JP6909262B2 - ターンテーブルを有する竪型射出成形装置 - Google Patents

ターンテーブルを有する竪型射出成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置に関する。
射出成形装置は、金型を型開閉する型締装置と、金型へ樹脂材料を射出する射出装置を主たる構成要素とする。
型開閉と射出が水平であるものが横型射出成形装置と呼ばれ、鉛直であるものが竪型射出成形装置と呼ばれる。
竪型射出成形装置は、例えば特許文献1に開示される装置が知られている。
特許文献1の装置を図15に基づいて説明する。
図15(a)は従来の竪型射出成形装置の基本構成図(正面図)であり、竪型射出成形装置200は、金型201と、この金型201を型開閉する型締装置202と、この型締装置202の上に配置され且つ射出軸が鉛直である射出装置203とを主要素とする。
図15(b)は竪型射出成形装置の平面図(略図)であり、ターンテーブル204に、60°ピッチで6個の金型201が配置され、ステージAにて射出装置203で金型201へ射出される。以降、金型201は、ステージB〜Eの順で移動し、この間に加硫が進行し、ステージFで、金型201からゴム成形品が取出される。
特許文献1に記載が省略されているが、金型取付け面を冷却することが知られている。金型201へ給水する給水ホースと金型201から排水する排水ホースとが、ターンテーブル204上に配置される。
固化する間、金型201は、型締状態が維持される。そのため、ターンテーブル204には金型201と同数の型締装置202が設けられる。
金型201に材料取り込み流路が設けられ、この材料取り込み流路に昇降ロッドが設けられ、この昇降ロッドがシリンダ部で駆動される。シリンダ部により材料取り込み流路が昇降ロッドで開閉される。シリンダ部は空気で駆動される(特許文献1、段落0030〜0033)。そのため、ターンテーブル204上に空気ホースが配置される。
特許文献1に記載が省略されているが、型締装置202にエアシリンダが採用されているとすると、型締力は大きくない。
大きな型締力が必要であるときは、型締装置202に油圧シリンダが採用される。
油圧シリンダに、給油ホースと排油ホースとを接続するが、これらのホースもターンテーブル204上に配置される。
給水ホース、排水ホース、空気ホース、給油ホース、排油ホース、後述する真空ホース、後述する給電線を、まとめて動力系ラインと呼ぶ。
これらの動力系ラインが、ターンテーブル204上に雑然と配置されることは好ましくない。
そこで、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、複数の動力系ラインを整然とレイアウトすることができる構造が求められる。
また、製品品質を高める手法の一つに、金型内を真空にすることが挙げられる。そのための真空ホースが雑然となりがちであり、真空ホースを整然とレイアウトすることが求められる。
そこで、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、金型個数分の真空ホースを整然とレイアウトすることができる構造が求められる。この真空ホースも動力系ラインに含まれる。
すなわち、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置の普及が望まれる中、複数本の動力系ラインを整然とレイアウトすることができる構造が求められる。
また、ゴムの加硫には加熱が必須となる。そのために、外部から各金型へ給電線(制御系配線(信号系配線)を含む。以下同じ)を延ばす。これらの給電線は雑然となりがちであり、給電線を整然とレイアウトすることが求められる。
そこで、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、金型個数分の給電線を整然とレイアウトすることができる構造が求められる。
特許第3618609号公報
本発明は、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、複数本の動力系ラインを整然とレイアウトすることができる構造を提供することを主たる課題とする。
請求項1に係る発明は、鉛直な中心軸回りに回転するターンテーブルと、このターンテーブルに搭載され金型を開閉す数の型締装置とを備え、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記型締装置は、油圧式の型締シリンダを備え、
前記中心軸は、中空軸であり、
この中空軸を、上部管と、中間管と、下部管とに分割し、前記上部管と前記中間管を上部ロータリジョイントで繋ぐと共に前記中間管と前記下部管を下部ロータリジョイントで繋ぐことで、前記上部管を非回転管とし、前記中間管を前記ターンテーブルと同期して回転する回転管とし、前記下部管を非回転管とし、
前記上部管及び中間管の上部を給油系とし、前記中間管の上部に給油口を設け、
前記中間管の下部及び前記下部管を排油系とし、前記中間管の下部に排油口を設け、
前記給油口を用いて前記型締シリンダへ給油し、前記排油口を用いて前記型締シリンダから排油するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記給油口は1個であり、
この給油口から給油管を前記型締シリンダの近傍まで延ばし、前記給油管に1本の給油ヘッダを接続し、この給油ヘッダから前記型締シリンダへ給油するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記上部管を囲う部位に、スリップリングを備え、このスリップリングは、前記ターンテーブルに同期して回転するリングアウターと、このリングアウターに電気的に接続しつつ非回転のリングインナーとで構成され、
前記金型の温度調節に供するヒータを備え、
前記スリップリングを介して、前記ヒータへ給電するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記下部管を囲い且つ前記ターンテーブルを貫通する部位に、水等の分配器を備え、
前記金型の冷却に供する水通路を備え、
前記水等の分配器は、前記ターンテーブルに同期して回転する外筒状の分配器アウターと、この分配器アウターで囲われる内筒状の非回転の分配器インナーと、この分配器インナーに嵌められ流体の漏れを防止するシールリングとを備え、
前記非回転の分配器インナーの底面に、底面給水口及び底面排水口を有し、外部から前記底面給水口へ給水し、前記底面排水口から外部へ排水するようにし、
前記回転する分配器アウターの側面に、側面給水口及び側面排水口を有し、前記側面給水口を用いて前記水通路へ給水し、前記側面排水口を用いて前記水通路から排水するようにしたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記中間管と下位の前記水等の分配器との距離は、少なくとも前記分配器アウターの長さとなるように設定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4又は請求項5記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記水等の分配器は、圧縮空気を流す空気環状溝と大気圧より低圧とされる真空環状溝との少なくとも一方を更に有していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、鉛直な中心軸回りに回転するターンテーブルと、このターンテーブルに搭載され金型を開閉す数の型締装置とを備え、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記中心軸の上部を囲う部位に、スリップリングを備え、このスリップリングを介して、前記金型を温めるヒータへ給電するようにし、
前記ターンテーブル近傍位置にて前記中心軸を囲う水等の分配器を設け、この水等の分配器を介して、前記金型へ給水するようにし、
前記水等の分配器の底面に、底面給水口を設け、この底面給水口へ給水ホースを接続し、この給水ホースを下へ延ばし、
前記スリップリングと前記水等の分配器との間に空間を確保し、この空間が前記水等の分配器を分解する作業スペースとなるようにしたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記ターンテーブルは、センターリング又はベアリングで回転自在に支承されており、射出装置に対応する部位に、前記ターンテーブルを受ける回転盤受けを設け、前記射出装置のノズルが前記金型にタッチしたときに前記ターンテーブルが前記センターリング又は前記ベアリングを中心に傾くことがないようにしたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
前記センターリング又は前記ベアリングを中心にして、前記回転盤受けと対称の位置に、別の回転盤受けを配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、給油系と排油系を、中心軸に割り当てた。数の金型は中心軸を中心に環状に配置されるため、油圧ホースを整然と延ばすことができる。
すなわち、本発明により、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、複数本の動力系ラインを整然とレイアウトすることができる構造が提供される。
請求項2に係る発明では、1個の給油口から1本の給油管を型締シリンダの近傍まで延ばし、この給油管から型締シリンダへ給油するようにした。
1個の給油口から分岐管を介して数本の給油管を延ばし、型締シリンダの各々に接続してもよいが、数本の給油管が、ターンテーブル上の面積の一部を専有するため、他の機器や管のレイアウトに支障がでやすい。
この点、本発明では、型締シリンダの近傍までは、1本の給油管と1本の給油ヘッダで油を導くため、ターンテーブル上における専有面積を小さくすることができ、他の機器や管のレイアウトが容易になる。
すなわち、本発明により、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置において、複数本の動力系ラインを一層整然とレイアウトすることができる構造が提供される。
請求項3に係る発明では、上部管を囲う部位に、スリップリングを備え、このスリップリングを介して給電するようにした。スリップリングを用いたので、金型への給電線を整然と配置することができる。
請求項4に係る発明では、下部管を囲う部位に、水等の分配器を備え、この水等の分配器を介して金型へ給水ホースと排水ホースを延ばすようにした。
平面視で、水等の分配器は数の金型の中心に設けられ、この水等の分配器から金型へ給水ホースと排水ホースを整然と延ばすことができる。
請求項5に係る発明では、中間管と水等の分配器との距離は、少なくとも分配器アウターの長さとなるように設定されている。
水等の分配器に内蔵するシールリングを交換するときなどに、分配器インナーに対して分配器アウターを上に抜くが、この際に本発明によれば、中間管に分配器アウターは当たらない。分配器アウターの引き上げ作業が容易になる。
請求項6に係る発明では、水等の分配器は、空気環状溝と真空環状溝との少なくとも一方を更に有している。水等の分配器を利用して、金型近傍へ圧縮空気を送り、又は金型を真空引きすることができる。
請求項7に係る発明では、給電部材であるスリップリングを上に配置し、給水部材である水等の分配器をターンテーブル近傍に配置し、水等の分配器に接続する給水ホースをターンテーブルの下に配置した。スリップリングと水等の分配器との間に空間が確保でき、この空間を水等の分配器を分解する作業スペースに供することができる。
請求項8に係る発明では、射出装置に対応する部位に、ターンテーブルを受ける回転盤受けを設けた。ノズルが金型にタッチしたときにターンテーブルが傾くことを防止することができる。
請求項9に係る発明では、センターリング又はベアリングを中心にして、回転盤受けと対称の位置に、別の回転盤受けを配置した。2個の回転盤受けで、通常回転時に発生が予想されるターンテーブルの揺れを、防止することができる。回転盤受けが局部的に設けられ且つ2個のみであるため、装置コストを圧縮することができる。
本発明に係るターンテーブルを有する竪型射出成形装置の正面図である。 型締装置の基本構成を説明する図である。 水等の分配器図の縦断面図である。 水等の分配器図の横(水平面)断面図であり、(a)は図3の4a−4a線断面図、(b)は図3の4b−4b線断面図、(c)は図3の4c−4c線断面図、(d)は図3の4d−4d線断面図、(e)は図3の4e−4e線断面図、(f)は図3の4f−4f線断面図である。 中心軸の構成図である。 図5の6部拡大断面図である。 (a)はターンテーブルの平面図、(b)はターンテーブルより下位部分の平面図である。 シールリングを交換する手順を説明する図である。 分配器インナーから分配器アウターを外す手順を説明する図である。 スリップリングの断面図(概念図)である。 ヒータへの給電を説明する平面図である。 水通路への給水を説明する平面図である。 ターンテーブルの断面図である。 図13の14矢視図である。 従来のターンテーブルを有する竪型射出成形装置の基本構成図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。本発明は、動力系ラインを整然とレイアウトする技術に関する。動力系ラインは給水ホース(又は管。以下同じ)、排水ホース、空気ホース、給油ホース、排油ホース、真空ホース、給電線の総称である。
図1に示すように、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置10(以下、竪型射出成形装置10と略記する。)は、金型11と、この金型11を型開閉する型締装置30と、この型締装置30の上(上方)に配置され且つ射出軸12aが鉛直である射出装置12とを主要素とする。竪型射出成形装置10は、型開閉方向が縦向きとされた装置の総称である。
竪型射出成形装置10は、安全扉14、安全カバー15で適宜覆われている。
型締装置30及び射出装置12は、装置フレーム20で囲われると共に支持されている。
装置フレーム20は、ベースフレーム21と、このベースフレーム21から立ち上がる第1支柱22及び第2支柱23と、第1支柱22の上端と第2支柱23の上端とを繋ぐトップビーム24とからなる。
トップビーム24は、中央にセンタプレート25を備えている。
センタプレート25から、中心軸110が下がっている。中心軸110は、中空軸であって、軸線(axle)ではない。
安全扉14の脇から、中心軸110の構成要素の一部である、水等の分配器60、サポート117、中間管ブロック116が見える。
また、安全扉14とトップビーム2との間に、給電部材としてのスリップリング140、141が見える。
上方のスリップリング140は動力用で、下方のスプリングリング141は制御用である。
図2に示すように、型締装置30は、想像線で示す金型11が載っているターンテーブル31から下へ延びる型締シリンダ32と、この型締シリンダ32のピストンロッド33に連結された牽引盤34と、この牽引盤34から上へ型締シリンダ32の側方を通りつつ延びてターンテーブル31を貫通するタイバー35と、これらのタイバー35の上端に締結される可動盤36とを主要素とする。
型締シリンダ32の近傍に、型締シリンダ用電磁弁37とエジェクター用電磁弁38とを収納したバルブステーション39が設けられている。このバルブステーション39により、型締シリンダ32の伸動/縮動と、エジェクター40の伸動/縮動がなされる。
型締工程:
型締シリンダ32を伸動する。牽引盤34とタイバー35と可動盤36とが下がる。金型11はターンテーブル31と可動盤36とにより型締めされる。
型開工程:
型締シリンダ32を縮動する。牽引盤34とタイバー35と可動盤36とが上がる。下型11aが残り、上型11bが可動盤36と共に上がる。金型11が開いたので成形品を取出すことができる。このときに、成形品をエジェクター40で突き上げるようにすると、成形品の取出しが容易になる。
この例では、エジェクター40は、金型11の幅方向中央の下に設けられている。一方、金型11を均等に型締するには、型締シリンダ32も金型11の幅方向中央の下に配置したい。エジェクター40と型締シリンダ32とが、いわゆる場所を取り合うこととなり、その対策が求められる。
本発明では、次に述べる対策を講じた。
エジェクター40のシリンダ部分の長さより、長いブロック41を2個準備する。
そして、型締シリンダ32の上端に左右一対のブロック41をボルト42で取付ける。次に、ブロック41を別のボルト43でターンテーブル31に固定するようにした。ブロック41とエジェクター40との間に隙間を確保するようにする。
ブロック41により干渉を避けるようにしたので、エジェクター40の中心と、型締シリンダ32の中心とは、同軸上に配置することが可能となった。
この例では、エジェクター40と型締シリンダ32は、共に油圧シリンダである。
また、型締装置30に、可動盤36が落下することを防止する可動盤落下防止機構50を付属することが望ましい。可動盤落下防止機構50の一構造例を説明する。
可動盤落下防止機構50は、可動盤36から下へターンテーブル31を貫通して延びる鋸刃51付きロッド52と、ターンテーブル31に固定されるエアシリンダ53と、このエアシリンダ53のピストンロッド54の先に取付けられるロック片55とからなる。このロック片55は、エアシリンダ53により、鋸刃51付きロッド52に向かって進退する。
例えば、金型11を交換するときに、エアシリンダ53を伸動して一つの鋸刃51の下にロック片55を差し入れる。この状態であれば、型締シリンダ32の油圧が抜けても、ロック片55に一つの鋸刃51が載るため、可動盤36はそれ以上に下がることはない。結果、可動盤36の不都合な落下が防止される。
図1で説明した水等の分配器60の構造を、図3〜図4に基づいて説明する。
図3に示すように、水等の分配器60は、外筒状の分配器アウター61と、この分配器アウター61で囲われる分配器インナー81とを主要素とする。
分配器インナー81は、固定部材82で支えられており、非回転部材である。大径軸受83と小径軸受84とが介在しているため、分配器インナー81に対して分配器アウター61の回転が可能となる。小径軸受84は、リッド85で抑えられている。
また、分配器インナー81の内径は想像線で示す下部管115の外径より大きい。分配器インナー81に対して、下部管115を昇降(図では上下動)させることができる。
分配器インナー81には、小径軸受84の下に真空環状溝86が形成されている。この真空環状溝86を挟む位置にシールリング87が各々設けられている。
分配器インナー81には、シールリング87の下に空気環状溝88が形成されている。
一方、分配器アウター61には、空気環状溝88の下に上部ドレーン溝62が形成され、この上部ドレーン溝62の下に給水環状溝63が形成され、この給水環状溝63の下に排水環状溝64が形成され、この排水環状溝64の下に下部ドレーン溝65が形成されている。
分配器アウター61には、上部ドレーン溝62と給水環状溝63の間に環状シール66が設けられ、給水環状溝63と排水環状溝64の間に環状シール66が設けられ、排水環状溝64と下部ドレーン溝65の間に環状シール66が設けられ、上部ドレーン溝62の上に環状シール66が設けられ、下部ドレーン溝65の下に環状シール66が設けられている。
図4(a)に示すように、分配器アウター61に6個の側面真空口67が設けられ、分配器インナー81に1本の真空環状溝86が設けられ、分配器インナー81に真空長手路89が設けられている。この真空環状溝86は図面奥に延びている。
分配器アウター61は分配器インナー81に対して回転するが、側面真空口67はどの回転位置にあっても常に真空環状溝86に臨んでおり、側面真空口67と真空長手路89との連通状態が保たられる。このことは、図4(b)〜(f)においても同様である。
図4(b)に示すように、分配器アウター61に6個の側面空気口68が設けられ、分配器インナー81に1本の空気環状溝88が設けられ、分配器インナー81に空気長手路91が設けられている。この空気長手路91は図面奥に延びている。
図4(c)に示すように、分配器アウター61に1本の上部ドレーン環状溝62が形成され、分配器インナー81にドレーン長手路92が設けられている。このドレーン長手路92は図面奥に延びている。
図4(d)に示すように、分配器アウター61に6個の側面給水口71が設けられ、分配器アウター61に1本の給水環状溝63が設けられ、分配器インナー81に給水長手路93が設けられている。この給水長手路93は図面奥に延びている。
図4(e)に示すように、分配器アウター61に6個の側面排水口72が設けられ、分配器アウター61に1本の排水環状溝64が設けられ、分配器インナー81に排水長手路94が設けられている。この排水長手路94は図面奥に延びている。
図4(f)に示すように、分配器アウター61に1本の下部ドレーン環状溝65が形成され、この下部ドレーン環状溝65がドレーン長手路92に繋がっている。
分配器インナー81に、真空長手路89、空気長手路91、ドレーン長手路92、給水長手路93、排水長手路94からなる5本の長手路が適当な間隔を保って設けられている。
そして、真空長手路89、空気長手路91、ドレーン長手路92、給水長手路93及び排水長手路94の端部(図面の奥)には、各々後述する底面口が設けられ、これらの底面口に後述するホースが接続される。
図3に示すように、非回転の分配器インナー81の底面95に、底面真空口96を設け、この底面真空口96に真空ポンプ97から延びるホース97aを接続する。真空ポンプ97を作動させることで、真空環状溝86等を大気圧より低圧に維持することができる。
同様に、分配器インナー81の底面95に、底面空気口98を設け、この底面真空口96にコンプレッサ99から延びるホース101を接続する。コンプレッサ99を作動させることで、空気環状溝88へ圧縮空気を供給することができる。
同様に、分配器インナー81の底面95に、底面給水口102を設け、この底面給水口102に給水ホース103を接続する。給水環状溝63へ給水することができる。
同様に、分配器インナー81の底面95に、底面排水口104を設け、この底面排水口104に排水ホース105を接続する。排水環状溝64から排水することができる。
なお、給水環状溝63からの漏水は上部ドレーン環状溝62で回収される。漏水が空気環状溝88へ到達することが防止される。
同様に、排水環状溝64からの漏水は下部ドレーン環状溝65で回収され、漏水が大径軸受83へ到達することが防止される。
ドレーンは、ドレーン長手路92、底面ドレーン口106及びホース107を介して排出される。
次に、中心軸110の構造を、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、中心軸110は、互いに分離可能な上部管111と、上部ロータリジョイント112と、中間管113と、下部ロータリジョイント114と、下部管115とからなる。
上部ロータリジョイント112及び下部ロータリジョイント114は、周知の回転管継手であり、構造の説明は省略する。
中間管113は、中間管ブロック116を要部とし、この中間管ブロック116が門型のサポート117で支持されている。
水等の分配器60の外周(正確には、図3、符号61の分配器アウター)が、支持半円板118を介してターンテーブル31で支持されている。そのため、分配器アウターはターンテーブル31に同期して回転する。回転する分配器アウターにサポート117を介して、中間管ブロック116が支持される。そのため、中間管113は、回転管となる。
対して、上部管111と下部管115とは、非回転管となる。
このような上部管111の上端に給油ホース119を接続する。給油は、上部管111の全てと、中間管113の上半分を通って、給油管121に至る。給油管121はサポート117及び水等の分配器60に沿って下がり、ターンテーブル31を貫通して延びる。
一方、排油は、ターンテーブル31を下から上へ貫通して延びる排出油管122から中間管113の下半分及び下部管115を通って、排油ホース123に入り、この排油ホース123で油タンクへ導かれる。
図6に示すように、中間管ブロック116は、鋼製ブロック124にドリルでL字通路125を設け、このL字通路125の一端で且つ鋼製ブロック124の上面に上面口を設け、側面に給油口126を設けてなり、この給油口126に導出油菅(図5、符号121)を接続するようにした。
また、鋼製ブロック124にドリルで逆L字通路127を設け、この逆L字通路127の一端で且つ鋼製ブロック124の下面に下面口を設け、側面に排油口128を設けてなり、この排油口128に排出油管(図5、符号122)を接続するようにした。
また、図5に示すように、給油管121と排出油管122を、中間管ブロック116に左右略対称に配置した。このことによる利点は、図8で説明する。
また、図5において、水等の分配器60の分配器アウター(図3、符号61)の長さよりも、水等の分配器60と中間管ブロック116との距離が大きくなるように、サポート117の丈を設定した。
また、中間管ブロック116に、導出油菅121及び排出油管122により曲げ力が加わる。しかし、鋼製ブロック(図6、符号124)は十分な強度を有するため、中間管ブロック116は十分な耐久性を有する。
中間管ブロック116から型締シリンダ32までの給油経路の詳細を、図7に基づいて説明する。
図7(a)に示す中間管ブロック116から図7(b)に示す金型個数分の型締シリンダ32へ、給油管へ延ばす場合に、例えば、中間管ブロック116から金型個数分の給油管を放射状に延ばすことが、一般的に行われる。この方式でも差し支えないが、本発明では次に述べるレイアウトとした。
すなわち、図7(a)に示すように、中間管ブロック116の給油口126から1本の給油管121を延ばし、ターンテーブル31を貫通して下げる。
図7(b)に示すように、1本の給油管121の先端を1本の給油ヘッダ130に接続する。この給油ヘッダ130は、ターンテーブル31の下に且つ金型個数分の型締シリンダ32を囲うように配置される。
給油ヘッダ130には、型締シリンダ32と同数の管継手131が一体形成されている。管継手131と近傍のバルブステーション39とは、短い油圧ホース132(又は管継手)で連結される。
本発明によれば、複雑になりがちな給油系統を、給油ヘッダ130を用いたことにより、シンプルにすることができる。特に、図7(a)に示すように、ターンテーブル31の上は、給油管121が1本のみであるから、ターンテーブル31の上に他のホースや配管や機器を配置する余地ができる。
ところで、図3において、分配器インナー81に対して、分配器アウター61が回転するため、シールリング87と環状シール66は、不可避的に摩耗し、シール性能が徐々に低下する。そこで、一定期間毎又は必要なときに、シールリング87と環状シール66を新品に交換することが望まれる。この交換手順を、図8、図9に基づいて説明する。
図8に示すように、支持半円板118を外し、サポート117を外し、リッド85を外す。このときに、中間管113は、いわゆる宙に浮いた状態となる。中間管ブロック116は重いが、給油管121と排出油管122が、臨時のサポート作用を発揮する。そのため、上部ロータリジョイント112に過大な軸力が加わる心配がない。
このときに、給油管121と排出油管122は略対称に配置され、門型を形成する。門の上部中央で、中間管ブロック116が支えられるため、中間管ブロック116が安定し、傾く心配はない。
次に、中間管ブロック116から下部ロータリジョイント114を分離する。次に、下部ロータリジョイント114及び下部管115を上端が水等の分配器60に没するまで下げる。
次に、図9に示すように、分配器インナー81に対して、分配器アウター61を上に引き上げ、次に、横へ移動する。図8に示すように、中間管ブロック116と水等の分配器60との間に、少なくともの分配器アウター61の長さの空間が作業スペースとして確保されているため、図9に示す分配器アウター61の引き上げ及び横移動は支障なく行われる。
図9にて、分配器インナー81に嵌っているシールリング87を交換し、分配器アウター61に嵌っている環状シール66を交換する。これらの交換作業は容易である。特に、分配器アウター61は、竪型射出成型装置10の外へ搬出可能であり、搬出先で楽な姿勢で環状シール66を交換することができる。
交換後、分配器インナー81に分配器アウター61を嵌めて、復旧する。
図10に示すように、動力用のスリップリング140は、ターンテーブルに同期して回転するリングアウター142と、このリングアウター142に電気的に接続しつつ非回転のリングインナー143とで構成される。
すなわち、ターンテーブル側から延びる連結部材144でリングアウター142が回される。
非回転のリングインナー143には、外周上段にR相金属リング145が巻かれ、外周中段にS相金属リング146が巻かれ、外周下段にT相金属リング147が巻かれている。
一方、回転するリングアウター142の内周面に、R相金属リング145に摺接するR相シュー148とS相金属リング146に摺接するS相シュー149と、T相金属リング147に摺接するT相シュー151とが設けられている。
リングアウター142の下方に電源ボックス156が配置され、リングアウター142から延びる給電線155Bが電源ボックス156に接続される。この電源ボックス156から延びる給電線155がヒータ制御部154に接続される。
以上により、非回転側から回転側へ給電される。
なお、制御用のスリップリング(図1、符号141)については、説明を省略する。
図11に示すように、ヒータ153を内蔵する金型11に対応して6個のヒータ制御部154が配置される。そのうちの1個のヒータ制御部154の上に電源ボックス156が配置される。この電源ボックス156から給電線155を延ばし、これらの給電線155の先端をヒータ制御部154に連結する。
以上により、複雑になりがちな給電線155を整然とレイアウトすることができた。
また、図12に示すように、水通路157を内蔵する金型11に、中央の水等の分配器60から放射状に延ばした給水ホース158と排水ホース159を接続する。
以上により、複雑になりがちな給水ホース158と排水ホース159を整然とレイアウトすることができた。
また、図面は省略するが、金型11に真空通路が設けられている場合は、中央の水等の分配器60から放射状に延ばした真空ホースを接続する。
以上により、複雑になりがちな真空ホースを整然とレイアウトすることができた。
また、図面は省略するが、金型11の近傍にエアシリンダ(図2、符合53)が設けられている場合は、中央の水等の分配器60から放射状に延ばした空気ホースを接続する。
以上により、複雑になりがちな空気ホースを整然とレイアウトすることができた。
なお、本発明は、金型11にヒータ153を内蔵しないで、金型温調機を用いて、金型11の温度調節を行う技術にも適用できる。
本発明のターンテーブル31は、図13に示すように、センターリング161又はベアリングで回転自在に支えられている。ターンテーブル31には型締装置30や金型11の他、配管、ホースが載っている。これらはバランス調整がなされている。
旋回モータ162及びギヤ163を用いてターンテーブル31が回転するときに、ホースの揺れなどに起因して、ターンテーブル31がセンターリング161又はベアリングを中心に、上下に揺れる(傾く)ことがある。
対策として、アングル167と、このアングル167の上面に取付けた摺板168とからなる回転盤受け165及び別の回転盤受け166を非回転部側に設けた。回転盤受け165、166は、高さ調整機能を有し、摺板168が所定の高さ又は所望の高さに調整される。
摺板168は、黒鉛を混ぜた焼結金属又は軽合金に固体潤滑剤を埋設してなる。黒鉛又は固体潤滑剤により、摩擦係数が小さくなり、ターンテーブル31は揺れることなく、水平回転する。
また、詳細な説明は省くが、図1で示した射出装置1は、射出軸1aに沿って加熱筒が上下する。下降したときにノズルが、金型11にタッチする。このタッチにより、図13に示す下向き力Fが、一つの金型11を介して、ターンテーブル31に加わる。しかし、力Fは、直下の回転盤受け165で支承されるため、ターンテーブル31が図面時計方向に傾くことはない。
図14に示すように、射出装置1の下に、1個の回転盤受け165を配置し、対称の位置に1個の別の回転盤受け166を配置する。
回転盤受け165を、6基の型締装置0に対応するように、6個配置することや、リング形状の回転盤受け165をターンテーブル31の下縁に配置することは差し支えないが、装置コストが嵩む。対して、図14のように局部的に配置することで、装置コストを大幅に圧縮することができる。
なお、回転盤受け165の構造は、実施例に限定されるものではなく、摺板168を自由に回転するフリーロール、球、ボールに変えてもよい。別の回転盤受け166についても同様である。
本発明は、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置に好適である。
10…ターンテーブルを有する竪型射出成形装置(竪型射出成形装置)、11…金型、12…射出装置、30…型締装置、31…ターンテーブル、32…型締シリンダ、60…水等の分配器、61…分配器アウター、71…側面給水口、72…側面排水口、81…分配器インナー、86…真空環状溝、87…シールリング、88…空気環状溝、95…底面、102…底面給水口、103…給水ホース、104…底面排水口、110…中心軸、111…上部管、112…上部ロータリジョイント、113…中間管、114…下部ロータリジョイント、115…下部管、121…給油管、122…排出油管、126…給油口、128…排油口、130…給油ヘッダ、131…管継手、140…スリップリング、142…リングアウター、143…リングインナー、153…ヒータ、157…水通路、161…センターリング、165…射出装置下の回転盤受け、166…別の回転盤受け。

Claims (9)

  1. 鉛直な中心軸回りに回転するターンテーブルと、このターンテーブルに搭載され金型を開閉す数の型締装置とを備え、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記型締装置は、油圧式の型締シリンダを備え、
    前記中心軸は、中空軸であり、
    この中空軸を、上部管と、中間管と、下部管とに分割し、前記上部管と前記中間管を上部ロータリジョイントで繋ぐと共に前記中間管と前記下部管を下部ロータリジョイントで繋ぐことで、前記上部管を非回転管とし、前記中間管を前記ターンテーブルと同期して回転する回転管とし、前記下部管を非回転管とし、
    前記上部管及び中間管の上部を給油系とし、前記中間管の上部に給油口を設け、
    前記中間管の下部及び前記下部管を排油系とし、前記中間管の下部に排油口を設け、
    前記給油口を用いて前記型締シリンダへ給油し、前記排油口を用いて前記型締シリンダから排油するようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  2. 請求項1記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記給油口は1個であり、
    この給油口から給油管を前記型締シリンダの近傍まで延ばし、前記給油管に1本の給油ヘッダを接続し、この給油ヘッダから前記型締シリンダへ給油するようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記上部管を囲う部位に、スリップリングを備え、このスリップリングは、前記ターンテーブルに同期して回転するリングアウターと、このリングアウターに電気的に接続しつつ非回転のリングインナーとで構成され、
    前記金型の温度調節に供するヒータを備え、
    前記スリップリングを介して、前記ヒータへ給電するようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記下部管を囲い且つ前記ターンテーブルを貫通する部位に、水等の分配器を備え、
    前記金型の冷却に供する水通路を備え、
    前記水等の分配器は、前記ターンテーブルに同期して回転する外筒状の分配器アウターと、この分配器アウターで囲われる内筒状の非回転の分配器インナーと、この分配器インナーに嵌められ流体の漏れを防止するシールリングとを備え、
    前記非回転の分配器インナーの底面に、底面給水口及び底面排水口を有し、外部から前記底面給水口へ給水し、前記底面排水口から外部へ排水するようにし、
    前記回転する分配器アウターの側面に、側面給水口及び側面排水口を有し、前記側面給水口を用いて前記水通路へ給水し、前記側面排水口を用いて前記水通路から排水するようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  5. 請求項4記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記中間管と下位の前記水等の分配器との距離は、少なくとも前記分配器アウターの長さとなるように設定されていることを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  6. 請求項4又は請求項5記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記水等の分配器は、圧縮空気を流す空気環状溝と大気圧より低圧とされる真空環状溝との少なくとも一方を更に有していることを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  7. 鉛直な中心軸回りに回転するターンテーブルと、このターンテーブルに搭載され金型を開閉す数の型締装置とを備え、ターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記中心軸の上部を囲う部位に、スリップリングを備え、このスリップリングを介して、前記金型を温めるヒータへ給電するようにし、
    前記ターンテーブル近傍位置にて前記中心軸を囲う水等の分配器を設け、この水等の分配器を介して、前記金型へ給水するようにし、
    前記水等の分配器の底面に、底面給水口を設け、この底面給水口へ給水ホースを接続し、この給水ホースを下へ延ばし、
    前記スリップリングと前記水等の分配器との間に空間を確保し、この空間が前記水等の分配器を分解する作業スペースとなるようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記ターンテーブルは、センターリング又はベアリングで回転自在に支承されており、射出装置に対応する部位に、前記ターンテーブルを受ける回転盤受けを設け、前記射出装置のノズルが前記金型にタッチしたときに前記ターンテーブルが前記センターリング又は前記ベアリングを中心に傾くことがないようにしたことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
  9. 請求項8記載のターンテーブルを有する竪型射出成形装置であって、
    前記センターリング又は前記ベアリングを中心にして、前記回転盤受けと対称の位置に、別の回転盤受けを配置したことを特徴とするターンテーブルを有する竪型射出成形装置。
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