JP3082649B2 - 竪型射出成形機の流体等の供給装置 - Google Patents
竪型射出成形機の流体等の供給装置Info
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Description
一対の下金型或いは下金型の付属機器に水やエア等の冷
却媒体、或いは作動油や電気等を供給する装置に関す
る。
に、一対の下金型1,1を備えたターンテーブル2が、
可動盤3に取り付けられた上金型4の下に、1本のタイ
バー(中心軸)5を中心に水平に回動自在に設けられ、
油圧シリンダ等の型締装置(図示せず)で可動盤3と一
緒に上金型4を下降させて直下の下金型1に型締めし、
それらの金型1,4のキャビティに射出装置(図示せ
ず)から樹脂を射出して成形品を成形するものが知られ
ている。可動盤3は3本のダイバー5,6,6に支えら
れ、ターンテーブル2は固定盤7に回動自在に支持され
ている。
テーブル2上の下金型1或いは下金型1の付属機器(以
下、下金型等)に、水やエア等の冷却媒体或いは作動油
や電気等(以下、流体等)を供給する場合、可動盤3の
上に、流体等の供給源11に連絡された中継部材12を
設け、その中継部材12と下金型1等とを可撓パイプや
電線等の流通体13で連絡して下金型等に流体等を供給
するようにしている。なお、ターンテーブル2上に他の
中継部材を設け、二つの中継部材を介して下金型1等に
流体等を供給する場合もある。
に回転自在としたロータリ式竪型射出成形機(例えば、
特公昭59−21295号公報、特公平1−54174
号公報)のように、中空回転継手を用いた供給装置もあ
る。
置は、ターンテーブル2の回動を阻害しないために十分
長くされた流通体13がターンテーブル2上にあり、そ
の流通体13はターンテーブル2の回動に伴い湾曲度合
を様々に変化させて移動するため、他の機器に接触して
作動の邪魔になりやすいという問題点がある。
空回転継手に設けられているシール材の寿命が比較的短
いため、頻繁にシール材を交換する必要があり、保守に
手間がかかるという問題点がある。
たに、請求項1に係る竪型射出成形機の流体等の供給装
置は、一対の下金型を備えたターンテーブルが、複数本
のタイバーで支えられ型締装置によって上下させられる
可動盤の上金型の下方に、1本のタイバーを中心に水平
に回動自在に設けられた竪型射出成形機において、上記
1本のタイバーの周囲部分の上記ターンテーブルに、該
ターンテーブルの上下に貫通して透孔を形成し、該透孔
の上端を、ターンテーブル上の下金型等に第1流通体を
介して連絡し、また透孔の下端を、流体等の供給源に第
2流通体を介して連絡した構成とした。
も、また、透孔を、ターンテーブルと1本のタイバーと
の間に嵌挿されてターンテーブルに固定された中心部材
に形成することもできる。
機の流体等の供給装置の一実施形態を示す。なお、図3
と同一の部材等に同一の符号を付してその詳しい説明は
省略する。
は、中心孔20aの周囲に複数本の透孔20b(図のも
のは4本であるが、図には2本しか現われていない。)
を有し、中心軸として使用されているタイバー5を中心
孔20aに挿通させてターンテーブル2に固定ボルト2
1で一体に固定されている。各透孔20bは上下に貫通
して等間隔で配設されている。
一端に接続され、流通体13の他端は下金型1に接続さ
れている。また、透孔20bの下端は流体等の供給源1
1に流通体22を介して連絡されている。
る流体等(下金型1から供給源11に戻される流体等も
含む)が水や空気或いは作動油等のときはパイプとさ
れ、また流体等が電気であるときは電線とされることは
言うまでもない。流通体13,22がパイプである場
合、そのパイプ13,22と透孔20bや下金型1或い
は供給源11との接続は、通常、周知の接続金具によっ
て行う。流通体13,22が電線の場合、電線13,2
2を透孔20bに挿通させて端部を下金型1や供給源1
1に接続してもよいが、通常は、下金型1や供給源11
に接続された電線を透孔20bに挿入された電線の端部
(透孔の端部)に適当なプラグで接続することが行われ
る。
も多い場合も少ない場合もある。下金型1の付属機器と
しては、コア等を作動させるシリンダや電磁石等があ
る。
で、ターンテーブル2に中心孔2aと透孔2bが直接形
成されている。他の構造は図1と同じである。
給装置においては、流体等は透孔2b,20bを通って
供給源11から下金型1に供給され、また下金型1から
供給源に戻される。ターンテーブル2上の流通体13
は、下金型1及びターンテーブル2と一緒に回動するた
め、従来の供給装置よりも大幅に短くてよく、しかもタ
ーンテーブル2の回動に際し湾曲移動して他の機器や部
材に接触することがない。このため、ターンテーブル2
上の諸作業、例えば下金型1からの成形品の取出しや、
下金型1への部品の挿入等を支障なく円滑に行うことが
できる。また、相対的な回動によって摩耗しやすい、中
空回転継手のシール材のような部材を使用しないで済む
ので、水や作動油等の液体が漏れにくく、保守もし易
い。流通体22はターンテーブル2と一緒に回動する
が、ターンテーブル2の下にあるので他に悪影響を及ぼ
すことは少ない。
射出成形機の流体等の供給装置は、一対の下金型を備え
たターンテーブルが、複数本のタイバーで支えられ型締
装置によって上下させられる可動盤の上金型の下方に、
1本のタイバーを中心に水平に回動自在に設けられた竪
型射出成形機において、上記1本のタイバーの周囲部分
の上記ターンテーブルに、該ターンテーブルの上下に貫
通して透孔が形成され、該透孔の上端は、ターンテーブ
ル上の下金型等に第1流通体を介して連絡され、また透
孔の下端は、流体等の供給源に第2流通体を介して連絡
された構成とされているので、ターンテーブル上の流通
体の長さを最低限度に抑えることができ、またターンテ
ーブルの回動作動時における流通体の他の機器や部材へ
の接触を避けることができる。したがって、ターンテー
ブル上での諸作業を支障なく円滑に行うことができると
ともに、全体構造を単純化することができる。また、水
や油等の漏洩をより確実に防止することができ、保守も
容易になる効果がある。
は、部品点数を少なくすることができる。また透孔を、
ターンテーブルと1本のタイバーとの間に嵌挿されてタ
ーンテーブルに固定された中心部材に形成すると、透孔
等の加工等が容易になる。
装置の一実施形態を示す断面図である。
装置の他の実施形態を示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の下金型を備えたターンテーブル
が、複数本のタイバーで支えられ型締装置によって上下
させられる可動盤の上金型の下方に、1本のタイバーを
中心に水平に回動自在に設けられた竪型射出成形機にお
いて、 上記1本のタイバーの周囲部分の上記ターンテーブル
に、該ターンテーブルの上下に貫通して透孔が形成さ
れ、 該透孔の上端は、ターンテーブル上の下金型等に第1流
通体を介して連絡され、 また透孔の下端は、流体等の供給源に第2流通体を介し
て連絡されたことを特徴とする竪型射出成形機の流体等
の供給装置。 - 【請求項2】 透孔はターンテーブルに直接形成された
ことを特徴とする請求項1記載の竪型射出成形機の流体
等の供給装置。 - 【請求項3】 透孔は、ターンテーブルと1本のタイバ
ーとの間に嵌挿されてターンテーブルに固定された中心
部材に形成されたことを特徴とする請求項1記載の竪型
射出成形機の流体等の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07333785A JP3082649B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 竪型射出成形機の流体等の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07333785A JP3082649B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 竪型射出成形機の流体等の供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09174643A JPH09174643A (ja) | 1997-07-08 |
JP3082649B2 true JP3082649B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=18269936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07333785A Expired - Fee Related JP3082649B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 竪型射出成形機の流体等の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082649B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006347015A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機 |
JP5394728B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2014-01-22 | 株式会社日本製鋼所 | 多色成形品の成形方法と多色成形用金型 |
JP6132336B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-05-24 | 東洋機械金属株式会社 | 射出成形機 |
CN112078108A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-15 | 泰瑞机器股份有限公司 | 一种双色注塑机的旋转水路装置 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP07333785A patent/JP3082649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09174643A (ja) | 1997-07-08 |
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