JPH05157335A - 空調制御装置のアドレス設定装置 - Google Patents

空調制御装置のアドレス設定装置

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JPH05157335A
JPH05157335A JP3324584A JP32458491A JPH05157335A JP H05157335 A JPH05157335 A JP H05157335A JP 3324584 A JP3324584 A JP 3324584A JP 32458491 A JP32458491 A JP 32458491A JP H05157335 A JPH05157335 A JP H05157335A
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signal
address
control unit
bit
air conditioning
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Masaharu Sogabe
正晴 曽我部
Kiyoshi Shima
喜芳 島
Keiichi Yoshizaka
圭一 吉坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】室内制御ユニットのアドレス設定を簡易に且つ
高精度で行えるようにする。 【構成】リモコン(3)には、シリアル番号の各ビット
に1が設定されているか否かの確認信号を出力するビッ
ト確認手段(31a)が設けられている。更に、1ビッ
ト列の全確認信号に対して最後に応答信号を出力した室
内制御ユニット(2)にアドレス設定信号を出力するア
ドレス設定手段(31b)と、全室内制御ユニット
(2)のアドレス設定を実行させるアドレス実行手段
(31c)とが設けられている。一方、室内制御ユニッ
ト(2)には、上記確認信号に対して各ビット毎に1が
設定されていると応答信号を出力する応答出力手段(2
1a)が設けられている。更に、0が設定されているビ
ットの確認信号に対して他の空調制御ユニット(2)よ
り応答信号が出力されるとアドレス設定を放棄するアド
レス放棄手段(21b)と、アドレス書込み手段(21
c)とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コントローラと空調制
御ユニットとを備えた空調制御装置のアドレス設定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置には、特開平2−
85634号公報に開示されているように、複数台の室
内ユニットをそれぞれ制御する複数台の室内制御ユニッ
トに1台のリモコンが接続され、該リモコンと各室内制
御ユニットとの間で運転信号等の制御信号を授受して空
調運転を制御するようにしているものがある。
【0003】そして、上記室内制御ユニットとリモコン
との間においては、室内制御ユニットにアドレスを設定
して、室内ユニットの異常信号や風向信号等を送受信す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空調制御装置
において、従来、アドレス設定は、室内制御ユニットに
設けられたディップスイッチで行っていた。従って、各
室内制御ユニット毎に手動で設定しているため、アドレ
ス設定に手間を要し、施工性に欠けるという問題があっ
た。
【0005】また、作業者が各室内制御ユニット毎に1
台づつ設定しなければならないので、誤設定が生ずる場
合があり、この誤設定が生じると、正常な伝送を行うこ
とができず、快適な空調運転を行えないという問題があ
った。
【0006】更に、パーティションの変更等で室内ユニ
ットの増設等が行われた際、アドレスの再設定に手間を
要し、且つ誤設定が生ずるという問題があった。
【0007】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、空調制御ユニットのアドレス設定を簡易に且つ高精
度で行えるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、コントローラと空調制御
ユニットとの間で自動的にアドレス設定を行えるように
したものである。
【0009】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、1台のコントローラ
(3)に伝送路(4)を介して接続された空調制御ユニ
ット(2)に、予め設定された空調制御ユニット(2)
毎の異なるシリアル番号を所定長さのビット列で記憶す
る番号記憶手段(24)が設けられ、上記コントローラ
(3)と空調制御ユニット(2)との間で制御信号を授
受して空調運転を制御する空調制御装置を対象としてい
る。
【0010】そして、上記コントローラ(3)には、上
記ビット列の各ビットに1が設定されているか否かを確
認するための確認信号をビット列の全ビットに対応して
出力するビット確認手段(31a)と、該ビット確認手
段(31a)の1ビット列の全確認信号に対して最後に
応答信号を出力した空調制御ユニット(2)にアドレス
設定信号を出力するアドレス設定手段(31b)と、上
記応答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のアド
レス設定が終了するまで上記ビット確認手段(31a)
及びアドレス設定手段(31b)の出力動作を繰返し実
行させるアドレス実行手段(31c)とが備えられてい
る。
【0011】一方、上記空調制御ユニット(2)には、
上記確認信号に対して、上記番号記憶手段(24)のビ
ット列に基づき各ビット毎に1が設定されていると応答
信号を出力する応答出力手段(21a)と、上記ビット
列のうち0が設定されているビットの確認信号に対して
他の空調制御ユニット(2)より応答信号が出力される
と、1つのアドレス設定に対して応答出力手段(21
a)を無応答状態に保持してアドレス設定を放棄するア
ドレス放棄手段(21b)と、上記コントローラ(3)
からアドレス設定信号を受信すると、該アドレス設定信
号の設定アドレスを書込み、上記確認信号に対して応答
出力手段(21a)を無応答状態に保持するアドレス書
込み手段(21c)とが備えられた構成としている。
【0012】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、図2に示すように、請求項1の発明と同様に空調制
御装置を対象としている。
【0013】そして、コントローラ(3)には、ビット
列に対応するビットを順に増加して該ビットにより構成
される各ビットデータの一致確認信号を順次出力するビ
ット一致確認手段(31d)と、該一致確認信号に対す
る空調制御ユニット(2)からの応答信号が正常か否か
を判定する応答判定手段(31e)と、該応答判定手段
が正常を判定した応答信号を出力した空調制御ユニット
(2)に対してアドレス設定信号を出力するアドレス設
定手段(31f)とが備えられている。
【0014】一方、空調制御ユニット(2)には、上記
一致確認信号に対して、該一致確認信号のビットデータ
と上記番号記憶手段(24)のビット列のビット状態と
が一致していると、該シリアル番号の応答信号を出力す
る応答出力手段(21d)と、上記コントローラ(3)
からアドレス設定信号を受信すると、該アドレス設定信
号の設定アドレスを書込み、上記一致確認信号に対して
応答出力手段(21d)と無応答状態に保持するアドレ
ス書込み手段(21e)とが備えられた構成としてい
る。
【0015】また、請求項3に係る発明が講じた手段
は、図3に示すように、請求項1の発明と同様に空調制
御装置を対象としている。
【0016】そして、コントローラ(3)には、空調制
御ユニット(2)に対してシリアル番号の応答信号を要
求するための要求信号を出力する番号要求手段(31
g)と、該要求信号に対して空調制御ユニット(2)の
応答信号を受信すると、該応答信号のシリアル番号に対
応した空調制御ユニット(2)に対してアドレス設定信
号を出力するアドレス設定手段(31h)と、上記応答
信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のアドレス設
定が終了するまで上記番号要求手段(31g)及びアド
レス設定手段(31h)の出力動作を繰返し実行させる
アドレス実行手段(31i)とが備えられている。
【0017】一方、空調制御ユニット(2)には、上記
要求信号に対して番号記憶手段(24)に記憶したシリ
アル番号の応答信号を出力する応答出力手段(21f)
と、上記伝送路(4)を監視して応答信号の衝突を検出
すると、該伝送路(4)の送信可能状態を判別して上記
応答出力手段(21f)に応答信号を再送させる再送信
手段(21g)と、上記コントローラ(3)からアドレ
ス設定信号を受信すると、該アドレス設定信号の設定ア
ドレスを書込み、上記要求信号に対して応答出力手段
(21f)を無応答状態に保持するアドレス書込み手段
(21h)とが備えられた構成としている。
【0018】また、請求項4に係る発明が講じた手段
は、図4に示すように、請求項1の発明と同様に空調制
御装置を対象としている。
【0019】そして、コントローラ(3)には、空調制
御ユニット(2)に対してビット列の各ビット毎に1が
設定されているか否かを確認するための確認信号を出力
するビット確認手段(31j)と、該確認信号に対し
て、空調制御ユニット(2)の応答信号を受けたビット
に1を、無応答のビットに0をそれぞれ設定して処理ビ
ット列を特定し、該処理ビット列のデータ信号を上記確
認信号と共に出力するデータ出力手段(31k)と、該
データ出力手段(31k)の処理ビット列により特定さ
れるシリアル番号の空調制御ユニット(2)にアドレス
設定信号を出力するアドレス設定手段(31l)と、上
記応答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のアド
レス設定が終了するまで上記ビット確認手段(31
j)、データ出力手段(31k)及びアドレス設定手段
(31l)の出力動作を繰返し実行させるアドレス実行
手段(31m)とが備えられている。
【0020】一方、空調制御ユニット(2)には、上記
番号記憶手段(24)のビット列に基づいて上記確認信
号に応答したビットに1が設定され且つデータ信号出力
手段のデータ信号の処理ビット列と番号記憶手段(2
4)のビット列のビット状態とが一致していると応答信
号を出力する応答出力手段(21i)と、上記コントロ
ーラ(3)からアドレス設定信号を受信すると、該アド
レス設定信号の設定アドレスを書込み、上記確認信号に
対して応答出力手段(21i)を無応答状態に保持する
アドレス書込み手段(21j)とが備えられた構成とし
ている。
【0021】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、空調制御ユニット(2)の番号記憶手段(24)
には、各空調制御ユニット(2)毎にシリアル番号が設
定記憶されており、例えば、24ビットで記憶されてい
る。
【0022】そこで、コントローラ(3)のビット確認
手段(31a)が、各ビットに1が設定されているか否
かの確認信号を空調制御ユニット(2)に送信する。該
確認信号に対して、空調制御ユニット(2)の応答出力
手段(21a)は、上記番号記憶手段(24)のビット
列に基づいてビットに1が設定されていると応答信号を
送信すると共に、アドレス放棄手段は、伝送路(4)を
監視して自己のビットに0が設定されている際、他の空
調制御ユニット(2)が応答信号を送信すると、1のア
ドレス設定に対してアドレス設定を放棄する。
【0023】そして、上記コントローラ(3)のアドレ
ス設定手段(31b)は、ビット列の全確認信号に対し
て最後に応答信号を送信した空調制御ユニット(2)に
対してアドレス設定信号を送信し、アドレス実行手段
(31c)は、空調制御ユニット(2)の応答信号に基
づいて全空調制御ユニット(2)にアドレスを設定する
まで上記ビット確認手段(31a)及びアドレス設定手
段(31b)を繰返し実行させる。
【0024】一方、上記空調制御ユニット(2)のアド
レス書込み手段(21c)は、上記アドレス設定信号の
アドレスを書込み、上記確認信号に対して無応答状態を
保持させる。これにより、アドレスを自動的に設定して
いる。
【0025】また、請求項2に係る発明では、コントロ
ーラ(3)のビット一致確認手段(31d)が、各ビッ
トを順に増加して構成されるビットデータの一致確認信
号を空調制御ユニット(2)に送信する。該一致確認信
号に対して、空調制御ユニット(2)の応答出力手段
(21d)は、ビットデータと自己のビット列のビット
状態が一致していると、応答信号を送信する。そして、
上記コントローラ(3)の応答判定手段(31e)は、
室内制御ユニットからの応答信号が正常か否かを判定
し、つまり、複数台の空調制御ユニット(2)が応答信
号を送信すると、応答信号が異常になるので、該応答信
号の正常を判定している。該応答判定手段(31e)
が、応答信号の正常を判定すると、アドレス設定手段
(31f)が、正常応答信号の空調制御ユニット(2)
にアドレス設定信号を送信する。
【0026】一方、上記空調制御ユニット(2)のアド
レス書込み手段(21e)は、アドレス設定信号のアド
レスを書込み、上記一致確認信号に対して無応答状態を
保持し、これにより、アドレスが自動的に設定される。
【0027】また、請求項3に係る発明では、コントロ
ーラ(3)の番号要求手段(31g)が、空調制御ユニ
ット(2)に対してシリアル番号の応答信号の送信を要
求する要求信号を送信する。該要求信号に対して、空調
制御ユニット(2)の応答出力手段(21f)は、シリ
アル番号を送信すると共に、再送信手段(21g)が、
伝送路(4)を監視し、複数の空調制御ユニット(2)
が応答信号を送信して該応答信号が衝突すると、該衝突
を検出し、送信可能を判別して、上記応答出力手段(2
1f)にシリアル番号を再送させ、また、衝突によりデ
ータ優先度の高い空調制御ユニット(2)が勝残ること
になる。そして、上記コントローラ(3)のアドレス設
定手段(31h)は、空調制御ユニット(2)から応答
信号を受信すると、アドレス設定信号を送信し、アドレ
ス実行手段(31i)は、空調制御ユニット(2)の応
答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)にアドレス
を設定するまで上記番号要求手段(31g)及びアドレ
ス設定手段(31h)を繰返し実行させる。
【0028】一方、上記空調制御ユニット(2)のアド
レス書込み手段(21h)は、アドレス設定信号のアド
レスを書込み、上記要求信号に対して無応答状態を保持
し、これにより、アドレスが自動的に設定される。
【0029】また、請求項4に係る発明では、コントロ
ーラ(3)のビット確認手段(31j)が、各ビットに
1が設定されているか否かの確認信号を空調制御ユニッ
ト(2)に送信すると共に、データ出力手段(31k)
が、空調制御ユニット(2)からの応答信号を受けたビ
ットに1を設定して処理ビット列を特定し、該処理ビッ
ト列のデータ信号を出力する。そして、上記確認信号と
データ信号に対して、空調制御ユニット(2)の応答出
力手段(21i)は、上記番号記憶手段(24)のビッ
ト列に基づいてビットに1が設定され、且つデータ信号
と自己のビット列のビット状態が一致していると応答信
号を送信する。
【0030】更に、上記コントローラ(3)のアドレス
設定手段(31l)は、上記データ出力手段で特定され
るシリアル番号の空調制御ユニット(2)に対してアド
レス設定信号を送信し、アドレス実行手段(31m)
は、空調制御ユニット(2)の応答信号に基づいて全空
調制御ユニット(2)にアドレスを設定するまで上記ビ
ット確認手段(31j)、データ出力手段(31k)及
びアドレス設定手段(31l)を繰返し実行させる。
【0031】一方、上記空調制御ユニット(2)のアド
レス書込み手段(21j)は、上記アドレス設定信号の
アドレスを書込み、上記確認信号に対して無応答状態を
保持させる。これにより、アドレスを自動的に設定して
いる。
【0032】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
コントローラ(3)と空調制御ユニット(2)との間で
アドレスを自動的に設定するようにしたために、アドレ
ス設定を容易に行うことができると共に、施工性の向上
を図ることができる。
【0033】更に、アドレスの誤設定を防止し、高精度
なアドレス設定を行うことができるので、正常が伝送を
確保することができ、快適な空調運転を実行させること
ができる。
【0034】その上、パーティションの変更に対しても
アドレス設定を容易にし、且つ誤設定を確実に防止する
ことができる。
【0035】また、請求項2に係る発明によれば、確認
信号に対して空調制御ユニット(2)が重複している
と、応答信号が異常になることを利用したために、シリ
アル番号のビット列の全ビットを確認する必要がないの
で、アドレス設定時間を短縮することがで、通常処理へ
の移行を迅速に行うことができる。
【0036】また、請求項3に係る発明によれば、空調
制御ユニット(2)が応答信号の衝突を検出するように
したために、コントローラ(3)からの送信を少なくす
ることができるので、精度のよいアドレス設定を行うこ
とができると共に、アドレス設定時間を短縮することが
で、通常処理への移行を迅速に行うことができる。
【0037】また、請求項4に係る発明によれば、コン
トローラ(3)が空調制御ユニット(2)からの応答信
号によってシリアル番号を特定するようにしたために、
空調制御ユニット(2)が伝送路(4)を監視する必要
がないので、通信の信頼性を向上させることができると
共に、ソフト作成を容易にすることができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0039】図5及び図6に示すように、(1)は、室
外ユニットを制御する室外制御ユニット、(2)は、室
内ユニットを制御する室内制御ユニットであって、該室
外制御ユニット(1)には複数台の室内制御ユニット
(2)が接続されると共に、1台のリモコン(3)には
複数台(最大16台)の室内制御ユニット(2)が伝送
路(4)を介して接続されている。
【0040】上記室外制御ユニット(1)は、CPU
(11)と、該CPU(11)に接続された伝送回路部
(12)とを備え、該伝送回路部(12)が伝送路
(4)を介して各室内制御ユニット(2)に接続され、
該室内制御ユニット(2)との間で空調負荷等の制御信
号を授受している。
【0041】また、上記室内制御ユニット(2)は、C
PU(21)と、該CPU(21)に接続された伝送回
路部(22,23)とを備えた空調制御ユニットであっ
て、該伝送回路部(22)が伝送路(4)を介して室外
制御ユニット(1)に接続される一方、上記伝送回路部
(23)が伝送路(4)を介してリモコン(3)に接続
され、室内ユニットの異常信号や風向信号等の制御信号
を室内制御ユニット(2)とリモコン(3)との間で授
受している。
【0042】更に、上記リモコン(3)は、CPU(3
1)と、該CPU(31)に接続された伝送回路部(3
2)と、上記CPU(31)に接続されて運転表示等を
行う表示部(33)と、上記CPU(21)に接続され
て運転信号等を入力する操作部(34)とを備えたコン
トローラであって、上記伝送回路部(32)が各室内制
御ユニット(2)に接続されている。
【0043】一方、本発明の特徴として、上記室内制御
ユニット(2)には、EEPROM(24)が設けられてお
り、該EEPROM(24)は、各室内制御ユニット(2)毎
に予めシリアル番号が記憶されて、番号記憶手段を構成
している。そして、該シリアル番号は、所定長さのビッ
ト列である24ビットで構成され、例えば、製造出荷時
等において上記各室内制御ユニット(2)毎に異なるシ
リアル番号が設定されている。
【0044】また、上記リモコン(3)のCPU(3
1)には、ビット確認手段(31a)と、アドレス設定
手段(31b)と、アドレス実行手段(31c)とが設
けられている。そして、該ビット確認手段(31a)
は、上記ビット列の各ビットに1が設定されているか否
かを確認するための確認信号をビット列の全ビットに対
応して出力し、上記アドレス設定手段(31b)は、該
ビット確認手段(31a)の1ビット列の全確認信号に
対して最後に応答信号を出力した室内制御ユニット
(2)にアドレス設定信号を出力するように構成されて
いる。更に、上記アドレス実行手段(31c)は、応答
信号に基づいて全室内制御ユニット(2)のアドレス設
定が終了するまで上記ビット確認手段(31a)及びア
ドレス設定手段(31b)の出力動作を繰返し実行させ
るように構成され、また、上記表示部(33)には、該
アドレス実行手段(31c)がアドレス設定を終了する
まで設定動作中を示す表示灯等が設けられている。
【0045】一方、上記室内制御ユニット(2)のCP
U(21)には、応答出力手段(21a)と、アドレス
放棄手段(31b)と、アドレス書込み手段(21c)
とが設けられている。そして、該応答出力手段(21
a)は、上記確認信号に対して、上記EEPROM(24)の
ビット列に基づき各ビット毎に1が設定されていると応
答信号を出力し、また、上記アドレス放棄手段(21
b)は、上記ビット列のうち0が設定されているビット
の確認信号に対して他の室内制御ユニット(2)より応
答信号が出力されると、1つのアドレス設定に対して応
答出力手段(21a)を無応答状態に保持してアドレス
設定を放棄するように構成されている。更に、上記アド
レス書込み手段(21c)は、上記リモコン(3)から
アドレス設定信号を受信すると、該アドレス設定信号の
設定アドレスを書込むと共に、上記確認信号に対して応
答出力手段(21a)を無応答状態に保持するように構
成されている。
【0046】次に、上記室内制御ユニット(2)のアド
レス設定動作について図7及び図8に基づき説明する。
【0047】先ず、上記リモコン(3)の設定動作につ
いて説明する。図7に示すように、電源を投入してスタ
ートすると、ビットカウントnとアドレスナンバADR と
ステータスカウントSTとをそれぞれ0にイニシャル処理
した後、ステップST1において、アドレス設定完了確認
コマンドを送信し、ステップST2において、室内制御ユ
ニット(2)からの応答信号があったか否かを判定す
る。
【0048】このアドレス設定完了確認コマンドに対し
て、各室内制御ユニット(2)は、アドレスが設定され
ている場合には何ら応答せずに無応答状態を保持するの
で、上記リモコン(3)は、応答信号があると、ステッ
プST2の判定がNOとなり、通常制御の処理を実行する
一方、室内制御ユニット(2)からの応答信号がある
と、少なくとも1台の室内制御ユニット(2)にはアド
レスが設定されていないので、ステップST2の判定がY
ESとなり、ステップST3に移ることになる。
【0049】このステップST3においては、オートアド
レス開始コマンドを送信し、ステップST4に移る。該ス
テップST4において、シリアル番号のビット列の最上位
ビットから各ビットナンバnのビットに1が設定されて
いるか否かを確認するための確認コマンド(確認信号)
を出力する。その後、ステップST5に移り、 100msのタ
イマTMをセットして、ステップST6に移り、室内制御ユ
ニット(2)からステータス(応答信号)が送信された
か否かを判定し、該ステータスが送信されるまで、ステ
ップST7に移り、タイマTMがタイムアップしたか否かを
判定し、タイムアップするまで上記ステップST6に戻る
ことになる。
【0050】そして、上記ステップST5でセットしたタ
イマTMがタイムアップするまでに、室内制御ユニット
(2)からのステータスを受信すると、上記ステップST
6よりステップST8に移り、ステータスカウントSTを1
つインクリメントし、ステップST9においてビットナン
バnを1つインクリメントする。
【0051】その後、ステップST10に移り、ビットナン
バnが24以上になったか否かを判定し、上記シリアル
番号が24ビットであるので、ビットナンバnが24に
なるまで、上記ステップST4に戻り、上述の動作を繰返
すことになる。
【0052】続いて、上記ビットナンバnが24になる
と、上記ステップST10からステップST11に移り、ビット
カウンタnを0にリセットしてステップST12に移り、ス
テータスカウンタSTが0であるか否かを判定し、上記ス
テップST6において、ステータスを受信していると、ス
テップST12の判定がNOとなり、ステップST13に移り、
設定するアドレスナンバADR のアドレス設定コマンド
(アドレス設定信号)を送信してステップST14に移り、
アドレスナンバADR を1つインクリメントして上記ステ
ップST4に戻り、上述の動作を繰返すことになる。
【0053】つまり、上記ステップST4からステップST
14において、1つのアドレスを設定することになり、そ
の際、24ビットの確認コマンドに対して最後にステー
タスを送信した室内制御ユニット(2)に1のアドレス
を設定し、順に各室内制御ユニット(2)にアドレスを
設定することになる。
【0054】尚、上記ステップST12において、ステータ
スカウントSTが0であるときには、判定がYESとな
り、ステップST15において、アドレスナンバADR が0で
あるか否かを判定し、0であるときにはスタートにリタ
ーンする一方、0でないときには、全ての室内制御ユニ
ット(2)にアドレスが設定され、確認コマンドに対し
てステータスが送信されないことになり、通常処理に移
ることになる。
【0055】次に、上記室内制御ユニット(2)のアド
レス設定動作について説明すると、図8に示すように、
電源の投入時において、先ず、ステップST20でアドレス
の設定が完了しているか否かを判定し、アドレスが設定
されていないときにはステップST21に移り、リモコン
(3)から上記ステップST1のアドレス設定完了確認コ
マンドを受信したか否かを判定する。そして、該アドレ
ス設定完了確認コマンドを受信すると、ステップST22に
移り、ステータスを送信してステップST23に移る一方、
アドレスが設定されている場合、又はアドレス設定完了
確認コマンドを受信していない場合は、上記ステップST
20及びステップST21からステップST23に移り、リモコン
(3)から上記ステップST3のオートアドレス開始コマ
ンドを受信したか否かを判定する。
【0056】その後、上記ステップST23においては、オ
ートアドレス開始コマンドを受信するまで待機し、該オ
ートアドレス開始コマンドを受信すると、ステップST24
に移り、アドレスが設定されていると、該アドレスデー
タを消去してステップST25に移ることになる。このステ
ップST25において、リモコン(3)より上記ステップST
4のビットナンバnの確認コマンドを受信したか否かを
判定し、該確認コマンドを受信するまで該ステップST25
に待機して、確認コマンドを受信すると、ステップST26
に移る。このステップST26においては、上記確認コマン
ドのビットナンバnに対応して、EEPROM(24)に記憶
しているシリアル番号のビット列におけるビットナンバ
nのビットに1が設定されているか否かを判定する。
【0057】そして、上記確認コマンドのビットナンバ
nに対応した自己のシリアル番号のビットに1が設定さ
れていると、上記ステップST26からステップST27に移
り、応答信号であるステータスをリモコン(3)に送信
する。その後、ステップST28に移り、ビットナンバnが
24になったか否かを判定し、24になるまで、ステッ
プST25に戻り、上述の動作を繰返す。つまり、シリアル
番号のビット列は0又は1が設定されているので、1が
設定されているビットの確認コマンドに対してのみステ
ータスを送信する。
【0058】一方、上記ステップST26において、ビット
ナンバnのビットに0が設定されていると、判定がNO
になり、ステップST29に移り、他の室内制御ユニット
(2)がステータスを送信したか否かを判定し、他の室
内制御ユニット(2)がステータスを送信しないと、ス
テップST30に移り、次の確認コマンドを受信したか否か
を判定し、該確認コマンドを受信するまでステップST29
に戻り、確認コマンドを受信すると、上記ステップST26
に戻ることになる。
【0059】更に、上記ステップST29において、他の室
内制御ユニット(2)がステータスを送信すると、判定
がYESとなって、ステップST31に移り、ビットナンバ
nが24になったか否かを判定し、24になるまで、ス
テップST32に移り、次の確認コマンドを受信したか否か
を判定し、該確認コマンドを受信するまで、ステップST
32に待機し、確認コマンドを受信すると、ステップST31
に戻ると共に、該ステップST31において、ビットナンバ
nが24になると判定がYESとなってステップST26に
戻ることになる。
【0060】つまり、本実施例の特徴として、ビットナ
ンバnの確認コマンドに対して、EEPROM(24)に記憶
しているシリアル番号におけるビットナンバnのビット
が0であるときには、ステータスを出力せず、しかも、
該確認コマンドに対して他の室内制御ユニット(2)が
ステータスを送信すると、現在、リモコン(3)が設定
しようとしているアドレスの設定権を放棄して、現在設
定しようとしているアドレスの確認コマンドに対してス
テータスを送信することなく、無応答状態を保持し、次
のアドレス設定の確認コマンドに対して再度、ステータ
スを送信することになる。
【0061】その後、上記ステップST28において、ビッ
トナンバnが24になると、判定がYESとなり、ステ
ップST33に移り、リモコン(3)より上記ステップST13
のアドレス設定コマンドを受信したか否かを判定し、該
アドレス設定コマンドを受信するまで、該ステップST33
に待機して、アドレス設定コマンドを受信すると、ステ
ップST34に移り、アドレス設定コマンドのアドレスをEE
PROM(24)に書込み、通常処理に移ることになり、該
アドレスに基づいて送受信を行うことなる。
【0062】従って、上記実施例によれば、リモコン
(3)と室内制御ユニット(2)との間でアドレスを自
動的に設定するようにしたために、アドレス設定を容易
に行うことができると共に、施工性の向上を図ることが
できる。
【0063】更に、アドレスの誤設定を防止し、高精度
なアドレス設定を行うことができるので、正常が伝送を
確保することができ、快適な空調運転を実行させること
ができる。
【0064】その上、パーティションの変更に対しても
アドレス設定を容易にし、且つ誤設定を確実に防止する
ことができる。
【0065】図9乃至図11は、請求項2に係る発明の
実施例を示している。本実施例は、室内制御ユニット
(2)からの応答信号が正常である場合に、アドレスを
設定するようにしたものである。
【0066】つまり、図3に示すように、上記リモコン
(3)のCPU(31)には、ビット一致確認手段(3
1d)と、応答判定手段(31e)と、アドレス設定手
段(31f)とが設けられている。そして、該ビット一
致確認手段(31d)は、上記ビット列に対応するビッ
トを順に増加して該ビットにより構成される各ビットデ
ータの一致確認信号を順次出力し、上記応答判定手段
(31e)は、該一致確認信号に対する室内制御ユニッ
ト(2)からの応答信号が正常か否かを判定するように
構成されている。更に、上記アドレス設定手段(31
f)は、該応答判定手段(31e)が正常を判定した応
答信号を出力した室内制御ユニット(2)に対してアド
レス設定信号を出力するように構成されている。
【0067】一方、上記室内制御ユニット(2)のCP
U(21)には、応答出力手段(21d)と、アドレス
書込み手段(21e)とが設けられている。そして、該
応答出力手段(21d)は、上記一致確認信号に対し
て、該一致確認信号のビットデータと上記EEPROM(2
4)のビット列のビット状態とが一致していると、該シ
リアル番号の応答信号を出力し、上記アドレス書込み手
段(21e)は、リモコン(3)からアドレス設定信号
を受信すると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書
込み、上記一致確認信号に対して応答出力手段(21
d)を無応答状態に保持するように構成されている。
【0068】そこで、先ず、リモコン(3)のアドレス
設定動作について説明する。図9及び図10に示すよう
に、ステップST40において、電源を投入してスタートし
た後、ステップST41に移り、イニシャル処理をし、4ビ
ットのビット配列NとアドレスNNとを0に設定して、ス
テップST42に移り、アドレス設定完了コマンドを送信
し、ステップST43に移り、タイマTMをセットする。その
後、ステップST44に移り、室内制御ユニット(2)から
応答信号が送信されたか否かを判定し、該応答信号を受
信するまでステップST45に移り、タイムアップしたか否
かを判定し、タイムアップするまでステップST43に戻
る。そして、このタイマTMがタイムアップするまでの間
に応答信号が送信されると、上記ステップST44の判定が
YESとなり、ステップST46に移り、アドレスリセット
コマンドを送信する。
【0069】その後、ステップST46に移り、ビットデー
タであるビット配列Nの一致確認コマンド(一致確認信
号)を送信し、ステップST48に移り、タイマTMをセット
して、ステップST49に移り、室内制御ユニット(2)か
らの応答信号が送信されたか否かを判定し、該応答信号
が送信されるまで、ステップST50に移り、タイマTMがタ
イムアップしたか否かを判定して、タイムアップするま
で上記ステップST48に戻ることになる。そして、上記タ
イマTMがタイムアップするまでに、室内制御ユニット
(2)の応答信号が送信されると、上記ステップST49の
判定がYESとなり、ステップST51に移り、応答信号が
正常が否かを判定する。
【0070】つまり、上記シリアル番号の最下位ビット
から4桁の4ビットからなるビット配列Nが送信される
と、各室内制御ユニット(2)は、EEPROM(24)に記
憶しているシリアル番号の最下位ビットから4桁のビッ
ト状態が一致していると、応答信号を出力する。そし
て、4桁のビット状態が一致している室内制御ユニット
(2)が複数台存在していると、具体的に、4桁目まで
のビット状態が一致して5桁目以上の上位ビットが異な
っている室内制御ユニット(2)が応答信号を出力する
ことになり、その際、応答信号が重複して異常な応答信
号となるので、リモコン(3)はパリティチェック等に
より異常を検出することになる。逆に、正常な応答信号
を受信すると、上記ビット配列Nと一致するシリアル番
号が設定された室内制御ユニット(2)は1台であり、
具体的に、例えば、最下位ビットから4桁のビットが00
00のシリアル番号の室内制御ユニット(2)は1台であ
ることをリモコン(3)は認識できることになる。
【0071】そこで、上記ステップST51において、室内
制御ユニット(2)からの応答信号が正常な場合、上記
ビット配列Nと一致するシリアル番号の室内制御ユニッ
ト(2)は1台であるので、判定がYESとなり、ステ
ップST52に移り、この1台の室内制御ユニット(2)に
ビット配列Nと設定アドレスとを備えたアドレス設定コ
マンド(アドレス設定信号)を送信し、ステップST53に
移り、アドレスNNを1つインクリメントし、ステップST
54においてビット配列Nを1つインクリメントしてステ
ップST55に移ることになる。そして、該ステップST55に
おいて、ビット配列Nがオーバーフローして0000になっ
たか否かを判定し、オーバーフローするまで上記ステッ
プST47に戻り、上述した動作を繰返し、インクリメント
していく各ビット配列Nに一致するシリアル番号の室内
制御ユニット(2)に順次アドレス設定コマンドを送信
する。また、上記ステップST50において、タイマTMがタ
イムアップすると、現在のビット配列Nと一致するシリ
アル番号の室内制御ユニット(2)が存在しないか、又
は現在のビット配列Nと一致するシリアル番号の室内制
御ユニット(2)はアドレスが設定されていることにな
り、判定がYESとなり、上記ステップST54に移ること
になる。また、上記ステップST55おいて、ビット配列N
がオーバーフローすると、4桁目までのビット配列Nと
一致するシリアル番号の室内制御ユニット(2)は全て
アドレスが設定されたことになり、つまり、全室内制御
ユニット(2)のアドレス設定が完了したことになり、
判定がYESとなり、通常処理に移ることになる。
【0072】一方、上記ステップST51において、室内制
御ユニット(2)からの応答信号が異常な場合、4桁の
ビット配列Nとビット状態が同じ室内制御ユニット
(2)が複数台存在し、5桁目以上の上位ビットが異な
っていることになるので、判定がNOとなり、ステップ
ST56に移ることになる。そして、このステップST56にお
いて、上記ビット配列Nに5桁目の上位ビットを追加し
てステップST57に移り、この追加ビットに0を設定し
て、ステップST58に移り、このビット配列Nの一致確認
コマンドを送信し、ステップST59において、タイマTMを
セットする。
【0073】その後、ステップST60に移り、室内制御ユ
ニット(2)からの応答信号が送信されたか否かを判定
し、送信されるまで、ステップST61に移り、タイマTMが
タイムアップしたか否かを判定して、タイムアップする
まで上記ステップST60に戻ることになる。そして、上記
タイマTMがタイムアップするまでに、室内制御ユニット
(2)の応答信号が送信されると、上記ステップST60の
判定がYESとなり、ステップST62に移り、応答信号が
正常が否かを判定する。
【0074】続いて、該ステップST62において、室内制
御ユニット(2)からの応答信号が正常な場合、現在の
ビット配列Nとシリアル番号のビット状態が一致する室
内制御ユニット(2)が1台であると認識できるので、
判定がYESとなり、ステップST63に移り、アドレス設
定コマンドを送信し、ステップST64に移り、アドレスNN
を1つインクリメントしてステップST65に移ることにな
る。また、上記室内制御ユニット(2)からの応答信号
が異常な場合は、現在のビット配列Nとシリアル番号の
ビット状態が一致する室内制御ユニット(2)が複数台
あることを認識し、つまり、6桁目以上の上位ビットn
が異なる室内制御ユニット(2)が複数台存在し、上記
ステップST62からステップST65に移ることになる。更に
また、上記ステップST61において、室内制御ユニット
(2)からの応答信号なないままにタイマTMがタイムア
ップすると、現在のビット配列Nに一致するシリアル番
号の室内制御ユニット(2)は存在しないか、又は、既
にアドレス設定が完了しているので、判定がYESとな
り、ステップST66に移り、応答無しビットをセットして
ステップST65に移ることになる。
【0075】次いで、上記ステップST65において、追加
ビットを反転して1をセットし後、ステップST67からス
テップST73までにおいて、上記ステップST58からステッ
プST64までと同様に、追加ビットを1にしたビット配列
Nについて応答信号の正常を判定する。つまり、このビ
ット配列Nの一致確認コマンドを送信してタイマTMをセ
ットし、室内制御ユニット(2)からの応答信号が送信
されたか否かを判定して、タイムアップするまでに、室
内制御ユニット(2)の応答信号が送信されると、該応
答信号が正常が否かを判定する。そして、室内制御ユニ
ット(2)からの応答信号が正常な場合、現在のビット
配列Nとシリアル番号のビット状態が一致する室内制御
ユニット(2)が1台であると認識できるので、アドレ
ス設定コマンドを送信し、アドレスNNを1つインクリメ
ントすることになる。
【0076】その後、ステップST74において、データに
異常があるか否かを判定し、上記ステップST62で異常を
判定していると、判定がYESとなり、また、上記ステ
ップST71で室内制御ユニット(2)からの応答信号が異
常な場合は、現在のビット配列Nとシリアル番号のビッ
ト配列が一致する室内制御ユニット(2)が複数台ある
ことを認識し、上記ステップST74及びステップST71から
ステップST75移り、応答無しビットをリセットしてステ
ップST56に戻って更に追加ビットを加えることになる。
【0077】また、上記追加ビットを加えたビット配列
Nにおいて、上記ステップST63又はステップST72におい
て、該ビット配列Nに一致したシリアル番号の室内制御
ユニット(2)にアドレスを設定した場合、該室内制御
ユニット(2)からの応答信号が正常となるので、上記
ステップST74から上記ステップST54に戻ることになる。
つまり、再度、上述の動作を行い、4桁のビット配列N
に戻り、次のビット配列N、例えば、0001のビット配列
Nについて一致する室内制御ユニット(2)が存在する
か否かを確認することになる。
【0078】また、上記ステップST70において、タイマ
TMのタイムアップまでに室内制御ユニット(2)からの
応答信号を受信しない場合には、現在のビット配列Nに
一致するシリアル番号の室内制御ユニット(2)は存在
しないか、又は、既にアドレス設定が完了しているの
で、判定がYESとなり、ステップST76に移り、応答無
しビットをセットして、ステップST77に移り、応答無し
ビットがセットされているか否かを判定する。
【0079】そして、上記ステップST66及びステップST
75において、応答無しビットがセットされているときに
は、現在のビット配列Nと一致するシリアル番号の室内
制御ユニット(2)は既にアドレスが設定されているこ
とになるので、ステップST76から上述したステップST54
に戻ることになる。
【0080】また、上記ステップST70においてのみ応答
無しビットがセットされているときには、ステップST77
の判定がNOとなり、上記ステップST74に移り、上記ス
テップST56に戻って更に追加ビットを加えることにな
る。
【0081】その後、上記ステップST56において、6桁
目の追加ビットを加えたビット配列Nにおいて、上述し
た動作を繰返すことになり、しかも、図示しないが、6
桁目のビットnについて上述の動作を行うと共に、5桁
目のビットnについても同様に行い、順に24ビットま
で1と0との組合わせについて行うことになる。つま
り、先ず、4桁のビット配列Nの1つについてシリアル
番号が重複する室内制御ユニット(2)が存在すると、
追加ビットを順次加えて、その重複する室内制御ユニッ
ト(2)にアドレスを設定した後、再度、4桁のビット
配列Nに戻り、上述した動作を繰返して順に各室内制御
ユニット(2)にアドレスを設定することになる。
【0082】次に、上記室内制御ユニット(2)のアド
レス設定動作について説明すると、図11に示すよう
に、先ず、ステップST80において、電源を投入してスタ
ートした後、ステップST81に移り、EEPROM(24)のデ
ータを読込む。その後、ステップST82に移り、アドレス
の設定が完了しているか否かを判定し、該アドレスが設
定されているときには、通常処理を行うことになり、上
述したように、リモコン(3)から上記ステップST47等
の一致確認コマンド等に対して無応答状態を保持するこ
とになる。
【0083】一方、上記アドレスが設定されていないと
きには、上記ステップST82の判定がNOとなり、ステッ
プST83に移り、リモコン(3)からステップST47、ステ
ップST58及びステップST68の一致確認コマンドを受信し
たか否かを判定する。そして、該一致確認コマンドを受
信すると、ステップST83からステップST84に移り、一致
確認コマンドのビット配列NとEEPROM(24)に記憶し
ている自己のシリアル番号のビット状態とが一致してい
るか否かを判定する。そして、ビット状態が一致してい
ると、上記ステップST84からステップST85に移り、該自
己のシリアル番号を応答信号としてリモコン(3)に送
信する。
【0084】続いて、ステップST86に移り、アドレス設
定コマンドを受信したか否かを判定し、該アドレス設定
コマンドを受信するまで、上記ステップST83に戻ること
になる。つまり、上述したように、リモコン(3)は、
一致確認コマンドを送信すると、室内制御ユニット
(2)からの応答信号が正常に受信したか否かを判定し
て、正常な場合にはアドレス設定コマンドを送信するの
で、上記室内制御ユニット(2)は、応答信号を送信し
てアドレス設定コマンドを受信しないときには、リモコ
ン(3)の一致確認コマンドのビット配列Nと同一のビ
ット状態の室内制御ユニット(2)か存在することにな
り、次の一致確認コマンドの送信を待つことになる。
【0085】そして、室内制御ユニット(2)は、上記
リモコン(3)からの一致確認コマンドに対してビット
状態が一致する毎にシリアル番号の応答信号を送信し、
該リモコン(3)からのアドレス設定コマンドを受信す
ると、上記ステップST86において、判定がYESとな
り、ステップST87に移り、アドレスが一致しているか否
かを判定する。つまり、上記リモコン(3)からのアド
レス設定コマンドは、設定するアドレスと共に、正常に
受信したシリアル番号が付加されているので、室内制御
ユニット(2)はこのシリアル番号が一致していると、
ステップST87からステップST88に移り、リモコン(3)
からのアドレスをEEPROM(24)に書込み、通常処理に
移り、該アドレスに基づいて送受信を行うことになる。
【0086】また、上記ステップST83及びステップST84
において、上記リモコン(3)から一致確認コマンドを
受信しない場合、及びビット配列Nと自己のシリアル番
号のビット状態が一致しない場合は、判定がNOとな
り、ステップST86に移り、次の一致確認コマンドを待つ
ことになる。また、上記ステップST87において、シリア
ル番号が一致しない場合には、判定がNOとなってステ
ップST83に戻ることになる。
【0087】従って、上記実施例によれば、確認コマン
ドに対して室内制御ユニット(2)が重複していると、
応答信号が異常になることを利用したために、シリアル
番号のビット列の全ビットを確認する必要がないので、
アドレス設定時間を短縮することがで、通常処理への移
行を迅速に行うことができる。
【0088】図12乃至図15は、請求項3に係る発明
の実施例を示している。本実施例は、室内制御ユニット
(2)が衝突検知をして送信可能を判断した室内制御ユ
ニット(2)のみがシリアル番号を送信するようにした
ものである。
【0089】つまり、図3に示すように、上記リモコン
(3)のCPU(31)には、番号要求手段(31g)
と、アドレス設定手段(31h)と、アドレス実行手段
(31i)とが設けられている。そして、該番号要求手
段(31g)は、上記室内制御ユニット(2)に対して
シリアル番号の応答信号を要求するための要求信号を出
力し、また、上記アドレス設定手段(31h)は、該要
求信号に対して室内制御ユニット(2)の応答信号を受
信すると、該応答信号のシリアル番号に対応した室内制
御ユニット(2)に対してアドレス設定信号を出力する
ように構成されている。更に、上記アドレス実行手段
(31i)は、応答信号に基づいて全室内制御ユニット
(2)のアドレス設定が終了するまで上記番号要求手段
(31g)及びアドレス設定手段(31h)の出力動作
を繰返し実行させるように構成されている。
【0090】一方、上記室内制御ユニット(2)のCP
U(21)には、応答出力手段(21f)と、再送信手
段(21g)と、アドレス書込み手段(21h)とが設
けられている。そして、該応答出力手段(21f)は、
上記要求信号に対してEEPROM(24)に記憶したシリア
ル番号の応答信号を出力し、また、上記再送信手段(2
1g)は、上記伝送路(4)を監視して応答信号の衝突
を検出すると、該伝送路(4)の送信可能状態を判別し
て上記応答出力手段(21f)に応答信号を再送させる
ように構成されている。更に、上記アドレス書込み手段
(21h)は、リモコン(3)からアドレス設定信号を
受信すると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書込
み、上記要求信号に対して応答出力手段(21f)を無
応答状態に保持するように構成されている。
【0091】そこで、先ず、リモコン(3)のアドレス
設定動作について説明する。図12及び図14に示すよ
うに、ステップST100において、電源を投入してスター
トした後、ステップST101に移り、イニシャル処理を
し、ビット配列NとアドレスNNとを0に設定して、ステ
ップST102に移り、アドレス設定完了コマンドを送信
し、ステップST103に移り、タイマTMをセットする。そ
の後、ステップST104に移り、室内制御ユニット(2)
から応答信号が送信されたか否かを判定し、該応答信号
が送信されるまでステップST105に移り、タイムアップ
したか否かを判定し、タイムアップするまで、ステップ
ST103に戻る。そして、このタイマTMがタイムアップす
るまでの間に応答信号が送信されると、上記ステップS
T104の判定がYESとなり、ステップST106に移り、ア
ドレスリセットコマンドを送信する。
【0092】その後、このアドレスリセットコマンドに
よって各室内制御ユニット(2)のアドレスをリセット
させた後、ステップST107に移り、各室内制御ユニット
(2)にシリアル番号の送信を要求する要求コマンド
(要求信号)を送信する。次いで、ステップST108に移
り、タイマTMをセットして、ステップST109に移り、室
内制御ユニット(2)からの応答信号が送信されたか否
かを判定し、送信されるまでステップST110に移り、タ
イマTMがタイムアップしたか否かを判定して、タイムア
ップするまで上記ステップST109に戻ることになる。そ
して、上記タイマTMがタイムアップするまでに、室内制
御ユニット(2)の応答信号が送信されると、上記ステ
ップST109の判定がYESとなり、ステップST111に移
り、応答信号が正常が否かを判定する。
【0093】この応答信号が正常でない場合は、ステッ
プST107に戻り、再度、要求コマンドを送信する一方、
応答信号が正常である場合には、ステップST112に移
り、該応答信号のシリアル番号のうち下位1バイト目を
検出する。
【0094】つまり、上記各室内制御ユニット(2)
は、伝走路を監視して、応答信号の衝突検知を行ってお
り、この衝突を検知すると、下位1バイト目において、
送信するシリアル番号のビット順に最下位ビットから最
上位ビットに向かってハイ信号を多数送信する室内制御
ユニット(2)が勝残り、この勝残った室内制御ユニッ
ト(2)がシリアル番号の応答信号を送信するので、上
記リモコン(3)は、この送信状態で勝残った室内制御
ユニット(2)の応答信号のみを受信することになる。
【0095】続いて、上記ステップST112からステップ
ST113に移り、リモコン(3)は、受信したシリアル番
号の次の1バイトの送信を要求する要求コマンドを送信
する。そして、ステップST114からステップST117にお
いて、上記ステップST108からステップST111までと同
様に、タイマTMをセットして、室内制御ユニット(2)
からの応答信号の送信を待ち、応答信号が送信される
と、該応答信号が正常が否かを判定する。
【0096】そして、この応答信号が正常な場合は、つ
まり、この2バイト目について、上記1バイト目と同様
に送信に勝残った室内制御ユニット(2)の応答信号が
正常であると、ステップST118に移り、応答信号のシリ
アル番号のうち下位から2バイト目を検出する。
【0097】続いて、上記ステップST118からステップ
ST119に移り、該ステップST119からステップST124に
おいて、上記ステップST113からステップST118と同様
に、リモコン(3)は、受信したシリアル番号の次の1
バイトの送信を要求する要求コマンドを送信し、タイマ
TMをセットして、室内制御ユニット(2)からの応答信
号の送信を待ち、応答信号が送信されると、該応答信号
が正常が否かを判定する。
【0098】そして、この応答信号が正常な場合は、つ
まり、送信に勝残った室内制御ユニットの応答信号が正
常であると、応答信号のシリアル番号のうち下位から3
バイト目を検出する。
【0099】その後、ステップST125に移り、検出した
シリアル番号の室内制御ユニット(2)に対して、アド
レス設定コマンド(アドレス設定信号)を送信し、ステ
ップST126に移り、正常な受信か否かを判定する。つま
り、アドレス設定コマンドを送信すると、受信した室内
制御ユニット(2)から正常受信のステータスが送信さ
れるので、この正常なステータスを受信するまでステッ
プST125に戻ることになる。そして、上記ステータスを
受信すると、ステップST127に移り、設定するアドレス
NNを1つインクリメントし、上記ステップST107に戻
り、次のアドレスに対して上述と同様に設定動作を行
い、順次各室内制御ユニット(2)に対してアドレスNN
を設定する。
【0100】そして、全ての室内制御ユニット(2)に
対してアドレスの設定が完了すると、上記ステップST1
10において、要求コマンドに対して何れの室内制御ユニ
ット(2)もシリアル番号を送信しないので、タイマTM
がタイムアップし、判定がYESとなって通常処理を行
うことになる。
【0101】次に、上記室内制御ユニット(2)のアド
レス設定動作について説明すると、図15に示すよう
に、先ず、ステップST130において、電源を投入してス
タートした後、ステップST131に移り、EEPROM(24)
のデータを読込む。その後、ステップST132に移り、ア
ドレスの設定が完了しているか否かを判定し、該アドレ
スが設定されているときには、通常処理を行うことにな
り、上述したように、リモコン(3)から上記ステップ
ST107の要求コマンド等に対して無応答状態を保持する
ことになる。
【0102】一方、上記アドレスが設定されていないと
きには、上記ステップST132の判定がNOとなり、ステ
ップST133に移り、リモコン(3)からステップST10
7、ステップST113及びステップST119の要求コマンド
を受信したか否かを判定する。そして、該要求コマンド
を受信すると、ステップST133からステップST134に移
り、シリアル番号の下位1バイト目の送信要求か否かを
判定し、下位1バイト目の送信要求の場合は、ステップ
ST135を飛ばしてステップST136に移り、EEPROM(2
4)に記憶しているシリアル番号の応答信号を送信す
る。
【0103】このステップST136において、各室内制御
ユニット(2)は、再送信手段(21g)と備えている
ので、リモコン(3)との間の伝送路(4)を監視し
て、他の室内制御ユニット(2)の応答信号との衝突が
あったか否かを検知している。そして、該応答信号の衝
突を検出すると、下位1バイト目において、送信するシ
リアル番号のビット順に最下位ビットから最上位ビット
に向かってハイ信号を多数送信する室内制御ユニット
(2)が勝残り、この勝残った室内制御ユニット(2)
がシリアル番号の応答信号をリモコン(3)に送信する
ことになる。従って、下位1バイト目において、ハイ信
号を多数送信する室内制御ユニット(2)が複数台存在
する場合、つまり、下位1バイト目のビット状態が同じ
室内制御ユニット(2)が複数台存在する場合は、複数
台が勝残ることになる。
【0104】続いて、上記ステップST136からステップ
ST137に移り、リモコン(3)からアドレス設定コマン
ドを受信したか否かを判定し、該アドレス設定コマンド
を受信するまで、ステップST133に戻ることになる。つ
まり、上述したように、上記リモコン(3)は、1バイ
トづつの要求コマンドを送信するので、先ず、下位1バ
イト目の送信に勝残った室内制御ユニット(2)におい
ても、リモコン(3)はアドレス設定コマンドを送信し
ないことから、該室内制御ユニット(2)は、上記ステ
ップST137からステップST133に戻り、次の1バイト目
の要求コマンドを待つことになる。
【0105】そして、下位1バイト目の送信に勝残った
室内制御ユニット(2)は、上記ステップST134では判
定がNOとなり、ステップST135に移り、2バイト目の
要求コマンドに対して、該要求コマンドに付加されてい
る1バイト目のシリアル番号が一致しているか否かを判
定し、一致している場合には、上述したようにステップ
ST136において、衝突検知しつつ勝残った室内制御ユニ
ット(2)が2バイト目のシリアル番号を送信すること
になる。
【0106】その後、再度、ステップST137において、
アドレス設定コマンドを受信したか否かを判定し、現在
は2バイト目であることから上記ステップST133に戻る
ことになる。そして、2バイト目の送信に勝残った室内
制御ユニット(2)は上記ステップST133からステップ
ST136の動作をシリアル番号の3バイト目について行う
ことになる。
【0107】この3バイト目の送信に勝残る室内制御ユ
ニット(2)は1台であるので、リモコン(3)は、こ
の室内制御ユニット(2)に対してアドレス設定コマン
ドを送信し、室内制御ユニット(2)は、このアドレス
設定コマンドを受信すると、上記ステップST137の判定
がYESとなり、ステップST138に移り、該アドレス設
定コマンドに付加して送信されるシリアル番号が一致し
ているか否かを判定する。そして、このシリアル番号が
一致していると、ステップST138からステップST139に
移り、EEPROM(24)にアドレス設定コマンドのアドレ
スを書込むことになり、通常処理に移り、該アドレスに
基づいて送受信を行うことなる。
【0108】従って、上記実施例によれば、室内制御ユ
ニット(2)が応答信号の衝突を検出するようにしたた
めに、リモコン(3)からの送信を少なくすることがで
きるので、精度のよいアドレス設定を行うことができる
と共に、アドレス設定時間を短縮することがで、通常処
理への移行を迅速に行うことができる。
【0109】図16乃至図24は、請求項4に係る発明
の実施例を示している。本実施例は、室内制御ユニット
(2)がリモコン(3)からの送信信号のみを判定して
アドレスを書込むようにしたものである。
【0110】つまり、図3に示すように、上記リモコン
(3)のCPU(31)には、ビット確認手段(31
j)と、データ出力手段(31k)と、アドレス設定手
段(31l)と、アドレス実行手段(31m)とが設け
られている。そして、該ビット確認手段(31j)は、
上記室内制御ユニット(2)に対してビット列の各ビッ
ト毎に1が設定されているか否かを確認するための確認
信号を出力し、また、上記データ出力手段(31k)
は、該確認信号に対して、室内制御ユニット(2)の応
答信号を受けたビットに1を、無応答のビットに0をそ
れぞれ設定して処理ビット列を特定し、該処理ビット列
のデータ信号を上記確認信号と共に出力するように構成
されている。更に、上記アドレス設定手段(31l)
は、データ信号出力手段の処理ビット列により特定され
るシリアル番号の室内制御ユニット(2)にアドレス設
定信号を出力し、また、上記アドレス実行手段(31
m)は、応答信号に基づいて全室内制御ユニット(2)
のアドレス設定が終了するまで上記ビット確認手段(3
1j)、データ信号出力手段(31k)及びアドレス設
定手段(31l)の出力動作を繰返し実行させるように
構成されている。
【0111】一方、上記室内制御ユニット(2)のCP
U(21)には、応答出力手段(21i)と、アドレス
書込み手段(21j)とが設けられている。そして、該
応答出力手段(21i)は、上記EEPROM(24)のビッ
ト列に基づいて上記確認信号に応答したビットに1が設
定され且つデータ信号出力手段のデータ信号の処理ビッ
ト列と番号記憶手段(24)のビット列のビット状態と
が一致していると応答信号を出力し、また、上記アドレ
ス書込み手段(21j)は、リモコン(3)からアドレ
ス設定信号を受信すると、該アドレス設定信号の設定ア
ドレスを書込み、上記確認信号に対して応答出力手段
(21意)を無応答状態に保持するように構成されてい
る。
【0112】そこで、先ず、リモコン(3)のアドレス
設定動作について説明する。図16及び図20に示すよ
うに、電源を投入してスタートした後、ステップST140
において、イニシャル処理し、アドレスリセットリトラ
イカウンタRTと、第1一致カウンタCK1及び第2一致カ
ウンタCK2とを0に設定した後、ステップST141に移
り、アドレス完了確認コマンドを送信してステップST1
42に移り、タイマTMをセットしてステップST143に移
り、ヘッダを検出したか否かを判定する。つまり、伝送
方式をAMI方式とし、室内制御ユニット(2)は上記
アドレス完了確認コマンドに対してアドレスが未設定の
ときには未設定ステータスを送信するので、該室内制御
ユニット(2)が未設定ステータスを送信すると、必ず
ヘッダを検出することができることになり、該ヘッダを
検出するまで、ステップST144に移り、タイマTMがタイ
ムアップしたか否かを判定し、タイムアップするまでス
テップST143に移ることになる。
【0113】そして、上記ヘッダを検出すると、上記ス
テップST143からステップST146に移り、上記第2一致
カウンタCK2がセットされているか否かを判定し、一回
目のヘッダ検出ではセットされていないので、ステップ
ST147において、第2一致カウンタCK2をセットしてス
テップST141に移ることになり、上述の動作を繰返すこ
とになる。
【0114】また、上記ヘッダを検出することなくタイ
マTMがタイムアップすると、上記ステップST144からス
テップST148に移り、上記第1一致カウンタCK1がセッ
トされているか否かを判定し、一回目ではセットされて
いないので、ステップST149において、第1一致カウン
タCK1をセットしてステップST141に移ることになり、
上述の動作を繰返すことになる。
【0115】つまり、上記ヘッダの検出及び無検出の何
れに対しても、2回の検出動作を行い、2回の検出或い
は無検出を判定すると、ヘッダ検出時にはステップST1
46からステップST150に移り、また、ヘッダの無検出時
にはステップST148からアドレス設定完了確認モードに
移ることになる。
【0116】そして、上記ステップST150において、上
記両一致カウンタCK1,2をリセットした後、ステップ
ST151に移り、アドレスリセットコマンドを送信し、ス
テップST152において、アドレスリセット完了確認コマ
ンドを送信し、ステップST153において、タイマTMをセ
ットする。その後、ステップST154に移り、ヘッダを検
出したか否かを判定し、ヘッダを検出するまで、ステッ
プST155において、タイマTMがタイムアップしたか否か
を判定して、タイムアップするまでステップST154に戻
ることになる。
【0117】すなわち、上記室内制御ユニット(2)の
うち1台でもアドレスが設定されていないときには、全
ての室内制御ユニット(2)のアドレスをリセットす
る。そして、リモコン(3)のアドレスリセット完了確
認コマンドに対して室内制御ユニット(2)は、アドレ
スが設定されていると、正常受信ステータスを送信し、
アドレスが設定されていないときには何ら応答しないの
で、上記タイマTMがタイムアップすると、ステップST1
55からステップST156に移り、第1一致カウンタCK1が
セットされているか否かを判定し、セットされていない
ときにはステップST157に移り、第1一致カウンタCK1
をセットしてステップST151に戻り、上述の動作を繰返
し、2回のアドレスリセット完了確認コマンドに対して
何らの応答がないときにはステップST156からアドレス
設定モードに移ることになる。
【0118】また、上記ステップST154においてリモコ
ン(3)はヘッダを検出すると、つまり、室内制御ユニ
ット(2)から正常受信ステータスが送信されると、何
らかの異常を判定することになり、ステップST158に移
り、第1一致カウンタCK1をリセットすると共に、アド
レスリセットリトライカウンタRTを1つインクリメント
してステップST159に移り、該アドレスリセットリトラ
イカウンタRTが6以上になったか否かを判定し、6回に
なるまでステップST151に戻ることになる。そして、上
記アドレスリセット完了確認コマンドに対して、6回続
けてヘッダを検出すると、ステップST159からステップ
ST160に移り、システム異常の処理を行うことになる。
【0119】一方、上記各室内制御ユニット(2)のア
ドレスをリセットすると、アドレス設定モードの処理を
開始し、図18に示すように、先ず、ステップST170に
おいて、アドレスナンバADR と、ビットカウントNと、
エラーカウントErrとを0に設定してステップST171に
移り、シリアル番号のビット列の各ビットに対応するビ
ットN確認コマンドを送信し、ステップST172に移り、
タイマTMをセットし、ステップST173に移り、ヘッダを
検出したか否かを判定する。そして、ヘッダを検出する
まで、ステップST174に移り、タイマTMがタイムアップ
したか否かを判定し、タイムアップするまでステップS
T173に戻ることになる。
【0120】その後、上記ヘッダを検出すると、ステッ
プST173からステップST175に移り、24ビットの確認
が終了したか否かを判定し、シリアル番号の24ビット
の確認が終了するまで、ステップST176に移り、ビット
カウントNを1つインクリメントし、ステップST171に
戻り、上述の動作を繰返すことになる。
【0121】すなわち、本実施例の特徴として、ビット
N確認コマンドは、図28に示すように、オペレーショ
ン02Hに確認ビットA(確認信号)とシリアル番号のデ
ータ信号B,C,Dとが付加されてなり、該確認ビット
Aは、図29に示し、各室内制御ユニット(2)に対し
て、シリアル番号の各ビット毎に1が設定されているか
否かの応答を求めるように構成される一方、シリアル番
号のデータ信号B,C,Dは、図30に示し、該ビット
N確認コマンドに対して何れかの室内制御ユニット
(2)からの応答信号を受信すると、該応答信号のあっ
たビットに1を設定し、無応答のビットに0を設定し、
処理ビット列を特定する。従って、上記ビットN確認コ
マンドは、特定した処理ビット列のデータ信号B,C,
Dと共に、ビットに1が設定されているか否かの確認信
号を送信している。
【0122】上記ビットN確認コマンドによりシリアル
番号の24ビットの確認を終了すると、処理ビット列が
24ビットになり、1のシリアル番号が特定されたこと
になるので、上記ステップST175の判定がYESとな
り、ステップST177に移り、シリアル番号を示す3バイ
トのデータ信号B,C,Dが全て0か否かを判定し、全
てが0であるときには、1つのヘッダをも検出できなか
ったので、アドレス設定完了確認モードに移ることにな
る。
【0123】一方、上記シリアル番号を示すデータ信号
B,C,Dの何れかのビットが1に設定されているとき
には、ステップST177からステップST178に移り、シリ
アル番号と設定するアドレスとのアドレス設定コマンド
(アドレス設定信号)を送信し、ステップST179に移
り、タイマTMをセットしてステップST180に移ることに
なる。このアドレス設定コマンドは、図31に示すよう
に、オペレーション03Hに設定アドレスEと、特定され
たシリアル番号のデータ信号B,C,Dとが付加されて
なり、該設定アドレスEは、図32に示すように、8ビ
ットで構成されている。
【0124】上記ステップST180において、アドレス設
定コマンドを送信すると、シリアル番号が一致する室内
制御ユニット(2)から正常受信ステータスが送信され
るので、この正常受信ステータスを受信するまで、ステ
ップST181に移り、上記タイマTMがタイムアップしたか
否かを判定し、タイムアップするまでステップST180に
戻ることになる。そして、上記受信ステータスを受信す
ると、ステップST180からステップST182に移り、デー
タが正常か否かを判定し、正常であるときには、ステッ
プST183に移り、アドレスナンバADR が16以上か否か
を判定する。つまり、室内制御ユニット(2)は16台
接続可能であるので、アドレスナンバADR は0から15
までであり、16になるまで、ステップST184に移り、
アドレスナンバADR を1つインクリメントし、ビットカ
ウンタN及びエラーカウンタErrを0にセットして、上
記ステップST171に戻ることになり、上述の動作を繰返
して次のアドレスEを設定することになる。
【0125】また、上記ステップST181において、タイ
ムアップすると、ステップST185に移り、エラーカウン
タErrが7以上になったか否かを判定し、7になるまで
ステップST186に移り、該エラーカウンタErrを1つイ
ンクリメントしてステップST178に戻ることになる。そ
して、上記エラーカウンタErrが7以上になると、ステ
ップST185からステップST151のイニシャルに戻ること
になる。
【0126】また、上記ステップST183において、アド
レスナンバADR が16以上になると、ステップST187に
移り、過接続フラグをセットしてアドレス設定完了確認
モードに移ることになる。
【0127】上記アドレス設定完了確認モードにおいて
は、図20に示すように、ステップST190において、ア
ドレスナンバADR 及びエラーカウントErrをリセットし
てステップST191に移り、室内制御ユニット(2)に対
し、図33に示すように、オペレーション04Hにアドレ
スEが付加されてなるシリアル番号の要求コマンドを送
信し、ステップST192において、タイマTMをセットして
ステップST193に移ることになる。このステップST193
において、上記要求コマンドに対して室内制御ユニット
(2)がシリアル番号を送信するので、該シリアル番号
を受信したか否かを判定し、シリアル番号を受信するま
でステップST194に移り、上記タイマTMがタイムアップ
したか否かを判定し、タイムアップするまでステップS
T193に戻ることになる。
【0128】その後、上記室内制御ユニット(2)から
シリアル番号を受信すると、ステップST195に移り、デ
ータが正常か否かを判定し、該データが正常であると、
ステップST196に移り、認識したアドレスナンバADR が
16以上か否かを判定し、16になるまでステップST1
97に移り、アドレスナンバADR を1つインクリメントす
ると共に、エラーカウントErrをリセットしてステップ
ST191に戻り、上述の動作を繰返すことになる。そし
て、上記ステップST196において、認識したアドレスナ
ンバADR が16になると、アドレス設定が終了したこと
になるので、通常モードに移ることになる。
【0129】また、上記ステップST194において、タイ
ムアップすると、ステップST198に移り、エラーカウン
タErrが7以上になったか否かを判定し、7になるまで
ステップST199に移り、該エラーカウンタErrを1つイ
ンクリメントしてステップST191に戻ることになる。そ
して、上記エラーカウンタErrが7以上になると、ステ
ップST198からステップST151のイニシャルに戻ること
になる。
【0130】次に、上記室内制御ユニット(2)のアド
レス設定動作について説明すると、図21に示すよう
に、先ず、電源が投入されると、ステップST200におい
て、EEPROM(24)からデータを読み出し、自己のアド
レスとシリアル番号とを取出す。続いて、ステップST2
01において、データを受信しているか否かを判定し、デ
ータを受信するまでステップSTに戻って待機する一方、
受信すると、ステップST202に移り、受信したデータが
正常か否かを判定し、正常でない場合にはステップST01
に戻り、正常である場合にはステップST203に移ること
になる。
【0131】このステップST203において、上記リモコ
ン(3)からアドレス完了確認コマンドを受信したか否
かを判定し、上記ステップST141におけるアドレス完了
確認コマンドを受信すると、アドレス完了処理を行い、
図22に示すように、ステップST210において、アドレ
スが設定済みか否かを判定し、設定済みである場合には
上記ステップST201に戻る一方、設定されていない場合
にはステップST211において、未設定ステータスを送信
して上記ステップST201に戻ることになる。
【0132】また、上記ステップST203において、リモ
コン(3)からアドレス完了確認コマンドを受信してい
ないときには、判定がNOとなり、ステップST204に移
り、リモコン(3)からのアドレスリセットコマンドを
受信したか否かを判定し、上記ステップST151における
アドレスリセットコマンドを受信すると、アドレスリセ
ット処理を行い、図23に示すように、ステップST220
において、アドレスをリセットしてステップST201に戻
ることになる。
【0133】また、上記ステップST204において、リモ
コン(3)からアドレスリセットコマンドを受信してい
ないときには、判定がNOとなり、ステップST205に移
り、リモコン(3)からのアドレスリセット完了確認コ
マンドを受信したか否かを判定し、上記ステップST152
におけるアドレスリセット完了確認コマンドを受信する
と、アドレスリセット完了処理を行い、図24に示すよ
うに、ステップST230において、アドレスが設定済みか
否かを判定する。そして、該アドレスが設定済みである
場合には、ステップST231に移り、正常受信ステータス
を送信してステップST201に戻す一方、上記アドレスが
設定されていない場合には、正常受信ステータスを送信
することなくステップST230からステップST201に戻る
ことになる。
【0134】また、上記ステップST205において、リモ
コン(3)からアドレスリセット完了確認コマンドを受
信していないときには、判定がNOとなり、ステップS
T206に移り、リモコン(3)からのビットN確認コマン
ドを受信したか否かを判定し、上記ステップST171にお
けるビットN確認コマンドを受信すると、ビット確認処
理を行うことになる。
【0135】該ビット確認処理は、本実施例における室
内制御ユニット(2)の特徴とするところであり、図2
5に示すように、先ず、ステップST240において、上記
リモコン(3)からのビットN確認コマンドにおけるビ
ットに対して、EEPROM(24)に記憶されているシリア
ル番号のビットに1が設定されているか否かを判定す
る。そして、該ビットnに0が設定されているときに
は、室内制御ユニット(2)は何らの応答をすることな
く上記ステップST201に戻ることになる。
【0136】一方、上記ビットN確認コマンドのビット
nに1が設定されている場合には、上記ステップST240
からステップST241に移り、シリアル番号が一致してい
るか否かを判定することになる。つまり、上記ビットN
確認コマンドは、上述したように各ビットに1が設定さ
れているか否かの確認ビットBと、確認済みの処理ビッ
ト列のデータ信号B,C,Dとを備えているので、この
処理ビット列のデータ信号B,C,Dと自己のシリアル
番号のうち処理ビット列に対応する部分とが一致してい
るか否かを判定する。そして、自己のシリアル番号がデ
ータ信号B,C,Dに一致している場合には、ステップ
ST241からステップST242に移り、アドレスが設定済み
か否かを判定し、未だアドレスが設定されていないとき
には、ステップST243に移り、応答信号であるビット検
出ステータスを送信して、ステップST201に戻ることに
なる。
【0137】また、ステップST241において、自己のシ
リアル番号が処理ビット列に一致していない場合には、
何らビット検出ステータスを送信することなくステップ
ST201に戻り、また、上記ステップST242において、既
にアドレスが設定されている場合においても何らビット
検出ステータスを送信することなくステップST201に戻
ることになる。
【0138】従って、上記室内制御ユニット(2)は、
リモコン(3)のビットN確認コマンドに対して、シリ
アル番号のビットが1に設定されていて、且つ処理ビッ
ト列が一致しているときのみ応答信号であるビット検出
ステータスを送信する。そして、上述したように、リモ
コン(3)は、このビット検出ステータスを受けて、2
4ビットのシリアル番号を最下位ビットから順に特定
し、最上位ビットになると、1つのシリアル番号を特定
することになる。
【0139】また、上記ステップST206において、リモ
コン(3)からビットN確認コマンドを受信していない
ときには、判定がNOとなり、ステップST207に移り、
リモコン(3)からのアドレス設定コマンドを受信した
か否かを判定し、上記ステップST178におけるアドレス
設定確認コマンドを受信すると、アドレス設定処理を行
い、図26に示すように、ステップST250において、シ
リアル番号が一致しているか否かを判定する。そして、
上記アドレス設定コマンドは、上述したように、設定す
るアドレスEと特定されたシリアル番号のデータ信号
B,C,Dとを備えているので、室内制御ユニット
(2)はこのシリアル番号と自己のシリアル番号とが一
致しているときにはステップST251に移り、既にアドレ
スが設定されているか否かを判定し、未だに設定されて
いないときにはステップST252に移り、アドレス設定コ
マンドのアドレスをEEPROM(24)に格納する。
【0140】その後、ステップST253に移り、正常受信
ステータスを送信してステップST201に戻る一方、上記
ステップST250及びステップST251において、シリアル
番号が一致していないとき、また、アドレスが設定され
ているときには、それぞれ直接ステップST201に戻るこ
とになる。
【0141】また、上記ステップST207において、リモ
コン(3)からアドレス設定コマンドを受信していない
ときには、判定がNOとなり、ステップST208に移り、
リモコン(3)からのシリアル番号の要求コマンドを受
信したか否かを判定し、上記ステップST191における要
求コマンドを受信すると、アドレス送信処理を行い、図
27に示すように、ステップST260において、既にアド
レスが設定されているか否かを判定する。そして、該ア
ドレスが設定されている場合にはステップST261に移
り、自己のアドレス宛か否かを判定し、上記要求コマン
ドには、上述したように、設定したアドレスEが付加さ
れているので、室内制御ユニット(2)は設定されたア
ドレスと一致していると、ステップST262に移り、自己
のシリアル番号を送信してステップST201に戻ることに
なり、このシリアル番号をリモコン(3)は、上記ステ
ップST196等において、受けて全ての室内制御ユニット
(2)にアドレスを設定したか否かを判定している。
【0142】また、上記ステップST260及びステップS
T261において、既にアドレスが設定されている場合、ま
た、シリアル番号要求コマンドのアドレスと自己のアド
レスとが一致していない場合には、判定がNOとなり、
それぞれ直接ステップST201に戻ることになる。
【0143】その後、上記室内制御ユニット(2)は、
通常処理に移り、上記アドレスに基づいて送受信を行う
ことになる。
【0144】従って、上記実施例によれば、リモコン
(3)が室内制御ユニット(2)からのビット検出ステ
ータスによってシリアル番号を特定するようにしたため
に、室内制御ユニットが伝送路(4)を監視する必要が
ないので、通信の信頼性を向上させることができると共
に、ソフト作成を容易にすることができる。
【0145】尚、上記各実施例は、リモコン(3)と室
内制御ユニット(2)とのアドレス設定について説明し
たが、本発明は、室内制御ユニット(2)と集中コント
ローラなどとのアドレス設定に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項2に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】請求項3に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】請求項4に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】空気調和装置のシステム構成図である。
【図6】空気調和装置を示す回路ブロック図である。
【図7】実施例1におけるリモコンのアドレス設定の制
御フロー図である。
【図8】実施例1における室内制御ユニットのアドレス
設定の制御フロー図である。
【図9】実施例2におけるリモコンのアドレス設定の制
御フロー図である。
【図10】実施例2におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図11】実施例2における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図12】実施例3におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図13】実施例3におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図14】実施例3におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図15】実施例3における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図16】実施例4におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図17】実施例4におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図18】実施例4におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図19】実施例4におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図20】実施例4におけるリモコンのアドレス設定の
制御フロー図である。
【図21】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図22】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図23】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図24】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図25】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図26】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図27】実施例4における室内制御ユニットのアドレ
ス設定の制御フロー図である。
【図28】ビットN確認コマンドの構成図である。
【図29】確認ビットの構成図である。
【図30】シリアル番号のデータ信号の構成図である。
【図31】アドレス設定コマンドの構成図である。
【図32】アドレスの構成図である。
【図33】要求コマンドの構成図である。
【符号の説明】
1 室外制御ユニット 2 室内制御ユニット 3 リモコン 4 伝送路 21a,21d,21f,21g 応答出力手段 21b アドレス放棄手段 21c,21e,21h,21j アドレス書込み手段 21g 再送信手段 24 EEPROM 31a,31j ビット確認手段 31b,31f,31h,31l アドレス設定手段 31c,31i,31m アドレス実行手段 31d ビット一致確認手段 31e 応答判定手段 31g 番号要求手段 31k データ出力手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台のコントローラ(3)に伝送路
    (4)を介して接続された空調制御ユニット(2)に、
    予め設定された空調制御ユニット(2)毎の異なるシリ
    アル番号を所定長さのビット列で記憶する番号記憶手段
    (24)が設けられ、上記コントローラ(3)と空調制
    御ユニット(2)との間で制御信号を授受して空調運転
    を制御する空調制御装置であって、 上記コントローラ(3)には、 上記ビット列の各ビットに1が設定されているか否かを
    確認するための確認信号をビット列の全ビットに対応し
    て出力するビット確認手段(31a)と、 該ビット確認手段(31a)の1ビット列の全確認信号
    に対して最後に応答信号を出力した空調制御ユニット
    (2)にアドレス設定信号を出力するアドレス設定手段
    (31b)と、 上記応答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のア
    ドレス設定が終了するまで上記ビット確認手段(31
    a)及びアドレス設定手段(31b)の出力動作を繰返
    し実行させるアドレス実行手段(31c)とが備えられ
    る一方、 上記空調制御ユニット(2)には、 上記確認信号に対して、上記番号記憶手段(24)のビ
    ット列に基づき各ビット毎に1が設定されていると応答
    信号を出力する応答出力手段(21a)と、 上記ビット列のうち0が設定されているビットの確認信
    号に対して他の空調制御ユニット(2)より応答信号が
    出力されると、1つのアドレス設定に対して応答出力手
    段(21a)を無応答状態に保持してアドレス設定を放
    棄するアドレス放棄手段(21b)と、 上記コントローラ(3)からアドレス設定信号を受信す
    ると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書込み、上
    記確認信号に対して応答出力手段(21a)を無応答状
    態に保持するアドレス書込み手段(21c)とを備えて
    いることを特徴とする空調制御装置のアドレス設定装
    置。
  2. 【請求項2】 1台のコントローラ(3)に伝送路
    (4)を介して接続された空調制御ユニット(2)に、
    予め設定された空調制御ユニット(2)毎の異なるシリ
    アル番号を所定長さのビット列で記憶する番号記憶手段
    (24)が設けられ、上記コントローラ(3)と空調制
    御ユニット(2)との間で制御信号を授受して空調運転
    を制御する空調制御装置であって、 上記コントローラ(3)には、 上記ビット列に対応するビットを順に増加して該ビット
    により構成される各ビットデータの一致確認信号を順次
    出力するビット一致確認手段(31d)と、 該一致確認信号に対する空調制御ユニット(2)からの
    応答信号が正常か否かを判定する応答判定手段(31
    e)と、 該応答判定手段が正常を判定した応答信号を出力した空
    調制御ユニット(2)に対してアドレス設定信号を出力
    するアドレス設定手段(31f)とが備えられる一方、 上記空調制御ユニット(2)には、 上記一致確認信号に対して、該一致確認信号のビットデ
    ータと上記番号記憶手段(24)のビット列のビット状
    態とが一致していると、該シリアル番号の応答信号を出
    力する応答出力手段(21d)と、 上記コントローラ(3)からアドレス設定信号を受信す
    ると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書込み、上
    記一致確認信号に対して応答出力手段(21d)と無応
    答状態に保持するアドレス書込み手段(21e)とが備
    えられていることを特徴とする空調制御装置のアドレス
    設定装置。
  3. 【請求項3】 1台のコントローラ(3)に伝送路
    (4)を介して接続された空調制御ユニット(2)に、
    予め設定された空調制御ユニット(2)毎の異なるシリ
    アル番号を記憶する番号記憶手段(24)が設けられ、
    上記コントローラ(3)と空調制御ユニット(2)との
    間で制御信号を授受して空調運転を制御する空調制御装
    置であって、 上記コントローラ(3)には、 上記空調制御ユニット(2)に対してシリアル番号の応
    答信号を要求するための要求信号を出力する番号要求手
    段(31g)と、 該要求信号に対して空調制御ユニット(2)の応答信号
    を受信すると、該応答信号のシリアル番号に対応した空
    調制御ユニット(2)に対してアドレス設定信号を出力
    するアドレス設定手段(31h)と、 上記応答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のア
    ドレス設定が終了するまで上記番号要求手段(31g)
    及びアドレス設定手段(31h)の出力動作を繰返し実
    行させるアドレス実行手段(31i)とが備えられる一
    方、 上記空調制御ユニット(2)には、 上記要求信号に対して番号記憶手段(24)に記憶した
    シリアル番号の応答信号を出力する応答出力手段(21
    f)と、 上記伝送路(4)を監視して応答信号の衝突を検出する
    と、該伝送路(4)の送信可能状態を判別して上記応答
    出力手段(21f)に応答信号を再送させる再送信手段
    (21g)と、 上記コントローラ(3)からアドレス設定信号を受信す
    ると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書込み、上
    記要求信号に対して応答出力手段(21f)を無応答状
    態に保持するアドレス書込み手段(21h)とが備えら
    れていることを特徴とする空調制御装置のアドレス設定
    装置。
  4. 【請求項4】 1台のコントローラ(3)に伝送路
    (4)を介して接続された空調制御ユニット(2)に、
    予め設定された空調制御ユニット(2)毎の異なるシリ
    アル番号を所定長さのビット列で記憶する番号記憶手段
    (24)が設けられ、上記コントローラ(3)と空調制
    御ユニット(2)との間で制御信号を授受して空調運転
    を制御する空調制御装置であって、 上記コントローラ(3)には、 上記ビット列の各ビット毎に1が設定されているか否か
    を確認するための確認信号を出力するビット確認手段
    (31j)と、 該確認信号に対して、上記空調制御ユニット(2)の応
    答信号を受けたビットに1を、無応答のビットに0をそ
    れぞれ設定して処理ビット列を特定し、該処理ビット列
    のデータ信号を上記確認信号と共に出力するデータ出力
    手段(31k)と、 該データ出力手段(31k)の処理ビット列により特定
    されるシリアル番号の空調制御ユニット(2)にアドレ
    ス設定信号を出力するアドレス設定手段(31l)と、 上記応答信号に基づいて全空調制御ユニット(2)のア
    ドレス設定が終了するまで上記ビット確認手段(31
    j)、データ出力手段(31k)及びアドレス設定手段
    (31l)の出力動作を繰返し実行させるアドレス実行
    手段(31m)とが備えられる一方、 上記空調制御ユニット(2)には、 上記番号記憶手段(24)のビット列に基づいて上記確
    認信号に応答したビットに1が設定され且つデータ信号
    出力手段のデータ信号の処理ビット列と番号記憶手段
    (24)のビット列のビット状態とが一致していると応
    答信号を出力する応答出力手段(21i)と、 上記コントローラ(3)からアドレス設定信号を受信す
    ると、該アドレス設定信号の設定アドレスを書込み、上
    記確認信号に対して応答出力手段(21i)を無応答状
    態に保持するアドレス書込み手段(21j)とが備えら
    れていることを特徴とする空調制御装置のアドレス設定
    装置。
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