JPH0515529B2 - - Google Patents

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JPH0515529B2
JPH0515529B2 JP63004471A JP447188A JPH0515529B2 JP H0515529 B2 JPH0515529 B2 JP H0515529B2 JP 63004471 A JP63004471 A JP 63004471A JP 447188 A JP447188 A JP 447188A JP H0515529 B2 JPH0515529 B2 JP H0515529B2
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JP
Japan
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supply
distribution
molding machine
injection molding
discharge
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JP63004471A
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JPH01180314A (ja
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Masaaki Myahara
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissei Plastic Industrial Co Ltd filed Critical Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority to JP447188A priority Critical patent/JPH01180314A/ja
Publication of JPH01180314A publication Critical patent/JPH01180314A/ja
Publication of JPH0515529B2 publication Critical patent/JPH0515529B2/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の金型又はその一部を交互に利用
して合成樹脂の成形加工を行う交互式射出成形機
に関する。
〔従来の技術〕
従来、交互式射出成形機としては、例えば特公
昭59−21295号公報で開示される射出成形機が知
られている。
同公報開示の射出成形機は、機台上の鉛直方向
に、雌型を昇降させる複数のタイバーを備え、こ
れらタイバーの中の一本のタイバーに金型取付盤
の中心を回動自在に挿通せしめることにより、同
タイバーを支軸として利用するとともに、この金
型取付盤の上に複数の雄型を設置してなる。ま
た、雄型へ冷却水を循環させる必要があるため、
タイバーの外周へ摺動自在な供給筒を同軸的に嵌
合させるとともに、この供給筒の外周に分配筒を
回動自在に嵌合させ、さらに、供給筒と分配筒に
全ての回動位置で冷却水を授受できる穴とリング
溝を設けて構成した媒体供給装置を備えている。
なお、分配筒は金型取付盤側に固定される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来の射出成形機は次のよ
うな問題点がある。
第一に、タイバーを支軸とした金型取付盤を備
えるため、供給筒と分配筒の間に介在するシール
リングが長期の使用等によつて劣化損傷し、この
シールリングを交換する際には、ナツト等の固定
部材を緩めてから供給筒をタイバーから取外す必
要があり、シールリングの交換が大変な作業とな
る。しかも、雄型と雌型は平行度を維持する必要
があるため、再度組み付けを行う際にはナツトの
締付に高い精度が要求される等シールリングの交
換に多大な時間と労力を強いられるとともに、品
質を損なう虞れもある。
第二に、供給筒及び分配筒はその中心にタイバ
ーを備えるため、断面積が大幅に制限され、結局
冷却水等を流通させる穴の数量を増加させること
ができない。また、タイバーの存在によつて供給
筒と分配筒は大径化し、成形機の大型化と構成の
複雑化を招く。
第三に、金型取付盤は一つのタイバーを支軸と
して取付けるため、金型取付盤に対して昇降する
側の雌型を複数配することができず、多色成形を
行うことができない等、多様性、多機能性、発展
性に劣る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した従来の技術に存在する諸問題
を解決した交互式射出成形機の提供を目的とする
もので、以下に示す射出成形機1,100,11
0によつて達成される。
即ち、本発明に係る交互式射出成形機1,10
0,110は機台2上に、回転部材3に設置した
複数の雄型4a,4b(又は雌型5a,5b)を
配するとともに、この回転部材3に対し垂直なタ
イバー6…によつて進退する雌型5a,5b(又
は雄型4a,4b)を配してなる射出成形機にお
いて、機台2側に固定し、かつ内部に給排用流路
7a,7bを設けた給排軸8を回転部材3の中心
位置へ回動自在に配するとともに、回転部材3側
に固定し、かつ内部に分配用流路9a,9b,9
c,9dを設けた分配環10を給排軸8へ回動自
在に嵌合し、さらに給排軸8の外面及び(又は)
分配環10の内面に全ての回動位置で流路7aと
9a及び9c、7bと9b及び9dがそれぞれ相
連通する環状溝11a,11bを設けて流体供給
装置12を構成し、他方、回転部材3の径方向外
方における機台2に全てのタイバー6…を配して
なる。また、本発明に係る交互式射出成形機は給
排用流路7a…の代わりに給電用導電部材14
a,14bを、分配用流路9a…の代わりに配電
用導電部材15a,15bを配設し、さらに給排
軸8の外面または分配環10の内面の一方に導電
リング16,17を設け、他方に全ての回動位置
で導電リング16,17に接触する導電接触子1
8,19を設けて導電部材14aと15a、導電
部材14bと15bを接続する電力供給装置20
を備えて構成することができる。なお、流体供給
装置12と電力供給装置20はそれぞれ単独又は
複合させて設置できる。また、給排用流路及び分
配用流路は一組又は二組以上の給排用流路7a,
7b,7c,7d,7e及び分配用流路9a,9
b,9c,9d,9e,9f,9g,9hにより
構成し、水、油、エアの一又は二以上を個別に流
通させることができ、さらに、タイバー6…によ
つて進退する雌型5a,5b(又は雄型4a,4
b)は複数位置に配し、少なくとも多色成形でき
るように構成できる。
〔作用〕
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る交互式射出成形機1,100,1
10はタイバー6を回転部材3から除き、その外
方に配してなるため、給排軸8及び分配環10の
断面積を可及的に大きくでき、もつて各種の流
体、一般には電力等を含む各種媒体を回転部材3
側へ供給できる。また、タイバー6…は回転部材
3の内側に存在しなくなるため、分配環10は給
排軸8からそのまま軸方向へ抜き取ることがで
き、例えばシールリング等の交換が容易となると
ともに、タイバー6…の配設自由度が高まる。
〔実施例〕
以下には本発明に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
(第一実施例) まず、第一実施例について第1図〜第5図を参
照して説明する。第1図は本発明の第一実施例に
係る交互式射出成形機の継断面図、第2図は第1
図中A−A線からみた同射出成形機の平面図、第
3図は同射出成形機における給排軸及び分配環を
示す縦断面図、第4図は第3図中B−B線断面
図、第5図は同射出成形機における回転板を上昇
させた状態の第3図中円C部の抽出図である。
第一実施例はインサート成形に用いて好適な交
互式射出成機1を示す。
同射出成形機1の構成について説明する。
2は内部中空の機台である。この機台2におけ
る上板31のほぼ中央には円形の取付孔32を設
け、下から円柱状の給排軸8を挿入して上板31
の上方へ鉛直に突出せしめるとともに、下端に一
体形成したフランジ33によつて上板31の下面
に固定する。なお、給排軸8と取付孔32間には
断熱材34を介在させる。また、給排軸8の内部
には下端面から二本の給排用流路7a,7bを軸
方向へ形成し、中途で径方向へ直角に曲げて外周
面8aに開口せしめる。この外周面8aの開口位
置は軸方向に異なり、当該外周面8aには一周に
わたり、かつ各開口に連通する環状溝11a,1
1bを形成する。なお、給排軸8の下端面におけ
る各流路の開口には所定の流体給配管及び流体排
出配管を接続するためのテーパ状の接続口を形成
する。
また、給排軸8には当該給排軸8へ嵌め入れる
円孔35を中心に設けた回転板36(回転部材
3)を回動自在に取付け、この回転板36は機台
2の上板31上へ載せる。なお、機台2の複数位
置には回転板36の上下方向変位を許容するガイ
ド部材2aを配設するとともに、不図示の位置決
め手段を備えている。さらに、給排軸8には上か
ら円筒形に形成した分配環10を回動自在かつ軸
方向へ摺動自在に嵌合せしめる。なお、分配環1
0の下端と回転板36間には断熱材37を介在さ
せる。また、給排軸8の外周面8aと分配環10
の内周面10a間における各環状溝11a,11
bを挟む位置には計三本のシールリング(Oリン
グ)38,39,40を介在させる。このため、
給排軸8の外周面8aにはシール溝を形成する。
分配環10にはその内周面10aと外周面10b
に貫通し、かつ前記環状溝11a,11bに連通
する分配用流路9a,9b,9c,9dを設け
る。この分配用流路9a…は180゜の位置関係で二
組設ける。なお、環状溝11a,11bの溝幅に
対して分配用流路9a…の内径を第3図のように
若干大きく設定し、第5図のように分配環10の
上方向への相対変位量(H)を許容する。
一方、回転板36上には180゜の位置関係で二基
の雄型4a,4bを対称的に設置する。各雄型4
a,4bと前記分配用流路9a…は連結パイプ4
1,42,43,44で連結し、各雄型4a,4
bの内部に形成した冷却水路53,54に連通せ
しめる。なお、分配用流路9a…における対連結
パイプ41…への接続口は第3図のようにテーパ
状に形成する。以上の構成により、一方の給排用
流路7aから流入した冷却水は給排用流路7a→
環状溝11a→分配用流路9a,9c→連結パイ
プ41,43→冷却水路53,54→連結パイプ
42,44→分配用流路9b,9d→環状溝11
b→給排用流路7bの経路で循環し、金型(雄型
4a,4b)の温調を行う流体供給装置12を構
成する。なお、環状溝11a,11bの機能によ
り、この冷却水の循環は給排軸8と分配環10の
全ての回動位置で機能する。
他方、上板31の上面にはリング形の凹部61
を形成し、回転板36を上下方向へ変位量Hだけ
移動させる昇降装置62を配設する。昇降装置6
2は相対的に回動する外輪63と内輪64からな
る旋回ベアリングを65を凹部61内に配し、外
周に歯車63aを形成した外輪63を回転板36
の下面に固定するとともに、内輪64を凹部61
の底に起設した複数のガイドピン66…によつ
て、上下方向へ摺動自在、かつ回転方向を規制し
てなる。また、内輪64を若干押上げることによ
り回転板36を上板31から離すことができるシ
リンダ等の複数の駆動部67…を備えるとともに
(第3図参照)、駆動歯車69を外輪63の歯車6
3aへ噛合せしめて回転板36を回転制御するイ
ンデツクスモータ等の駆動部68を備える。よつ
て、駆動部67を作動させて内輪64を押し上げ
れば回転板36は上板31から離れ、この状態で
駆動部68を作動させれば回転板36を回転させ
ることができる。なお、駆動部67により内輪6
4を下げれば回転板36は再び上板31上に載つ
て固定される。
また、停止位置となる各雄型4a,4bの下方
の回転板36には挿通孔55,56を設けるとと
もに、一方の雄型4aが位置する上板31には当
該挿通孔55又は56に対し選択的に連通する突
出し孔57を設け、さらに、この突出し孔57内
において突出しピン58aを上下変位せしめる突
出しシリンダ58に配設する。
一方、他方の雄型4bが位置する側の機台2に
は上板31を貫通して上下方向へ摺動自在な四本
のタイバー6…を配設する。このタイバー6…は
いずれも回転板36の径方向外方に配置する。ま
た、タイバー6…の下端は受盤71に固定すると
ともに、上端は可動盤72に固定する。さらにま
た、受盤71は型締ラム73の下端に固定し、こ
の型締ラム73は上板31の下面に固定した型締
シリンダ(油圧シリンダ)74によつて昇降せし
められる。他方、可動盤72の下面には雌型5a
を取付けるとともに、可動盤72の上面には射出
装置75を取付ける。
次に、交互式射出成形機1の動作について説明
する。
まず、第1図の停止位置において、雄型4aに
対し所定のインサートを行う。次いで、回転板3
6を180゜回転させ、雄型4aを雌型5aの下方に
位置させるとともに、型締シリンダ74を作動さ
せれば型締ラム73は下方へ移動し、雄型4aと
雌型5aの型締めが行われる。そして、射出装置
75を作動させ、射出充填して成形を行う。な
お、この際に他方の雄型4bに対し所定のインサ
ートを行い、次の成形に備える。一方、射出充填
を終了した雄型4a及び雌型5aは、冷却工程を
経た後、型締めシリンダ74を作動させて型開き
を行う。次いで、回転板36を180゜回転させ、既
にインサートの終つた他方の雄型4bを雌型5a
の下方に位置させる。そして、他方の雄型4bは
上記同様に射出充填を行うとともに、一方の雄型
4aは、突出しシリンダ58を作動させ、突出し
ピンを上昇させることにより成形品の突出しを行
い、次のインサートを行う。以下、同様の成形サ
イクルを繰り返す。なお、この際、流体供給装置
12によつて、各雄型4a,4bには冷却水が循
環する。
次に、給排軸と分配環の変更実施例について、
第6図〜第8図を参照して説明するる。
第6図及び第7図は変更実施例に係る給排軸と
分配環を示す縦断面図、第8図は導電接触子の一
部を示す斜視図である。
第6図は複数の給排用流路7a,7b,7c,
7d,7e及び分配用流路9a,9b,9c,9
d,9e,9f,9g,9hを設けたものであ
り、従来のように給排軸を筒形としないため、そ
の内部に形成する各種流路の数量を大幅に増加さ
せることができる。よつて、各流路には前記冷却
水をはじめ、回転板36上に金型クランプを設け
たり油圧コアを用いた場合にはオイルタンク及び
圧油源から圧油を供給できるとともに、必要によ
り圧縮エアを用いたアクチユエータを設置した場
合には圧縮エアを供給できる等、各種流体を流通
させることができる。
一方、分配環10の上端を給排軸8の上端より
も上方に位置させることにより、分配環10の上
端面に上取付板81を固定し、また、給排軸8の
上端面に下取付板82を固定する。各取付板81
及び82はいずれもフエノール、エポキシ等の合
成樹脂を利用した絶縁素材で形成する。下取付板
82の上面には大小二条の導電リング16,,1
7を同軸的に配し、かつ下取付板82に形成した
孔部83を介して、給排軸8の内部に配したリー
ド線84に接続する。また、上取付板81の下面
には第8図に示すように、一対の導電性のリング
板85…を打抜いて形成した弾性片によつて斜め
下方へ突出した導電接触子18…、19…を取付
け、この導電接触子18…、19…はそれぞれ導
電リング16,17に接触させる。なお、各リン
グ板85に…には回転板36側に設けた電気的ア
クチユエータ(リミツトスイツチ,モータ等)を
接続できる接続端子86…を設け、上取付板81
の上方へ突出させる。よつて、全ての回動位置で
給排軸8側から分配環10側へ電力を供給できる
電力供給装置20を構成する。
また、第7図は分配用流路9aと9eの間に、
分配環10の内周面10aから外周面10bに貫
通する漏れ流体の排出孔13を形成したものであ
る。この場合、排出孔13の両側にシールリング
91,92を備えが、このシールリング91,9
2が万が一劣化等によつて損傷し、一方の流体が
漏れた場合でも漏れた流体は排出孔13を通つて
外部に排出されるため、異なる流体が混合するこ
とはなく、かかる混合に基づく機器の作動不良、
内部の錆びの発生、排水汚染等の弊害は皆無とな
る。また、シールリング91,92の損傷を確実
に検出できる。
(第二実施例) 次に、第9図を参照して第二実施例について説
明する。同図は本発明の第二実施例に係る交互式
射出成形機の縦断面図である。
第二実施例は多色成形に用いて好適な交互式射
出成形機100を示す。
同射出成形機100は機台2における雄型4a
と4bのそれぞれの側に上板31を貫通して上下
方向へ摺動自在な各四本(計八本)のタイバー6
…を配設してなり、各雄型4aと4bに対向する
二基の雌型5aと5bを備える。また、各雌型5
aと5bを昇降せしめる二基の型締シリンダ74
と101、さらに二基の射出装置75,102を
備え、それぞれ対称的に配する。このような構成
はタイバー6…を全て回転板36の径方向外方へ
配したことによつて実現できたものである。よつ
て、二基の雄型4a,4bに対して二基の雌型5
a,5bが交互に型締されるため、一方の射出装
置75から射出充填される樹脂により一次成形部
を成形し、次いで、他方の射出装置102から射
出充填される樹脂により二次成形部を成形する二
色成形を行うことができる。
(第三実施例) 次に、第10図を参照して第三実施例について
説明する。同図は本発明の第三実施例に係る交互
式射出成形機の縦断面図である。
第三実施例は高次の成形を行う場合に好適な交
互式射出成形機110を示す。
同射出成形機110は第9図に示した射出成形
機100に対して、さらにパーテイング射出を行
う二基の射出装置111及び112を、それぞれ
雌型5a側及び5b側に追加したものである。こ
れにより、一次成形を行つた後、コアを移動して
一次成形部の上に二次成形を行い、さらに、型開
きした後に回転板36を180゜回転させ、次のポジ
シヨンで同様に三次成形、四次成形を行うことが
できる等、高次成形(多色成形)を行うことがで
きる。
以上、実施例について詳細に説明したが本発明
はこのような実施例に限定されるものではない。
例えばタイバーは鉛直に配した場合を示したが水
平に配した構成でも同様に実施できる。また、流
体供給装置は分配環に上端が閉塞する上端板部を
設け、この上端板部に分配用流路を形成してもよ
いし、他方、電力供給装置は分配環及び給排軸の
周面を利用して付設してもよい。さらに雄型等は
二基の場合を例示したが三基以上であつてもよ
い。その他、細部の構成、形状、配列、数量、素
材等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更実施できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る交互式射出成形機は
回転部材の径方向外方に全てのタイバーを配する
とともに、円柱状の給排軸とこの給排軸に嵌合す
る分配環を利用して流体供給装置或は電力供給装
置を構成したため、次のような著効を得る。
給排軸にタイバーが存在しないため、給排軸
と分配環の着脱は極めて容易となり、この結
果、両両者間に介在するシールリングの交換も
短時間で容易に行うことができる。
給排軸の有効断面積が大きくなり、各種流体
を流通させ得る複数の流路を設けることができ
るとともに、電力供給装置等も併設することが
できる等、多様性、多機能性、発展性、汎用性
に優れる。
給排軸は必要最小限の径に形成でき、全体の
小型化、簡略化、低コスト化を達成できる。
タイバーを全て回転部材の外方に配してなる
ため、複数の射出装置を設けることができ、こ
れにより、多色成形(高次成形)を容易に行う
ことができる。
分配環に二組以上の流路を設けた場合、当該
分配環に排出孔を設けることにより、異種流体
の混合を確実に防止できるとともに、シールリ
ングの損傷を早期かつ確実に発見できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の第一実施例に係る交互式射出
成形機の縦断面図、第2図:第1図中A−A線か
らみた同射出成形機の平面図、第3図:同射出成
形機における給排軸及び分配環を示す縦断面図、
第4図:第3図中B−B線断面図、第5図:同射
出成形機における回転板を上昇させた状態の第3
図中円C部の抽出図、第6図、第7図:変更実施
例に係る給排軸と分配環を示す縦断面図、第8
図:同実施例における導電接触子を示す斜視図、
第9図:本発明の第二実施例に係る交互式射出成
形機の縦断面図、第10図:本発明の第三実施例
に係る交互式射出成形機の縦断面図。 尚図面中、1,100,110……交互式射出
成形機、2……機台、3……回転部材、4a,4
b……雄型、5a,5b……雌型、6………タイ
バー、7a〜7e……給排用流路、8……給排
軸、9a〜9h……分配用流路、10……分配
環、11a〜11e……環状溝、12……流体供
給装置、13……排出孔、14a,14b,15
a,15b……導電部材、16,17……導電リ
ング、18,19……導電接触子、20……電力
供給装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機台上に、回転部材に設置した複数の雄型
    (または雌型)を配するとともに、前記回転部材
    に対し垂直なタイバーによつて進退する雌型(ま
    たは雄型)を配してなる交互式射出成形機におい
    て、機台側に固定し、かつ内部に給排用流路を設
    けた給排軸を回転部材の中心位置へ回動自在に配
    するとともに、回転部材側に固定し、かつ内部に
    分配用流路を設けた分配環を前記給排軸へ回動自
    在に嵌合し、さらに給排軸の外面および(また
    は)分配環の内面に全ての回動位置で給排用流路
    と分配用流路が相連通する環状溝を設けて流体供
    給装置を構成し、他方、回転部材の径方向外方に
    おける機台に全てのタイバーを配してなることを
    特徴とする交互式射出成形機。 2 給排用流路及び分配用流路は一組または二組
    以上設けることにより、水、油、エアの一または
    二以上を個別に流通させることを特徴とする請求
    項1記載の交互式射出成形機。 3 分配環に設けた二組以上の分配用流路の相互
    間には、当該分配環の内面と外面に貫通する漏れ
    流体の排出孔を設けたことを特徴とする請求項2
    記載の交互式射出成形機。 4 給排軸は回転部材の下方から中心を貫通して
    上方へ突出せしめ、上から分配環を嵌合させてな
    ることを特徴とする請求項1記載の交互式射出成
    形機。 5 タイバーによつて進退する雌型(または雄
    型)は複数位置に配してなり、少なくとも多色成
    形できることを特徴とする請求項1記載の交互式
    射出成形機。 6 機台上に、回転部材に設置した複数の雄型
    (または雌型)を配するとともに、前記回転部材
    に対し垂直なタイバーによつて進退する雌型(ま
    たは雄型)を配してなる交互式射出成型機におい
    て、機台側に固定し、かつ内部に給電用導電部材
    を設けた給排軸を回転部材の中心位置へ回動自在
    に配するとともに、回転部材側に固定し、かつ配
    電用導電部材を設けた分配環を前記給排軸へ回動
    自在に嵌合し、さらに給排軸の外面または分配環
    の内面の一方に導電リングを設け、他方に全ての
    回動位置で導電リングに接触する導電接触子を設
    けて給電用導電部材と配電用導電部材を接続する
    電力供給装置を構成し、他方、回転部材の径方向
    外方における機台に全てのタイバーを配してなる
    ことを特徴とする交互式射出成形機。 7 給排軸は回転部材の下方から中心を貫通して
    上方へ突出せしめ、上から分配環を嵌合させてな
    ることを特徴とする請求項6記載の交互式射出成
    形機。 8 タイバーによつて進退する雌型(または雄
    型)を複数位置に配してなり、少なくとも多色成
    形できることを特徴とする請求項6記載の交互式
    射出成形機。 9 機台上に、回転部材に設置した複数の雄型
    (または雌型)を配するとともに、前記回転部材
    に対し垂直なタイバーによつて進退する雌型(ま
    たは雄型)を配してなる交互式射出成形機におい
    て、機台側に固定し、かつ内部に給排用流路及び
    給電用導電部材を設けた給排軸を回転部材の中心
    位置へ回動自在に配するととに、回転部材側に固
    定し、かつ内部に分配用流路及び配電用導電部材
    を設けた分配環を前記給排軸へ回動自在に嵌合
    し、さらに給排軸の外面および(または)分配環
    の内面に全ての回動位置で給排用流路と分配用流
    路が相連通する環状溝を設けるとともに、給排軸
    の外面または分配環の内面の一方に導電リングを
    設け、他方に全ての回動位置で導電リングに接触
    する導電接触子を設けて給電用導電部材と配電用
    導電部材を接続することにより、流体供給装置と
    電力供給装置を構成し、他方、回転部材の径方向
    外方における機台に全てのタイバーを配したこと
    を特徴とする交互式射出成形機。 10 給排用流路及び分配用流路は一組または二
    組以上設けることにより、水、油、エアの一また
    は二以上を個別に流通させることを特徴とする請
    求項9記載の交互式射出成形機。 11 分配環に設けた二組以上の分配用流路の相
    互間には、当該分配環の内面と外面に貫通する漏
    れ流体の排出孔を形成したことを特徴とする請求
    項10記載の交互式射出成形機。 12 給排軸は回転部材の下方から中心を貫通し
    て上方へ突出せしめ、上から分配環を嵌合させて
    なることを特徴とする請求項9記載の交互式射出
    成形機。 13 タイバーによつて進退する雌型(または雄
    型)は複数位置に配してなり、少なくとも多色成
    形できることを特徴とする請求項9記載の交互式
    射出成形機。
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