ラック４内に入れる。この食器洗
浄時には、排水手段の排水用電磁弁29は閉じておく。 ついで、給水・給湯手段の電磁弁11を開き、給湯管10
および給湯口12を通じて食器洗浄用シンク２内に湯を注
入する。この食器洗浄用シンク２内に湯を注入する前ま
たは後に、食器洗浄用シンク２に上蓋３を被せておく。 前記食器洗浄用シンク２内に設定量の湯が注入される
と、これを圧力スイッチ24が感知し、これに基づいて循
環ポンプ25が駆動される。この時、流し台トラップ19内
に設けられた防臭用フラップ23は、食器洗浄用シンク２
内の湯の圧力により自動的に開く。 前記循環ポンプ25が駆動されると、食器洗浄用シンク
２内の湯が防臭用フラップ23→ごみフィルタ22→吸込口
26を通って吸い込まれ、循環ポンプ25により吹出口27に
圧送され、この吹出口27から吹き出され、この湯の圧力
で噴流プロペラ５が回転される。前記噴流プロペラ５が
回転することにより、食器洗浄用シンク２内の湯が攪拌
され、また噴流プロペラ５に設けられたノズル６から食
器洗浄用ラック４内の食器に向かって湯が噴出され、こ
れら噴流プロペラ５の湯の攪拌作用とノズル６の湯の噴
出作用とにより食器が洗浄される。 この時、吹出口27は湯をポンプ吹出方向と直交する放
射方向に吹き出し、その吹出圧力がカップリング７の内
部に直接作用するため、カップリング７が外れないよう
になっている。 前記循環ポンプ25による湯の循環に伴い、食器から洗
い出されたごみがごみフィルタ22により捕集される。 食器洗浄後、循環ポンプ25を停止させ、排水手段の排
水用電磁弁29を開ける。これにより、食器洗浄用シンク
２内の使用済みの湯が流し台トラップ19から排水管28を
通り、下水管（図示せず）へ排出される。 この排水時にも、使用済みの湯と一緒に流れるごみ
を、ごみフィルタ22により捕集する。 使用済みの湯を排出後、排水用電磁弁29を閉じる。さ
らに、湯の排出後は食器洗浄用シンク２内の圧力が低下
し、これにより防臭用フラップ23が自動的に閉じ、ごみ
フィルタ22により捕集されたごみの臭いが食器洗浄用シ
ンク２へ上がって行かないようにしている。 また、ごみフィルタ22を新しいものと交換する時は、
ごみフィルタカセット21を流し台トラップ19から引き出
して行なう。 前記食器洗浄後、温風送給手段のファン14およびヒー
タ15を働かせ、上蓋３で密閉された食器洗浄用シンク２
内に温風を送り込み、食器洗浄用ラック４内の洗浄され
た食器を温風により乾燥させる。 乾燥後、食器を食器洗浄用シンク２内に保管しておく
時は、前記ファン14およびヒータ15を停止させ、そのま
ま保管する。 前記実施例によれば、流し台トラップ19のフィルタ本
体20に循環ポンプ25を一体に取り付けており、洗浄用の
水・湯の配管をなくすことができ、食器洗浄用シンク２
の下部のスペースを広くでき、このスペースを他の用途
に有効に使用することが可能となる。 また、前述のごとく配管をなくすことによって、配管
内の圧力損失が殆どなくなるので、循環ポンプ25の消費
電力を少なくでき、かつ配管内に滞留する水・湯がなく
なるので、食器洗浄時の使用水・湯量を少なくすること
もできる。 ［考案の効果］ 以上述べたように、本考案によれば、食器の洗浄また
は乾燥装置として使用中のシンクの上に置いた上蓋が流
し台のワークトップとほぼ同一平面となって調理作業台
として使用することができるので、使い勝手が向上し、
さらに、食器洗浄後これを乾燥させるときにはゴミ捕集
用トラップの入口の防臭フラップを閉じて異臭が上昇す
るのを防止することができる。 また、本考案によれば、流し台の底部に設けたゴミ捕
集用のトラップに循環ポンプを一体に取り付け、その循
環ポンプの吹出口を食器洗浄用ラックのノズル付きプロ
ペラとカップリングを介して着脱自在に結合したので、
シンクから循環ポンプに至る配管および循環ポンプから
ノズル付きプロペラに至る配管が不要となり、従って、
食器洗浄用シンクの下を広くして他の用途に使用できる
と共に、配管による圧力損失がなくなるので循環ポンプ
の消費電力を少なくでき、さらに配管内に滞留する水・
湯をなくすることができるので、使用水量を少なくする
ことができる。
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は食器
洗浄装置部分の拡大縦断正面図である。 １……通常のシンク、２……食器洗浄用シンク、３……
上蓋、４……食器洗浄用ラック、５……噴流プロペラ、
６……ノズル、７……カップリング、８……混合水栓、
９……給水管、10……給湯管、11……電磁弁、12……給
湯口、13……溢流口、14……ファン、15……ヒータ、16
……送風口、17……排気口、19……排気管、19……流し
台トラップ、20……フィルタ本体、22……ごみフィル
タ、23……防臭手段としての防臭フラップ、24……圧力
スイッチ、25……循環ポンプ、26……吸込口、27……吹
出口、28……排水管、29……排水用電磁弁。
洗浄装置部分の拡大縦断正面図である。 １……通常のシンク、２……食器洗浄用シンク、３……
上蓋、４……食器洗浄用ラック、５……噴流プロペラ、
６……ノズル、７……カップリング、８……混合水栓、
９……給水管、10……給湯管、11……電磁弁、12……給
湯口、13……溢流口、14……ファン、15……ヒータ、16
……送風口、17……排気口、19……排気管、19……流し
台トラップ、20……フィルタ本体、22……ごみフィル
タ、23……防臭手段としての防臭フラップ、24……圧力
スイッチ、25……循環ポンプ、26……吸込口、27……吹
出口、28……排水管、29……排水用電磁弁。
Claims (1)
- 【請求項１】食器洗浄用ラックを挿脱可能に収容し得る
食器洗浄用シンクと該シンク以外の少なくとも１つのシ
ンクとを有する流し台を構成し、かつ該各シンクは何れ
も平面形状は同一であって、上蓋により何れか１つのシ
ンクを選択的に覆うことができるようにすると共に、そ
のときの上蓋の上面を流し台のワークトップとほぼ同一
平面とし、かつ、前記食器洗浄用ラックはその底部に給
水圧によって回転するノズル付きプロペラを具備し、他
方、流し台中には、循環ポンプの駆動により食器洗浄用
シンクの底部から前記食器洗浄用ラックのノズル付きプ
ロペラへ水・湯を圧送する洗浄手段と、加熱空気を食器
洗浄用シンク中へ供給する乾燥手段と、前記食器洗浄用
シンクの底部に設けたゴミ捕集用トラップの入口に、洗
浄時には循環水圧により開き、洗浄時以外は閉塞する防
臭フラップを備え、かつ、前記洗浄手段は、食器洗浄用
シンク内の水・湯を循環させる循環ポンプをシンクの底
部に設けたゴミ捕集用トラップと一体に取付け、その循
環ポンプの吹出口を食器洗浄用ラックのノズル付きプロ
ペラとカップリングを介して着脱自在に結合したことを
特徴とする食器洗浄装置付き流し台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139979U JP2501055Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 食器洗浄装置付き流し台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988139979U JP2501055Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 食器洗浄装置付き流し台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263777U JPH0263777U (ja) | 1990-05-14 |
| JP2501055Y2 true JP2501055Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31403733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988139979U Expired - Lifetime JP2501055Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 食器洗浄装置付き流し台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501055Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022010101A1 (ko) * | 2020-07-06 | 2022-01-13 | 삼성전자주식회사 | 식기 세척기 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108378807B (zh) * | 2018-03-22 | 2023-06-09 | 宁波欧琳科技股份有限公司 | 一种清洗设备的泄压结构 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4923948Y2 (ja) * | 1971-08-03 | 1974-06-27 | ||
| JPS5020519U (ja) * | 1973-06-20 | 1975-03-08 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP1988139979U patent/JP2501055Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022010101A1 (ko) * | 2020-07-06 | 2022-01-13 | 삼성전자주식회사 | 식기 세척기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0263777U (ja) | 1990-05-14 |
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