JP5981484B2 - ロータリー式竪型型締装置 - Google Patents
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Description
図11は従来の技術の基本構成を説明する図であり、固定盤101にターンテーブル102が載せられ、このターンテーブル102の回転中心にセンタータイバー103が配置され、ターンテーブル102の外にサイドタイバー104が配置され、タイバー103、104の上端に可動盤105が渡されている。
交換の際には、可動盤105をタイバー103、104から外し、固定筒111から可動筒112を外し、この可動型112を上に移動してセンタータイバー103から抜く必要がある。シールリング113の交換工事は、時間を要する。交換に要する時間が長くなるほど、生産性が低下する。
前記冷媒供給・回収機構は、非回転部材であって前記センタータイバーを囲う固定側筒部材と、前記ターンテーブルと共に回される回転部材であって前記固定側筒部材を囲う可動側筒部材と、この可動側筒部材と前記固定側筒部材との間に配置され前記冷媒の漏れを防止する複数本のシールリングとを備えており、
前記可動側筒部材は、締結部品で締結されている分割筒であり、
前記冷媒供給・回収機構と前記可動盤との間にて前記センタータイバーに予め嵌めるようにして予備のシールリングが準備されていることを特徴とする。
第3環状溝と第1環状溝の間に第1シールリングが配置され、第1環状溝と第2環状溝の間に第2シールリングが配置され、第2環状溝と第4環状溝の間に第3シールリングが配置され、第3環状溝の外側に第4シールリングが配置され、第4環状溝の外側に第5シールリングが配置されていることを特徴とする。
可動側筒部材を外すと、シールリングが露出するため、古いシールリングは切断して固定側筒部材から取り除く。次に、センタータイバーに嵌めてある予備のシールリングを固定側筒部材に取付け、可動側筒部材を取付ける。
よって、シールリングの交換を迅速に且つ容易に実施することができる。すなわち本発明によれば、シールリングが容易に交換できるロータリー式竪型型締装置が提供される。
そこで、第4シールリング及び第5シールリングは割れ目を有していない割り無しリングを採用し、外部への漏れを防止するようにした。
図2に示すように、冷媒供給・回収機構20は、非回転部材であってセンタータイバー13を囲う固定側筒部材23と、ターンテーブル12と共に回される回転部材であって固定側筒部材を囲う可動側筒部材24と、この可動側筒部材24と固定側筒部材23との間に配置され冷媒の漏れを防止する複数本のシールリング25とを備えている。
好ましくは、カバー28は透明な樹脂で構成する。カバー28を外すことなく、予備のシールリング25の有無を目視できるからである。
一方、可動側筒部材24は、アタッチメント32にアングル33及びボルト34、35で締結され、このアタッチメント32がボルト36でターンテーブル12に締結されるため、ターンテーブル12と共に回転する。
図3(a)に示すように、固定側筒部材23は、内部に冷媒を導入する冷媒導入路38を備えている。この冷媒導入路38の出口は、固定側筒部材23の外周の設けられている第1環状溝39に繋がっている。可動側筒部材24には、給液ホース(図1、符号21)の基部をねじ込む給液口41が設けられている。第1環状溝39は第1シールリング25A(添え字Aは、第1を示す。)と第2シールリング25B(添え字Bは、第2を示す。)とで挟まれている。これらの第1・第2シールリング25A、25Bは、固定側筒部材23に嵌め込まれる。
図7(b)に示すように、古いシールリング25を切って固定側筒部材23から外す。次に新しいシールリング25を固定側筒部材23に取付ける。
図1にて、従来であれば、タイバー13、14から可動盤15を外す必要があるところ、本発明によれば、可動盤15を外すことなく、シールリングの交換が実施できる。
図8にて、第1〜第3シールリング25A〜25Cに対して、第4・第5シールリング25D、25Eを別の種類とする。
図9に示すように、第1〜第3シールリング25A〜25Cは、円周上に1個の割れ目51を有する割り有りリングとした。割れ目51を広げることで、図8に示す固定側筒部材23に容易に嵌めることができる。
図8にて、第1〜第3シールリング25A〜25Cは割れ目から漏れが発生する。しかし、第4シールリング25D及び第5シールリング25Eが割り無しリングであるため、外へ冷媒が漏れる心配はない。第1〜第3シールリング25A〜25Cが割り有りリングであるため、これらには格別に予備のシールリングを準備する必要はない。結果、スペアシールリング保管部26には、2個の予備シールリング25、25を準備することで足りる。
Claims (3)
- 複数個の下型を載置し水平に旋回するターンテーブルと、型締め時に前記ターンテーブルを支える固定盤と、前記ターンテーブルの回転中心に配置され前記ターンテーブル及び前記固定盤を貫通しているセンタータイバーと、前記ターンテーブルの外にて前記センタータイバーと平行に配置され前記固定盤を貫通しているサイドタイバーと、このサイドタイバーの上端及び前記センタータイバーの上端に渡され上型を支える可動盤と、前記ターンテーブルの回転中心に配置され複数個の前記下型へ冷媒を送り、温められた冷媒を回収する冷媒供給・回収機構とを備えているロータリー式竪型型締装置において、
前記冷媒供給・回収機構は、非回転部材であって前記センタータイバーを囲う固定側筒部材と、前記ターンテーブルと共に回される回転部材であって前記固定側筒部材を囲う可動側筒部材と、この可動側筒部材と前記固定側筒部材との間に配置され前記冷媒の漏れを防止する複数本のシールリングとを備えており、
前記可動側筒部材は、締結部品で締結されている分割筒であり、
前記冷媒供給・回収機構と前記可動盤との間にて前記センタータイバーに予め嵌めるようにして予備のシールリングが準備されていることを特徴とするロータリー式竪型型締装置。 - 前記固定側筒部材は、内部に設けられ前記冷媒を導入する冷媒導入路と、外周に設けられ前記冷媒導入路の出口に繋がる第1環状溝と、前記第1環状溝と平行になるようにして外周に設けられ温められた前記冷媒を集める第2環状溝と、内部に設けられ前記第2環状溝から延びて温められた前記冷媒を排出する冷媒排出路と、前記第1環状溝及び前記第2環状溝を挟むようにして設けられ前記第1環状溝の外側に設けられる第3環状溝及び前記第2環状溝の外側に設けられる第4環状溝と、内部に設けられ前記第3環状溝及び前記第4環状溝から延びるドレーン排出路とを備え、
前記第3環状溝と前記第1環状溝の間に第1シールリングが配置され、前記第1環状溝と前記第2環状溝の間に第2シールリングが配置され、前記第2環状溝と前記第4環状溝の間に第3シールリングが配置され、前記第3環状溝の外側に第4シールリングが配置され、前記第4環状溝の外側に第5シールリングが配置されていることを特徴とする請求項1記載のロータリー式竪型型締装置。 - 前記第1〜第3シールリングは、円周上に1個の割れ目を有する割り有りリングであり、
前記第4シールリング及び前記第5シールリングは前記割れ目を有していない割り無しリングであり、
前記予備のシールリングは割り無しリングであることを特徴とする請求項2記載のロータリー式竪型型締装置。
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