JP2584403B2 - 靴底の接地底 - Google Patents
靴底の接地底Info
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- JP2584403B2 JP2584403B2 JP5072625A JP7262593A JP2584403B2 JP 2584403 B2 JP2584403 B2 JP 2584403B2 JP 5072625 A JP5072625 A JP 5072625A JP 7262593 A JP7262593 A JP 7262593A JP 2584403 B2 JP2584403 B2 JP 2584403B2
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- sheet
- ground
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は履物底の接地底、詳しく
は主としてマラソン、ジョギング等の如き、ランニング
用の運動靴の靴底に最適の軽量な接地底の改良に関す
る。
は主としてマラソン、ジョギング等の如き、ランニング
用の運動靴の靴底に最適の軽量な接地底の改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の主としてランニング用に好適な運
動靴は靴底が軽量となるよう、主として接地底の改良が
提案されていた。例えば軽量な合成繊維、或いは天然繊
維若しくは合成繊維の不織布のみ、またはその外表面に
ポリウレタン樹脂の被膜を設けたシート等の外表面に合
成樹脂の滑り止め突起を多数結合した接地底があった。
これら接地底はその織布、編布若しくは不織布のシート
に合成樹脂の被膜を設けたもの、或いは更にこれらのも
のの外表面に印刷被膜が施されているため、前記シート
内の空気の排出や合成樹脂の浸透性が損なわれ、前記被
膜或いは印刷被膜と多数の滑り止め突起の底面の間に介
在していた空気を排除できないし、かつまた滑り止め突
起と同じ合成樹脂がシート内に浸透し難いので滑り止め
突起とシートの結合が損なわれる欠陥があった。
動靴は靴底が軽量となるよう、主として接地底の改良が
提案されていた。例えば軽量な合成繊維、或いは天然繊
維若しくは合成繊維の不織布のみ、またはその外表面に
ポリウレタン樹脂の被膜を設けたシート等の外表面に合
成樹脂の滑り止め突起を多数結合した接地底があった。
これら接地底はその織布、編布若しくは不織布のシート
に合成樹脂の被膜を設けたもの、或いは更にこれらのも
のの外表面に印刷被膜が施されているため、前記シート
内の空気の排出や合成樹脂の浸透性が損なわれ、前記被
膜或いは印刷被膜と多数の滑り止め突起の底面の間に介
在していた空気を排除できないし、かつまた滑り止め突
起と同じ合成樹脂がシート内に浸透し難いので滑り止め
突起とシートの結合が損なわれる欠陥があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の接地底は前述
の従来の製造法に係る接地底の欠陥を克服しようとする
ものであって、前述の接地底のシートと各滑り止め突起
体の結合を良くするためにこれらの間に介在していた空
気を除去するとともに、各突起体とシートとの接着面積
を拡大してこれらの結合を強化しかつ、強靭で外観体裁
を良くした靴底の提供を課題とする。
の従来の製造法に係る接地底の欠陥を克服しようとする
ものであって、前述の接地底のシートと各滑り止め突起
体の結合を良くするためにこれらの間に介在していた空
気を除去するとともに、各突起体とシートとの接着面積
を拡大してこれらの結合を強化しかつ、強靭で外観体裁
を良くした靴底の提供を課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、合成繊維若しくは天然繊維でなる織布、
編布若しくは不織布のシート１の外表面に所望の意匠３
を印刷し同じく該外表面における所定部位に複数個の合
成樹脂の滑り止め突起体２、２を結合した接地底ａにお
いて、該接地底ａに前記各滑り止め突起２を結合前に穿
設してなる多数の小透孔４、４の一部に前記各滑り止め
突起体２の脚部を嵌合形成してなることを新規な手段と
するものである。
決するために、合成繊維若しくは天然繊維でなる織布、
編布若しくは不織布のシート１の外表面に所望の意匠３
を印刷し同じく該外表面における所定部位に複数個の合
成樹脂の滑り止め突起体２、２を結合した接地底ａにお
いて、該接地底ａに前記各滑り止め突起２を結合前に穿
設してなる多数の小透孔４、４の一部に前記各滑り止め
突起体２の脚部を嵌合形成してなることを新規な手段と
するものである。
【０００５】
【作用及び効果】本発明の接地底ａは合成繊維若しくは
天然繊維の織布若しくは不織布のシートの外表面に多数
のポリウレタン樹脂の滑り止め突起体２、２を有するも
のであるから軽量で滑り止めがよいのでランニングスピ
ードの助長に寄与できる。また接地底ａは多数の小透孔
４、４を穿設しているので、各滑り止め突起体２の底面
と前記シート１の間に介在していた空気或いは前記シー
ト１の組織内に介在していて合成樹脂のラミネート被膜
等により、排出ができなくなった空気を幾つかの小透孔
４、４から排除できるのみならず、前記小透孔４、４の
幾つかのもの内に各突起体２を形成するポリウレタン樹
脂が侵入し、前記各滑り止め突起体２とシート１の結合
を一層強化できる。また各滑り止め突起体２と接してい
ない各多数の小透孔４はシート１引いては当該接地底を
備えた運動靴等の軽量性及び弾性の向上に寄与できる。
更にまた前記シート１の表面に印刷等による意匠３を施
しているので該接地底の靴底を備えた運動靴等の外観体
裁を良くしその商品価値を高めることが出来る。
天然繊維の織布若しくは不織布のシートの外表面に多数
のポリウレタン樹脂の滑り止め突起体２、２を有するも
のであるから軽量で滑り止めがよいのでランニングスピ
ードの助長に寄与できる。また接地底ａは多数の小透孔
４、４を穿設しているので、各滑り止め突起体２の底面
と前記シート１の間に介在していた空気或いは前記シー
ト１の組織内に介在していて合成樹脂のラミネート被膜
等により、排出ができなくなった空気を幾つかの小透孔
４、４から排除できるのみならず、前記小透孔４、４の
幾つかのもの内に各突起体２を形成するポリウレタン樹
脂が侵入し、前記各滑り止め突起体２とシート１の結合
を一層強化できる。また各滑り止め突起体２と接してい
ない各多数の小透孔４はシート１引いては当該接地底を
備えた運動靴等の軽量性及び弾性の向上に寄与できる。
更にまた前記シート１の表面に印刷等による意匠３を施
しているので該接地底の靴底を備えた運動靴等の外観体
裁を良くしその商品価値を高めることが出来る。
【０００６】
【実施例】本発明の靴底の接地底ａは、これを図面に従
ってその代表的な実施例を示すと以下の通りである。即
ち本発明に係る接地底ａは図１及び図２等で示されてい
るように、合成繊維若しくは天然繊維でなる織布、編布
若しくは不織布のシートの一該表面に比較的耐摩耗性の
よいポリウレタン樹脂若しくはポリアミド樹脂又はポリ
エステル樹脂等の溶液を付着例えば塗布、コーティン
グ、ティッピング或いはポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂又はポリエステル樹脂等の如き合成樹脂のフイルム
でラミネート等の加工を施すか、前記加工等を施さない
でシート１を形成する。前記シート１を形成する合成繊
維或いは天然繊維は前記合成樹脂又は後記の各滑り止め
突起体２を形成する合成樹脂と同種の又は接着性の良い
繊維を用いれば良い。次に図３で示すように、前記シー
ト１は前記一外表面側に、公知の印刷の手段、例えば転
写インクで所望色彩や模様又はこれらの組合せでなる意
匠を熱転写、捺染印刷若しくはシルク印刷等を用いて表
示することができる。前述印刷例えば熱転写手段を用い
る場合は熱可塑性の合成繊維でなる織布、編布若しくは
不織布のシート１を用いればよい。
ってその代表的な実施例を示すと以下の通りである。即
ち本発明に係る接地底ａは図１及び図２等で示されてい
るように、合成繊維若しくは天然繊維でなる織布、編布
若しくは不織布のシートの一該表面に比較的耐摩耗性の
よいポリウレタン樹脂若しくはポリアミド樹脂又はポリ
エステル樹脂等の溶液を付着例えば塗布、コーティン
グ、ティッピング或いはポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂又はポリエステル樹脂等の如き合成樹脂のフイルム
でラミネート等の加工を施すか、前記加工等を施さない
でシート１を形成する。前記シート１を形成する合成繊
維或いは天然繊維は前記合成樹脂又は後記の各滑り止め
突起体２を形成する合成樹脂と同種の又は接着性の良い
繊維を用いれば良い。次に図３で示すように、前記シー
ト１は前記一外表面側に、公知の印刷の手段、例えば転
写インクで所望色彩や模様又はこれらの組合せでなる意
匠を熱転写、捺染印刷若しくはシルク印刷等を用いて表
示することができる。前述印刷例えば熱転写手段を用い
る場合は熱可塑性の合成繊維でなる織布、編布若しくは
不織布のシート１を用いればよい。
【０００７】更に図４及び図５等で示されているように
本発明に係る接地底ａのシート１は更に前記シート１に
意匠３を印刷した後に、主として接地底ａの全てにわた
り少なくとも後述の接地底ａの各滑り止め突起体２の底
面積より小さく、かつシート１の強度を低下せしめない
程度の多数の小透孔４、４を穿設している。これら多数
の小透孔４、４は所謂ニードルパンチ方式又は小さな針
を植設したロール等で押圧して穿設等の公知の穿孔手段
を用いればよい。なお前記各小透孔４中における各滑り
止め突起体２の底面と接しない小透孔４、４は、降雨時
又は地面に水分を含んでいるとき、前記水分の侵入を余
儀なくされる。然しながら完成した運動靴等は前記接地
底上にミッドソール、芯底（パッキングともいう）、及
び中底等を積層している、従って前記運動靴等は、その
甲被内に水分等を侵入せしめる恐れはない。
本発明に係る接地底ａのシート１は更に前記シート１に
意匠３を印刷した後に、主として接地底ａの全てにわた
り少なくとも後述の接地底ａの各滑り止め突起体２の底
面積より小さく、かつシート１の強度を低下せしめない
程度の多数の小透孔４、４を穿設している。これら多数
の小透孔４、４は所謂ニードルパンチ方式又は小さな針
を植設したロール等で押圧して穿設等の公知の穿孔手段
を用いればよい。なお前記各小透孔４中における各滑り
止め突起体２の底面と接しない小透孔４、４は、降雨時
又は地面に水分を含んでいるとき、前記水分の侵入を余
儀なくされる。然しながら完成した運動靴等は前記接地
底上にミッドソール、芯底（パッキングともいう）、及
び中底等を積層している、従って前記運動靴等は、その
甲被内に水分等を侵入せしめる恐れはない。
【０００８】前記のシート上に多数の滑り止め突起体を
設ける接地底を成形する場合は特許出願公開平成１年３
１０６０１号発明を利用すればよい。
設ける接地底を成形する場合は特許出願公開平成１年３
１０６０１号発明を利用すればよい。
【図１】本発明の靴底の接地底の主要構成部の一つであ
る合成繊維若しくは天然繊維の不織布のシートの拡大横
断面略図である。
る合成繊維若しくは天然繊維の不織布のシートの拡大横
断面略図である。
【図２】同じく不織布のシートの別実施例に係る拡大横
断面略図である。
断面略図である。
【図３】本発明の靴底の接地底の主要構成部材での一つ
である不織布のシートの一外表面に意匠を印刷したもの
の拡大横断面略図である。
である不織布のシートの一外表面に意匠を印刷したもの
の拡大横断面略図である。
【図４】前記一外表面に意匠を印刷したものの一外表面
側の平面略図である。
側の平面略図である。
【図５】前記一外表面に意匠を印刷したものに更に多数
の透孔を穿設したものの拡大横断面略図である。
の透孔を穿設したものの拡大横断面略図である。
【図６】本発明に係る靴底の接地底の拡大横断面略図で
ある。
ある。
【図７】同じくその多数の滑り止め突起を設けた外表面
側を示す平面略図である。
側を示す平面略図である。
【図８】本発明の靴底の接地底を備えた運動靴の側面図
である。
である。
ａ 靴底の接地底 １ シート ２ 滑り止め突起体 ３ 意匠 ４ 小透孔 ５ 被膜
Claims (1)
- 【請求項１】合成繊維若しくは天然繊維でなる織布、編
布若しくは不織布のシートの外表面に所望の意匠３を印
刷し同じく該外表面における所定部位に複数個の合成樹
脂の滑り止め突起体２、２を結合した接地底ａにおい
て、該接地底ａに前記各滑り止め突起体２の結合前に穿
設してなる多数の小透孔４、４の一部に前記各滑り止め
突起体２の脚部を浸透形成してなることを特徴とする、
靴底の接地底。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072625A JP2584403B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 靴底の接地底 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072625A JP2584403B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 靴底の接地底 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06284905A JPH06284905A (ja) | 1994-10-11 |
| JP2584403B2 true JP2584403B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=13494763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5072625A Expired - Fee Related JP2584403B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 靴底の接地底 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584403B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9848673B2 (en) | 2015-01-16 | 2017-12-26 | Nike, Inc. | Vacuum formed knit sole system for an article of footwear incorporating a knitted component |
| US9820530B2 (en) | 2015-01-16 | 2017-11-21 | Nike, Inc. | Knit article of footwear with customized midsole and customized cleat arrangement |
| US9775401B2 (en) | 2015-01-16 | 2017-10-03 | Nike, Inc. | Sole system for an article of footwear incorporating a knitted component with a one-piece knit outsole |
| US10568383B2 (en) | 2015-01-16 | 2020-02-25 | Nike, Inc. | Sole system for an article of footwear incorporating a knitted component with a one-piece knit outsole and a tensile element |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5913845A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 貯湯式電気温水器の制御装置 |
| JPH01310601A (ja) * | 1988-06-08 | 1989-12-14 | Asics Corp | 靴底の製造法 |
| JPH0326179U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-18 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5072625A patent/JP2584403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06284905A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |