JPH0512161A - エレベータシステムのデータ伝送ネツトワークにおけるメツセージ識別子の検出方法 - Google Patents
エレベータシステムのデータ伝送ネツトワークにおけるメツセージ識別子の検出方法Info
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- JPH0512161A JPH0512161A JP4025892A JP2589292A JPH0512161A JP H0512161 A JPH0512161 A JP H0512161A JP 4025892 A JP4025892 A JP 4025892A JP 2589292 A JP2589292 A JP 2589292A JP H0512161 A JPH0512161 A JP H0512161A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】メッセージ伝送の際、メッセージ識別子を使用
するエレベータシステムのＣＡＮデータ伝送ネットワー
クにおける前記識別子の検出方法を提供し、かつノード
自体の簡単化とノード接続で生じるセッティングエラー
の防止を図る。 【構成】ノード２〜６はネットワークに発生するデータ
伝送を監視し、かつネットワーク１にて使用中の他のメ
ッセージ識別子を記録する。メッセージ識別子を選択す
る場合、ノードはランダム番号の使用により識別子テー
ブルで識別子を選択する。
するエレベータシステムのＣＡＮデータ伝送ネットワー
クにおける前記識別子の検出方法を提供し、かつノード
自体の簡単化とノード接続で生じるセッティングエラー
の防止を図る。 【構成】ノード２〜６はネットワークに発生するデータ
伝送を監視し、かつネットワーク１にて使用中の他のメ
ッセージ識別子を記録する。メッセージ識別子を選択す
る場合、ノードはランダム番号の使用により識別子テー
ブルで識別子を選択する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は請求項１の前段に記載さ
れているように、エレベータシステムのデータ伝送ネッ
トワークにおけるメッセージ識別子の検出方法に関する
ものである。
れているように、エレベータシステムのデータ伝送ネッ
トワークにおけるメッセージ識別子の検出方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術および課題】エレベータシステムのデータ
伝送ネットワークは、バスと、それに接続された制御コ
ンピュータと、各階の呼出しボタンおよびエレベータ箱
内のフロアー呼出しボタン、ドアモータ制御装置等のア
クチュエータとを備えて、それらはネットワークのノー
ドを形成している。CAN （制御エリアネットワーク）網
において、その速度特性は、上記各部をエレベータシス
テムでの使用によく適合させてあるが、メッセージを伝
送するときにはメッセージ識別子が送信ノードによって
使用される。ここでは受信すべきメッセージの選択のた
めに通常のローカルネットワークのノード識別子（CAN
網のメッセージ識別子）が使用される。
伝送ネットワークは、バスと、それに接続された制御コ
ンピュータと、各階の呼出しボタンおよびエレベータ箱
内のフロアー呼出しボタン、ドアモータ制御装置等のア
クチュエータとを備えて、それらはネットワークのノー
ドを形成している。CAN （制御エリアネットワーク）網
において、その速度特性は、上記各部をエレベータシス
テムでの使用によく適合させてあるが、メッセージを伝
送するときにはメッセージ識別子が送信ノードによって
使用される。ここでは受信すべきメッセージの選択のた
めに通常のローカルネットワークのノード識別子（CAN
網のメッセージ識別子）が使用される。
【０００３】現在の技術において、メッセージ識別子は
ノードに設置された別々のセットスイッチによって設定
されるか、固定されたメッセージ識別子がそれぞれのノ
ードに別々にプログラムされるか、またはその識別子は
別個のツールを使用してそれぞれのノードに設定され
る。セットスイッチの使用は、ノードをより高価にし、
かつその取り付けをより難しくする。固定的にプログラ
ムされた識別子が使用された場合には、それぞれのノー
ドは個別の特性を有するユニットとなる。これはそれら
の製作を困難にし、かつそれらのスペアパーツを得るこ
とを困難にさせる場合がある。別個のツールの使用は時
間がかかるばかりでなく、そのツールの使用を必要と
し、しかも正しくない設定のリスクが避けられない。
ノードに設置された別々のセットスイッチによって設定
されるか、固定されたメッセージ識別子がそれぞれのノ
ードに別々にプログラムされるか、またはその識別子は
別個のツールを使用してそれぞれのノードに設定され
る。セットスイッチの使用は、ノードをより高価にし、
かつその取り付けをより難しくする。固定的にプログラ
ムされた識別子が使用された場合には、それぞれのノー
ドは個別の特性を有するユニットとなる。これはそれら
の製作を困難にし、かつそれらのスペアパーツを得るこ
とを困難にさせる場合がある。別個のツールの使用は時
間がかかるばかりでなく、そのツールの使用を必要と
し、しかも正しくない設定のリスクが避けられない。
【０００４】本発明は上記従来の技術の課題を解決する
エレベータシステムのデータ伝送ネットワークにおける
メッセージ識別子の検出方法を提供することを目的とす
る。
エレベータシステムのデータ伝送ネットワークにおける
メッセージ識別子の検出方法を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用】本発明によれ
ば、クレームの後段に記載されているように、ノードは
別個の設定を必要とすることなく使用可能なメッセージ
識別子の一つを選択する。
ば、クレームの後段に記載されているように、ノードは
別個の設定を必要とすることなく使用可能なメッセージ
識別子の一つを選択する。
【０００６】また、本発明の方法は、設備の接続にて生
じるセッティングエラーを防止することができる。さら
に、それはノードの簡単な設置の方法を提供する。ま
た、たとえばメッセージ識別子をセットするための別々
のスイッチを必要としないためノード自身が安価にな
る。
じるセッティングエラーを防止することができる。さら
に、それはノードの簡単な設置の方法を提供する。ま
た、たとえばメッセージ識別子をセットするための別々
のスイッチを必要としないためノード自身が安価にな
る。
【０００７】さらに、ノードが十分に同一で、ソフトウ
ェアを含むため、同じ機能に設計されたものを簡単に製
作することができる。また、この方法は、間違った、ま
たは同一のフロア番号設定を検出することができる。同
様にこの方法は、同じネットワークに十分に同一なノー
ド（たとえば、階呼出しボタン）を設置することができ
る。
ェアを含むため、同じ機能に設計されたものを簡単に製
作することができる。また、この方法は、間違った、ま
たは同一のフロア番号設定を検出することができる。同
様にこの方法は、同じネットワークに十分に同一なノー
ド（たとえば、階呼出しボタン）を設置することができ
る。
【０００８】
【実施例】次に、添付図面を参照して本発明によるエレ
ベータシステムのデータ伝送ネットワークにおけるメッ
セージ識別子の検出方法の一実施例を詳細に説明する。
図１にはエレベータシステムにおけるCAN データ伝送ネ
ットワークの概略構成が示されている。バス１および制
御コンピュータ（図示略）に加えて、ネットワークの各
ノードは同じレベルに位置する呼出しボタン2,3 と、エ
レベータ箱内のフロア呼出しボタン４と、階表示および
方向表示器５と、ドアモータ(M) 制御ユニット６とを備
えている。実際には、たとえば階呼出しボタンはそれぞ
れのフロアに必要であり、それらの個数は図１に示すよ
りも多いであろう。
ベータシステムのデータ伝送ネットワークにおけるメッ
セージ識別子の検出方法の一実施例を詳細に説明する。
図１にはエレベータシステムにおけるCAN データ伝送ネ
ットワークの概略構成が示されている。バス１および制
御コンピュータ（図示略）に加えて、ネットワークの各
ノードは同じレベルに位置する呼出しボタン2,3 と、エ
レベータ箱内のフロア呼出しボタン４と、階表示および
方向表示器５と、ドアモータ(M) 制御ユニット６とを備
えている。実際には、たとえば階呼出しボタンはそれぞ
れのフロアに必要であり、それらの個数は図１に示すよ
りも多いであろう。
【０００９】この実施例の方法において、ネットワーク
に接続されたそれぞれのノード２〜６はネットワークに
おけるすべての伝送を監視し、かつそれにて検出するす
べてのメッセージを記録する。ノードは、後述する方法
に従った、たとえばフリーランニングカウンタからの値
によるランダムな番号の使用により、ネットワークでは
分からないそれらの中から自身のメッセージ識別子を選
択する。自己のノードのために識別子を選択すると、ノ
ードは、そのメッセージにランダムな番号を付加してネ
ットワークへの要求信号として送信する。メッセージに
ランダムな番号を付加するのは、他のノードにてたまた
ま同じメッセージ識別子が選択されて同時にネットワー
クに要求信号として送信され、それらメッセージが衝突
した場合を検出できるようにするためである。なぜな
ら、CAN ネットワークでは、同時に送信された２つの同
一のメッセージの衝突は、検出されないからである。
に接続されたそれぞれのノード２〜６はネットワークに
おけるすべての伝送を監視し、かつそれにて検出するす
べてのメッセージを記録する。ノードは、後述する方法
に従った、たとえばフリーランニングカウンタからの値
によるランダムな番号の使用により、ネットワークでは
分からないそれらの中から自身のメッセージ識別子を選
択する。自己のノードのために識別子を選択すると、ノ
ードは、そのメッセージにランダムな番号を付加してネ
ットワークへの要求信号として送信する。メッセージに
ランダムな番号を付加するのは、他のノードにてたまた
ま同じメッセージ識別子が選択されて同時にネットワー
クに要求信号として送信され、それらメッセージが衝突
した場合を検出できるようにするためである。なぜな
ら、CAN ネットワークでは、同時に送信された２つの同
一のメッセージの衝突は、検出されないからである。
【００１０】メッセージが衝突しないで伝送された場
合、送信ノードは、それらが同じ識別子を選択した場合
にでもすべての他のノードが応答できるランダムな遅延
をプラスしたある最小時間だけ待機する。ノードがネッ
トワークからその識別子を受けることができないという
応答を受けた場合、またはその伝送の間に衝突が生じた
場合には、その選択過程を再び開始し、前に使用した識
別子は使用したこととして、またはその応答によって他
のノードによって要求されたこととして記録される。衝
突の場合における状態は、「使用中」であり、他の場合
は応答メッセージによって指示される。
合、送信ノードは、それらが同じ識別子を選択した場合
にでもすべての他のノードが応答できるランダムな遅延
をプラスしたある最小時間だけ待機する。ノードがネッ
トワークからその識別子を受けることができないという
応答を受けた場合、またはその伝送の間に衝突が生じた
場合には、その選択過程を再び開始し、前に使用した識
別子は使用したこととして、またはその応答によって他
のノードによって要求されたこととして記録される。衝
突の場合における状態は、「使用中」であり、他の場合
は応答メッセージによって指示される。
【００１１】３つのレベルの要求メッセージ(「要求す
る」、「使用中」および「使用する」)がある。それぞれの
ノードは、ネットワークから受けたメッセージが自己の
ノードのメッセージより低いレベルまたは同じレベルで
あれば、「受け付けない」というメッセージを送信す
る。ここで、「使用中」とはノードが該当の識別子を使
用しようとすることを意味する。
る」、「使用中」および「使用する」)がある。それぞれの
ノードは、ネットワークから受けたメッセージが自己の
ノードのメッセージより低いレベルまたは同じレベルで
あれば、「受け付けない」というメッセージを送信す
る。ここで、「使用中」とはノードが該当の識別子を使
用しようとすることを意味する。
【００１２】ノードの通常の動作は、ノードがネットワ
ークへの「使用する」レベルのメッセージの送信に成功
して他のノードに受け付けられた後に開始される。この
通常動作中に、ノードはネットワークにおける伝送を自
己のメッセージ識別子に関する限り監視して、他のノー
ドが同じ識別子を使用しようとすることを検出した場合
には、それは自己の識別子の状態を含むメッセージ「受
け付けない」を送信する。
ークへの「使用する」レベルのメッセージの送信に成功
して他のノードに受け付けられた後に開始される。この
通常動作中に、ノードはネットワークにおける伝送を自
己のメッセージ識別子に関する限り監視して、他のノー
ドが同じ識別子を使用しようとすることを検出した場合
には、それは自己の識別子の状態を含むメッセージ「受
け付けない」を送信する。
【００１３】開始状態では、いくつかのメッセージ識別
子は、他のノードの「要求する」または「使用中」の状
態にとどまる。このため、そのようなメッセージ識別子
を完全にフリーな状態に戻す装置がなければならない。
これは、ほとんどすべての識別子がすでに使用中である
ときでさえ、フリーな識別子をどこかで確実に検出でき
るようにするためである。これはたとえば、識別子が上
述のカウンタの状態の一つを有している場合、その状態
に関連するカウンタをフリーな状態に戻るまで減算する
装置によって実行することができる。
子は、他のノードの「要求する」または「使用中」の状
態にとどまる。このため、そのようなメッセージ識別子
を完全にフリーな状態に戻す装置がなければならない。
これは、ほとんどすべての識別子がすでに使用中である
ときでさえ、フリーな識別子をどこかで確実に検出でき
るようにするためである。これはたとえば、識別子が上
述のカウンタの状態の一つを有している場合、その状態
に関連するカウンタをフリーな状態に戻るまで減算する
装置によって実行することができる。
【００１４】図２には、本発明のノードのソフトウェア
がSA−ダイヤグラムにて示されており、この動作を以下
に説明する。ノードとネットワークにて選択した識別子
を表わすブロック21とシステム環境ブロック22との間に
て、図示のように「タイマ２の値」はシステム環境から
選択工程の方向への矢印として記され、「タイムアウト
信号」も同様に破線の矢印にて記されている。加えて、
図２に示す破線の矢印「タイマ停止」、「タイマ開始」
および「タイマ２」の開始は、選択工程からシステム環
境側への方向に記されている。CANチップ23から選択工
程へ向かって記された破線の矢印は「衝突」および「バ
スフリー」であり、反対方向の向きは、矢印「初期化CA
N 」および破線の矢印「リセットCAN 」である。選択工
程から他のノード24へ向かう矢印はいわゆる上記の３つ
の要求メッセージのレベルと「受け付けない」メッセー
ジとであり、応答メッセージは他のノードから反対方向
への伝送として示されている。
がSA−ダイヤグラムにて示されており、この動作を以下
に説明する。ノードとネットワークにて選択した識別子
を表わすブロック21とシステム環境ブロック22との間に
て、図示のように「タイマ２の値」はシステム環境から
選択工程の方向への矢印として記され、「タイムアウト
信号」も同様に破線の矢印にて記されている。加えて、
図２に示す破線の矢印「タイマ停止」、「タイマ開始」
および「タイマ２」の開始は、選択工程からシステム環
境側への方向に記されている。CANチップ23から選択工
程へ向かって記された破線の矢印は「衝突」および「バ
スフリー」であり、反対方向の向きは、矢印「初期化CA
N 」および破線の矢印「リセットCAN 」である。選択工
程から他のノード24へ向かう矢印はいわゆる上記の３つ
の要求メッセージのレベルと「受け付けない」メッセー
ジとであり、応答メッセージは他のノードから反対方向
への伝送として示されている。
【００１５】図３には、ネットワークとノードとの選択
識別工程のさらに詳細な図が示されている。それは識別
選択工程31および確認工程32とを含む。加えて図３で
は、フリーな識別子およびすでに使用中の識別子を含ん
だ、ネットワークにて使用される識別子のテーブル33を
備えている。上記のメッセージは図３に示すようにリン
クされ、それを次に説明する。識別子選択工程はタイマ
停止および開始、タイマ２の開始、ネットワーク初期化
およびリセット信号を出力する。加えて、識別子選択工
程は、上述したレベルのメッセージおよび自己のメッセ
ージ識別子を確認工程32へ出力する。識別子選択工程へ
の入力信号は、タイムアウト信号、タイマ２の値および
バスフリー、同様に確認工程32からのキャンセルおよび
衝突信号である。選択工程と確認工程とは識別テーブル
33にてリンクされ、確認工程からテーブルへの情報の流
れは図示のように表わされ、同様に選択工程からテーブ
ルへはその反対となる。
識別工程のさらに詳細な図が示されている。それは識別
選択工程31および確認工程32とを含む。加えて図３で
は、フリーな識別子およびすでに使用中の識別子を含ん
だ、ネットワークにて使用される識別子のテーブル33を
備えている。上記のメッセージは図３に示すようにリン
クされ、それを次に説明する。識別子選択工程はタイマ
停止および開始、タイマ２の開始、ネットワーク初期化
およびリセット信号を出力する。加えて、識別子選択工
程は、上述したレベルのメッセージおよび自己のメッセ
ージ識別子を確認工程32へ出力する。識別子選択工程へ
の入力信号は、タイムアウト信号、タイマ２の値および
バスフリー、同様に確認工程32からのキャンセルおよび
衝突信号である。選択工程と確認工程とは識別テーブル
33にてリンクされ、確認工程からテーブルへの情報の流
れは図示のように表わされ、同様に選択工程からテーブ
ルへはその反対となる。
【００１６】選択工程31はテーブルおよびランダム番号
を使用してメッセージ識別子を選択する。ランダム番号
はまた、衝突を避けるための転送遅延に基づいて使用さ
れ、それはまた同じ識別子が同時に伝送されたことによ
る衝突を確かめるためにネットワークに送信される。確
認工程32は、すべてのメッセージを受け、要求されたお
よび使用された識別子でテーブルを更新する。それはま
た、ネットワークにて同じ識別子が検出された場合に選
択工程へキャンセルメッセージを送り、それは要求した
が使用されなかったテーブル識別子をフリーに設定にす
る。
を使用してメッセージ識別子を選択する。ランダム番号
はまた、衝突を避けるための転送遅延に基づいて使用さ
れ、それはまた同じ識別子が同時に伝送されたことによ
る衝突を確かめるためにネットワークに送信される。確
認工程32は、すべてのメッセージを受け、要求されたお
よび使用された識別子でテーブルを更新する。それはま
た、ネットワークにて同じ識別子が検出された場合に選
択工程へキャンセルメッセージを送り、それは要求した
が使用されなかったテーブル識別子をフリーに設定にす
る。
【００１７】図４に示すように選択工程31はキャンセ
ル、タイムアウトおよびバスフリーメッセージを受け
る。それはタイマ開始および停止のメッセージを送信す
る。タイマ２の値は、ランダム番号生成41を通り、これ
は選択工程、要求送信42〜44および新識別子選択45にリ
ンクされる。識別子はまた、選択された識別子およびラ
ンダム番号を含むメモリ48にリンクされた選択工程へ入
力される。このメモリからは、要求伝送およびフリー識
別子47の機能が制御される。加えて、選択工程は、リセ
ットおよび初期化CAN チップ機能46を含む上述の全サブ
工程41〜47について制御する。さらに、選択工程はサブ
工程「使用する」から制御信号を受ける。
ル、タイムアウトおよびバスフリーメッセージを受け
る。それはタイマ開始および停止のメッセージを送信す
る。タイマ２の値は、ランダム番号生成41を通り、これ
は選択工程、要求送信42〜44および新識別子選択45にリ
ンクされる。識別子はまた、選択された識別子およびラ
ンダム番号を含むメモリ48にリンクされた選択工程へ入
力される。このメモリからは、要求伝送およびフリー識
別子47の機能が制御される。加えて、選択工程は、リセ
ットおよび初期化CAN チップ機能46を含む上述の全サブ
工程41〜47について制御する。さらに、選択工程はサブ
工程「使用する」から制御信号を受ける。
【００１８】図５に示すように、識別子選択工程はネッ
トワークに接続されたノードの「リセットおよび初期化
CAN チップ」機能の起動と、第１のタイマ（タイマ２）
の開始によって開始される。タイマ２はたとえばフリー
ランニングカウンタである。バスがフリーとなったとき
（何かを送信するノードがないとき）、タイマ２の値を
読むことによってランダム番号が生成される。
トワークに接続されたノードの「リセットおよび初期化
CAN チップ」機能の起動と、第１のタイマ（タイマ２）
の開始によって開始される。タイマ２はたとえばフリー
ランニングカウンタである。バスがフリーとなったとき
（何かを送信するノードがないとき）、タイマ２の値を
読むことによってランダム番号が生成される。
【００１９】次に、新識別子選択工程がアクティブとな
り、ランダム番号によって決められた識別子メモリのア
ドレスの一つを選ぶことによって新識別子が選択され
る。識別子がフリーであれば、ノードはそれを選択す
る。この後、第２のタイマがスタートして、工程はネッ
トワークにメッセージが表われるまで、または第２のタ
イマによって監視機能の働きがスタートするまで待機す
る。メッセージがネットワークに送信され、またはタイ
ムモニタの開始が検出されたときに、タイマ２からのラ
ンダム信号に基づいてランダム遅延が選択される。
り、ランダム番号によって決められた識別子メモリのア
ドレスの一つを選ぶことによって新識別子が選択され
る。識別子がフリーであれば、ノードはそれを選択す
る。この後、第２のタイマがスタートして、工程はネッ
トワークにメッセージが表われるまで、または第２のタ
イマによって監視機能の働きがスタートするまで待機す
る。メッセージがネットワークに送信され、またはタイ
ムモニタの開始が検出されたときに、タイマ２からのラ
ンダム信号に基づいてランダム遅延が選択される。
【００２０】遅延の後、第１のメッセージ（要求する）
はネットワークに送られる。このメッセージは識別子、
ランダム番号および内容「要求する」によって構成され
る。ランダム番号は、２つのメッセージが同時に伝送さ
れて衝突した場合を識別するために使用される。なぜな
ら、上述したように識別子が同一であってもランダム番
号があるのでそれらは衝突にはならない。この後、工程
はすでに使用中の識別子を検出するための遅延と同じ時
間だけ待機する。この段階において、送信された「使用
中」レベルのメッセージの番号を表わす制御量ｋは零で
ある。
はネットワークに送られる。このメッセージは識別子、
ランダム番号および内容「要求する」によって構成され
る。ランダム番号は、２つのメッセージが同時に伝送さ
れて衝突した場合を識別するために使用される。なぜな
ら、上述したように識別子が同一であってもランダム番
号があるのでそれらは衝突にはならない。この後、工程
はすでに使用中の識別子を検出するための遅延と同じ時
間だけ待機する。この段階において、送信された「使用
中」レベルのメッセージの番号を表わす制御量ｋは零で
ある。
【００２１】遅延（タイム−アウト）の経過の際に、識
別子がすでにある他のノードにて使用中である旨の応答
をしたノードがないと、第２のメッセージ（使用中）が
ネットワークに送信される。同時に、第２のタイマがス
タートして、これは、たとえば250ms の後に、タイムア
ウト信号を送ることができるようになる。第２のメッセ
ージは、該当識別子を予約する応答をした他のノードが
ないと、たとえば３回(k<3) 送信される。この伝送の間
はたとえば250ms の待ち時間がある。
別子がすでにある他のノードにて使用中である旨の応答
をしたノードがないと、第２のメッセージ（使用中）が
ネットワークに送信される。同時に、第２のタイマがス
タートして、これは、たとえば250ms の後に、タイムア
ウト信号を送ることができるようになる。第２のメッセ
ージは、該当識別子を予約する応答をした他のノードが
ないと、たとえば３回(k<3) 送信される。この伝送の間
はたとえば250ms の待ち時間がある。
【００２２】最後に、固定遅延の後、第３のメッセージ
（使用する）が伝送され、タイムアウト信号の後に、プ
ログラムは選択工程から出る。
（使用する）が伝送され、タイムアウト信号の後に、プ
ログラムは選択工程から出る。
【００２３】他のノードがメッセージ送信のある段階
（その要求は高いレベルである）で該当する識別子を確
保すると、またはメッセージの衝突が生じると、工程は
新ランダム番号の生成に戻る。
（その要求は高いレベルである）で該当する識別子を確
保すると、またはメッセージの衝突が生じると、工程は
新ランダム番号の生成に戻る。
【００２４】図６に示すように、確認工程32はメッセー
ジ受信61、識別テーブル更新62、カウンタ64を制御す
る。確認工程はタイムアウトおよび衝突信号を受け、同
様にメッセージ受信から識別子を受ける。さらに受信工
程は、伝送および更新工程にリンクされている。
ジ受信61、識別テーブル更新62、カウンタ64を制御す
る。確認工程はタイムアウトおよび衝突信号を受け、同
様にメッセージ受信から識別子を受ける。さらに受信工
程は、伝送および更新工程にリンクされている。
【００２５】加えて、確認工程は自己のノードの識別子
および自身への要求を受けて、かつそれはタイマ開始、
タイマ停止およびキャンセル信号を出力する。
および自身への要求を受けて、かつそれはタイマ開始、
タイマ停止およびキャンセル信号を出力する。
【００２６】図７に示すように、識別確認工程は、ま
ず、他のノードからのメッセージの到着を待つ。メッセ
ージが到着したとき、それを自己のノードのメッセージ
識別子と比較する。それが自己のノードのメッセージと
異なっていれば、メッセージの状態をメモリに格納す
る。識別子が自己のノードのメッセージと同一であれ
ば、そのメッセージの状態を互いに比較する。到着した
メッセージが、「受け付けない」であれば、その状態は
テーブルに書き込まれ、「キャンセル」信号であれば選
択工程に送られる。
ず、他のノードからのメッセージの到着を待つ。メッセ
ージが到着したとき、それを自己のノードのメッセージ
識別子と比較する。それが自己のノードのメッセージと
異なっていれば、メッセージの状態をメモリに格納す
る。識別子が自己のノードのメッセージと同一であれ
ば、そのメッセージの状態を互いに比較する。到着した
メッセージが、「受け付けない」であれば、その状態は
テーブルに書き込まれ、「キャンセル」信号であれば選
択工程に送られる。
【００２７】到着したメッセージが「要求する」の状態
であり、かつ自己のノードのメッセージと同じであれ
ば、そのとき自己のノードのメッセージは使用されず
に、他のノードに与えられる。再び、自己のノードのメ
ッセージが高いレベルの要求であれば、それは「受け付
けない」メッセージとしてネットワークに送られ、待機
状態にとどまる。他のレベルでも同じ処理が行なわれ
る。すなわち、メッセージが同じレベルであれば、その
ノードは放棄し、それ自身のメッセージが高いレベルで
あれば、それは送信を続ける。ノードが放棄する都度、
それは他のノードの識別子でテーブルを更新する。
であり、かつ自己のノードのメッセージと同じであれ
ば、そのとき自己のノードのメッセージは使用されず
に、他のノードに与えられる。再び、自己のノードのメ
ッセージが高いレベルの要求であれば、それは「受け付
けない」メッセージとしてネットワークに送られ、待機
状態にとどまる。他のレベルでも同じ処理が行なわれ
る。すなわち、メッセージが同じレベルであれば、その
ノードは放棄し、それ自身のメッセージが高いレベルで
あれば、それは送信を続ける。ノードが放棄する都度、
それは他のノードの識別子でテーブルを更新する。
【００２８】「受け付けない」メッセージの送信の後に
衝突が生じなければ、ノードは新しいメッセージのため
の待機を開始する。衝突が生じると、新メッセージの待
機の開始の前に、CAN チップはリセットおよび初期化さ
れる。ノードがメッセージを待っている間に、タイムア
ウトが生じたならば、「要求する」および「使用中」の
状態における識別子カウンタを減算して、ノードは再び
待機状態に戻る。図５および図７に示す下線は、退避す
る条件を表わし、その後にとられる動作は、線の下方に
示すようになる。
衝突が生じなければ、ノードは新しいメッセージのため
の待機を開始する。衝突が生じると、新メッセージの待
機の開始の前に、CAN チップはリセットおよび初期化さ
れる。ノードがメッセージを待っている間に、タイムア
ウトが生じたならば、「要求する」および「使用中」の
状態における識別子カウンタを減算して、ノードは再び
待機状態に戻る。図５および図７に示す下線は、退避す
る条件を表わし、その後にとられる動作は、線の下方に
示すようになる。
【００２９】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、当業者による上述の請求の範囲内の
変更および追加は、本発明の範囲に含まれることは明白
である。たとえば、すべてのCAN ネットワークにおける
メッセージ識別子の範囲は任意であり、同様な方法によ
って１つのノードが自己のために複数のメッセージ識別
子を選択してもよい。
れるものではなく、当業者による上述の請求の範囲内の
変更および追加は、本発明の範囲に含まれることは明白
である。たとえば、すべてのCAN ネットワークにおける
メッセージ識別子の範囲は任意であり、同様な方法によ
って１つのノードが自己のために複数のメッセージ識別
子を選択してもよい。
【図１】本発明の方法が適用されるエレベータシステム
のデータ伝送ネットワークの一実施例を示すブロック図
である。
のデータ伝送ネットワークの一実施例を示すブロック図
である。
【図２】本実施例におけるネットワークのノードのソフ
ト的な接続を示す機能ブロック図である。
ト的な接続を示す機能ブロック図である。
【図３】図２における識別子選択工程の詳細を示す機能
ブロック図である。
ブロック図である。
【図４】図２における識別子選択工程のリンク状態を示
す機能ブロック図である。
す機能ブロック図である。
【図５】本実施例における識別子選択工程を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図６】本実施例における確認工程のリンク状態を示す
機能ブロック図である。
機能ブロック図である。
【図７】本実施例における確認識別子選択工程を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
１ バス
2,3 呼出しボタン
４ 階呼出しボタン
５ 階表示および方向表示器
６ ドアモータ制御器
21 識別子選択
22 システム環境
23 CAN チップ
24 他のノード
31 選択工程
32 確認工程
33 識別テーブル
41 ランダム番号生成
42〜46 サブ工程
Claims (8)
- 【請求項１】 メッセージ識別子がメッセージの伝送に
用いられるエレベータシステムのデータ伝送ネットワー
クにおけるメッセージ識別子の検出方法において、 ノードは、ネットワークに発生するデータの伝送を監視
し、かつネットワークにて使用中の他のメッセージ識別
子を記憶して、 該ノードは、フリーなメッセージ識別子の一つを選択す
ることを特徴とするエレベータシステムのデータ伝送ネ
ットワークにおけるメッセージ識別子の検出方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の方法において、メッセ
ージ識別子を選択する場合、ノードはランダム番号の使
用により識別テーブルまたは同様なもので識別子を選択
することを特徴とするエレベータシステムのデータ伝送
ネットワークにおけるメッセージ識別子の検出方法。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の方法に
おいて、ノードは選択した識別子を含むメッセージを使
用可能のチェックのためにネットワークに送信すること
を特徴とするエレベータシステムのデータ伝送ネットワ
ークにおけるメッセージ識別子の検出方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載の方法において、前記識
別子に加えて、ノードによって送信されたメッセージに
は、ランダムな番号が含まれることを特徴とするエレベ
ータシステムのデータ伝送ネットワークにおけるメッセ
ージ識別子の検出方法。 - 【請求項５】 請求項１ないし請求項４のいずれかに記
載の方法において、他のノードがすでにあるメッセージ
識別子を選択している場合、識別子を識別する工程を再
び開始して、前記選択された識別子を前記他のノードの
メッセージ識別子として記すことを特徴とするエレベー
タシステムのデータ伝送ネットワークにおけるメッセー
ジ識別子の検出方法。 - 【請求項６】 請求項１ないし請求項５のいずれかに記
載の方法において、メッセージ識別子を含むメッセージ
は、３つの異なるレベルのメッセージとしてネットワー
クに使用可能のチェックのため送信され、それぞれのノ
ードは、該ノード自身の識別子よりも低いまたは同じレ
ベルの識別子が他のノードよって送信された場合にそれ
をキャンセルすることを特徴とするエレベータシステム
のデータ伝送ネットワークにおけるメッセージ識別子の
検出方法。 - 【請求項７】 請求項１ないし請求項６のいずれかに記
載の方法において、ノードは、複数のメッセージ識別子
を選択することを特徴とするエレベータシステムのデー
タ伝送ネットワークにおけるメッセージ識別子の検出方
法。 - 【請求項８】 請求項１ないし請求項７のいずれかに記
載の方法において、ノードは、トップレベルのメッセー
ジをネットワークに送りそれを他のノードが受けた後
に、通常の動作を開始して、該ノードは通常の動作中に
ネットワークにおける伝送を自分のメッセージ識別子に
関するかぎり監視して、他のノードが同じ識別子を使用
しようとするのを検出した場合に、自己の識別子の状態
を含むキャンセルメッセージを送信することを特徴とす
るエレベータシステムのデータ伝送ネットワークにおけ
るメッセージ識別子の検出方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI910260A FI87290C (fi) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | Foerfarande foer bestaemning av meddelandeidentifierare i ett foer hissar avsett datanaet |
| FI910260 | 1991-01-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512161A true JPH0512161A (ja) | 1993-01-22 |
| JP2582982B2 JP2582982B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=8531758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP4025892A Expired - Fee Related JP2582982B2 (ja) | 1991-01-17 | 1992-01-17 | エレベータシステムのデータ伝送ネットワークにおけるメッセージ識別子の検出方法 |
Country Status (10)
| Country | Link |
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| EP (1) | EP0495515B1 (ja) |
| JP (1) | JP2582982B2 (ja) |
| AT (1) | ATE121050T1 (ja) |
| AU (1) | AU635675B2 (ja) |
| BR (1) | BR9200127A (ja) |
| CA (1) | CA2059447C (ja) |
| DE (2) | DE495515T1 (ja) |
| ES (1) | ES2072025T3 (ja) |
| FI (1) | FI87290C (ja) |
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