JPH0515442B2 - - Google Patents

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JPH0515442B2
JPH0515442B2 JP63140729A JP14072988A JPH0515442B2 JP H0515442 B2 JPH0515442 B2 JP H0515442B2 JP 63140729 A JP63140729 A JP 63140729A JP 14072988 A JP14072988 A JP 14072988A JP H0515442 B2 JPH0515442 B2 JP H0515442B2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fabric sheet
mold
sole
lower mold
Prior art date
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JP63140729A
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JPH01310601A (ja
Inventor
Fumishi Komatsu
Yoshihiko Nakatani
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Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は運動靴の靴底の製造法の改良に関する
ものであつて、更に詳しくは軽量でかつ耐摩耗性
に優れた防滑性突起を備えた接地面底を提供せん
とするものである。
〈従来の技術及び課題〉 従来より運動靴の靴底として、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブダジエンゴム、スチレンブダジエ
ンゴムのエラストマーからなる靴底、或いは
EVA、ウレタンゴム、ポリエチレン等からなる
スポンジ、等で形成した靴底、更にはこれ等の複
合材料で形成したものがある。ところで昨今殊に
マラソンシユーズやジヨツギングシユーズは靴の
軽量化、耐衝撃吸収力を追求するため、靴底を多
重構造、即ち、接地面底を充実ゴム若しくは高密
度スポンジで形成し、その上面側に軽量で緩衝性
に優れたEVA(エチレンビニルアセテート)のよ
うなスポンジを一枚若しくは複数枚重ね合せた構
造を有する靴底が出現している。然しながら接地
面底として使用される素材は、その接地面側に設
けた滑り止め突起の地面把持力、及び耐摩耗性を
向上させるためにどうしても比重及び硬度の高い
充実ゴム、若しくは高密度のスポンジを使用せざ
るを得なかつた。これが靴を重くさせる原因とな
つている。従つて接地面底はその接地面に設けた
防滑突起が早期に摩耗して防滑性を喪失しない範
囲内で出来る限り薄層に形成し、靴底の全重量を
抑制する努力が払われている。然しながら接地面
底はその製造工程上、プレス加工において使用さ
れる金型作成上、の問題(突起部意匠の刻設技術
の限界)及び金型内に充填する充填材の縮み、更
には、中間底への接着時に要するバフ加工(接着
面のバフ(研磨)に要する厚み)等の制約があ
り、接地面底の肉厚を薄くするにも自ら限界があ
つた。
然しながら係る状況下にあつても尚42195Kmと
いう長距離を走るマラソンランナーを初め所謂健
康マラソンを指向する市民ランナー、ジヨガーは
更に軽量で耐衝撃性に優れた靴の出現を望んでお
り、こうした要望は今や運動靴に与えられた大き
な課題となつている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者等は前述した従来品の欠陥及び着用者
の要望に鑑み鋭意研究した結果本発明に致つた。
即ち本発明は表面側にポリウレタン樹脂の皮膜層
を有する不織布シートと、靴底の滑り止め突起に
対応する凹嵌部を設けた下金型と、蓋金型とを準
備し、前記下金型の各凹嵌部内に液状ポリウレタ
ン配合物を注流充填し、前記不織布シートの被膜
層側を前記下金型の上面側に載置し、該不織布シ
ートを蓋金型と下金型とにより挾持しこれを加熱
加圧して金型内の液状ポリウレタン配合物を成形
し、その後蓋金型を取り除き、前記不織布シート
のポリウレタン樹脂の皮膜層上にポリウレタンエ
ラストマーの突起を一体的に結合した靴底主体を
取り出し更にこれを適宜温度で適宜時間熟成して
所望の靴底を得る技術手段を採用した。
〈作 用〉 本発明によれば不織布シートに有するポリウレ
タン樹脂の皮膜と防滑突起を形成する液状ポリウ
レタン配合物を金型によつて熱硬化させて一体的
に結合する技術手段を採用しているため、同一ウ
レタン係素材によつて、不織布シートと突起が強
力に結合され、不織布シートの有する軽量性、柔
軟性及びウレタンエラストマー突起の有する防滑
力を有効に働かせることが出来る作用を有する。
〈実施例〉 本発明の靴底の製造法の一実施例を図面に従つ
て説明すると次のとおりである。第1図は不織布
シート2を示すものであつて、該不織布シート2
はその表面側にポリウレタンの被膜層1を形成し
ている。この際使用される不織布シート2には軽
量で柔軟性に富む素材として例えばエクセーヌ
(商標)、クラリーノ(商標)、コードレ(商標)
等の人工皮革が使用される。
また不織布の表面側に有するポリウレタン皮膜
層1は、不織布シート2の基布8にポリウレタン
が完全に含浸せず、基布8の表面上に薄層の皮膜
が形成できる程度に若干粘性の高い液状ポリウレ
タンにて表面処理している。この皮膜層1には無
黄変ウレタンを使用し、不織布シート2の発色
性、デザイン性を強調するとともに不織布シート
2の強度アツプをはかり、かつ靴底意匠突起との
結合を促進させる、また皮膜層の厚さをコントロ
ールすることによつて、不織布シート2の強度を
高めることができる。
次に第2図は靴底意匠(突起)を刻設した凹嵌
部4を有する下金型5の断面図を示している。該
下金型5は、不織布シート2が載置された時その
接合面が下金型5に平担に密接するように少くと
もその上面9が同一平面状になるように形成され
ている。次に第3図は下金型5を密閉する蓋金型
6であつて、平板状に形成されたものを示す。
次に本発明の靴底の製造方法を順次説明する
と、第4図に示すように先づ下金型5の靴底の
滑り止め突起に対応する個々の凹嵌部4内にそれ
ぞれ液状ポリウレタン配合物7を注流、充填す
る。ここで使用される液状ポリウレタン配合物と
してはイソシアネートプレポリマーに顔料を混和
し、50゜〜150度℃に加熱する一方硬化剤、触媒を
80゜〜130度℃に加熱しておき、両者を均一に混
合、撹拌した後、脱泡工程を経て金型へ注流、充
填する。次に第4図に示すように前記下金型4
から漏れた余分の液状ポリウレタン配合物7をヘ
ラ等を使用して除去し下金型5の上面9と同一平
面状となるようレベリングし、次に第5図及び
に示すように不織布シート2をその被膜層1を
下金型5の上面9と接するように載置し、その上
から蓋金型6にて密閉し、金型内の液状ポリウレ
タン配合物7が硬化するまで約50度〜150度で1.5
時間乃至2時間程度加熱加圧した後金型5,6を
取り除き、第5図に示すように不織布シート2
のポリウレタン皮膜層1にポリウレタンエラスト
マーの小突起3を一体的に形成した状態の靴底主
体を取り出し、更にこれを約50度〜150度の温度
で約1時間〜10時間熟成することによつて所望の
靴底を得たものである。従つて本発明に係る靴底
はマラソン、ジヨツギング、シユーズの靴底に使
用する際には、EVA、ウレタンゴム、RB、ポリ
エチレン、PVC等の発泡エラストマーのミツド
ソールと共用することによつて緩衝性の高い運動
靴を得ることができる。
〈発明の効果〉 本発明は以上説明したような製造法であるた
め、以下に記載されるような効果を発揮する。
先づ本発明は靴底(外底)に不織布シート2を
使用しているため、従来の合成ゴム、スポンジ等
に比して軽量であるから靴底全体の軽量化を促進
することができる。また不織布シート2は素材の
有する柔軟性により靴底の屈曲性を促進し、ポリ
ウレタンエラストマー突起3の地面把持力を有効
に働かせることが出来る。また接地面側に突出す
るポリウレタンエラストマー突起3は、不織布シ
ート2のポリウレタン皮膜層1と加熱硬化して一
体的に結合されるものであるから両者の結合が強
力で、ランニングにおける着地衝撃によつても決
して欠落欠損する恐れがない。更に製造工程上の
利点として従来合成ゴム等で形成されていた外底
では、これをミツドソールに接合する際にパフ加
工をすることを必要とされていたが、本発明にお
いては、ミツドソールとの接合面が粗面となつて
いるためバフ加工をしなくても両者の結合力は極
めて大きい、また本発明はその製造工程におい
て、下金型5に液状ポリウレタン配合物を注流・
充填する際に凹嵌部4から漏れた液状ポリウレタ
ン配合物7を完全に取り除き、(レベリング)し
て形成されるため、エラストマー突起と基板とな
る不織布シート2が明瞭に区分けされた意匠面を
形成することができる。
従つて不織布シート2に種々の色彩、色柄のも
のを適宜採用することによつて従来品にない斬新
なデザインを有する靴底を提供することができ
る。また本発明は殊に緩衝性、屈曲性、耐久性に
優れた靴底として特にマラソン、ジヨキングシユ
ーズを初めとして全ゆる靴に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は不織布シートを示す断面図、第2図は
下金型の要部断面図、第3図は蓋金型を示す断面
図、第4図及びは凹嵌部内に液状ポリウレタ
ン配合物を注流した状態を示す下金型の断面図、
第5図乃至は本発明の製造工程を示す金型及
び不織布シートの断面略図、第6図は本発明によ
り製造された接地面底を示す平面図、第7図は同
じく本発明の靴底を備えた運動靴の側面図の例示
である。 〈図面の符号〉 1…皮膜層、2…不織布シー
ト、3…突起、4…凹嵌部、5…下金型、6…蓋
金型、7…液状ポリウレタン配合物、8…基布、
9…上面、イ…表面、ロ…裏面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面イ側にポリウレタン樹脂の被膜層1を有
    する不織布シート2と、靴底の滑り止め突起3に
    対応する凹嵌部4を設けた下金型5と、蓋金型6
    とを準備し、前記下金型5の各凹嵌部4内に液状
    ポリウレタン配合物7を注流、充填し、前記不織
    布シート2の被膜層1側を前記下金型5の上面8
    側に載置し、該不織布シート2を蓋金型6と下金
    型6とにより挾持しこれを加熱加圧して金型5,
    6内の液状ポリウレタン配合物7を成形し、その
    後蓋金型6を取り除き、前記不織布シート2のポ
    リウレタン樹脂の皮膜層1上にポリウレタンエラ
    ストマーの突起3を一体的に結合した靴底主体を
    取り出し更にこれを適宜温度で適宜時間熟成した
    ことを特徴とする靴底の製造法。
JP63140729A 1988-06-08 1988-06-08 靴底の製造法 Granted JPH01310601A (ja)

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JP63140729A JPH01310601A (ja) 1988-06-08 1988-06-08 靴底の製造法

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JPH01310601A JPH01310601A (ja) 1989-12-14
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