JPH05158110A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH05158110A
JPH05158110A JP32469091A JP32469091A JPH05158110A JP H05158110 A JPH05158110 A JP H05158110A JP 32469091 A JP32469091 A JP 32469091A JP 32469091 A JP32469091 A JP 32469091A JP H05158110 A JPH05158110 A JP H05158110A
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JP
Japan
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lens
finder
shooting
focal length
distance
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JP32469091A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファインダー視野に見えている部分をフィル
ムに記録し、撮影画面中心がファインダーで確認でき、
さらに、ファインダーで撮影範囲が分かるパララックス
の補正装置を有するカメラを提供する。 【構成】 測距手段によって撮影距離を測定し、測定し
た撮影距離情報に基づいて自動的に合焦を行い、群の移
動によって撮影レンズ26の焦点距離およびファインダ
ーレンズ19の倍率が可変であるカメラにおいて、望遠
側近距離撮影時に撮影距離情報と焦点距離情報との入力
によって撮影範囲外がファインダー視野内にあるか否か
を判断し、撮影範囲外がファインダー視野内にある場合
は、撮影範囲内に常にファインダー視野を入れるために
撮影レンズ系26の焦点距離を短くする情報をズーム駆
動手段12に出力する制御手段17を設けた。また、こ
のカメラは、レリーズの半押し状態でファインダー視野
内に撮影レンズの中心を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラのパララックス補
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファインダーレンズ系の光軸と撮影レン
ズ系の光軸が異なるカメラでは、近距離撮影時に撮影範
囲とファインダー視野とが互いにずれ、ファインダー視
野内に見えていた部分が撮影画面に写らない不具合を生
じることがある。従来、この不具合を解決するために、
近距離撮影時にファインダー光学系内にプリズムを入れ
たり、フレームを移動させたりしてファインダー視野範
囲を変化させてパララックス(視差)を補正する方法が提
案されている。また、近距離撮影時に撮影レンズを傾け
たり、撮影レンズの一部を光軸に垂直方向に移動させた
りして、ファインダー視野を変化させないで撮影範囲を
変化させてパララックスを補正する方法も提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
パララックス補正方法は、撮影しようとするとファイン
ダーの狙い方向が変化するため撮影者にとって非常に煩
わしいという問題があり、また、後者については、パラ
ラックス補正用に特別の部材や機構が必要となりカメラ
の大型化やコストアップを招き、像性能も劣化する問題
があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、カメラを大型化しないで、ファインダー視野に
見えている部分をフィルムに記録し、撮影画面中心がフ
ァインダーで確認でき、さらに、ファインダーで撮影範
囲が分かるカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ファインダーレンズ系の光軸と撮影レンズ系の光軸が異
なり、群の移動によってファインダーレンズの倍率およ
び撮影レンズの焦点距離が可変であり、測距手段によっ
て撮影距離を測定し、測定した撮影距離情報に基づいて
自動的に合焦を行うカメラにおいて、望遠側近距離撮影
時に前記撮影レンズの焦点距離を短くし、撮影範囲にフ
ァインダー視野を常に含むように、画角を広げる構成と
している。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
メラにおいて、レリーズの半押し状態で得た撮影距離情
報と焦点距離情報よりファインダー視野内に撮影レンズ
の中心を表示する構成としている。
【0007】請求項3記載の発明は、ファインダーレン
ズ系の光軸と撮影レンズ系の光軸が異なり、群の移動に
よってファインダーレンズの倍率および撮影レンズの焦
点距離が可変であり、測距手段によって撮影距離を測定
し、測定した撮影距離情報に基づいて自動的に合焦を行
うカメラにおいて、望遠側近距離撮影時に前記ファイン
ダーレンズの倍率と前記撮影レンズの焦点距離を連動し
て小さくし、撮影範囲にファインダー視野を常に含むよ
うに、画角を広げる構成としている。
【0008】請求項4記載の発明は、系の光軸がそれぞ
れ異なるファインダーレンズおよび撮影レンズと、前記
撮影レンズの焦点距離情報を検出する焦点距離検出手段
と、前記撮影レンズを移動させるためのズーム駆動手段
と、被写体からの撮影距離を測定する測距手段と、上記
測距手段により測定した撮影距離情報に対応して決まる
フォーカシング移動量に基づいて撮影レンズを合焦位置
に移動させるフォーカシング駆動手段と、前記ファイン
ダーレンズの倍率情報を検出するファインダー倍率検出
手段と、前記ファインダーレンズを移動させるためのフ
ァインダー変倍手段とを設けたカメラにおいて、望遠側
近距離撮影時に前記撮影距離情報と前記焦点距離情報と
の入力によって撮影範囲外がファインダー視野内にある
か否かを判断し、撮影範囲外がファインダー視野内にあ
る場合は、撮影範囲内に常にファインダー視野を入れる
ために前記撮影レンズの焦点距離を短くする情報を前記
ズーム駆動手段に出力する制御手段を設けた構成として
いる。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載のカ
メラにおいて、レリーズの半押し状態で得た撮影距離情
報と焦点距離情報の入力によって、ファインダー視野内
に撮影レンズの中心位置を求めて表示させる情報を表示
LCD駆動手段に出力する制御手段を設けた構成として
いる。
【0010】
【作用】請求項1および請求項4記載の発明によれば、
望遠側近距離撮影時に撮影距離情報と焦点距離情報との
入力によって撮影範囲外がファインダー視野内にあるか
否かを判断し、撮影範囲外がファインダー視野内にある
場合は、撮影範囲内に常にファインダー視野を入れるた
めに撮影レンズの焦点距離を短くする情報をズーム駆動
手段に出力する制御手段を設けたので、ファインダーで
確認した被写体はすべてフィルムに写し込まれる。
【0011】請求項2および請求項5記載の発明によれ
ば、請求項1および請求項4記載の発明の作用に加え、
レリーズ半押し状態で焦点距離情報と撮影距離情報との
入力によってファインダー視野内に撮影レンズの中心位
置を求めて表示させる情報を表示LCD(液晶表示装置)
駆動手段に出力する制御手段を設けたので、撮影者が事
前に撮影範囲の中心を確認することができる。
【0012】請求項3記載の発明によれば、請求項1お
よび請求項4記載の発明の作用に加え、制御手段は、撮
影レンズとファインダーレンズが連動してズーミングし
たときに撮影範囲内にファインダー視野が入る撮影レン
ズの焦点距離を求めるという機能を合わせ持っているの
で、撮影レンズが変倍されると同時に連動してファイン
ダーレンズも変倍される。したがって、ファインダー視
野における撮影レンズの中心ずれが小さくなる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】まず、35mmレンズシャッターカメラを
例にとってパララックスについて説明する。図2は、一
般的なズームレンズ付き35mmレンズシャッターカメ
ラの概略正面図を示しており、撮影レンズ26はカメラ
本体3の略中央部に位置し、ファインダー28の入射窓
はこの上部に離れて設けられており、その左右両側には
AF(自動合焦)光学系27が設けられている。通常、撮
影者は、ファインダー28を覗きながらズームボタン
(図示しない)を操作して、自分の望む撮影画角を選択し
被写体を撮影する。このとき、同図のようなカメラで
は、ファインダー視野と撮影範囲の関係は、図3に示す
ように変化する。すなわち、撮影距離(被写体距離)3m
でファインダー視野中心CFと撮影範囲中心を一致させ
たとしても被写体距離1mでは、ファインダー視野中心
CFと撮影範囲中心CP1にはずれが生じる。撮影レン
ズ26の焦点距離が長くなるほどこのずれは大きくな
り、同図に示すようにファインダー視野A内に撮影範囲
外Z(同図斜線部)が見えてしまう。これではファインダ
ー28で見えていたものがフィルムに写っていないこと
になり、目的とする被写体が写らない虞がある。
【0015】図1は本発明の一実施例を示し、カメラの
撮影レンズ、ファインダーレンズおよび制御手段の概略
構成図を示したものである。ファインダーレンズ系の光
軸18と撮影レンズ系の光軸1は、図2でも説明したよ
うに距離を隔てて位置している。撮影レンズ26は、前
方から順に、撮影レンズ系の光軸1に沿って移動して撮
影レンズ26の焦点距離を連続的に変更し、さらに焦点
調節を行うフォーカシングレンズ26a、撮影レンズ系
の光軸1に沿って移動して撮影レンズ26の焦点距離を
連続的に変更するバリエータレンズ26bのレンズ群よ
り配置されることにより構成されている。フォーカシン
グレンズ26aはヘリコイド筒4に支持されている。ス
テッピングモータからなり歯車を有するフォーカシング
モータ7は、ヘリコイド筒4の後方下部に設けられ、ヘ
リコイド筒4と互いに歯車で噛み合っている。
【0016】ヘリコイド筒4およびバリエータレンズ2
6bは後部に歯車を有するカム鏡筒5、固定筒6にそれ
ぞれ周知の構造で支持されている。ステッピングモータ
からなり歯車を有するズーム駆動モータ8は、カム鏡筒
5の後方下部に設けられ、カム鏡筒5の歯車と互いに噛
み合っている。カム鏡筒5の後部外筒部位には、バリエ
ータレンズ26bの移動位置を検出する図示しない位置
検出手段が設けられている。
【0017】シャッター9はフォーカシングレンズ26
aの後方に位置し、フォーカシングレンズ26aと共に
ヘリコイド筒4に支持されている。シャッター9の上部
にはシャッター9を作動させる歯車が設けられている。
歯車を有するシャッターモータ10は、シャッター9の
上部に設けられており、シャッター9の歯車と互いに噛
み合い周知の動作でシャッター9を開閉する。符号2は
撮影レンズ26の結像面を示す。
【0018】ファインダーレンズ19は、ファインダー
レンズ系の光軸18上に前方から順に、固定対物レンズ
19a、ファインダーレンズ系の光軸18に沿って移動
してファインダーレンズ19の焦点距離を連続的に変更
する可動レンズ19bおよび接眼レンズ19cのレンズ
群で配置されることにより構成されている。可動レンズ
19bは、後部に歯車を有するカム鏡筒20、対物レン
ズ固定筒21にそれぞれ周知の構造で支持されている。
ステッピングモータからなり歯車を有するファインダー
ズーム駆動モータ22は、カム鏡筒20の後方下部に設
けられ、カム鏡筒20の歯車と互いに噛み合っている。
カム鏡筒20の外筒部には、可動レンズ19bの位置を
検出する図示しない検出手段が設けられており、ファイ
ンダー倍率検出手段24を介して位置情報を制御手段1
7へ出力しフィードバックする。
【0019】ズームボタン15、制御手段17、ズーム
駆動手段12、ズーム駆動モータ8、カム鏡筒5、フォ
ーカシングレンズ26aおよびバリエータレンズ26b
がズーム駆動系を構成している。ズームボタン15、制
御手段17、ファインダー変倍手段23、ファインダー
ズーム駆動モータ22、カム鏡筒20および可動レンズ
19bがファインダー変倍系を構成している。レリーズ
ボタン16、制御手段17、測距手段25、フォーカシ
ング駆動手段11、フォーカシングモータ7、ヘリコイ
ド筒4およびフォーカシングレンズ26aがフォーカシ
ング駆動系を構成している。焦点距離検出手段13、制
御手段17、ズーム駆動手段12、ズーム駆動モータ
8、カム鏡筒5、フォーカシングレンズ26aおよびバ
リエータレンズ26bがズーム駆動補正系を構成してい
る。制御手段17、シャッター駆動手段14、シャッタ
ーモータ10およびシャッター9がシャッター駆動系を
構成している。
【0020】次に図1に基づいて各駆動系の動作につい
て説明する。ズーミング駆動系の動作は、以下のように
行われる。撮影者はファインダーを覗きながらズームボ
タン15を手動で押圧操作して、自分の望む撮影画角を
選択する。ズームボタン15を押圧すると制御手段17
にズーム信号が出力される。制御手段17はズーム信号
を入力し制御信号に変換して、ズーム駆動手段12に出
力する。ズーム駆動手段12は制御手段17の制御信号
を入力しズーム駆動モータ8の回動を制御する。フォー
カシングレンズ26aおよびバリエータレンズ26b
は、ズーム駆動モータ8と互いに歯車で噛み合っている
カム鏡筒5の回動に連動して、撮影レンズ系の光軸1に
沿ってそれぞれ所定の位置に移動し、ズーミングが行わ
れる。
【0021】ファインダー変倍系の動作は、以下のよう
に行われる。上述したズーミング駆動系の動作と同時
に、制御手段17は、ズームボタン15の押圧操作によ
って入力されたズーム信号をファインダー制御信号に変
換し、ファインダー変倍手段23に出力する。ファイン
ダー変倍手段23は、このファインダー制御信号の入力
によりファインダーズーム駆動モータ22の回動を制御
する。可動レンズ19bは、ファインダーズーム駆動モ
ータ22と互いに歯車で噛み合っているカム鏡筒20の
回動に連動して、ファインダーレンズ系の光軸18に沿
って移動し、ファインダーが変倍される。
【0022】フォーカシング駆動系の動作は、以下のよ
うに行われる。撮影者はズームボタン15を押圧操作し
た後、レリーズボタン16を押すと、レリーズ信号が制
御手段17に出力される。制御手段17はレリーズ信号
を入力し測距開始の信号に変換して、測距手段25に出
力する。測距手段25は測距開始の信号の入力によって
被写体距離Rを測距し、その測距結果(被写体距離R)を
制御手段17に出力する。制御手段17は、この被写体
距離Rに対応するフォーカシング移動量Xだけフォーカ
シングレンズ26aが移動するようにフォーカシング駆
動手段11に制御信号を出力する。フォーカシング駆動
手段11はこの制御信号を入力しフォーカシングモータ
7の回動動作を制御する。フォーカシングレンズ26a
は、フォーカシングモータ7と互いに歯車で噛み合って
いるヘリコイド筒4の前後動動作によって、撮影レンズ
系の光軸1に沿って移動しフォーカシングを行う。
【0023】ズーム駆動補正系の動作は、以下のように
行われる。焦点距離検出手段13は、上述したズーミン
グ駆動系の動作と同時に定まるバリエータレンズ26b
の移動位置を検出するカム鏡筒5の外筒部位に設けられ
た検出手段(図示しない)から、バリエータレンズ26b
の位置情報を入力し、焦点距離情報に変換して制御手段
17に出力する。制御手段17は、焦点距離検出手段1
3から出力される焦点距離情報を入力する。制御手段1
7は、この焦点距離情報を焦点距離Fに変換し、この焦
点距離Fと先に入力済の測距手段25の被写体距離Rと
によって、撮影範囲外がファインダー視野内にあるか否
かを判断し、撮影範囲外がファインダー視野内にある場
合は、撮影範囲内にファインダー視野が入るような撮影
レンズ26の焦点距離F1を求める。そして、制御手段
17は、その焦点距離F1になるようにズーム駆動手段
12に制御補正信号を出力する。ズーム駆動手段12
は、制御手段17から出力された制御補正信号を入力
し、ズーム駆動モータ8の回動動作を制御補正する。フ
ォーカシングレンズ26aおよびバリエータレンズ26
bは、ズーム駆動モータ8と互いに歯車で噛み合い制御
補正された回動に連動して、撮影レンズ系の光軸1に沿
って移動しズーミングを行う。このときのファインダー
視野Aと撮影範囲との関係は、図3に示すファインダー
視野Aと撮影レンズ26の焦点距離を短くしたときの撮
影範囲Bのようになり、ファインダー視野内に見えてい
る部分が撮影画面に写らなくなる不具合は解消される。
【0024】ズーム駆動補正動作の後、制御手段17
は、シャッター駆動手段14にシャッター駆動信号を出
力する。シャッター駆動手段14は、制御手段17から
のシャッター駆動信号の入力によってシャッターモータ
10の回動動作を制御する。シャッターモータ10は、
シャッター駆動手段14の信号を入力して回動し、互い
に歯車で噛み合い連動するシャッター9を、それぞれ周
知の測光手段および露光条件設定手段(共に図示しない)
によって決められた条件のもとで開閉する。
【0025】図4は、請求項2および請求項5記載の発
明の一実施例を示し、ファインダーの概略構成図を示し
たものである。ファインダー光学系には、前方から順
に、ファインダーレンズ系の光軸18に沿って移動して
ファインダーレンズ19の変倍を連続的に行う対物レン
ズ119b、対物レンズ119a、被写体の倒立像を反
転する像反転プリズム34および接眼レンズ19cが配
置されている。像反転プリズム34の後部には撮影レン
ズの中心を液晶で表示する表示LCD35が設けられて
いる。
【0026】対物レンズ119aおよび対物レンズ11
9bは、後部に歯車を有するカム鏡筒120、対物レン
ズ固定筒121に周知の構造でそれぞれ支持されてい
る。ステッピングモータからなり歯車を有するファイン
ダーズーム駆動モータ22は、カム鏡筒120の後方下
部に設けられ、カム鏡筒120の歯車と互いに噛み合っ
ている。したがって、図1で説明したファインダー変倍
系の動作と同じように、対物レンズ119aおよび対物
レンズ119bは、ファインダーズーム駆動モータ22
の回動に連動して、ファインダーレンズ系の光軸18に
沿ってそれぞれ所定の移動を行う。
【0027】レリーズボタン16、制御手段17、表示
LCD駆動手段37および表示LCD35が表示LCD
駆動系を構成している。表示LCD駆動系の動作を図1
および図4を参照しながら説明する。レリーズボタン1
6には、上述した各駆動系の動作の内、シャッター駆動
手段14にシャッター駆動信号が送られない半押し状態
が設定されている。この半押し状態では、上述した各駆
動系の動作に加えて制御手段17は、ズーム駆動補正系
の動作で得られた焦点距離Fおよび被写体距離Rから、
図5に示すファインダー視野内の撮影レンズ中心ターゲ
ットマーク39の位置を求める。制御手段17はさら
に、その位置情報を撮影レンズ中心ターゲットマーク3
9の位置表示信号に変換し、表示LCD駆動手段37に
出力する。表示LCD駆動手段37は、この位置表示信
号の入力によって表示LCD35の表示動作を制御し、
表示LCD35は撮影レンズ中心ターゲットマーク39
を表示する。
【0028】すなわち、請求項3記載の発明は、請求項
1および請求項4記載の発明とは以下に述べる点が異な
る。請求項1および請求項4記載の発明の制御手段17
は、「撮影範囲外がファインダー視野内にある場合は、
撮影範囲内にファインダー視野が入るような撮影レンズ
26の焦点距離F1を求める。」という機能を持つが、
請求項3記載の発明の制御手段17は、「撮影レンズ2
6とファインダーレンズ19が連動してズーミングした
ときに撮影範囲内にファインダー視野が入る撮影レンズ
26の焦点距離F1を求める。」という機能を持ってい
る。また、請求項1および請求項4記載の発明では、焦
点距離F1を求めた後、撮影レンズ26のみズーミング
していたが、請求項3記載の発明では、撮影レンズ26
のみでなくファインダーレンズ19も連動して変倍する
ものである。つまり、ファインダー倍率も変化させてフ
ァインダー視野における撮影レンズの中心ずれを小さく
し、撮影範囲内にファインダー視野が入るようにする。
したがって、例えば撮影レンズ26のズーミングとファ
インダーレンズ19との変倍動作が、メカ機構で連動し
ていてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項4記載の発明によれば、望遠側近距離撮影時に、フ
ァインダーで確認した被写体は、すべてフィルムに記録
することができ、目的とする被写体が写らない虞はなく
なる。さらに、制御手段としてマイクロコンピューター
を使用するので、カメラは小型化することができる。
【0030】請求項2および請求項5記載の発明によれ
ば、請求項1および請求項4記載の発明の効果に加え、
撮影者が事前にファインダーで撮影範囲の中心を確認す
ることができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1お
よび請求項4記載の発明の効果に加え、ファインダーで
フィルムに記録される被写体を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラの撮影レンズ、
ファインダーレンズおよび制御手段の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る一般的な35mmレンズシャッタ
ーカメラの概略正面図である。
【図3】本発明に係るファインダー視野と撮影範囲のパ
ララックスについての関係説明図である。
【図4】請求項2および請求項5記載の発明の一実施例
を示すファインダーの概略構成図である。
【図5】図4に示すファインダーの視野内の撮影レンズ
中心ターゲットマークの正面図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ系の光軸 11 フォーカシング駆動手段 12 ズーム駆動手段 13 焦点距離検出手段 17 制御手段 18 ファインダーレンズ系の光軸 19 ファインダーレンズ 23 ファインダー変倍手段 24 ファインダー倍率検出手段 25 測距手段 26 撮影レンズ 37 表示LCD駆動手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファインダーレンズ系の光軸と撮影レンズ
    系の光軸が異なり、群の移動によってファインダーレン
    ズの倍率および撮影レンズの焦点距離が可変であり、測
    距手段によって撮影距離を測定し、測定した撮影距離情
    報に基づいて自動的に合焦を行うカメラにおいて、望遠
    側近距離撮影時に前記撮影レンズの焦点距離を短くし、
    撮影範囲にファインダー視野を常に含むように、画角を
    広げることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカメラにおいて、レリーズ
    の半押し状態で得た撮影距離情報と焦点距離情報よりフ
    ァインダー視野内に撮影レンズの中心を表示することを
    特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】ファインダーレンズ系の光軸と撮影レンズ
    系の光軸が異なり、群の移動によってファインダーレン
    ズの倍率および撮影レンズの焦点距離が可変であり、測
    距手段によって撮影距離を測定し、測定した撮影距離情
    報に基づいて自動的に合焦を行うカメラにおいて、望遠
    側近距離撮影時に前記ファインダーレンズの倍率と前記
    撮影レンズの焦点距離を連動して小さくし、撮影範囲に
    ファインダー視野を常に含むように、画角を広げること
    を特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】系の光軸がそれぞれ異なるファインダーレ
    ンズおよび撮影レンズと、 前記撮影レンズの焦点距離情報を検出する焦点距離検出
    手段と、 前記撮影レンズを移動させるためのズーム駆動手段と、 被写体からの撮影距離を測定する測距手段と、 上記測距手段により測定した撮影距離情報に対応して決
    まるフォーカシング移動量に基づいて撮影レンズを合焦
    位置に移動させるフォーカシング駆動手段と、 前記ファインダーレンズの倍率情報を検出するファイン
    ダー倍率検出手段と、 前記ファインダーレンズを移動させるためのファインダ
    ー変倍手段とを設けたカメラにおいて、 望遠側近距離撮影時に前記撮影距離情報と前記焦点距離
    情報との入力によって撮影範囲外がファインダー視野内
    にあるか否かを判断し、撮影範囲外がファインダー視野
    内にある場合は、撮影範囲内に常にファインダー視野を
    入れるために前記撮影レンズの焦点距離を短くする情報
    を前記ズーム駆動手段に出力する制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のカメラにおいて、レリーズ
    の半押し状態で得た撮影距離情報と焦点距離情報の入力
    によって、ファインダー視野内に撮影レンズの中心位置
    を求めて表示させる情報を表示LCD駆動手段に出力す
    る制御手段を設けたことを特徴とするカメラ。
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